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記事一覧 (02/18)【狙い場・買い場】第1四半期45%増益のマルサンアイ、豆乳飲料好調
記事一覧 (02/18)【狙い場・買い場】好業績の桧家ホールディングスは年46円配当へ増配、高利回り
記事一覧 (02/17)【狙い場・買い場】日本カーボンに見直し余地大きい、2ケタ増収、8割増益の珠玉
記事一覧 (02/15)【狙い場・買い場】やまやは減益転換ペースの業績を織り込み3Q業績をテコに割安修正
記事一覧 (02/15)【狙い場・買い場】高速は6期連続増益、PER割安でなお訂正高の余地が大きい
記事一覧 (02/15)【狙い場・買い場】動き煮詰まる北興化学、大幅増益に利回り3%超
記事一覧 (02/15)【狙い場・買い場】最高値後のオーウイル調整良好、最高業績に高配当、PER10倍
記事一覧 (02/14)【狙い場・買い場】ファイナンス安織り込みPaltacは最高純益を買い直してリベンジ高に発進
記事一覧 (02/14)【狙い場・買い場】空売り抱える日本カーバイド、高値から3割下げで狙い場に
記事一覧 (02/14)【狙い場・買い場】補聴器トップのリオンはディフェンシブ銘柄として注目、割安顕著
記事一覧 (02/13)【狙い場・買い場】目先調整終盤のニチハは「アベノミクス」の関連株人気も底流し再騰気配
記事一覧 (02/13)【狙い場・買い場】クレスコの3Q好調、公共分野と流通分野伸長、来期も好望
記事一覧 (02/13)【狙い場・買い場】トンネル補修の北野建設、第3四半期発表に期待
記事一覧 (02/12)【狙い場・買い場】窓埋め途上のプリマは業績再上ぶれ期待を背景に下値妙味
記事一覧 (02/12)【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリー、3Q好調受け今2月期上振れの可能性
記事一覧 (02/10)【狙い場・買い場】福島県で冠婚葬祭を展開のこころネット、好業績で低PER
記事一覧 (02/08)【狙い場・買い場】住友電設は下値の固さ目立ち割安感から需給妙味を発揮も
記事一覧 (02/08)【狙い場・買い場】東京デリカは連続最高純益を見直し25日平均線からの再発進近い
記事一覧 (02/08)【狙い場・買い場】住友系物色が追い風に住友ゴムの出番
記事一覧 (02/08)【狙い場・買い場】上値追うミルボン、過熱感ない、今12月期も増収増益
2013年02月18日

【狙い場・買い場】第1四半期45%増益のマルサンアイ、豆乳飲料好調

狙い場・買い場 マルサンアイ<2551>(名2)に注目したい。大豆を利用した食品メーカーで業界2位の豆乳と業界4位のみそを主力としている。今期(13年9月期)好業績見通しを評価して、株価はモミ合い展開から上放れて強基調の動きとなった。上値追いが期待されそうだ。

 1月25日に発表した第1四半期(9月21日〜12月20日)の連結業績は、売上高が前年同期比6.5%増、営業利益が同44.8%増、経常利益が同73.8%増、純利益が同2.2倍の大幅増益だった。みそ事業は市場縮小の影響などで同2.0%減収だったが、豆乳飲料事業が健康志向の高まりを背景に同11.3%増収と好調だった。コスト削減などの効果も寄与した。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比2.6%増、営業利益が同18.7%増、経常利益が同9.3%増、純利益が同37.6%増としている。消費者の健康志向の高まりで豆乳飲料事業の好調が続き、工場統合による固定費削減効果なども期待されるだろう。中部エリア限定販売の豆乳グルト(ヨーグルト風の食べる豆乳)の販売地域拡大効果も期待されそうだ。なお通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が27.1%、営業利益が58.3%、経常利益が67.8%、純利益が69.8%と高水準である。原料の大豆価格の動向がリスク要因となるが、通期上振れの可能性もあるだろう。

 株価の動きを見ると、概ね400円近辺のレンジで推移していたが、年初から動意付いてモミ合いから上放れる形となり、2月5日には535円まで急騰する場面があった。第1四半期業績を好感した動きだろう。足元も概ね500円近辺で推移している。2月15日の終値482円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円50銭で算出)は19〜20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS249円72銭で算出)は1.9倍近辺となる。

 400円近辺での長期モミ合い展開から上放れの形となり、07年以来となる500円台を回復した。短期的には過熱感もあるが、今期業績見通しに上振れの可能性もあるだけに、トレンド好転して先高期待は強いだろう。上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】好業績の桧家ホールディングスは年46円配当へ増配、高利回り

