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記事一覧 (05/16)【狙い場・買い場】新日本建設は3期ぶりの増益転換業績で割安修正に逆張り余地
記事一覧 (05/16)【狙い場・買い場】クラリオンは自動車向けクラウドサービスにグーグル技術応用、2ケタ増益
記事一覧 (05/15)【狙い場・買い場】業績高変化のJVCケンウはダブル・ボトムから下げ過ぎ訂正に弾み
記事一覧 (05/15)【狙い場・買い場】北川鉄工所は高値抜け見込める好チャート、大幅増益で増配
記事一覧 (05/14)【狙い場・買い場】JVCケンウッドに低位出遅れ感、今期大幅増益で低PBR
記事一覧 (05/14)【狙い場・買い場】JFEシステムズは急伸後の値もち抜群、今期2ケタ増益
記事一覧 (05/14)【狙い場・買い場】インスペックは動意急、受注回復で業績に期待
記事一覧 (05/13)【狙い場・買い場】インフォテリアは減額織り込みビッグデータ活用などで期待大
記事一覧 (05/13)【狙い場・買い場】エクセルは高値水準も決算発表を先取りして割安修正へ順張り余地
記事一覧 (05/11)【狙い場・買い場】愛知製鋼はトヨタとの連動性強い、PBR0.6倍台
記事一覧 (05/10)【狙い場・買い場】含み資産株相場からややカヤの外のフージャースは決算発表から本格出直りへ
記事一覧 (05/10)【狙い場・買い場】トクヤマ系のエイアンドティーは日本麻酔科学会に血液凝固分析装置を出展
記事一覧 (05/09)【狙い場・買い場】中村屋は新宿本店ビル再開発着工を見直し含み資産人気再燃も
記事一覧 (05/09)【狙い場・買い場】メディアフラッグはモミ合い放れの公算、流通支援好調
記事一覧 (05/09)【狙い場・買い場】陽光都市開発、4月高値からの調整ほぼ終了、収益構造転換
記事一覧 (05/09)【狙い場・買い場】塩水港精糖は副作用を大幅に軽減する新たな「がんミサイル療法」を開発
記事一覧 (05/08)【狙い場・買い場】鬼怒川ゴムは自部品株の伏兵株的人気の再燃を期待し決算発表をマーク
記事一覧 (05/08)【狙い場・買い場】メディアスホールディングスは出直り整う、主力の医療機器販売好調
記事一覧 (05/08)【狙い場・買い場】インフォコムは電子書籍投資負担吸収し業績好調、ヘルスケア事業も拡大
記事一覧 (05/08)【狙い場・買い場】ミロク情報サービスは好決算を9日に発表、調整一巡
2013年05月16日

【狙い場・買い場】新日本建設は3期ぶりの増益転換業績で割安修正に逆張り余地

狙い場・買い場 新日本建設<1879>(東1)は、きょう16日寄り付き前に発表された今年1〜3月のGDP(国内総資産)速報値で住宅投資が順調に伸び、不動産株買いが再燃するなか、上値の伸びが鈍くもみ合いを続けているが、前日15日後場取引時間中に開示した3月期決算を評価すれば、下値は逆張り余地が拡大してくる。今3月期業績の3期ぶりの増益転換を予想しており、低PER・PBRを大きく修正する展開が有力となる。

 同社の3月期業績は、前期業績が、期初の増益転換予想が下ぶれ、前々期比3%減収、7%経常減益、6%純益減益と伸び悩み、連続減益となった。従来の建設事業を中心にした請負型ビジネスモデルからマンションなどの開発事業などを中心にする販売型ビジネスモデルへの業態転換を進め、「エクセレント・シティ」シリーズのマンションの首都圏での供給戸数が順調に推移したが、労務費の高止まりや円安に伴う資材価格の上昇などによる工事原価の負担増などが響いた。

 これに対して今期業績は、建設事業では耐震工法や外断熱工法などの独自技術をアピールして企画開発型・不動産開発型営業を推進するとともに、「エクセレント・シティ」シリーズでも用地取得から企画・設計、アフターサービスまで自社一貫体制で高付加価値化を進め、不採算案件も一巡することから3期ぶりに増収増益転換、売り上げ640億円(前期比8%増)、経常利益36億5000万円(同51%増)、純利益20億円(同45%増)と見込んでいる。消費税引き上げ決定後は、駆け込み需要も想定され業績上ぶれ期待も高まる。

