[特集]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (12/07)【特集】国産小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)関連
記事一覧 (12/04)日米の景気政策に180度の違い、日経平均は徐々にNYダウ離れも、「新」と名のつくテーマ株浮上も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (11/28)上げ潮になれば満つるまで続くごとく相場も上げ続ける=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/27)NYダウ次第だが、日経平均は2万円台乗せへ、主力株と出遅れ株が交互に買われる展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (11/21)形が整えば需給は好転している=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/20)日本郵政3銘柄から資金還流で循環買い相場の展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (11/14)人気知れば政治も商売も株も興味がます=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/13)日経平均はNYダウ離れの展開に、師走相場人気も加わり日経平均2万円へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (11/07)仕手筋も頭痛めるネット相場=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (11/06)年末の日経平均2万円を目指した展開、順主力株や新興系が出番も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/31)壱年で百万円か壱週間で壱万円狙うか 本人の性格と資金量だけにあらず=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/30)日経平均がNYダウ離れして自力走行できるか試す展開、アベノミクス第2ステージ政策具体化次第=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/24)今や投資家にとって重大リスクは組織内人材である=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/23)NYダウに続いて中国ショック前水準奪回目指す展開、個別では決算で波乱も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/17)急落相場買いはロボットのごとく淡々と=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/16)日経平均は引き続きNYダウに対する出遅れ修正の展開だが、決算発表で波乱の可能性も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/09)日経平均はNYダウに比べ出遅れ感強い、10月中は強い展開を予想=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (10/03)人も株も居心地のよい所を求めてさ迷う=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (10/02)中国関連の業績悪化に最大の注意必要=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (09/29)【特集】アベノミクス・少子化対策および子育て支援関連
2015年12月07日

【特集】国産小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)関連

mrj1.jpg

■国産小型ジェット旅客機MRJの初飛行試験に成功

 三菱重工業グループの国産小型ジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet=三菱リージョナルジェット)が、11月11日愛知県営名古屋空港において、飛行試験機初号機による初飛行試験に成功した。

 設計変更や製造工程見直しなどで初飛行が5度延期され、11年の初飛行という当初の計画から大幅に遅れたが、日本メーカーが民間旅客機の胴体や操縦システムまでを統括して開発するのは、1962年に初飛行したYS11(双発プロペラ機、73年に生産中止)以来で、約半世紀ぶりの国産旅客機、そして初の国産ジェット旅客機となる。

■MRJはリージョナルジェット機の世界市場に参入

mrj3.jpg

 MRJは経済産業省の環境適応型高性能小型航空機計画をベースに、三菱重工業<7011>(東1)が08年に三菱航空機を設立して本格的な開発・販売活動を開始した。初の国産ジェット旅客機で、世界最高レベルの運航経済性と客室快適性を兼ね備えた次世代リージョナルジェット機である。座席数は約70〜90席、航続距離は約1800〜3700キロで、国内線や近中距離国際線での運航を想定している。

 リージョナルジェット機というのは、地方空港と拠点空港などを結ぶことを想定した座席数100席以下の小型ジェット旅客機のことである。この分野ではブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアが世界2強とされ、またロシアのスホーイ、中国のCOMAC(中国商用飛機)も参入している。02年に開発を開始した中国のCOMACは15年11月に初号機を第1号顧客の成都航空に引き渡した。これに対してMRJは世界最高レベルの運航経済性、環境適合性、客室快適性を武器に市場参入する。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:36 | 特集
2015年12月04日

日米の景気政策に180度の違い、日経平均は徐々にNYダウ離れも、「新」と名のつくテーマ株浮上も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 師走相場入りである。見所は、日経平均がどこまでNYダウ離れをするかだろう。そのNYダウは、イエレンFRB議長の2日の講演会に続いて3日にも議会証言で、12月のゼロ金利解除を強く打ち出した。議長が明確に利上げを表明したことで今回ばかりは利上げを取り下げるわけにはいかないだろう。