狙い場・買い場 桧家ホールディングス<1413>(名2)に注目したい。木造注文住宅事業を主力として不動産事業(分譲住宅)や断熱材事業なども展開している。消費税率引き上げ前の駆け込み需要も追い風として今期(13年12月期)の収益拡大が期待され、株価は11年10月の高値を視野に入れている。上値を試す展開が期待されるだろう。

 2月8日に発表した前期(12年12月期)の連結業績は、売上高が前々期比33.1%増、営業利益が同8.5%増、経常利益が同10.2%増、純利益が同13.9%増の増収増益だった。展示場新設などの費用増に加えて、不動産事業と断熱材事業の営業損益悪化がマイナス要因だったが、子会社化した桧家住宅三栄も寄与して主力の注文住宅事業の受注棟数が同23.4%増、受注高が同32.9%増、売上棟数が同29.2%増、売上高が同32.7%増と好調だった。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比15.1%増の600億円、営業利益が同15.6%増の49億円、経常利益が同10.8%増の50億円、純利益が同18.1%増の29億円としている。受注が好調な模様であり、消費税率引き上げ前の駆け込み需要も期待されるだろう。なお配当については前期比10円増配の年間46円(第2四半期末20円、期末26円)とした。

 株価の動きを見ると、昨年11月15日の安値769円から反発して水準を切り上げ強基調に転換した。2月12日には1179円まで上昇して昨年5月10日の1100円を突破した。今期の好業績見通しや増配方針を評価する動きだろう。2月15日の終値1093円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS213円63銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間46円で算出)は4.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS606円90銭で算出)は1.8倍近辺となる。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。また週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して昨年4月の戻り高値を突破した。トレンド好転を確認した形で、11年10月の高値も視野に入っている。指標面では低PER、高配当利回りであり、今期好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:01 | 注目銘柄
2013年02月17日

【狙い場・買い場】日本カーボンに見直し余地大きい、2ケタ増収、8割増益の珠玉

狙い場・買い場 今3月期第3四半期決算が出揃い通期業績まで株価に織り込んだ感がある。早くも来3月期業績見通しに市場の関心が移ると予想される。それに先立って今12月期業績好調が見込まれる銘柄は、市場を先導する形で、上昇基調を強める可能性が高い。中でも、業績急回復を見込む日本カーボン<5302>(東1)に注目したい。

 同社は12日に12年12月期決算を発表。前期は電炉業界の需要が弱く、電炉用の人造黒鉛電極が低調だったほか、ファインカーボン(特殊炭素製品、炭素繊維)も太陽電池関連業界の市場低迷で、太陽電池製造向けの販売減少が響き、売上高が303億5600万円(前の期比19.3%減)、営業利益が17億0800万円(同63.7%減)、経常利益が18億7800万円(同59.2%減)、純利益が4億2500万円(同79.4%減)と大幅減益だった。今期は、リチウムイオン電池用負極材では、拡大する車載用電池(HEV、PHEV、EV)向けの需要への積極的対応、ファインカーボンでは、太陽電池と半導体用途などへのグローバルな拡販。また、人造黒鉛電極では、高品位電極の販売比率拡大と新興国需要の取り込みを図り、売上高が378億円(前期比24 .5%増)、営業利益が31億円(同81.4%増)、経常利益が31億円(同65.0%増)、純利益が15億円(同3.5倍)と大幅回復を見込む。

 株価は、昨年10月12日につけた昨年来の安値120円を底に同12月21日高値198円と上昇。再度、2月13日高値197円と買い直された後、もみ合っているが、テーマ性があり、170円前後で下値として固め、PBR0.73倍と割り負け、配当利回り2.69%とソコソコある。25日移動平均線をサポートラインに押し目買い好機となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:23 | 注目銘柄
2013年02月15日

【狙い場・買い場】やまやは減益転換ペースの業績を織り込み3Q業績をテコに割安修正

狙い場・買い場 やまや<9994>(東1)は、東北地方を地盤とする酒類のディスカウントストアチェーンで、東日本大震災発生に際しては「がんばろう東北」キャンペーンなどの大震災特需で業績が大きく伸び、株価も上場来高値1909円まで買われた。この震災特需が一巡し、今期業績が減益転換ペースで推移していることから、株価も970円まで調整、下げ過ぎとして3分の1戻しまで持ち直してきた。今年2月7日開示の今3月期第3四半期(3Q)決算は、減益転換して着地したものの、3月通期業績に対して高利益進捗率を示しており、これをテコにさらにリバウンド幅を拡大する展開が有力である。

