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記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤは震災復興、老朽化インフラ補修が追い風、株式分割
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリーの前2月期は上振れの可能性、今期も好調見通し
記事一覧 (03/27)【狙い場・買い場】クロス・マーケティングは主力のネットリサーチ好調で2ケタ増益、株価は再動意のタイミング
記事一覧 (03/26)【狙い目・買い目】ユニバーサル園芸社はPBR低く連騰を深追いせず注目
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記事一覧 (03/26)【狙い場・買い場】東京個別指導学院の中期計画に注目、教育追い風に株価に動意
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2013年03月27日

【狙い場・買い場】エスアールジータカミヤは震災復興、老朽化インフラ補修が追い風、株式分割

狙い場・買い場 エスアールジータカミヤ<2445>(東2)に注目したい。今期(13年3月期)好業績見通しや上振れの可能性を評価して、株価は強基調の展開が期待されるだろう。

 足場部材など建設用仮設機材のレンタル・販売を主力として、産業用・住宅用太陽電池設置架台や、大手住宅メーカーと共同開発した住宅用制振装置なども強化している。震災復興工事、老朽化インフラ補修・更新工事、建物耐震化工事、太陽光発電設置工事などの増加が追い風である。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.3%増の256億円、営業利益が同51.3%増の15億70百万円、経常利益が同20.3%増の13億円、純利益が同7.3%減の7億円としている。純利益は負ののれん発生益が一巡して減益見込みだが、復興関連工事や耐震補強関連工事が好調であり、子会社ホリーの住宅用太陽光発電パネル設置架台や住宅用制振装置なども寄与して大幅営業増益の見込みとしている。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が79.1%、営業利益が68.4%、経常利益が77.6%、純利益が76.3%である。公共工事関連が第4四半期(1〜3月期)偏重という点を考慮すれば高水準であり、通期上振れの可能性があるだろう。

 なお2月21日に株式分割を発表している。3月31日を基準日(効力発生日4月1日)として1株を2株に分割する。

 株価の動きを見ると、今期好業績見通しを評価して水準を切り上げる展開が続いている。足元では上げ足を加速して07年12月の1010円を一気に突破した。3月18日には1320円まで上値を伸ばしている。株式分割発表も好感した動きだろう。3月26日の終値1210円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS65円31銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS585円08銭で算出)は2.1倍近辺である。

 3月中旬に急騰したため目先的には過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだろう。国土強靭化計画や太陽光発電などテーマ性は豊富であり、中期的な収益拡大期待が高まっている。07年12月の高値を突破したことで先高観も強めているだろう。短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリーの前2月期は上振れの可能性、今期も好調見通し

狙い場・買い場 トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)に注目したい。関東圏を中心に、総合リユースショップや服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)業績に上振れの可能性があり、好業績を評価して株価は12年8月の戻り高値を突破する動きを強めている。

 前期の業績(非連結)見通しについては、売上高が前々期比14.2%増の82億31百万円、営業利益が同7.1%増の6億11百万円、経常利益が同3.7%増の6億17百万円、純利益が同14.7%増の3億39百万円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.4%、営業利益が82.2%、経常利益が82.7%、純利益が84.7%と高水準だったため上振れの期待が高まっている。月次の売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年2月は全店が104.5%、既存店が96.3%だった。2月は閏年だった前年に比べて営業日数が1日減少したことが影響した模様だが、12年3月〜13年2月累計で見ると全店が110.7%、既存店が100.9%であり、好調を維持している模様だ。

 今期(14年2月期)についても、リユース市場の拡大が追い風であり、出店エリア拡大と新規出店加速の効果に加えて、原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売抑制などで売上総利益率が改善傾向を強めているため、収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、年初に1000円台を回復して出直り歩調の展開である。3月25日には1239円まで上昇して12年8月の戻り高値1258円に接近した。好業績見通しを評価する動きだろう。3月26日の終値1215円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS123円50銭で算出)は9〜10倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS630円60銭で算出)は1.9倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。12年8月の戻り高値1258円は射程圏であり、これを突破して上値追いの展開が期待されそうだ。4月12日予定の前期決算発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】クロス・マーケティングは主力のネットリサーチ好調で2ケタ増益、株価は再動意のタイミング

