[特集]の記事一覧
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記事一覧 (03/22)【株式市場特集】歴史に名を残すことを目指すパウエルFRB議長に注目
記事一覧 (03/14)【特集】昨年来高値から下落率30%〜50%の超弱気銘柄のダメ押し場面に注目
記事一覧 (03/07)【株式市場特集】株式分割銘柄とバリュー株の高配当権利取りにフォーカス
記事一覧 (02/28)【株式市場特集】ロシアのウクライナ軍事侵攻で狙える銘柄とは?バーチャル系とリアル系へ
記事一覧 (02/21)【株式市場特集】リスクヘッジ銘柄として再度「金関連株」に注目
記事一覧 (02/14)【株式市場特集】業績を上方修正し割安水準に置かれた株主還元策発動銘柄に要注目
記事一覧 (02/07)【株式市場特集】インフレヘッジ関連の資源株、リターン・リバーサル期待のハイテク株が狙い目
記事一覧 (01/31)【株式市場特集】オミクロン型関連株にフォーカス!抗原検査キットなど中心にポートフォリオ組み立てがキモ
記事一覧 (01/24)【株式市場特集】歌会始のお題は「友」、住友グループ会社が有力株?
記事一覧 (01/17)【特集】東証2部株への「昭和」惜別投資をお勧め
記事一覧 (01/11)【特集】新たなバリュー株の「倉庫・放送関連」に追随高を期待
記事一覧 (12/27)【特集】3つのイベント「市場区分再編・ブースター接種・好業績」などの銘柄を厳しくスクリーニング
記事一覧 (12/20)【特集】安全資産の一角を形成する金関連株に再注目
記事一覧 (12/13)【特集】高配当銘柄に注目、個別事情を精査すると最適銘柄が浮上
記事一覧 (12/06)【特集】LNG関連株、石油関連株の資源株、地政学リスク関連株に注目
記事一覧 (11/29)【特集】利ザヤ拡大や運用環境の好転を享受する銀行・保険株などの金融株が浮上
記事一覧 (11/22)【株式市場特集】AI関連株は活躍の舞台が整い先取り余地
記事一覧 (11/15)【特集】木材・鋼材関連株、さらに究極の「インフレヘッジ」資産とされる金価格関連株に注目
記事一覧 (11/08)【特集】業績上方修正と増配株から「分配と株高の好循環」進行を想定して銘柄をセレクト
記事一覧 (11/01)【特集】舶用エンジン株と舶用機器株など海運周辺株をマーク
2022年03月22日

【株式市場特集】歴史に名を残すことを目指すパウエルFRB議長に注目

 今週の当特集は、期末に配当権利取り、配当の再投資も加わることから、キーパーソンとしてインフレファイターとして歴史に名を残すことを目指すパウエルFRB議長に注目することにした。実際に東京市場の連休中の前日21日に米国市場では、パウエル議長の大幅金利引き上げ示唆発言で、10年物国債利回りは一時、2.32%と2年10カ月ぶりの高水準となり、つれてNYダウは、201ドル安と6営業日ぶりに反落した。

 この長期金利上昇で利ザヤ拡大や運用環境が改善すると期待されるとすれば、金利敏感系のメガバンク株、生損保株をマークするところだろ。またこの3月期末は、昨年9月に昨年来高値をつけた主力株の高値期日到来となることからこの高値期日向かいの需給相場にも注目した。この二本足打法でジャンプアップできれば、秀吉並みに乱世相場に一区切りをつけることをなるかもしれない。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:01 | 特集
2022年03月14日

【特集】昨年来高値から下落率30%〜50%の超弱気銘柄のダメ押し場面に注目

 日経平均株価とともに前週9日に昨年来安値を更新して翌9日に急反発した日経平均株価採用の主力銘柄である。安値更新は29銘柄に達し、うちキリンホールディングス<2503>(東1)など4銘柄は、10日の反発のあと前週末11日に再び昨年来安値を更新したが、残り25銘柄は続伸するか小幅安にとどまった。いずれも昨年来高値からの下落率が、30%〜50%に達し超弱気銘柄である。ただPER、PBR、配当利回りからは売られ過ぎ水準にあり、この昨年来安値から巻き戻しが中間反騰、本格反騰の先触れとなるか、週明けのダメ押し場面が注目されることになる。