 同社の株価は、大震災直後は同社一部店舗が被災したこともあり、2日間ストップ安を続けるなど急落した。しかしその後、業績が特需恩恵で上方修正されるなど好調に推移、前期純利益は、21億4300万円(前々期比2.6倍)と大幅続伸して過去最高を更新した。つれて株価も上場来高値更新と人気化した。

 今期業績も続伸を予想、純利益は、22億円(前期比2%増)と連続の過去最高更新としたが、第1四半期、第2四半期と業績が減益転換するとともに株価も調整局面入りとなった。3Q業績も、大震災特需一巡で経常利益が前年同期比5%減、純利益が4%減と減益転換して着地したが、大震災の影響のなかった前々期3Q業績対比では増収増益となった。また3月通期業績対比の利益進捗率は、78〜85%と目安の75%をクリア、ようやく減益ペース業績は織り込み済みとのコンセンサスが形成されてきた。

 株価も、13週移動平均線と26週移動平均線がデッドクロスをして調整局面入りとなったが、今年年初には、これがゴールデンクロスに転換してこの13週線を下値支持ラインに株価も3分の1戻しまでリバウンドしている。PER6倍台、PBR0.7倍の下げ過ぎ訂正で調整幅の半値戻し1439円クリアから3分の2戻し1596円が戻りメドとなろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:48 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】高速は6期連続増益、PER割安でなお訂正高の余地が大きい

狙い場・買い場 高速<7504>(東1)が高値圏で頑強な動きを続けている。昨年11月12日の637円をボトムに上昇気流に乗り、今年2月5日には819円まで水準を切り上げた。その後一呼吸入れてはいるが、その後の押し目買い人気の強さを見ると、2月5日の高値で相場終了のムードは全く感じられず、まだ上昇トレンドの途上と思われる。

 同社はスーパーマーケットやコンビニエンスストアで使用される食品包装資材を提供している。グループ内子会社や仕入先メーカーとともに商品開発に努め、お取引先への商品・企画の提案や情報提供に努めることなどにより、今2013年3月期の営業利益は31億5000万円と、前期比7%の増加が見込まれている。今期で6期連続の増益となる成長性に照らした場合、現在のPER8.3倍は大幅な割り負け水準である。割安訂正高への余力は十分と言える。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】動き煮詰まる北興化学、大幅増益に利回り3%超

狙い場・買い場 北興化学工業<4992>(東1)は、今期大幅増益見込み銘柄として見直される可能性があり注目したい。前日14日、日本農薬<4997>(東1)が今9月期第1四半期決算を発表。黒字転換と好調な滑り出しを見せており、北興化学も農薬関連として再度買い姿勢を強めると期待される。

 1月15日に発表された13年11月期業績見通しは、農薬事業で除草剤の販売回復と育苗箱処理剤など殺虫剤の拡販するほか、製造コスト削減を図り、ファインケミカル事業では電子材料原料と医薬品中間体、樹脂添加剤などの拡販と利益性の改善を図り、売上高416億2000万円(前年同期比4.4%増)、営業利益12億9000万円(同82.2%増)、経常利益11億5000万円(同63.2%増)、純利益6億6000万円(同4.6倍)を見込む。今期予想PER12倍台・PBR0.60倍で割安感があり、配当利回り3.02%と利回り妙味もソコソコある。

 株価は、1月16日に昨年来の高値275円と買われた後、1ヶ月ほどもみ合っているが、25日移動平均線がサポートラインになると思われることから、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】最高値後のオーウイル調整良好、最高業績に高配当、PER10倍

狙い場・買い場 オーウイル<3143>(JQS)は、今年2月5日に上場来高値742円まで買い進まれスピード調整中だが、今3月期純利益の2期ぶりの過去最高更新や期末の30円高配当取りからなお上値拡大余地が見込まれる。今期第3四半期(3Q)の高利益進捗率業績から3月通期業績の上ぶれ期待が根強いこともフォローの材料となろう。

 同社は、食品原材料・資材を輸出入、国内販売する食品専門商社で、乳酸菌、ビタミンC、マンゴー加工品などの特定分野ではシェアトップを誇り、昨年夏の猛暑で清涼飲料やアイスクリームなどの夏場商品が好調に推移したことを受けて、糖類、機能性食材、果肉缶詰などの販売が伸び、さらにアイスクリームメーカーのサンオーネストの完全子会社化や米国会社買収などによるグローバル展開や複合機能化を進めたことも加わって、今期業績が期初予想ペースを上回って好調に推移している。

