後期高齢者医療制度を巡って、にわかにかまびすしくなっているのがあのライオン丸の「小泉改革」の是非論争である。かつての「改革なければ成長なし」などと賛美論一辺倒だったのが格差拡大、弱者切り捨てなどと反撃が厳しい。この小泉改革の一環で、やはり槍玉にあがって廃止された一つに旧石油公団がある。無資源国日本の自前石油開発の本丸、エネルギー・セキリティー確保を大義に設立されたが、杜撰な財務処理や巨額の不良債権、さらに安易な開発プロジェクトの乱立などが、当の所管の通商産業大臣からさえ指弾される始末で一億総スカンとなった。
しかし、国際石油情勢が現在のように緊迫していたら、果たしてすんなり廃止されたかどうかはいさささか疑問にはなる。廃止の前段となる1980年代以降は、石油需給は超緩和、石油価格も大幅に下落しており、現在の原油先物(WTI)価格が、1バーレル=130ドルを超えて史上最高値を更新する情勢からはまさに隔世の感が強いからである。当時は、エネルギー・セキリティーの確保は、マーケットに任せておけば問題がないとの極論さえ聞かれたのである。
その廃止された石油公団の保有資産の処理策として株式が上場されたのが、石油資源開発(1662)と国際石油開発帝石ホールディングス(1605)で、その後も両社は石油公団が保有していた石油開発会社の株式を複数取得している。両社のうちどちらが直系で、どちらが傍系かの議論はひとまず置くとして、両社の株価動向からもう一つの「小泉改革」の是非を占ってみるのも一興となりそうだ。
浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。























中国四川省で5月12日、大規模な地震があった。14日現在、国営新華社などの報道によると、2万3000人以上が生き埋めになり、死者は1万2000人を超ているという。8月に北京オリンピック開催を控え、気の毒というほかはない。日本政府は13日現在、テントや毛布などの援助物資と資金、合わせて5億円相当の緊急支援を実施することを明らかにしている。今後、要請があれば、医療などの人的支援も行なう用意があるという。
実用化に向けて着々と研究開発が進む燃料電池は、自動車用、一般家庭やビルで使用する定置用、携帯電話やノートパソコンなどで使用するモバイル用と、広範囲な分野で利用することが可能で、水素の取り出し方や電解質の違いになどによって、様々な方式が開発され、現時点では自動車用は水素ガスを燃料とする方式、家庭用は液化石油ガス(LPG)や灯油を燃料とする方式、モバイル用はメタノールを直接燃料とする方式が開発の主流で、究極の地球温暖化防止策として、今後の開発成果が期待されている。



この4月からメタボリック(内臓脂肪)症候群を予防・改善するための特定健康診査・特定保健指導が開始されている。特定保健指導は国民健康保険組合や企業の健康保険組合などの医療保険者が、40から74歳の被保険者や被扶養者を対象に実施する。具体的には、生活習慣病を防ぐために、健康診査(腹囲や血圧などを調べる)とその結果に基づいて保健指導(医師や管理栄養士等が面接し、食事や運動量を指導)が義務化される。
太陽電池は使用する材料によって、様々なタイプが開発、量産されています。現在の主力は、シリコンウェハーをスライスして作る結晶型太陽電池です。発電効率の高さが特徴ですが、シリコンの使用量が多いため高コストになることが欠点とされています。原料となる多結晶シリコンは半導体用が主用途であり、太陽電池用の供給が不足して調達難となっているうえに、価格も高騰しています。多結晶シリコンの供給は、世界では米ヘムロックや独ワッカーが大手で、これに国内のトクヤマ、三菱マテリアルなどが続いています。


政府が3月1日、米英とともに創設する地球温暖化対策のための多国間基金について、3年間で1000億―2000億円を出資する方向で検討に入ったとしており、日米英を合わせた資金規模は総額5000億円程度と、気候変動対策目的の基金としては世界最大となる。スペインなど他の先進国も支援に前向きとみられ、7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)での最終合意に向け、調整が本格化する模様で、多国間基金の創設は、風力・太陽光といった環境に負荷の少ない発電技術などを途上国に普及させるのが狙いという。









