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記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】寿スピリッツの今期業績に再増額の可能性、東京地域好調
記事一覧 (03/08)【狙い場・買い場】三角保合い形成のトレジャー・ファクトリー、好仕込み場
記事一覧 (03/07)【狙い場・買い場】生化学工業は関節機能改善剤アルツ好調、来期に期待膨らむ
記事一覧 (03/07)【狙い場・買い場】テーマ豊富な丸紅、農業にシェールガス人気、好利回りも
記事一覧 (03/07)【狙い場・買い場】東洋建設は減額織込む、公共投資追い風に来期を期待
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】江守商事は上場来高値1444円も見込める、高利回り
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】松田産業の株価は上昇に勢い、今期増額、さらに来期にも期待
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】テクノスジャパン12月上場後の経過良好、企業のERP需要取り込み、大幅増益路線
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】マルサンアイ500円前後固める、1Q好決算を見直しへ
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】住友精密シェールガス関連、気化装置大手
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】一段高狙えるインフォメーションクリエーティブ、第1Q好スタート
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】フランスベッドHD、上放れ後の相場頑強、再上昇近い
記事一覧 (03/06)【狙い場・買い場】高値圏のモミ合い上放れ近いゼリア新薬工業、利益進捗率高い
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記事一覧 (03/05)【狙い場・買い場】高値更新から上値見込めるシード、業績は3度目増額も
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2013年03月08日

【狙い場・買い場】寿スピリッツの今期業績に再増額の可能性、東京地域好調

狙い場・買い場 傘下の子会社で地域限定ブランドなどの菓子を製造・販売する寿スピリッツ<2222>(JQS)に注目したい。今期(13年3月期)業績再増額の可能性があり、株価は上値追いの展開が続いている。

 今期の連結業績見通しは、11月2日に第2四半期累計(4〜9月期)の超過達成分を上乗せする形で増額修正して、売上高が前期比5.1%増の207億40百万円、営業利益が同28.5%増の20億10百万円、経常利益が同32.4%増の20億20百万円、純利益が同65.0%増の11億60百万円としている。テレビ放映効果で前期が好調だったケイシイシイの「ルタオ」の反動減などを考慮しているが、通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が74.7%、営業利益が78.5%、経常利益が78.7%、純利益が78.9%と概ね順調な水準である。寿製菓の「ラングドシャ」などが好調であり、東京で洋菓子を展開するシュクレイの収益改善も進んでいる。再増額の可能性があるだろう。

 今後の事業戦略として新商品・新ブランド・新業態・新市場の開発、大型売り場の確保、新業態店含む新規出店の加速などを掲げ、健康食品も事業化する模様だ。中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、10年3月の高値1035円突破後は、高値を更新する右肩上がりの展開が続いている。3月7日には1280円まで上昇した。好業績見通しを評価する動きが続いているようだ。3月7日の終値1280円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円82銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS601円48銭で算出)は2.1倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線をサポートラインとする上昇トレンドを継続している。目先的には一服が必要でも、指標面に割高感はなく、10年3月の高値1035円を突破して先高感が強いことも支援材料だろう。好業績見通しを評価して、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】三角保合い形成のトレジャー・ファクトリー、好仕込み場

狙い場・買い場 首都圏中心にリサイクルショップを運営する、トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)は、チャート妙味が増しており、待ち伏せ銘柄として注目したい。株価は、昨年8月28日に昨年来の高値1258円と買われた後、10月17日安値854円、11月14日安値851円と売り直されて下値確認から1月15日高値1125円と上昇。その後、1050円を軸としてもみ合いが続いているが、1000円処を下値として固め、2月決算期越えによる処分売りを吸収し、13週移動平均線がサポートラインとして意識された感がある。

 足元の業績、前13年2月期売上高は82億3100万円(前期比14.2%増)、営業利益は6億1100万円(同7.2%増)、経常利益は6億1700万円(同3.9%増)、純利益は3億3900万円(同14.9%増)と連続最高益更新を見込んでいる。前期予想PER8倍台と割安感があるほか、13年2月期決算の発表は4月12日とまだ先だが、増収増益が観測されており買い安心感がある。また、月足では三角保ち合いを形成しており、待ち伏せ買い妙味が増しており、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 注目銘柄
2013年03月07日

