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記事一覧 (03/29)【狙い場・買い場】資生堂は14年3月期に円安効果で収益向上
記事一覧 (03/29)【狙い場・買い場】カナモト公共投資増加追い風に今期業績上振れの可能性
記事一覧 (03/28)【狙い場・買い場】パイロットは株式分割・実質増配の権利取りをテコに低PER修正余地
記事一覧 (03/28)【狙い場・買い場】下値切り上げる帝人、今3月期を底に来期業績回復を期待
記事一覧 (03/28)【狙い場・買い場】ティー・ワイ・オーは収益構造が改善、TV−CM制作の強さ発揮で株価割安
記事一覧 (03/28)【狙い場・買い場】SJIの今期営業利益2.6倍、子会社が寄与、好チャート
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】ゲンキーは業績下方修正で悪材料出尽くし下げ過ぎ訂正に再発進
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤは震災復興、老朽化インフラ補修が追い風、株式分割
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリーの前2月期は上振れの可能性、今期も好調見通し
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】クロス・マーケティングは主力のネットリサーチ好調で2ケタ増益、株価は再動意のタイミング
記事一覧 (03/26)【狙い目・買い目】ユニバーサル園芸社はPBR低く連騰を深追いせず注目
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】新日本建設は3Qの伸び悩み業績を織り込み値ごろ割安株買いが再燃
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】日本ライフラインは医療機器の規制緩和で追い風が強まる
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】星光PMCはセルロースナノファイバーは期待の材料、好利回り魅力も
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】東映アニメーションは今期増配、ソーシャルゲーム事業好調、株価上昇トレンド
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】東京個別指導学院の中期計画に注目、教育追い風に株価に動意
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】ネットワークバリューコンポネンツはクラウド拡大で大幅増益、上げ足加速
記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】ヨコレイは今9月期営業利益2.8倍、06年以来の4ケタも
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2013年03月29日

【狙い場・買い場】資生堂は14年3月期に円安効果で収益向上

狙い場・買い場 資生堂<4911>(東1)に注目したい。株価は今期(13年3月期)の業績悪化を織り込み済みで、来期(14年3月期)の業績改善を期待する形で出直り歩調の展開である。

 今期連結業績見通しは1月31日に2回目の減額修正を発表して、売上高が前期比0.3%減の6800億円、営業利益が同37.4%減の245億円、経常利益が同35.3%減の255億円、純利益が同27.7%減の105億円としている。国内化粧品事業が低調なことに加えて、中国市場の売上が日本製品に対する不買行動の影響などで想定を大幅に下回る模様だ。また生産・研究開発拠点再編に伴って固定資産減損損失を計上する。なお想定為替レートは年間ベースで1米ドル=79円80銭、1ユーロ=102円60銭、1中国人民元=12円70銭としている。足元の円高修正の動きはプラス要因だろう。

 来期(14年3月期)の連結業績については円高修正メリット、海外での「グローバルメガブランド」戦略6ブランドの育成効果などに加えて、鎌倉工場の閉鎖とベトナム工場への生産移管、基礎と製品の研究所統合、人件費削減などの構造改革の寄与が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、1月中旬の1200円台後半から一旦は反落したが、すぐに切り返した。3月11日には1372円まで上値を伸ばして1月8日と15日の1287円を突破した。その後も概ね戻り高値圏の1300円台で推移している。今期減額修正を織り込んで来期の業績改善に対する期待感を強める動きだろう。3月27日の終値1330円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS26円38銭で算出)は50倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS729円89銭で算出)は1.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均がサポートラインとなって出直り歩調の展開である。指標面では高配当利回りが支援材料だろう。来期の業績改善に対する期待感で、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開だろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】カナモト公共投資増加追い風に今期業績上振れの可能性

狙い場・買い場 建設機械レンタル大手のカナモト<9678>(東1)に注目したい。老朽化インフラの点検・補修・更新関連工事など公共投資増加を追い風として、今期(13年10月期)業績の上振れの可能性が高く、中期的にも収益拡大が予想される。株価は水準を大幅に切り上げたが、さらに上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期第1四半期(12年11月〜13年1月期)の連結業績は、売上高が前年同期比37.2%増、営業利益が同67.5%増、経常利益が同77.0%増、純利益が同84.5%増の大幅増収増益だった。震災復旧・復興関連を中心として公共投資の増加が追い風だった。子会社化したユナイト(道路用建設機械レンタル・道路工事)の連結も寄与した。

