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記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】韓国LG関連のフーマイスターエレクトロニクス、電子部品の輸出増加へ
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】ワークマン、新規出店と既存店見直し奏功、業績好調、07年の3100円挑戦
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】アクトコールの今期2ケタ増収増益、会員数好調、株価に割安感
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】電子書籍のイーブックイニシアティブジャパンは登録会員拡大で業績絶好調
記事一覧 (03/18)【狙い場・買い場】メックは三角保ち合いの上放れを割安修正の順張り追随で値幅妙味
記事一覧 (03/18)【狙い場・買い場】好業績のGMOクラウド、クラウドサービス拡大追い風、先ず10年高値更新へ
記事一覧 (03/18)【狙い場・買い場】資産効果が追い風のうかい、第3四半期の営業益進捗率130%
記事一覧 (03/18)【狙い場・買い場】ミロク情報サービスは急伸後の日柄調整ほぼ完了、好業績、指標割安
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記事一覧 (03/15)【狙い場・買い場】ハウス食品はTPP関連の出遅れ!需給妙味も
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記事一覧 (03/15)【狙い場・買い場】エフティコミュニケーションズはLED好調等で3度目の増額も
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記事一覧 (03/14)【狙い場・買い場】センチュリー21は不動産関連の出遅れ、好利回り魅力も
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記事一覧 (03/14)【狙い場・買い場】アライドテレシスHDの今期、景気上向きから急回復、下値不安ない
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2013年03月19日

【狙い場・買い場】韓国LG関連のフーマイスターエレクトロニクス、電子部品の輸出増加へ

狙い場・買い場 フーマイスターエレクトロニクス<3165>(JQS)は、韓国LG関連として注目したい。同日付の日本経済新聞朝刊が「パナソニックが2013年度からの3カ年でテレビ事業を大幅に縮小する」と報じたことを受け、競争激化が和らぐとの見方からソウル株式市場で、LG電子が上昇しており、同社向けに電子部品を輸出しているフーマイエレに見直し買いが入ると期待される。

 足元の業績、13年9月期第1四半期売上高は153億1000万円(前年同期比1.9%減)、営業損益は1億2300万円の赤字(同7000万円の黒字)、経常利益は2億2000万円(同3.23倍)、最終損益は1億2800万円の黒字(同300万円の赤字)に着地。スマートフォン向け半導体やTFTパネルの需要は好調も、ODD(オプティカル・ディスク・ドライブ)市場の縮小や新規材料ビジネスの低迷等で売上減少、棚卸資産の評価損計上等が響き営業損失となったが、円安の進行により為替差益を計上し、経常大幅増益で最終黒字転換と回復基調となっている。PBR0.31倍と割り負け、期末一括35円配当で配当利回り5.0%と利回り妙味は増すほか、青森県上北郡六戸町での太陽光発電事業開始に対する期待感がある。

  株価は、550円割れの下値水準から3月7日高値735円と買われた後、もみ合いとなっているが、25日移動平均線がサポートラインとなっており、底堅い動き。まだ半年先となるが、9月末の権利付きを目安にジリ高歩調が続くと期待される。中長期で狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ワークマン、新規出店と既存店見直し奏功、業績好調、07年の3100円挑戦

狙い場・買い場 ワークマン<7564>(JQS)に注目したい。ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して、株価は水準を切り上げる展開だ。

 今期業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同2.7%増、営業利益が同8.0%増、経常利益が同7.3%増、純利益が同11.7%増としている。新規出店や店舗のスクラップ&ビルド、PB商品の強化などの効果で増収増益見込みである。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、チェーン全店売上高が77.1%、営業総収入が77.9%、営業利益が80.9%、経常利益が80.4%、純利益が77.1%と高水準である。13年1月と2月の売上高がやや低調だった模様だが、概ね順調な水準だろう。

 月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高の合計、前年比、速報値)を見ると、13年2月は全店が94.0%、既存店が91.5%、12年4月〜13年2月累計は全店が105.1%、既存店が102.7%となった。2月は前年に比べて営業日が1日少なく、防寒衣料が11月〜12月の好調の反動でやや低調だった模様だ。ただし累計ベースで見れば概ね順調な水準だろう。

 なお2月9日には、役員と役員待遇を除く一般職および管理職を対象(全社員227人のうち212人)として、個人所得を13年度から約3%アップさせると発表した。安倍政権の経済再生策の一つである賃金アップの要請に賛同するとともに、社員の業績向上へのモチベーションを高める効果も期待されるとしている。