 株価は、2004年3月末割り当ての株式分割の権利を落としてつけた705円から長期低迷が続き2008年には51円安値まで売られ、今年4月に不動産株人気の波及で399円の戻り高値をつけ、25日移動平均線水準でもみ合い方向感を探っている。PERは9倍台、PBRは0.6倍と割安であり、再騰展開が有力視される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:02 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】クラリオンは自動車向けクラウドサービスにグーグル技術応用、2ケタ増益

狙い場・買い場 クラリオン<6796>(東1)は、今月10日、自動車向けのクラウドサービス「スマートアクセス」に米グーグルの音声認識と検索の技術を活用すると発表。今年秋にも新技術を使ったカーナビシステムを公開する方針で、グーグルの技術を活用し順次サービスを拡充することへの期待感があり、注目したい。

 足元の業績、今3月期売上高は1930億円(前期比8.9%増)、営業利益は37億円(同15.2%増)、経常利益は30億円(同9.8%減)、純利益は14億円(同3.0%増)を見込む。

 株価は、120円割れで下値を固め、4月15日高値143円を突破しており、底値もみ合いを上抜く方向となっている。今期無配継続予想だが、日立製作所が63.5%保有する親会社であることから、長期金利の本格的な上昇を前に完全子会社化の思惑が再燃する可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:58 | 注目銘柄
2013年05月15日

【狙い場・買い場】業績高変化のJVCケンウはダブル・ボトムから下げ過ぎ訂正に弾み

狙い場・買い場 JVCケンウッド<6632>(東1)は、今年4月25日に前2013年3月期の再下方修正と減配を発表して急落したが、昨年7月安値224円の一歩手前の226円で踏みとどまり、ダブル・ボトムからの底上げ途上にある。市場での業績信頼性は、いま一つネガティブだが、今期業績も、V字回復を予想して高変化することになっており、PER13倍台、PBR0.6倍の下げ過ぎ訂正でまず年初来高値335円へのキャッチアップに弾みをつけよう。

 同社の前期業績は、今年2月に下方修正され、その減額値をさらに4月に引き下げた。売り上げ、営業利益は、カーエレクトロニクス事業やホーム&モバイルエレクトロニクス(HM)事業での新製品投入や業務用システム事業の受注獲得などで小幅に止まった。欧州経済の低迷が響いたものだが、ただ経常利益、純利益は、為替変動による外貨建債権・債務の決済差額、為替予約に関わる為替差損が想定を上回り、課税取得増加に伴い法人税等も増加したことが負担増となり減額値をさらに各19億円引き下げ、純利益は、11億4600万円(前々期比81%減)と減益転換した。

 今期業績は、カーエレクトロニクス事業では、OEMが端境期に入り先行投資集中で伸び悩むものの、業務用システム事業では、無線機器事業が堅調に推移して、タイの洪水の影響が一巡したビジネスソリューション事業が成長、HM事業も、赤字事業の損益改善で増益となり、為替変動リスクを軽減したことで営業収支が大幅に改善することも加わりV字回復を予想している。経常利益は55億円(前期比77%増)、純利益は30億円(同2.6倍)としている。

 株価は、昨年12月の東京特殊電線<5807>(東1)からの医用画像表示事業譲受をキッカケに年初来高値をつけ、前期業績の再下方修正・減配で同安値226円まで急落、調整幅の3分の2戻し水準までリバウンドしている。前期業績も期中に2回、下方修正されるなど業績信頼性にやや問題があるが、今期予想業績ベースでの低PER・PBR放置は歴然となる。年初来高値キャッチアップからは、昨年7月安値前の4月高値384円が次の上値フシとして浮上しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:01 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】北川鉄工所は高値抜け見込める好チャート、大幅増益で増配

狙い場・買い場 北川鉄工所<6317>(東1)は、チャート妙味が増すほか、テーマ性もあり、注目したい。株価は3月14日につけた年初来の高値178円から4月4日安値148円まで短期調整を挟んで5月10日高値176円と高値に迫った後、もみ合いとなっている。

 足元の業績、金属素形材事業では自動車分野が北米で伸びるほか、建設機械分野で中国の需要が下期に回復、農業機械分野で新興国向けに増加。工機事業では中国で標準パワーチャック生産が増勢のほか、インドなどへの販売拡大。産業機械ではコンクリートプラント関連の売上増で、今3月期売上高は420億円(前期比3.8%増)、営業利益は15億円(同51.8%増)、経常利益は15億円(同38.6%減)、純利益は7500万円(同50.2%減)を見込む。年間配当は2円50銭(同50銭増)と増配する方針。

