1株利益の減少が目立ち業績面から
手が出し難い動きこの1週間(9〜16日)の相場は軟調な動きだった。指数などは軒並み下落した。とくに、NYダウの3.6%下落、TOPIXの4.4%下落に比べ日経平均の下げが6.8%と大きかったのが目立った。
これは昨年末から年初に大きく上昇した外需関連が調整となったことがある。特に、コマツ、シャープが2ケタの下落率となったことが響いている。シャープは外需関連と同時に太陽電池関連の人気でも買われていた。この中でトヨタ自動車の下落率が1.9%と、NYダウの下落率(3.6%)より小さい点は注目される。悪材料に鈍感となりつつあるといえる。
整理の進んでいるジャスダックなど新興銘柄に物色の芽
日経平均の1月7日(水)の高値9325円からだと下落率は11%台に達し、調整としてはほぼ一巡感がある。仮に、来週、安いところがあっても下ヒゲ足となるだろう。
来週以降の物色は常識的には、20日にスタートするオバマ新政権に関連したエネルギー、環境といったところだが、かなり先食いしている。このため、一時的に買われても長続きしない可能性がある。売買単価が700円を割る水準まで低下、物色の流れは低位の材料株へ向かっている。また、ジャスダック平均の堅調なことが物語るように、整理の進んでいる小型銘柄の中で業績の良い銘柄が買われる可能性もありそうだ。1部市場での1株利益が515円まで減少し、500円割れの可能性も出ているため1部市場は業績面から手が出し難くなっている。
●データで見るこの1週間の動き
| 2009.01.09 | 2009.01.16 | 比較 | |
|---|---|---|---|
| 日経平均(円) | 8,836 | 8,230 | ▼6.8 |
| TOPIX | 855 | 817 | ▼4.4 |
| JQ平均(円) | 1,100 | 1,091 | ▼0.8 |
| 大型指数 | 863 | 819 | ▼5.0 |
| 小型指数 | 1,259 | 1,237 | ▼1.7 |
| 売買高(億株) | 18.9 | 19.2 | △1.5 |
| 売買単価(円) | 730 | 688.0 | ▼5.7 |
| 1株利益(円) | 525.9 | 515.0 | ▼2.0 |
| 時価総額(兆円) | 280.8 | 269.0 | ▼4.2 |
| PER(倍) | 16.8 | 15.9 | |
| 利回り(%) | 2.46 | 2.63 | |
| PBR(倍) | 1.00 | 0.95 | |
| NY(ドル) | 8,599 | 8,281 | ▼3.6 |
| 上海 | 1904861 | 1,954.438 | △1.0 |
| トヨタ(円) | 3070 | 3,010 | ▼1.9 |
| 新日鉄(円) | 306 | 285 | ▼6.8 |
| 三菱商事(円) | 1342 | 1,257 | ▼6.3 |
| 野村HD(円) | 728 | 656 | ▼9.8 |
| 東京電力(円) | 2760 | 2,770 | △0.3 |
| 日本郵船(円) | 547 | 498 | ▼8.9 |
| 三菱東京UFJ(円) | 561 | 523 | ▼6.7 |
| 東武鉄道(円) | 506 | 495 | ▼2.1 |
| 鹿島(円) | 279 | 266 | ▼4.6 |
| 積水ハウス(円) | 820 | 765 | ▼6.7 |
| 日清粉G(円) | 1042 | 984 | ▼5.5 |
| JT(円) | 305000 | 277,300 | ▼9.0 |
| ダイワボウ(円) | 339 | 350 | △3.2 |
| 東レ(円) | 438 | 424 | ▼2.7 |
| 三菱ガス化(円) | 388 | 382 | ▼1.5 |
| 博報堂DY(円) | 4380 | 4,250 | ▼2.9 |
| 武田薬品(円) | 4470 | 4,310 | ▼3.5 |
| 住友金属鉱山(円) | 994 | 900 | ▼9.4 |