 株価の動きを見ると、2000円近辺のモミ合いから上放れた後は、水準を切り上げる展開が続いている。3月18日には2680円まで上昇して、12年5月の戻り高値2790円に接近している。今期好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月18日の終値2677円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS241円15銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間65円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1571円97銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されるだろう。12年5月の高値2790円は射程圏であり、07年1月と2月の3100円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>ワークマンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】アクトコールの今期2ケタ増収増益、会員数好調、株価に割安感

狙い場・買い場 アクトコール<6064>(東マ)に注目したい。株価は出直り感を強めてきた。今期(13年11月期)好業績見通しを再評価する動きだろう。

 水回り、ガス、電気、鍵の紛失など日常生活でのトラブルに、全国の業者ネットワークを活用して24時間365日対応の「緊急駆けつけサービス」を提供する会員制事業を主力として、代理店事業、アライアンス事業、コールセンター事業、テナント出店代行事業なども展開している。会員制事業の会員数増加やコールセンター事業の受託社数の増加に対応するため、鹿児島市に2カ所目のコールセンターを新設(13年6月操業予定)する。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比21.6%増の20億92百万円、営業利益が同26.5%増の3億68百万円、経常利益が同27.5%増の3億52百万円、純利益が同56.2%増の1億93百万円としている。会員制事業やコールセンター事業が順調に拡大する見込みだ。会員制事業は月額プラン拡販などで新規獲得会員数183千人(前期は146千人)、期末時点の累計有効会員数389千人(前期末は345千人)の計画とし、コールセンター事業の受注先数は173社(前期は87社)の計画としている。

 なお2月15日には、居住用賃貸物件に関する家賃収納代行・概算払いサービスを展開するインサイトの全株式をアプラスから譲り受けて、インサイトを100%子会社にすると発表している。月額制サービス拡販に向けて自主管理家主市場への展開を中期戦略として掲げており、インサイトと経営資源を共有して新たな付加サービスの開発を推進する模様だ。

 株価の動きを見ると、2月15日に1560円まで調整したが、すぐに反発して3月18日には1800円台を回復し、出直り感を強めている。今期好業績見通しを再評価する動きだろう。3月18日の終値1835円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS156円81銭で算出)は11〜12倍近辺、実績PBR(第2四半期実績の連結BPS404円14銭で算出)は4.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸している。また週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを見せている。調整が一巡して強基調に転換する構えのようだ。今期好業績見通しを再評価して出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:58 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】電子書籍のイーブックイニシアティブジャパンは登録会員拡大で業績絶好調

狙い場・買い場 イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東マ)に注目したい。電子書籍サービスの「eBookJapan」を運営している。漫画コミックの品揃えに強みを持ち、文字ものの取扱拡大に向けて新旧小説の許諾獲得のスピードアップなども推進している。中期的な収益拡大期待で株価は上値追いの可能性があるだろう。

 3月14日発表の前期(13年1月期)業績(非連結)は、売上高が前々期比39.9%増、営業利益が同43.9%増、経常利益が同51.0%増、純利益が同32.9%減だった。純利益は税金費用発生で減益だったが、登録会員数が順調に増加し、取扱冊数の増加も寄与して大幅増収、大幅営業増益だった。特にモバイル向け電子書籍配信事業が同71.1%増収と好調だった。

 今期(14年1月期)見通しは、売上高が前期比31.8%増の40億13百万円、営業利益が同5.8%増の4億71百万円、経常利益が同5.6%増の4億71百万円、純利益が同13.9%増の2億85百万円としている。新規顧客獲得のための広告宣伝費増加や、品揃え増強のための人員増加などが利益圧迫要因となるが、配信冊数増加などで増収増益の見込みである。

 株価の動きを見ると、14日の決算発表後に前日比293円(15.90%)安まで急落する場面があった。発表前日に戻り高値圏の1800円台に上昇していたこともあり、決算発表で材料出尽くしとされ、利益確定売りが優勢になったようだ。ただし14日は終値で前日比204円(11.07%)安まで戻し、15日と18日は上昇に転じている。利益確定売りが早くも一巡して、今期好業績見通しを評価する動きのようだ。18日の終値1683円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS69円35銭で算出)は24〜25倍近辺、実績PBR(前期実績BPS261円26銭で算出)は6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると急落場面でも25日移動平均線を割り込まず、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートして、下値を切り上げる形となった。強基調を維持しているようだ。利益確定売りは一巡した模様であり、12年11月の高値1960円が視野に入りそうだ。市場全体で電子書籍関連の人気がやや沈静化しているが、中期的な収益拡大期待で上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 注目銘柄
2013年03月18日