【狙い場・買い場】生化学工業は関節機能改善剤アルツ好調、来期に期待膨らむ

狙い場・買い場 関節機能改善剤「アルツ」が主力の生化学工業<4548>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)再増額の可能性が高く、株価は上値追いが期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは11月6日に増額修正して、売上高が前期比1.2%減の267億50百万円、営業利益が同41.5%減の27億円、経常利益が同25.6%減の35億50百万円、純利益が同17.5%減の27億円としている。薬価引き下げの影響や研究用試薬事業の廃止などがマイナス要因となるが、国内および中国向けアルツの数量増加、特許訴訟勝訴に伴う米国向けジェル・ワンの出荷再開、受取ロイヤリティーの増加などに加えて、円安に伴い外貨建て資産が評価益に転じたことや、優遇税制適用によって税金費用が減少することもプラス要因となる模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が77.2%、営業利益が110.0%、経常利益が109.3%、純利益が109.8%で、利益は超過達成の形となっている。第3四半期(10〜12月期)の海外向け前倒し出荷の反動減や研究開発費の消化を見込んでいる模様だが、円安進行メリットが大きいため再増額の可能性が高いだろう。

 なお2月7日には、変形性膝関節症を適応症とする関節機能改善剤「SI−613」について、日本における第U相臨床試験を開始すると発表した。日本のみならず、米国も含めたグローバル展開を目指す製品と位置付けている。

 株価の動きを見ると、900円近辺のモミ合いから上放れて11年4月以来の1000円台を回復し、2月7日には1025円まで上昇した。その後も概ね1000円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期業績の再増額を期待する動きのようだ。21日の終値999円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円53銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1021円24銭で算出)は1.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると足元は25日移動平均線近辺でモミ合う形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発し、サポートラインを確認した形だろう。強基調に変化はなく上値を窺う動きのようだ。今期業績の再増額の可能性が高く、中期的にも関節疾患関連は高齢者の増加に伴って市場拡大が予想されることも支援材料だろう。11年3月の高値1095円は射程圏であり、上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:03 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】テーマ豊富な丸紅、農業にシェールガス人気、好利回りも

狙い場・買い場 丸紅<8002>(東1)は、農業、シェールガス関連の日経平均採用の出遅れ銘柄として注目したい。TPPに絡んだ農業関連では、同採用銘柄のクボタ<6326>(東1)が昨年来の高値更新と上値を伸ばしており、米穀物取引大手ガビロンを買収する丸紅が穀物メジャーとして見直される可能性が高い。また、シェールガス関連では同採用銘柄のIHI<7013>(東1)が高値を更新しており、丸紅が総事業費1000億円の米イーグルフォード・シェールオイル・ガス開発事業に参画していることなどが再度クローズアップされよう。

 足元の業績、穀物分野、石油トレーディング分野とLNG分野での取扱高の増加に、チリ銅事業が好調で、今3月期売上高は10兆6000億円(前期比0.1%増)、営業利益は1550億円(同1.5%減)、経常利益は2750億円(同5.4%増)、純利益は2000億円(同16.2%増)と連続最高純益更新を見込んでいる。今期予想PER6倍台と割安感があるほか、配当利回り3.47%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、2月12日に昨年来の高値717円と買われた後、もみ合いとなっているが、下値を切り上げる形で、上値指向を強めている。2008年8月高値781円までフシはなく、配当取りの動きも加わり、高値奪回から一段高へ進む可能性があり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:42 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東洋建設は減額織込む、公共投資追い風に来期を期待

狙い場・買い場 海洋土木工事が主力の東洋建設<1890>(東1)に注目したい。2月8日に今期(13年3月期)見通しを減額修正したが、公共投資増加が追い風であり、来期(14年3月期)の収益拡大を期待して株価は再動意の形となってきた。

 今期連結業績見通しについては、前回予想に対して売上高を30億円減額して前期比20.4%増の1300億円、営業利益を6億円減額して同48.2%増の28億円、経常利益を5億円減額して同66.1%増の20億円、純利益を3億円減額して同8.8%増の13億円とした。国内建築事業での一部工事の進捗遅れが主因だが、増収増益は確保する模様だ。来期以降については老朽化インフラ更新需要など公共投資の増加が追い風となるだろう。