 第2四半期累計業績が、経常利益で期初予想を9400万円、純利益で7600万円それぞれ上回って着地したあと、今年2月12日開示の3Q業績は、前年同期比4%増収、11%経常増益、2.6倍純益増益と大幅続伸、経常利益は、9カ月実績で期初予想の年間予想をすでに400万円、純利益は、1300万円上回る高利益進捗率となった。とくに純利益は、前期計上の貸倒引当金繰入額やクレーム補償費などの特別損失が一巡して期初予想では、2億1000万円(前期比32%増)と急回復が予想されているが、3Qの大幅続伸からさらにV字回復期待が強い。

 配当も、30円の高配当を安定継続して配当利回りは4%を上回っており、期末に向けたこの高配当利回り買いとPER10倍台の割安修正とが相乗しなお上値追いに拍車をかけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | 注目銘柄
2013年02月14日

【狙い場・買い場】ファイナンス安織り込みPaltacは最高純益を買い直してリベンジ高に発進

狙い場・買い場 Paltac<8283>(東1)は、昨年12月11日払い込みで670万株の新株式発行(発行価格918円)と100万株の株式売出しを実施、希薄化懸念を強めて窓を開けて株式分割権利落ち安値924円まで急落した。以来2カ月にわたる下値調整が続いたが、今3月期第3四半期(3Q)の好決算などを手掛かりに下げ過ぎ訂正買いが続いて、窓埋め間近となっており、分割権利落ち後高値1242円奪回から上場来調整のリベンジ高に本格発進することが見込めそうだ。

 同社のファイナンスは、日用品、化粧品、一般用医薬品などの生活必需品をフルラインでホームセンターや総合スーパー向けに全国販売する中間流通業として、物流コストの削減のため大型物流センター(RDC)の全国的な構築・整備を進めており、この資金調達を目的としている。調達資金は、昨年12月に稼働を開始した「RDC中部」の設備投資・運転資金に充当、ファイナンスが即業績押し上げ効果を発揮するものであり、「良いフアインナンス」と「悪いファイナンス」があるとすれば、「良いファイナンス」と評価される。

 この物流網構築で同社業績は好調に推移している。今3月期業績は、増収増益が予想され、純利益は、88億円(前期比42%増)と4期ぶりに過去最高を更新する。この3月通期業績に対して今年1月開示の今期3Q業績は、純利益が、71億5400万円(前年同期比60%増)と増益転換し、通期業績対比で81%の高利益進捗率となっており、期末にかけて上ぶれ期待も高まってくる。

 同社株は、2010年3月に公開価格2200円で再上場され、公開価格を下回る2079円で初値を形成、そのあと2100円をつけたが、2011年12月には株式分割(1対1.5)の権利をスンナリ落とし、さらにファイナンス実施で下値を探った。株価は、いわば典型的な寄り付き天井となっているもので、この巻き返し、リベンジが株価政策としても注目される。公開価格は分割落ち換算値で1460円、上場来高値は1400円と計算され、PER7倍台、PBR0.5倍の割安修正からも到達可能目標となろう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:44 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】空売り抱える日本カーバイド、高値から3割下げで狙い場に

狙い場・買い場 日本カーバイド工業<4064>(東1)は高値からの下げ率が31%に達し狙い場にきた。1月29日の高値535円から利食い売り先行の流れとなり、2月12日に371円まで短期間に大きく下げ値幅整理一巡といえる。

 信用売り残の推移を見ると、昨年10月19日申込み現在で436万株に過ぎなかった信用売り残は、翌週10月26日申し込み現在で1182万株に急増、11月2日申込み現在では1822万株にさらに膨れ上がった。当時の株価は100円台。その後の株価はどんどん水準を切り上げ、売り方はそっくり残されたままの状態にある。

 再度の買いに動き出した有力筋は、100円台で売り込んだ向きの買い戻しを催促する相場に仕上げていく狙いのようだ。13日の活況相場では再びカラ売りが上乗せされている。人気系株が波乱になる中、人気株の牽引役として市場の注目度が強まってきた。(株式評論家・隆盛)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】補聴器トップのリオンはディフェンシブ銘柄として注目、割安顕著