【狙い場・買い場】メックは三角保ち合いの上放れを割安修正の順張り追随で値幅妙味

狙い場・買い場 メック<4971>(東1)は、25日移動平均線水準での三角保ち合いから上放れを鮮明化しており、今3月期業績の上方修正、期末配当の増配をテコにした順張り追随の割安修正買いで値幅取りが狙えそうだ。今年2月の昨年来高値553円更新から、2010年1月につけた650円高値が次の上値目標となろう。

 同社の今期業績は、昨年7月に第2四半期累計業績を上方修正し、今年1月には3月通期業績を上方修正した。MPUパッケージ向けなどの電子基板用薬品の売り上げが、主に国内向けを中心に第3四半期に前年同期比4.7%増の44億8400万円と伸び、電子基板用機械も、同じく28%増の1億3400万円となり、粗利益率の改善やコスト抑制、業務の効率化が加わったことが要因となっている。

 通期経常利益を期初予想の8億円から9億5000万円(前期比38%増)へ引き上げて増益転換し、純利益は、前期計上の保有土地の減損損失や移転価格税制更正による法人税負担増などが一巡し同4億7000万円から7億円(前期は5800万円の黒字)ヘアップさせてV字回復する。つれて期末配当も、期初予想の4円から6円に引き上げ、年間10円(前期実績8円)に増配する。

 株価は、昨年11月の昨年来安値209円から25日移動平均線を下値支持ラインに底上げ、今年1月の通期業績上方修正・増配で昨年来高値まで7割高の急伸を演じて再び目先調整、25日線にタッチして三角保ち合いを上放れた。2010年1月高値から昨年来安値までの調整幅の3分の2を取り戻したところであり、PER14倍台の値ごろ割安株買いで、全値戻しへ100円幅の上値余地が期待できる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:55 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】好業績のGMOクラウド、クラウドサービス拡大追い風、先ず10年高値更新へ

狙い場・買い場 GMOクラウド<3788>(東マ)に注目したい。ホスティングサービス(サーバ管理)や電子認証サービスなどを展開している。クラウドサービス市場拡大が追い風であり、株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比5.3%増の99億10百万円、営業利益が同11.4%増の10億83百万円、経常利益が同11.2%増の10億80百万円、純利益が同19.7%増の6億26百万円としている。ホスティングサービスの投資負担や海外拠点の初期費用などが利益圧迫要因だが、ホスティングサービス事業は国内外でクラウドサービスの顧客数が増加基調である。またセキュリティサービス事業は国内外での販売代理店拡大などで好調を見込み、ソリューションサービス事業でのスピード翻訳サービスも利用者数の増加を見込んでいる。配当予想は同100円増配の年間1900円(期末一括)とした。

 主力のホスティングサービス事業はクラウドサービスの市場拡大が追い風であり、12年3月には主要ブランドだった「iSLE(アイル)」を「GMOクラウド」に統合している。日本最大級のクラウドサービスに成長していることに加えて、ホスティングサービス事業、セキュリティサービス事業ともに海外展開を加速しており、ストック型ビジネスの強みで中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、2月6日の決算発表後に8万円近辺から6万円台前半まで調整する場面があったが、3月上旬から再び動意付いて3月7日には11万900円まで上昇した。足元も概ね高値圏の10万円近辺で推移している。利益確定売りが一巡して今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月15日の終値10万1000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5379円52銭で算出)は18〜19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1900円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万8037円96銭で算出)は2.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から急反発して一気に高値を更新した。サポートラインを確認して上昇トレンドに回帰した形だろう。10年4月の11万7000円は射程圏であり、好業績見通しを評価して上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:55 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】資産効果が追い風のうかい、第3四半期の営業益進捗率130%

狙い場・買い場 うかい<7621>(JQS)に注目したい。和洋食の高級料理店を展開している。資産効果による高額消費の活発化も支援材料であり、株価は長期トレンドの好転を鮮明にしている。上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期(13年3月期)業績(非連結)見通しは、11月9日に減額修正して売上高が前期比0.1%減の116億10百万円、営業利益が同34.8%減の3億73百万円、経常利益が同40.8%減の2億78百万円、純利益が同60.2%減の1億24百万円としている。第2四半期累計(4〜9月期)で売上高が計画を下回ったことを主因として通期を減額修正したが、通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が77.8%、営業利益が130.8%、経常利益が147.9%、純利益が175.8%となり、利益は大幅な超過達成水準となった。和食事業で第3四半期(10〜12月期)に結婚式などお祝いの席が好調だった模様だ。足元の既存店売上高も回復傾向を強めており、一転して通期増額の可能性が高いだろう。来期(14年3月期)についても、株価上昇による資産効果などで高額消費が活発化していることが追い風となりそうだ。

