■PA株の多彩な魅力
円高メリット株は、かつての円高不況時などでは電力株がまず市場をリードした。経済対策として円高差益還元の電気料金引き下げが大きな柱となったことによるが、福島原子力発電所のメルトダウン事故以来、逆風が吹いており、中国電力<9504>(東証プライム)のように、業績上方修正とともに復配幅の増配も発表したら、電気料金を引き上げながら配当の積み増しはいかがなものかと地元の県知事からクレームがついたケースもある。ということで円高メリット株のトップランナーは、SPA(製造小売り)のニトリホールディングス<9843>(東証プライム)とするのが衆目の一致するところである。
この「SPA」の「A」は、アパレルの「A」である。ニトリHDは本来、「F(家具)」を含意する「SPF」としなくてはならず、このほかSPAには「S(靴)」の「SPS」、「G(雑貨)」の「SPG」などが幅広く含まれることになる。円高メリット株、金利敏感株、無借金経営株にチャレンジングの可能性を期待するところだろう。
■SPA株は「A」も「F」も「S」も「G」もあって多彩で円高恩恵
SPA株では、本来の「A」関連株としてファーストリテイリング<9983>(東証プライム)を別格としてアダストリア<2685>(東証プライム)、パルグループホールディングス<2726>(東証プライム)、バロックジャパンリミテッド<3548>(東証プライム)、はるやまホールディングス<7416>(東証スタンダード)、西松屋チェーン<7545>(東証プライム)などがターゲットとなる。このうちファーストリテイリング、アダストリア、はるやまHD、西松屋が足元で年初来高値水準にあってやや割高だが、巷に流れる「ジングルベル」の音楽が、消費者心理と投資家心理を囃し立て、月次売上高と株価を押し上げる展開も想定される。
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(12/18)【株式市場特集】円高メリット株、金利敏感株、無借金経営株にチャレンジングの可能性を期待
(12/11)【株式市場特集】年末・年始相場のテーマは「掉尾の適温銘柄」、高配当・金関連株に注目
(12/04)【株式市場特集】割安な「01銘柄」に注目!業績上方修正・増配・自己株式取得で新春相場を狙え!
(11/27)【株式市場特集】師走相場で狙うべき銘柄は?不完全燃焼のパチンコ・パチスロと花粉症関連株に注目
(11/20)【株式市場特集】新NISAで狙うべき株は?株式分割銘柄が受け皿になる理由
(11/13)【株式市場特集】グロース市場のバリュー株を探せ!業績上方修正、高配当、時価総額上位の割安銘柄を厳選
(11/06)【株式市場特集】株高方程式を解く!業績相場で狙うべきフルセット銘柄の条件とは?
(10/30)【株式市場特集】半導体・EV関連で業績修正ラッシュ!超純水装置株とギガキャスト株が目玉に
(10/23)【株式市場特集】金先物価格が2000ドル大台攻防、産金株とリユース株で二刀流投資を狙う
(10/16)【株式市場特集】藤井聡太フィーバーで株価逆転のチャンス!注目のスポンサー企業やAI株をチェック
(10/10)【株式市場特集】業績上方修正・増配の超割安株から高配当・低PER株まで、10月期決算会社の注目銘柄を一挙紹介!
(10/02)【株式市場特集】原油高と円安で鉱業株とリユース株に注目!バリュー株出直りの一角を探る
(09/25)【株式市場特集】「Japan Weeks」で注目されるイベント関連株とは?九州の地銀株と半導体関連株、水素関連株、不動産株に注目
(09/19)【株式市場特集】高配当・低PERのバリュー株で勝負!期間限定で狙えるインカムゲインと波乱相場下での逆行高銘柄
(09/11)【株式市場特集】2Q業績上方修正銘柄の中から、通期業績も上方修正の可能性が高い銘柄を探せ!