狙い場・買い場 補聴器のシェアトップのリオン<6823>(東1)は、ディフェンシブ銘柄として注目したい。主力の輸出関連が上げ一服。為替相場に乱高下する展開となっており、外部環境の影響を受けにくい好業績・割安銘柄として同社は見直される可能性が高い。

 足元の業績、1月31日に発表された今3月期第3四半期決算は、売上高が124億1400万円(前年同期比3.5%増)、営業利益が11億1300万円(同38.0%増)、経常利益が11億1300万円(同43.3%増)、純利益が6億5300万円(同2.4倍)と好調。営業利益は年計画に対する進捗率が74%とほぼ計画通りに推移。今期予想PER11倍台・PBR0.67倍で割安感があり、配当利回り2.68%で株主優待は従来の500株以上から100株以上に変更し、ジェフグルメカードとリオネット補聴器割引券が贈呈されることから、見直し余地が広がる。

 また、中国に子会社を設立し営業の許可を取得。中国国内での急速なインフラ整備に伴う、環境騒音の測定等における需要が増加しており、来3月期からの音響・振動計測器の販売開始に対する期待感が高まる。ここから3月権利取りを意識した動きも強まり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | 注目銘柄
2013年02月13日

【狙い場・買い場】目先調整終盤のニチハは「アベノミクス」の関連株人気も底流し再騰気配

狙い場・買い場 ニチハ<7943>(東1)は、今年2月5日に昨年来高値1380円まで買い進まれ、この高値水準での三角保ち合いを続けてきたが、目先調整は終盤、休養十分として割安修正買いが再燃する展開が有力である。住宅ローン減税の延長、相続税の生前贈与枠の拡大など住宅着工件数の増加を図る「アベノミクス」の関連株人気が底流し、PERは11倍台、PBRは1倍ソコソコと割安なためだ。株価水準そのものも、2006年1月につけた上場来高値2545円から2008年10月に突っ込んだ上場来安値400円までの調整幅の3分の1戻しをクリアしたにしか過ぎず、今期期末配当の増配も見直しなおリバウンド幅を拡大しよう。

 同社は、今期第1四半期決算発表の昨年8月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正し、この2Q累計業績を同10月に再上方修正するとともに、今度は、2Q累計業績発表の11月には3月通期業績を上方修正した。経常利益は、期初の減益転換予想から9億円引き上げて70億円(前期比4%増)と増益転換し、純利益は、4億円アップさせて40億円(同9%減)と減益転換率を縮小させた。

 業界トップの窯業系外装材が、シェア回復もあり想定より販売数量を伸ばしたことが要因で、純利益は、前期に製品保証引当金戻入額、投資有価証券売却益など合計約14億円計上した特別利益が一巡して減益転換する。

 今年1月31日に発表した今期第3四半期(3Q)決算は、増収・営業減益・経常増益・純益減益と増減マチマチで着地したが、通期業績に対する利益進捗率は、79〜89%と目安の75%を上回った。今後も、住宅ローン減税の延長や、消費税引き上げ前の駆け込み需要などによる住宅着工件数の伸びなどの追い風を受けて続伸が予想される。

 株価は、昨年11月の業績上方修正・増配で1200円まで200円高して、この1株純資産水準固めから3Qの好決算期待で昨年来高値まで上値を伸ばし高値調整を続けてきた。最高値から最安値までの調整幅の3分の1戻し水準で溜め込んだエネルギーを放出、半値戻し水準に当たる2007年8月高値1561円が次の上値ターゲットとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:05 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】クレスコの3Q好調、公共分野と流通分野伸長、来期も好望

狙い場・買い場 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)に注目したい。株価は戻り高値圏で堅調に推移している。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。

 2月8日に発表した第3四半期累計(4〜12月期・3Q)連結業績は、売上高が前年同期比8.8%増、営業利益が同27.9%増、経常利益が同24.5%増、純利益が同2.5倍だった。ソフトウェア開発事業は公共サービス分野の好調に加えて、流通分野でクレスコ北陸(旧ソラン北陸)の完全子会社化が寄与して同8.1%増収だった。組込型ソフトウェア開発事業は車載関連の案件が減少したが、通信端末やカメラ関連の開発案件が牽引して同15.1%増収と好調だった。純利益は退職給付制度改定損失の一巡も寄与した。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比10.0%増の190億円、営業利益が同21.3%増の12.5億円、経常利益が同14.9%増の13.5億円、純利益が同70.8%増の7.6億円としている。ソフトウェア開発事業は公共サービス分野や流通分野が堅調であり、組込型ソフトウェア開発事業は通信端末関連の開発案件が好調な模様だ。マーケティングソリューション事業(沖縄センター)の譲渡も損益改善に繋がる。

