「安値で出る悪材料は買い」のようである。先週の新日本製鉄(5401)とトヨタ自動車(7203)の株価推移をみると、この相場セオリーは正解だったことになる。日本経済新聞が、相次いで両社の2009年3月期の業績が2割減益になると観測報道、株価急落を覚悟したのに、あにはからんや、悪材料織り込み済みで株価は反発してしまった。株式市場の目下の懸念材料は、いよいよ本格化する3月期決算の動向と米国の金融不安の行方だった。しかし、とりあえず決算動向は新日鉄、トヨタの株価反応をみる限り心配は必要ないということになる。むしろどんどん減益銘柄が出て、悪材料が好材料に転換することを期待したいくらいの皮肉な結果となった。これは国内市場ばかりではない。米国でも、先週末にシティグループが赤字決算を発表したのに、赤字幅が市場予想ほど悪くないとして大幅上昇した。
しかし、新日鉄は本当に買いなのか?新日鉄が、男性的なセリング・クライマックスのあとに、いわゆる底打ちの「コツン」が聞こえて、急反発に転じたなら説得力のある買い指示と納得できる。しかし個人的な印象からすれば、ズルズル下げて、ズルズル戻し、自律的な力強さにはほど遠いと感じられるのである。
ボクシングでいうクリンチである。リングの中央で売り方と買い方がもつれてももたれ合い、どちらもクリーンパンチをヒットできずにいる。レフリーが一度、両者の間に分けて入って、売り方に力が残っているのか、買い方が勢いを取り戻しているのか改めて「ファイト」を命じて判定してくれれば分かりやすいのである。
新日鉄の3月期決算の発表は、今週金曜日、25日の午後1時である。第2ラウンドのゴングが鳴ってから投資態度を決めても遅くはならないだろう。
浅妻昭治(あさづま・しょうじ)
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。
株式評論家/日本インタビュ新聞社 編集部 部長
1942年生まれ、神奈川県川崎市出身。証券専門紙で新聞と雑誌のキャップを務め、マーケット及び企業の話題掘り下げ取材には定評がある。長く、旧通産省の専門紙記者クラブに所属し、クラブの幹事として腕をふるった。現在、日本インタビュ新聞社の編集長として活躍。
























東京地方では、桜も散ったというのに、ここのところ寒くて、雨がちな天気が続いている。いわゆる菜種梅雨だろうか。行友李風の名作『月形半平太』のセリフ「春雨じゃ、濡れて行こう」を実践すると、たぶん風邪を引く。というくらい、寒い。
この4月からメタボリック(内臓脂肪)症候群を予防・改善するための特定健康診査・特定保健指導が開始されている。特定保健指導は国民健康保険組合や企業の健康保険組合などの医療保険者が、40から74歳の被保険者や被扶養者を対象に実施する。具体的には、生活習慣病を防ぐために、健康診査(腹囲や血圧などを調べる)とその結果に基づいて保健指導(医師や管理栄養士等が面接し、食事や運動量を指導)が義務化される。
太陽電池は使用する材料によって、様々なタイプが開発、量産されています。現在の主力は、シリコンウェハーをスライスして作る結晶型太陽電池です。発電効率の高さが特徴ですが、シリコンの使用量が多いため高コストになることが欠点とされています。原料となる多結晶シリコンは半導体用が主用途であり、太陽電池用の供給が不足して調達難となっているうえに、価格も高騰しています。多結晶シリコンの供給は、世界では米ヘムロックや独ワッカーが大手で、これに国内のトクヤマ、三菱マテリアルなどが続いています。


政府が3月1日、米英とともに創設する地球温暖化対策のための多国間基金について、3年間で1000億―2000億円を出資する方向で検討に入ったとしており、日米英を合わせた資金規模は総額5000億円程度と、気候変動対策目的の基金としては世界最大となる。スペインなど他の先進国も支援に前向きとみられ、7月の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)での最終合意に向け、調整が本格化する模様で、多国間基金の創設は、風力・太陽光といった環境に負荷の少ない発電技術などを途上国に普及させるのが狙いという。










