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記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】動き煮詰まるラサ工業、信用買残の減少が顕著、低位株人気台頭も
記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】東洋ドライルーブ株価、上場来高値が視野に、28%増益
記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】外食のアトム、店舗見直しで収益改善、高値挑戦の展開
記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】株価再動意の小野建、公共投資追い風に販売数量伸長
記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】今期2ケタ増益のJSP、指標のなお割安感
記事一覧 (03/04)【狙い場・買い場】増額のアーバネットコーポレーション、投資用マンション拡大
記事一覧 (03/03)【狙い場・買い場】航空機部品製造の日機装、F35部品製造の方向
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】資生堂は外部環境を織り込んだ様子で為替前提に見直し余地
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】果樹・野菜農薬のアグロカネショウ、農業輸出額1兆円関連で有望
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】今期最終損益が黒字転換の日本電工に見直し余地
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】JPNホールディングス株価調整一巡、保育事業に期待、決算接近
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】ヤーマンは家庭用美容・健康機器の成長背景に株価も上昇基調
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】英国風PUB展開のハブ、業績再増額の可能性、既存店2ケタ増
記事一覧 (03/01)【狙い場・買い場】新しいガン治療法のテラ、バイオ人気で出番、09年高値指向
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2013年03月04日

【狙い場・買い場】動き煮詰まるラサ工業、信用買残の減少が顕著、低位株人気台頭も

狙い場・買い場 ラサ工業<4022>(東1)の下げがコツンと来た感じだ。2月5日の高値158円から調整に入っていたが、2月15日の106円で底入れの動きとなり、以後次の展開をにらんだ値固め場面となっている。

 値幅整理の後は日柄整理の順番になる。ただ、高値形成時の2月1日申し込み現在では896万株まで膨らんだ信用買い残は、直近2月22日申し込み現在では691万株へ23%減少。残の整理にはそれなりの一巡感が出てきている。買い方の処分売りが出てはいるが、一方で個人投資家の押し目買いも流入し、それほどの日柄をかけないで出直り相場に転じる状況となってきた。

 電子部品・半導体市場の回復が想定より遅れる見通しとなったため、今2013年3月期の営業利益は9億円(前期15億5300万円)へ大幅に下方修正されている。株価はそれらを織り込み、来期の業績回復の方向性を積極的に評価し始めている。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:14 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東洋ドライルーブ株価、上場来高値が視野に、28%増益

狙い場・買い場 東洋ドライルーブ<4976>(JQS)に注目したい。株価は戻り高値圏で堅調に推移しており、08年2月の上場来高値も視野に入りそうだ。

 ドライルーブ・コーティング加工を主力として、ナノカーボン製品も展開している。ドライルーブ(固体皮膜潤滑剤)は、二硫化モリブデンやフッ素樹脂などの潤滑物質を配合した機能性皮膜である。自動車、デジタル家電、デジタルカメラなどの機器・部品の駆動伝達部で、オイルやグリースなどの液体潤滑剤を使用できない部位に、摩擦や摩耗によって発生するエネルギー伝達ロスを削減するコーティング皮膜として使用される。ベトナムにドライルーブ・コーティング加工事業を行う連結子会社を設立することを発表しており、アセアン市場への本格展開で中期的な収益拡大が期待されるだろう。

 今期(13年6月期)連結業績見通しは、売上高が前期比10.1%増、営業利益が同28.6%増、経常利益が同50.0%増、純利益が同27.6%増としている。日系自動車メーカーの中国での減産の影響を受けたが、自動車給排気系新規量産部品の立ち上げや、タイ工場での光学機器関連の受注増加が寄与する模様だ。通期会社予想に対する第2四半期(7〜12月期)の進捗率は、売上高が50.3%、営業利益が41.4%、経常利益が51.7%、純利益が43.9%で概ね順調な水準だろう。経常利益については円安に伴う外貨建て資産の戻り益発生も寄与した模様だ。さらに下期は円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加が追い風となりそうだ。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて2月6日には1649円まで上値を伸ばした。その後は短期的な過熱感を強めたこともあり上げ一服の形だが、概ね1500円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月1日の終値1564円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS230円35銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3645円00銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開だろう。08年6月の1640円を突破して先高期待を強めているだけに、今期好業績見通しや指標面の割安感を評価して、08年2月の上場来高値1811円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:56 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】外食のアトム、店舗見直しで収益改善、高値挑戦の展開