 NYダウは8月ボトムから3カ月上昇、上げ幅も約2600ドルに達したことから、利上げに敬意を表して調整するところだろう。今後のNYダウの見所は、利上げ後のアメリカ景気と企業業績がどうなるかということである。直ちに見通しが明確となることは難しく、しばらくは高値圏でのモミ合いだろう。

 一方、日経平均は去る1日に2万円台に乗せたことで短期的な達成感がある。しばらくは調整だろう。しかし、アメリカがゼロ金利解除から金利引上げの方向に向かうのに対し、日本は低金利の継続に加え第3次量的緩和が見込めるという大きい違いがある。

 なぜなら、日本は来年の参議院選挙、17年の消費税引上げ、アベノミクス第2章、などを考えると、日本がアメリカのように金利引上げや金融量的緩和を止めることは考え難い。ポイントは、どの時点で第3次量的緩和を実施してくるかである。また、やるからには思い切ってやらないと、今回の欧州中央銀行の量的緩和が物足りないとされているように失望される心配がある。

 日経平均は日米の景気対策の違いを背景に、日本の景気刺激策を見極める展開だろう。そして、徐々にNYダウ離れを強める展開とみられる。

 日経平均は、2万円を挟み上値が2万0500円、下値が1万9500円のモミ合いのように思われる。日経平均採用型の主力銘柄だけでなく師走相場で材料株や新年相場で、「新」と名のつく、「新素材」、「新エネルギー」、「新薬」、「新装置(ロボットなど)、夢のあるテーマ銘柄が物色の前面に浮上しそうである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:19 | 特集
2015年11月28日

上げ潮になれば満つるまで続くごとく相場も上げ続ける=犬丸正寛の相場格言

■上げ潮になれば満つるまで続くごとく相場も上げ続ける

age1111.jpg 満潮に向かえば、現れていた干潟が海水ですっぽりと覆われてしまうように相場も底打ちから反転上昇に向かえば、悪材料を包み込んで上げるところまで上げるものです。

 今回、15年8月の中国ショック安値からの反転相場も中国経済減速の懸念は残っているものの、満ち潮のごとく着実に上昇に向かっています。ただ、海の潮の場合は前回と比べて満潮の目安がつきますが、相場の場合はどこが満潮か、即ち、どこが天井かが毎回、違うところに難しさがあります。

 一つのヒントとしては、引いては返す潮の波頭が徐々に足元まで届かなくなったときが満潮の頂点と同じように株価の波頭(上値)が徐々に押さえられてきたら注意するところに来ていると判断することができます。大切なことは、「自然」も「株価」も日々、ウォッチを欠かさないことのようです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年11月27日

NYダウ次第だが、日経平均は2万円台乗せへ、主力株と出遅れ株が交互に買われる展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 相場の基調は強いとみていいが、日経平均がどこまで上値を伸ばすかはNYダウ次第だろう。そのNYダウは8月安値から日柄で上昇3カ月経過、上昇幅は約2600ドルに達している。足元でのNYダウの高値は11月3日で、既に高値から1カ月になろうとしておりモタついているとも受け取れるし値を固めていると見ることもできる。

 NYダウモミ合いの原因は、3カ月間、大きく上昇したことによる疲労感があるしパリのテロなど世界的なテロの脅威、ロシアとトルコの間の軍事緊張、さらに12月の米国利上げ濃厚観測による景気先行き懸念などが上値を押さえている。

 仮に、NYダウが去る11月3日の1万7977ドルを抜いて1万8000ドル台に上伸するとすれば、ロシア・トルコの軍事緊張が解け世界経済混乱が回避されることだろう。その場合は、12月の米国利上げは予定通り実施されるものとみられるが、マーケットは利上げはかなり織込んでいることからNYダウは軍事緊張緩和を好感するものとみられる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:35 | 特集
2015年11月21日

形が整えば需給は好転している=犬丸正寛の相場格言

■形が整えば需給は好転している

111.jpg 野球でもゴルフでも変則フォームであっても腕のいい人はいますが、やはりフォームの美しい人のほうが成績は安定しているようですし、なにより見た目がいいものです。相場で、形といえば株価のフォーム・スタイルにあたるのがチャートだろうと思います。