狙い場・買い場 クロス・マーケティング<3629>(東マ)に注目したい。ネットリサーチ事業を主力として、ITソリューション事業も展開している。株価は高値圏でやや乱高下しているが、好業績見通しを評価する動きが期待されるだろう。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比16.0%増の63億20百万円、営業利益が同26.6%増の7億02百万円、経常利益が同20.5%増の7億円、純利益が同27.3%増の3億98百万円としている。セグメント別には主力のネットリサーチ事業が同14.7%増収、ITソリューション事業が同19.4%増収を見込んでいる。積極的な事業投資・人員投資に伴って人件費などが増加するが、取引社数や案件数は増加基調の模様である。なお配当予想は年間10円(第2四半期末5円、期末5円)で、株式2分割前の前期との比較で実質増配となる。

 重点戦略として、新規顧客開拓や新商材開発などにより、マーケティングリサーチ市場でのシェア拡大とソリューション領域の拡大を推進する方針だ。ネット選挙が今夏予定の参院選から全面解禁の見通しであり、ビジネスチャンスが広がりそうだ。また海外については中国(上海市)を拠点として、東アジア地域への展開を強化する模様だ。

 株価の動き(2月18日を効力発生日として1株を2株に株式分割)を見ると、1月に500円近辺から1400円近辺まで急騰し、その後は2月19日に910円まで調整して3月6日に1600円まで上値を伸ばすなど、やや乱高下する展開となっている。足元では1100円台で推移してやや調整局面のようだ。3月26日の終値1116円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS67円24銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS337円26銭で算出)は3.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、足元では25日移動平均線を割り込んでやや調整局面のようだ。ただし週足チャートで見ると13週移動平均線が追い付いて、再動意のタイミングが接近しているようだ。今期好業績見通しに加えて、ネット選挙などのテーマ性もあるだけに、短期調整が一巡して上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | 注目銘柄
2013年03月26日

【狙い目・買い目】ユニバーサル園芸社はPBR低く連騰を深追いせず注目

狙い場・買い場 ユニバーサル園芸社<6061>(JQS)=100株=は観葉植物レンタルの大手。26日で4日連続の高値更新となり、終値は2799円(69円高)と伸び上がったため、目先は深追いを避けたい状況。しかし、業績は好調で、株価はPER11倍台、PBR0.7倍台と割安感が強く、反落場面があれば絶好の仕込み妙味といえる。

 同社株は、この4月で上場1周年。もともと大阪地盤のため、今6月期の業績は、首都圏での拡大が寄与する形で2ケタ増益の見込み。大和ハウス工業<1925>(東1)グループとの提携で、ビルの屋上や壁面の緑化などにも展開が急だ。観葉植物のレンタル事業も、「アベノミクス」効果によって余裕の出てきた企業などがビル内に植物を置く需要を強める傾向が期待されている。植物の管理技術は、TPPに加入した場合の農業強化に関連するとの期待もある。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:44 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】新日本建設は3Qの伸び悩み業績を織り込み値ごろ割安株買いが再燃

狙い場・買い場 新日本建設<1879>(東1)は、今年2月8日に発表した今3月期第3四半期(3Q)の伸び悩み業績を嫌って200円台を試す下値調整となったが、織り込み済みとして25日移動平均線をクリアしてきており、低位値ごろ割安株買いの再燃からなお上値余地が見込める。昨年12月につけた昨年来高値280円更新から2011年3月高値320円を目指そう。

 明27日に戸建住宅とマンションを分譲する同業態のタマホーム<1419>(東1)が東証第1部、さらに4月9日にはサンヨーホームズ<1420>(東2)が東証第2部にそれぞれ新規株式公開(IPO)を予定、高人気化が観測されていることも比較感を高めよう。

 同社の3Q業績は、前年同期比21%減収、75%経常減益、76%純益減益と減収減益転換した。建設事業の売り上げは選別受注を進め、開発事業の売り上げは、新規マンションの契約は順調に推移したが、物件の引き渡しが第4四半期(4Q)に集中することで、減収減益となった。3月通期業績は、4Q集中で売り上げ、利益が拡大する季節的変動から期初予想を据え置き、純利益は、16億円(前期比8%増)と増益転換を見込んでいる。

 株価は、今期第2四半期累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したことをテコに昨年来高値まで8割高し、3Q伸び悩み業績が響いて半値押し水準まで調整、この安値から出直ってきた。

