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記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】EMシステムは類似企業IPOで比較感、PER11倍の割安
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】メディアスHD株価に勢い増す、医療・福祉関連好調、指標割安
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】稲葉製作所は今期増額に見直し余地、一段高へ
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】東京エレクトロンデバイスは来期期待から上げ足速める公算
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】クリナップ株価は出直り強める、3度目の増額も
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】電算システムは再上昇見込める展開、中期計画でさらに飛躍
記事一覧 (03/11)【狙い場・買い場】高値圏での動き煮詰まる川本産業、09年の685円へ
記事一覧 (03/09)【狙い場・買い場】電気興業にチャート妙味増す、無借金経営でLTE関連
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】川崎重工業は円安効果を受け船舶などの採算が好転、来期の飛躍を評価へ
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】ミルボンは最高純益更新にバイオ関連の新材料、07年8月高値3445円が目標
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】業績復調鮮明化の竹内製は高株価実績の復活、急伸特性の再発揮も間近
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】上値大きいオリコン、6蔓延まで真空地帯、スマホ向け着うた伸長
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】300円台乗せ接近の川崎近海汽船、業績上振れの勢い、指標割安
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】株価調整完了のピーエイ、復興背景に求人需要活発
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】寿スピリッツの今期業績に再増額の可能性、東京地域好調
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】三角保合い形成のトレジャー・ファクトリー、好仕込み場
記事一覧 (03/07)【狙い場・買い場】生化学工業は関節機能改善剤アルツ好調、来期に期待膨らむ
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2013年03月11日

【狙い場・買い場】EMシステムは類似企業IPOで比較感、PER11倍の割安

狙い場・買い場 EMシステムズ<4820>(東1)は、類似企業の総合医療情報システムの開発・販売・指導・保守事業を展開するソフトマックス<3671>(東マ)が、明12日に東証マザーズに新規株式公開(IPO)され、今年1月にIPOされた4銘柄がいずれも公開価格を大きく上回って初値をつけたことから、高人気化が予想されており、EMシステムとの比較感が働き下げ過ぎ訂正の逆張り妙味を示唆している。PER11倍台の割安修正で東証1部指定替え後高値2054円奪回から、東証2部時代の昨年来高値2160円高値を目指す展開も見込まれよう。

 同社は、調剤薬局向けシステムで国内トップの位置にあり、薬歴を電子化する「Recepty NEXT」や薬局間で情報を共有するネットワーク事業「NET−α」などを展開、さらに高度情報ネットワーク社会推進戦略本部が推進している「どこでもMY病院」の先端実証実験にも参画している。業績は、昨年9月に今3月期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正するなど好調に推移している。

 3月通期業績は期初予想に変更はないが、それでも経常利益は、17億8900万円(前期比83%増)と大きく続伸し、純利益は、10億8400万円(同2.4倍)と前々期計上の子会社株式譲渡益一巡で落ち込んだ前期からV字回復する。また配当は、昨年11月の東証1部指定替えに伴い記念配当5円の増配を発表、2Q配当込みで15円(前期実績21円)としたが、期末の普通配当は未定としており、期末にかけてさらに増配期待が高まってくる。

 株価は、昨年11月の東証1部指定替え承認に際して新株式発行などの希薄化材料を伴わなかったことから窓を開けて2160円高値まで300円高、東証1部上場後は、今年2月実施の立会外分売(分売価格1479円)も嫌って倍返しの指定替え後安値1501円まで大幅調整、下げ過ぎとしてようやく25日移動平均線水準まで底上げしてきたところである。低PER訂正に、類似企業のIPO高人気が波及し一段の戻りにチャレンジしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:50 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】メディアスHD株価に勢い増す、医療・福祉関連好調、指標割安

狙い場・買い場 医療機器販売のメディアスホールディングス<3154>(JQS)に注目したい。今期(13年6月期)好業績見通しを評価して、株価は高値圏で推移している。上値追いが期待されそうだ。

 医療機器の販売・メンテナンス事業を主力として、介護福祉機器の販売・レンタル事業も展開している。静岡県が地盤だが、M&Aも活用して首都圏や東海圏での営業体制を強化している。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比2.4%増、営業利益が同20.7%増、経常利益が同16.3%増、純利益が同51.5%増としている。診療報酬改定や競争激化に伴う販売価格下落がマイナス要因だが、消耗品、放射線機器、眼科関連機器などの販売が好調であり、原価低減や販管費抑制の効果も寄与する模様だ。通期見通しに対する第2四半期累計(7〜12月期)の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が78.8%、経常利益が73.0%、純利益が73.3%と高水準だが、第3四半期(1〜3月期)に計画していた機器の販売が前倒しになったため、第2四半期累計を増額修正して通期見通しを据え置いている。