 上場間もない銘柄では形ができていないため安定性に欠けています。何度か底練りを続けていつうちに形ができ、底値圏に届いたようだという安心感が生まれてきます。形ができたときは短期筋の売り物が一巡し新規の買いが入るなど需給関係が好転しているものといえます。

 2段下げ・3段下げ、ダブルボトム、逆三尊、黄金比など株価底入れにはいろいろな形があります。そうした銘柄がなぜ注目されるのか、それは多くの投資家がそれを美しい形と受け取るからだと思います。競争の激しい相場の世界でも侮るなかれ、美的感覚はあるのです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年11月20日

日本郵政3銘柄から資金還流で循環買い相場の展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 年末の日経平均2万円に向かって循環買い相場の展開に入ってきたようだ。循環買いとは、主力株を中心に比較感で2番手、3番手の銘柄を次々と買われ全般相場がカサ上げされることである。

 とくに、資金の流れから循環買いが本格化しているとみることができる。去る、11月4日に日本郵政など合計3銘柄の政府系大型新規上場があった。10月中旬あたりから一般銘柄を売って資金をつくり大型3銘柄買いに大量の資金が向かっていた。その大型新規3銘柄の動きが落ち着き、利食い資金で放置されていた一般銘柄を物色する動きが出ている。

 日経平均は、依然、NYダウに対し出遅れ感が強い。政治ではオバマ大統領と安倍総理が親密で安定していることから日経平均でもNYダウを追う展開といえる。既に、中国ショック前の水準を奪回し、さらに、新高値に進もうかという雰囲気のNYダウに比べ日経平均は中国ショック前水準までまだ約700円の開きがある。

 ただ、気になることといえばテロの脅威はあるが、個人投資家が安倍第3次政権が発足して以降の約1カ月間で約1兆8000億円も売り越していることだ。「アベノミクス第2章にあまり期待できない」(当社セミナーに来場の個人投資家の声)ということがあるようだ。この言葉に代表されるように、「具体的な政策がいつ出てくるかが日経平均2万円乗せたあとのシナリオを描けるかどうかが変わってくる。多くの投資家は2万円まで行くだろうがその後の展開が描けないでいる」(中堅証券)との見方だ。

 このため、足の速い個人マネー中心の展開が予想されそうだ。好業績銘柄、あるいは再生医療関連などのテーマ性があってチャートの好い銘柄が次々と物色される展開のように思われる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:30 | 特集
2015年11月14日

人気知れば政治も商売も株も興味がます=犬丸正寛の相場格言

■人気知れば政治も商売も株も興味がます

ninn111.jpg 人気とはおもしろいものです。すばらしいことを言っている政党に人気が伴っているかといえば支持率は低いまま、同じモノを同じ値段で売っているのに人が集まる店と客の寄り付かない店、歌は上手いのに人気の出ない歌手、同じ配当などの銘柄でも人気のつく銘柄とまったく見向きされない銘柄。共産主義社会なら上から弾圧的に言えば従わざるを得ないが、民主々義の社会では決めるのはわれわれ庶民だから庶民の心を掴まないと注目されない。

 アメリカの大統領選挙でのテレビ演説では内容3割、見てくれ7割といわれる。表情、話し方、力強さ、身だしなみ、雰囲気などなどアメリカ国民は自分達の国の大統領にふさわしい人物かどうかを見極めようとしているという。もちろん、内容の大切さを否定するものではないが、残念ながら今の野党には人気が欠けているようだ。理屈優先ばかりでその通りにならないことを国民はよく承知しているからだ。

 国民にゴマをする必要はない、明るさを与えてくれればいいのだ。ましてや、投資は庶民にとって命から2番目に大切なお金である。業績さえ上げていれば問題なしという姿勢なら今の野党とあまり変わらないように思える。

 今時、業績内容のよいのは当たり前である。その良さを経営者はアメリカ大統領のように投資家に向かって明るく訴えかける時代である。株式投資が広まって日本に株式民主主義が定着しようとしている。優秀な社長にはよい人材が集まる時代である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年11月13日