狙い場・買い場 アトム<7412>(東2)に注目したい。居酒屋、洋食、寿司、焼肉、和食などの外食チェーンを展開し、新規出店、業態変更・改装、不採算店閉鎖などの効果で収益改善を鮮明にしている。株価は短期的な過熱感が解消されて再動意の態勢のようだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比8.5%増、営業利益が同30.1%増、経常利益が同16.0%増、純利益が同15.0%減としている。純利益は税効果一巡で減益だが、新規出店効果に加えて既存店売上高も順調に推移しており、営業損益が改善する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が72.4%、営業利益が70.2%、経常利益が73.0%、純利益が86.3%と概ね順調な水準である。

 飲食事業直営店舗売上高(前年同期比、概算値)を見ると、13年1月は全店106.4%(居酒屋103.4%、洋食125.2%、寿司100.4%、焼肉105.9%、和食72.0%)、既存店100.4%(居酒屋93.4%、洋食109.5%、寿司96.2%、焼肉107.2%、和食95.6%)となった。既存店は2カ月連続のプラスである。また4〜1月累計で見ると全店105.2%(居酒屋106.5%、洋食119.2%、寿司96.9%、焼肉103.8%、和食75.6%)、既存店100.9%(居酒屋97.3%、洋食105.5%、寿司97.0%、焼肉107.4%、和食97.5%)となり、洋食や焼肉が好調を維持している模様だ。

 株価の動きを見ると、上げ足を加速して2月5日に戻り高値となる686円まで上昇する場面があった。その後一旦反落して2月15日に511円まで調整したが、足元では600円近辺に戻して上値を窺う態勢となっている。営業損益改善を評価する動きが続いているようだ。3月1日の終値591円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円98銭で算出)は119倍近辺、今期予想配当利回り(普通株式に係る会社予想の年間2円で算出)は0.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS35円03銭で算出)は17倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発し、サポートラインを確認する形となった。短期的な過熱感が解消されて再動意の態勢のようだ。収益改善見通しの評価に加えて、3月末に向けての株主優待権利取りの動きも予想され、上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:52 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】株価再動意の小野建、公共投資追い風に販売数量伸長

狙い場・買い場 小野建<7414>(東1)に注目したい。北九州を地盤とする鋼材・建設機材の専門商社で、販売エリア拡大と市場シェア向上を重点戦略としている。株価は短期的な過熱感が解消して再動意の構えのようだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、10月31日に減額修正して売上高が前期比1.2%減、営業利益が同18.2%増、経常利益が同16.4%増、純利益が同26.0%増としている。鋼材市況の低迷を主因に増益幅が縮小するが、販売数量は堅調であり、在庫価格も低下しているためマージン率は確保する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が73.5%、営業利益が65.7%、経常利益が66.6%、純利益が64.9%だったが、高水準の受注残を抱える請負工事が第4四半期(1〜3月期)偏重型であることを考慮すれば達成可能だろう。なお経営効率化に向けて3月1日付で100%連結子会社の横浜鋼業を吸収合併した。

 12年度補正予算や13年度予算における公共投資増加が追い風であり、市況が上昇に転じればマージン率の大幅な改善が期待されるため、来期(14年3月期)業績に対する期待感が高まる。

 株価の動きを見ると、2月6日の919円まで上昇した後、短期的な過熱感を強めたこともあり一旦反落して820円近辺まで調整した。しかし足元では870円近辺まで戻して上値を窺う態勢だ。来期業績に対する期待感を強める動きだろう。3月1日の終値874円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS91円81銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間27円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2229円08銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形であり、過熱感が解消して再動意の構えのようだ。指標面に割安感があり、10年6月の866円を突破したことで先高期待も強めている。上値追いの展開が期待され、09年7月以来の1000円台回復も射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>小野建のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】今期2ケタ増益のJSP、指標のなお割安感