 その代表は、昭和電工<4004>(東1)である。同社は、3月9日に株式公開買い付け(TOB)でグループ会社化した日立化成(現昭和電工マテリアルズ)との新統合会社の新商号「レゾナック」を発表したが、翌10日付けの日本経済新聞で、政策保有株すべてを売却し450億円の資金を捻出すると観測報道され、前日9日につけた昨年来安値1807円から10%超も急反発し、週末11日も小幅続伸して引けた。週明けも昭和電工がポジティブに動くかウオッチしつつ残りの超弱気24銘柄が追随高できるのか一考余地があり、今週の当特集は、この25銘柄に焦点を当てることとした。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:48 | 特集
2022年03月07日

【株式市場特集】株式分割銘柄とバリュー株の高配当権利取りにフォーカス

 今週の当特集は、株式分割銘柄とバリュー株の「ニューノーマル(新しい常態)」を実現しつつある高配当銘柄の配当権利取りにフォーカスすることとした。格言の「闇夜で鉄砲」は、当たるか当たらないか心許ないことを教えているが、株式分割株も高配当銘柄も、業績上方修正を繰り返すほど好調に推移しており、仮にそうなったにしろ先行きの期待だけは継続しそうだ。

■分割銘柄は業績上方修正、増配も伴いファンダメンタルズは万全

 3月末に株式分割を予定している12社のうちコタ<4923>(東1)とCIJ<4826>(東1)は、分割比率がそれぞれ1対1.1、1対1.2と小幅にとどまり、コアコンセプト・テクノロジー<CCJ、4371>(東マ)は今12月期業績は続伸予想にあるものの配当は無配を継続し、アイ・パートナーズフィナンシャル<7345>(東マ)は今3月期業績を下方修正したが配当は増配とやや例外となっている。

 それ以外の残り8銘柄は、商船三井と同様に今3月期業績を上方修正し配当も増配するなどファンダメンタルズは良好である。コード番号順にあげると朝日工業社<1975>(東1)、クロスキャット<2307>(東1)、アズマハウス<3293>(JQS)、ジーダット<3841>(JQS)、バリューHR<6078>(東1)、シグマクシス・ホールディングス<6088>(東1)、商船三井、オプティマスグループ<9268>(東1)となる。商船三井は、PERは2.0倍、配当利回りは9.7%とまだ超割安であり、PER評価ではオプティマスが5倍台、アズマハウスが8倍台、朝日工業社が12倍台、配当利回りでは3社とも4%台乗せとなっているのが目立つ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | 特集
2022年02月28日

【株式市場特集】ロシアのウクライナ軍事侵攻で狙える銘柄とは?バーチャル系とリアル系へ

■地政学リスクへの対応は再度のギアアップ

 今週の当特集は市場の後追いとなるが、地政学リスクは、実際の紛争地域ばかりか「銃後の守り」まで及び総力戦が長引くという前提で、バーチャル系からリアル系までのセキュリティ関連株に網を広げることとした。マーケットのノイズに振るい落とされないよう「銃前の守り」を固めたい。地政学リスクへの対応は、もう一度ギアアップは不可避で、ハイテク技術・製品の輸出規制強化の経済安全保障問題も含めて、関連株へのアプローチが求められるはずである。

■バーチャル系ではサイバーテロ関連株の突っ込み買いで再大駆け期待

 セキュリティ関連株のうちバーチャル系のサイバーテロ関連株は、2018年12月に当初開催予定の2020年東京オリンピック・パランピックを万全を期すために「サイバーセキュリティ基本法の改正案」が可決・成立した2018年と、東京五輪開会を先取りした2020年に軒並み高となり大相場を展開し、上場会社が自社サイトへ不正アクセスを受けるたびに動意付く場面もあった。しかし足元で配当は無配、株価も今年1月や2月には昨年来安値水準にまで低迷している銘柄も少なくない。それだけに突っ込み買いで再び大駆けを期待することも一法だろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | 特集
2022年02月21日