日経平均はNYダウ離れの展開に、師走相場人気も加わり日経平均2万円へ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日本のマーケットは、徐々にNYダウ離れをする展開だろう。日経平均は引き続き2万円台を指向しているとみてよいだろう。

 NYダウは8月の中国ショック安値1万5370ドル(場中値)から11月3日の1万7977ドル(場中値)まで約2カ月半で約2600ドル上昇した。途中、12月利上げがほぼ確実視されたものの振り切っての上昇だった。ここに来てのNYダウ調整は当然だろう。NYダウは1万7000ドル前後までの下げは予想されそうだが、しかし、日経平均には大きくは響かないだろう。

 なぜなら、依然、日経平均はNYダウに対し出遅れ感がある。しかも、アメリカは、これから利上げに向かうのに対し、日本は来年7月の参議院選挙及び再来年4月の消費税10%(現在8%)をを控え金融の量的緩和が見込まれる方向にある。この違いは日米株価にとって非常に大きい。

 しかも、日本は日本独特の師走相場という人気的な要因もある。恐らく、日経平均はNYダウ離れをして独自高に向かうものとみられる。分かりやすい指標でみれば今年8月7日に日経平均はNYダウに対し3351ポイント上ザヤだった。それが、去る11月2日には855ポイントまで縮小していた。現在、日経平均の上ザヤは2200ポイントていどだが、恐らく3300ポイントを目指す展開だろう。その結果、日経平均は年末年始に2万円台に乗せるものとみられる。

 物色はこれまでの主力株だけでなく、業績のよいことに加え、師走ということもあって材料を内包している銘柄が注目されることになりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:28 | 特集
2015年11月07日

仕手筋も頭痛めるネット相場=犬丸正寛の相場格言

■仕手筋も頭痛めるネット相場

site111.jpg かつて昭和40年代頃は、相場巧者が中心となってグループを形成して相場を作り上げる動きがよくみられたものです。特に、当時の北浜では仕手株の動かない日はなかったほどです。個人投資家もそうした仕手筋の介入する銘柄に参加することでいっぱしのプロになった気分に浸ったものです。

 ただ、意図して、「株価」と、「出来高」を作り上げる相場形成には、必ずと言ってよいほど、「相場操縦」や、「風説の流布」がつきまといます。更に、昭和40年代は、「インサイダー」まで絡んでいたように思われます。証券取引等監視委員会ができるまでは、野放し状態でしたが、「証券市場は大切な国民の共有財産である」という視点から今はこうした相場形成は厳しく規制され違反すれば告発されます。

 昨今、大物仕手が東京地検に逮捕されるようだという報道がされているのもこうした背景からです。かつては、情報が行き渡るまで時間がかかり仕手筋に吸引力がありましたが、ネットが普及し情報が瞬時に広まる相場環境ではチョウチン買いした一般投資家が仕手本尊より先に売ってしまう動きも目立っているようで、最終的には仕手の自分達だけが残ってしまっているということのようです。このため、無理をして相場をもたせるため、相場操縦や風説の流布につながっているようです。ネット時代でどうやら今度こそ仕手筋はマーケットからなくなりそうです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年11月06日

年末の日経平均2万円を目指した展開、順主力株や新興系が出番も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 年末の日経平均2万円台を目指した展開が予想されそうだ。背景としては、(1)NYダウに対する比較感、(2)日本郵政(3銘柄)上場で循環買い、(3)9月期決算の好調、(3)補正予算などアベノミクス第2章に期待〜などがあるだろう。

 NYダウは8月の中国ショック安を埋め、5月につけた最高値1万8351ドル(場中)まで400ドルを切るところまで上昇している。一方の日経平均は中国ショック直前の2万0500円前後まで約1200円も残しているし年初来高値2万0952円(6月)まではさらに遠い。NYダウに対し出遅れているといえる。

 9月の決算発表がほぼ一巡した。中国関連の主力どころは業績の伸び悩みは見られるものの、順・主力どころは好調である。こうした、順・主力銘柄に対する株価評価は十分行われていないため、これから12月にかけて見直されるものとみられる。とくに、今回の日本郵政他2銘柄の上場で短期マネーが潤い、利食った資金で業績のよい銘柄に目を向けている。

