[注目銘柄]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (03/25)【狙い場・買い場】キトーの今期2ケタ増収増益、来期も明るい、3月末に100株単位へ
記事一覧 (03/25)【狙い場・買い場】松田産業は貴金属価格上昇で業績に期待、10年5月の1719円へ
記事一覧 (03/24)【狙い場・買い場】セブンイレブン関連のわらべや、業績拡大へ
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】日鍛バルブは自動車関連の出遅れ、世界的技術開発も
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】東光高岳HDは統合効果を買い直し最高値も照準
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】建設技術研究所は国土強靭化計画の追い風、株価に弾み
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】メディアフラッグの好業績再評価、流通・営業支援好調
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】OBARA GROUPは再増額の可能性、溶接機器好調に円安効果も
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】増額修正の日本エンタープライズ、戻り高値突破で上げに弾み
記事一覧 (03/22)【狙い場・買い場】日本アジアグループに増額修正の可能性、防災・減災、老朽化インフラ関連のテーマ性
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】プロネクサスは好利回りに照準、優待でも注目
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】第一商品は金融緩和など好環境追い風、11年7月の747円へ
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】好業績のビー・エム・エルは09年12月の高値2930円へ
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】増配のクレスコ上放れ、好業績で低PER、高利回り
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】ピックルスコーポレーションは主力の「ご飯がススムキムチ」好調、業績再増額含み
記事一覧 (03/21)【狙い場・買い場】プラマテルズは第3Qの進捗率高く景気回復で先行きに期待、低PER
記事一覧 (03/20)【狙い場・買い場】日本カーボンに思惑人気、3月年度末を意識も
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】韓国LG関連のフーマイスターエレクトロニクス、電子部品の輸出増加へ
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】ワークマン、新規出店と既存店見直し奏功、業績好調、07年の3100円挑戦
記事一覧 (03/19)【狙い場・買い場】アクトコールの今期2ケタ増収増益、会員数好調、株価に割安感
2013年03月25日

【狙い場・買い場】キトーの今期2ケタ増収増益、来期も明るい、3月末に100株単位へ

狙い場・買い場 キトー<6409>(東1)に注目したい。工場内で使用されるチェーンブロック、レバーブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力とする搬送機器メーカーである。好業績見通しを評価して、株価は水準を切り上げる展開が期待されそうだ。

 今期(13年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比10.6%増の368億円、営業利益が同20.6%増の20億円、経常利益が同14.5%増の18億円、純利益が同20.8%増の8億円としている。中国市場がやや低調だが、国内の復興関連、米州の天然資源開発関連、タイやインドネシアの自動車関連などが好調な模様である。増収効果に加えて値上げ効果や生産性向上効果なども寄与する見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率はやや低水準だったが、アジア市場での売上計上が期末に集中する傾向が強く、第3四半期累計の利益が計画を上回っていることも考慮すればネガティブ要因とはならないだろう。なお通期ベースでの想定為替レートを1米ドル=80円としており、足元の円安水準もプラス要因となりそうだ。世界的な景気回復や円安進行で来期(14年3月期)の収益拡大も期待されるだろう。

 なお3月31日を基準日(効力発生日4月1日)として1株を100株に株式分割し、単元株式数を100株とする。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続いている。3月21日には10万円大台を回復して10万2800円まで上値を伸ばした。好業績見通しを評価する動きに加えて、2月26日に発表した株式分割も好感されているだろう。3月22日の終値10万200円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6208円38銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万8840円34銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを継続している。好業績を評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。11年2月の11万300円も視野に入るだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>キトーのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:17 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】松田産業は貴金属価格上昇で業績に期待、10年5月の1719円へ

狙い場・買い場 松田産業<7456>(東1)に注目したい。貴金属リサイクル事業を主力として食品関連事業も展開している。貴金属価格上昇や来期(14年3月期)の好業績期待で、株価は水準を切り上げる展開だ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは11月5日に減額修正したが、2月12日に一転して利益を増額修正し、売上高が前期比9.4%減の1700億円、営業利益が同24.0%減の52億円、経常利益が同20.3%減の56億円、純利益が同13.2%減の36.5億円としている。第3四半期(10〜12月期)に貴金属価格が上昇したため減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が73.0%、営業利益が79.0%、経常利益が80.8%、純利益が82.1%と高水準だったため再増額の可能性もあるだろう。世界的な金融緩和を背景に貴金属市況が上昇傾向であり、半導体・電子部品の生産が回復傾向になれば、来期の好業績が期待されるだろう。

 なお2月12日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限8万株、取得価額総額の上限1億円、取得期間2月13日〜3月14日)については、2月28日時点で累計7万8900株(取得価額総額9996万7700円)となり終了した。