【株式市場特集】リスクヘッジ銘柄として再度「金関連株」に注目

 今週の特集は、当たり前過ぎるが、リスクヘッジ銘柄として当欄で何回も取り上げてきた金関連株にもう一度、注目することとした。金先物価格も、前週末18日は利益確定売りで小反落したが、17日夜には1トロイオンス=1905.0ドルと昨年6月以来、8カ月ぶりの高値をつけ、2020年8月につけた最高値2089ドルも視界に捉えている。また金関連株には、金先物価格の上昇とともに業績を上方修正した銘柄も含まれている。セカンドチョイスのセカンドチョイスとして資産のセクターアロケーション(配分)の見直しで買い増勢となっている高配当銘柄とともに、貨物船のハッチカバーが開くまで活躍場面が続くと期待したい。

■金先物価格は史上最高値に迫り見直すたびに業績上方修正・増配を牽引

 金価格関連株の代表は、世界最高品位の菱刈鉱山を保有する住友金属鉱山<5713>(東1)だろう。銅、ニッケル、金の想定資源価格を期初予想から2回上方修正し今3月期業績も2回上方修正し、今3月期の純利益は、前期の過去最高を大幅更新予想にある。このうち金価格は、期初想定の1トロイオンス=1700ドルを1787.4ドルまで引き上げたが、足元の金価格は、1900ドル台とこれを上回っている。株価は、2回目の業績上方修正、増配に反応して上場来高値5730円まで買い進まれたが、なおPERは5.9倍、配当利回りは4.14%と割安である。同じ黒鉱の産金株のDOWAホールディングス<5714>(東1)も、同様に今3月期業績を3回上方修正し、配当も増配しており、今年2月に上場来高値5240円まで買い進まれたが、PERは6.3倍と割安である。ファンダメンタルズ面からも安全資産買いを強力サポートしよう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:18 | 特集
2022年02月14日

【株式市場特集】業績を上方修正し割安水準に置かれた株主還元策発動銘柄に要注目

 業績を上方修正しながらまだ割安水準に置かれ、なおかつ株主還元策も発動した銘柄が要注目となるが、市況産業株にこうした銘柄が数多い。この見直しのキッカケになりそうなのが、日本銀行が連休前の10日に発表した今年1月の企業物価指数である。企業物価指数は、11カ月連続で前年同月を上回ったが、このうち1月の品目別国内企業物価で、伸び率が高かったのが木材・木製品の58.5%増に続き石油・石炭製品(34.3%増)、鉄鋼(28.1%増)、非鉄(26.5%増)と続き、関連株はいずれも今3月期業績を再三にわたり上方修正済みである。ウクライナを巡る地政学リスクは、「有事の戦略物資買い」として今後の加速要因となる可能性もある。

 市況産業株の代表といえるのが、今3月期業績を4回も上方修正し増配を繰り返した日本郵船<9101>(東1)と商船三井<9104>(東1)でPERは1倍台、年間配当利回りは11%〜12%と全市場ベースの配当利回りランキングの第1位、2位にランクインしている。両社の業績修正は、前期業績を含めて1年6カ月にも及んでおり、業績相場は「天井一年半」の大相場が続いていることになり、追撃期待の市況産業株もどの程度の「天井相場」を期待できるか待ち伏せしてみる価値はありそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:24 | 特集
2022年02月07日

【株式市場特集】インフレヘッジ関連の資源株、リターン・リバーサル期待のハイテク株が狙い目

 当面は、かつての兜町のアノマリーを試すのも一法となるかもしれない。強気と弱気の両方の顔を立て、アノマリーを試す銘柄は二本建てとしたい。一方は、インフレヘッジ関連の資源株、もう一方は、ハイテク株のうち今年1月の月間下落率ランキングの上位にランクインした銘柄の「リターン・リバーサル」である。ここでも「インフレはモノ」、「下げた株ほど良く戻る」とするアノマリーが、有効となる可能性が出てくる。

■「インフレはモノ」のヘッジで原油関連、金関連の資源株にチャンス

 「インフレはモノ」のインフレヘッジの資源株では、前週末4日にウクライナを巡る地政学リスクを背景に原油先物(WTI)価格が一時、1バーレル=93.17ドルと2014年9月以来の高値に躍り出た原油関連株が要注目となる。産油株のINPEX<1605>(東1)、石油資源開発<1662>(東1)、産ガス株のK&Oエナジーグループ<1663>(東1)のほか石油元売りの出光興産<5019>(東1)、ENEOSホールディングス<5020>(東1)、コスモエネルギーホールディングス<5021>(東1)、石油精製の富士石油<5017>(東1)、東亜石油<5008>(東2)などである。