 会社リリースで月次売上の推移を見ると、既存店売上高(前年比、速報値)は12年4月が110.5%、5月が96.7%、6月が96.0%、7月が96.1%、8月が102.5%、9月が107.4%、10月が96.4%、11月が98.4%、12月が100.5%、13年1月が95.3%、2月が103.4%と推移している。2月は来客数が104.6%と好調だった。

 株価の動きを見ると、1400円台でのモミ合い展開から上放れて水準を切り上げる展開が続いている。3月14日には戻り高値となる1770円まで上昇した。第3四半期累計の高進捗率を評価する動きに加えて、3月期末の株主優待制度の権利取りの動きが活発化している可能性もあるだろう。3月15日の終値1745円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS25円18銭で算出)は69倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS782円39銭で算出)は2.2倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドだろう。月足チャートで見ても、抵抗線だった24カ月移動平均線を突破して長期トレンド好転を鮮明にしている。通期増額の可能性が支援材料であり、3月期末に向けて株主優待権利取りの動きが一段と強まる可能性もありそうだ。11年1月の1800円、さらに10年3月の1830円も射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】ミロク情報サービスは急伸後の日柄調整ほぼ完了、好業績、指標割安

狙い場・買い場 財務・会計ソフト開発のミロク情報サービス<9928>(東1)に注目したい。株価は急騰後の日柄整理が完了して上値を追う展開のようだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比3.2%増の202億30百万円、営業利益が同2.3%増の20億70百万円、経常利益が同2.5%増の20億50百万円、純利益が同3.9%増の11億円としている。中堅・中小企業向けERP(統合業務)システムの導入契約が順調に増加し、システム導入に伴ってセキュリティ機器などの販売も好調な模様である。また会計事務所向け総合保守サービスやソフト使用料などのサービス収入も、契約企業数増加に伴って順調に増加している模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が75.5%、営業利益が67.3%、経常利益が68.4%、純利益が72.4%だった。

 なお2月21日に、訴訟和解金5億円を特別損失に計上すると発表した。ただし、子会社MSTの清算が今期中に完了して和解金を含む繰越欠損金で課税所得が減額され、法人税等の負担が約4億円軽減されるため、通期純利益見通しへの影響は限定的として見通しを据え置いている。

 株価の動きを見ると、12年10月の急騰後は概ね320円〜350円近辺でモミ合う展開だったが、2月下旬から水準切り上げの動きを強め、1月31日と2月1日の戻り高値366円を突破した。足元では上値を370円台まで伸ばしている。3月15日の終値373円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS35円87銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS280円54銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形だろう。12年10月下旬の急騰後の日柄整理が完了して、上値を追う展開のようだ。06年4月以来となる400円台は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年03月17日

【狙い場・買い場】最高益更新のユアサ商事、PER割安目立つ

狙い場・買い場 ユアサ商事<8074>(東1)は、最高益更新が観測されており、注目したい。日経平均株価は1万2500円台に乗せで昨年来の高値更新。15日に四季報最新号が発売されており、好業績予想で割安感のある出遅れ銘柄を物色する動きが強まると予想される。中でも、最高益更新が観測されている銘柄には物色の矛先が素直に向かう傾向が強く、同社は13年3月期12年ぶりに純益最高益更新、続く14年3月期も純益更新が観測されており、注目度は高い。

 会社側は13年3月期業績について、省エネニーズに対応した制御関連機器やマテハン関連機器などの販売拡大のほか、東南アジアで工作機械が堅調、太陽光発電システムや省エネ型空調機器など環境対応商品の販売拡大で、売上高は4100億円(前期比3.3%増)、営業利益は75億円(同13.1%増)、経常利益は75億円(同11.7%増)、純利益は50億円(同19.0%増)と2ケタ増益、2001年3月期以来12年ぶりの純益最高益更新を見込んでいる。四季報では、13年3月期会社計画を支持、続く14年3月期も2ケタ増益が続くと観測。14日現在、東証1部全銘柄の今期予想PER21.66倍に対して同社株は9倍台と割安感が顕著となっている。

 株価は、昨年10月11日安値122円を底に、上昇トレンドを継続。日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がサポートしており、一段と騰勢を強める可能性が高く、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:13 | 注目銘柄
2013年03月15日

