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記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】東光高岳HDは統合効果を買い直し最高値も照準
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】建設技術研究所は国土強靭化計画の追い風、株価に弾み
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】メディアフラッグの好業績再評価、流通・営業支援好調
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】OBARA GROUPは再増額の可能性、溶接機器好調に円安効果も
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】増額修正の日本エンタープライズ、戻り高値突破で上げに弾み
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】日本アジアグループに増額修正の可能性、防災・減災、老朽化インフラ関連のテーマ性
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】プロネクサスは好利回りに照準、優待でも注目
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】第一商品は金融緩和など好環境追い風、11年7月の747円へ
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】好業績のビー・エム・エルは09年12月の高値2930円へ
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】増配のクレスコ上放れ、好業績で低PER、高利回り
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2013年03月22日

【狙い場・買い場】東光高岳HDは統合効果を買い直し最高値も照準

狙い場・買い場 東光高岳ホールディングス<6617>(東1)は、昨年10月に東光電気と高岳製作所が経営統合して上場され、今年2月6日につけた上場後高値1658円から値幅で300円、日柄で約2カ月調整したが、下値では目先調整終了として経営統合効果を買い直す割安修正期待の打診買いが続いている。今3月期純利益は、負ののれん益発生で207億円と予想、来期は、この一巡で純利益は大幅減益となるが、今期に半期寄与にとどまる東光電気が、来期には1年間のフル寄与となることが見直されることが引き金となっているもので、最高値奪回も見込まれる。

 同社の経営統合は、東京電力<9501>(東1)系の電力計メーカーとして、電力ネットワークをトータルにサポートするナンバーワン企業として調達・物流・生産の統合効果、改革で早期シナジーを実現するとともに、海外展開も積極化、スマートメーターなどのスマートグリッド関連商品の需要増の取り込みを狙っている。この統合効果は、今期業績では純利益に顕著に現れる。負ののれん益が約200億円発生、これを一括償却した特別利益が織り込まれるためで、純利益は、207億円と予想している。

 続く2015年3月期業績は、負ののれん益一巡で純利益が大きく減益転換するが、売り上げ、経常利益は、今期の半期寄与にとどまった東光電気が、1年間の通年寄与となるために増収増益となる。同社は、中期経営計画で売り上げのみ1000億円以上と予想しているが、今年3月14日発売の東洋経済四季報春号では、経常利益を29億円と今期予想21億円に対して38%増と観測している。また純利益を17億円としたが、それでも1株利益は、104.8円とし、50円への増配を観測している。

 株価は、昨年10月に1219円で初値をつけ上場来安値1090円まで売られて下げ過ぎとして底上げ、今年1月開示の第3四半期の好決算に反応して同高値まで200円高して往って来いの調整をした。今期予想PERは1倍と超割安で、来期の東洋経済観測ベースでのPERは、13倍台と割安な計算となり、最高値奪回も一通過点となる展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】建設技術研究所は国土強靭化計画の追い風、株価に弾み

狙い場・買い場 建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)に注目したい。老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風である。これを材料視する形で株価は11年4月の戻り高値を突破した。上値追いの展開に弾みが付きそうだ。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億07百万円と好調だったことで受注残高が高水準であり、コスト削減効果も寄与する見込みだ。

 中期計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付け、港湾や水道などへの参入も推進する方針を掲げている。12年度補正予算と13年度予算案で公共投資が増加し、中期的にも老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風となるだろう。

 株価の動きを見ると、2月15日に564円まで調整したが、すぐに切り返して強基調の展開となった。3月11日には649円を付けて12月25日の644円を突破し、3月21日には689円まで上値を伸ばして11年4月の戻り高値670円も突破した。今期好業績見通しや国土強靭化計画を材料視する動きだろう。3月21日の終値684円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.5倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発して戻り高値を突破した。過熱感を冷ますための短期調整が一巡して上昇トレンドを確認した形だろう。700円台回復は射程圏であり、上値追いに弾みがついて07年12月以来の800円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】メディアフラッグの好業績再評価、流通・営業支援好調

狙い場・買い場 店舗の覆面調査が主力のメディアフラッグ<6067>(東マ)に注目したい。株価は下値固め完了感を強めており、今期(13年12月期)好業績見通しが再評価される可能性が高いだろう。

 流通・飲食企業や消費財メーカーの店舗・店頭マーケティング活動を支援するフィールド事業(覆面調査などの流通支援事業、店舗巡回などの営業支援事業、店舗・店頭の状況をデータベース化する独自開発ソフトのASP事業)を主力として、ストア事業(コンビニエンスストア経営)も展開している。覆面調査や店舗巡回を行う登録スタッフ(メディアクルー)は12年11月時点で全国16万人を超えている。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。国内では営業拠点の増設、新サービスメニューの開発、メディアクルーの増員や質的向上、子会社メディアフラッグ沖縄へのコールセンター業務の移管、海外では中国とインドネシアでの顧客開拓などを進める。飲食、カフェ、サービスエリアなどで覆面調査の需要が増加している模様であり、さまざまな業種業態に対応して業容を拡大する方針だ。中期的にも収益拡大が期待される。