狙い場・買い場 樹脂発砲製品のJSP<7942>(東1)に注目したい。押出事業(産業用包材、食品用包材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)と、ビーズ事業(自動車部品、輸送用通い函、家電製品用緩衝材など)を展開している。円安メリットなどを好感して株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比3.9%増、営業利益が同13.3%増、経常利益が同10.2%増、純利益が同29.0%増としている。産業用包材、食品用包材、住宅用高性能断熱材、自動車用バンパーコア材、スマートフォン・タブレット関連包材などが堅調な模様である。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)進捗率は売上高が75.5%、営業利益が74.3%、経常利益が76.4%、純利益が81.9%と順調な水準だった。下期の想定為替レートを1米ドル=80円、1ユーロ=100円としており、その後の円安進行メリットなども考慮すれば通期増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏1400円近辺から反落して2月15日に1238円まで調整する場面があったが、調整は一時的にとどまり、足元では高値圏に戻して上値を窺っている。円安メリットで今期業績増額に対する期待感を強める動きだろう。3月1日の終値1386円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円16銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円89銭で算出)は0.9倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。指標面には割安感もあり、12年3月の戻り高値1330円を突破して先高期待を強めているだけに、上値追いの展開が期待されそうだ。当面のターゲット水準は11年7月以来となる1500円台回復だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>JSPのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】増額のアーバネットコーポレーション、投資用マンション拡大

狙い場・買い場 アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)に注目したい。東京23区で投資用・分譲用マンションの開発・販売事業を展開している。金融緩和強化、消費増税前駆け込み需要、投資用マンション市場拡大が支援材料であり、株価は再動意の構えのようだ。

 今期(13年6月期)業績(非連結)見通しは、2月7日に経常利益と純利益の増額修正を発表し、売上高が前期比4.1%増の71億円、営業利益が同55.0%増の7億15百万円、経常利益が70百万円増額して同39.7%増の5億90百万円、純利益が2億10百万円増額して同63.7%増の6億90百万円としている。投資用・分譲用マンションの開発・販売が好調で、販売直接費の減少などで営業損益が大幅に改善している。また経常利益については開発用地購入決済遅れや金利低下に伴う支払利息減少、純利益については繰延税金資産計上が寄与する模様だ。

 東京23区などでは流通用地の不足や、不動産価格上昇を見込んだ用地売り惜しみの動きも見られるようだが、一方では景気回復期待などで投資用マンションに対する投資意欲も一段と高まっている模様だ。当面の事業環境は良好と言えるだろう。

 なお2月7日に、マイルストーン・キャピタル・マネジメントを割当先として、第三者割当方式による新株予約権発行(行使価格5万876円、潜在株式数は発行済株式総数の11.02%にあたる9900株)と、コミットメント条項付き第三者割当契約の締結を発表し、2月25日に払込が完了している。

 株価の動きを見ると、短期的に過熱感を強めたこともあり、2月4日の戻り高値5万9700円から急反落して2月15日の3万7300円まで調整したが、足元では急反発して5万円台に戻している。新株予約権発行も意識された可能性があるが、過熱感が解消されて再動意の構えだろう。3月1日の終値5万3600円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS7833円97銭で算出)は6〜7倍近辺、予想配当利回り(会社予想の年間1000円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績BPS1万6179円99銭で算出)は3.3倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から急反発している。サポートラインを確認して強基調に回帰する形だろう。金融緩和強化などを支援材料に上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>アーバネットコーポレーションのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:04 | 注目銘柄
2013年03月03日

【狙い場・買い場】航空機部品製造の日機装、F35部品製造の方向

狙い場・買い場 菅義偉官房長官は1日、航空自衛隊の次期主力戦闘機F35の部品製造について、武器輸出三原則の例外として日本企業の参画を容認する談話を発表した。日本企業がF35向けに製造する部品の輸出が容認されたことで、需要の先細りを懸念していた日本の防衛企業の間で市場拡大への期待が高まると伝わっており、航空機部品を製造する日機装<6376>(東1)にビジネスチャンスが広がると予想される。同社が航空機用逆噴射装置部品などの炭素繊維強化複合材製品などを手がけていることが注目される。

 足元の業績、世界的なエネルギー関連投資の活発化で、LEWA製品やLNG用ポンプの受注、売上が好調を維持しているほか、医療部門では、医療機関の省力化ニーズの高まりや透析治療の高度化で、新型透析装置の売上が伸長、旧本社等の売却も加わり、今3月期売上高は970億円(前期比7.6%増)、営業利益は70億円(同56.4%増)、経常利益は65億円(同2.0%増)、純利益は52億円(同56.8%増)と6期ぶりに過去最高益を更新する見通し。

 株価は、2月12日に昨年来の高値1077円と買われた後、同13日安値984円と急落してから1000円前後で下値を固めつつある。今期予想PER15倍台と割高感はなく、9カ月移動平均線がサポートラインとなっており、再度、高値奪回から上値を伸ばす可能性があり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:46 | 注目銘柄
2013年03月01日