 通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比15.1%増の991億50百万円、営業利益が同10.7%増の71億20百万円、経常利益が同9.7%増の65億10百万円、純利益が同10.8%減の31億90百万円としている。純利益については負ののれん発生益一巡が影響するが、震災関連の復旧・復興・瓦礫処理・除染工事、北海道新幹線関連工事、首都圏の防災・減災関連工事など、12年度大型補正予算と13年度予算での公共投資増加が追い風であり、関東以西への営業拠点新設も寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が28.9%、営業利益が54.5%、経常利益が59.2%、純利益が67.4%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、右肩上がりの展開が続いて水準を大幅に切り上げた。足元では第1四半期業績の高進捗率を評価して上げ足を加速する展開となり、3月15日と19日には2149円まで上値を伸ばしている。その後一旦は上げ一服の形だったが、3月27日には2110円まで急騰する場面があった。3月27日の終値2096円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円16銭で算出)は21〜22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1221円56銭で算出)は1.7倍近辺である。

 足元で上げ足を加速したため、週足チャートで見るとやや過熱感を強めているが、13週移動平均線がサポートラインだろう。また日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して再動意の形となった。今期増額修正の可能性が支援材料であり、上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:34 | 注目銘柄
2013年03月28日

【狙い場・買い場】パイロットは株式分割・実質増配の権利取りをテコに低PER修正余地

狙い場・買い場 パイロットコーポレーション<7846>(東1)は、25日移動平均線水準での三角保ち合いに煮詰まり感を強めており、今年6月30日割り当ての株式分割や今12月期の創業95周年の大幅記念配当を見直し、割安修正買いが再燃する展開が有力である。今年2月12日につけた昨年来高値27万円は、2007年末に実施した株式分割後の高値となっており、権利埋めに弾みをつける値幅効果も期待される。

 株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い同社株式の売買単位を100株とする単元株制度を採用するために実施するもので、1株を100株に分割する。この株式分割に伴い今期配当は、中間期・期末とも記念配当500円を上乗せして各1500円、年間3000円としていたが、15円に修正、年間30円(前期実績は分割落ち前で2000円)に実質増配する。

 同社は業績も好調に推移している。前12月期業績は、今年1月の上方修正値を上回って期初の連続減益予想が大きく増益転換して着地し、今期も続伸を予想している。消えるボールペン「フリクション」シリーズの販売が好調に推移し、米州ではゲルインキボールペンの定番商品「G−2(ジーツー)」が前期に過去最高の販売実績となり、円高修正やグループ全体で取り組む販管費などのコストダウンの寄与が要因となる。今期純利益は、前期の生産拠点統合に伴う減損損失計上が一巡し45億円(前期比20%増)と連続の2ケタ増益を見込んでいる。

 PERは12倍台と割安であり、信用取組も薄めながら逆日歩のつく好需給となっており、上値追いをサポートしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:25 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】下値切り上げる帝人、今3月期を底に来期業績回復を期待

狙い場・買い場 帝人<3401>(東1・売買単位1000株)の株価は昨年来高値297円に対し約25%下の220円台にある。日足チャートでは200円前後をじっくり固めた上で目立たぬ動きながら下値を切上げている。

 今3月期は前期比13.4%減収、営業利益58.9%減益の見通し。配当は2円減配して年4円とする。海外比率が約4割あり、欧州経済不振の影響が響いた。しかし、株価にはそうとう織り込んでいるものとみられる。むしろ、2014年3月期は円安の効果も見込まれ業績は回復が予想される。

 1株当純資産299.5円の実力にも注目すれば、まもなく14年3月期を織り込む相場展開から仕込み場といえるだろう。(甘栗)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:41 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ティー・ワイ・オーは収益構造が改善、TV−CM制作の強さ発揮で株価割安

狙い場・買い場 ティー・ワイ・オー<4358>(JQS)に注目したい。TV−CM制作事業を主力として、WEB広告などのマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算の海外子会社の連結除外が完了して収益構造が改善し、株価は好業績見通しを評価する形で水準を切り上げている。

 3月13日発表の今期(13年7月期)第2四半期累計(12年8月〜13年1月期)連結業績は、売上高が前年同期比4.7%増、営業利益が同5.9%増、経常利益が同55.3%増、純利益が同3.7倍だった。不採算の海外子会社の連結除外が減収要因だったが、主力のTV−CM制作事業の好調が牽引した。また営業外費用のシンジケートローン手数料減少が寄与して、経常利益と純利益は大幅増益だった。

