
前期(13年3月期)業績(非連結)は減益の模様だが、既存店売上高(前年比、速報値)の状況を見ると13年3月は108.4%、12年4月〜13年3月累計は101.0%であり、増額の可能性が高まっている。第3四半期(10〜12月期)以降は結婚式などお祝いの席が好調となり、既存店売上高が回復傾向を強めた模様だ。株価上昇による資産効果などで高額消費が活発化していることが追い風であり、今期(14年3月期)は好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、3月26日の戻り高値1808円から急反落して4月3日の1561円まで調整した。3月期末の株主優待の権利落ちが影響した可能性があるだろう。しかし売り一巡後は1600円台で堅調に推移し、足元では1700円台に接近している。4月25日の終値1675円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS25円18銭で算出)は67倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS782円39銭で算出)は2.1倍近辺である。
日足チャートで見ると窓を開けて割り込んだ25日移動平均線を、4月25日の大幅上昇で回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発し、足元では13週移動平均線を回復した。サポートラインを確認した形であり、短期調整が一巡して強基調に回帰する動きのようだ。3月高値を目指す動きを強めるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
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