【狙い場・買い場】ハウス食品はTPP関連の出遅れ!需給妙味も

狙い場・買い場 ハウス食品<2810>(東1)=売買単位100株=はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)関連株の出遅れとして注目余地が大きい。原材料コストの低下効果などに期待が強く、15日の終値は1600円(23円高)。PBRは0.9倍台で、日経225種銘柄の平均PBR1.3倍との比較でも出遅れ感は大きい。

 今3月期の業績見込みは、純利益を除いて減収・減益としているものの、株価は2009年来の高値圏にあり、織り込み済みの相場といえる。今後の期待材料としては、政府が消費増税の際に、大手スーパーなどによる「消費税還元セール」を禁止することを決めたと伝えられたことも寄与しそうだ。納入企業が増税分を上乗せできなくなる事態などが、相当程度回避される。

 需給面でも株高要因はある。信用売り残が依然多く、買い残の2倍。それでいて株価は2009年来の高値圏にあるため、強含む相場の中で、買い戻しが増える可能性がある。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:45 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】因縁場を3回目挑戦のゼビオは割安修正で高値奪回に直行も

狙い場・買い場 ゼビオ<8281>(東1)は、昨年4月につけた昨年来高値2216円以後、下げ過ぎ訂正でリバウンドし2回、1900円台を回復したものの、ここで撃退され、この戻り高値が因縁場となっている。ここにきて3回目の1900円台の高値抜けに挑戦をしており、このフシを抜けると、「3回目の正直」の低PER・PBR修正で、一気に高値直行の展開も想定される。気温上昇、春到来のスポーツ・シーズン入りすることも追い風となろう。

 同社の昨年来高値は、前3月期業績が期中の上方修正を交えて2ケタ増益と好調に推移したことが要因となった。今期も続伸、通期純利益は、88億7800万円(前期比14%増)と5期ぶりの過去最高を見込んだ。スーパースポーツゼビオなどの安定的な新規出店に各種機能性素材を幅広く展開するプライベートブランド商品の開発がオン、ロンドンオリンピック開催に伴うスポーツ熱の盛り上がりも、業績押し上げ要因として期待された。

 ところがその後発表された四半期業績は、いずれも前年同期比2ケタの減益転換で着地、第2四半期累計業績は、期初予想を下ぶれた。この主要因は、店舗政策で期初計画を上回る積極的な新規出店が続いたことにある。第3四半期までスポーツゼビオを8店舗、ヴィクトリアゴルフを6店舗を出店するなどグループで26店舗増加し、売り場面積も、前期末に比べて8884坪増の15万2766坪となった。

 このため販管費も増加、四半期業績の減益転換につながったもので、いわば前向きの業績伸び悩みで、このため同社も、3月通期業績について期初予想を変更せず、通期純利益は、期初予想通りに5期ぶりの過去最高を見込んでいる。株価は、この四半期決算が響いて上値が抑制されたもので、逆に期末にかけて業績下ぶれ修正がなく、このまま期初予想をクリアするとすれば、3回目の挑戦で因縁場を一気に上抜くことになる。

 株価は、この3月に1970円まで上値を伸ばしてまたまた撃退され25日移動平均線で下値を確認、出直っている。PERは9倍台、PBRは0.8倍と業績・実態的にも昨年来高値を奪回する余地を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:47 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】エフティコミュニケーションズはLED好調等で3度目の増額も

狙い場・買い場 エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)に注目したい。ビジネスホン・OA機器、プリンタ消耗品、LED照明機器などの販売を主力としている。今期(13年3月期)業績に3度目の増額修正の可能性があり、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期連結業績見通しは、10月1日に2度目の増額修正を発表して売上高が前期比1.3%増の450億円、営業利益が同2.2倍の27億円、経常利益が同93.6%増の27億円、純利益が同59.5%増の14.4億円としている。法人向けビジネスホン・OA機器の販売や保守サービスが好調であり、LED照明機器の増収や原価低減効果も寄与する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が74.8%、営業利益が90.2%、経常利益が93.0%、純利益が90.0%と高水準であり、利益は3度目の増額修正の可能性が高いだろう。

 法人向けビジネスホン・OA機器保守サービスなど、好採算のストック型収益の積み上げを重点戦略としている。さらにグリムス<3150>と合弁で設立したGFライテック(持分法適用会社)などLED照明器具の拡販も寄与するため、来期(14年3月期)の一段の収益拡大が期待されるだろう。

 2月12日に主要株主である光通信<9435>が、資本・業務提携の強化を目的とするTOB(買付価格12万8400円、買付期間2月13日〜3月21日、買付予定数の上限1万5600株)を発表し、同日TOBに賛同の意見を表明している。なおTOB成立後も上場は維持される。