 日足では25日移動平均線、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポート。安倍晋三首相は自らの経済政策『アベノミクス』の第3の矢である成長戦略の第2弾として17日に企業支援や農業活性化の基本方針を発表することから、農業関連として見直される可能性が高い。PBR0.73倍と割り負けしており、上値抵抗線である10年4月高値200円突破し、もみ合いを上放れが期待されることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | 注目銘柄
2013年05月14日

【狙い場・買い場】JVCケンウッドに低位出遅れ感、今期大幅増益で低PBR

狙い場・買い場 JVCケンウッド<6632>(東1)は、エレクトロニクス関連の低位出遅れ感があり注目したい。市場では、パナソニックやシャープが年初来の高値更新と上値を伸ばしており、JVCKWは今期大幅増益見込みの低PBR銘柄として水準訂正の動きが十分期待されそうだ。

 足元の業績、カーエレクトロニクス事業はOEMが端境期に入り先行投資集中で減益となるものの、業務用システム事業を原動力に、若干の増収増益を見込むほか、ホーム&モバイルエレクトロニクス事業は赤字事業の損益改善で増益、エンタテイメント事業はヒット作輩出による利益の積み上げで、今3月期売上高は3100億円(前の期比1.1%増)、営業利益は100億円(同4.1%増)、経常利益は55億円(同77.1%増)、純利益は30億円(同2.6倍)と大幅増益見通しで回復を見込む。

 株価は、昨年7月安値224円、本年4月4日の年初来安値226円と売り直されて二番底を形成。25日移動平均線をサポートラインに徐々に出直る動きとなっている。PBR0.57倍と割り負け、上値抵抗線となる26週移動平均線を突破すれば、期待先行ながら本格的なリバウンド相場入りが予想されることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】JFEシステムズは急伸後の値もち抜群、今期2ケタ増益

狙い場・買い場 情報システム開発・構築のJFEシステムズ<4832>(東2)に注目したい。株価は高値圏で堅調に推移している。指標面に割高感はなく、上値を試す展開が期待されるだろう。

 4月25日に発表した前期(13年3月期)連結業績は、売上高が前々期比3.0%増、営業利益が同5.0%増、経常利益が同10.1%増、純利益が同42.9%増の増収増益だった。利益は計画を上回った。鉄鋼向けがやや低調で案件構成比悪化も影響して利益率が低下した模様だが、一般顧客向け外販事業で自動車業界向けや製造流通業向けSI事業が好調に推移して全体を牽引した。純利益については繰延税金資産取り崩しの影響一巡も寄与した。

 今期(14年3月期)の見通しは売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。鉄鋼向けはほぼ横ばいを想定し、外販事業の売上拡大を図る方針だ。配当予想は前期と同額の年間2000円(期末一括)とした。

 重点戦略として、製造流通業界向け新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げている。なお5月8日には大阪ガス<9532>子会社のオージス総研と、ビジネス・インテリジェンス/データウェアハウス分野で協業を開始したと発表している。

 株価の動きを見ると、着実に水準を切り上げる展開で足元も高値圏8万円台後半で堅調に推移している。5月10日には年初来高値となる8万9500円を付けて、09年7月以来の9万円台に接近する場面があった。5月13日の終値8万7300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。指標面に割高感はなく、09年7月の9万1100円に接近して先高感を強めている。上値を試す展開が期待されるだろう。08年9月以来の10万円大台も視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

>>JFEシステムズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:02 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】インスペックは動意急、受注回復で業績に期待

狙い場・買い場 半導体検査装置のインスペック<6656>(東マ)に注目したい。株価は足元で動意付いて3月の戻り高値に接近している。受注回復による収益改善期待を強める動きのようだ。

基板パターン検査装置(基板AOI)や基板最終外観検査装置(基板AVI)を主力としている。前期(13年4月期)業績(非連結)は前々期比減収で利益は赤字の模様だ。大手基板メーカー向けに基板AOIや基板AVIの引き合いが増加しているが、受注が遅れた模様である。なお前期決算発表は6月14日の予定である。

月次受注動向(営業速報値)を見ると、13年4月単月は3百万円、12年5月〜13年4月累計は6億36百万円となった。累計ベースの受注高は前々期比約1.5倍で、期末受注残高は同3倍強となった。台湾の大手基板メーカーから基板AVIを段階的に受注するアグリーメントに基づいて12年11月にリピート機を受注するなど、期後半から受注回復傾向を強めている模様だ。ローコスト外観検査装置の小型AVIやインライン検査装置の受注も増加傾向の模様だ。今期(14年4月期)は受注回復で収益改善が期待されるだろう。

