ソーシャルゲームのモブキャスト<3664>(東マ)に注目したい。株価は2月中旬以降のボックス展開だが、足元では調整一巡感を強めている。レンジ上放れのタイミングが接近しているようだ。プロ野球ゲーム「モバプロ」などスポーツ分野に特化して、モバイル向けSNS「mobcast」運営とソーシャルゲーム開発を展開している。SNS「mobcast」の会員数は13年3月時点で300万人を突破した。今後はプラットフォームを開放して、外部ディベロッパー製ゲーム配信と海外展開を強化する方針だ。
今期(13年12月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比41.9%増の70億円、営業利益が同55.3%増の17億50百万円、経常利益が同52.1%増の17億円、純利益が同54.3%増の10億円としている。新規ソーシャルゲームタイトルは2本以上投入し、13年2月に買収したゲーム開発会社エンタークルーズ(現モブキャストイーシー)も寄与する模様だ。さらに13年秋には韓国でサッカーゲームの配信開始を予定している。
なお業績見通しについては不確実性の高い海外事業分を織り込まず、連結業績見通しについてはモブキャストイーシーを子会社化した影響の精査が完了次第公表するとしている。第1四半期(1月〜3月)業績の発表は5月8日の予定である。
株価の動きを見ると、1月29日の戻り高値2565円から反落し、2月中旬以降は概ね1900円〜2200円のレンジでボックス展開となっている。ただし足元では2100円台を回復し、レンジ上限に接近して調整一巡感を強めてきた。好業績見通しを評価する動きだろう。4月17日の終値2119円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想の非連結ベースのEPS147円91銭で算出)は14〜15倍近辺、実績PBR(前期実績の非連結ベースのBPS270円05銭で算出)は8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。調整一巡感を強めており、レンジ上放れのタイミングが接近しているようだ。今期好業績見通しを評価して高値圏への回帰が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)
