 通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比3.5%増の250億円、営業利益が同10.5%増の16億円、経常利益が同28.0%増の14億円、純利益が同37.5%減の7億円としている。純利益は繰延税金資産計上効果が一巡して減益見込みだが、TV−CM制作事業が堅調であり、不採算の海外子会社の連結除外や、収益管理徹底などの施策も寄与して営業損益が改善する見込みだ。デルフィスとの合弁による新興国地域での日系企業に対する広告サポート事業も期待されるだろう。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.5%、営業利益が51.1%、経常利益が53.9%、純利益が67.4%と概ね順調な水準である。景気が回復傾向を強めていることを考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、2月4日に134円を付けた後に一旦は反落して2月15日の111円まで調整する場面があったが、すぐに切り返して3月11日には戻り高値となる136円まで上値を伸ばした。今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月27日の終値129円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円72銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS58円32銭で算出)は2.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。上昇トレンドの形だろう。月足チャートで見ても底練りから脱してトレンド好転の動きを強めている。収益構造の改善を評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。08年9月の138円は射程圏であり、08年8月の157円が視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:13 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】SJIの今期営業利益2.6倍、子会社が寄与、好チャート

狙い場・買い場 システム開発のSJI<2315>(JQS)に注目したい。株価は出遅れ感が強く、水準訂正で出直りが期待されそうだ。

 今期(13年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比34.4%増の280億円、営業利益が同2.6倍の30億円、経常利益が同36.3%増の25億円、純利益が同62.3%減の3億円としている。中国事業を強化するため12年7月に子会社化したSinoCom(香港市場上場)の7〜9月期業績が第3四半期(10〜12月期)連結業績から反映し、SinoCom買収費用や採用増に伴う販管費増加などを吸収して営業損益の改善を見込んでいる。純利益は繰延税金資産取り崩しによる法人税増加がマイナス要因となる模様だ。第3四半期累計(4〜12月期)の状況を見ると、国内のシステム開発事業では金融機関向け大型案件の受注が遅れ、海外の石油化学エンジニアリングサービス事業では顧客都合により検収遅れが発生している模様だが、海外のシステム開発事業でのオフショア開発が順調な模様である。

 中期戦略として、医療カルテシステムや人工透析支援システムなど、成長期待が強い医療情報システム分野を強化しており、昨年12月27日には介護システム事業のCare Online社を子会社化することも発表している。連携を強化して受注拡大を図る方針だ。

 株価の動きを見ると、3月に入って水準を切り上げる動きを強め、3月11日には1万1600円まで上値を伸ばして、1月29日の1万990円を上抜けた。その後は上げ一服の形だが、1万円台を維持している。3月27日の終値1万120円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS363円25銭で算出)は28倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間200円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万6484円66銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して再動意のタイミングのようだ。出遅れ感も強いだけに、水準訂正で出直りの動きを強める展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:47 | 注目銘柄
2013年03月27日

【狙い場・買い場】ゲンキーは業績下方修正で悪材料出尽くし下げ過ぎ訂正に再発進

狙い場・買い場 ゲンキー<2772>(東1)は、今年1月18日に今6月期業績の下方修正を発表、前期の過去最高純利益からの減益転換率を悪化させ、株価も窓を開けて下ぶれたが、悪材料出尽くし感を強めてこの窓を大きく埋めて下値を切り上げている。移動平均線も、13週線が26週線を下から上抜くゴールデンクロス(GC)を示現しており、昨年3月に同GCを示現したときには900円幅の急伸を演じたテクニカル的な再現思惑も後押し、PER9倍台、PBR0.9倍の下げ過ぎ訂正に弾みをつける展開が想定される。

 この下げ過ぎ訂正は、同社の業績下方修正が、同社固有の事情によることが働いていることも要因となっている。同社は、昨年7月末に低価格販売によりいっそう注力するために、ポイントカード制度を昨年8月末で廃止することを発表、ポイント保有の顧客に使用促進を喚起、当初の予想を上回るポイントカード使用に対応して、第2四半期に約3億6000万円の販管費を計上したことが主要因となった。このため6月通期業績は、期初予想より売り上げを40億3500万円、経常利益を6億円、純利益を1億4100万円それぞれ引き下げ、純利益は、7億5900万円(前期比33%減)と前期の過去最高から大幅減益転換する。

 この間、新期出店を17店舗計画するとともに、自社開発商品「G−PRICEシリーズ」も400品目を超えたが、ポイント制度廃止により既存店舗の顧客数も減少して売り上げが伸び悩み、月次売上高も昨年10月以降、前年同月比マイナスで推移した。