 安倍内閣がスタートして1カ月が経過した。この1カ月は中央アジア訪問など引き続き外交が中心だったが、日中韓の首脳会談が実現したことで、いよいよ国内の経済対策が本番だろう。来年の参議院選挙、さらに17年春の消費税10%を考えると補正予算などの景気対策が急務といえる。とくに、日本郵政上場で盛り上がったマーケットの好人気をここで消すことはないだろう。

 年末に向け日経平均の上昇と、それ以上にTOPIX型銘柄や新興系銘柄が注目されるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:50 | 特集
2015年10月31日

壱年で百万円か壱週間で壱万円狙うか 本人の性格と資金量だけにあらず=犬丸正寛の相場格言

■壱年で百万円か壱週間で壱万円狙うか 本人の性格と資金量だけにあらず

ichi11.jpg 昔と違って今の開かれた公正透明なマーケットでは、じっくり型投資も短期売買も自由活発に参加できる良き時代です。自己責任は言うまでもないことですが、1年ていどで100万円儲けるか、1週間で1万円稼ぐかは自分自身が中距離ランナー型か短距離タイプかを見極めることが一番です。マラソンランナーに100mで走れといってもできないことはないでしょうが難しいと思われます。

 投資の場合は投資家自身の性格に加え余裕資金かどうかという資金の性格も大事な点です。さらに、中長期向き性格と思っていても1年先の景気や企業業績が下に向いていたり3年先には政権が変わっていたという相場環境では意に反して儲かるどころか大損ということもあります。結果、1年で100万円を狙うより1週間で1万円稼ぐのが正解ということもあり得ます。自分の性格以上に相場の性格を読むことは非常に大切なことです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年10月30日

日経平均がNYダウ離れして自力走行できるか試す展開、アベノミクス第2ステージ政策具体化次第=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 NYダウ、日経平均とも基調は強いものの、上値がやや重くなっている。日経平均はチャイナショックで最初に安値(8月26日)をつけたあとの戻りのフシ1万9192円(8月29日・場中値)を前にモミ合っている。とくに、日経平均を牽引してきたNYダウが息切れ感を強めていることから、ここからNYダウに頼らず日経平均が独力で上値を追うことができるかどうかを試す展開だろう。

 NYダウは中国ショック前の水準を完全に回復した。景気、企業業績の堅調、10月利上げ見送りなどが背景だった。次のFOMC開催の12月まで利上げ問題から開放されることはプラスだが、12月利上げの可能性がメッセージとして残されており今後、利上げが可能かどうか景気の動向を注視する姿勢はいっそう強まりそうだ。29日に発表された7〜9月期GDP速報値はプラス1.5%と4〜6月期の3.9%から大きく減速し景気に対する警戒感が台頭している。11月6日には10月の雇用統計が発表される。NYダウがこのまま大きく上値を追うことは難しそうだ。

 日経平均がNYダウに頼らず上昇するには、アベノミクス第2ステージの具体的政策が必要だろう。とくに、17年4月の消費税10%を控え金融政策面の支援が見込めるかどうか。11月中旬には日本の7〜9月期のGDP速報値が発表されマイナス成長が予想されることから、マーケットがどう判断し動いて金融緩和を引き出すことができるかどうか。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:33 | 特集
2015年10月24日

今や投資家にとって重大リスクは組織内人材である=犬丸正寛の相場格言

■今や投資家にとって重大リスクは組織内人材である

imayat1.jpg 建築物手抜き偽装、食品毒物混入、不正経理、重要データ流出、エレベータ故意停止、病院内不正、名門球団選手や大相撲の賭博問題、お役人の賄賂汚職、果ては警察官の犯罪など大組織内での犯罪が目を引く。新聞に載らない日はないほどだ。もちろん、以前よりこうした犯罪が皆無だったわけではないが、ここ10年で急激に増えている印象だ。