株価の動きを見ると、3月27日の2万2210円を直近ボトムとして下値を切り上げ、4月下旬以降は強含みの展開となっている。5月13日には2万9600円まで上値を伸ばして3月4日の戻り高値3万200円に接近する場面があった。受注回復による今期収益改善を期待する動きだろう。5月13日の終値は2万7800円である。

日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形となった。下値固めが完了して出直り本格化の動きのようだ。3月4日の3万200円、さらに12年11月の3万1450円を突破すれば一段高の可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:48 | 注目銘柄
2013年05月13日

【狙い場・買い場】インフォテリアは減額織り込みビッグデータ活用などで期待大

狙い場・買い場 インフォテリア<3853>(東マ)=売買単位100株=は約15年前に国内初のXML(柔軟性に富むコンピュータ言語のひとつ)専業ソフトウェア会社として設立。明日・5月14日に2013年3月期の決算発表を行なう予定。今年3月には、NTTデータ<9613>(東1)の子会社リアライズ社に追加出資し出資比率20%になると発表。ビッグデータ活用時代の本格化に向けて注目されている。

 3月決算の見込みは4月中旬に修正発表し、主製品の一部が最新バージョンの発売直後で例年の伸びがなかったこと、子会社の立ち上がりの遅れなどを要因に、予想1株利益は6円34銭の見込みから2円30銭の見込みに大幅減額した。しかし、株価の反応は限定的で、昨年12月以降の下値切り上げトレンドを割らずに推移。この5月初からは動意を強めて高値更新相場となっている。この意味で、株価はすでに今期以降の拡大に期待する相場に移行しており、目先的には、決算発表で開示する今期の業績予想が焦点。PERの高さなども織り込まれており、中期的には、NTTグループとの展開が期待材料。中勢で雄大な相場に発展する可能性がある。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:48 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】エクセルは高値水準も決算発表を先取りして割安修正へ順張り余地

狙い場・買い場 エクセル<7591>(東1)は、このところ1000円大台で強含みきょう13日も5月9日につけた年初来高値1080円を小幅更新、約2年1カ月ぶりの高値水準にいるが、今年5月15日に発表予定の3月期決算を先取りしてなお上値評価が期待され、ここは順張り余地が大きそうだ。なお低PER・PBRが際立っており、2011年1月高値1148円奪回から2010年4月高値1380円への挑戦も想定される。

 同社の株価は、今年1月に発表した前2013年3月期第3四半期(3Q)決算が、それまでの四半期決算の連続減収・営業減益からプラスに転換、前年同期比1%増収、12%営業増益、31%経常増益、21%純益増益となり、期初予想の3月通期業績に対して83〜90%の高利益進捗率を示したことをテコに年初来高値まで35%高した。

 国内主要都市に拠点を置くジャストインサポート体制や、アジア各国各地に展開するネットワークを通じた新規顧客の開拓や顧客の海外シフトを含めた海外商談の増加などから、国内では液晶デバイスの売り上げが増加、海外でも子会社の大型・小型液晶の販売が大幅に増加したことなどが寄与した。3月通期業績は、期初予想を据え置き、売り上げ900億円(前々期比19%増)、経常利益13億円(同10%増)、純利益9億3000万円(同26%増)と増益転換を見込んでいる。

 今2014年3月期業績の動向については、5月15日の決算発表待ちとなるが、同社が推進している中期経営計画では今3月期業績について売り上げ1000億円、経常利益25億円を目標数値としているだけに続伸の可能性が強く、東洋経済会社四季報春号でも経常利益18億円、純利益11億5000万円と観測されている。

 株価は、日経平均株価が、2008年以来5年ぶりの高値水準まで上昇しているのに対して、まだ約2年1カ月ぶりの高値水準までのリバウンドにとどまっており、前期実績見込みベースのPERは10倍台、PBR0.3倍と超割安である。同社の2008年高値は1545円となっており、順張りでなお値幅妙味が期待できよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:35 | 注目銘柄
2013年05月11日