 今3月期業績を2回も上方修正し配当も増配した総合商社株もこの一角に位置し、伊藤忠商事<8001>(東1)、丸紅<8002>(東1)、三井物産<8031>(東1)、住友商事<8053>(東1)、三菱商事<8058>(東1)の五大商社に続き、双日<2768>(東1)、豊田通商<8015>(東1)、兼松<8020>(東1)などがそのバリュー株特性を見直されることになりそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:19 | 特集
2022年01月31日

【株式市場特集】オミクロン型関連株にフォーカス!抗原検査キットなど中心にポートフォリオ組み立てがキモ

 今週の当特集は、諺の「明日の百より今日の五十」の実践編として、「オミクロン型」関連株にフォーカスすることとした。2020年12月以来の新型コロナウイルス感染症拡大の「第6波」相場もないとはいえない。「第5波」までの「デルタ型」と「オミクロン型」では感染力も感染症状も異なり、コロナワクチンや経口治療薬も開発済みであり、関連株買いもそれなりの取捨選択が不可避となる。医療機関や調剤薬局などで在庫が払底し、政府が増産要請している抗原検査キットなどを中心にポートフォリオを組み立てることがキモとなりそうだ。

■増産要請の抗原検査キット関連株に続きPCR検査関連株も

 抗原検査キットでは、政府が、1日50万回分だった生産を80万回分に増産を要請し買い取り保証も行うことから、同メーカーが関連株となる。コード番号順に列記するとニチレイ<2871>(東1)、アルフレッサホールディングス<2784>(東1)、東洋紡<3101>(東1)、デンカ<4061>(東1)、ロート製薬<4527>(東1)、H.U.グループホールディングス<4544>(東1)、カイノス<4556>(JQS)、富士フイルムホールディングス<4901>(東1)などとなる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:20 | 特集
2022年01月24日

【株式市場特集】歌会始のお題は「友」、住友グループ会社が有力株?

 来年2023年(令和5年)の歌会始のお題は、「友」である。この関連株といえば、社名に「友」が入る銘柄ということで住友グループ会社が有力株となる。旧住友財閥の流れを受けているだけに幅広く各業界に割拠し、かつ投資採算的にも割り負けていることで共通している。住友家の家訓の「確実を旨とし浮利に趨(はし)らず」の通り、1年間を掛けて急かず焦らずパフォーマンスを期待するところだろう。

■源流の住友金鉱など逆行高もなお低PER、高配当利回り

 住友グループ関連株でまず注目は、グループの社長会「白水会」に参加の中核会社である。源流の別子鉱山から発祥の住友金属鉱山<5713>(東1)を筆頭に御三家の三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)、住友金属鉱業と新日本製鉄が合併してグループ離脱の日本製鉄<5401>(東1)、さらに新御三家といわれる住友商事<8053>(東1)、住友電気工業<5802>(東1)、NEC<6701>(東1)、新居浜4社の一角の住友林業<1911>(東1)、住友化学<4005>(東1)、住友重機械工業<6302>(東1)のほか三井住友建設<1821>(東1)、住友ベークライト<4203>(東1)、大日本住友製薬<4506>(東1)、日本板硝子<5202>(東1)、住友大阪セメント<5232>(東1)、三井住井友トラスト・ホールディングス<8309>(東1)、MS&ADインシュアランスグループ<8725>(東1)、住友不動産<8830>(東1)、住友倉庫<9303>(東1)と続く。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:19 | 特集
2022年01月17日

【特集】東証2部株への「昭和」惜別投資をお勧め

 今週の当特集では、東証2部株への「昭和」惜別投資をお勧めすることとした。ターゲットは、バリュー株中のバリュー株となる東証第2部低PER・PBRランキングの両方で同時に上位にランクされる銘柄と、限定的な業界ながら主導権を握るニッチ・トップ銘柄である。残り2カ月半の期間限定で、もう一度パフォーマンス・トップを期待したい。