【狙い場・買い場】資生堂は外部環境を織り込んだ様子で為替前提に見直し余地

狙い場・買い場 資生堂<4911>(東1)は円高是正効果などに評価不足の印象があり、円安基調が再燃した場合は出遅れ株物色が波及する可能性が大きい。先の第3四半期決算発表では、今3月期の業績予想を減額修正し、2ケタ減益の見込みとしたものの、その為替前提は、対ドルで79.8円(3月1日の夕方は92円50銭前後)、対ユーロでは102.6円(同じく121円出没)。単純に見て、足元は大幅な為替差益水準だ。

 本日の株価終値は1217円(12円安)。2010年初の2100円から傾向的に軟化する相場。ただ、昨年10月の一時1000円割れを下値に持ち直している。中国展開が積極的だった分、日中関係の冷え込みの影響は厳しいとみられるものの、株価としては、一時1000円割れによって大半を織り込んだとの見方は少なくない。「相場は総悲観の中で生まれ、懐疑の揺りかごで育つ」といったことわざもある。

 国内の化粧品売上高は、前年同月比で1月まで3カ月連続の減少だったものの、2月、3月は中核ブランドのリニューアルに加え、新ファンデーション「マキアージュ トゥルーパウダリー UV」などの強力な新製品を続々発売する。株価の回復による消費マインドの回復傾向も追い風になりそうだ。(ステルス)

>>資生堂のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:51 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】果樹・野菜農薬のアグロカネショウ、農業輸出額1兆円関連で有望

狙い場・買い場 アグロ カネショウ<4955>(東2)は、今年2月19日に昨年来高値518円まで急伸し、500円台を出没しているが、安倍晋三首相が、成長戦略の一角、TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の対応策として打ち出している「攻めの農林水産業」策の農業輸出額1兆円への倍増計画の恩恵をフル享受する業容から、なお上値評価が期待できる。低PER・PBR修正・好配当利回り買いからも、2010年12月末割り当てで実施した株式分割の権利落ち埋めを目指し、中期的に4ケタ示現の展開も想定範囲内となる。

 同社は、農薬株の一角に属するが、そのビジネスモデルは、業界でも異色である。農薬業界では、主力製品はコメ関連が最大となるが、同社は、敢えてこの分野には参入せずに、果樹専門の害虫防除剤、病害防除剤、土壌処理剤などの農薬に特化、開発・製造・農家密着型の販売を進め、この独自分野で市場規模は小さいながらも業界トップを確保する「ニッチ・トップ」戦略を推進している。2月18日に開催された安倍内閣の第2回産業競争力会議では、農業輸出額を現在の4500億円から1兆円に倍増すると示されたが、同社のビジネスモデルは、この積極策をフル享受すると見込まれる。

 すでにアジアの富裕層向けなどに「メイド・イン・ジャパン」の高級果樹が人気となり輸出額が増加しているほか、産業競争力会議では、農業の多様展開、6次産業化の具体的な事例として、広島県三次市で実績を上げている果樹のテーマパーク、観光農園が地域おこしとして機能していることなどが紹介されているからだ。果樹の作付面積の拡大、農薬需要の増加が予想されることになる。

 業績は、同社福島工場が東京電力<9501>(東1)の福島原子力発電所の事故の被災地内にあり生産停止している影響を受けている。前期業績は、この生産停止などを外部への生産委託などでカバーし増収・経常増益転換、純利益は6億5500万円(前々期は2億7600万円の赤字)と黒字転換したが、今期は、代替として茨城県に建設した結城工場の減価償却費負担などから純利益は5億3000万円(前期比19%減)と減益転換を予想している。ただ東電からはすでに損害賠償金を受け取っているほか、なおこの損害賠償交渉を継続、業績上ぶれ材料となる。配当は、20円を安定継続する。

 株価は、株式分割(1対2)権利落ち前の4ケタ台の地相場からスンナリ権利を落とし、東日本大震災・原発事故発生で312円安値まで突っ込んだが、2011年2月につけた分割落ち後高値566円目前まで戻してきた。PER11倍台、PBR0.5倍、配当利回り3.9%の割安修正からもかつての地相場回復が期待される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:04 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】今期最終損益が黒字転換の日本電工に見直し余地

