半導体検査装置のインスペック<6656>(東マ)に注目したい。株価は足元で動意付いて3月の戻り高値に接近している。受注回復による収益改善期待を強める動きのようだ。基板パターン検査装置(基板AOI)や基板最終外観検査装置(基板AVI)を主力としている。前期(13年4月期)業績(非連結)は前々期比減収で利益は赤字の模様だ。大手基板メーカー向けに基板AOIや基板AVIの引き合いが増加しているが、受注が遅れた模様である。なお前期決算発表は6月14日の予定である。
月次受注動向(営業速報値)を見ると、13年4月単月は3百万円、12年5月〜13年4月累計は6億36百万円となった。累計ベースの受注高は前々期比約1.5倍で、期末受注残高は同3倍強となった。台湾の大手基板メーカーから基板AVIを段階的に受注するアグリーメントに基づいて12年11月にリピート機を受注するなど、期後半から受注回復傾向を強めている模様だ。ローコスト外観検査装置の小型AVIやインライン検査装置の受注も増加傾向の模様だ。今期(14年4月期)は受注回復で収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、3月27日の2万2210円を直近ボトムとして下値を切り上げ、4月下旬以降は強含みの展開となっている。5月13日には2万9600円まで上値を伸ばして3月4日の戻り高値3万200円に接近する場面があった。受注回復による今期収益改善を期待する動きだろう。5月13日の終値は2万7800円である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形となった。下値固めが完了して出直り本格化の動きのようだ。3月4日の3万200円、さらに12年11月の3万1450円を突破すれば一段高の可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
