 この業績、月次売上高伸び悩み推移に対して株価は逆に底上げ、今期業績の下方修正で突っ込んだ1810円安値から売り方の買い戻しも交錯し400円弱のリバウンドをした。この株価水準は、昨年4月の昨年来高値2731円からポイント制度廃止でつけた9月安値1680円まで下げた調整幅の3分の1戻しに相当する。下げ過ぎ訂正でさらに半値戻し、3分の2戻しへとトライしよう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:37 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤは震災復興、老朽化インフラ補修が追い風、株式分割

狙い場・買い場 エスアールジータカミヤ<2445>(東2)に注目したい。今期(13年3月期)好業績見通しや上振れの可能性を評価して、株価は強基調の展開が期待されるだろう。

 足場部材など建設用仮設機材のレンタル・販売を主力として、産業用・住宅用太陽電池設置架台や、大手住宅メーカーと共同開発した住宅用制振装置なども強化している。震災復興工事、老朽化インフラ補修・更新工事、建物耐震化工事、太陽光発電設置工事などの増加が追い風である。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.3%増の256億円、営業利益が同51.3%増の15億70百万円、経常利益が同20.3%増の13億円、純利益が同7.3%減の7億円としている。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益見込みだが、復興関連工事や耐震補強関連工事が好調であり、子会社ホリーの住宅用太陽光発電パネル設置架台や住宅用制振装置なども寄与して大幅営業増益の見込みとしている。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が79.1%、営業利益が68.4%、経常利益が77.6%、純利益が76.3%である。公共工事関連が第4四半期(1〜3月期)偏重という点を考慮すれば高水準であり、通期上振れの可能性があるだろう。

 なお2月21日に株式分割を発表している。3月31日を基準日(効力発生日4月1日)として1株を2株に分割する。

 株価の動きを見ると、今期好業績見通しを評価して水準を切り上げる展開が続いている。足元では上げ足を加速して07年12月の1010円を一気に突破した。3月18日には1320円まで上値を伸ばしている。株式分割発表も好感した動きだろう。3月26日の終値1210円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS65円31銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS585円08銭で算出)は2.1倍近辺である。

 3月中旬に急騰したため目先的には過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。国土強靭化計画や太陽光発電などテーマ性は豊富であり、中期的な収益拡大期待が高まっている。07年12月の高値を突破したことで先高観も強めているだろう。短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリーの前2月期は上振れの可能性、今期も好調見通し

狙い場・買い場 トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)に注目したい。関東圏を中心に、総合リユースショップや服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)業績に上振れの可能性があり、好業績を評価して株価は12年8月の戻り高値を突破する動きを強めている。

 前期の業績(非連結)見通しについては、売上高が前々期比14.2%増の82億31百万円、営業利益が同7.1%増の6億11百万円、経常利益が同3.7%増の6億17百万円、純利益が同14.7%増の3億39百万円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.4%、営業利益が82.2%、経常利益が82.7%、純利益が84.7%と高水準だったため上振れの期待が高まっている。月次の売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年2月は全店が104.5%、既存店が96.3%だった。2月は閏年だった前年に比べて営業日数が1日減少したことが影響した模様だが、12年3月〜13年2月累計で見ると全店が110.7%、既存店が100.9%であり、好調を維持している模様だ。

 今期(14年2月期)についても、リユース市場の拡大が追い風であり、出店エリア拡大と新規出店加速の効果に加えて、原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売抑制などで売上総利益率が改善傾向を強めているため、収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、年初に1000円台を回復して出直り歩調の展開である。3月25日には1239円まで上昇して12年8月の戻り高値1258円に接近した。好業績見通しを評価する動きだろう。3月26日の終値1215円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS123円50銭で算出)は9〜10倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS630円60銭で算出)は1.9倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。12年8月の戻り高値1258円は射程圏であり、これを突破して上値追いの展開が期待されそうだ。4月12日予定の前期決算発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】クロス・マーケティングは主力のネットリサーチ好調で2ケタ増益、株価は再動意のタイミング

狙い場・買い場 クロス・マーケティング<3629>(東マ)に注目したい。ネットリサーチ事業を主力として、ITソリューション事業も展開している。株価は高値圏でやや乱高下しているが、好業績見通しを評価する動きが期待されるだろう。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.0%増の63億20百万円、営業利益が同26.6%増の7億02百万円、経常利益が同20.5%増の7億円、純利益が同27.3%増の3億98百万円としている。セグメント別には主力のネットリサーチ事業が同14.7%増収、ITソリューション事業が同19.4%増収を見込んでいる。積極的な事業投資・人員投資に伴って人件費などが増加するが、取引社数や案件数は増加基調の模様である。なお配当予想は年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、株式2分割前の前期との比較で実質増配となる。