狙い場・買い場 日経平均株価は、25日移動平均線をサポートラインに大幅反発しており、物色意欲が旺盛な展開が続いており、今期最終黒字転換と回復を見込む旧新日鉄系の日本電工<5563>(東1)は、見直し余地が広がることから、注目したい。

 足元の業績、同社は2月12日に12年12月期決算を発表。前期は、円高と国際市況低迷による合金鉄の販売価格の下落、自動車用大型電池向けマンガン酸リチウムの販売伸び悩み、売上高が604億2500万円(前の期比15.2%減)、営業利益が37億2300万円(同57.7%減)、経常利益が35億1600万円(同60.3%減)、最終損益が5億1600万円の赤字(同46億400万円の赤字)と赤字転落。今期も、合金鉄や自動車用大型電池向けマンガン酸リチウムの販売減を見込むが、為替相場が総じて円安方向に進んでいることから、売上高が510億円(前期比20.7%減)、営業利益が40億円(同7.4%増)、経常利益が39億円(同10.9%増)、最終損益が21億円の黒字(同5億1600万円の赤字)と最終黒字転換を見込む。

 株価は、2月14日高値314円、同19日高値314円と買い直されて上げ一服。同27日安値285円と下げて切り返す動きで、25日移動平均線がサポートラインとして意識された感はある。経営資源の有効活用による事業効率を高め、顧客ニーズに合わせグローバル戦略を加速する狙いで、旧新日鉄系の日鉄商事<9810>(東1)と旧住金系の住金物産<9938>(大1)が、今10月1日に経営統合する予定だが、同様に日電工も、旧住金系の中央電気工業<5563>(東2)と経営統合も視野に入ろう。PBR0.61倍と割り負けしており、中長期で好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:51 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】JPNホールディングス株価調整一巡、保育事業に期待、決算接近

狙い場・買い場 JPNホールディングス<8718>(JQS)に注目したい。サービサー事業(債権回収)、アウトソーシング事業(人材派遣、テレマーケティング)、および保育事業を展開している。待機児童解消などのテーマ性が支援材料であり、株価は調整一巡感を強めている。

 前期(13年1月期)の連結業績見通しについては12月11日に減額修正して、売上高が前々期比0.6%減の71億円、営業利益が同81.0%減の0.3億円、経常利益が同73.0%減の0.5億円、純利益が0.8億円の赤字(前々期は0.67億円の黒字)としている。アウトソーシング事業は堅調だが、サービサー事業での不良債権ビジネス市場縮小に伴う受託件数減少、保育事業での新規開園などの先行投資負担がマイナス要因となった模様だ。純利益については繰延税金資産取崩も影響した模様だ。なお3月14日に前期決算の発表を予定している。

 今期(14年1月期)については、アウトソーシング事業は堅調な推移が予想され、保育事業の先行投資負担一巡なども寄与して、収益改善が期待されるだろう。保育事業では、認可保育所の不足などで待機児童の解消が進まず、規制改革や補助金などの政策支援が急務になっていることなども追い風だろう。なお2月6日には、子会社ジェーピーエヌ債権回収の業務改善命令が解除されたと発表している。

 株価の動きを見ると、昨年11月2日に高値460円を付けた後、前期業績の減額修正も嫌気して上値を切り下げる展開が続いたが、足元では下げ渋り感を強めている。調整が一巡して今期の収益改善に対する期待感を強めているようだ。2月28日の終値391円を指標面で見ると、前期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS941円93銭で算出)は0.4倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。調整がほぼ一巡したと考えられ、保育事業拡大など今期の収益改善に対する期待感で出直りの動きを強めそうだ。3月14日に前期の決算発表を予定しており、思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ヤーマンは家庭用美容・健康機器の成長背景に株価も上昇基調

狙い場・買い場 ヤーマン<6630>(東1)に注目したい。脱毛器、保湿スチーマー、保湿美顔器、痩身器具など家庭用美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。株価は今期(13年4月期)減額修正懸念を織り込み、来期(14年3月期)の収益改善期待で出直りの動きを強めている。