(09/04)【株式市場特集】割安感と高配当利回りで注目の食品卸株、業績上方修正や増配でジャイキリの可能性
(08/28)【株式市場特集】東証マザーズ・グロース市場銘柄で勝負するならこの株!低金利時代の投資セオリーを覆す
(08/21)【株式市場特集】9月中間期末の高配当利回り株と分割株を狙え!トリプル権利取りでトリプル安を乗り切る
(08/14)【株式市場特集】塗料・舶用機器・砂糖株の3セクターが狙い目!業績相場でも夏枯れ相場でも出遅れ訂正のチャンス
(08/07)【株式市場特集】サマーラリーもサマーセールも夏枯れも関係なし!上方修正銘柄の逆行高を狙え
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(12/18)【株式市場特集】円高メリット株、金利敏感株、無借金経営株にチャレンジングの可能性を期待
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(10/23)【株式市場特集】金先物価格が2000ドル大台攻防、産金株とリユース株で二刀流投資を狙う
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(08/14)【株式市場特集】塗料・舶用機器・砂糖株の3セクターが狙い目!業績相場でも夏枯れ相場でも出遅れ訂正のチャンス
(08/07)【株式市場特集】サマーラリーもサマーセールも夏枯れも関係なし!上方修正銘柄の逆行高を狙え
2023年12月18日
【株式市場特集】円高メリット株、金利敏感株、無借金経営株にチャレンジングの可能性を期待
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:30
| 特集
2023年12月11日
【株式市場特集】年末・年始相場のテーマは「掉尾の適温銘柄」、高配当・金関連株に注目
■配当政策変更や権利付き最終日が近い銘柄も要チェック
年末・年始相場のテーマは「掉尾の適温銘柄」だ。金利低下で高配当利回りランキングの上位株や金先物価格関連株が注目される。また、配当政策変更による増配株や権利付き最終日が近い高配当銘柄も見逃せない。さらに、リユース株や産金株、貴金属リサイクル株も金価格上昇で好波及が期待できる。
■配当性向・総還元性向引き上げの配当政策変更による増配株がランキング上位
高配当利回りランキングの上位にランクインしている銘柄にはいくつかの特徴がある。まず不動産関連株で配当利回り6.6%のアルデプロ<8925>(東証スタンダード)は、特設注意銘柄の指定を受けストップ安したが、年間配当20円は変わらずランキングトップとなっている。同じく第4位のケイアイスター不動産<3465>(東証プライム)も、業績を下方修正し減配したが、株価が年初来安値に急落したことが要因となり、ノバック<5079>(東証スタンダード)も、前週末8日に業績を下方修正したが配当は据え置きとしたことで第25位となっている。次にランキング上位銘柄でウエートが高いのが、配当性向や総還元性向を引き上げる配当政策の変更に伴い増配や高配当を続ける銘柄である。コード番号順に上げると安藤ハザマ<1719>(東証プライム)、浅沼組<1852>(東証プライム)、世紀東急工業<1898>(東証プライム)、富士興産<5009>(東証スタンダード)、三ツ星ベルト<5192>(東証プライム)、日東工業<6651>(東証プライム)、レーサム<8890>(東証スタンダード)などである。これに業績の上方修正が加わったのがコスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)、パイオラックス<5988>(東証プライム)で、アールビバン<7523>(東証スタンダード)は、創業40周年の記念配当を増配して年間配当を倍増させ、合同製鐵<5410>(東証プライム)は、業績上方修正を2回、増配も2回発表している。いずれもが年間配当利回りが5%を超え、低PER・PBRでも共通している。
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年末・年始相場のテーマは「掉尾の適温銘柄」だ。金利低下で高配当利回りランキングの上位株や金先物価格関連株が注目される。また、配当政策変更による増配株や権利付き最終日が近い高配当銘柄も見逃せない。さらに、リユース株や産金株、貴金属リサイクル株も金価格上昇で好波及が期待できる。
■配当性向・総還元性向引き上げの配当政策変更による増配株がランキング上位
高配当利回りランキングの上位にランクインしている銘柄にはいくつかの特徴がある。まず不動産関連株で配当利回り6.6%のアルデプロ<8925>(東証スタンダード)は、特設注意銘柄の指定を受けストップ安したが、年間配当20円は変わらずランキングトップとなっている。同じく第4位のケイアイスター不動産<3465>(東証プライム)も、業績を下方修正し減配したが、株価が年初来安値に急落したことが要因となり、ノバック<5079>(東証スタンダード)も、前週末8日に業績を下方修正したが配当は据え置きとしたことで第25位となっている。次にランキング上位銘柄でウエートが高いのが、配当性向や総還元性向を引き上げる配当政策の変更に伴い増配や高配当を続ける銘柄である。コード番号順に上げると安藤ハザマ<1719>(東証プライム)、浅沼組<1852>(東証プライム)、世紀東急工業<1898>(東証プライム)、富士興産<5009>(東証スタンダード)、三ツ星ベルト<5192>(東証プライム)、日東工業<6651>(東証プライム)、レーサム<8890>(東証スタンダード)などである。これに業績の上方修正が加わったのがコスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)、パイオラックス<5988>(東証プライム)で、アールビバン<7523>(東証スタンダード)は、創業40周年の記念配当を増配して年間配当を倍増させ、合同製鐵<5410>(東証プライム)は、業績上方修正を2回、増配も2回発表している。いずれもが年間配当利回りが5%を超え、低PER・PBRでも共通している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15
| 特集
2023年12月04日
【株式市場特集】割安な「01銘柄」に注目!業績上方修正・増配・自己株式取得で新春相場を狙え!