 新日本建設のPERは9倍台、PBR0.5倍と割安であり、同じく公開価格がPER9倍台のタマホームも、明27日のIPOでは、今年に入ってからのIPO市場の一段の大活況を背景に高人気化が必至とみられている。つれて新日本建設の連動高も想定範囲内となり、前日の下値での待ち伏せ買いも妙味十分となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:19 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】日本ライフラインは医療機器の規制緩和で追い風が強まる

狙い場・買い場 日本ライフライン<7575>(JQS)が快調な上げ足を見せている。同社は主に心臓用医療機器の販売、製造を行っている。不整脈の治療に用いられる心臓ペースメーカー、ICD(植込み型除細動器)などのリズムデバイス。不整脈の検査などに用いられるEP(電気生理用)カテーテル及び不整脈の治療に用いるアブレーションカテーテルなどのEP/アブレーションが主力。

 膨れ上がる国民の医療費負担を抑制するため、医療機器に関する規制を緩和する「医療機器普及促進法」が今国会に提出される見込み。法案の原案では、医療機器の研究開発と普及に向け、法整備や財政、税制上の措置を行うことを国に義務づけた。

 そのうち、医療機器の承認の迅速化については、医療技術の進歩で利用が増えている同社が得意とするペースメーカーやカテーテルなどが取上げられている。これらは薬事法で製造許可や認証などが厳しく規制され、結果的に高価格となる海外製品を購入していることが、医療費負担の上昇を招いているとして、製造販売に必要な承認の迅速化を図るほか、患者の安全性を確保するため医療機器を扱う医師の研修を充実する。高齢化の進展や食生活の欧米化等の要因から、同社の得意とする循環器疾患者は今後増加傾向をたどることが予想されており、今回の規制緩和は同社の中期展望に明るさを加えることになる。

 今2013年3月期は営業利益9億2300万円(前期11億4700万円)と停滞するが、中期的には十分な成長が見込める。今期末に25円の高配当を行うことで、27日の配当落ち以降、若干個緩む場面も考えられるが、そこは絶好の買い場になる。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:02 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】星光PMCはセルロースナノファイバーは期待の材料、好利回り魅力も

狙い場・買い場 製紙用薬品でトップクラスの星光PMC<4963>(東1)は、期待材料を内包している好業績銘柄として注目したい。同社が京都大学などと製紙用パルプに含まれる植物由来の再生可能資源で、軽量・高強度の特徴をもつセルロースナノファイバー(CNF)を樹脂中に均一分散させることで、樹脂の強度を従来の3〜4倍に、熱による寸法変化を2割程度にまで抑える技術を開発したことが注目される。自動車用樹脂とのなじみ(相溶性)が悪く、これまで複合化が難しいとされてきたが、自動車重量の約9%(約110kg)を占める樹脂部材をCNF強化樹脂に置き換えることで20kg程度軽量化が可能となり、14年にもサンプル出荷の見通しで自動車の燃費向上が期待されている。

 足元の業績、世界的な景気停滞の影響を受けるものの、コスト削減と合理化が奏功し、13年3月期売上高は217億4000万円(前期比4.3%減)、営業利益は12億6000万円(同19.0%増)、経常利益は13億2000万円(同19.3%増)、純利益は8億4000万円(同2.4倍)を見込んでいる。海外連結子会社との決算期の統一を行うことから、決算期は3月31日から12月31日に変更となり、来期は13年12月期の9カ月変則決算になる。直近13年3月期第3四半期(10−12月)経常利益が前年同期比2.8倍の4億円(7−9月期は2億3200万円)と大幅増益だったことから、13年12月期業績も好調に推移しそうだ。

 株価は、2月6日に昨年来の高値400円と買われた後、25日移動平均線をサポートラインに3月6日高値389円と上昇。もみ合いから25日に398円と買い直され高値にあと2円と迫る場面も見られ、三角保ち合いを形成している。26日は3月期権利付き最終日となるが、配当12円(前期比3円減)を実施見通しで、配当利回り3.1%とソコソコある。PBR0.61倍と割り負け、権利落ち後も押し目優位に上値を試す可能性が高く、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:42 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東映アニメーションは今期増配、ソーシャルゲーム事業好調、株価上昇トレンド

狙い場・買い場 アニメ大手の東映アニメーション<4816>(JQS)に注目したい。3月19日に今期(13年3月期)配当予想の増額修正を発表した。株価は足元で上げ一服の形だが、上昇トレンドを継続しているだろう。