 終身雇用制のもとでは、会社と従業員との一体感があり従業員の会社への忠誠心は高かったし、まっとうに勤務して定年を迎えればかなりの退職金がもらえるご褒美もあった。グローバル化時代に突入、激しいビジネス競争に晒されてきたことで、組織内でいろいろな不満が鬱積しているようだ。

 かつては、多くの人材を抱えている企業ほど優良銘柄として投資家からの高い評価だったが、今や、従業員が多いだけではむしろリスク材料として見られるようになっている。一人の従業員の不満行動が株価を急落させ、会社の存続さえ危うくする時代となっている。この点、新興系企業には少人数ゆえヤリがいがあるようだ。昔から、『本社ビルを建てたら一旦はウリ』と言われてきたが、これからは特に長期投資には社内雰囲気も大切なチエック要因となりそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年10月23日

NYダウに続いて中国ショック前水準奪回目指す展開、個別では決算で波乱も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 NYダウがチャイナショック直前の水準を奪回したことで、比較感から日経平均についてもショック直前水準の2万0500円前後を目指している展開とみられる。

 ただ、その前に日経平均は8月急落直後に戻した1万9192円(8月29日=場中値)のフシを抜くことが必要である。23日(金)の場中高値は1万8915円からまだ300円近く上の水準であるから来週はこの点がポイントだろう。

 来週には27〜28日に米FOMCが控えている。足元のNYダウは、9月に続いて、「10月の利上げ見送り」で展開している。海外情勢等を勘案すれば、10月の利上げは見送りとみられ、次は、12月までFOMCがないことからNYダウはほぼ2カ月は利上げの束縛から解放されることになる。次は、11月6日発表の雇用統計(10月分)が材料視されるだろう。仮に、芳しくなければマーケットは12月も利上げ困難と読むだろうし、好い数字なら12月利上げの可能性を再び織込むものとみられる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:25 | 特集
2015年10月17日

急落相場買いはロボットのごとく淡々と=犬丸正寛の相場格言

■急落相場買いはロボットのごとく淡々と

11.jpg 小幅安ていどの相場なら押し目買いは比較的迷うことなくできるものだが、日経平均が1000円近くも下げるような急落相場では、買いのチャンスと思ってはいても怖くなって手が出せなくなるものだ。人は常識的と思われる水準を破るような厳しい状況となれば理性よりも恐怖心が上回る心理状態となるためだ。

 この点、恐怖心のないロボットによるコンピューター売買では急落で買って大きい成果を上げているということだ。われわれは、ロボットのように生きたいとは思わないが、数年に1度あるかないかの急落相場ではロボットだけにいい思いはさせるのではなく、この時だけはロボットのように淡々と突っ込みを買って儲け、ロボットでは味わえい人間らしい生活をエンジョイしたいものである。もちろん、高値圏での熱狂的な相場でもできるだけ淡々とした気持ちを持ちたいものである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年10月16日

日経平均は引き続きNYダウに対する出遅れ修正の展開だが、決算発表で波乱の可能性も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は引き続きNYダウに対する出遅れを埋める展開が予想されそうだ。NYダウはチャイナショック直前水準の1万7500ドル前後まで約320ドルに迫っているが、一方の日経平均は直前水準の2万円前後まで約1600円も開きがあるからだ。

 景気好調のアメリカ、景気下降気味の日本という、「景気」の良し悪しに対する大きい違いのあることがNYダウと日経平均の差となっているとみられる。ただ、先行きの景気見通しということになれば、利上げの影響が予想されるアメリカに対し安倍新政権の経済最優先政策により上向きが期待される日本という大きい違いがある。とくに、アメリカは利上げが行われれば、これまでのようなハイピッチの景気上昇は期待しにくいことから足元では利上げが延期となりそうだということでNYダウが急伸する展開となっている。裏を返せば、マーケットがそれだけ利上げの影響は大きいとみているわけだ。

 一方、日本はアベノミクス3本の矢政策に期待はできるものの、「GDP600兆円目標を達成するための実行策が見えてこないから景気に対し即効性は期待し難い」(中堅証券)ということがある。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:22 | 特集
2015年10月09日