【狙い場・買い場】愛知製鋼はトヨタとの連動性強い、PBR0.6倍台

狙い場・買い場 愛知製鋼<5482>(東1)は、トヨタ自動車が6000円台に乗せ連日高値と上値を伸ばしたことから、関連銘柄として注目したい。同社は、トヨタ系の自動車向け特殊鋼大手で株価も追随する習性があるほか、今期業績見通しも発表済で売り圧力も少なく、上昇基調を強めると期待される。

 足元の業績、今14年3月期は、超円高の是正により自動車の国内生産は上向きとなり、特殊鋼の需要増が見込まれるものの、鋼材の国際価格競争の激化に加えて原材料・エネルギー価格の上昇や原発問題に端を発した電力不足への懸念など、引き続き厳しい経営環境が続く見通しで、売上高は2380億円(前期比9.5%増)、営業利益は75億円(同2.3%増)、経常利益は70億円(同11.7%減)、純利益は45億円(同8.1%減)を見込む。年間配当は10円継続を予定している。

 株価は、26週移動平均線をサポートラインとして、10日にレンジ上限として意識される2月7日の年初来高値425円を突破し、427円と買われており、トヨタに連動し上昇基調を強める可能性が高い。ロームとセンサ事業での提携によって、高機能の磁気センサであるMIセンサを活用したスマートフォン向けの電子コンパスの販売拡大や次世代センサの開発に弾みがつくと期待される。また、円安進行がフォローになるほか、PBR0.67倍と割り負け、配当利回りも2.35%とソコソコあり見直し余地が広がることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:34 | 注目銘柄
2013年05月10日

【狙い場・買い場】含み資産株相場からややカヤの外のフージャースは決算発表から本格出直りへ

狙い場・買い場 フージャースホールディングス<3284>(東1)は、今年4月1日に持株会社体制への移行完了で新規上場され、単独株式移転した旧フージャースコーポレーションが、今年3月27日に上場廃止され、コード番号も3000番台に変更されたことなどから、「アベノミクス相場」で盛り上がった含み資産相場からはややカヤの外に置かれていたが、今年5月15日に予定している3月期決算の発表からこの出遅れ訂正に発進する展開が想定される。4月9日につけた上場後の高値1850円も一通過点となろう。

 同社は、昨年12月にステップ1の株式移転による持株会社化を発表し、今年1月にはさらにステップ2のグループ企業再編で、連結子会社アーバンシティを吸収合併しフージャースホールディングスとしてスタートすることを追加公表した。この連結子会社の吸収合併により同子会社の繰越欠損金を引き継ぎ繰延税金資産計上可能額が増加したことから、前2013年3月期業績を上方修正、純利益を33億円から45億円(前々期比16%減)へ引き上げ減益転換率を縮小した。

 今12014年3月期業績は、新規上場後の今年4月19日に発表した2013年第4四半期の営業概況で、2014年3月期の計画引渡戸数(1400戸)の41.1%の引渡を完了しており、さらに仕入れ上状況でも、石川県金沢市の新規事業用地の取得、北海道・函館駅前若松地区の再開発事業参画のほか、マンションの完売、モデルルーム・オープンなどと続き好業績が期待されているもので、5月15日の決算発表が待たれる。

 株価は、4月1日に1270円で初値をつけ971円まで調整したあと函館再開発事業参画を手掛かりに上場来高値1850円まで9割高、半値押し水準でもみ合っている。PER10倍台の割安修正が加速しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:44 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】トクヤマ系のエイアンドティーは日本麻酔科学会に血液凝固分析装置を出展

狙い場・買い場 トクヤマ系で臨床検査装置が主力のエイアンドティー<6722>(JQS)は、5月23日(木)〜25日(土)に開催される日本麻酔科学会第60回学術集会に血液凝固分析装置や血球計数装置を出展を予定しており、同社製品の医療関係者に対する売り込みに対する期待感が高まると見られることから、今後の展開が注目される。

 足元の業績、病院検査室のIT化・自動化を支援する臨床検査情報システムの新製品投入による販売拡大や既存OEM先との関係強化で、今12月期売上高は92億円(前の期比6.2%増)、営業利益は8億3000万円(同9.6%増)、経常利益は8億円(同8.4%増)、純利益は4億90000万円(同1.2%増)を見込む。

 株価は、週足では26週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポート。1200円を軸とした中段でのもみ合いを上抜く方向で、2月6日につけた年初来の高値1874円を視野に入れている。76万株(12.2%)保有する第2位の大株主日本電子との提携強化に対する期待感も下支えし、上値指向を強めており、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:52 | 注目銘柄
2013年05月09日