 今期の連結業績見通しは1月31日に2回目の増額修正を発表して、売上高が前期比3.1%減の320億円、営業利益が同13.4%減の43億円、経常利益が同13.4%減の46億円、純利益が同11.2%減の28億円としている。12年4月開始の「聖闘士星矢ギャラクシーカードバトル」などソーシャルゲーム事業が好調であり、12月公開の映画「ワンピースフイルムZ」が前作を超えて過去最高の興行成績となったため、前回予想に対して減収減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が77.2%、営業利益が78.4%、経常利益が80.8%、純利益が84.0%と高水準であり、3回目の増額修正の可能性もあるだろう。なお配当予想については3月19日に修正を発表し、前回予想の年間30円に特別配当30円を増額して年間60円(期末一括)とした。

 株価の動きを見ると、短期的な調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続いている。3月12日には2590円まで上昇して08年3月、8月、9月の2500円を上抜けた。足元では利益確定売りが優勢となり、配当増額修正に対する反応も限定的で上げ一服の形だが、トレンド転換には至らないだろう。3月25日の終値2475円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS202円86銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2385円10銭で算出)は1.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって、上昇トレンドを継続しているようだ。適度に短期調整を挟んでいるためテクニカル面での過熱感がなく、今期3回目の増額修正の可能性もあり、好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。07年10月以来の3000円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東京個別指導学院の中期計画に注目、教育追い風に株価に動意

狙い場・買い場 東京個別指導学院<4745>(東1)に注目したい。少子化の影響の少ない首都圏を中心に小中高校生向け個別指導学習塾を展開している。株価は教育関連の税制改正などを材料視して動意付く傾向を強めており、安倍晋三首相が掲げる教育改革関連としても有望だろう。

 前期(13年2月期)の業績(非連結)見通しについては、9月26日に増額修正して、売上高が前々期比4.3%増の131億18百万円、営業利益が同81.3%増の6億29百万円、経常利益が同78.5%増の6億30百万円、純利益が同2.8倍の3億71百万円としている。震災で中止していた春期講習会の再開、新規教室の開校、利便性向上のための教室移転やリニューアル、WEBマーケティングの強化、iPadを利用した映像学習の開始(12年11月から)などの効果で、在籍生徒数が順調に増加している模様だ。講師費用や新商品・サービス開発費用の増加などを吸収して、営業損益が大幅に改善する見込みだ。

 来期(14年2月期)については、引き続き新規教室開校効果などで在籍生徒数の増加が期待され、祖父母から孫へ教育資金を贈与する際の贈与税非課税措置(1500万円上限)が13年度の税制改正で成立すれば、追い風となりそうだ。受験準備などに向けたパッケージ料金設定など、新税制に対応した商品・サービスの導入を検討している模様だ。また中期計画では、親会社のベネッセコーポレーション<9783>との連携も強化して、17年2月期に売上高163億円、営業利益23億円を目標値として掲げている。

 株価の動きを見ると、教育資金贈与税の非課税措置を材料視して1月10日に288円、1月31日に273円まで急騰する場面があったが、反落して概ね220円〜240円近辺で推移している。ただし3月25日には272円まで急騰する場面があった。文部科学省が小学校での「外国語活動」を13年度には低学年でも英語を必修化する検討に入るとの報道が材料視されたようだ。3月25日の終値223円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS6円84銭で算出)は33倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS120円01銭で算出)は1.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺でモミ合う展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線が追い付いてきて、再動意のタイミングが接近しているように見える。教育関連の材料に敏感に反応する傾向を強めているうえに、4月上旬に決算発表を控えているため今期業績に対する思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ネットワークバリューコンポネンツはクラウド拡大で大幅増益、上げ足加速

狙い場・買い場 ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)に注目したい。ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を主力としている。株価は好業績見通しを評価する形で上げ足を加速しており、一段高の可能性もありそうだ。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。クラウドサービス市場の拡大を背景として、主力のネットワークソリューション事業ではクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品が好調に推移する見込みだ。新規取扱による商品ラインナップの充実も寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、やや上値の重い展開だったが3月に入って動意付き、12年6月の16万9000円を上抜いたことでフシ突破の形となった。足元では上げ足を一段と加速している。3月22日には25万5900円まで上昇して10年6月の24万9300円も突破する場面があった。3月25日の終値22万3000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は14〜15倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は7倍近辺となる。