 株価の動きを見ると、12年11月の安値993円をボトムとして右肩上がりの展開が続いている。貴金属市況の上昇による来期業績に対する期待感に加えて自己株式取得も支援材料となったようだ。3月22日には戻り高値となる1585円まで上昇する場面があるなど足元では一段と上げ足を速めている。3月22日の終値1520円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS134円06銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1490円19銭で算出)は1.0倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的にはやや過熱感だが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だろう。また月足チャートで見ると、抵抗線だった24カ月移動平均線を突破して長期トレンド好転を鮮明にしている。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待され、10年5月の1719円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>松田産業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 注目銘柄
2013年03月24日

【狙い場・買い場】セブンイレブン関連のわらべや、業績拡大へ

狙い場・買い場 わらべや日洋<2918>(東1)は、主要顧客であるセブン&アイ・ホールディングスが2期連続で過去最高益を更新したもようと伝わっており、関連銘柄として注目したい。わらべや日洋はセブンイレブン向けにお弁当やお惣菜などを開発・提供しているが、今2月末にセブン−イレブン・ジャパンを割当先として第三者割当増資を実施。調達した資金15億円はセブンイレブンの四国進出と東北地区での事業拡大に歩調を合わせ工場新設に投入する。セブンイレブンが1762万5660株(12.4%)保有する筆頭株主になったことで関係強化に対する期待感が高まる。

 足元の業績、13年2月期はセブンイレブンの積極的な出店や、チルド商品の販売伸長し売上高1750億円(前期比7.1%増)となるものの、米価上昇の影響で、営業利益40億円(同2.2%減)、経常利益42億円(同1.3%増)、純利益21億円(同12.8%増)を見込んでいるが、四季報最新号では14年2月期上向くと観測しており、4月12日に予定される13年2月期決算発表における14年2月期業績予想に期待が持てる。

 株価は、1450円割れで下値を固め出直る動きで、13週移動平均線を上抜き戻り歩調を強めつつある。セブンイレブン向けに和菓子工場がフル稼動で生産拡大も見込まれるほか、PBR0.77倍と割り負け、ディフェンシブ性もあり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:39 | 注目銘柄
2013年03月22日

【狙い場・買い場】日鍛バルブは自動車関連の出遅れ、世界的技術開発も

狙い場・買い場 日鍛バルブ<6493>(東1)は、自動車関連の出遅れ銘柄として注目したい。日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は21日の定例会見で、安倍晋三首相が環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加を表明したことを歓迎したい、と改めて表明しており、自動車関連銘柄が騰勢を強めると期待される。特に、日鍛バルブは、エンジンバルブがハイブリッド車(HV)や軽自動車向けに好調なことから、見直される可能性が高い。

 足元の業績、13年3月期売上高は353億円(前期比7.1%増)、営業利益は15億円(同2.3倍)、経常利益は16億円(同91.4%増)、最終損益は5億5000万円の黒字(同8億9500万円の赤字)を見込む。四季報最新号では、2ケタ増益を観測。PBR0.43倍と割り負け、配当利回り3.52%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、昨年11月15日につけた昨年来の安値240円を底に、3月15日に昨年来の高値349円と上昇。340円前後で下値を固める動きとなっている。同社はトヨタのHVプリウス向けにエンジンバルブを供給しているが、トヨタが独BMWとHVや燃料電池車の技術の年内供与で近く合意することから、環境対応型のNT−VCP(電磁式連続カム位相可変機構)の開発に世界で初めて成功した日鍛バルブの技術が改めて見直される可能性が高い。上値抵抗線となる09年9月高値394円突破も視野に入ることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:05 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東光高岳HDは統合効果を買い直し最高値も照準

狙い場・買い場 東光高岳ホールディングス<6617>(東1)は、昨年10月に東光電気と高岳製作所が経営統合して上場され、今年2月6日につけた上場後高値1658円から値幅で300円、日柄で約2カ月調整したが、下値では目先調整終了として経営統合効果を買い直す割安修正期待の打診買いが続いている。今3月期純利益は、負ののれん益発生で207億円と予想、来期は、この一巡で純利益は大幅減益となるが、今期に半期寄与にとどまる東光電気が、来期には1年間のフル寄与となることが見直されることが引き金となっているもので、最高値奪回も見込まれる。

 同社の経営統合は、東京電力<9501>(東1)系の電力計メーカーとして、電力ネットワークをトータルにサポートするナンバーワン企業として調達・物流・生産の統合効果、改革で早期シナジーを実現するとともに、海外展開も積極化、スマートメーターなどのスマートグリッド関連商品の需要増の取り込みを狙っている。この統合効果は、今期業績では純利益に顕著に現れる。負ののれん益が約200億円発生、これを一括償却した特別利益が織り込まれるためで、純利益は、207億円と予想している。