| コマツ(円) | 1238 | 1,067 | ▼13.8 |
| シャープ(円) | 827 | 731 | ▼11.6 |























先日、日本映画『ハンサム☆スーツ』を見て、ビックリした。映画に協賛しているとはいえ、作品中に「よ・う・ふく〜の青山〜♪」と、コマーシャル映像が入っているのだ。それと、青山商事の店舗でのロケ撮影のシーンあり、(たぶん)社員さんがエキストラで出ていたり。映画にこんなに宣伝(っぽい)映像が入っているのは、あまり見たことがないので驚いた。青山商事側の強力な協力体制(シャレではないが)がうかがえて、すごいと思った。というわけで、「スーツ」銘柄。(2009/01/15 株マニ)
就任を20日に控えているのに、早くもオバマ歓迎相場は、黄色信号が点滅している。歓迎相場に相乗りした投資家全員が、無事に交差点を渡り切れるかどうか、交差点の真ん中に取り残される投資家の心配をしなければならないほど、相場は先取り、先取りで動き、変わり身も速い。すでに株価は、年末年始のオバマ歓迎の上昇相場を帳消しにし、為替も1ドル=90円割れと急速な円高である。
悪材料出尽くしで新大統領へバトンタッチ

また、民間調査機関の富士経済(東京・中央)は国内のバイオマス(生物資源)関連市場の規模が2015年度に07年度比5.4倍の3817億円に拡大するとの調査結果を明らかにしており、需要は確実に拡大する見通しで、オバマ政権誕生が後押しし、今後バイオエタノール関連は折に触れ物色される可能性は高まりそうだ。
2008年相場は5〜7月頃までは堅調だったが、アメリカの金融不安の影響が製造業の代表であるGMなどビッグスリーの経営不安にまで波及。しかも、オリンピック特需の一巡も追い打ちとなって、世界の景気は急速に後退した。トヨタ自動車の赤字転落が象徴的だった。世界の政策当局は一斉に金利下げ、公共投資増加など景気テコ入れに乗り出した。これを、「効果ありと見るか」、「効果なしとみるか」、が2009年相場のポイントとなるだろう。もちろん、目に見える形での効果発現には時間がかかるとしても、「兆し」だけでも見えれば相場は先取りを始めるはずだ。5人の株式評論家に2009年の展望を聞いた。
ざっくり言えば、09年の日経平均は6000〜8000円の動きではないか。まず、足元は1月20日のオバマ新政権誕生までは歓迎ムードというか、成り行きを見るというか、売りも買いも手控えだろう。
前半は企業業績への不安で横ばいだろう。後半には景気、企業業績に少しは明るさも予想され日経平均は1万〜1万1000円と見ている。
前半安、後半高のパターンではないかとみている。安値は7100円程度、高値も1万円程度と、あまり大きな動きではないと思われる。1月は大きい行事が控えている。5日には日本の国会が始まる。20日にはオバマ新政権が正式に誕生する。特に、1月後半になれば、3月期決算の第3四半期決算が出始める。
後半は正直分からないが、前半にひと山ありそうだ。1万500〜1万1000円はあるのではないだろうか。ひとことで言えば、2007年、2008年の下げに対するリバウンドと、「これ以上は悪くならないだろう」という期待だ。
2007年12月28日(大納会)と、2008年12月30日(大納会)の主な指標を比較した(下表参照)。軒並み大幅下落となった。その中での特徴は、「外需関連の下げが大きかった」ことである。これに対し、内需関連も下げてはいるが、外需に比べると比較的下落率は小さかった。
2009年はこうした、「2008年の現象と原因」で見るならば、外需が回復するかどうかにかかっている。なぜなら、内需関連はそれほど多くは期待できないからだ。少子高齢化で国内需要は減退方向にある。競争ばかりが激しくなっている。それでも2008年に内需関連を物色したのは、外需関連を買うことができないから、やむなくホコ先が向いた。09年も外需関連が期待できないようなら、内需関連を物色する動きは続くだろう。
100円以下が3銘柄に増加