 株価の動きを見ると、第2四半期累計の増額修正を好感する形で窓を開けて急伸した。その後高値圏で乱高下する場面があったが、3月8日に2481円まで上昇して高値を更新した。好業績見通しを評価して上値を追う動きのようだ。3月8日の終値2480円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS235円76銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1951円49銭で算出)は1.3倍近辺となる。

 週足チャートで見ると目先的にやや過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。指標面に割高感はなく、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料だろう。上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:03 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】稲葉製作所は今期増額に見直し余地、一段高へ

狙い場・買い場 鋼製物置とオフィス家具の稲葉製作所<3421>(東1)に注目したい。今期(13年7月期)業績見通しの再増額修正を好感して株価は高値を更新した。上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期の連結業績見通しについて3月4日に2回目の増額修正を発表した。売上高は1億円増額して前期比2.7%増の292億円、営業利益は3億20百万円増額して同90.2%増の14億80百万円、経常利益は3億円増額して同69.3%増の16億40百万円、純利益は2億円増額して同2.7倍の9億10百万円とした。鋼製物置は防災関連、オフィス家具は首都圏での企業の移転関連が追い風となって需要が高水準の模様である。利益面ではコスト削減効果や鋼材価格の想定以上の低位安定がプラス要因の模様だ。なお2月28日に固定資産(土地・建物)譲渡を発表しており、来期(14年7月期)に譲渡益6億55百万円を計上する予定としている。

 株価の動きを見ると、1月18日の1143円まで上昇した後に上げ一服の展開となったが、足元では切り返しの動きとなり、3月5日には1153円まで上昇して高値を更新した。今期業績見通しの2回目の増額修正を評価する動きだろう。3月8日の終値1133円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS53円58銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1879円07銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形であり、強基調の展開だろう。指標面での低PBRに加えて、今期好業績見通しを評価して上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東京エレクトロンデバイスは来期期待から上げ足速める公算

狙い場・買い場 半導体・電子デバイス商社の東京エレクトロンデバイス<2760>(東1)に注目したい。株価は来期(14年3月期)の業績回復期待で出直り歩調である。レンジ上放れて上げ足を速める可能性もありそうだ。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは、1月29日に2回目の減額修正を発表して売上高が前期比3.8%減の830億円、経常利益が同50.7%減の11.5億円、純利益が同42.8%減の5.5億円とした。需要低迷が想定以上に長期化していることに加えて、純利益については子会社の繰延税金資産取崩による税金費用増加も影響する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が74.9%、経常利益が75.7%、純利益が76.2%だった。来期は、半導体・電子デバイスの需要回復が期待され、クラウドコンピューティング関連のネットワーク機器も市場拡大効果が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、出直り歩調となって水準を切り上げ、足元では概ね戻り高値圏の15万円近辺で推移している。3月8日には15万1500円まで上昇して1月31日の15万1000円を上回る場面があった。今期2回目の減額修正で悪材料も出尽くし、来期の業績改善を期待する動きだろう。3月8日の終値15万600円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5188円68銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6600円で算出)は4.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS22万0584円82銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復して強基調を維持している。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形であり、13万円〜15万円近辺のボックスレンジから上放れの動きも強めている。主力銘柄に比べて出遅れ感も強いだけに、12年6月の15万2000円、12年3月の15万2900円を突破すれば、上げ足を速める可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】クリナップ株価は出直り強める、3度目の増額も

狙い場・買い場 システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)業績の3回目の増額修正の可能性が高く、消費増税前の駆け込み需要などで来期(14年3月期)も好業績が期待される。株価は高値を試す可能性があるだろう。