■新NISAに向けて「01銘柄」を見直そう!
「01銘柄」は、「経団連銘柄」の真正01銘柄か、コード番号がたまたま「01」となった準01銘柄かはもちろん、業績も株価水準も割安・割高などがさまざまである。そこで今週の当コラムでは、割安な「01銘柄」に絞ってリサーチし、師走相場から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートする新春相場に向けて『ファイト イッパツ!』を期待することにした。
■7銘柄が2回、1回の上方修正組で増配、自己株式取得も並行実施
日経平均株価の構成銘柄に採用されている「01銘柄」のうち、割安株ベストセブンは、次の通りとなる。PER5.8倍の日産自動車以下、日本製鉄<5401>(東証プライム)、横浜ゴム<5101>(東証プライム)、日本郵船<9101>(東証プライム)、コマツ<6301>(東証プライム)、伊藤忠商事<8001>(東証プライム)、東海カーボン<5301>(東証プライム)と続き、第7位の東海カーボンのPERは11.8倍と日経平均株価採用銘柄平均の14.9倍を下回る。またPBRも、コマツ、伊藤忠商事を除く5銘柄が1倍を割り、日産自動車のPBRは0.3倍の評価にしか過ぎない。東証が要請するPBR1倍への株価対策期待も底流しそうだ。
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「01銘柄」は、「経団連銘柄」の真正01銘柄か、コード番号がたまたま「01」となった準01銘柄かはもちろん、業績も株価水準も割安・割高などがさまざまである。そこで今週の当コラムでは、割安な「01銘柄」に絞ってリサーチし、師走相場から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートする新春相場に向けて『ファイト イッパツ!』を期待することにした。
■7銘柄が2回、1回の上方修正組で増配、自己株式取得も並行実施
日経平均株価の構成銘柄に採用されている「01銘柄」のうち、割安株ベストセブンは、次の通りとなる。PER5.8倍の日産自動車以下、日本製鉄<5401>(東証プライム)、横浜ゴム<5101>(東証プライム)、日本郵船<9101>(東証プライム)、コマツ<6301>(東証プライム)、伊藤忠商事<8001>(東証プライム)、東海カーボン<5301>(東証プライム)と続き、第7位の東海カーボンのPERは11.8倍と日経平均株価採用銘柄平均の14.9倍を下回る。またPBRも、コマツ、伊藤忠商事を除く5銘柄が1倍を割り、日産自動車のPBRは0.3倍の評価にしか過ぎない。東証が要請するPBR1倍への株価対策期待も底流しそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:18
| 特集
2023年11月27日
【株式市場特集】師走相場で狙うべき銘柄は?不完全燃焼のパチンコ・パチスロと花粉症関連株に注目
■「餅代稼ぎ」、「ミルク稼ぎ」、「掉尾の一振」の師走リベンジ相場に期待
師走相場は、大蔵ざらえの季節でもある。在庫一掃セールである。この在庫のなかに「残り物に福」があるとすれば、不完全燃焼のバチンコ・パチスロ関連株や花粉症関連株には、完全燃焼するための資格条件が十分に備わっているはずである。パチンコ・パチスロは、年末・年始レジャーの需要期入りとなり、来年7月の新紙幣発行関連需要も先取りし、花粉症も、新年3月早々にも花粉の飛散が始まるだけに、フォローアップの材料も期待できそうで、「餅代稼ぎ」、「ミルク稼ぎ」、「掉尾の一振」の師走リベンジ相場を期待したい。
■スマートパチスロの新機種効果に来年の新紙幣発行関連需要も先取り
パチンコ・パチスロ関連株は、業績下方修正株が一部含まれるが、多くがスマートパチスロの新機種効果や来年7月の新紙幣発行関連需要の先取りもオンして業績を上方修正した。該当銘柄をコード番号順に上げるとミタチ産業<3321>(東証スタンダード)、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東証グロース)、日本金銭機械<6418>(東証プライム)、マースグループホールディングス<6419>(東証プラム)、ユニバーサルエンターテインメント<6425>(東証スタンダード)、ダイコク電機<6430>(東証プライム)、ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)、グローリー、セガサミーホールディングス<6460>(東証プライム)、JALCOホールディングス<6625>(東証スタンダード)、ムサシ<7521>(東証スタンダード)、マミヤ・オーピー<7991>(東証スタンダード)となる。
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師走相場は、大蔵ざらえの季節でもある。在庫一掃セールである。この在庫のなかに「残り物に福」があるとすれば、不完全燃焼のバチンコ・パチスロ関連株や花粉症関連株には、完全燃焼するための資格条件が十分に備わっているはずである。パチンコ・パチスロは、年末・年始レジャーの需要期入りとなり、来年7月の新紙幣発行関連需要も先取りし、花粉症も、新年3月早々にも花粉の飛散が始まるだけに、フォローアップの材料も期待できそうで、「餅代稼ぎ」、「ミルク稼ぎ」、「掉尾の一振」の師走リベンジ相場を期待したい。