 重点戦略として、新規顧客開拓や新商材開発などにより、マーケティングリサーチ市場でのシェア拡大とソリューション領域の拡大を推進する方針だ。ネット選挙が今夏予定の参院選から全面解禁の見通しであり、ビジネスチャンスが広がりそうだ。また海外については中国(上海市)を拠点として、東アジア地域への展開を強化する模様だ。

 株価の動き(2月18日を効力発生日として1株を2株に株式分割)を見ると、1月に500円近辺から1400円近辺まで急騰し、その後は2月19日に910円まで調整して3月6日に1600円まで上値を伸ばすなど、やや乱高下する展開となっている。足元では1100円台で推移してやや調整局面のようだ。3月26日の終値1116円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS67円24銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS337円26銭で算出)は3.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、足元では25日移動平均線を割り込んでやや調整局面のようだ。ただし週足チャートで見ると13週移動平均線が追い付いて、再動意のタイミングが接近しているようだ。今期好業績見通しに加えて、ネット選挙などのテーマ性もあるだけに、短期調整が一巡して上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | 注目銘柄
2013年03月26日

【狙い目・買い目】ユニバーサル園芸社はPBR低く連騰を深追いせず注目

狙い場・買い場 ユニバーサル園芸社<6061>(JQS)=100株=は観葉植物レンタルの大手。26日で4日連続の高値更新となり、終値は2799円(69円高)と伸び上がったため、目先は深追いを避けたい状況。しかし、業績は好調で、株価はPER11倍台、PBR0.7倍台と割安感が強く、反落場面があれば絶好の仕込み妙味といえる。

 同社株は、この4月で上場1周年。もともと大阪地盤のため、今6月期の業績は、首都圏での拡大が寄与する形で2ケタ増益の見込み。大和ハウス工業<1925>(東1)グループとの提携で、ビルの屋上や壁面の緑化などにも展開が急だ。観葉植物のレンタル事業も、「アベノミクス」効果によって余裕の出てきた企業などがビル内に植物を置く需要を強める傾向が期待されている。植物の管理技術は、TPPに加入した場合の農業強化に関連するとの期待もある。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:44 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】新日本建設は3Qの伸び悩み業績を織り込み値ごろ割安株買いが再燃

狙い場・買い場 新日本建設<1879>(東1)は、今年2月8日に発表した今3月期第3四半期(3Q)の伸び悩み業績を嫌って200円台を試す下値調整となったが、織り込み済みとして25日移動平均線をクリアしてきており、低位値ごろ割安株買いの再燃からなお上値余地が見込める。昨年12月につけた昨年来高値280円更新から2011年3月高値320円を目指そう。

 明27日に戸建住宅とマンションを分譲する同業態のタマホーム<1419>(東1)が東証第1部、さらに4月9日にはサンヨーホームズ<1420>(東2)が東証第2部にそれぞれ新規株式公開(IPO)を予定、高人気化が観測されていることも比較感を高めよう。

 同社の3Q業績は、前年同期比21%減収、75%経常減益、76%純益減益と減収減益転換した。建設事業の売り上げは選別受注を進め、開発事業の売り上げは、新規マンションの契約は順調に推移したが、物件の引き渡しが第4四半期(4Q)に集中することで、減収減益となった。3月通期業績は、4Q集中で売り上げ、利益が拡大する季節的変動から期初予想を据え置き、純利益は、16億円(前期比8%増)と増益転換を見込んでいる。

 株価は、今期第2四半期累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したことをテコに昨年来高値まで8割高し、3Q伸び悩み業績が響いて半値押し水準まで調整、この安値から出直ってきた。

 新日本建設のPERは9倍台、PBR0.5倍と割安であり、同じく公開価格がPER9倍台のタマホームも、明27日のIPOでは、今年に入ってからのIPO市場の一段の大活況を背景に高人気化が必至とみられている。つれて新日本建設の連動高も想定範囲内となり、前日の下値での待ち伏せ買いも妙味十分となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
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【狙い場・買い場】日本ライフラインは医療機器の規制緩和で追い風が強まる

狙い場・買い場 日本ライフライン<7575>(JQS)が快調な上げ足を見せている。同社は主に心臓用医療機器の販売、製造を行っている。不整脈の治療に用いられる心臓ペースメーカー、ICD(植込み型除細動器)などのリズムデバイス。不整脈の検査などに用いられるEP(電気生理用)カテーテル及び不整脈の治療に用いるアブレーションカテーテルなどのEP/アブレーションが主力。