日経平均はNYダウに比べ出遅れ感強い、10月中は強い展開を予想=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日米とも連騰に対し高値警戒感はあるものの、中国・上海総合指数が落ち着いていることもあって、引き続き、「利上げ延期濃厚観測」を手掛かりに戻りが見込めそうだ。

 NYダウは8日まで5営業日連続高で計約780ドル上昇、日経平均も去る9月29日のボトムから6連騰を交えて9日(金)の高値まで約1530円の上昇となっている。牽引しているのはNYダウで、NYダウはチャイナショック直前の水準(約1万7450ドル)へ手を伸ばせば届くところまで来ている。今回の世界株価急落の原因となった中国経済先行き懸念が足元では上海総合指数が3100ポイント台(8月26日に2977ポイントの安値)に戻すなど小康状態となっている。9月の雇用統計が予想を下回ったことで、「利上げ延期観測」が強まりNYダウを反発に導いている。

 日米とも景気の行方が最大の焦点といえるが、アメリカの次の金融決定会合(FOMC)は10月27日までしばらく時間の余裕があるし、10月の雇用統計発表の11月6日(金)までにはさらに時間的余裕がある。しばらくは、「鬼のいぬまのなんとやら」で、材料空白から強い展開が続くとみてよいだろう。もちろん、中国経済に大きい悪材料が出ないことや、一部夕刊紙が、米国が南シナ海に艦隊派遣と報道していることなど米中の軍事緊張といったことがなければという条件はつく。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:22 | 特集
2015年10月03日

人も株も居心地のよい所を求めてさ迷う=犬丸正寛の相場格言

■人も株も居心地のよい所を求めてさ迷う

igo1.jpg 「孤独」を好む遺伝子を持つ人もいるらしいが、ほとんどの場合、人は遠い昔から集団で生活する生き物である。企業においてはもとより学校、サークル、友人、親戚、家族などの集団において人は自分にとっての居場所を見つけようとするものである。馴染んだ自分のベッドなら寝心地がよいように昼間の生活でも自分の力が発揮できて集団から一目置かれる居心地のよい存在であることを求めようとするのが普通である。

 相場においても日本のマーケットが世界のマ−ケットで居心地がよいかどうかを見極めようとさ迷うし、個別銘においても業績等の実力に対し居心地のよい株価水準であるかどうかを求めて揺れ動く。短期的には人気要因から突飛高することはあるが、長い目でみれば実力にふさわしい居心地のよい水準で落ち着いている。

 証券取引等監視委員会が大物仕手筋を東京地検に告発と報道されているが、人気銘柄に投資することも個人の自由だが人気化した株価が居心地のよい水準であるかどうかを見落とさないようにすることが大切である。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年10月02日

中国関連の業績悪化に最大の注意必要=犬丸正寛の相場展望

■アベノミクスが下支えだが、9月中間期の下振リスクが上値を押さえる

犬丸正寛の相場展望 日経平均でみれば26週線に対するマイナス乖離が10%前後と引き続き大きいことから来週も26週線に対しマイナス5%乖離に当る1万8720円前後を目安とした戻り相場が見込めそうである。

 ただ、中国経済、欧州経済問題などでNYダウが波乱となれば、日経平均が独力で上昇する力はないだけに、再び去る9月29日の安値1万6901円に接近する可能性は含んでいる。

 10月相場では明るい材料では、10月7日に発足する安倍改造内閣のアベノミクス成長戦略を評価する、「国策」ともいえる買い材料がある。政策が経済、景気に目を向けたということでは今年前半までと大きく違うところである。まだ、外国人投資家が日本株を売り基調だが、売りが一巡すれば、日経平均が今年5〜6月のようにNYダウ離れをして自力高となる可能性はあるだろう。

 一方、10月において最大に警戒すべきは、「9月中間決算」である。中国経済減速の影響が企業業績に現実となって現れているからだ。第一中央汽船が中国経済中心に世界経済の停滞の影響で経営破たんした。中国向け建設機械の落ち込みや非鉄金属価格の下落で神戸製鋼所が16年3月期の業績を下方修正した。人気銘柄の京写も中国不況で16年3月期を下方修正した。減額銘柄の株価は共に大きく下落している。