 IT投資は引き続き高水準に推移することが予想され、来期(14年3月期)は消費税率引き上げ前の駆け込み需要も期待されそうだ。重点戦略として、得意分野を持つビジネスパートナーとの企業間連携などを推進しており、中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、12月14日に筆頭株主のイワサキコーポレーションが買付(政令で定める「買い集め行為」に該当、買付日12月17日)を発表したことも刺激材料となり、12月28日に昨年2月の戻り高値に並ぶ688円まで上昇した。その後は上げ一服の展開だが、足元も概ね630円〜650円近辺の高値圏で堅調に推移している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。2月12日の終値639円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円41銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は3.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS707円87銭で算出)は0.9倍近辺となる。

 週足チャートで見ると戻り高値圏でモミ合う展開だが、日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなって、短期モミ合いから上放れのタイミングが接近しているようだ。指標面には割安感もあり、今期好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。11年3月の高値747円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

>>クレスコのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】トンネル補修の北野建設、第3四半期発表に期待

狙い場・買い場 北野建設<1866>(東1)は、決算発表に対する期待感から注目したい。昨年11月半ばから建設株は10年間で200兆円のインフラ整備との国土強靭化計画に対する期待感から上昇したが、同社の場合、まだ相場を出し切った感がなく、今3月期第3四半期決算に対する期待感があり注目したい。

 中央自動車道・笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故の発生に伴い、トンネルの補修などインフラの整備に対する期待感が高まる。同社は長野地盤で長野県には立峠、五里ケ峯、八風山、太郎山、恵那山などトンネルがあり、地元業者に受注機会が増えると予想される。

 足元の業績、9月中間期売上高は266億7400万円(前年同期比27.4%増)、営業利益は4億4400万円(同9500万円の赤字)と黒字転換着地と好調。13日発表予定の第3四半期決算も期待が持てる。PBR0.77倍と割り負け、配当利回り3.48%と利回り妙味もソコソコあり見直される可能性は高い。13週移動平均線がサポートしており、中長期でも狙えよう。(株式評論家・摩周湖)
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2013年02月12日

【狙い場・買い場】窓埋め途上のプリマは業績再上ぶれ期待を背景に下値妙味

狙い場・買い場 プリマハム<2281>(東1)は、今年1月25日の今3月期第3四半期(3Q)の好決算観測報道で、窓を開けて昨年来高値186円まで急伸して窓埋めの調整中だが、その3Qの高利益進捗率業績からは、期末にかけて昨年10月に続き3月通期業績の再上方修正期待も高まる方向にあり、下値は低位値ごろ割安株買いが再燃する可能性がある。株式市場へは、個人投資家中心にニューマネーが大挙流入しており、より低位値ごろ株シフトが高まると観測されていることもフォローとなりそうだ。窓埋め後は、1月高値抜けから2008年11月高値210円を目指す展開が想定される。

 同社の3Q業績は、観測報道通りに前年同期比0.9%増収、3%営業増益、8%純益増益、6%純益減益となり、営業利益は、4年連続の過去最高更新となった。また3Q利益は、昨年10月に上方修正した3月通期の年間業績に対して営業利益はすでに4億6300万円、経常利益は4億3400万円、純利益は9700万円それぞれ上回っており、期末にかけて10月の上方修正値(純利益43億円)を据え置いた3月通期業績の再上ぶれ期待につながっている。

 加工食品事業本部のハム・ソーセージ部門では「香燻ウインナー」などの重点商品を拡販して歳暮ギフトも前年を上回り、加工食品部門では、コンビニ向け食品が堅調に推移し、鍋物商材も好調に伸び、生産性向上によるコスト削減や販管費抑制が加わったことなどが、3Qの好決算要因となった。

 株価は、1株純資産水準での下値もみ合いから上放れ、つれて信用買い残もこの2カ月で100万株強積み上がった。当面はこの整理進捗で窓埋めの調整が続こうが、株価水準そのものは、2008年高値210円から東日本大震災直後につけた75円安値までの調整幅の3分の2戻しレベルにいる。PER8倍台の割安修正で全値戻しに再発進しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
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【狙い場・買い場】トレジャー・ファクトリー、3Q好調受け今2月期上振れの可能性

狙い場・買い場 トレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)に注目したい。関東圏を中心に総合リユースショップや服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。今期(13年2月期)業績に上振れの可能性もあり、株価は上値を試す展開が期待されるだろう。