 膨れ上がる国民の医療費負担を抑制するため、医療機器に関する規制を緩和する「医療機器普及促進法」が今国会に提出される見込み。法案の原案では、医療機器の研究開発と普及に向け、法整備や財政、税制上の措置を行うことを国に義務づけた。

 そのうち、医療機器の承認の迅速化については、医療技術の進歩で利用が増えている同社が得意とするペースメーカーやカテーテルなどが取上げられている。これらは薬事法で製造許可や認証などが厳しく規制され、結果的に高価格となる海外製品を購入していることが、医療費負担の上昇を招いているとして、製造販売に必要な承認の迅速化を図るほか、患者の安全性を確保するため医療機器を扱う医師の研修を充実する。高齢化の進展や食生活の欧米化等の要因から、同社の得意とする循環器疾患者は今後増加傾向をたどることが予想されており、今回の規制緩和は同社の中期展望に明るさを加えることになる。

 今2013年3月期は営業利益9億2300万円(前期11億4700万円)と停滞するが、中期的には十分な成長が見込める。今期末に25円の高配当を行うことで、27日の配当落ち以降、若干個緩む場面も考えられるが、そこは絶好の買い場になる。(株式評論家・隆盛)

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【狙い場・買い場】星光PMCはセルロースナノファイバーは期待の材料、好利回り魅力も

狙い場・買い場 製紙用薬品でトップクラスの星光PMC<4963>(東1)は、期待材料を内包している好業績銘柄として注目したい。同社が京都大学などと製紙用パルプに含まれる植物由来の再生可能資源で、軽量・高強度の特徴をもつセルロースナノファイバー(CNF)を樹脂中に均一分散させることで、樹脂の強度を従来の3〜4倍に、熱による寸法変化を2割程度にまで抑える技術を開発したことが注目される。自動車用樹脂とのなじみ(相溶性)が悪く、これまで複合化が難しいとされてきたが、自動車重量の約9%(約110kg)を占める樹脂部材をCNF強化樹脂に置き換えることで20kg程度軽量化が可能となり、14年にもサンプル出荷の見通しで自動車の燃費向上が期待されている。

 足元の業績、世界的な景気停滞の影響を受けるものの、コスト削減と合理化が奏功し、13年3月期売上高は217億4000万円(前期比4.3%減)、営業利益は12億6000万円(同19.0%増)、経常利益は13億2000万円(同19.3%増)、純利益は8億4000万円(同2.4倍)を見込んでいる。海外連結子会社との決算期の統一を行うことから、決算期は3月31日から12月31日に変更となり、来期は13年12月期の9カ月変則決算になる。直近13年3月期第3四半期(10−12月)経常利益が前年同期比2.8倍の4億円(7−9月期は2億3200万円)と大幅増益だったことから、13年12月期業績も好調に推移しそうだ。

 株価は、2月6日に昨年来の高値400円と買われた後、25日移動平均線をサポートラインに3月6日高値389円と上昇。もみ合いから25日に398円と買い直され高値にあと2円と迫る場面も見られ、三角保ち合いを形成している。26日は3月期権利付き最終日となるが、配当12円(前期比3円減)を実施見通しで、配当利回り3.1%とソコソコある。PBR0.61倍と割り負け、権利落ち後も押し目優位に上値を試す可能性が高く、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)

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【狙い場・買い場】東映アニメーションは今期増配、ソーシャルゲーム事業好調、株価上昇トレンド

狙い場・買い場 アニメ大手の東映アニメーション<4816>(JQS)に注目したい。3月19日に今期(13年3月期)配当予想の増額修正を発表した。株価は足元で上げ一服の形だが、上昇トレンドを継続しているだろう。

 今期の連結業績見通しは1月31日に2回目の増額修正を発表して、売上高が前期比3.1%減の320億円、営業利益が同13.4%減の43億円、経常利益が同13.4%減の46億円、純利益が同11.2%減の28億円としている。12年4月開始の「聖闘士星矢ギャラクシーカードバトル」などソーシャルゲーム事業が好調であり、12月公開の映画「ワンピースフイルムZ」が前作を超えて過去最高の興行成績となったため、前回予想に対して減収減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が77.2%、営業利益が78.4%、経常利益が80.8%、純利益が84.0%と高水準であり、3回目の増額修正の可能性もあるだろう。なお配当予想については3月19日に修正を発表し、前回予想の年間30円に特別配当30円を増額して年間60円(期末一括)とした。