■まず低PER・PBRランキングに同時入着の7銘柄がリード役

 東証第2部市場は、バリュー株の宝庫だが、そのバリュー株中のバリュー株は、東証2部全銘柄平均の低PER・PBRを大きく下回る割り負け株だろう。とういことで好業績で低PER・PBRランキングの両方の上位に同時入着の以下の7銘柄にリード役を期待したい。低PER順にあげると日本ピグメント<4119>(東2)、南海プライウッド<7887>(東2)、岡山県貨物運送<9063>(東2)、ソマール<8152>(東2)、電響社<8144>(東2)、スガイ化学<4120>(東2)、フジコピアン<7957>(東2)である。最割安株の日本ピグメントのPERは4.27倍、PBRは0.31倍、第7位のフジコピアンは同じく6.95倍、0.25倍にしか過ぎない。

 このうち日本ピグメントが今3月期業績を上方修正して増配し、スガイ化学、ソマールも上方修正済みで、フジコピアンは、目下集計中の2021年12月期業績を中間業績も含めて3回上方修正し配当も2回上方修正しており、2月14日に予定している12月期決算発表時の次期業績ガイダンスが要注目となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:33 | 特集
2022年01月11日

【特集】新たなバリュー株の「倉庫・放送関連」に追随高を期待

 今週の当特集は、新たなバリュー株に注目することとした。サプライチェーンの末端で景気循環的にも相場サイクル的にも最終局面で動意付く特性を業界自体が自認している倉庫株と、「ウイズ・コロナ」にも「アフター・コロナ」にも関連して活躍場面が見込まれる放送株である。いずれも業績は揃って上方修正と好調であり、にもかかわらず株価は低PER・PBR水準に据え置かれていることで共通しており、バリュー株ローテーションの一巡目を形成しつつ、先行グループのバリュー株への追随高を期待したい。

■最終局面で動意特性の倉庫株は業績面では先行し上方修正は早くも2回

 倉庫株は、物流インフラの一翼で国際複合輸送を展開し、コンテナ船などの海上運賃や代替え輸送の航空運賃の上昇を受け多くが今3月期業績を上方修正した。三井倉庫ホールディングス<9302>(東1)と住友倉庫<9303>(東1)の上方修正は、2回に達し配当も増配し、三菱倉庫<9301>(東1)も1回上方修正した。中堅倉庫株でも、渋沢倉庫<9304>(東1)、東陽倉庫<9306>(東1)、ケイヒン<9312>(東1)、川西倉庫<9322>(東1)、東洋埠頭<9351>(東1)などが業績を上方修正している。

 株価は、三井倉庫と住友倉庫に代表されるように1回目の業績上方修正で昨年9月に海運大手三社と同様に上場来高値まで買われたが、2回目の上方修正への反応は限定的で下値もみ合いが続いている。このためPERはそれぞれ5倍台、8倍台、PBRも0.8倍、0.7倍と割り負けており、倉庫株全般のバリュー株人気再燃をリードしよう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:28 | 特集
2021年12月27日

【特集】3つのイベント「市場区分再編・ブースター接種・好業績」などの銘柄を厳しくスクリーニング

 来年に注目したいのは、3つのイベントである。第一は、東証が1月11日に市場区分再編の各市場の上場銘柄を公表するが、この関連株である。次は、「オミクロン型」の感染拡大に対して前倒しされる3回目のワクチン接種「ブースター接種」の関連株となる。最後は、1月末から本格化する3月期決算会社の第3四半期(3Q)決算発表で業績の上方修正が予想される好業績銘柄で、すでに今期業績を2回以上も上方修正した銘柄は、その可能性が高い。フライング・リスクを警戒しつつ、厳しく銘柄スクリーニングするのが、残り4営業日の仕事納め、年末年始の正月休み中の宿題になる。

■「死に体」評価の東証の市場区分再編ではなお4銘柄に希少性

 東証の市場区分再編は、すでに株価材料として「死に体」とされている。確かに市場再編を前に親子上場を解消する資本政策発動で高騰した銘柄はあった。しかし最上位市場のプレミアム(P)市場の上場基準に不適合で、適合計画書を提出して経過措置としてP市場上場を選択した東証1部銘柄も、東証1部銘柄で敢えてスタンダード(S)市場を選択した銘柄も、数が多過ぎて希少性が乏しい。また新興市場株でも、P市場へ格上げの下馬評にのぼった候補株が相次いでS市場を選択し、サプライズがなかったためだ。ただそのなかで、新興市場からP市場を目指す銘柄は東証の上場銘柄公表で見直される可能性がある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 特集
2021年12月20日

