「米国のサブプライムローン問題に端を発する・・・・」とは、現在、最先端の枕詞である。このフレーズから始めれば、景気後退も株安も原油価格のピークアウトも、何もかもすべて説明がつきどこからも異論が出ない。上場企業サイドでも業績を下方修正しようと、減配、無配転落しようと、ついには民事再生法の適用を申請して経営破たんしようと、この枕詞が一種の免罪符のようで、罪一等を減じられる呪文のようにさえなっている。先日、経営破たんした新興不動産株の黒字倒産した言訳のリリースのなかにも、サブプライムローン問題で傷付いた外資系ファンドの資金引き揚げに遭って、資金繰りが急速に悪化、期末の決済資金調達にメドが立たなくなった経緯が縷々綴られていた。福田前首相ではないが、まるで「他人事」のようにトバッチリ、不可抗力を言外に臭わせているようで、ゲーム感覚で会社経営をしていたのかと開いた口が塞がらなかった。
上場企業の倒産は、9月は26日までですでに月間6社を数えた。1月からは累計18社で、29日が企業倒産の特異日、危険日だそうだから9月の月末までさらに増えるのかどうかはともかく、これだけの体たらくを簡単にお決まりの枕詞だけで許していいのか厳しく問われる必要がある。
もちろん「米国がクシャミをすれば日本は風邪を引く」といわれるリカップリング(連動性)は健在である。米国が、クシャミどころか「全治10年」の重病に陥ったのだから、日本も風邪ぐらいで済めばともかく肺炎、さらには病院の集中治療室に入院する心配までしなくてはならないのかもしれない。
ところがこのリカップリングで逆に、病院のベッドから床離れする銘柄が出てきた。中国関連の電炉株である。米国景気の後退にはデカップリング(非連動性)とされていた中国の景気も、北京五輪景気の一巡も響きやや雲行きが怪しい。このため中国に買い負けしていた主原料の鉄スクラップ価格が下降に転じて、電炉各社の業績を押し上げる結果となった。前期から今期第1四半期決算まで、業績の下方修正続きで入院中だった電炉株が東京製鐵(5423)、合同製鐵(5410)と一転して上方修正に転じてきたのである。主力株人気とはならないまでも、共英製鋼(5440)、大和工業(5444)、東京鐵鋼(5445)、大阪製鐵(5449)、中部鋼鈑(5461・名1)ともども、病み上がりの逆行高に期待してみたいものである。
浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。























スウェーデン系のカジュアルウェアブランド『H&M』(ヘネス・アンド・モーリッツ)が日本に上陸。東京・銀座に1号店を、13日オープンした。
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産地・製造年月日偽装、使いまわし、さらには基準値を超える不純物や残留農薬、毒性物質の混合など、「食」に対する信用・安全を脅かす事件が相次ぐ昨今。警察庁のまとめによれば「食品の安全」に関わる事件は過去最悪だった昨年を既に上回るペースで増加しているとのこと。

コンパクト・シティとは、「小さい」、ことを意味しているのではない。「買い物、文化的な活動など、地域一帯が快適さを共有できる街にすることがコンパクトシティの目標です」(青森市都市政策課広報担当者)。
こうした個人投資家のニーズに応えて、大和証券が8月8日(金)から夜間取引を開始する。「ダイワPTS」と呼ぶサービスで、PTSとは=Proprietary Trading Systemの頭文字を取ったもので、私設取引システムの意味。以前は、仲介者である証券会社は注文をすべて取引所に出さなくてはいけない、取引所集中義務があった。それが、1998年12月に撤廃され、私設取引が可能となった。既に、ネット証券が先行しているが、この度、大手では初めて大和証券がサービスを始める。しかも、手数料は「無料」。特徴などについて、大和証券広報担当の渕ノ上亮次課長代理に聞いた。