 続く2015年3月期業績は、負ののれん益一巡で純利益が大きく減益転換するが、売り上げ、経常利益は、今期の半期寄与にとどまった東光電気が、1年間の通年寄与となるために増収増益となる。同社は、中期経営計画で売り上げのみ1000億円以上と予想しているが、今年3月14日発売の東洋経済四季報春号では、経常利益を29億円と今期予想21億円に対して38%増と観測している。また純利益を17億円としたが、それでも1株利益は、104.8円とし、50円への増配を観測している。

 株価は、昨年10月に1219円で初値をつけ上場来安値1090円まで売られて下げ過ぎとして底上げ、今年1月開示の第3四半期の好決算に反応して同高値まで200円高して往って来いの調整をした。今期予想PERは1倍と超割安で、来期の東洋経済観測ベースでのPERは、13倍台と割安な計算となり、最高値奪回も一通過点となる展開も想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:46 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】建設技術研究所は国土強靭化計画の追い風、株価に弾み

狙い場・買い場 建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)に注目したい。老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風である。これを材料視する形で株価は11年4月の戻り高値を突破した。上値追いの展開に弾みが付きそうだ。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億07百万円と好調だったことで受注残高が高水準であり、コスト削減効果も寄与する見込みだ。

 中期計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付け、港湾や水道などへの参入も推進する方針を掲げている。12年度補正予算と13年度予算案で公共投資が増加し、中期的にも老朽化インフラ補修・更新など国土強靭化計画が追い風となるだろう。

 株価の動きを見ると、2月15日に564円まで調整したが、すぐに切り返して強基調の展開となった。3月11日には649円を付けて12月25日の644円を突破し、3月21日には689円まで上値を伸ばして11年4月の戻り高値670円も突破した。今期好業績見通しや国土強靭化計画を材料視する動きだろう。3月21日の終値684円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.5倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発して戻り高値を突破した。過熱感を冷ますための短期調整が一巡して上昇トレンドを確認した形だろう。700円台回復は射程圏であり、上値追いに弾みがついて07年12月以来の800円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>建設技術研究所のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】メディアフラッグの好業績再評価、流通・営業支援好調

狙い場・買い場 店舗の覆面調査が主力のメディアフラッグ<6067>(東マ)に注目したい。株価は下値固め完了感を強めており、今期(13年12月期)好業績見通しが再評価される可能性が高いだろう。

 流通・飲食企業や消費財メーカーの店舗・店頭マーケティング活動を支援するフィールド事業(覆面調査などの流通支援事業、店舗巡回などの営業支援事業、店舗・店頭の状況をデータベース化する独自開発ソフトのASP事業)を主力として、ストア事業(コンビニエンスストア経営)も展開している。覆面調査や店舗巡回を行う登録スタッフ(メディアクルー)は12年11月時点で全国16万人を超えている。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。国内では営業拠点の増設、新サービスメニューの開発、メディアクルーの増員や質的向上、子会社メディアフラッグ沖縄へのコールセンター業務の移管、海外では中国とインドネシアでの顧客開拓などを進める。飲食、カフェ、サービスエリアなどで覆面調査の需要が増加している模様であり、さまざまな業種業態に対応して業容を拡大する方針だ。中期的にも収益拡大が期待される。

 また3月14日には、正社員の給与テーブルを見直して月額所得を平均6%引き上げると発表している。消費を活性化するための日本政府の賃金アップ要請に賛同するとともに、今回の改定で従業員のモチベーションを高め、さらなる収益向上に繋げるとしている。

 株価の動き(1月1日付で1株を3株に株式分割)を見ると、2月15日と18日に464円まで調整する場面があったが、概ね500円〜600円近辺でボックス展開のようだ。3月21日の終値534円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS30円19銭で算出)は17〜18倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3倍近辺である。

 概ね安値圏500円〜600円近辺でのボックス展開だが、売り込む動きは見られず下値固め完了感を強めている。指標面に割高感はなく、出遅れ感も強いだけに、今期好業績見通しが再評価される可能性が高いだろう。きっかけ次第で高値圏への回帰が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:37 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】OBARA GROUPは再増額の可能性、溶接機器好調に円安効果も

狙い場・買い場 溶接機器や平面研磨装置を展開するOBARA GROUP<6877>(東1)に注目したい。今期(13年9月期)業績の増額修正を好感して株価は上値を伸ばしている。再増額の可能性もあり、上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期の連結業績見通しについては2月6日に増額修正して、売上高が前期比0.7%増の325億円、営業利益が同10.5%減の40億円、経常利益が同6.6%減の43億円、純利益が同2.3%増の27億80百万円とした。アジア地域での自動車関連向けに溶接機器の需要が想定以上に好調なことに加えて、円安効果が寄与して営業利益と経常利益は減益幅が縮小し、純利益については一転して増益の見通しとなった。平面研磨装置関連事業の損益も大幅に改善している模様だ。通期予想に対する第1四半期(10月〜12月期)の進捗率は売上高が25.2%、営業利益が31.1%、経常利益が38.3%、純利益が33.5%と高水準である。円安効果に加えて、米国自動車市場の好調なども考慮すれば再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると概ね1000円近辺で小動きだったが、2月6日の今期見通し増額修正を好感して動意付いた。3月21日には1880円まで上値を伸ばして08年5月以来となる2000円台に接近している。3月21日の終値1868円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS143円07銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は1.6倍近辺となる。