 なお第2回優先株式の普通株式への転換が完了したことに伴い、発行済株式総数を適正化するため昨年10月1日付で株式5株を1株に併合し、単元株数を1000株から100株に変更している。

 株価の動きを見ると、1月10日の戻り高値332円から反落し、今期減額修正も嫌気して2月15日の273円まで調整したが、足元では300円近辺に戻して再動意の構えを見せている。公共投資増加を追い風とする収益拡大を期待する動きだろう。3月6日の終値299円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円50銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS278円35銭で算出)は1.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると、短期的な抵抗線となっていた25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形だろう。公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連とテーマ性も豊富である。2月以降は建設セクター全般に物色一巡感を強めていたが、再動意で1月の高値を試す展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:19 | 注目銘柄
2013年03月06日

【狙い場・買い場】江守商事は上場来高値1444円も見込める、高利回り

狙い場・買い場 江守商事<9963>(東1)は、昨年来高値を更新、1100円水準に接近だ。1株純資産1099円を下回っており、同社株の好配当利回り買いの3月期期末高習性を評価すれば、上値余地があり、このインカムゲインのほか、今期純利益の連続過去最高更新を見直し、値幅効果のキャピタルゲインも期待できそうだ。このまま2008年8月高値1093円を抜けると2006年2月につけた東証第1部上場来高値1444円への展望も拓けてこよう。

 同社株は、東日本大震災が発生した2010年を除き、2005年4月の東証第2部上場、2006年3月の東証第1部指定替え以降、その年の高値を年初につける習性がある。高配当を安定継続、期末にこの好配当利回りが増勢となるものだが、今3月期は、さらにこれに拍車が掛かることが予想される。これは昨年7月に地盤の福井県の特産品を贈呈する株主優待制度を廃止する代わりに今期第2四半期の配当を期初予想の15円から17円に引き上げ、年間38円(前期実績32円)と増配幅を拡大したからだ。年間配当利回りは3.5%と東証1部平均の1.81%のほぼ倍となる。

 同社は、業績も連続の過去最高更新と好調に推移している。国内外でスマートフォン向け電子材料が伸び、国内では住宅市場向けの建材販売も堅調に推移、中国での資源関連や医薬中間体の新規取引が活発化していることが要因である。3月通期純利益は、19億円(前期比12%増)と予想され、連続して過去最高を更新する。

 株価は、今期第1四半期、第2四半期の業績伸び悩みで800円台下位での下値もみ合いが続いたが、昨年12月に発表した中国の後発医薬品会社買収で底上げ、今年2月入りからは期末好配当利回り買いの再燃で、昨年5月以来の1000円大台回復となった。PERは5倍台と超割安であり、上場来高値を目指す値幅効果も見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:46 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】松田産業の株価は上昇に勢い、今期増額、さらに来期にも期待

狙い場・買い場 松田産業<7456>(東1)が浮揚力を強めてきた。2月12日に今2013年3月期の営業利益について42億円から52億円(前期68億3700万円)に大幅に増額修正された。それと同時に自社株買いも発表され好材料がセットで発表されたことを受け、2月13日に1309円の高値を示現した。

 しかし、自社株買いについては3月1日に取得終了が発表されており、3月4日に1328円の高値を更新する材料にはなり得ない。今回の増額の要因は、貴金属価格の上昇を受け貴金属関連事業が想定を上回ったことが要因。実際4半期ベースの営業利益は第1四半期の10億3800万円から第2四半期に7億7000万円に落ち込んだ後。第3四半期に入り23億円へ急回復している。

 来期に入り環境が悪化する可能性は薄く、今3月期の第3四半期をベースにすれば、来期の見通しは明るさを増す方向と想定される。PBR0.9倍から見てもなお訂正高の余地は大きい。(株式評論家・隆盛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:39 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】テクノスジャパン12月上場後の経過良好、企業のERP需要取り込み、大幅増益路線

狙い場・買い場 テクノスジャパン<3666>(JQS)はリバウンド相場一巡後の値固め場面となっている。昨年12月7日の新規上場は公開価格1540円に対し、1878円の初値となり好調なスタートとなった。初値時のPERが12倍と割安だったため、その後さらに買い人気が高まり、今年に入り1月25日には3995円まで買い進まれた。