 また3月14日には、正社員の給与テーブルを見直して月額所得を平均6%引き上げると発表している。消費を活性化するための日本政府の賃金アップ要請に賛同するとともに、今回の改定で従業員のモチベーションを高め、さらなる収益向上に繋げるとしている。

 株価の動き(1月1日付で1株を3株に株式分割)を見ると、2月15日と18日に464円まで調整する場面があったが、概ね500円〜600円近辺でボックス展開のようだ。3月21日の終値534円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS30円19銭で算出)は17〜18倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3倍近辺である。

 概ね安値圏500円〜600円近辺でのボックス展開だが、売り込む動きは見られず下値固め完了感を強めている。指標面に割高感はなく、出遅れ感も強いだけに、今期好業績見通しが再評価される可能性が高いだろう。きっかけ次第で高値圏への回帰が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:37 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】OBARA GROUPは再増額の可能性、溶接機器好調に円安効果も

狙い場・買い場 溶接機器や平面研磨装置を展開するOBARA GROUP<6877>(東1)に注目したい。今期(13年9月期)業績の増額修正を好感して株価は上値を伸ばしている。再増額の可能性もあり、上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期の連結業績見通しについては2月6日に増額修正して、売上高が前期比0.7%増の325億円、営業利益が同10.5%減の40億円、経常利益が同6.6%減の43億円、純利益が同2.3%増の27億80百万円とした。アジア地域での自動車関連向けに溶接機器の需要が想定以上に好調なことに加えて、円安効果が寄与して営業利益と経常利益は減益幅が縮小し、純利益については一転して増益の見通しとなった。平面研磨装置関連事業の損益も大幅に改善している模様だ。通期予想に対する第1四半期(10月〜12月期)の進捗率は売上高が25.2%、営業利益が31.1%、経常利益が38.3%、純利益が33.5%と高水準である。円安効果に加えて、米国自動車市場の好調なども考慮すれば再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると概ね1000円近辺で小動きだったが、2月6日の今期見通し増額修正を好感して動意付いた。3月21日には1880円まで上値を伸ばして08年5月以来となる2000円台に接近している。3月21日の終値1868円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円07銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は1.6倍近辺となる。

 増額修正を好感して急騰したため目先的には過熱感を強めているが、月足チャートで見るとボックスレンジから上放れた形である。先高観を強めており、再増額の可能性も考慮すれば指標面に割高感はない。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。08年5月以来の2000円台回復は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】増額修正の日本エンタープライズ、戻り高値突破で上げに弾み

狙い場・買い場 コンテンツサービス事業やソリューション事業を展開する日本エンタープライズ<4829>(東2)に注目したい。3月21日に今期(13年5月期)2回目の増額修正を発表した。株価は水準を切り上げる展開が続いており、2回目の増額修正を好感して上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しについて3月21日、前回予想(1月10日に増額修正)に対して売上高と純利益を増額修正した。売上高は50百万円増額して前期比49.5%増の41億70百万円、営業利益は据え置いて同28.2%増の3億90百万円、経常利益は据え置いて同25.8%増の4億円、純利益は1億25百万円増額して同2.1倍の3億50百万円とした。売上高についてはソリューション事業で携帯販売会社との協業による広告売上が想定以上に増加し、純利益については投資有価証券売却益(2億44百万円)が寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続き、足元では上げ足を速めている。3月19日には1万5700円まで上値を伸ばして12年3月の戻り高値1万4770円を突破した。今期好業績見通しを好感する動きだろう。3月21日の終値1万5390円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS928円38銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間150円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8132円79銭で算出)は1.9倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的に過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だろう。12年3月の戻り高値1万4770円を突破したことで先高観も強めている。3月21日の今期2回目の増額修正も刺激材料となって上値追いの展開が期待されるだろう。07年10月以来の2万円台回復も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】日本アジアグループに増額修正の可能性、防災・減災、老朽化インフラ関連のテーマ性

狙い場・買い場 日本アジアグループ<3751>(東マ)に注目したい。今期(13年3月期、決算期変更で11カ月決算)連結業績に増額修正の可能性があり、株価は強基調に転換して底練り展開から脱出の動きを鮮明にしている。