 増額修正を好感して急騰したため目先的には過熱感を強めているが、月足チャートで見るとボックスレンジから上放れた形である。先高観を強めており、再増額の可能性も考慮すれば指標面に割高感はない。短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されそうだ。08年5月以来の2000円台回復は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>OBARA GROUPのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】増額修正の日本エンタープライズ、戻り高値突破で上げに弾み

狙い場・買い場 コンテンツサービス事業やソリューション事業を展開する日本エンタープライズ<4829>(東2)に注目したい。3月21日に今期(13年5月期)2回目の増額修正を発表した。株価は水準を切り上げる展開が続いており、2回目の増額修正を好感して上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しについて3月21日、前回予想(1月10日に増額修正)に対して売上高と純利益を増額修正した。売上高は50百万円増額して前期比49.5%増の41億70百万円、営業利益は据え置いて同28.2%増の3億90百万円、経常利益は据え置いて同25.8%増の4億円、純利益は1億25百万円増額して同2.1倍の3億50百万円とした。売上高についてはソリューション事業で携帯販売会社との協業による広告売上が想定以上に増加し、純利益については投資有価証券売却益(2億44百万円)が寄与する模様だ。

 株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続き、足元では上げ足を速めている。3月19日には1万5700円まで上値を伸ばして12年3月の戻り高値1万4770円を突破した。今期好業績見通しを好感する動きだろう。3月21日の終値1万5390円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS928円38銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間150円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8132円79銭で算出)は1.9倍近辺である。

 足元で上げ足を速めたため目先的に過熱感を強めているが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だろう。12年3月の戻り高値1万4770円を突破したことで先高観も強めている。3月21日の今期2回目の増額修正も刺激材料となって上値追いの展開が期待されるだろう。07年10月以来の2万円台回復も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>日本エンタープライズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:20 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】日本アジアグループに増額修正の可能性、防災・減災、老朽化インフラ関連のテーマ性

狙い場・買い場 日本アジアグループ<3751>(東マ)に注目したい。今期(13年3月期、決算期変更で11カ月決算)連結業績に増額修正の可能性があり、株価は強基調に転換して底練り展開から脱出の動きを鮮明にしている。

 空間情報コンサルティング事業(国際航業ホールディングス)を主力に、グリーンプロパティ事業(土壌汚染関連、戸建住宅関連)、グリーンエネルギー事業(太陽光発電所関連)、ファイナンシャルサービス事業(証券業など)を展開している。防災・減災関連、老朽化インフラ関連、メガソーラー関連のテーマ性が注目される。

 今期連結業績見通しは売上高が643億69百万円、営業利益が19億78百万円、経常利益が5億96百万円、純利益が1億19百万円としている。空間情報コンサルティング事業とグリーンプロパティ事業が第4四半期(2〜3月)偏重の収益構造のため、3月14日に発表した第3四半期累計(12年5月〜13年1月期)は、営業利益が17億64百万円の赤字、経常利益が24億66百万円の赤字、純利益が24億30百万円の赤字だったが、売上高が前年同期比9.9%増収となった効果で赤字幅が前年同期に比べて縮小した。

 なお3月14日に、投資有価証券売却益6億70百万円の発生を発表している。特別利益計上で通期純利益は計画を上回る見通しだが、グリーンエネルギー事業で開発投資を拡大させているため、売電収入に対して経費が先行する可能性があるとして通期見通しを据え置いている。国内外でメガソーラー発電所の開発・運営事業の拡大に注力しており、来期(14年3月期)の収益寄与本格化が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、やや乱高下する場面もあるが、3月以降は着実に水準を切り上げている。3月13日には3190円まで上値を伸ばして12年7月の3045円を突破した。3月21日の終値2900円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円63銭で算出)は61倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS7045円08銭で算出)は0.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると足元は上げ一服の形だが、戻り高値圏を維持して上値を窺っている。また週足チャートで見ると、12年7月の3045円を突破して底練り展開から脱出の動きを鮮明にしている。強基調に転換して13週移動平均線がサポートラインの形だろう。今期業績増額の可能性に加えて、防災関連、老朽化インフラ関連、メガソーラー関連などテーマ性は豊富であり、水準を切り上げる展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>日本アジアグループのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:50 | 注目銘柄
2013年03月21日