 現在はそこからの調整場面。既に2月13日の2572円で値幅整理を完了しており、戻り第2波を意識した足取りとなっている。今2013年3月期の第3四半期累計決算では営業利益は4億2000万円を確保した。前年同期は連結決算未導入のため比較はないが、既に前3月期の営業利益3億2600万円を上回っているだけに、素晴らしく好調と言えそう。

 小売業やサービス業を中心とした新規顧客の開拓に注力し、ソリューションサービスの受注拡大に努めている。企業の情報化投資に対する慎重姿勢は続いているものの、ERP(統合型ソフトウェア)を活用したシステム更新需要は堅調に推移することが予想され、今期はもとより来期も業績好調が継続の見通しにある。来期まで見れば株価はなお割安である。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:37 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】マルサンアイ500円前後固める、1Q好決算を見直しへ

狙い場・買い場 マルサンアイ<2551>(名2)は、前日比変わらずの504円で寄り、2月5日につけた昨年来高値535円を射程圏に捉えている。同社の株価は、今年1月25日に発表した今9月期第1四半期(1Q)の好決算を手掛かりに昨年来高値まで8営業日の短期間に2割高しており、この1Q好決算を見直し業績上ぶれ期待を高めて下値買いが続いている。

 1Q業績は、前年同期比6%増収、73%経常増益、2.1倍純益増益と大きく伸び、利益は、3カ月分で期初予想の今期第2四半期(2Q)累計業績の6カ月分を1億円〜7000万円上回った。みそ事業は、企業間競争の激化で販売単価が下落し、出荷数量の減少する厳しい環境が続いているが、豆乳飲料事業の売り上げが、健康志向の高まりや新製品の投入効果により、豆乳部門の15%増の好調推移などから11%増と伸び、事業の効率化やコスト削減を継続したことなどが要因となった。

 2Q累計・9月通期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は、2億8100万円(前期比37%増)と続伸を見込んでいるが、業績上ぶれの期待も高まってくる。

 株価は、25日移動平均線を下値支持ラインに年初来、上昇トレンドを鮮明化しており、今年2月の急騰相場再現なら同一上昇率で高値抜けから600円台乗せも想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:32 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】住友精密シェールガス関連、気化装置大手

狙い場・買い場 石油資源開発<1662>(東1)が4日、マレーシア国営石油会社ペトロナスがカナダで計画する「シェールガス」開発・液化天然ガス(LNG)輸出プロジェクトに参画すると発表。ペトロナスが2018年末をめどにLNG年1200万トンをアジア向けに輸出する計画と伝わったことを受け、LNGタンク工事大手のトーヨーカネツ<6369>(東1)が昨年来の高値を更新するなどシェールガス関連銘柄人気が再燃しており、住友精密工業<6355>(東1)も関連銘柄として見直される可能性があり注目したい。

 同社は、超低温で冷却された液体状態のLNGを熱交換でガス化させるLNG気化装置を手がけているが、昨年12月にORV(オープンラックタイプ)のLNG気化装置の累計受注が300基に達成し、世界シェア首位であると発表。オープンラックタイプの気化装置は、輸入されたLNGの受け入れ基地で都市ガス用や火力発電用燃料となる天然ガスを供給するために使われるため、今般の日本へのLNG輸入増で受注が増えると予想される。

 足元の業績、中国市場向けの液晶製造装置や油圧機器部品等の停滞に加え、国内向けのMEMS製造関連装置や熱交換器も需要回復の遅れが響き、今3月期売上高は430億円(前期比17.8%減)、営業利益は6億円(同85.7%減)、経常利益は5億5000万円(同85.9%減)、純利益は1億円(同98.5%減)と大幅減益を見込むが、PBR0.70倍と割り負けしている。来3月期は北米で航空機向け脚システムの受注獲得に対する期待感があり見直し余地はある。

 株価は、9月6日に昨年来の安値302円、10月15日安値302円、11月12日安値305円と売り直されて底値確認から1月7日高値434円と上昇。その後、400円を軸にもみ合いとなっているが、徐々に下値を切り上げ、上値指向を強める方向となっており、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:03 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】一段高狙えるインフォメーションクリエーティブ、第1Q好スタート