 3月に入って14万円近辺から25万円台まで急騰したため、目先的には過熱感の強い印象だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。今期好業績見通しを評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。10年5月以来の30万円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ヨコレイは今9月期営業利益2.8倍、06年以来の4ケタも

狙い場・買い場 冷蔵倉庫大手のヨコレイ<2874>(東1)に注目したい。収益改善見通しを評価して株価は大幅に水準を切り上げた。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期(13年9月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比0.1%増の1112億円、営業利益が同2.8倍の30億円、経常利益が同2.4倍の30億円、純利益が同8.5倍の17億円としている。売上高は横ばいだが営業損益が大幅に改善する見込みだ。主力の冷蔵倉庫事業では北海道・喜茂別物流センターの本格稼働も寄与して、貨物取扱量が堅調に推移する見込みだ。また食品販売事業では、水産品や畜産品の市況低迷が続いているが、相場下落商材の在庫処分を前期中に完了していることに加えて、適正な在庫水準や回転率の向上に対する管理徹底で収益が大幅に改善する見込みとしている。通期予想に対する第1四半期(10〜12月期)の進捗率は売上高が27.1%、営業利益が40.4%、経常利益が43.2%、純利益が46.8%と高水準であり、早くも増額の可能性が高まっている。

 なお3月21日には、北海道・小樽市に「石狩第二物流センター(仮称)」を新設すると発表した。既設の石狩物流センターの隣接地に建設し、13年4月着工、14年4月竣工予定である。

 株価の動きを見ると、650円近辺のフシを突破して2月下旬以降は上げ足を加速した。3月12日には902円まで上昇して07年9月以来の900円台を回復した。2月12日発表の第1四半期業績が高進捗率だったことを評価する動きだろう。3月25日の終値871円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円85銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺となる。

 約1カ月で650円近辺から902円まで急騰したため目先的には過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。今期の収益改善見通しと増額の可能性が支援材料であり、指標面では依然としてPBR1倍割れ水準である。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。06年6月以来の1000円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】リオンは今期を増額、補聴器「リオネットマジェス」シリーズ好調、4ケタ相場へ

狙い場・買い場 補聴器首位のリオン<6823>(東1)に注目したい。医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開している。3月15日に今期(13年3月期)業績見通しの増額修正を発表した。好業績を評価して株価は強基調の展開である。

 今期連結業績見通しについては前回予想に対して、売上高を据え置いて前期比2.8%増の171億円、営業利益を1億円増額して同22.2%増の16億円、経常利益を2億円増額して同23.8%増の16億円、純利益を2億円増額して同60.4%増の9億円とした。医療機器事業において高付加価値の補聴器「リオネットマジェス」シリーズなどが好調なことに加えて、生産効率化効果なども寄与する模様だ。上期に停滞していた音響・振動計測器の官公庁案件については、下期に入って回復傾向を強めている模様だ。配当予想は前回予想から2円増額して年間22円(期末一括)とした。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き、足元では上げ足を速めている。3月18日には800円台に乗せて12年2月の825円を突破し、3月21日には893円まで上値を伸ばして06年12月の890円も突破した。今期増額修正を評価する動きだろう。3月25日の終値882円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円89銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1067円17銭で算出)は0.8倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的にはやや過熱感があるが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。指標面で見ると依然としてPBR1倍割れ水準であり、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。06年7月以来の1000円台は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年03月25日

【狙い場・買い場】トリドールは3Qの伸び悩み業績を織り込み下げ過ぎ訂正に再発進

狙い場・買い場 トリドール<3397>(東1)は、今年1月に発表した今3月期第3四半期(3Q)の伸び悩み業績に失望感を強め窓を開けて急落したが、大幅下方かい離した25日移動平均線をクリアし、上昇転換した5日移動平均線とゴールデンクロスしたことから、伸び悩み業績は織り込み済みとして下げ過ぎ訂正に再発進する展開を強めている。安倍連立政権でTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向け、農業の成長産業化に関連して日本食の海外展開の積極化が盛り込まれていたことも、株価復元をサポートする見込みである。

 同社の3Q業績は、前年同期比15%増収、1%経常減益、5%純益増益と増減マチマチで着地し、期初予想の3月通期業績対比の利益進捗率は、64〜70%と目安の75%を下回った。主力のセルスうどん店「丸亀製麺」を109店新規出店し670店舗と積極拡大したが、既存店売り上げが伸び悩み、朝食需要掘り起こしに向け朝営業を開始した費用増や海外展開の積極化経費などが重なり低利益進捗率にとどまった。