 空間情報コンサルティング事業(国際航業ホールディングス)を主力に、グリーンプロパティ事業(土壌汚染関連、戸建住宅関連)、グリーンエネルギー事業(太陽光発電所関連)、ファイナンシャルサービス事業(証券業など)を展開している。防災・減災関連、老朽化インフラ関連、メガソーラー関連のテーマ性が注目される。

 今期連結業績見通しは売上高が643億69百万円、営業利益が19億78百万円、経常利益が5億96百万円、純利益が1億19百万円としている。空間情報コンサルティング事業とグリーンプロパティ事業が第4四半期(2〜3月)偏重の収益構造のため、3月14日に発表した第3四半期累計(12年5月〜13年1月期)は、営業利益が17億64百万円の赤字、経常利益が24億66百万円の赤字、純利益が24億30百万円の赤字だったが、売上高が前年同期比9.9%増収となった効果で赤字幅が前年同期に比べて縮小した。

 なお3月14日に、投資有価証券売却益6億70百万円の発生を発表している。特別利益計上で通期純利益は計画を上回る見通しだが、グリーンエネルギー事業で開発投資を拡大させているため、売電収入に対して経費が先行する可能性があるとして通期見通しを据え置いている。国内外でメガソーラー発電所の開発・運営事業の拡大に注力しており、来期(14年3月期)の収益寄与本格化が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、やや乱高下する場面もあるが、3月以降は着実に水準を切り上げている。3月13日には3190円まで上値を伸ばして12年7月の3045円を突破した。3月21日の終値2900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円63銭で算出)は61倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS7045円08銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると足元は上げ一服の形だが、戻り高値圏を維持して上値を窺っている。また週足チャートで見ると、12年7月の3045円を突破して底練り展開から脱出の動きを鮮明にしている。強基調に転換して13週移動平均線がサポートラインの形だろう。今期業績増額の可能性に加えて、防災関連、老朽化インフラ関連、メガソーラー関連などテーマ性は豊富であり、水準を切り上げる展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:50 | 注目銘柄
2013年03月21日

【狙い場・買い場】プロネクサスは好利回りに照準、優待でも注目

狙い場・買い場 プロネクサス<7893>(東1)は、日経平均株価が続急伸する活況相場下で、敢えてインカムゲイン(配当利回り)を狙う限定株として要注目である。キャピタルゲイン(値上がり益)狙いはなお時期尚早ということであり、ということは、仕込み場面は、限定的となる。今年3月11日につけた昨年来高値653円までがこの仕込み限界で、これ以上の深追いを避ければ、配当利回りは、株主優待込みで4.2%となる。3月期末に向けまずこの配当権利を確定させるのが最優先で、値幅対応は、それ以降の金融・証券市場情勢次第ということになる。

 同社の株主優待制度は、100株以上を保有の株主に1000円相当のクオカード、1000株以上を保有の株主に3000円相当のクオカードを贈呈する内容となっている。昨年来高値水準で同社株を100株を取得しても、この優待制度だけで配当利回りは1.5%と東証1部全銘柄の予想配当利回り1.7%に遜色はない。しかも同社の今3月期配当は、18円(前期実績17円)へ増配が予想されている。この増配を加えると、配当利回りは、4.2%に高まることになり、インカムゲイン狙いの妙味株となる。

 ただ同社の配当は、2011年3月期までは年間22円の高配当を安定継続していた。それが前3月期に17円に減配し、今期は18円に復元増配するものである。前期の減配は、証券・金融商品のディスクロージャー印刷の大手として、上場会社数の減少、大型ファイナンス案件の縮小、制度改正に伴う目論見書の簡素化などによりディスクロージャー関連製品の需要が減少する逆風下で、それまでの22円配当の配当総額が、2011年3月期業績の大きな落ち込みで純利益を上回り、連結配当性向を30%以上とする同社の配当政策からカイ離するとして減配したものである。その後、当初は年間16円としていたのを期末配当を8円から9円に引き上げ17円とした。

 この期末配当増配は、同社が強みを持つ不動産投信(REIT)関連で新規公開(IPO)がようやく再開され、公募増資なども再活発化したことなどで、業績が期初予想を上ぶれて着地したことによるものである。このREITは、安倍内閣による日本再生戦略でも、さらに資産規模が拡大され、2020年には倍増が目標とされているだけに、同社業績には追い風となる。今期純利益は、10億8000万円(前期比1%増)と予想されているが、来期以降はさらに好転、連続増配期待も高まる。

 株価は、日立ハイテクノロジーズ<8036>(東1)の企業情報データベースを買収した昨年12月から底上げ転換を鮮明化し、昨年来高値まで36%高した。PERは17倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であるが、配当狙いから値幅取りに方向転換するのは、来期業績・配当の動向次第とするのが無難で、深追いは慎みたい。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:20 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】第一商品は金融緩和など好環境追い風、11年7月の747円へ

