■79円まで下落したのはなぜか!?消費者金融大手、アイフル<8515>(東1)が安値更新を続けている。3月13日終値で遂に79円まで下落、3年前まで1万円以上の株価であったことが信じられない株価となった。これはなぜなのか、昨今、同社周辺でささやかれている3月危機説を含めて検証してみる。
同社は昨年2月1200億円の資金調達を実施し、これで同社につきまとっていた信用不安が和らいだかに見えた。しかし、調達額のうち700億円がユーロ円建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(転換社債)であったことで、既存株の希薄化懸念から株価は2000円どころから下げ半値水準となった。
さらに昨年9月のリーマンショック以降、貸金業法の施行を前にした与信厳格化で収益の激減もみられ、株価はさらに半値の500円程度まで急激に下落した。そして、この1週間には、転換期限を1年残し大量に株式に転換され、売却が進んだ結果、株価は79円となった。
■新規顧客承認率が急激に低下
同社債務状況を見ると、連結有利子負債は1兆円超、1年以内返済予定の債務は4276億円と膨大で、現在の金融情勢から考えると新規調達は無に等しいほど難しい。加えて、厳しい法改正を迎える貸金業界では尚更だ。
アイフルがここ最近、何度も更新しているHP上のQ&Aを見ると資金繰りには問題無いように思われるが、1年以内返済予定の債務4276億円の返済には疑念がある。昨年12月の新規顧客承認率は同業大手が30〜50%を維持したのに対し、同社の承認率は7%と極端に低い。これは資金繰りが悪いために貸付をほとんど行っていないことの現われともみえる。同社は「手元現金1200億円(12月末時点)、未使用枠のコミットメントライン700億円で1,900億円、月々の元本入金が500億円程度あるので、資金繰りに問題は無い」と説明しているようだが、あくまでも格付けが維持された場合だ。
■格付け機関の「格下げ」の意味するものとは・・
前週のムーディーズに次いでS&Pも3月13日格下げを検討すると発表した。両格付け機関がもう1ノッチ格下げすればアイフル債はジャンク債となる。両格付け機関は、格下げの方向でウォッチを続けており、3月末までに格下げになる可能性が高いという。
もう一つの懸念点は、「過払い」が高止まりしていることだ。同業の武富士は第3四半期に過払い引当金を2100億円程度積み増し、貸金業法本施行後の3ヵ年の中期計画を発表したが、その際、アイフルの担当者が「こんな中計は甘い、当社は違う」と評するのを聞いたアナリストが同社の中計を尋ねたところ、言葉を詰まらせる一幕があったという。
武富士は2100億円の引当金を積み増した後の自己資本比率は18%弱だが、アイフルが同レベルまで引当金を積み増せば自己資本比率は限りなく0に近づくことになり格下げが必死だ。そうなれば、間違いなく現在の有利子負債の9割が財務制限条項に該当し、ウエーバーに応じる金融機関などなくなる。頼みの綱、住友信託銀行といえども「赤字」では債務者区分を引き下げなければならないから、破綻債権となり融資には到底応じられないだろう。
監査法人としては、監査の甘さを追及されたくないだけに、3月末引当金の積み増を迫ることは必至と見ている(監査法人トーマツ関係者)。万一、全有利子負債の9割が財務制限条項に該当となれば、クロスデフォルトが発生、手のつけられない状況になる。当然、決算短信にはいわゆるゴーイングコンサーンの記載となり、選択肢は破産か会社更生法か、2つに1つに絞られる。
最近ではトーマツのアイフルチームで「アイフル破綻の準備資料を作成中」(関係者)とのウワサもあると言われている。「アイフル3月危機説」の根拠は以上の通りだが、とどのつまり「火のないところに煙は立たない」といったところか・・・。
























■株の持つ先見性が発揮され始めてきた
「すべての道はローマに通ずる」といわれるが、現在はすべてが「ローマ」ならぬ「選挙」に通じているようである。東京中央郵便局の再開発見直し発言も、大票田の全国特定郵便局長会を多分に意識してメッセージされているようであるし、民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書逮捕も、なお真相究明を待たなくてはならないが、支持率逆転を期待する政治臭がフンプンである。
最近、電車で20代前半くらいの女性どうしの会話が耳に入ることがあった(大きな声なので、聞こうとしたわけではなくて聞こえたのだ)。そのなかで「マック(マクドナルド)で500円以上は出したくないよね〜」と言っていた。