 海外展開では、昨年12月に韓国1号店、今年1月に台湾1号店、2月にロシア1号店、3月にインドネシア1号店をそれぞれオープン、これをキッカケに各国での積極的な店舗展開策を継続する。同社では、3Qの伸び悩み業績は前向きの費用増によるものとして3月通期業績は、期初予想を変更せず、純利益を36億5000万円(前期比19%増)と連続の過去最高更新を見込んでいる。

 なお「アベノミクス」による農業の成長産業化は、「和食」の世界文化遺産化などの国際展開でコンビニ店や外食産業の海外進出が積極化、同産業向けに「メイド・イン・ジャパン」の食材輸出が拡大するシナリオを描いており、海外展開に弾みをつける同社も、「アベノミクス」関連株の一角に位置付けられることになる。

 株価は、今年2月以来の1000円台回復となっているが、なおPERは10倍台と下げ過ぎを示唆している。今年1月に5日線と25日線がゴールデンクロスしたときも株価は、短期200円高しており、このときの戻り高値1162円奪回から昨年8月の株式分割落ち後高値1399円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)
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【狙い場・買い場】クリーク・アンド・リバー社は好調決算発表が接近、次期見通しに期待

狙い場・買い場 クリーク・アンド・リバー社<4763>(JQS)に注目したい。株価は高値圏でボックス展開だが、4月3日に決算発表を予定しており、好業績見通しを評価する動きが強まるだろう。

 前期(13年2月期)連結業績見通しは、1月10日の2度目の増額修正で売上高が前期比14.0%増の180億円、営業利益が同40.6%増の9億50百万円、経常利益が同37.2%増の10億円、純利益が同77.2%増の4億50百万円としている。主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作関連、SNSゲーム開発関連、電子書籍制作関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調であり、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、自社開発ソーシャルアプリ配信事業なども収益化する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.8%、営業利益が96.9%、経常利益が96.5%、純利益が98.9%に達しており、3度目の増額修正の可能性があるだろう。今期(14年2月期)についても好業績が期待されそうだ。

 なお2月28日を基準日(効力発生日3月1日)として1株を100株に株式分割し、単元株数を100株としている。

 株価の動きを見ると、1月10日には戻り高値となる544円まで上昇して12年11月の530円を上抜ける場面があったが、その後は上げ一服となり概ね400円〜500円近辺でのボックス展開が続いている。12年秋から急騰したため日柄整理の局面のようだ。3月22日の終値483円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想に株式分割を考慮した連結EPS20円90銭で算出)は23倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間4円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS151円23銭で算出)は3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う形だが、週足チャートで見ると一旦割り込んだ13週移動平均線を回復して強基調へ回帰の動きを強めている。電子書籍関連人気がやや一巡した形だが、4月3日の決算発表が接近して好業績見通しを評価する動きが強まるだろう。ボックスレンジを上放れれば一段高の可能性がありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】マーベラスAQL株価は快調な上値追い続く、割高感なくなお上値も

狙い場・買い場 マーベラスAQL<7844>(東1)に注目したい。株価は好業績見通しを評価して上値追いの展開が続いている。

 11年10月にマーベラスエンターテイメント、AQインタラクティブ、ライブウェアの3社が合併して、オンライン事業(オンラインゲーム開発)、コンシューマ事業(家庭用ゲーム機向けゲームソフト開発など)、音楽映像事業(アニメ映像商品、ミュージカル公演など)を展開している。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは11年10月に3社合併したため前期との単純比較はできないが、2月8日に売上高を減額修正、経常利益と純利益を増額修正して売上高が170億円、営業利益が22億円、経常利益が21億50百万円、純利益が17億50百万円としている。オンライン事業の一部タイトルのサービス開始遅れが影響して売上高を15億円減額したが、初期コストの減少などにより経常利益を20百万円増額し、繰延税金資産計上(約4億円)が寄与して純利益を4億60百万円増額した。オンライン事業での主力タイトル「ブラウザ三国志」が順調であり、コンシューマ事業でのニンテンドー3DS向けソフトやポケモン事業の新型マシン「ポケモントレッタ」稼働なども寄与して、通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が71.4%、営業利益が78.0%、経常利益が77.8%、純利益が79.2%と順調な水準である。