 株価の動きを見ると、昨年10月を起点として水準を切り上げる展開が続いている。光通信によるTOB発表翌日の2月13日には12万3000円まで上昇した。その後は上げ一服の展開だったが、高値圏の概ね11万円台半ばで堅調に推移し、3月14日には2月13日の高値に接近して再動意の形となった。TOBの買付価格を睨みながら、今期好業績見通しを評価する動きのようだ。3月14日の終値12万2700円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万2878円99銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万9621円35銭で算出)は3.1倍近辺である。

 足元は高値圏でややモミ合う展開だが、日足チャートで見るとサポートラインの25日移動平均線が接近して、再動意のタイミングのようだ。週足チャートで見ても13週移動平均線がサポートラインの形だろう。指標面に割高感はなく、今期3回目の増額の可能性などで上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】チャート三角保合いの細田工務店、リストラ効果発現

狙い場・買い場 細田工務店<1906>(JQS)は、戸建て住宅分譲が主力。チャート的には三角保ち合いを形成しており、注目したい。株価は、1月29日につけた昨年来の高値350円から2月15日安値193円まで調整を挟んで2月25日高値275円と買われた後、250円を挟んだもみ合いとなっている。13週移動平均線がサポートする形で、三角保ち合いを形成し、煮詰まり感が出ている。

 足元の業績、13年3月期売上高は251億円(前期比55.0%増)、営業損益は9億1000万円の黒字(同3億1400万円の赤字)、経常利益は3億3000万円(同8億2800万円の赤字)、純利益は2億9000万円(同9億1000万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。希望退職者募集に伴う割増退職金と再就職支援に係る費用を約1億4900万円に特別損失を計上する予定で、下方修正する可能性はあるが、リストラは一巡する見通し。屋上庭園のある家の販売や住宅設備メーカーとの共同見学会に対する期待感はある。

 株価は、昨年6月4日につけた上場来の安値78円を底にして上昇。2013年度税制改正法案で将来の消費増税を受けた住宅ローン減税の大幅拡充策が盛り込まれたほか、14年4月の消費増税に関連し、注文住宅の購入など契約から受け取りまでの間に消費税率が5%から8%に上がる可能性のある商品の税率適用ルールの詳細では、13年9月末までに契約することなどを条件に、商品の受け取りが14年4月以降の場合でも5%の税率の適用を認めるとしており、駆け込み契約が期待される。月足では、9カ月移動平均線がサポートラインとなっており、350円抜けとなれば、三段上げに進む可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | 注目銘柄
2013年03月14日

【狙い場・買い場】KIMOTOはバリュー株買い再燃の三段上げで3年ぶり4ケタ奪回も

狙い場・買い場 KIMOTO<7908>(東1)に三段上げが接近している。昨年10月以来、好決算発表のたびに一段上げで294円高、2段上げで236円高しており、同一値幅取りが期待できるとして2010年1月以来の3年ぶりの4ケタ台奪回も計算できることになり、今3月期業績の上方修正、PER17倍台のバリュー株買いからは十分、到達範囲内となってくる。

 同社の株価は、昨年10月に発表した今3月期第2四半期(2Q)累計業績が、期初予想を上ぶれて着地したことを手掛かりに720円高値まで7割高し、この高値もみ合いから、今年1月31日に発表した第3四半期(3Q)決算が、大幅続伸し9カ月実績期で初予想の3月通期の年間予想業績を上回って着地したことをテコに昨年来高値877円まで37%高した。

 さらに今年2月27日には、今期業績の上方修正と期末配当の増配を発表したが、株価は逆に材料出尽くし感を強めて715円安値まで利益確定売りが先行した。業績上方修正は、スマートフォン、タブレットPC向けを中心に高付加価値のタッチパネル用ハードコートフィルムの販売が増加して、生産性も向上、北米工場の製造品の販売が期初予想を上回り、さらに歴史的な円高修正で為替差益が発生することなどが要因となった。

 上方修正のうち純利益は、期初予想の9億3000万円を11億9000万円(前期比56%増)に引き上げ続伸幅を拡大する。業績上方修正に伴い期末配当は、普通配当を期初予想の5円から6円に引き上げるとともに、創立60周年の記念配当2円を上乗せして8円として、年間13円(前期実績9円)と連続増配幅を拡大させる。

 株価は、昨年10月以来、13週移動平均線を下値支持ラインに2段上げを展開、今年3月にこの移動平均線にタッチしてから再発進様相を強めている。再度の値幅取りが狙えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:31 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】センチュリー21は不動産関連の出遅れ、好利回り魅力も