 株価の動きを見ると、短期的な調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続いている。3月12日には2590円まで上昇して08年3月、8月、9月の2500円を上抜けた。足元では利益確定売りが優勢となり、配当増額修正に対する反応も限定的で上げ一服の形だが、トレンド転換には至らないだろう。3月25日の終値2475円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円86銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は1.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって、上昇トレンドを継続しているようだ。適度に短期調整を挟んでいるためテクニカル面での過熱感がなく、今期3回目の増額修正の可能性もあり、好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。07年10月以来の3000円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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【狙い場・買い場】東京個別指導学院の中期計画に注目、教育追い風に株価に動意

狙い場・買い場 東京個別指導学院<4745>(東1)に注目したい。少子化の影響の少ない首都圏を中心に小中高校生向け個別指導学習塾を展開している。株価は教育関連の税制改正などを材料視して動意付く傾向を強めており、安倍晋三首相が掲げる教育改革関連としても有望だろう。

 前期(13年2月期)の業績(非連結)見通しについては、9月26日に増額修正して、売上高が前々期比4.3%増の131億18百万円、営業利益が同81.3%増の6億29百万円、経常利益が同78.5%増の6億30百万円、純利益が同2.8倍の3億71百万円としている。震災で中止していた春期講習会の再開、新規教室の開校、利便性向上のための教室移転やリニューアル、WEBマーケティングの強化、iPadを利用した映像学習の開始(12年11月から)などの効果で、在籍生徒数が順調に増加している模様だ。講師費用や新商品・サービス開発費用の増加などを吸収して、営業損益が大幅に改善する見込みだ。

 来期(14年2月期)については、引き続き新規教室開校効果などで在籍生徒数の増加が期待され、祖父母から孫へ教育資金を贈与する際の贈与税非課税措置(1500万円上限)が13年度の税制改正で成立すれば、追い風となりそうだ。受験準備などに向けたパッケージ料金設定など、新税制に対応した商品・サービスの導入を検討している模様だ。また中期計画では、親会社のベネッセコーポレーション<9783>との連携も強化して、17年2月期に売上高163億円、営業利益23億円を目標値として掲げている。

 株価の動きを見ると、教育資金贈与税の非課税措置を材料視して1月10日に288円、1月31日に273円まで急騰する場面があったが、反落して概ね220円〜240円近辺で推移している。ただし3月25日には272円まで急騰する場面があった。文部科学省が小学校での「外国語活動」を13年度には低学年でも英語を必修化する検討に入るとの報道が材料視されたようだ。3月25日の終値223円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS6円84銭で算出)は33倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS120円01銭で算出)は1.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺でモミ合う展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線が追い付いてきて、再動意のタイミングが接近しているように見える。教育関連の材料に敏感に反応する傾向を強めているうえに、4月上旬に決算発表を控えているため今期業績に対する思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ネットワークバリューコンポネンツはクラウド拡大で大幅増益、上げ足加速

狙い場・買い場 ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)に注目したい。ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を主力としている。株価は好業績見通しを評価する形で上げ足を加速しており、一段高の可能性もありそうだ。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。クラウドサービス市場の拡大を背景として、主力のネットワークソリューション事業ではクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品が好調に推移する見込みだ。新規取扱による商品ラインナップの充実も寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、やや上値の重い展開だったが3月に入って動意付き、12年6月の16万9000円を上抜いたことでフシ突破の形となった。足元では上げ足を一段と加速している。3月22日には25万5900円まで上昇して10年6月の24万9300円も突破する場面があった。3月25日の終値22万3000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は14〜15倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は7倍近辺となる。

 3月に入って14万円近辺から25万円台まで急騰したため、目先的には過熱感の強い印象だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。今期好業績見通しを評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。10年5月以来の30万円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ヨコレイは今9月期営業利益2.8倍、06年以来の4ケタも

狙い場・買い場 冷蔵倉庫大手のヨコレイ<2874>(東1)に注目したい。収益改善見通しを評価して株価は大幅に水準を切り上げた。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期(13年9月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比0.1%増の1112億円、営業利益が同2.8倍の30億円、経常利益が同2.4倍の30億円、純利益が同8.5倍の17億円としている。売上高は横ばいだが営業損益が大幅に改善する見込みだ。主力の冷蔵倉庫事業では北海道・喜茂別物流センターの本格稼働も寄与して、貨物取扱量が堅調に推移する見込みだ。また食品販売事業では、水産品や畜産品の市況低迷が続いているが、相場下落商材の在庫処分を前期中に完了していることに加えて、適正な在庫水準や回転率の向上に対する管理徹底で収益が大幅に改善する見込みとしている。通期予想に対する第1四半期(10〜12月期)の進捗率は売上高が27.1%、営業利益が40.4%、経常利益が43.2%、純利益が46.8%と高水準であり、早くも増額の可能性が高まっている。