 今期の連結業績見通しは、11月6日に2回目の増額修正を発表して売上高が前期比8.6%増の1123億円、営業利益が同47.7%増の35億円、経常利益が同53.6%増の32億円、純利益が同16.5%減の18億円としている。純利益は税効果一巡で減益見込みだが、堅調な住宅着工やリフォーム需要を背景としてシステムキッチンやシステムバスの販売が好調である。原価低減効果も寄与して大幅営業増益の見込みである。不透明感が強いとして通期予想を据え置いているが、第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が76.7%、営業利益が138.1%、経常利益が142.1%、純利益が156.2%であり、利益は大幅に超過達成している。3回目の増額修正の可能性が高いだろう。来期についても消費増税前の駆け込み需要などで好業績が期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、12年3月の高値697円を上抜けずに一旦反落したが、600円近辺から切り返して3月7日には668円まで戻している。今期3回目の増額の可能性や、来期の好業績に対する期待感を強める動きだろう。3月8日の終値658円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS38円63銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1154円67銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発して13週移動平均線を回復した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形だろう。11年2月の685円、12年3月の697円、13年1月の694円、13年2月の694円と700円手前にフシの形だが、好業績見通しが支援材料であり、フシを突破すれば一段高の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>クリナップのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】電算システムは再上昇見込める展開、中期計画でさらに飛躍

狙い場・買い場 電算システム<3630>(東1)に注目したい。株価は好業績を評価して高値を更新する展開だ。

 情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を主力としている。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化し、中期経営計画で15年12月期に売上高300億円突破、営業利益15億円突破を目指している。

 前期(12年12月期)の連結業績は、売上高が前々期比11.1%増、営業利益が同10.8%増、経常利益が同11.9%増、純利益が同14.7%増の増収増益で、ほぼ計画水準だった。情報サービス事業は郵便局関連やクラウドサービス関連などで同10.2%増収、収納代行サービスは地方自治体を含む新規取引先開拓などで同12.1%増収と、いずれも好調だった。

 今期(13年12月期)の見通しは、売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。情報サービス事業はアウトソーシング業務の拡大、収納代行サービスはネット取引関連の拡大を見込み、中期的な事業基盤強化に向けて11年から開始した国内送金サービスや、12年から開始したコンビニを窓口とする国際送金サービスの拡大も推進する計画だ。利益面では、情報サービス事業が新データセンターの費用発生などで営業減益見込みだが、収納代行サービスで大幅営業増益を見込んでいる。

 なお、株式の流動性向上を目的として2月12日に立会外分売を発表し、2月19日に実施(分売株式数10万株、分売価格1198円)した。

 株価の動きを見ると、短期的な調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続いている。立会外分売発表を嫌気して2月13日に1243円まで急落する場面もあったが、切り返して3月5日には1420円まで上昇して高値を更新した。今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月8日の終値1408円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS128円65銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1363円27銭で算出)は1.0倍近辺である。

 日足チャートで見るとやや乱高下する場面もあったが、25日移動平均線がサポートラインだろう。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって高値を更新する形であり、上昇トレンドを継続している。指標面に割高感はなく、短期調整を挟みながら、好業績を評価して上値を追う展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>電算システムのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:46 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】高値圏での動き煮詰まる川本産業、09年の685円へ

狙い場・買い場 ガーゼや手術用品など医療用衛生材料大手の川本産業<3604>(東2)に注目したい。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。

 今期業績(非連結)見通しは11月5日に利益を増額修正し、売上高が前期比2.1%増の303億30百万円、営業利益が同37.9%増の5億82百万円、経常利益が同31.7%増の4億75百万円、純利益が同53.3%増の2億65百万円としている。繊維加工品が市場規模縮小の影響で低調だが、主力の衛生材料で高付加価値製品の販売強化、売上総利益率の改善、販管費抑制などが寄与して大幅増益の見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が76.1%、営業利益が86.4%、経常利益が109.3%、純利益が113.2%で、経常利益と純利益は超過達成の状況だ。第4四半期(1〜3月期)も感染予防関連(ノロウイルスやインフルエンザなど)の需要期であること、育児用品が想定以上に好調な模様であることなどを考慮すれば、再増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、350円近辺のボックスレンジから上放れて水準を切り上げている。足元では上げ足を速めて3月7日には597円まで上昇する場面があった。今期好業績見通しを評価して再増額も期待する動きだろう。3月8日の終値560円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS44円22銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間14円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績のBPS777円90銭で算出)は0.7倍近辺である。

 足元で急伸したため目先的にはやや過熱感があるものの、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開だろう。今期再増額の可能性を考慮すれば指標面に割安感があり、感染予防関連のテーマ性も支援材料だろう。上値追いの展開で09年8月の685円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:43 | 注目銘柄
2013年03月09日