 来期(14年3月期)については、12年11月リリースの「閃乱カグラ」シリーズ初のソーシャルゲーム、13年2月リリースの「ブラウザプロ野球NEXT」なども通期寄与して好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、右肩上がりの展開が続いている。2月中旬以降は上げ足を速めて3月13日には6万8500円まで上昇する場面があった。その後は上げ一服の形だが概ね6万円近辺で推移している。今期純利益増額を好感して、来期好業績も期待する動きだろう。3月22日の終値5万8500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3273円78銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1000円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万7028円50銭で算出)は3.4倍近辺である。

 2月中旬からの急騰で目先的な過熱感を強めたこともあり、足元では上げ一服だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に接近して再動意のタイミングのようだ。指標面に割高感はなく、好業績期待で上値を追う可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】テクマトリックスはサイバー攻撃に対応した次世代ファイアウォール製品好調

狙い場・買い場 テクマトリックス<3762>(東2)に注目したい。ハードウェアを販売する情報基盤事業とクラウドサービスを提供するアプリケーション・サービス事業を展開している。株価は今期(13年3月期)好業績見通しを評価して上値追いの展開が続いている。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比4.7%増の160億円、営業利益が同9.1%増の10億60百万円、経常利益が同4.7%増の10億60百万円、純利益が同15.9%増の5億円としている。情報基盤事業は負荷分散装置が震災後特需の反動でやや減速傾向だが、サイバー攻撃に対応した次世代ファイアウォール製品やセキュリティ関連製品が好調な模様である。保守・運用・監視というストック型ビジネスの強化も奏功している模様だ。アプリケーション・サービス事業はスマートフォン関連で不採算案件が発生し、金融分野も苦戦しているが、医療分野やCRM分野が順調な模様である。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が75.7%、営業利益が82.2%、経常利益が82.4%、純利益が92.6%と高水準であり、通期上振れの可能性があるだろう。

 自己株式取得については、2月22日時点での累計取得株式総数が1029株、取得価額総額が9990万2200円となり終了した。また3月31日を基準日(効力発生日4月1日)として1株を200株に株式分割し、単元株式数を100株とする。

 株価の動きを見ると、上値追いの展開が続き10万円台乗せ後は上げ足を加速した。3月1日には16万8900円まで上昇し、足元も概ね16万円近辺で推移している。今期好業績見通しに加えて株式分割発表も好感されているようだ。3月22日の終値16万3500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS8282円12銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2500円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8万3932円94銭で算出)は1.9倍近辺である。

 昨年9月末の5万6000円近辺から3月1日の16万8900円まで、ほぼ3倍の水準まで上昇したが、依然として強基調の展開が続いている。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインだろう。足元は上げ一服の形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線近辺から再動意の形となっている。好業績見通しを支援材料に、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】キトーの今期2ケタ増収増益、来期も明るい、3月末に100株単位へ

狙い場・買い場 キトー<6409>(東1)に注目したい。工場内で使用されるチェーンブロック、レバーブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力とする搬送機器メーカーである。好業績見通しを評価して、株価は水準を切り上げる展開が期待されそうだ。

 今期(13年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比10.6%増の368億円、営業利益が同20.6%増の20億円、経常利益が同14.5%増の18億円、純利益が同20.8%増の8億円としている。中国市場がやや低調だが、国内の復興関連、米州の天然資源開発関連、タイやインドネシアの自動車関連などが好調な模様である。増収効果に加えて値上げ効果や生産性向上効果なども寄与する見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率はやや低水準だったが、アジア市場での売上計上が期末に集中する傾向が強く、第3四半期累計の利益が計画を上回っていることも考慮すればネガティブ要因とはならないだろう。なお通期ベースでの想定為替レートを1米ドル=80円としており、足元の円安水準もプラス要因となりそうだ。世界的な景気回復や円安進行で来期(14年3月期)の収益拡大も期待されるだろう。

 なお3月31日を基準日(効力発生日4月1日)として1株を100株に株式分割し、単元株式数を100株とする。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続いている。3月21日には10万円大台を回復して10万2800円まで上値を伸ばした。好業績見通しを評価する動きに加えて、2月26日に発表した株式分割も好感されているだろう。3月22日の終値10万200円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6208円38銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万8840円34銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。好業績を評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。11年2月の11万300円も視野に入るだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】松田産業は貴金属価格上昇で業績に期待、10年5月の1719円へ