狙い場・買い場 センチュリー21・ジャパン<8898>(JQS)は、不動産関連の出遅れ銘柄として注目したい。同社は伊藤忠系で不動産仲介店を4大都市圏でFC展開、加盟料などが収益の柱となっています。3月31 日(日曜日)を基準日として、同日の最終の株主名簿に記載された株主の所有する普通株式を、1株につき100 株の割合をもって分割する。株式の流動性を向上させ、投資家層の拡大を図ることから、3月期末を意識した動きが期待される。

 足元の業績、9月末に当フランチャイズの昨年度の売上No.1加盟店であったオープンハウスが退会したものの、新規加盟店の開発状況、上半期の全体の売上推移が好調に推移し、13年3月期売上高は34億200万円(前期比5.9%増)、営業利益は9億700万円(同2.3%増)、経常利益は9億7100万円(同2.1%増)、純利益は5億7800万円(同10.5%増)を見込んでいる。PER14倍台と割高感はないが、年間配当1万5000円を予定しており、配当利回り3.94%と利回り妙味もソコソコある。

 チャート的には、30万円割れで下値を固め休養十分。25日移動平均線をサポートラインに上昇トレンドを継続。3月4日につけた昨年来の高値37万8000円を更新し、三角保ち合い上放れ方向となっている。北海道など首都圏以外での店舗展開や、昨年パナソニックと中古住宅事業で提携し、14年3月期に年間1,000件の仲介を狙うことへの期待感が高まっており、一段高へ向かう可能性があり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】曙ブレーキ工業は減額織込み来期回復を期待、北米と円安効果

狙い場・買い場 曙ブレーキ工業<7238>(東1)に注目したい。株価は今期(13年3月期)2回目の減額修正を嫌気して急落したが、来期(14年3月期)業績に対する期待感で高値圏回帰の動きを強めてきた。

 今期連結業績見通しについては2月5日に2回目の減額修正を発表し、売上高を37億円減額して前期比2.3%減の2047億円、営業利益を20億円減額して同4.3%増の40億円、経常利益を12億円減額して同47.8%増の31億円、純利益を20億円減額して1億円(前期は32億15百万円の赤字)とした。中国での日本車不買運動に伴う国内自動車減産の影響、欧州での想定以上の製品構成の悪化などが減額要因となり、増益幅が縮小するとしている。ただし通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が76.3%、営業利益が91.2%、経常利益が90.5%、純利益が132.0%と高水準だった。

 来期については北米自動車市場の好調を背景として、主力の米GM向けやトヨタ自動車<7203>向けが順調に推移することが予想される。北米事業の収益改善に加えて、円安進行もプラス要因となるだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて2月4日と5日には戻り高値となる494円まで上昇したが、今期2回目の減額修正を嫌気して急落し、2月15日の386円まで調整した。ただし足元では420円〜430円近辺まで戻して調整一巡感を強めてきた。3月13日の終値424円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS75銭で算出)は565倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS326円39銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発している。サポートラインを確認した形だろう。円安進行が支援材料であり、高値圏への回帰が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】アライドテレシスHDの今期、景気上向きから急回復、下値不安ない

狙い場・買い場 アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は、ネットワーク機器の製造販売をグローバルに展開している。株価は戻り高値圏から急反落したが、短期調整が一巡して再動意の構えを強めている。

 前期(12年12月期)連結業績は、売上高が前々期比17.0%減、営業利益が同87.1%減、経常利益が同17.3%増、純利益が同6.7%増だった。世界的な景気減速の影響で企業のIT投資抑制が続いたため、大幅減収営業減益だった。ただし営業外での為替差益(9億66百万円)発生により経常利益と純利益は増益だった。

 今期(13年12月期)見通しは、売上高が前期比16.7%増の330億円、営業利益が同78.6%増の3億50百万円、経常利益が同45.6%減の6億円、純利益が同65.7%減の2億50百万円としている。国内の医療関連や自治体関連への営業強化などで増収営業増益を見込んでいる。円安効果による景況感改善に伴って、企業のIT投資再開が期待されることも追い風となりそうだ。経常利益と純利益については為替差益の一巡が影響するが、想定為替レートを1米ドル=90円として為替差益3億円程度を見込んでいる模様だ。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて2月12日に98円を付ける場面があったが、今期最終減益見通しを嫌気する形で急反落して2月15日の75円まで調整した。ただし足元では80円台半ばに戻している。短期調整が一巡して再動意の構えのようだ。3月13日の終値83円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2円15銭で算出)は39倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS103円42銭で算出)は0.8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形だろう。下値を切り上げた形でもあり、円安進行などのきっかけ次第で再動意の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】急伸後調整ほぼ完了の星光PMC、指標割安で上値十分