【狙い場・買い場】プロネクサスは好利回りに照準、優待でも注目

狙い場・買い場 プロネクサス<7893>(東1)は、日経平均株価が続急伸する活況相場下で、敢えてインカムゲイン(配当利回り)を狙う限定株として要注目である。キャピタルゲイン(値上がり益)狙いはなお時期尚早ということであり、ということは、仕込み場面は、限定的となる。今年3月11日につけた昨年来高値653円までがこの仕込み限界で、これ以上の深追いを避ければ、配当利回りは、株主優待込みで4.2%となる。3月期末に向けまずこの配当権利を確定させるのが最優先で、値幅対応は、それ以降の金融・証券市場情勢次第ということになる。

 同社の株主優待制度は、100株以上を保有の株主に1000円相当のクオカード、1000株以上を保有の株主に3000円相当のクオカードを贈呈する内容となっている。昨年来高値水準で同社株を100株を取得しても、この優待制度だけで配当利回りは1.5%と東証1部全銘柄の予想配当利回り1.7%に遜色はない。しかも同社の今3月期配当は、18円(前期実績17円)へ増配が予想されている。この増配を加えると、配当利回りは、4.2%に高まることになり、インカムゲイン狙いの妙味株となる。

 ただ同社の配当は、2011年3月期までは年間22円の高配当を安定継続していた。それが前3月期に17円に減配し、今期は18円に復元増配するものである。前期の減配は、証券・金融商品のディスクロージャー印刷の大手として、上場会社数の減少、大型ファイナンス案件の縮小、制度改正に伴う目論見書の簡素化などによりディスクロージャー関連製品の需要が減少する逆風下で、それまでの22円配当の配当総額が、2011年3月期業績の大きな落ち込みで純利益を上回り、連結配当性向を30%以上とする同社の配当政策からカイ離するとして減配したものである。その後、当初は年間16円としていたのを期末配当を8円から9円に引き上げ17円とした。

 この期末配当増配は、同社が強みを持つ不動産投信(REIT)関連で新規公開(IPO)がようやく再開され、公募増資なども再活発化したことなどで、業績が期初予想を上ぶれて着地したことによるものである。このREITは、安倍内閣による日本再生戦略でも、さらに資産規模が拡大され、2020年には倍増が目標とされているだけに、同社業績には追い風となる。今期純利益は、10億8000万円(前期比1%増)と予想されているが、来期以降はさらに好転、連続増配期待も高まる。

 株価は、日立ハイテクノロジーズ<8036>(東1)の企業情報データベースを買収した昨年12月から底上げ転換を鮮明化し、昨年来高値まで36%高した。PERは17倍台、PBRは1倍ソコソコと割安であるが、配当狙いから値幅取りに方向転換するのは、来期業績・配当の動向次第とするのが無難で、深追いは慎みたい。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:20 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】第一商品は金融緩和など好環境追い風、11年7月の747円へ

狙い場・買い場 商品先物取引大手の第一商品<8746>(JQS)に注目したい。世界的な金融緩和、景気回復、さらにインフレ期待を背景とした商品先物相場の活況が追い風である。期末一括配当の権利取りの動きも加わり、株価は上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期(13年3月期)業績(非連結)の見通しは、11月2日に減額修正して売上高が前期比21.8%増の98億10百万円、営業利益が同2.5倍の32億10百万円、経常利益が同95.5%増の34億20百万円、純利益が同2.3倍の20億98百万円としている。第2四半期累計(4〜9月期)では商品先物取引売買高が低迷したため計画に対して大幅未達だったが、第3四半期(10〜12月期)には世界的な金融緩和の流れを背景として、金先物価格など商品先物価格が上昇傾向を強めた。このため第3四半期の商品先物取引売買高は前年同期比42.5%増加となり、第3四半期累計(4〜12月期)で見ても同18.8%減まで挽回している。第4四半期(1〜3月期)も高水準で推移している模様であり、第2四半期累計までの未達分を挽回する勢いのようだ。

 なお3月4日に特別損失の計上を発表した。97年に第三者割当で取得した協栄物産の株式15万株(引受金額3億円)の買戻の合意の認定の存否について、上告審棄却の決定(2月21日)があり、申立費用の請求金額3億67百万円を今期特別損失として計上する予定としている。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き、3月19日には戻り高値となる628円まで上昇している。足元の商品先物相場活況を好感するとともに、期末一括配当(20円)の権利取りの動きが活発化している可能性もあるだろう。3月19日の終値627円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円82銭で算出)は4〜5倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS580円55銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を継続している。指標面の割安感もあり、世界的な金融緩和を背景とした商品先物相場の活況を追い風に、上値追いの展開が期待されるだろう。11年7月の747円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>第一商品のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:45 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】好業績のビー・エム・エルは09年12月の高値2930円へ