 第3四半期累計(3〜11月期・3Q)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比12.2%増、営業利益が同16.3%増、経常利益が同12.3%増、純利益が同28.1%増の増収増益だった。新規出店(総合リユース業態3店舗、服飾専門リユース業態4店舗)も寄与して、衣料・服飾雑貨が同25.8%増収(直営店)と好調だった。利益面では販管費が増加したが、一般顧客からの仕入れ増加も寄与して全社の差引売上総利益率が同1.3ポイント上昇した。

 通期見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比14.2%増、営業利益が同7.1%増、経常利益が同3.7%増、純利益が同14.7%増としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が71.4%、営業利益が82.2%、経常利益が82.7%、純利益が84.7%で、利益面の進捗率が高水準である。原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売の抑制などで売上総利益率が改善傾向を強めており、新規出店効果なども考慮すれば上振れの可能性があるだろう。

 月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年1月は全店が109.4%、既存店が98.9%だった。中旬の大雪の影響などで既存店は前年を下回ったが、概ね順調と言えそうだ。エコ意識の高まりなどでリユース市場が拡大しており、出店エリア拡大や新規出店加速などで中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、年初に水準を切り上げて1月15日には戻り高値となる1125円まで上昇した。今期好業績見通しを評価する動きだろう。その後は上げ一服の展開だが、戻り高値圏で推移して足元では短期調整一巡感を強めている。2月8日の終値1080円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS123円50銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS630円60銭で算出)は1.7倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線をサポートラインとして上伸し、また週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して水準を切り上げている。850円近辺での下値固めが完了し、トレンド好転を確認した形だろう。今期業績に上振れの可能性があり、好業績見通しを評価して昨年8月28日の高値1258円も視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:25 | 注目銘柄
2013年02月10日

【狙い場・買い場】福島県で冠婚葬祭を展開のこころネット、好業績で低PER

狙い場・買い場 主力の輸出関連が円安進行一服で物色の矛先は、直近IPOに向かうと予想される。まもなく東日本大震災から2年を迎えることから、福島県で葬祭や石材の卸・小売り、婚礼など展開する、こころネット<6060>(JQS)は、外部環境の影響を受けにくい好業績の割安株として見直される可能性が高い。

 足元の業績、5日に発表された今3月期業績は売上高が82億6800万円(前年同期比6.6%増)、営業利益が8億9100万円(同5.4%増)、経常利益が9億6300万円(同7.5%増)、純利益が4億2200万円(同23.4%減)だった。営業利益は年計画に対する進捗率が94.1%と順調に推移。来3月期純利益は減損特損がなくなり大幅増益が観測されている。

 株価は、昨年4月の上場時の高値1050円を1月22日に上回り1066円と買われた後もみ合っているが、今秋開始の介護事業(サービス付き高齢者向け住宅)に対する期待感があるほか、今期予想PER6倍台・PBR0.56倍と割安感がある。配当利回りも2.97%と利回り妙味もソコソコあり、好狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:24 | 注目銘柄
2013年02月08日

【狙い場・買い場】住友電設は下値の固さ目立ち割安感から需給妙味を発揮も

狙い場・買い場 住友電設<1949>(東1)の8日の終値は1205円(39円安)。日経平均の200円安など、全体相場の調整を受けて一時1200円を割ったものの、切り返す強さを見せた。第3四半期決算は2月1日に発表済みで、同時に今3月期の予想を増額修正し、予想1株利益は従来予想を約12%引き上げて126円43銭に見直した。PERは9倍台で割安感が強い。信用残には需給妙味があり、中期的に1500円台を想定したいところだ。

 業績予想の増額要因は、主に海外での受注増加に加え、為替が大幅な円安にシフトしたことなど。メガソーラー発電の効率監視システムなどが好調で、電力買い取り制度の恩恵銘柄でもある。株価が高値圏のためか、信用売り残が多く、買い残を上回る状態。これだけをみると、弱気筋が多いことになるものの、株価が強い場合は一転、買い戻しの原動力に転じて株高支援要因になる。(ステルス)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 18:26 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】東京デリカは連続最高純益を見直し25日平均線からの再発進近い

狙い場・買い場 東京デリカ<9990>(東1)は、25日移動平均線水準の1000円台下位で中段もみ合いを続けている。上昇第3波の再発進が間近と観測され、もみ合い場面は下値買い妙味を示唆している。今3月期純利益が、連続の過去最高更新を予想、このバリュー株買いに加えて、東証1部指定替え銘柄関連、東京スカイツリー関連などの人気テーマの先駆株実績も再評価される可能性があるためだ。