狙い場・買い場 情報サービスのインフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)に注目したい。ソフトウェア開発とシステム運用を主力としている。株価は高値圏でのモミ合い展開から上放れた。一段高が期待されそうだ。

 今期(13年9月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比6.2%増の62億56百万円、営業利益が同8.7%増の3億52百万円、経常利益が同4.9%増の3億71百万円、純利益が同18.2%増の1億96百万円としている。官公庁・民間案件とも受注が好調な模様で、クラウドコンピューティング関連や組み込み系ソリューション関連を強化する。さらに技術者の稼働率向上も寄与する模様だ。通期予想に対する第1四半期(10〜12月期)の進捗率は売上高が24.8%、営業利益が30.7%、経常利益が32.1%、純利益が38.8%だった。概ね順調な推移であり、通期上振れの期待感も高まるだろう。

 株価の動きを見ると、概ね600円台で小動きだったが、徐々に水準を切り上げて08年1月以来となる700円台を回復した。2月25日には735円まで上値を伸ばす場面があった。今期好業績見通しや第1四半期(1Q)の進捗率の高さを評価する動きだろう。3月5日の終値725円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS51円41銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS759円54銭で算出)は1.0倍近辺である。

 600円台半ばでのモミ合い展開から上放れた形となり、トレンド好転を確認して先高感を強めている。13週移動平均線がサポートラインとなって上値追いの展開が期待されそうだ。今期好業績見通しに加えて増額の可能性も考慮すれば指標面に割高感はなく、06年8月以来となる800円台乗せも射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:38 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】フランスベッドHD、上放れ後の相場頑強、再上昇近い

狙い場・買い場 フランスベッドホールディングス<7840>(東1)に注目したい。メディカルサービス事業(介護福祉用具レンタル、通所介護施設運営など)とインテリア健康事業(ベッド、リハビリ商品など)を展開している。株価はモミ合いレンジから上放れて水準を切り上げた。先高観が強まるだろう。

 今期(13年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.8%増の527億円、営業利益が同42.7%増の23.2億円、経常利益が同41.2%増の22.5億円、純利益が同2.5倍の11.9億円としている。営業拠点新設などによる介護福祉用具や在宅医療機器の拡販効果で、営業損益が大幅に改善する見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が70.8%、営業利益が62.3%、経常利益が62.7%、純利益が75.1%で、営業利益と経常利益の進捗率がやや低水準だが、通所介護施設の期中の新設も寄与する模様だ。医療・介護用のベッド・マットレスや「リハテック」ブランドの介護福祉用具など、高齢化社会に対応したビジネスに経営資源をシフトしており、国の政策支援なども追い風として中期的に収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、160円〜180円近辺のモミ合い展開から上放れの形となり、1月25日には売買高を伴って225円まで急伸した。その後は上げ一服の形だが、概ね高値圏の200円近辺で推移している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。3月5日の終値197円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5円40銭で算出)は36倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円50銭で算出)は1.8%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS163円48銭で算出)は1.2倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線近辺で上げ一服の形だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発して、サポートラインを確認した形だろう。モミ合いレンジから上放れて先高感を強めているだけに、上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】高値圏のモミ合い上放れ近いゼリア新薬工業、利益進捗率高い

狙い場・買い場 中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)に注目したい。消化器分野を主力とする医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。株価は高値圏でのモミ合いから上放れを窺う動きを強めている。

 今期(13年3月期)の連結業績見通しについては、研究開発減税の寄与などを主因として2月5日に純利益を増額修正して、売上高が前期比5.3%増の560億円、営業利益が同0.7%増の46億円、経常利益が同1.9%増の45億円、純利益が同22.3%増の35億円とした。H2受容体拮抗剤「アシノン」や亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック」が薬価改定の影響を受け、広告宣伝費も増加する模様だが、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」が好調である。コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」が苦戦しているが、コンビニ向け「ヘパリーゼW(清涼飲料水)」が好調な模様だ。通期会社予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が72.0%、営業利益が75.7%、経常利益が81.6%、純利益が93.6%である。上振れの可能性もありそうだ。