狙い場・買い場 商品先物取引大手の第一商品<8746>(JQS)に注目したい。世界的な金融緩和、景気回復、さらにインフレ期待を背景とした商品先物相場の活況が追い風である。期末一括配当の権利取りの動きも加わり、株価は上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期(13年3月期)業績(非連結)の見通しは、11月2日に減額修正して売上高が前期比21.8%増の98億10百万円、営業利益が同2.5倍の32億10百万円、経常利益が同95.5%増の34億20百万円、純利益が同2.3倍の20億98百万円としている。第2四半期累計(4〜9月期)では商品先物取引売買高が低迷したため計画に対して大幅未達だったが、第3四半期(10〜12月期)には世界的な金融緩和の流れを背景として、金先物価格など商品先物価格が上昇傾向を強めた。このため第3四半期の商品先物取引売買高は前年同期比42.5%増加となり、第3四半期累計(4〜12月期)で見ても同18.8%減まで挽回している。第4四半期(1〜3月期)も高水準で推移している模様であり、第2四半期累計までの未達分を挽回する勢いのようだ。

 なお3月4日に特別損失の計上を発表した。97年に第三者割当で取得した協栄物産の株式15万株(引受金額3億円)の買戻の合意の認定の存否について、上告審棄却の決定(2月21日)があり、申立費用の請求金額3億67百万円を今期特別損失として計上する予定としている。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き、3月19日には戻り高値となる628円まで上昇している。足元の商品先物相場活況を好感するとともに、期末一括配当(20円)の権利取りの動きが活発化している可能性もあるだろう。3月19日の終値627円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円82銭で算出)は4〜5倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS580円55銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を継続している。指標面の割安感もあり、世界的な金融緩和を背景とした商品先物相場の活況を追い風に、上値追いの展開が期待されるだろう。11年7月の747円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:45 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】好業績のビー・エム・エルは09年12月の高値2930円へ

狙い場・買い場 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)に注目したい。株価は好業績見通しを評価して高値圏で推移している。今期(13年3月期)業績の増額の可能性があり、上値追いが期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比3.0%増の950億円、営業利益が同28.3%増の68億円、経常利益が同33.9%増の70億円、純利益が同54.7%増の37億円としている。医療情報システム事業がやや低調だが、臨床検査事業が新規顧客開拓などで好調である。北海道の子会社を統合した第一岸本臨床検査センターの収益改善や、前期に発生した一時的費用の一巡も寄与する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が85.0%、経常利益が85.0%、純利益が85.3%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 主力の臨床検査事業ではクリニック市場の開拓とともに、M&Aも活用して検査ラボの全国展開や規模拡大を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社統合などによる収益改善進んでいる模様だ。食品衛生事業では、腸内細菌検査の受託数量増加や食品衛生コンサルティングの新規受注が進んでいる模様であり、中期的な成長が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、2月7日に発表した第3四半期累計業績を評価する形で動意付いた。2月14日には2590円まで急騰して10年1月の2585円を一気に突破した。その後一旦は反落したが、足元では水準を切り上げて高値圏2500円近辺で推移している。今期好業績見通しや増額の可能性を評価する動きだろう。3月19日終値2489円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円24銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2248円93銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとして水準を切り上げている。テクニカル面での過熱感はなく、今期好業績見通しや増額の可能性を評価して上値追いの展開が期待されるだろう。09年12月の高値2930円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】増配のクレスコ上放れ、好業績で低PER、高利回り

狙い場・買い場 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)配当増額修正を好感して、株価は戻り高値圏でのモミ合いから上放れた。先高感を強めて上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の190億円、営業利益が同21.3%増の12億50百万円、経常利益が同14.9%増の13億50百万円、純利益が同70.8%増の7億60百万円としている。ソフトウェア開発事業ではクレスコ北陸(旧ソラン北陸)の完全子会社化も寄与して、公共サービス分野や流通分野が堅調である。組込型ソフトウェア開発事業では通信端末関連やカメラ関連の開発案件が好調な模様である。不採算だったマーケティングソリューション事業(沖縄センター)の譲渡も損益改善に繋がり、純利益については退職給付制度改定損失の一巡も寄与する。

 来期(14年3月期)については、景気回復なども後押しする形で企業のIT投資は高水準に推移することが予想される。消費税率引き上げ前の駆け込み需要なども期待されるだろう。重点戦略として、得意分野を持つビジネスパートナーとの企業間連携を推進しており、中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 なお3月13日に、持分法適用会社であるアプレッソの株式をセゾン情報システムズ<9640>に譲渡すると発表した。選択と集中の観点から資本関係を解消するもので、営業面での協業は継続するとしている。また3月18日には、期末配当を従来予想の11円から3円増額して14円とし、年間では25円(第2四半期末11円、期末14円)にすると発表した。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の概ね620円〜650円近辺でモミ合う展開だったが、3月18日に発表した期末配当増額修正を好感して動意付き、翌19日に699円まで上昇して12年2月と12月の戻り高値688円を突破した。3月19日の終値690円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円41銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS707円87銭で算出)は1.0倍近辺である。