狙い場・買い場 受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)に注目したい。株価は好業績見通しを評価して高値圏で推移している。今期(13年3月期)業績の増額の可能性があり、上値追いが期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比3.0%増の950億円、営業利益が同28.3%増の68億円、経常利益が同33.9%増の70億円、純利益が同54.7%増の37億円としている。医療情報システム事業がやや低調だが、臨床検査事業が新規顧客開拓などで好調である。北海道の子会社を統合した第一岸本臨床検査センターの収益改善や、前期に発生した一時的費用の一巡も寄与する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が76.0%、営業利益が85.0%、経常利益が85.0%、純利益が85.3%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 主力の臨床検査事業ではクリニック市場の開拓とともに、M&Aも活用して検査ラボの全国展開や規模拡大を推進している。さらに北海道、本州、九州での子会社統合などによる収益改善進んでいる模様だ。食品衛生事業では、腸内細菌検査の受託数量増加や食品衛生コンサルティングの新規受注が進んでいる模様であり、中期的な成長が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、2月7日に発表した第3四半期累計業績を評価する形で動意付いた。2月14日には2590円まで急騰して10年1月の2585円を一気に突破した。その後一旦は反落したが、足元では水準を切り上げて高値圏2500円近辺で推移している。今期好業績見通しや増額の可能性を評価する動きだろう。3月19日終値2489円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS174円24銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2248円93銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとして水準を切り上げている。テクニカル面での過熱感はなく、今期好業績見通しや増額の可能性を評価して上値追いの展開が期待されるだろう。09年12月の高値2930円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>ビー・エム・エルのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:12 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】増配のクレスコ上放れ、好業績で低PER、高利回り

狙い場・買い場 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)配当増額修正を好感して、株価は戻り高値圏でのモミ合いから上放れた。先高感を強めて上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の190億円、営業利益が同21.3%増の12億50百万円、経常利益が同14.9%増の13億50百万円、純利益が同70.8%増の7億60百万円としている。ソフトウェア開発事業ではクレスコ北陸(旧ソラン北陸)の完全子会社化も寄与して、公共サービス分野や流通分野が堅調である。組込型ソフトウェア開発事業では通信端末関連やカメラ関連の開発案件が好調な模様である。不採算だったマーケティングソリューション事業(沖縄センター)の譲渡も損益改善に繋がり、純利益については退職給付制度改定損失の一巡も寄与する。

 来期(14年3月期)については、景気回復なども後押しする形で企業のIT投資は高水準に推移することが予想される。消費税率引き上げ前の駆け込み需要なども期待されるだろう。重点戦略として、得意分野を持つビジネスパートナーとの企業間連携を推進しており、中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 なお3月13日に、持分法適用会社であるアプレッソの株式をセゾン情報システムズ<9640>に譲渡すると発表した。選択と集中の観点から資本関係を解消するもので、営業面での協業は継続するとしている。また3月18日には、期末配当を従来予想の11円から3円増額して14円とし、年間では25円(第2四半期末11円、期末14円)にすると発表した。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の概ね620円〜650円近辺でモミ合う展開だったが、3月18日に発表した期末配当増額修正を好感して動意付き、翌19日に699円まで上昇して12年2月と12月の戻り高値688円を突破した。3月19日の終値690円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円41銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS707円87銭で算出)は1.0倍近辺である。

 モミ合いから上放れた形であるとともに、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から上伸してサポートラインも確認した形となった。先高感を強めて上値追いの展開が期待されるだろう。11年3月の747円は射程圏であり、06年5月以来の800円台も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>クレスコのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:05 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ピックルスコーポレーションは主力の「ご飯がススムキムチ」好調、業績再増額含み

狙い場・買い場 漬物最大手のピックルスコーポレーション<2925>(JQS)に注目したい。株価は短期調整が一巡して上値追いの展開となった。前期(13年2月期)決算発表が接近して動意付く可能性もありそうだ。