【特集】安全資産の一角を形成する金関連株に再注目

 今回の当特集では、安全資産の一角を形成する金関連株に再注目することとした。金先物価格(ニューヨーク商品取引所)は、15日のFOMC直後に定石通りに7.8ドル安の1トロインオンス=1764.5ドルと続落したが、16日は反発、17日は続伸し、17日には一時1815.7ドルと今年11月下旬以来の高値となった。金は、金利のつかない金融商品で金利上昇局面には投資魅力が減退するが、その金利以上に物価が上昇して実質金利のマイナスが続けば金への投資ニーズは高まることになる。

 しかも、足元の長期金利(10年物国債)の利回りは低下し、「オミクロン型」の感染拡大へのリスク回避目的の買いも続いている。さらにロシアのウクライナ国境への兵力集結、来年2月の北京オリンピックを前にした米中対立の激化などの地政学リスクなども視野に入れ、金先物価格が、FRBのインフレ抑制策にまさかまさまの対抗相場を演じる可能性があるとすれば、関連株をポートフォリオの一角にセットして置くのも一法となるはずだ。当特集で再三取り上げてきている金関連の定番銘柄の産金株、貴金属リサイクル株などをマークするところだろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:14 | 特集
2021年12月13日

【特集】高配当銘柄に注目、個別事情を精査すると最適銘柄が浮上

 今週の当特集は、高配当銘柄に注目することとした。もちろん配当利回りは、確定利回りではない。足元の今期配当が高配当でも、次期配当が業績次第で減配となるケースだって数多い。インカムゲインが、先行きインカムロス、あるいはキャピタルロスに逆回転する可能性もあり、高配当銘柄の個別事情を精査するのは不可欠だ。高配当利回りランキングの上位にランクされた銘柄からスクリーニングすれば、「指し投」の資産防衛策の最適銘柄が浮上することになる。

■トップ10銘柄から来期の個別事情を精査してスクリーニング

 前週末10日現在の全市場ベースの高配当利回りランキングのトップ10にランクされるのは、配当利回り13.8%で第1位の明和産業<8103>(東1)以下、次の通りとなる。商船三井<9104>(東1)、日本郵船<9101>(東1)、ベリテ<9904>(東2)、乾汽船<9308>(東1)、浅沼組<1852>(東1)、ミズホメディー<4595>(東2)、西松建設<1820>(東1)、NEW ART HOLDINGS<7638>(JQS)、ディア・ライフ<3245>(東1)と続き、第10位のディア・ライフの配当利回り6.40%でも、東証1部全銘柄平均の1.96%を大きく上回る。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:31 | 特集
2021年12月06日

【特集】LNG関連株、石油関連株の資源株、地政学リスク関連株に注目

 原油先物(WTI)価格は、今年10月につけた約7年ぶりの高値である1バーレル=84.65ドルから足元の12月2日に一時、62ドル台まで売られ値を崩しているが、再騰含みとなる可能性も出てくる。関連株も下値調整を余儀なくされているが、台湾有事などの中国マターの地政学リスク関連株も含め好買い場提供とポジティブに対処するのも一考余地が出てきそうだ。

■原油先物価格は20%超安もなお上方修正の想定価格は上回る

 LNG株、石油株の株価は、今年10月にWTI価格が7年ぶりの高値をつけたことを背景にともに年初来高値をつけ、WTI価格が同高値から足元の安値まで23%超の下落となったことが響き11%超のツレ安となった。ただ原油先物価格の水準そのものは、想定価格並みとなっている。例えば今2021年12月期業績を3回も上方修正したINPEX<1605>(東1)は、この3回目の上方修正の想定価格(ブレント原油)を下期1バーレル=74.1ドル、通期69.7ドルとしており、足元の価格1バーレル=69.88ドルは下期想定を下回るものの通期想定価格をまだやや上回っており、PER7倍台、PBR0.4倍、配当利回り4.3%の割安放置を際立たせる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:58 | 特集
2021年11月29日