 モミ合いから上放れた形であるとともに、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から上伸してサポートラインも確認した形となった。先高感を強めて上値追いの展開が期待されるだろう。11年3月の747円は射程圏であり、06年5月以来の800円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】ピックルスコーポレーションは主力の「ご飯がススムキムチ」好調、業績再増額含み

狙い場・買い場 漬物最大手のピックルスコーポレーション<2925>(JQS)に注目したい。株価は短期調整が一巡して上値追いの展開となった。前期(13年2月期)決算発表が接近して動意付く可能性もありそうだ。

 前期連結業績見通しについては10月9日に増額修正して、売上高が前々期比10.7%増の239億円、営業利益が同0.3%減の9億80百万円、経常利益が同0.2%減の10億65百万円、純利益が同0.6%増の5億95百万円としている。期前半の野菜価格の高騰がマイナス要因となり、広島新工場の準備費用も発生する模様だ。ただし通期予想に対する第3四半期累計(3〜11月期)の進捗率は、売上高が76.7%、営業利益が83.5%、経常利益が81.9%、純利益が86.4%と高水準だった。主力の「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品、浅漬、惣菜の販売が好調な模様であり、再増額の期待が高まっている。今期(14年2月期)についても、積極的な新製品投入効果などが寄与して、主力製品の好調な推移が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、1月の高値580円から反落して一旦は520円台まで調整したが、切り返して3月11日に583円まで上昇し、戻り高値を突破した。さらに15日と18日には590円まで上値を伸ばしている。短期調整が一巡して、前期再増額に対する期待感を強めている可能性がありそうだ。3月19日の終値583円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS93円05銭で算出)は6〜7倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS982円00銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復して上伸した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発して1月の戻り高値を突破した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形だろう。指標面で見ると依然として低PER、低PBRであり、上値追いの展開が期待されるだろう。12年4月の655円、そして11年12月の670円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】プラマテルズは第3Qの進捗率高く景気回復で先行きに期待、低PER

狙い場・買い場 合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)に注目したい。株価は来期(14年3月期)の好業績を期待する形で上値追いの展開が続いている。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比横ばいの580億円、営業利益が同0.7%減の8億80百万円、経常利益が同5.2%減の8億円、純利益が同6.3%減の5億円としている。世界的な景気低迷の影響を受けてスチレン系樹脂の需要が低調だが、主力のエンジニアリング系樹脂では高付加価値商材が堅調に推移している模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が72.9%、営業利益が77.6%、経常利益が82.5%、純利益が77.6%と概ね順調な水準だった。景気減速の状況下でも収益の落ち込みが小さく、収益基盤の強固さが窺える内容だろう。来期については、景気回復や円安効果などが寄与して増収増益が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、320円〜340円近辺のボックス展開から上放れて上値追いの展開が続いている。足元では10年4月の戻り高値401円を突破して、3月19日には420円まで上昇している。世界的な景気回復を背景に来期の好業績を期待する動きのようだ。指標面の割安感も見直し買いに繋がっているだろう。3月19日の終値420円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円49銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS733円35銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開である。10年4月の401円を突破したことでトレンド好転を確認した形であり、先高期待を強めて足元では上げ足を速めている。08年6月の460円は射程圏であり、07年12月以来の500円台乗せも視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年03月20日

【狙い場・買い場】日本カーボンに思惑人気、3月年度末を意識も

狙い場・買い場 19日の東証1部市場では、日本電工<5563>(東1)ソニー<6758>(東1)が、値上り率上位に入るなど、直近でクレディ・スイス(CS)証券が目標株価を引き上げた銘柄の値動きが良くなっている。3月年度末を意識した動きと思われるが、好業績予想の日本カーボン<5302>(東1)は、継続して注目したい。CSでは、14日付でカーボン3銘柄の投資判断を引き上げている。日本カーボン<5302>(東1)については、「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げ、目標株価を130円から200円に引き上げている。為替前提が保守的で、円安による輸出電極の採算改善が見込まれると指摘している。

 会社側では、13年12月期リチウムイオン電池用負極材では、拡大する車載用電池(HEV、PHEV、EV)向けの需要への積極的対応、ファインカーボンでは、太陽電池と半導体用途などへのグローバルな拡販。また、人造黒鉛電極では、高品位電極の販売比率拡大と新興国需要の取り込みを図り、売上高が378億円(前期比24 .5%増)、営業利益が31億円(同81.4%増)、経常利益が31億円(同65.0%増)、純利益が15億円(同3.5倍)と大幅回復を見込んでいる。