 同社株は、昨年3月に東証第1部指定替え承認(上場日は3月16日)で980円高値まで300円高して上昇第1波を形成、この高値水準で株式売出しを発表したことで585円まで往って来いとなって第1波が終了した。ところがこの安値で株式売出しを中止し、これに東京スカイツリーの付帯商業施設・東京ソラマチへの新規出店、今3月期業績の上方修正、同じメンズバッグ・トラベルバッグ関連の2社の株式取得などが相乗して昨年来高値1319円まで上昇幅を倍化して第2波に拍車を掛けた。しかし、この高値で発表した今期第3四半期決算が、ほぼ昨年10月の上方修正ペースで着地したことから、材料出尽くし感を強めて上昇幅の半値押し水準まで調整した。

 この半値押し水準は、今期純利益が18億9500万円と連続過去最高更新、配当も25円(前期実績20円)と増配を予想していることからPER評価で10倍台と下げ過ぎを示唆している。とくに昨年9月に株式を取得し子会社化した2社は、メンズバッグ・トラベルバッグの企画・製造、卸売りなどの売れ筋商品で高実績を上げているだけに、この寄与から期末にかけての業績再上ぶれ期待も高まり、より割安感が強まる展開も想定される。

 株価は、25日移動平均線水準で2カ月間の調整を続け、値幅・日柄調整も十分でエネルギーを蓄積、昨年来高値キャッチアップから上昇第3波に拍車を掛けよう。(本紙編集長・浅妻昭治)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:25 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】住友系物色が追い風に住友ゴムの出番

狙い場・買い場 住友ゴム工業<5110>(東1)は、来週14日(木)に12年12月期決算の発表が予定されている。7日の東証1部市場では、自動車株ではマツダ<7261>(東1)が業績回復を好感し、連日高値と堅調。住友電設<1949>(東1)が高値更新。住友ベークライト<4203>(東1)が続騰するなど、住友系が決算発表を機に騰勢を強めており、住友ゴム工業も同様に上値を伸ばすと期待される。

 足元の業績、12年12月期売上高は7050億円(前の期比4.2%増)、営業利益は670億円(同24.2%増)、経常利益は610億円(同22.2%増)、純利益が320億円(同12.7%増)と連続最高益更新を見込む。トルコなど新興国の開拓で、13年12月期も最高益更新と観測されており、14日に発表が予定される13年12月期業績見通しに対する期待が高まる。前期予想PERでも10倍台と割高感はなく、信用取組倍率0.44倍の好需給が下支え、一段高へ進む可能性が高く、狙い目となろう。(株式評論家・摩周湖)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:01 | 注目銘柄

【狙い場・買い場】上値追うミルボン、過熱感ない、今12月期も増収増益

狙い場・買い場 ヘアケア用剤や染毛剤など業務用ヘア化粧品が主力のミルボン<4919>(東1)に注目したい。好業績を評価する形で株価は上値追いの展開が期待されるだろう。

 1月23日に発表した前期(12年12月期)連結業績は、売上高が前々期比6.6%増、営業利益が同5.1%増、経常利益が同5.3%増、純利益が同7.7%減となり、売上高、利益とも計画を上回った。受取保険金の特別利益が一巡して最終減益だったが、新製品投入効果などで主力のヘアケア用剤が同6.4%増収、染毛剤が同10.4%増収と好調に推移し、新製品販促費の増加などを吸収して営業増益だった。

 今期(13年12月期)見通しは、売上高が前期比5.5%増、営業利益が同6.6%増、経常利益が同6.0%増、純利益が同14.6%増の増収増益見込みとしている。引き続き主力のヘアケア用剤や染毛剤が順調に推移する見込みだ。取引先美容室では利用者の約5割を30代と40代が占めるようになり、年間利用額の増加が顕著な模様である。また海外の米国、中国、韓国も順調な模様である。中期的にも収益拡大が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、短期的な調整を挟みながら水準を切り上げる展開が続き、足元では07年11月以来となる3000円台に乗せた。2月4日と6日には昨年来高値となる3065円まで上昇している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。7日の終値3025円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS177円06銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間66円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1478円02銭で算出)は2.0倍近辺となる。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺がサポートラインとなって強基調の展開である。テクニカル面での過熱感はなく、今期好業績見通しを評価して、短期調整を挟みながら上値を追う展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)
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