【狙い場・買い場】電気興業にチャート妙味増す、無借金経営でLTE関連

狙い場・買い場 大型通信アンテナの製造・工事を手掛ける電気興業<6706>(東1)は、チャート妙味が増し、アンリツ<6754>(東1)が5日に昨年来の高値を更新しており、LTE関連銘柄として注目度が高い。株価は、昨年3月4日につけた昨年来の高値444円から同9月7日安値287円まで調整。同10月11日安値296円と売り直され下値確認から3月8日高値410円と上昇。13週移動平均線をサポートラインに380円を軸としたもみ合いを上抜く方向となっている。

 足元の業績、アンテナなど主力製品は、LTEで使用される周波数帯の拡充に伴う需要やプラチナバンド関連の需要で回復しているほか、MCA無線の周波数移行による製品・工事需要や地上波テレビ放送のデジタル化に伴うアナログ放送設備の撤去工事の需要が発生。また、北米とアジアで自動車関連向けに高周波関連事業が回復傾向で、13年3月期売上高は435億円(前期比20.7%増)、営業利益は22億円(同61.3%増)、経常利益は24億円(同54.8%増)、純利益は厚生年金基金制度における代行部分(将来分)に係る返上益がなくなり、13億円(同30.4%減)を見込んでいる。

 東京スカイツリー関連の需要は一巡した感はあるが、次世代小型アンテナの開発に対する期待感がある。また、実質無借金の好財務内容を背景に、断続的に自社株買いを実施しており、需給関係は良好。PBR0.77倍と割り負け、昨年高値444円奪回を視野に入れており、好狙い場となろう。。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:18 | 注目銘柄
2013年03月08日

【狙い場・買い場】川崎重工業は円安効果を受け船舶などの採算が好転、来期の飛躍を評価へ

狙い場・買い場 川崎重工業<7012>(東1)がすっきりした出直り相場に転じそう。2月7日の307円高値から調整に入り、2月15日の262円で底入れ。そこから戻り相場に転じてきたところ。

 信用買い残は昨年9月28日のピーク2310万株から、2月1日申し込み現在では685万株まで減少した。減少率は70%にも達し、目先筋の売りは完全に一巡したと思われる。従ってここからの戻りに際し上値を抑える戻り待ちの売りは薄く、その分戻り足が軽快なものになると思われる。

 タイミング良く、今期の見通しについてアナリスト筋の増額修正が明らかになった。今2013年3月期の営業利益については400億円(前期574億円)の減益が想定されている。しかし、円安好転を受けて船舶海洋、航空宇宙の損益の改善が顕著になり、来期についてはかなり大幅な増益確保が有望視されている。2015年をメドに液化天然ガス(LNG)を燃料とするタンカーなど大型船の生産を始めるとの見方も流れ、材料として注目されるところ。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ミルボンは最高純益更新にバイオ関連の新材料、07年8月高値3445円が目標

狙い場・買い場 ミルボン<4919>(東1)は、10円高の3240円と3日続伸、強い展開。今年2月28日につけた昨年来高値3280円目前まで買い進まれている。

 前12月期業績が、期初予想を上ぶれて着地して期末配当を増配、今期業績も続伸を予想、純利益が、2期ぶりに過去最高を更新する。さらに、今年3月4日には、女性ホルモンと毛髪成長の関係を遺伝子レベルで解析したと発表したことも、バイオ関連の新材料として側面支援視されている。

 同社の前期業績は、新発売した新製品がいずれも順調に推移し、期初予想を上ぶれて着地し、純利益は、前々期に特別利益として計上した受取保険金が一巡したことをカバーして21億2800万円(前々期比7%減)と減益転換率を縮めた。

 今期業績は、売り上げ231億円(前期比5%増)、経常利益39億6000万円(同6%増)、純利益24億4000万円(同14%増)と予想し、純利益は、2011年12月期の過去最高(23億400万円)を2期ぶりに更新する。今期から本物のオーガニック製品を提供する事業を日本全国に展開するとともに、取引先の美容室の新顧客創造をサポート、支援する営業・教育担当のフィールドパーソンも増員、1人当たり売上高の増強を計画することなどが寄与する。