 前期連結業績見通しについては10月9日に増額修正して、売上高が前々期比10.7%増の239億円、営業利益が同0.3%減の9億80百万円、経常利益が同0.2%減の10億65百万円、純利益が同0.6%増の5億95百万円としている。期前半の野菜価格の高騰がマイナス要因となり、広島新工場の準備費用も発生する模様だ。ただし通期予想に対する第3四半期累計(3〜11月期)の進捗率は、売上高が76.7%、営業利益が83.5%、経常利益が81.9%、純利益が86.4%と高水準だった。主力の「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品、浅漬、惣菜の販売が好調な模様であり、再増額の期待が高まっている。今期(14年2月期)についても、積極的な新製品投入効果などが寄与して、主力製品の好調な推移が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、1月の高値580円から反落して一旦は520円台まで調整したが、切り返して3月11日に583円まで上昇し、戻り高値を突破した。さらに15日と18日には590円まで上値を伸ばしている。短期調整が一巡して、前期再増額に対する期待感を強めている可能性がありそうだ。3月19日の終値583円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS93円05銭で算出)は6〜7倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS982円00銭で算出)は0.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復して上伸した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発して1月の戻り高値を突破した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形だろう。指標面で見ると依然として低PER、低PBRであり、上値追いの展開が期待されるだろう。12年4月の655円、そして11年12月の670円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>ピックルスコーポレーションのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】プラマテルズは第3Qの進捗率高く景気回復で先行きに期待、低PER

狙い場・買い場 合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)に注目したい。株価は来期(14年3月期)の好業績を期待する形で上値追いの展開が続いている。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比横ばいの580億円、営業利益が同0.7%減の8億80百万円、経常利益が同5.2%減の8億円、純利益が同6.3%減の5億円としている。世界的な景気低迷の影響を受けてスチレン系樹脂の需要が低調だが、主力のエンジニアリング系樹脂では高付加価値商材が堅調に推移している模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が72.9%、営業利益が77.6%、経常利益が82.5%、純利益が77.6%と概ね順調な水準だった。景気減速の状況下でも収益の落ち込みが小さく、収益基盤の強固さが窺える内容だろう。来期については、景気回復や円安効果などが寄与して増収増益が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、320円〜340円近辺のボックス展開から上放れて上値追いの展開が続いている。足元では10年4月の戻り高値401円を突破して、3月19日には420円まで上昇している。世界的な景気回復を背景に来期の好業績を期待する動きのようだ。指標面の割安感も見直し買いに繋がっているだろう。3月19日の終値420円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS58円49銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS733円35銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開である。10年4月の401円を突破したことでトレンド好転を確認した形であり、先高期待を強めて足元では上げ足を速めている。08年6月の460円は射程圏であり、07年12月以来の500円台乗せも視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>プラマテルズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:50 | 注目銘柄
2013年03月20日

【狙い場・買い場】日本カーボンに思惑人気、3月年度末を意識も

狙い場・買い場 19日の東証1部市場では、日本電工<5563>(東1)ソニー<6758>(東1)が、値上り率上位に入るなど、直近でクレディ・スイス(CS)証券が目標株価を引き上げた銘柄の値動きが良くなっている。3月年度末を意識した動きと思われるが、好業績予想の日本カーボン<5302>(東1)は、継続して注目したい。CSでは、14日付でカーボン3銘柄の投資判断を引き上げている。日本カーボン<5302>(東1)については、「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げ、目標株価を130円から200円に引き上げている。為替前提が保守的で、円安による輸出電極の採算改善が見込まれると指摘している。

 会社側では、13年12月期リチウムイオン電池用負極材では、拡大する車載用電池(HEV、PHEV、EV)向けの需要への積極的対応、ファインカーボンでは、太陽電池と半導体用途などへのグローバルな拡販。また、人造黒鉛電極では、高品位電極の販売比率拡大と新興国需要の取り込みを図り、売上高が378億円(前期比24 .5%増)、営業利益が31億円(同81.4%増)、経常利益が31億円(同65.0%増)、純利益が15億円(同3.5倍)と大幅回復を見込んでいる。

 株価は、今期大幅回復見込みを手がかりに、13週移動平均線がサポートする形で、もみ合いを上放れし、15日に昨年来の高値247円と急伸、下値を固める動きとなっている。同社は日電工同様、12月決算銘柄で、現段階では業績予想の下方修正や減配など気にすることなく、手がけやすい面がある。CSの目標株価を上回り、やや信用買残は多いが、金融相場の様相を呈しており、5日移動平均線が下値支持線として意識された感があり、売り物を吸収し買い方の回転が効いてきそうだ。押し目は、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:31 | 注目銘柄
2013年03月19日

【狙い場・買い場】韓国LG関連のフーマイスターエレクトロニクス、電子部品の輸出増加へ

狙い場・買い場 フーマイスターエレクトロニクス<3165>(JQS)は、韓国LG関連として注目したい。同日付の日本経済新聞朝刊が「パナソニックが2013年度からの3カ年でテレビ事業を大幅に縮小する」と報じたことを受け、競争激化が和らぐとの見方からソウル株式市場で、LG電子が上昇しており、同社向けに電子部品を輸出しているフーマイエレに見直し買いが入ると期待される。