 なお2月22日には、原発性低リン血症性くる病など「低リン血症」を適応症とする経口リン酸製剤「ホスリボン配合顆粒」を3月4日から新発売すると発表している。

 株価の動きを見ると、1月4日の戻り高値1459円を付けた後に上げ一服の展開となったが、足元では1430円近辺まで戻して上値を窺う動きとなっている。高値圏での短期調整が一巡した形だろう。3月5日の終値1433円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS84円66銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS734円06銭で算出)は2.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を挟む展開だが、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から水準を切り上げて、サポートラインを確認した形だろう。高値圏でのモミ合いから上放れの展開が期待され、12年3月の高値1509円は射程圏だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:12 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】ケンコーマヨネーズの今期、再増額期待のできる勢い

狙い場・買い場 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)に注目したい。株価は高値圏で堅調に推移している。今期(13年3月期)業績の再増額の可能性に加えて、中期的な成長期待も強く、上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期連結業績見通しは10月29日に増額修正を発表して、売上高が前期比2.9%増の534億円、営業利益が同23.6%増の26.5億円、経常利益が同20.6%増の25億円、純利益が同24.3%増の12.8億円としている。外食・コンビニエンスストア向け調理加工品、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品、量販店向けサラダ類などが想定以上に好調であり、増収効果による工場稼働率上昇、生産工程改善効果、さらに原料の鶏卵相場下落なども寄与して販管費増加を吸収する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が78.4%、営業利益が90.5%、経常利益が91.4%、純利益が94.1%と高水準である。通期再増額の可能性が高いだろう。

 業務用マヨネーズ・ドレッシング類を主力として、中期経営計画で掲げた「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など新規事業領域の拡大戦略が順調に進展している。静岡県富士市に建設を決定した新工場は14年4月稼働目標で、海外は中国とインドネシアでの事業展開が本格化する模様だ。中期的な成長が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続いている。2月8日には904円まで上値を伸ばした。2月15日に835円まで調整する場面があったが、足元では900円近辺に戻して高値を窺う態勢となった。今期業績再増額の可能性や中期的成長力を評価する動きだろう。3月5日の終値895円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS90円07銭で算出)は10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS949円44銭で算出)は0.9倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復して強基調に回帰した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。指標面には割安感があり、今期業績再増額の可能性を評価して上値追いの展開が期待されるだろう。1000円台が射程圏に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】伊藤園は足元業績の好調に新たな成長ステージ加わる

狙い場・買い場 飲料大手の伊藤園<2593>(東1)に注目したい。今期(13年4月期)の好業績見通しを評価して、株価は上値追いの展開が期待されるだろう。事業領域の広がりなどで新たな成長ステージを迎えていることも評価したい。

 3月1日に第3四半期累計(12年5月〜13年1月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比9.3%増、営業利益は同6.1%増、経常利益は同10.4%増、純利益は同23.7%増の増収増益だった。日本茶は伸び悩んだが、野菜飲料やコーヒー飲料が大幅増収となって全体を牽引し、飲食関連事業のタリーズコーヒージャパンの好調も寄与した。

 通期の見通しは、自動販売機で各種飲料を販売するネオスの新規連結に伴って売上高を増額修正した前回予想を据え置き、売上高が前期比8.6%増、営業利益が同5.8%増、経常利益が同3.4%増、純利益は同8.1%増の増収増益見込みとしている。野菜飲料、コーヒー飲料、そしてタリーズコーヒージャパンの好調が続いている模様だ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が76.6%、営業利益が77.8%、経常利益が81.9%、純利益が87.0%と高水準であり、通期上振れの可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて昨年来高値を更新する展開が続いている。3月5日には1984円まで上値を伸ばす場面があった。08年3月以来となる2000円台は目前である。第3四半期累計の好業績を評価する動きだろう。3月5日の終値1972円を指標面(1株当たり指標は普通株式に係る数値)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円48銭で算出)は25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS856円76銭で算出)は2.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドを継続している。また月足チャートで見ると、10年から続いた安値圏でのボックス展開から上放れた形であり、先高感を強めている。指標面での割安感は薄れたが、好業績を評価して上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | 注目銘柄
2013年03月05日

【狙い場・買い場】フシ突破近いアルコニックス、減益だが上振れの可能性、出遅れ

狙い場・買い場 非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)に注目したい。今期(13年3月期)は大幅減益見通しだが、上振れの可能性がありそうだ。主力銘柄に比べて出遅れ感が強いだけに、上昇余地も大きいだろう。