【狙い場・買い場】中村屋は新宿本店ビル再開発着工を見直し含み資産人気再燃も

狙い場・買い場 中村屋<2204>(東1)は、今年5月14日に3月期決算の発表を予定しているが、業績面からの株価上昇に高い期待はしにくいものの、持ち前の含み資産株人気が再燃する展開は想定範囲内となる。今年1月21日に同社の「新宿中村屋本店ビル」の建替え工事に着工、つれて関連の特別損失計上などで前期業績を下方修正したが、14日に発表予定の今期業績では、この特別損失が一巡することから本店ビル建替えを再評価するとみられるためで、400円を中心とする上下50円幅の往来相場からの上放れに弾みをつけよう。

 同社株の含み資産株人気は定評のあるところで、資産バブル当時の1989年10月には2420円の歴史的な高値をつけている。これは、全国高地価ランキングのトップの常連となっている新宿高野ビルに隣接している同社の新宿本店ビルに加えて、京王線と京王新線(都営新宿線)が分岐する笹塚駅の至近に位置する東京工場の含み資産が常に思惑を呼んだことによる。その本店ビルは、2010年4月に再開発の検討が始まって2011年8月に建替えを決定、同10月に営業を休業して解体撤去、今年1月に工事に着工した。

 この解体撤去により減損損失や固定資産解体費用などが4億円強発生している。これに加えて外食事業休業に伴う売り上げ目減りや原材料・光熱費上昇に伴う製造原価のアップもあり、前2013年3月期業績を下方修正、純利益は、期初予想の7億3000万円から3億9000万円(前々期比2.2倍)に引き下げられ増益転換率を縮めた。14日の決算発表で今2014年3月期純利益が、どの程度、リカバリーするか注目ポイントとなる。

 株価は、今年1月の本店ビル再開発着工で年初来高値457円をつけボックス上限抜けにトライし、前期業績の下方修正で往って来いとなったが、400円台を前に踏み止まった。投資採算的に割安感は小さいが、値ごろ妙味も評価してボックス上限抜けに再挑戦しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:22 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】メディアフラッグはモミ合い放れの公算、流通支援好調

狙い場・買い場 店舗の覆面調査を主力とするメディアフラッグ<6067>(東マ)に注目したい。株価は安値圏でのボックス展開だが、足元では下値固め完了感を強めている。今期(13年12月期)好業績見通しを評価してレンジ上放れの動きを強めそうだ。

 流通・飲食企業や消費財メーカーの店舗・店頭マーケティング活動を支援するフィールド事業(覆面調査などの流通支援事業、店舗巡回などの営業支援事業、店舗・店頭の状況をデータベース化するASP事業)を主力に、ストア事業(コンビニエンスストア経営)も展開している。覆面調査や店舗巡回を行う登録スタッフ(メディアクルー)は12年11月時点で全国16万人を超えている。海外は中国とインドネシアへ積極展開する模様だ。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比16.1%増、営業利益が同23.6%増、経常利益が同28.6%増、純利益が同24.2%増としている。飲食、カフェ、サービスエリアなどで覆面調査の需要が増加している模様であり、営業拠点の増設、新サービスの開発、メディアクルーの増員や質的向上、子会社メディアフラッグ沖縄へのコールセンター業務の移管を進め、さまざまな業種業態に対応して業容を拡大する方針だ。

 株価の動き(1月1日付で1株を3株に株式分割)を見ると、概ね安値圏の500円〜600円近辺でのボックス展開が続いている。ただし足元では徐々に下値を切り上げる形であり、レンジ上放れを窺う動きを強めているようだ。5月8日の終値560円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS30円19銭で算出)は18〜19倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3.2倍近辺である。

 安値圏500円〜600円近辺でのボックス展開だが、2月15日と18日の安値464円をボトムとして徐々に下値を切り上げ、足元では25日移動平均線を回復して下値固め完了感を強めている。出遅れ感が強いだけに、今期好業績見通しを評価してレンジ上放れの動きを強めそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:37 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】陽光都市開発、4月高値からの調整ほぼ終了、収益構造転換

狙い場・買い場 陽光都市開発<8946>(JQS)に注目したい。株価は急騰した4月高値から反落したが、足元では短期調整一巡感を強めてきた。再動意のタイミングが接近しているようだ。

 主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小し、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。今期(13年12月期)連結業績見通しは、不動産販売予定物件がなく売上高が前期比33.9%減、営業利益が同16.1%減、経常利益が同19.7%減、純利益が同22.1%減と減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調な模様である。また来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れを進めるとしている。