 足元の業績、13年9月期第1四半期売上高は153億1000万円(前年同期比1.9%減)、営業損益は1億2300万円の赤字(同7000万円の黒字)、経常利益は2億2000万円(同3.23倍)、最終損益は1億2800万円の黒字(同300万円の赤字)に着地。スマートフォン向け半導体やTFTパネルの需要は好調も、ODD(オプティカル・ディスク・ドライブ)市場の縮小や新規材料ビジネスの低迷等で売上減少、棚卸資産の評価損計上等が響き営業損失となったが、円安の進行により為替差益を計上し、経常大幅増益で最終黒字転換と回復基調となっている。PBR0.31倍と割り負け、期末一括35円配当で配当利回り5.0%と利回り妙味は増すほか、青森県上北郡六戸町での太陽光発電事業開始に対する期待感がある。

  株価は、550円割れの下値水準から3月7日高値735円と買われた後、もみ合いとなっているが、25日移動平均線がサポートラインとなっており、底堅い動き。まだ半年先となるが、9月末の権利付きを目安にジリ高歩調が続くと期待される。中長期で狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ワークマン、新規出店と既存店見直し奏功、業績好調、07年の3100円挑戦

狙い場・買い場 ワークマン<7564>(JQS)に注目したい。ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して、株価は水準を切り上げる展開だ。

 今期業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同2.7%増、営業利益が同8.0%増、経常利益が同7.3%増、純利益が同11.7%増としている。新規出店や店舗のスクラップ&ビルド、PB商品の強化などの効果で増収増益見込みである。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、チェーン全店売上高が77.1%、営業総収入が77.9%、営業利益が80.9%、経常利益が80.4%、純利益が77.1%と高水準である。13年1月と2月の売上高がやや低調だった模様だが、概ね順調な水準だろう。

 月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高の合計、前年比、速報値)を見ると、13年2月は全店が94.0%、既存店が91.5%、12年4月〜13年2月累計は全店が105.1%、既存店が102.7%となった。2月は前年に比べて営業日が1日少なく、防寒衣料が11月〜12月の好調の反動でやや低調だった模様だ。ただし累計ベースで見れば概ね順調な水準だろう。

 なお2月9日には、役員と役員待遇を除く一般職および管理職を対象(全社員227人のうち212人)として、個人所得を13年度から約3%アップさせると発表した。安倍政権の経済再生策の一つである賃金アップの要請に賛同するとともに、社員の業績向上へのモチベーションを高める効果も期待されるとしている。

 株価の動きを見ると、2000円近辺のモミ合いから上放れた後は、水準を切り上げる展開が続いている。3月18日には2680円まで上昇して、12年5月の戻り高値2790円に接近している。今期好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月18日の終値2677円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS241円15銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間65円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1571円97銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されるだろう。12年5月の高値2790円は射程圏であり、07年1月と2月の3100円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>ワークマンのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】アクトコールの今期2ケタ増収増益、会員数好調、株価に割安感

狙い場・買い場 アクトコール<6064>(東マ)に注目したい。株価は出直り感を強めてきた。今期(13年11月期)好業績見通しを再評価する動きだろう。

 水回り、ガス、電気、鍵の紛失など日常生活でのトラブルに、全国の業者ネットワークを活用して24時間365日対応の「緊急駆けつけサービス」を提供する会員制事業を主力として、代理店事業、アライアンス事業、コールセンター事業、テナント出店代行事業なども展開している。会員制事業の会員数増加やコールセンター事業の受託社数の増加に対応するため、鹿児島市に2カ所目のコールセンターを新設(13年6月操業予定)する。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比21.6%増の20億92百万円、営業利益が同26.5%増の3億68百万円、経常利益が同27.5%増の3億52百万円、純利益が同56.2%増の1億93百万円としている。会員制事業やコールセンター事業が順調に拡大する見込みだ。会員制事業は月額プラン拡販などで新規獲得会員数183千人(前期は146千人)、期末時点の累計有効会員数389千人(前期末は345千人)の計画とし、コールセンター事業の受注先数は173社(前期は87社)の計画としている。

 なお2月15日には、居住用賃貸物件に関する家賃収納代行・概算払いサービスを展開するインサイトの全株式をアプラスから譲り受けて、インサイトを100%子会社にすると発表している。月額制サービス拡販に向けて自主管理家主市場への展開を中期戦略として掲げており、インサイトと経営資源を共有して新たな付加サービスの開発を推進する模様だ。

 株価の動きを見ると、2月15日に1560円まで調整したが、すぐに反発して3月18日には1800円台を回復し、出直り感を強めている。今期好業績見通しを再評価する動きだろう。3月18日の終値1835円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS156円81銭で算出)は11〜12倍近辺、実績PBR(第2四半期実績の連結BPS404円14銭で算出)は4.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸している。また週足チャートで見ると26週移動平均線を回復する動きを見せている。調整が一巡して強基調に転換する構えのようだ。今期好業績見通しを再評価して出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:58 | 注目銘柄