狙い場・買い場 星光PMC<4963>(東1)に注目したい。製紙用薬品や印刷インキ用樹脂などを展開している。株価は水準を切り上げて高値圏で推移している。指標面に割安感があり、一段高の可能性もあるだろう。

 今期(13年3月期)連結業績見通しについては、11月2日に減額修正して売上高が前期比4.3%減の217億40百万円、営業利益が同18.9%増の12億60百万円、経常利益が同19.3%増の13億20百万円、純利益が同2.4倍の8億40百万円としている。景気低迷の影響で主力の製紙用薬品、オフセットインキ用樹脂、記録材料用(トナー用)樹脂などの需要が低調な模様である。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が74.0%、営業利益が69.9%、経常利益が70.5%、純利益が68.1%とやや低水準だった。ただし、プロダクトミックス改善やコスト低減などで製紙用薬品の営業損益改善が進んでいる模様だ。中期的にはセルロースナノファイバーなど新技術・新分野の収益寄与も期待されるだろう。

 なお1月31日に決算期変更を発表している。国際会計基準(IFRS)への対応に向けて海外連結子会社との決算期を統一するため、現在の3月決算を12月決算に変更し、来期(13年12月期)は9カ月決算となる。

 株価の動きを見ると、2月上旬に動意付いて2月6日には07年7月以来となる400円まで急騰した。その後一旦は340円近辺に下落してモミ合ったが、足元では380円近辺に戻して高値を窺っている。来期業績に対する期待感を強める動きだろう。3月13日の終値375円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS27円70銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS636円73銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって、強基調を継続している。指標面には割安感があり、来期業績に対する期待感で2月6日の高値を突破すれば一段高の可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ニコンは在庫整理進展による来期の業績回復を積極的に評価

狙い場・買い場 ニコン<7731>(東1)が出直りのタイミングを迎えた。「ニコンがカメラ事業の在庫圧縮を進める」と報じられたことが買い材料視され、3月13日の出来高が大きく盛り上がり、出番到来のニュアンスを強めている。タイの主力工場の水没を懸念し、年末商戦を前に在庫を積み上げたことが今期減額の要因であったのだから、その在庫圧縮が進めば来期の業績好転の確度が高くなる。

 会社側が今2013年3月期の業績を減額した後も、アナリス筋ではレーティング最上位継続の見方が少なくない。来期の業績がどこまで回復するかがポイントになるが、アナリストの見方では今期の営業利益480億円(前々期800億円)に対し、来期は870億円への急回復が想定されている。来期の1株当たり利益は今期の95円から141円に向上する。

 PERは今期ベースでは22倍となるが、来期で引きなおすと、15倍に低下する。個人投資家の買いが積極化しているだけに、急落前の水準の2600円台回復が当面の目標値に置かれそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49 | 注目銘柄
2013年03月13日

【狙い場・買い場】鶴弥は業績下方修正を織り込み3分の1戻しクリアから全値戻しを照準

狙い場・買い場 鶴弥<5386>(東2)は、昨年10月に今3月期業績を下方修正、再三の上方修正や増配が続いた前々期と異なる業績伸び悩みで昨年来安値362円まで調整したが、この昨年来高値611円から調整幅の3分の1戻し水準をクリアしたことから、下方修正は織り込み済みとしてPER4倍台、PBR0.3倍の超割安修正で全値戻しを照準に入れよう。

 同社の業績は、前期に再三にわたり上方修正された。東日本大震災の被災地を中心に補修用瓦に復旧需要が急増したことが要因で、この業績上方修正とともに前期配当も15円(前々期実績10円)に大幅増配した。ところが今期に入って業績環境はアゲインストとなった。大震災による補修用瓦の出荷が落ち着いてきたほか、燃料価格の高止まりが業績圧迫要因となった。

 このため今期業績は、昨年10月に下方修正され、期初予想より売り上げを13億2300万円、経常利益を3億6900万円それぞれ引き下げ、経常利益は、8億800万円(前期比38%減)と減益転換率を悪化させた。ただ純利益は、役員の受取保険金を特別利益に計上して7300万円上方修正、7億5100万円(前期比2%増)と連続して過去最高を更新する。

 株価は、前期業績の3回目の上方修正でつけた昨年来高値から業績伸び悩みで同安値362円まで調整、下げ過ぎとして底上げ、3分の1戻し水準までリバウンドした。低PER・PBR修正で全値戻しへ直行しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:10 | 注目銘柄