 なお、遺伝子レベルで解析に成功した女性ホルモンと毛髪成長の関係は、昨年末に学会報告されており、「カンゾウ葉エキス」が、血管新生を促進して毛髪成長遺伝子「VEGF−A」の発現促進効果があることを発見、今回の成果を今秋発売するエイジングケア製品から応用予定で、今期業績の押し上げ材料となる。

 株価は、昨年11月の前期配当の増配に続く今期純利益の過去最高更新予想で昨年来高値まで買い進まれ、利益確定売りが交錯してスピード調整している。PERは18倍台と市場平均以下と評価不足で、高値更新から2007年8月高値3445円が目先の上値目標となろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:08 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】業績復調鮮明化の竹内製は高株価実績の復活、急伸特性の再発揮も間近

狙い場・買い場 竹内製作所<6432>(JQS)は、今年1月の2013年2月通期業績の上方修正で昨年来高値1769円まで短期400円高し、前日7日ザラ場に半値押し寸前まで調整したが、この急伸・急反落は、同社株のかつて定評のあった高株価実績・急伸特性が、本格的に復活する前触れとなる可能性がある。目下集計中の2013年2月期業績は、米国NYダウの史上最高値更新、住宅投資の復調が、追い風となって上ぶれ着地、さらに2014年2月期業績の続伸をサポートする可能性が強いからで、4月中旬予定の2月期決算の発表が、このスタートラインとなる展開も想定される。

 同社の2013年2月期業績は、昨年10月に第2四半期(2Q)累計業績、今年1月に2月通期業績と2回上方修正された。米国の住宅市場の底打ち、住宅投資の回復でミニショベル、クローラーローダーなどの販売台数が増加し、英国のオリッピック関連需要も加わり、さらに為替相場を円安方向で見直したことが2回の上方修正の要因となっている。通期純利益は、期初予想の10億4000万円を19億4000万円(前期比4.4倍)に引き上げ大幅増益となる。

 ミニショベルは、同社が1971年に世界で初めて開発したもので、大型機種と異なってその小回り特性は、住宅建設には不可欠な建設機械となっており、米国で住宅需要の回復とともに更新需要が活発化している。また業績の前提為替レートは、昨年10月の2Q累計業績上方修正時には、第3四半期以降に1ドル=78円、1ユーロ=98円を想定し、今回の1月の業績増額時は第4四半期以降をそれぞれ83円、110円と見直したが、実際の為替レートは、昨年11月以降、急速に円高修正が進み、想定為替レート以上の円安となっている。同社自体が、海外生産を行わず国内生産に特化しているだけに、この円安効果は大きく上ぶれ着地の可能性が高い。また米国NYダウの史上最高値更新は、資産効果から米国住宅市場の一段の回復を促進、同社の2014年2月期業績への期待も高める。

 株価面でも、同社株の急伸特性、高株価実績は、新興市場でもとくに目立っている。2006年2月末割り当ての株式分割権利落ち前は1万500円の上場来高値まで買い進まれ、分割落ち後は、7350円の高値をつけ、分割権利落ち後でも月間の上昇幅が、1000〜2000円と大陽線・大陰線を描くのは、ザラであった。ただリーマンショック、欧州財政危機で業績が急悪化、株価も437円まで急落、昨年10月以降にようやく底上げに転じてきたところである。PERは13倍台、PBRは0.9倍と割安であり、下値買いから2008年9月以来の2000円台回復を試すことになろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:42 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上値大きいオリコン、6蔓延まで真空地帯、スマホ向け着うた伸長

狙い場・買い場 オリコン<4800>(JQS)の動きが強い。3月4日に3万6500円と、2月4日の高値3万5850円を更新し、再度の新展開入りを確認している。同社のコンテンツビジネスの成長への期待は大きく、上値指向のトレンドはなお継続の方向が予想される。

 今2013年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が5億3400万円と前年同期比27.1%の減益に見舞われた。ここで注目されるのは四半期ベースの利益の推移。営業利益は今期第1四半期の1億2700万円から、第2四半期1億8600万円、第3四半期2億2100万円と尻上がりに利益を伸ばしている。

 従来の携帯型向けの着うた、着メロ等が減少する一方で、スマートフォン向けが大きく伸びており、そうした入れ替わりが急速に進展していることが利益の増加トレンドの背景。来期に向けての明るい傾向と捉えられる。市場筋もそうした変化を積極的に株価に取り込んでおり、上値指向の動きを継続していきそう。チャートでは6万円ていどまで真空地帯。(株式評論家・隆盛)
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【狙い場・買い場】300円台乗せ接近の川崎近海汽船、業績上振れの勢い、指標割安