狙い場・買い場 松田産業<7456>(東1)に注目したい。貴金属リサイクル事業を主力として食品関連事業も展開している。貴金属価格上昇や来期(14年3月期)の好業績期待で、株価は水準を切り上げる展開だ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは11月5日に減額修正したが、2月12日に一転して利益を増額修正し、売上高が前期比9.4%減の1700億円、営業利益が同24.0%減の52億円、経常利益が同20.3%減の56億円、純利益が同13.2%減の36.5億円としている。第3四半期(10〜12月期)に貴金属価格が上昇したため減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が73.0%、営業利益が79.0%、経常利益が80.8%、純利益が82.1%と高水準だったため再増額の可能性もあるだろう。世界的な金融緩和を背景に貴金属市況が上昇傾向であり、半導体・電子部品の生産が回復傾向になれば、来期の好業績が期待されるだろう。

 なお2月12日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間2月13日〜3月14日)については、2月28日時点で累計7万8900株(取得価額総額9996万7700円)となり終了した。

 株価の動きを見ると、12年11月の安値993円をボトムとして右肩上がりの展開が続いている。貴金属市況の上昇による来期業績に対する期待感に加えて自己株式取得も支援材料となったようだ。3月22日には戻り高値となる1585円まで上昇する場面があるなど足元では一段と上げ足を速めている。3月22日の終値1520円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円06銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は1.0倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的にはやや過熱感だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だろう。また月足チャートで見ると、抵抗線だった24カ月移動平均線を突破して長期トレンド好転を鮮明にしている。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待され、10年5月の1719円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年03月24日

【狙い場・買い場】セブンイレブン関連のわらべや、業績拡大へ

狙い場・買い場 わらべや日洋<2918>(東1)は、主要顧客であるセブン&アイ・ホールディングスが2期連続で過去最高益を更新したもようと伝わっており、関連銘柄として注目したい。わらべや日洋はセブンイレブン向けにお弁当やお惣菜などを開発・提供しているが、今2月末にセブン−イレブン・ジャパンを割当先として第三者割当増資を実施。調達した資金15億円はセブンイレブンの四国進出と東北地区での事業拡大に歩調を合わせ工場新設に投入する。セブンイレブンが1762万5660株(12.4%)保有する筆頭株主になったことで関係強化に対する期待感が高まる。

 足元の業績、13年2月期はセブンイレブンの積極的な出店や、チルド商品の販売伸長し売上高1750億円(前期比7.1%増)となるものの、米価上昇の影響で、営業利益40億円(同2.2%減)、経常利益42億円(同1.3%増)、純利益21億円(同12.8%増)を見込んでいるが、四季報最新号では14年2月期上向くと観測しており、4月12日に予定される13年2月期決算発表における14年2月期業績予想に期待が持てる。

 株価は、1450円割れで下値を固め出直る動きで、13週移動平均線を上抜き戻り歩調を強めつつある。セブンイレブン向けに和菓子工場がフル稼動で生産拡大も見込まれるほか、PBR0.77倍と割り負け、ディフェンシブ性もあり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
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2013年03月22日

【狙い場・買い場】日鍛バルブは自動車関連の出遅れ、世界的技術開発も

狙い場・買い場 日鍛バルブ<6493>(東1)は、自動車関連の出遅れ銘柄として注目したい。日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は21日の定例会見で、安倍晋三首相が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を表明したことを歓迎したい、と改めて表明しており、自動車関連銘柄が騰勢を強めると期待される。特に、日鍛バルブは、エンジンバルブがハイブリッド車(HV)や軽自動車向けに好調なことから、見直される可能性が高い。

 足元の業績、13年3月期売上高は353億円(前期比7.1%増)、営業利益は15億円(同2.3倍)、経常利益は16億円(同91.4%増)、最終損益は5億5000万円の黒字(同8億9500万円の赤字)を見込む。四季報最新号では、2ケタ増益を観測。PBR0.43倍と割り負け、配当利回り3.52%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、昨年11月15日につけた昨年来の安値240円を底に、3月15日に昨年来の高値349円と上昇。340円前後で下値を固める動きとなっている。同社はトヨタのHVプリウス向けにエンジンバルブを供給しているが、トヨタが独BMWとHVや燃料電池車の技術の年内供与で近く合意することから、環境対応型のNT−VCP(電磁式連続カム位相可変機構)の開発に世界で初めて成功した日鍛バルブの技術が改めて見直される可能性が高い。上値抵抗線となる09年9月高値394円突破も視野に入ることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
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