 今期連結業績見通しについては、10月23日に下方修正して売上高が前期比24.8%減の1660億円、営業利益が同40.3%減の28億円、経常利益が同33.3%減の30億円、純利益が同34.7%減の16億円としている。景気低迷の影響で全体として需要が低調であり、特にレアメタル・レアアースの需要減少と市況下落が主因となる模様だ。ただし通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は、売上高が77.7%、営業利益が98.5%、経常利益が88.4%、純利益が87.6%と高水準である。スマートフォン・タブレット関連が堅調な模様であり、円安メリットも寄与して上振れの可能性が高いだろう。

 なお12年12月末付で金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社を買収した。さらに2月26日には、産業機械用精密加工部品製造の大羽精研を子会社化すると発表した。川上分野である製造部門を強化する模様だ。中国景気の底入れなどで非鉄金属市況が上向くことも予想され、来期(14年3月期)の収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、昨年11月の安値1102円から足元の1600円台まで水準を切り上げた。景気回復や円安メリットで来期の収益改善を期待する動きだろう。3月4日の終値1621円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS251円85銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2143円39銭で算出)は0.8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形となった。強基調を維持しているようだ。指標面に割安感があり、主力銘柄に比べて出遅れ感も強いだけに、上昇余地は大きいだろう。当面のターゲット水準は12年3月以来の2000円台回復となりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:36 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】高値更新から上値見込めるシード、業績は3度目増額も

狙い場・買い場 コンタクトレンズ大手のシード<7743>(JQS)に注目したい。株価は高値圏で推移している。今期(13年3月期)3度目の増額修正の可能性も支援材料であり、2月に付けた高値を試す展開が期待されるだろう。

 今期の連結業績見通しについては、11月12日に2度目の増額修正を発表して売上高が前期比18.4%増の150億円、営業利益が同2.1倍の7億円、経常利益が同2.3倍の6.9億円、純利益が同5.1倍の9.5億円としている。コンタクトレンズ・ケア用品で1日使い捨て「シードワンデーピュアうるおいプラス」「シードワンデーピュアマルチステージ」「シードアイコフレワンダーUV」などの好調が続き、操業度上昇効果で大幅営業増益の見込みである。純利益については受取和解金や税効果なども寄与する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4〜12月期)の進捗率は売上高が74.4%、営業利益が92.6%、経常利益が86.8%、純利益が76.0%と高水準であり、3度目の増額の期待が高まっている。

 株価の動きを見ると、2月12日に1310円まで上昇した後、一旦反落して2月15日に945円まで調整する場面があった。ただし足元では1170円近辺まで戻している。利益確定売りが一巡して再動意の構えだろう。3月4日の終値1170円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS123円34銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS743円08銭で算出)は1.6倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、短期調整が一巡して強基調へ回帰する動きのようだ。指標面に割高感はなく、今期好業績見通しや3度目の増額修正の可能性が支援材料であり、2月12日の高値1310円を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】TKC、消費税引上げ時の特需に期待、高値奪回早い

狙い場・買い場 TKC<9746>(東1)に注目したい。税理士を全国的に組織し、会計事務所や地方公共団体向けに特化した情報サービス事業を展開している。消費税率引き上げ時のシステム改修特需の可能性も支援材料だろう。

 今期(13年9月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比0.2%増の535億円、営業利益が同3.6%減の60億円、経常利益が同3.6%減の62億円、純利益が同18.9%増の37億円としている。地方公共団体事業部門が減収見通しだが、主力の会計事務所事業部門がクラウドコンピューティングサービスの拡充なども寄与して、ソフトウェアレンタルやシステムコンサルティングが堅調に推移する模様だ。第1四半期(10〜12月期)は前年同期比0.2%増収、同25.1%営業減益だったが、地方公共団体事業部門で前年同期に粗利益率が高い障害者自立支援等の制度改正に伴うシステム改修案件があった反動が主因であり、ほぼ計画水準としている。特にネガティブ要因とはならないだろう。