 株価の動き(1月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、4月に動意付いて直前の120円台から4月9日の372円まで急騰した。その後は反落して概ね200円台半ばで推移しているが、足元では徐々に下値を切り上げている。短期調整が一巡して再動意の構えのようだ。5月8日の終値258円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は38倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は20倍近辺である。

 週足チャートで見ると、4月高値で長い上ヒゲを付けたうえに過熱感を残している。しかし日足チャートで見ると、25日移動平均線が追い付いて目先的に調整一巡感を強めてきた。金融緩和メリットが支援材料であり、収益構造転換に向けた動きも評価材料だろう。5月10日に第1四半期(1〜3月)業績発表を予定しており、再動意の可能性がありそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

>>陽光都市開発のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:12 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】塩水港精糖は副作用を大幅に軽減する新たな「がんミサイル療法」を開発

狙い場・買い場 塩水港精糖<2112>(東2)は、バイオ関連物色の流れに乗る可能性があり注目したい。同社が4月8日に岡山大学大学院自然科学研究科の妹尾昌治教授と岡山理科大学理学部臨床生命科学科の濱田博喜教授らとの共同研究により、既存の治療法に比し、抗がん剤をがん細胞へターゲッティングさせ、効率よく送達することを可能にするとともに、抗がん剤による副作用を大幅に軽減する新たな「がんミサイル療法」を開発したと発表したことが期待材料。4月の米国がん学会に続き、7月のDDS学会(京都)でも発表される予定で今後の展開が注目される。

 足元の業績、13年3月期売上高は282億6000万円(前の期比6.9%減)、営業利益は8億6000万円(同13.0%減)、経常利益は4億2000万円(同60.9%減)、純利益は80000万円(同82.8%減)を見込んでいます。

 株価は、上値抵抗線の10年12月高値380円を突破したことで、上昇に弾みがついている。05年10月高値594円までフシはなく、業績は低調だが、期待先行の動きが続くと予想されることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:03 | 注目銘柄
2013年05月08日

【狙い場・買い場】鬼怒川ゴムは自部品株の伏兵株的人気の再燃を期待し決算発表をマーク

狙い場・買い場 鬼怒川ゴム工業<5196>(東1)は、500円台出没の中段もみ合いが続いているが、自動車部品業界では値ごろ妙味も手伝って伏兵株的な動きを展開することには定評があり、この再動意にキッカケとなる可能性のある明9日発表予定の3月期決算をマークする必要がある。納入先の自動車業界では、トヨタ自動車<7203>(東1)がきょう8日、同社の親会社の日産自動車<7201>(東1)が明後日10日にそれぞれ3月期決算の発表を予定、業績期待を高めて上値追いとなっており、鬼ゴムへの人気波及も有力となる。

 同社の株価は、前々期業績の期中の上方修正、過去最高純利益更新から、前期業績の小幅増益予想、期中の下方修正と一転して業績が伸び悩んだことが響いて昨年10月に358円安値まで売られ、11月の前期業績の下方修正では再度、418円まで下ぶれ、500円台出没場面までリバウンドした。業績下方修正は、新興国経済の減速、欧州景気の低迷、中国での自動車販売の伸び悩み、さらに米州子会社での新車立ち上げのためのコスト増などが重なったことが要因となっており、純利益は、期初の連続過去最高予想の54億円が42億円(前々期比20%減)に引き下げられ減益転換を見込んだ。

 今3月期業績は、世界的に自動車生産が増産に転じ、さらに円安進行で日本の自動車メーカーの業績急伸も予想されることから、つれて同社業績の増益転換が期待されており、なかでも親会社の日産自の動向が大きな注目ポイントとなる。

 株価は、2010年10月期以来の業績高変化で100円割れの2ケタ台から大商いを伴って2011年12月高値695円まで大化けして個人投資家を中心に同社株のファンを増やした。同高値から358円安値まで調整、同調整幅の半値戻し水準でもみ合っているが、信用買い残も、直近ピークから3割近く減少している。決算発表次第ではPER8倍台の割安修正でなお一段戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:24 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】メディアスホールディングスは出直り整う、主力の医療機器販売好調

狙い場・買い場 医療機器販売のメディアスホールディングス<3154>(JQS)に注目したい。株価は4月中旬に急騰した反動で上げ一服の局面だが、早くも再動意の構えを見せている。上値追いの展開が期待されそうだ。