狙い場・買い場 川崎近海汽船<9179>(東2)に注目したい。今期(13年3月期)業績上振れの可能性が高く、株価は業績改善期待で水準を切り上げ、11年4月以来の300円台回復も視野に入ってきた。

 今期連結業績見通しについては、売上高が前期比0.6%増の418億円、営業利益が同3.4%減の16億50百万円、経常利益が同5.4%減の15億円、純利益が同76.4%増の10億円としている。純利益についてはバラ積み船の減損損失一巡が寄与する模様だ。近海部門では石炭のスポット輸送、内航部門では石灰石専用船やフェリー輸送などが堅調な模様だが、運賃市況低迷のため営業減益見込みとしている。ただし通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が76.8%、営業利益が95.6%、経常利益が98.5%、純利益が96.7%と高水準であり、通期上振れの可能性が高いだろう。来期(14年3月期)は景気回復を背景に海運市況改善が期待され、収益改善に繋がりそうだ。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げる展開が続き2月8日と3月6日には戻り高値となる278円まで上昇した。海運市況や収益の改善期待を強める動きだろう。3月7日の終値272円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は8倍近辺、予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS709円45銭で算出)は0.4倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を継続し、11年4月以来の300円台回復が視野に入ってきた。指標面には割安感があり、今期増額修正期待や来期好業績期待で上値を伸ばす可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:05 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】株価調整完了のピーエイ、復興背景に求人需要活発

狙い場・買い場 ピーエイ<4766>(東マ)に注目したい。株価は短期調整が完了して高値圏への回帰が期待されるだろう。

 新潟、長野、福島、宮城、岩手、および石川の6県で、紙媒体の無料求人情報誌「ジョブポスト」やフリーペーパー「仙台ポスト」などを発行し、インターネットサイト「ジョブポストweb」やスマートフォン向けモバイルサイト「ジョビー」も強化している。

 前期(12年12月期)連結業績は、売上高が前々期比21.4%増、営業利益が同86.8増、経常利益が同97.6%増、純利益が同3.3倍の大幅増収増益だった。東北地方での求人需要が回復し、営業エリアの拡大やモバイル求人サービスの強化なども寄与して広告収入が増加した。純利益はのれん償却を特別損失に計上したが税効果会計の適用が寄与した。

 今期(13年12月期)の見通しは、売上高が前期比25.1%増の16億円、営業利益が同43.1%増の2億円、経常利益が同31.7%増の2億円、純利益が同14.8%減の1.9億円としている。純利益は税効果会計適用の一巡で減益見込みだが、営業エリアの東北地方では復興予算増額などを背景として求人需要が旺盛であり、好業績が期待されるだろう。なお2月28日、生活情報等を掲載したフリーマガジン「トクッピ」(新潟県版および長野県版)の発行事業を譲渡すると発表している。無料求人情報誌「ジョブポスト」およびインターネット「ジョブポストweb」に経営資源を集中する方針で、業績への影響は軽微としている。

 株価の動きを見ると、1月30日の戻り高値139円から反落して2月15日に114円まで調整したが、足元では120円近辺に戻して調整一巡感を強めている。今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月7日の終値121円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円67銭で算出)は6〜7倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS74円58銭で算出)は1.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。短期調整が一巡して高値圏への回帰が期待されるだろう。今期好業績を評価して動意付けば12年4月の高値159円を試す可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:50 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】寿スピリッツの今期業績に再増額の可能性、東京地域好調

狙い場・買い場 傘下の子会社で地域限定ブランドなどの菓子を製造・販売する寿スピリッツ<2222>(JQS)に注目したい。今期(13年3月期)業績再増額の可能性があり、株価は上値追いの展開が続いている。

 今期の連結業績見通しは、11月2日に第2四半期累計(4〜9月期)の超過達成分を上乗せする形で増額修正して、売上高が前期比5.1%増の207億40百万円、営業利益が同28.5%増の20億10百万円、経常利益が同32.4%増の20億20百万円、純利益が同65.0%増の11億60百万円としている。テレビ放映効果で前期が好調だったケイシイシイの「ルタオ」の反動減などを考慮しているが、通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が74.7%、営業利益が78.5%、経常利益が78.7%、純利益が78.9%と概ね順調な水準である。寿製菓の「ラングドシャ」などが好調であり、東京で洋菓子を展開するシュクレイの収益改善も進んでいる。再増額の可能性があるだろう。