 今期連結業績見通しについては、売上高が前期比10.0%増、営業利益が同17.5%増、経常利益が同16.4%増、純利益が同12.7%増の増収増益見込みとしている。痩身器具「アセチノ」シリーズ、痩身アイテム「加圧エクサ」シリーズ、ミネラル化粧品「オンリーミネラル」シリーズ、新商品の機能性アンダーウェア「アーブラ」シリーズなどが堅調な模様だ。ただし、前期好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要一巡などで、第2四半期累計(5〜10月期)は減額修正して大幅減収減益となった。このため通期についても減額修正の可能性が高まっている。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の減額修正を嫌気して11月21日に1080円まで調整したが、徐々に下値を切り上げて足元では1300円近辺まで戻している。通期業績の減額修正懸念を織り込み、来期の収益改善を期待する動きだろう。2月28日の終値1286円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS200円01銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1118円22銭で算出)は1.2倍近辺となる。通期減額修正の可能性があるため今期予想連結PERは参考外だが、その他の指標に割高感はないだろう。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して強基調となり、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して上伸した。1100円〜1200円近辺のレンジから上放れてトレンド好転した形だろう。通期業績の減額修正懸念を織り込んだ可能性があり、来期の収益改善期待で11年〜12年の高値圏1500円近辺への回帰の動きが期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】英国風PUB展開のハブ、業績再増額の可能性、既存店2ケタ増

狙い場・買い場 首都圏を中心に英国風PUBを展開するハブ<3030>(JQS)に注目したい。今期(13年2月期)業績の再増額の可能性があり、株価はボックス展開から上放れも期待されそうだ。

 第3四半期累計(3〜11月期)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比12.2%増、営業利益が同7.8%増、経常利益が同6.7%増、純利益が同22.5%増の増収増益だった。イベント内容刷新や店舗改装効果などで既存店売上高が前年比108.0%、客数が同106.7%と好調だった。

 通期見通しは前回予想(7月13日に増額修正)を据え置き、売上高が前期比10.6%増の75.3億円、営業利益が同12.5%増の6.3億円、経常利益が同12.5%増の6.3億円、純利益が同24.1%増の3.4億円としている。通期予想に対する第3四半期累計進捗率は売上高が75.0%、営業利益が81.8%、経常利益が81.1%、純利益が85.6%と高水準である。新規出店効果なども寄与して再増額の可能性があるだろう。月次売上動向(前年比、速報値)を見ると、直近の13年1月は全店が109.3%、既存店が102.4%だった。既存店が2カ月ぶりにプラスに転じるなど概ね順調な模様である。

 株価の動きを見ると、1月8日の戻り高値29万3000円から反落して、概ね25万円〜27万円近辺で推移している。ボックスレンジ下限で下値を固める動きのようだ。2月28日の終値26万2100円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS2万7285円13銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7500円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS15万0013円17銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面のようだ。ただし12年10月以降は概ね25万円〜30万円のボックス展開であり、足元はレンジ下限で下値を固める形である。今期業績の再増額の可能性が見直され、高値圏回帰してボックスレンジからの上放れも期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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【狙い場・買い場】新しいガン治療法のテラ、バイオ人気で出番、09年高値指向

狙い場・買い場 バイオベンチャーのテラ<2191>(JQS)に注目したい。株価は乱高下する場面があるが、中期的な成長期待で上値追いの展開となりそうだ。

 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーで、新しいがん免疫療法の「樹状細胞ワクチン療法」を中心としたがん治療技術・ノウハウを医療機関に提供し、治療数に応じた歩合収入が収益柱となっている。

 前期(12年12月期)連結業績は、売上高が前期比16.3%増、営業利益が同2.1倍、経常利益が同3.2倍、純利益が同5.0倍で計画を上回った。細胞治療支援事業で契約医療機関の症例数が順調に推移し、細胞治療技術開発事業でのコスト削減効果も寄与した。契約医療機関は期末時点で29カ所(基盤提携医療機関11カ所、提携医療機関6カ所、連携医療機関12カ所)となった。樹状細胞ワクチン療法の症例数は約1400症例で、会社設立以降の累計では約6300症例となった。なお配当については0.8円とした。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.0%増の16億84百万円だが、利益は営業利益が同56.7%減の95百万円、経常利益が同59.2%減の89百万円、純利益が同79.2%減の20百万円としている。既存契約医療機関における症例数の増加や新規契約医療機関の開拓で増収見込みだが、成長に向けた先行投資負担で減益見込みとしている。

 株価の動きを見ると、乱高下しながらも高値を更新する展開が続いている。1月28日には昨年来高値1505円まで上昇し、2月15日に970円まで調整した後、2月28日には1500円近辺まで戻して上値を窺う態勢となっている。2月28日の終値1490円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円58銭で算出)は943倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS106円56銭で算出)は14倍近辺である。中期成長期待で買われるバイオベンチャーのため指標面は参考程度だろう。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。過熱感が解消されて上昇トレンド継続を確認した形だろう。中期的な成長期待に加えて、値動きも材料視されて上値追いの展開が期待されるだろう。09年7月の高値2195円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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2013年02月28日