【特集】利ザヤ拡大や運用環境の好転を享受する銀行・保険株などの金融株が浮上

 米長期金利が再び上昇すると仮定すれば、「株券を枕に越年」の候補株に利ザヤ拡大、運用環境も好転を享受する銀行株、保険株などの金融株が浮上するはずである。すでに3月期決算会社の金融株には、9月中間期業績の発表時に3月通期業績の上方修正に踏み切った銘柄も続出している。今週の当特集では、業績を修正済みの金融株を地銀株も含めて取り上げることとした。「オミクロン型」の感染動向を横目で睨みつつ、為替相場と米国の長期金利の動向をウオッチしていれば、アプローチのタイミングも、「株券を枕に越年」か「引かれ玉を枕に越年」かも自ずと明らかになりそうである。

■メガバンク株には増配と1000億円〜1500億円の自己株式取得がオン

 金融株でまず注目は、揃って今3月期業績を上方修正したメガバンク株だろう。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は、上方修正で純利益が7期ぶりに過去最高を更新し、合わせて年間28円への増配、1500億円の自己株式取得、3億株の自己株式消却を発表した。同じく三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も業績上方修正、増配、1000億円の自己株式取得を発表し、システム障害問題で経営トップが詰め腹を切らされたみずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)も、これに先立って今期純利益を上方修正し配当も増配した。株価そのものは、ハイテク株との綱引きや米長期金利の上昇・低下に連動して限定的な反応にとどまっているが、PERは6倍〜7倍、PBRは0.4倍、年間配当利回りは4%〜5%と大きく割り負けており、前週末に長期金利の急低下に直撃されて急落した米国の大手銀行株にツレ安して週明けに売り先行となるなら、安値対応は一考余地がある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | 特集
2021年11月22日

【株式市場特集】AI関連株は活躍の舞台が整い先取り余地

 今週の当特集は、ややマニヤックな視点からとなるがAI関連株に注目することとした。師走相場が押し詰まる12月中盤のIPO(新規株式公開)ラッシュのなか、20日にAIによりアルゴリズムモジュールを開発するJDSC<4418>(東マ)、23日には資金吸収額が300億円超(想定価格ベース)と大型案件となるAIプラットフォーム事業を展開するエクサウィザーズ<4259>(東マ)などが、東証マザーズ市場に各IPOされる予定で、AI関連株活躍の舞台も整い先取り余地が出てきそうなのである。もちろん当特集の持ち前のアナログ・リアル系でも有望株は潜在しており、大谷翔平選手のMVP獲得でアシックス<7936>(東1)などの野球関連株が大幅高してことにならって「藤井四冠」関連の将棋の各タイトル戦の冠スポンサー株にプラスアルファ(α)の意外高を期待したい。

■業績好調組は買い乗せの順張り、不調組は逆張り・突っ込み対応の二刀流

 将棋関連のAI株といえば、開発のパイオニアでスマホアプリ「将棋ウォーズ」を展開しているHEROZ<4382>(東1)がまず上げられる。ただ同社は、今9月期業績が、エンタメ部門のゲーム終了が尾を引いて続落し、さらにゼネコン各社の業績下方修正も響いて前週末19日に年初来安値まで売られた。このほか業績を下方修正するなど不調なAI関連株は、音声認識のフュートレック<2468>(東2)、アドバンスト・メディア<3773>(東マ)、エーアイ<4388>(東マ)、画像処理・解析のモルフォ<3653>(東マ)、ニューラルポケット<4056>(東マ)、ドローンのオプティム<3694>(東1)、手書き文書認識のAI inside<4488>(東マ)、レジ無し店舗開発のサインポスト<3996>(東1)、さらに海外ファイナンス発表で前週末19日に株価が急落したロボアドバイザーのウェルスナビ<7342>(東マ)などで、これは逆張り、突っ込み買いなどの対応が求められる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:29 | 特集
2021年11月15日