 今後、9月中間期決算の接近と共に減額修正が飛び出してくる心配はあるだろう。世界経済規模第2位の中国不振だけに新興国への影響は大きく、新興国へ展開している日本企業の業績に影響を与える可能性のあることは十分、頭に入れておく必要がある。主力銘柄のトヨタ自動車などといえど影響ナシとは言い切れないところがある。

 9月期本決算、3月期の中間期決算銘柄は上場企業数の7割ていどを占めているため業績動向は相場に与える影響は大きい。こうした3・9月期決算銘柄の業績は、これまでのアベノミクス効果が薄れ始めているだけに、中国経済の影響が鮮明となれば相場にとって大きい波乱要因となる。

 このため、昨年は9月中間決算に対し強気で臨むことができたが、今年は昨年のようなわけにはいかないだろう。結果、この秋相場では、よほどアベノミクス第2ステージで具体的な強力な材料が出ない限り日経平均の上値は期待し難いところだろう。全体相場より個別で業績の心配のない銘柄が中心の個別物色の展開とみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:44 | 特集
2015年09月29日

【特集】アベノミクス・少子化対策および子育て支援関連

■20年に向けたアベノミクス「新たな3本の矢」

特集 安倍晋三首相は9月24日、自民党総裁に正式再選された後の記者会見で、2020年に向けた経済成長の推進役となるアベノミクス成長戦略の「新たな3本の矢」として、希望を生み出す強い経済(目標:GDP600兆円)、夢を紡ぐ子育て支援(目標:合計特殊出生率1.8)、安心につながる社会保障(目標:介護離職ゼロ)を打ち出した。

 このうちの子育て支援については「日本社会の構造的課題である少子高齢化の問題に真正面から挑戦したい」と意気込みを示した。そして50年後も人口1億人を維持することを目指して、現在1.4程度の合計特殊出生率を1.8まで回復させる目標を掲げた。

 目標達成に向けて、子育てにかかる経済的負担の軽減、幼児教育の無償化、結婚支援、不妊治療支援などに取り組む方針で、さらに奨学金の拡充、ひとり親家庭の支援にも言及した。

 女性活用推進・子育て支援および保育所待機児童解消は、12年末の第2次安倍政権発足以来の重点戦略であり、特に目新しいテーマとは言えないが、アベノミクス成長戦略の「新たな3本の矢」として打ち出されたことで、あらためて子育て支援関連が注目度を高めそうだ。

■保育所待機児童解消に向けた取組を加速

 全国の保育所利用児童数は増加基調で、待機児童数は緩やかに減少傾向となっているが依然として解消せず、潜在需要も顕在化して首都圏や地方主要都市など、都市部を中心に保育サービスの需要は高水準である。

 アベノミクス成長戦略では「女性活用推進」「子育て支援」を重点分野に位置付け、保育所待機児童解消に向けた取組として、17年度末までに潜在的ニーズを含めて約40万人分の保育の受け皿を確保することで待機児童解消を目指している。

 まず13〜14年度を「緊急集中取組期間」として約20万人分の保育の受け皿を確保し、さらに約20万人分の保育の受け皿を確保するために、15〜17年度を「取組加速期間」と位置付けて、15年4月に「子ども・子育て新支援制度」がスタートした。

 保育所運営においては保育士の確保が課題になっているが、国家戦略特区における保育士試験の年2回実施など、規制緩和、制度面での支援、運営補助金拡大などの動きが活発化している。

 また結婚支援サービスについては社会的認知度が高まっている。アベノミクス成長戦略の「新たな3本の矢」として打ち出されたことで、関連企業にとって強い追い風となりそうだ。

【主要関連企業(保育所、結婚支援、育児・ベビー用品)】

 ツヴァイ<2417>、JPホールディングス<2749>、リンクバル<6046>、サクセスホールディングス<6065>、IBJ<6071>、西松屋チェーン<7545>、ピジョン<7956>、ユニ・チャーム<8113>、学研ホールディングス<9470>など
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:53 | 特集