先般、『東洋経済オンライン』サイトで、『就職四季報』掲載企業の統計によると、女性の新卒採用では、一般職の採用人数の絞り込みがきつく、総合職のほうが入りやすい場合もあり、女子学生の就活は、総合職を軸に考えざるをえない時代になっているのではないか、との指摘がなされていた。一方、いろいろな統計を見ると、最近の20〜30歳代では「妻(となる人)には働いてほしい」という男性が増えているという(その代わり、家事・育児はある程度、手伝う(手伝っている)男性も増えているようだ)。
派遣やフリーターなど、収入が不安定な男性が増えていることや、正社員やエリートでも、いつリストラや倒産に遭うか分からない懸念のある時代だからだろう。最近では、不況による夫の収入減のため、専業主婦だった妻が求職活動をするケースが増えているとの報道もあった。
ある統計では、「妻には働いてほしい」という男性の割合より、「専業主婦になりたい」という女性の割合のほうが多いそうだ。単純に計算すると、専業主婦希望の女性の何割かは、希望に反して働き続けなければならない、ということになる。
しかし働く女性が増えれば、購買力も上がるということで、関連ビジネスを行なう企業もにぎわうことになる。おもに女性向けビジネスを行なっている企業の優良銘柄を探してみた。
★ドクターシーラボ
ドクターシーラボ<4924>(東1)は皮膚医学に基づくスキンケア化粧品などの企画・販売を行なっている。今期2009年7月期連結業績予想は、売上高248億2000万円(前年比14.8%増)、経常利益45億1000万円(同18.0%増)、純利益25億円(同18.8%増)と、2ケタ増収増益を見込んでいる。『会社四季報』には、次期2010年7月期も増収増益との予想値が出ている。
今期末(通期)配当金は2700円予想。16日終値14万9700円で利回り約1.8%の計算となる。1月中間末には株主優待「1株で1万円相当の自社製品セット」などを実施予定。利回り6.7%の計算となる。
チャートは2月20日につけた年初来安値13万9100円からのリバウンド局面。3月につけた戻り高値16万円ラインを狙う。単位1株の売買しやすさも魅力だ。
★サマンサタバサ ジャパン リミテッド
サマンサタバサジャパンリミテッド<7829>(東マ)は『サマンサ タバサ』ブランドのバッグなどの、企画・販売を行なっている。ひところはヒルトン姉妹などセレブを起用した宣伝が当たり、銘柄としても人気化していた。今期2010年2月期連結業績予想は、売上高296億7200万円(前年比4.6%増)、経常利益7億1600万円(同952.9%増)、純利益2億3200万円(前年は22億8800万円の損失計上)。
今期配当金は8月中間と2月期末それぞれ800円の年間計1600円予想。16日終値(ストップ高)3万2600円で、利回り約4.9%の計算になる。また、株主優待として、期末株主を対象に自社商品の優待特別価格販売会を行なう。
チャートは3月12日につけた上場来安値2万3900円を底に、反発。凸凹しながらもジリ高トレンドとなっている。まずは次のフシ4万円ラインを目指す。PERは5.75倍と割安。単位1株の売買しやすさも魅力だ。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。























「理論家は弱気」という極め付けは、兜町の不文律として長く言い伝えられてきた。かつて大量推奨販売方式、シナリオ営業が華やかだったころには、理論家集団の代表だった証券各社の調査部は、その弱気相場観測のために、証券各社の腕力相場に水を差しかねない邪魔者呼ばわりをされたことさえある。その両者のよって立つ相場感からすれば、無理からぬところである。株価変動要因は、「中期はファンダメンタルズ」、「短期は需給」といわれている。相場スタンスをファンダメンタルズに置くか、需給を重視するかによって当然、営業マンと調査マンの強気、弱気の相場感の違いが生まれてくるからである。