【特集】木材・鋼材関連株、さらに究極の「インフレヘッジ」資産とされる金価格関連株に注目

 当特集は、代表銘柄として市況関連の3セクター株に注目することとした。木材関連株、鋼材関連株、さらに究極の「インフレヘッジ(回避)」資産とされる金価格関連株で、いずれも今回の決算発表では業績の上方修正組が目立ち、株価も割安水準にある。とくに木材関連株は、今週17日に発表予定の10月の米住宅着工件数の動向次第では今年春先の「ウッドショック」も連想され、鋼材関連株も、バイデン政権の1兆ドル規模のインフラ投資法案の恩恵を享受できる追い風もある。すでに動意付いている関連株もあり、「千載一遇のチャンス」、あるいは「千載二遇」、「千載三遇」も期待したい。

■いずれも業績上方修正と増配のダブル効果で株価推進力

 木材関連株は、世界的に木材が供給不足となり、価格が高騰した「ウッドショック」で今年6月に掛けて年初来高値をつける銘柄が続出して関連株相場の第一幕となったが、ここにきて業績を上方修正した銘柄を中心に再人気化している。17日発表の10月の米住宅着工件数の動向によってはさらに上値追いが期待できる。足元ではシー・エス・ランバー<7808>(JQS)とJKホールディングス<9896>(東1)が、業績上方修正と増配のダブル効果で年初来高値まで買い直されているが、同様のOCHIホールディングス<3166>(東1)、セブン工業<7896>(東1)、ナイス<8089>(東1)も低PER・PBR水準にあり、キャッチアップしよう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:33 | 特集
2021年11月08日

【特集】業績上方修正と増配株から「分配と株高の好循環」進行を想定して銘柄をセレクト

 今週の当特集は、主要3株価指標が最高値を更新している前週末5日の米国市場で、景気敏感株優位の展開が続いていることも勘案し、業績上方修正と増配を発表した銘柄から「分配と株高の好循環」が進行することを想定して関連銘柄をセレクトをしてみた。海運大手3社ほどではないが、PER評価が1ケタ台、配当利回りが4%〜5%となる銘柄が中心で、なかにはPBRが1倍を割るバリュー株のクラスターも目立つ。配当取り妙味のインカムゲインとともに、値幅稼ぎのキャピタルゲインも期待したい。

■商社株は大手の逆張りから専門商社株の順張りまで全方位対応

 「分配と高株価の好循環」を期待させてくれる業績上方修正と増配を同時発表のクラスターの第一走者は、専門商社株を含めた商社株だろう。大手商社株では、丸紅<8002>(東1)が、年初来高値に迫る歓迎高となったが、双日<2768>(東1)、伊藤忠商事<8001>(東1)、三井物産<8031>(東1)、住友商事<8053>(東1)、三菱商事<8058>(東1)は、今年10月に年初来高値まで買われていただけに海運大手3社と同様に材料出尽くし感から売り反応となった。しかしPERは4倍〜6倍、PBRは1倍割れと割り負け、配当利回りは4〜5%と市場平均を大きく上回る。逆張りも一考余地がある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 特集
2021年11月01日

【特集】舶用エンジン株と舶用機器株など海運周辺株をマーク

 今回の特集は、舶用エンジン株と舶用機器株、さらにコンテナ船荷動きの活発化、運賃急騰で業績が上ぶれ方向にある海上輸送系のフォワーダー株を含めた海運周辺株をマークしてみたい。

■新造船発注活発化で上方修正が相次ぎ舶用機器株の受注・受注残高も拡大

 舶用エンジン株のジャパンエンジンコーポレーション<6016>(東2)は業績も好調で、抑制されていたコンテナ船やばら積み船の発注が活発化し、採算性重視の受注活動を進め、環境規制対応の周辺機器の販売増加などから今3月期第1四半期の純利益が、前年同期比3.4倍とV字回復して着地しており、11月4日発表予定の今期第2四半期業績の動向が注目される。

 同じ舶用エンジン株で今3月期業績を上方修正したのは、ダイハツディーゼル<6023>(東2)で、今3月期第1四半期純利益が黒字転換したあと、10月22日に今3月期業績を上方修正し、純利益は前期比2.1倍増と見込んでいる。また阪神内燃機工業<6018>(東1)も、今3月期第1四半期純利益が黒字転換しており、有価証券売却益で今3月期第1四半期業績が、小幅黒字転換と水面上に浮上した赤阪鉄工所<6022>(東2)とともに、今期第2四半期業績は要マークとなる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | 特集