 株価は、今期大幅回復見込みを手がかりに、13週移動平均線がサポートする形で、もみ合いを上放れし、15日に昨年来の高値247円と急伸、下値を固める動きとなっている。同社は日電工同様、12月決算銘柄で、現段階では業績予想の下方修正や減配など気にすることなく、手がけやすい面がある。CSの目標株価を上回り、やや信用買残は多いが、金融相場の様相を呈しており、5日移動平均線が下値支持線として意識された感があり、売り物を吸収し買い方の回転が効いてきそうだ。押し目は、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:31 | 注目銘柄
2013年03月19日

【狙い場・買い場】韓国LG関連のフーマイスターエレクトロニクス、電子部品の輸出増加へ

狙い場・買い場 フーマイスターエレクトロニクス<3165>(JQS)は、韓国LG関連として注目したい。同日付の日本経済新聞朝刊が「パナソニックが2013年度からの3カ年でテレビ事業を大幅に縮小する」と報じたことを受け、競争激化が和らぐとの見方からソウル株式市場で、LG電子が上昇しており、同社向けに電子部品を輸出しているフーマイエレに見直し買いが入ると期待される。

 足元の業績、13年9月期第1四半期売上高は153億1000万円(前年同期比1.9%減)、営業損益は1億2300万円の赤字(同7000万円の黒字)、経常利益は2億2000万円(同3.23倍)、最終損益は1億2800万円の黒字(同300万円の赤字)に着地。スマートフォン向け半導体やTFTパネルの需要は好調も、ODD(オプティカル・ディスク・ドライブ)市場の縮小や新規材料ビジネスの低迷等で売上減少、棚卸資産の評価損計上等が響き営業損失となったが、円安の進行により為替差益を計上し、経常大幅増益で最終黒字転換と回復基調となっている。PBR0.31倍と割り負け、期末一括35円配当で配当利回り5.0%と利回り妙味は増すほか、青森県上北郡六戸町での太陽光発電事業開始に対する期待感がある。

  株価は、550円割れの下値水準から3月7日高値735円と買われた後、もみ合いとなっているが、25日移動平均線がサポートラインとなっており、底堅い動き。まだ半年先となるが、9月末の権利付きを目安にジリ高歩調が続くと期待される。中長期で狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ワークマン、新規出店と既存店見直し奏功、業績好調、07年の3100円挑戦

狙い場・買い場 ワークマン<7564>(JQS)に注目したい。ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して、株価は水準を切り上げる展開だ。

 今期業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同2.7%増、営業利益が同8.0%増、経常利益が同7.3%増、純利益が同11.7%増としている。新規出店や店舗のスクラップ&ビルド、PB商品の強化などの効果で増収増益見込みである。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、チェーン全店売上高が77.1%、営業総収入が77.9%、営業利益が80.9%、経常利益が80.4%、純利益が77.1%と高水準である。13年1月と2月の売上高がやや低調だった模様だが、概ね順調な水準だろう。

 月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高の合計、前年比、速報値)を見ると、13年2月は全店が94.0%、既存店が91.5%、12年4月〜13年2月累計は全店が105.1%、既存店が102.7%となった。2月は前年に比べて営業日が1日少なく、防寒衣料が11月〜12月の好調の反動でやや低調だった模様だ。ただし累計ベースで見れば概ね順調な水準だろう。

 なお2月9日には、役員と役員待遇を除く一般職および管理職を対象(全社員227人のうち212人)として、個人所得を13年度から約3%アップさせると発表した。安倍政権の経済再生策の一つである賃金アップの要請に賛同するとともに、社員の業績向上へのモチベーションを高める効果も期待されるとしている。

 株価の動きを見ると、2000円近辺のモミ合いから上放れた後は、水準を切り上げる展開が続いている。3月18日には2680円まで上昇して、12年5月の戻り高値2790円に接近している。今期好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月18日の終値2677円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS241円15銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間65円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1571円97銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されるだろう。12年5月の高値2790円は射程圏であり、07年1月と2月の3100円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】アクトコールの今期2ケタ増収増益、会員数好調、株価に割安感