 なお3月21日には、北海道・小樽市に「石狩第二物流センター(仮称)」を新設すると発表した。既設の石狩物流センターの隣接地に建設し、13年4月着工、14年4月竣工予定である。

 株価の動きを見ると、650円近辺のフシを突破して2月下旬以降は上げ足を加速した。3月12日には902円まで上昇して07年9月以来の900円台を回復した。2月12日発表の第1四半期業績が高進捗率だったことを評価する動きだろう。3月25日の終値871円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円85銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺となる。

 約1カ月で650円近辺から902円まで急騰したため目先的には過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。今期の収益改善見通しと増額の可能性が支援材料であり、指標面では依然としてPBR1倍割れ水準である。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。06年6月以来の1000円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】リオンは今期を増額、補聴器「リオネットマジェス」シリーズ好調、4ケタ相場へ

狙い場・買い場 補聴器首位のリオン<6823>(東1)に注目したい。医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開している。3月15日に今期(13年3月期)業績見通しの増額修正を発表した。好業績を評価して株価は強基調の展開である。

 今期連結業績見通しについては前回予想に対して、売上高を据え置いて前期比2.8%増の171億円、営業利益を1億円増額して同22.2%増の16億円、経常利益を2億円増額して同23.8%増の16億円、純利益を2億円増額して同60.4%増の9億円とした。医療機器事業において高付加価値の補聴器「リオネットマジェス」シリーズなどが好調なことに加えて、生産効率化効果なども寄与する模様だ。上期に停滞していた音響・振動計測器の官公庁案件については、下期に入って回復傾向を強めている模様だ。配当予想は前回予想から2円増額して年間22円(期末一括)とした。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き、足元では上げ足を速めている。3月18日には800円台に乗せて12年2月の825円を突破し、3月21日には893円まで上値を伸ばして06年12月の890円も突破した。今期増額修正を評価する動きだろう。3月25日の終値882円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円89銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1067円17銭で算出)は0.8倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的にはやや過熱感があるが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。指標面で見ると依然としてPBR1倍割れ水準であり、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。06年7月以来の1000円台は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年03月25日

【狙い場・買い場】トリドールは3Qの伸び悩み業績を織り込み下げ過ぎ訂正に再発進

狙い場・買い場 トリドール<3397>(東1)は、今年1月に発表した今3月期第3四半期(3Q)の伸び悩み業績に失望感を強め窓を開けて急落したが、大幅下方かい離した25日移動平均線をクリアし、上昇転換した5日移動平均線とゴールデンクロスしたことから、伸び悩み業績は織り込み済みとして下げ過ぎ訂正に再発進する展開を強めている。安倍連立政権でTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向け、農業の成長産業化に関連して日本食の海外展開の積極化が盛り込まれていたことも、株価復元をサポートする見込みである。

 同社の3Q業績は、前年同期比15%増収、1%経常減益、5%純益増益と増減マチマチで着地し、期初予想の3月通期業績対比の利益進捗率は、64〜70%と目安の75%を下回った。主力のセルスうどん店「丸亀製麺」を109店新規出店し670店舗と積極拡大したが、既存店売り上げが伸び悩み、朝食需要掘り起こしに向け朝営業を開始した費用増や海外展開の積極化経費などが重なり低利益進捗率にとどまった。

 海外展開では、昨年12月に韓国1号店、今年1月に台湾1号店、2月にロシア1号店、3月にインドネシア1号店をそれぞれオープン、これをキッカケに各国での積極的な店舗展開策を継続する。同社では、3Qの伸び悩み業績は前向きの費用増によるものとして3月通期業績は、期初予想を変更せず、純利益を36億5000万円(前期比19%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 なお「アベノミクス」による農業の成長産業化は、「和食」の世界文化遺産化などの国際展開でコンビニ店や外食産業の海外進出が積極化、同産業向けに「メイド・イン・ジャパン」の食材輸出が拡大するシナリオを描いており、海外展開に弾みをつける同社も、「アベノミクス」関連株の一角に位置付けられることになる。

 株価は、今年2月以来の1000円台回復となっているが、なおPERは10倍台と下げ過ぎを示唆している。今年1月に5日線と25日線がゴールデンクロスしたときも株価は、短期200円高しており、このときの戻り高値1162円奪回から昨年8月の株式分割落ち後高値1399円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
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