 今後の事業戦略として新商品・新ブランド・新業態・新市場の開発、大型売り場の確保、新業態店含む新規出店の加速などを掲げ、健康食品も事業化する模様だ。中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、10年3月の高値1035円突破後は、高値を更新する右肩上がりの展開が続いている。3月7日には1280円まで上昇した。好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月7日の終値1280円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円82銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS601円48銭で算出)は2.1倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドを継続している。目先的には一服が必要でも、指標面に割高感はなく、10年3月の高値1035円を突破して先高感が強いことも支援材料だろう。好業績見通しを評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】三角保合い形成のトレジャー・ファクトリー、好仕込み場

狙い場・買い場 首都圏中心にリサイクルショップを運営する、トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)は、チャート妙味が増しており、待ち伏せ銘柄として注目したい。株価は、昨年8月28日に昨年来の高値1258円と買われた後、10月17日安値854円、11月14日安値851円と売り直されて下値確認から1月15日高値1125円と上昇。その後、1050円を軸としてもみ合いが続いているが、1000円処を下値として固め、2月決算期越えによる処分売りを吸収し、13週移動平均線がサポートラインとして意識された感がある。

 足元の業績、前13年2月期売上高は82億3100万円(前期比14.2%増)、営業利益は6億1100万円(同7.2%増)、経常利益は6億1700万円(同3.9%増)、純利益は3億3900万円(同14.9%増)と連続最高益更新を見込んでいる。前期予想PER8倍台と割安感があるほか、13年2月期決算の発表は4月12日とまだ先だが、増収増益が観測されており買い安心感がある。また、月足では三角保ち合いを形成しており、待ち伏せ買い妙味が増しており、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
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2013年03月07日

【狙い場・買い場】生化学工業は関節機能改善剤アルツ好調、来期に期待膨らむ

狙い場・買い場 関節機能改善剤「アルツ」が主力の生化学工業<4548>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)再増額の可能性が高く、株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは11月6日に増額修正して、売上高が前期比1.2%減の267億50百万円、営業利益が同41.5%減の27億円、経常利益が同25.6%減の35億50百万円、純利益が同17.5%減の27億円としている。薬価引き下げの影響や研究用試薬事業の廃止などがマイナス要因となるが、国内および中国向けアルツの数量増加、特許訴訟勝訴に伴う米国向けジェル・ワンの出荷再開、受取ロイヤリティーの増加などに加えて、円安に伴い外貨建て資産が評価益に転じたことや、優遇税制適用によって税金費用が減少することもプラス要因となる模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が77.2%、営業利益が110.0%、経常利益が109.3%、純利益が109.8%で、利益は超過達成の形となっている。第3四半期(10〜12月期)の海外向け前倒し出荷の反動減や研究開発費の消化を見込んでいる模様だが、円安進行メリットが大きいため再増額の可能性が高いだろう。

 なお2月7日には、変形性膝関節症を適応症とする関節機能改善剤「SI−613」について、日本における第U相臨床試験を開始すると発表した。日本のみならず、米国も含めたグローバル展開を目指す製品と位置付けている。

 株価の動きを見ると、900円近辺のモミ合いから上放れて11年4月以来の1000円台を回復し、2月7日には1025円まで上昇した。その後も概ね1000円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期業績の再増額を期待する動きのようだ。21日の終値999円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円53銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1021円24銭で算出)は1.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると足元は25日移動平均線近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発し、サポートラインを確認した形だろう。強基調に変化はなく上値を窺う動きのようだ。今期業績の再増額の可能性が高く、中期的にも関節疾患関連は高齢者の増加に伴って市場拡大が予想されることも支援材料だろう。11年3月の高値1095円は射程圏であり、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:03 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】テーマ豊富な丸紅、農業にシェールガス人気、好利回りも

狙い場・買い場 丸紅<8002>(東1)は、農業、シェールガス関連の日経平均採用の出遅れ銘柄として注目したい。TPPに絡んだ農業関連では、同採用銘柄のクボタ<6326>(東1)が昨年来の高値更新と上値を伸ばしており、米穀物取引大手ガビロンを買収する丸紅が穀物メジャーとして見直される可能性が高い。また、シェールガス関連では同採用銘柄のIHI<7013>(東1)が高値を更新しており、丸紅が総事業費1000億円の米イーグルフォード・シェールオイル・ガス開発事業に参画していることなどが再度クローズアップされよう。