狙い場・買い場 アクトコール<6064>(東マ)に注目したい。株価は出直り感を強めてきた。今期(13年11月期)好業績見通しを再評価する動きだろう。

 水回り、ガス、電気、鍵の紛失など日常生活でのトラブルに、全国の業者ネットワークを活用して24時間365日対応の「緊急駆けつけサービス」を提供する会員制事業を主力として、代理店事業、アライアンス事業、コールセンター事業、テナント出店代行事業なども展開している。会員制事業の会員数増加やコールセンター事業の受託社数の増加に対応するため、鹿児島市に2カ所目のコールセンターを新設(13年6月操業予定)する。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比21.6%増の20億92百万円、営業利益が同26.5%増の3億68百万円、経常利益が同27.5%増の3億52百万円、純利益が同56.2%増の1億93百万円としている。会員制事業やコールセンター事業が順調に拡大する見込みだ。会員制事業は月額プラン拡販などで新規獲得会員数183千人(前期は146千人)、期末時点の累計有効会員数389千人(前期末は345千人)の計画とし、コールセンター事業の受注先数は173社(前期は87社)の計画としている。

 なお2月15日には、居住用賃貸物件に関する家賃収納代行・概算払いサービスを展開するインサイトの全株式をアプラスから譲り受けて、インサイトを100%子会社にすると発表している。月額制サービス拡販に向けて自主管理家主市場への展開を中期戦略として掲げており、インサイトと経営資源を共有して新たな付加サービスの開発を推進する模様だ。

 株価の動きを見ると、2月15日に1560円まで調整したが、すぐに反発して3月18日には1800円台を回復し、出直り感を強めている。今期好業績見通しを再評価する動きだろう。3月18日の終値1835円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS156円81銭で算出)は11〜12倍近辺、実績PBR(第2四半期実績の連結BPS404円14銭で算出)は4.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸している。また週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを見せている。調整が一巡して強基調に転換する構えのようだ。今期好業績見通しを再評価して出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:58 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】電子書籍のイーブックイニシアティブジャパンは登録会員拡大で業績絶好調

狙い場・買い場 イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)に注目したい。電子書籍サービスの「eBookJapan」を運営している。漫画コミックの品揃えに強みを持ち、文字ものの取扱拡大に向けて新旧小説の許諾獲得のスピードアップなども推進している。中期的な収益拡大期待で株価は上値追いの可能性があるだろう。

 3月14日発表の前期(13年1月期)業績(非連結)は、売上高が前々期比39.9%増、営業利益が同43.9%増、経常利益が同51.0%増、純利益が同32.9%減だった。純利益は税金費用発生で減益だったが、登録会員数が順調に増加し、取扱冊数の増加も寄与して大幅増収、大幅営業増益だった。特にモバイル向け電子書籍配信事業が同71.1%増収と好調だった。

 今期(14年1月期)見通しは、売上高が前期比31.8%増の40億13百万円、営業利益が同5.8%増の4億71百万円、経常利益が同5.6%増の4億71百万円、純利益が同13.9%増の2億85百万円としている。新規顧客獲得のための広告宣伝費増加や、品揃え増強のための人員増加などが利益圧迫要因となるが、配信冊数増加などで増収増益の見込みである。

 株価の動きを見ると、14日の決算発表後に前日比293円(15.90%)安まで急落する場面があった。発表前日に戻り高値圏の1800円台に上昇していたこともあり、決算発表で材料出尽くしとされ、利益確定売りが優勢になったようだ。ただし14日は終値で前日比204円(11.07%)安まで戻し、15日と18日は上昇に転じている。利益確定売りが早くも一巡して、今期好業績見通しを評価する動きのようだ。18日の終値1683円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS69円35銭で算出)は24〜25倍近辺、実績PBR(前期実績BPS261円26銭で算出)は6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると急落場面でも25日移動平均線を割り込まず、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートして、下値を切り上げる形となった。強基調を維持しているようだ。利益確定売りは一巡した模様であり、12年11月の高値1960円が視野に入りそうだ。市場全体で電子書籍関連の人気がやや沈静化しているが、中期的な収益拡大期待で上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 注目銘柄
2013年03月18日

【狙い場・買い場】メックは三角保ち合いの上放れを割安修正の順張り追随で値幅妙味

狙い場・買い場 メック<4971>(東1)は、25日移動平均線水準での三角保ち合いから上放れを鮮明化しており、今3月期業績の上方修正、期末配当の増配をテコにした順張り追随の割安修正買いで値幅取りが狙えそうだ。今年2月の昨年来高値553円更新から、2010年1月につけた650円高値が次の上値目標となろう。

 同社の今期業績は、昨年7月に第2四半期累計業績を上方修正し、今年1月には3月通期業績を上方修正した。MPUパッケージ向けなどの電子基板用薬品の売り上げが、主に国内向けを中心に第3四半期に前年同期比4.7%増の44億8400万円と伸び、電子基板用機械も、同じく28%増の1億3400万円となり、粗利益率の改善やコスト抑制、業務の効率化が加わったことが要因となっている。