【狙い場・買い場】アイビー化粧品は高利回り狙い、業績好転も

狙い場・買い場 アイビー化粧品<4918>(JQS)が新展開に躍進してきた。年10円の高配当を3月期末に一括配当することで、4.3%という高利回り狙いの買いがどんどん流入している。利回り水準的にはなお訂正高の余地は大きいようだ。

 今2013年3月期の第3四半期累計決算は、営業利益2億6500万円と前年同期比16.6%増益の好決算となった。ポイントは売上げが同8.5%減の中で増益を確保できた点だ。業務及び各経費の見直し、販売費及び一般管理費の節減を継続し、全社を挙げて経費節減に努めてきた効果が現れてきている。

 こうした中で、昨年11月に発売した「アイビーコスモス エンリッチ ローション」は、新製品の単月出荷数としては過去最高の約14万4000個を受注、同12月には「アイビー メークアップコレクション ふたつの魅力」、並びに「アイビー エレガンス ロングラッシュ マスカラ」を新発売するなど、売り上げ増の態勢が整った。利回り買いをきっかけに、業績見直しが本格化するパターンと思われる。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:43 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】兼松日産に出番、地盤改良・建材で流れにマッチ

狙い場・買い場 建材や住建、地盤改良が主力の兼松日産農林<7961>(東1)は、公共投資関連として注目したい。2012年度補正予算案の成立で、不動テトラ<1813>(東1)が再動意付いたのをはじめ、間組<1719>(東1)安藤建設<1816>(東1)などが上昇しており、兼松日産も見直される可能性がある。飛島建設<1805>(東1)飛島建などと丸太を使った液状化対策工法を確立したことが期待材料。丸太を打ち込むことで地中の砂の密度を高めて地盤を強固にし液状化を防ぐもので、公園や学校、戸建て住宅向けに増加すると見込まれている。

 足元の業績、今3月期売上高は106億円(前期比2.7%減)、営業利益は5億5000万円(同28.9%増)、経常利益は5億5000万円(同30.6%増)、純利益は5億3000万円(同65.3%増)と大幅増益を見込む。無配継続予想だが、PER12倍台と割高感はない。13週移動平均線をサポートラインとして意識、往年の仕手株との側面もあり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】建設技術研究所は国土強靭化計画が追い風、好利回り

狙い場・買い場 建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)に注目したい。老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風であり、中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 2月14日に発表した前期(12年12月期)連結業績は、売上高が前々期比3.4%減、営業利益が同4.3%減、経常利益が同4.7%減、純利益が同30.4%増だった。売上高が計画をやや下回り営業減益だったが、純利益については投資有価証券評価損の一巡などが寄与した。受注高は同19.3%増と好調だった。

 今期(13年12月期)の見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の好調な受注やコスト削減効果が寄与する見込みだ。配当については前期比2円増配の年間18円(期末一括)としている。12年度補正予算と13年度予算案で公共投資の増加が見込まれ、中期的にも老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風だろう。

 株価の動きを見ると、昨年12月25日の高値644円から一旦反落して、2月15日には564円まで調整する場面があった。しかし足元では600円台を回復している。過熱感を冷ますための短期調整が完了して今期好業績を見直す動きだろう。2月27日の終値605円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.4倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを見せている。また週足チャートで見ても、13週移動平均線近辺から反発の動きを見せている。過熱感を冷ますための短期調整が一巡して再動意のタイミングのようだ。11年4月の高値670円は射程圏であり、国土強靭化計画関連を支援材料に上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:12 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上値追うインフォコム、低PERに加え増配で利回り魅力も

狙い場・買い場 ITソリューションサービスとコンテンツ配信が2本柱の インフォコム<4348>(JQS)に注目したい。株価は上値追いが期待されるだろう。

 日商岩井と帝人<3401>から分離したシステム開発会社が経営統合しているため、携帯電話事業者、医薬医療関係機関、官公庁、教育関係機関などのITサービスに強みを持つのが特徴だ。またクラウドサービス、Web−ERPソフト、電子書籍やソーシャルアプリなどスマートフォン向けコンテンツ開発・配信も強化している。