 株価の動きを見ると、昨年11月の安値1390円から反発して水準を切り上げている。1600円台に乗せた後はモミ合う展開だったが、3月4日には戻り高値となる1700円を付ける場面があり、再動意の構えのようだ。3月4日の終値1693円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS138円83銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間44円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1975円33銭で算出)は0.9倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなって上値を伸ばす形となった。強基調の展開だろう。週足チャートで見ても13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。指標面に割高感はなく、消費税率引き上げ時のソフトウェアやシステムの改修特需の可能性も支援材料として、上値追いの展開が期待されるだろう。12年4月の1814円が当面のターゲットになりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:08 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東京インキ、都内土地持ち関連としても注目、好利回り

狙い場・買い場 東証1部市場では、金融緩和継続を背景に、東京機械<6335>(東1)東陽倉庫<9306>(東1)など、東京都内に土地を持つ含み資産関連を物色する流れが継続し、同2部市場にも物色の矛先が向かっており、出遅れ感のある低位銘柄として、注目したい。東京インキ<4635>(東2)は、主力のインキ事業のほか、化成品事業、加工品事業を運営しているが、不動産賃貸事業を運営していることが見直されよう。

 足元の業績、化成品事業が好調で、今3月期売上高は483億円(前期比2.3%増)、営業利益は5億6000万円(同72.8%増)、経常利益は6億7000万円(同41.1%増)、純利益は5億4000万円(同74.2%増)と好調が見込まれている。不動産賃貸は埼玉県比企郡の吉見営業所で運営。前3月期の不動産賃貸事業のセグメント利益は1億6100万円(同29.6%増)と好調。全体に占める割合は9%だが、安定収益を上げる事業となっており、東京都北区の本社土地564千uも見直しの対象となろう。

 不動産賃貸事業以外にも、土砂崩れや落石を防ぐ塀に使われる資材を手がけるなど、非インク事業の展開に対する期待感がある。今期予想PER10倍台・PBR0.30倍と割安感があり、配当利回りは2.86%と利回り妙味がソコソコあり見直し余地は広がる。2月7日に昨年来の高値226円と買われた後、もみ合っているが、25日移動平均線がサポートラインとして意識されており、高値奪回から上値を伸ばす方向となっており、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:44 | 注目銘柄
2013年03月04日

【狙い場・買い場】投資判断下げに押されるユニーグループHDは低PER、逆張り

狙い場・買い場 ユニーグループ・ホールディングス(ユニーGHD)<8270>(東1)は、昨年4月につけた昨年来高値979円から、新株式発行、2013年2月期業績の下方修正とマイナス材料が続いて調整局面入りとなり、ここにきて外資系証券の投資判断・目標株価引き下げがダメ押しとなって下値もみ合いが続いているが、同社の2月期純利益が、358億円(前期比4.3倍)と伸び、7期ぶりに過去最高を大幅に更新、東証第1部の低PERランキングの上位にランクされていることから、明らかに下げ過ぎである。信用取組も、売り残と買い残が拮抗しており、逆張りも一考余地がありそうだ。

 昨年4月の昨年来高値は、同社がコンビニエンスストア子会社のサークルKサンクスを約765億円で株式公開買い付け(TOB)により完全子会社化、グループ協業によりシナジー効果の創出と海外展開の積極化が期待されたことが手掛かりで、実際に今期純利益は、サンクスKの完全子会社化による負ののれん発生益180億円の計上で大幅続伸が予想された。

 ところがこのTOBのための借り入れ資金の返済原資やコンビニ店の新設資金、総合小売業の店舗新設資金の調達のために昨年8月払い込みで新株式発行(発行価格707円)・株式売出しを実施してから株価は変調となった。さらに10月に発表した2月期業績の下方修正が追い討ちとなって昨年来安値518円まで急落した。この安値から売り方の買い戻しを交え下げ過ぎ訂正で急落幅の3分の1押し水準までリバウンドしたが、ここで再度、外資系証券の弱気格付けに見舞われた。

 これは、同社の2014年2月期業績が、サークルKの経営再建により持ち直すかどうかで評価されているもので、今年4月8日予定の決算発表が注目されることになる。ただPERは、今期純利益ベースでは4倍台とランキングのベスト5にランクインし、負ののれん発生益剥落後の来期ベースでも8倍程度と予想され、PBR評価も0.5倍にとどまるだけに明らかに下げ過ぎである。逆張りで公募価格奪回から半値戻しの748円、さらに3分の2戻しの825円も狙えよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:41 | 注目銘柄