 通期経常利益を期初予想の8億円から9億5000万円(前期比38%増)へ引き上げて増益転換し、純利益は、前期計上の保有土地の減損損失や移転価格税制更正による法人税負担増などが一巡し同4億7000万円から7億円(前期は5800万円の黒字)ヘアップさせてV字回復する。つれて期末配当も、期初予想の4円から6円に引き上げ、年間10円(前期実績8円)に増配する。

 株価は、昨年11月の昨年来安値209円から25日移動平均線を下値支持ラインに底上げ、今年1月の通期業績上方修正・増配で昨年来高値まで7割高の急伸を演じて再び目先調整、25日線にタッチして三角保ち合いを上放れた。2010年1月高値から昨年来安値までの調整幅の3分の2を取り戻したところであり、PER14倍台の値ごろ割安株買いで、全値戻しへ100円幅の上値余地が期待できる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:55 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】好業績のGMOクラウド、クラウドサービス拡大追い風、先ず10年高値更新へ

狙い場・買い場 GMOクラウド<3788>(東マ)に注目したい。ホスティングサービス(サーバ管理)や電子認証サービスなどを展開している。クラウドサービス市場拡大が追い風であり、株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比5.3%増の99億10百万円、営業利益が同11.4%増の10億83百万円、経常利益が同11.2%増の10億80百万円、純利益が同19.7%増の6億26百万円としている。ホスティングサービスの投資負担や海外拠点の初期費用などが利益圧迫要因だが、ホスティングサービス事業は国内外でクラウドサービスの顧客数が増加基調である。またセキュリティサービス事業は国内外での販売代理店拡大などで好調を見込み、ソリューションサービス事業でのスピード翻訳サービスも利用者数の増加を見込んでいる。配当予想は同100円増配の年間1900円(期末一括)とした。

 主力のホスティングサービス事業はクラウドサービスの市場拡大が追い風であり、12年3月には主要ブランドだった「iSLE(アイル)」を「GMOクラウド」に統合している。日本最大級のクラウドサービスに成長していることに加えて、ホスティングサービス事業、セキュリティサービス事業ともに海外展開を加速しており、ストック型ビジネスの強みで中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、2月6日の決算発表後に8万円近辺から6万円台前半まで調整する場面があったが、3月上旬から再び動意付いて3月7日には11万900円まで上昇した。足元も概ね高値圏の10万円近辺で推移している。利益確定売りが一巡して今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月15日の終値10万1000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5379円52銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1900円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万8037円96銭で算出)は2.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急反発して一気に高値を更新した。サポートラインを確認して上昇トレンドに回帰した形だろう。10年4月の11万7000円は射程圏であり、好業績見通しを評価して上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】資産効果が追い風のうかい、第3四半期の営業益進捗率130%

狙い場・買い場 うかい<7621>(JQS)に注目したい。和洋食の高級料理店を展開している。資産効果による高額消費の活発化も支援材料であり、株価は長期トレンドの好転を鮮明にしている。上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期(13年3月期)業績(非連結)見通しは、11月9日に減額修正して売上高が前期比0.1%減の116億10百万円、営業利益が同34.8%減の3億73百万円、経常利益が同40.8%減の2億78百万円、純利益が同60.2%減の1億24百万円としている。第2四半期累計(4〜9月期)で売上高が計画を下回ったことを主因として通期を減額修正したが、通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が77.8%、営業利益が130.8%、経常利益が147.9%、純利益が175.8%となり、利益は大幅な超過達成水準となった。和食事業で第3四半期(10〜12月期)に結婚式などお祝いの席が好調だった模様だ。足元の既存店売上高も回復傾向を強めており、一転して通期増額の可能性が高いだろう。来期(14年3月期)についても、株価上昇による資産効果などで高額消費が活発化していることが追い風となりそうだ。

 会社リリースで月次売上の推移を見ると、既存店売上高(前年比、速報値)は12年4月が110.5%、5月が96.7%、6月が96.0%、7月が96.1%、8月が102.5%、9月が107.4%、10月が96.4%、11月が98.4%、12月が100.5%、13年1月が95.3%、2月が103.4%と推移している。2月は来客数が104.6%と好調だった。

 株価の動きを見ると、1400円台でのモミ合い展開から上放れて水準を切り上げる展開が続いている。3月14日には戻り高値となる1770円まで上昇した。第3四半期累計の高進捗率を評価する動きに加えて、3月期末の株主優待制度の権利取りの動きが活発化している可能性もあるだろう。3月15日の終値1745円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS25円18銭で算出)は69倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS782円39銭で算出)は2.2倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドだろう。月足チャートで見ても、抵抗線だった24カ月移動平均線を突破して長期トレンド好転を鮮明にしている。通期増額の可能性が支援材料であり、3月期末に向けて株主優待権利取りの動きが一段と強まる可能性もありそうだ。11年1月の1800円、さらに10年3月の1830円も射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:34 | 注目銘柄