 今期(13年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比4.1%増の380億円、営業利益が同3.0%減の33億円、経常利益が同2.7%減の33億円、純利益が同8.0%増の20億円としている。第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率はやや低水準だが、第4四半期(1〜3月)の売上比重が高いため特にネガティブ要因とはならないだろう。ネットビジネス事業やヘルスケア事業を重点事業領域と位置付けて、M&Aも積極的に活用する模様であり、中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 なお2月25日に、今期配当予想の増額修正と自己株式処分を発表した。配当については創立30周年記念配当300円を実施し、普通配当3000円と合わせて年間3300円(期末一括)とする。前回予想に対して300円増額し、前期比300円増配となる。自己株式処分については、ヘルスケア事業の業容拡大を目的に、ITホールディングス(3626)の連結子会社AJSから放射線部門システム事業を譲り受け、譲り受け金額の一部をAJSに対する第三者割当で自己株式200株を処分して精算するというものだ。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開で2月27日には昨年来高値となる13万400円まで上昇している。中期的な収益拡大期待に加えて、25日に発表した今期配当増額修正も好感しているだろう。2月27日の終値12万8600円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万4379円80銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3300円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万5554円24銭で算出)は1.1倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。指標面に割高感はなく、成長分野の医薬医療関連やソーシャルアプリ関連のテーマ性も支援材料だろう。11年1月の13万8800円は射程圏であり、上値追いで10年4月の16万2300円も視野に入るだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:48 | 注目銘柄
2013年02月27日

【狙い場・買い場】7年ぶり高値の穴吹興産、東・大証統合控えなお超割安修正余地

狙い場・買い場 穴吹興産<8928>(大1)は、今年2月7日に発表した今6月期業績の上方修正と増配で430円とストップ高、7年ぶりの高値を更新し、利益確定売りも交錯し400円台を出没している。しかし、同社の業績環境は、新日銀総裁就任による金融緩和策の加速などで地価の回復、住宅投資の拡大を後押しするなど良好であり、株式需給環境も、今年7月予定の東証と大証の第1部の市場統合がフォローとなることが有力で、なお上値余地を示唆している。PER6倍台の超割安修正が続こう。

 同社の今期業績の上方修正は、今期第2四半期(2Q)の分譲マンションの契約戸数が、前年同期比8%増の1312戸の過去最高の契約戸数となり、売上戸数も84%増の956戸と伸び、通期計画戸数に対してそれぞれ56%、50%と前年同期の各47%、31%を上回って好調に推移、つれて販売経費なども削減できたことが要因となった。通期純利益は、期初予想の13億1300万円を17億7700万円(前期比55%増)に引き上げ、連続過去更新の更新幅を拡大する。つれて2Q配当を3円から4円に引き上げ、年間9円(前期実績7円)に連続増配する。

 株価は、この業績増額・増配で2006年2月高値409円を上回ったが、同高値は、2005年9月末割り当てで実施した株式分割(1対3)の権利を落としたあとの高値になる。権利落ち前は1000円台に乗せていただけに、現在の400円台はそれだけ値ごろ妙味を発揮している。

 今年7月の東証・大証1部の市場統合では、東証株価指数算入に伴う指数連動型のファンドなどの買い需要が発生する需給好転も観測されており、この高値もみ合い場面は待ち伏せ買い好機で、高値更新から上値追いが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:25 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】オリコンは8ヶ月ぶり高値更新場面接近、スマホ向けに期待

狙い場・買い場 オリコン<4800>(JQS)が戻り足に転じてきた。今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が5億3400万円と前年同期比27.1%の減益に見舞われた。そして、今3月期通期でも営業利益は前期比13.4%減が見込まれている。

 スマートフォンへの対応を積極的に推進し、特に、スマートフォン向け音楽配信サービスについては、配信楽曲を継続的に充実させるとともに、ユーザーの利便性と満足度を高めるための機能の拡充に注力した結果、売上げは大幅に伸びている。しかし、その分従来型携帯電話向けの着うたフル、着うた、着メロ等が減少、今のところ携帯電話向けのダウンが優っているが、これがスマートフォンの増加が優位となるのは時間の問題。

 株価は悪いところを織り込んでの出直りという強いパターンで、当然2月高値3万5850円奪回は視野に入っているということだろう。太陽光発電事業への展開も新たな株価見直しの要因になりそう。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:21 | 注目銘柄