 足元の業績、穀物分野、石油トレーディング分野とLNG分野での取扱高の増加に、チリ銅事業が好調で、今3月期売上高は10兆6000億円(前期比0.1%増)、営業利益は1550億円(同1.5%減)、経常利益は2750億円(同5.4%増)、純利益は2000億円(同16.2%増)と連続最高純益更新を見込んでいる。今期予想PER6倍台と割安感があるほか、配当利回り3.47%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、2月12日に昨年来の高値717円と買われた後、もみ合いとなっているが、下値を切り上げる形で、上値指向を強めている。2008年8月高値781円までフシはなく、配当取りの動きも加わり、高値奪回から一段高へ進む可能性があり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:42 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東洋建設は減額織込む、公共投資追い風に来期を期待

狙い場・買い場 海洋土木工事が主力の東洋建設<1890>(東1)に注目したい。2月8日に今期(13年3月期)見通しを減額修正したが、公共投資増加が追い風であり、来期(14年3月期)の収益拡大を期待して株価は再動意の形となってきた。

 今期連結業績見通しについては、前回予想に対して売上高を30億円減額して前期比20.4%増の1300億円、営業利益を6億円減額して同48.2%増の28億円、経常利益を5億円減額して同66.1%増の20億円、純利益を3億円減額して同8.8%増の13億円とした。国内建築事業での一部工事の進捗遅れが主因だが、増収増益は確保する模様だ。来期以降については老朽化インフラ更新需要など公共投資の増加が追い風となるだろう。

 なお第2回優先株式の普通株式への転換が完了したことに伴い、発行済株式総数を適正化するため昨年10月1日付で株式5株を1株に併合し、単元株数を1000株から100株に変更している。

 株価の動きを見ると、1月10日の戻り高値332円から反落し、今期減額修正も嫌気して2月15日の273円まで調整したが、足元では300円近辺に戻して再動意の構えを見せている。公共投資増加を追い風とする収益拡大を期待する動きだろう。3月6日の終値299円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円50銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS278円35銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると、短期的な抵抗線となっていた25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形だろう。公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連とテーマ性も豊富である。2月以降は建設セクター全般に物色一巡感を強めていたが、再動意で1月の高値を試す展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | 注目銘柄
2013年03月06日

【狙い場・買い場】江守商事は上場来高値1444円も見込める、高利回り

狙い場・買い場 江守商事<9963>(東1)は、昨年来高値を更新、1100円水準に接近だ。1株純資産1099円を下回っており、同社株の好配当利回り買いの3月期期末高習性を評価すれば、上値余地があり、このインカムゲインのほか、今期純利益の連続過去最高更新を見直し、値幅効果のキャピタルゲインも期待できそうだ。このまま2008年8月高値1093円を抜けると2006年2月につけた東証第1部上場来高値1444円への展望も拓けてこよう。

 同社株は、東日本大震災が発生した2010年を除き、2005年4月の東証第2部上場、2006年3月の東証第1部指定替え以降、その年の高値を年初につける習性がある。高配当を安定継続、期末にこの好配当利回りが増勢となるものだが、今3月期は、さらにこれに拍車が掛かることが予想される。これは昨年7月に地盤の福井県の特産品を贈呈する株主優待制度を廃止する代わりに今期第2四半期の配当を期初予想の15円から17円に引き上げ、年間38円(前期実績32円)と増配幅を拡大したからだ。年間配当利回りは3.5%と東証1部平均の1.81%のほぼ倍となる。

 同社は、業績も連続の過去最高更新と好調に推移している。国内外でスマートフォン向け電子材料が伸び、国内では住宅市場向けの建材販売も堅調に推移、中国での資源関連や医薬中間体の新規取引が活発化していることが要因である。3月通期純利益は、19億円(前期比12%増)と予想され、連続して過去最高を更新する。

 株価は、今期第1四半期、第2四半期の業績伸び悩みで800円台下位での下値もみ合いが続いたが、昨年12月に発表した中国の後発医薬品会社買収で底上げ、今年2月入りからは期末好配当利回り買いの再燃で、昨年5月以来の1000円大台回復となった。PERは5倍台と超割安であり、上場来高値を目指す値幅効果も見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
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