 医療機器の販売・メンテナンス事業を主力として、介護福祉機器の販売・レンタル事業も展開している。また静岡県を地盤に、M&Aも活用して首都圏や東海圏での営業体制を強化している。医療機関の要望として、物品管理などを含めた複合的なサービスに対する需要が高まっており、政府の成長戦略と合わせて中期的な市場拡大が期待されるだろう。

 今期(13年6月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比2.4%増、営業利益が同20.7%増、経常利益が同16.3%増、純利益が同51.5%増としている。診療報酬改定などで販売価格は下落しているが、消耗品、放射線機器、眼科関連機器などが好調であり、原価低減や販管費抑制の効果も寄与する模様だ。来期(14年6月期)についても好業績が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、4月中旬に動意付いて直前の2300円近辺から4月23日の3915円まで急騰した。その後は反動で上げ一服となって3100円近辺まで調整したが、足元では3400円近辺まで戻して早くも再動意の構えを見せている。好業績見通しを評価して上値を追う動きのようだ。

 5月7日の終値3375円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS235円76銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1951円49銭で算出)は1.7倍近辺である。

 4月中旬に急騰したため過熱感を残しているが、日足チャートで見ると早くも5日移動平均線を回復して再動意の構えを見せている。強基調に変化はないだろう。指標面に割高感はなく、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料であり、目先的に上値追いの可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:43 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】インフォコムは電子書籍投資負担吸収し業績好調、ヘルスケア事業も拡大

狙い場・買い場 ITソリューションやコンテンツ配信などを展開するインフォコム<4348>(JQS)に注目したい。株価は高値圏で堅調に推移し、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して、4月高値を窺う動きを強めている。

 日商岩井と帝人<3401>から分離したシステム開発会社が経営統合し、携帯電話事業者、医薬医療関係機関、官公庁、教育関係機関向けのITサービスに強みを持っている。中期計画では重点事業領域として、コンテンツ配信などのネットビジネス事業、製薬企業向けMR活動支援システムなどのヘルスケア事業、Web−ERPソフトなどのGRANDIT事業を掲げ、クラウドサービス、電子書籍、ソーシャルゲーム関連なども強化している。

 4月26日に発表した前期(13年3月期)連結業績は前々期比2.4%増収、同2.9%営業増益だった。増収効果で電子書籍関連の先行投資などを吸収した。今期の見通しは、売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円としている。ITサービス事業ではヘルスケアとGRANDIT、ネットビジネス事業では電子書籍とソーシャルゲームが牽引する模様だ。配当は同200円増配の年間3500円(期末一括)の予定とした。

 株価の動きを見ると、3月22日の17万9300円から一旦反落して4月2日の13万7700円まで調整したが、切り返して4月18日には年初来高値18万4700円まで上値を伸ばし、足元も上値を窺っている。5月7日の終値17万8500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5920円73銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3500円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS12万8367円64銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだろう。また月足チャートで見ると05年8月の17万2000円を上抜いて先高観を強めている。指標面に割高感はなく、成長分野の医療関連やソーシャルアプリ関連のテーマ性も支援に、05年7月以来の20万円台回復が視野に入るだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:40 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ミロク情報サービスは好決算を9日に発表、調整一巡

狙い場・買い場 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)に注目したい。株価は短期調整が一巡して3月の高値を目指す動きのようだ。なお前期(13年3月期)決算発表は5月9日の予定である。

 前期連結業績は小幅増収増益の模様である。訴訟和解金5億円を特別損失に計上するが、法人税等の負担が約4億円軽減されるため純利益への影響は限定的としている。中堅・中小企業向けERP(統合業務)システムの導入契約が順調に増加しているためセキュリティ機器の販売も増加し、会計事務所向け総合保守サービスやソフト使用料なども順調な模様である。今期(14年3月期)も堅調な推移が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、3月25日の戻り高値383円から反落して340円〜360円近辺でモミ合う展開となったが、足元では徐々に水準を切り上げて短期調整一巡感を強めている。今期業績に対する期待感を強める動きだろう。5月7日の終値360円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS35円87銭で算出)は10倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS280円54銭で算出)は1.3倍近辺である。

 5月7日の終値が前日比2.56%高となり、日足チャートで見ると抵抗線だった25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形となっている。指標面には割安感もあり、短期調整が一巡して上値を目指す動きが期待されそうだ。06年4月以来となる400円台が視野に入るだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:29 | 注目銘柄