■スマートパチスロの新機種効果に来年の新紙幣発行関連需要も先取り
パチンコ・パチスロ関連株は、業績下方修正株が一部含まれるが、多くがスマートパチスロの新機種効果や来年7月の新紙幣発行関連需要の先取りもオンして業績を上方修正した。該当銘柄をコード番号順に上げるとミタチ産業<3321>(東証スタンダード)、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東証グロース)、日本金銭機械<6418>(東証プライム)、マースグループホールディングス<6419>(東証プラム)、ユニバーサルエンターテインメント<6425>(東証スタンダード)、ダイコク電機<6430>(東証プライム)、ゲームカード・ジョイコホールディングス<6249>(東証スタンダード)、グローリー、セガサミーホールディングス<6460>(東証プライム)、JALCOホールディングス<6625>(東証スタンダード)、ムサシ<7521>(東証スタンダード)、マミヤ・オーピー<7991>(東証スタンダード)となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21
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2023年11月20日
【株式市場特集】新NISAで狙うべき株は?株式分割銘柄が受け皿になる理由
■株式分割銘柄が新NISAの主役に!業績上方修正や増配も見逃せない
今週の当コラムは、来年1月からスタートする新NISA(少額投資非課税制度)関連でこの12月31日を基準日に株式分割を実施する銘柄をマークすることにした。岸田文雄首相が進めている資産所得倍増プランでは、新NISAの非課税の成長投資枠が120万円から240万円に倍増され、積み立て投資枠が40万円から120万円に3倍増されることから、今後5年間でNISA総口座は現在の1700万口座から3400万口座へ、買付額も28兆円から56兆円に拡大させることが目標になっている。マーケットに新規流入するこの投資マネーの受け皿となる可能性が高いのが、投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えるこの株式分割銘柄と想定されるからである。
12月末割り当てで株式分割を発表する銘柄は、この11月に入ってラッシュとなり、いまのところ21銘柄に達する。実は、NIASがスタートする2014年1月の前月12月も株式分割銘柄が大幅増となった。当時は、売買単位を100株に統一する行動計画も進行中でこの兼ね合いもあったが、今回の株式分割銘柄でも、2013年12月末割り当てで実施した銘柄も含まれる。さらに株式分割だけでなく、業績上方修正や増配、自己株式取得・消却も同時発表したフルセット銘柄のウエートも高い。この新NISA関連株が、師走相場で好走することになれば、必然的に穴株(ダークホークス)は、投資家向けのサプライサイドを担う証券株ということになるはずだ。対抗株、ダークホース株で師走相場にスタンバイしたい。
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今週の当コラムは、来年1月からスタートする新NISA(少額投資非課税制度)関連でこの12月31日を基準日に株式分割を実施する銘柄をマークすることにした。岸田文雄首相が進めている資産所得倍増プランでは、新NISAの非課税の成長投資枠が120万円から240万円に倍増され、積み立て投資枠が40万円から120万円に3倍増されることから、今後5年間でNISA総口座は現在の1700万口座から3400万口座へ、買付額も28兆円から56兆円に拡大させることが目標になっている。マーケットに新規流入するこの投資マネーの受け皿となる可能性が高いのが、投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えるこの株式分割銘柄と想定されるからである。
12月末割り当てで株式分割を発表する銘柄は、この11月に入ってラッシュとなり、いまのところ21銘柄に達する。実は、NIASがスタートする2014年1月の前月12月も株式分割銘柄が大幅増となった。当時は、売買単位を100株に統一する行動計画も進行中でこの兼ね合いもあったが、今回の株式分割銘柄でも、2013年12月末割り当てで実施した銘柄も含まれる。さらに株式分割だけでなく、業績上方修正や増配、自己株式取得・消却も同時発表したフルセット銘柄のウエートも高い。この新NISA関連株が、師走相場で好走することになれば、必然的に穴株(ダークホークス)は、投資家向けのサプライサイドを担う証券株ということになるはずだ。対抗株、ダークホース株で師走相場にスタンバイしたい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:38
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2023年11月13日
【株式市場特集】グロース市場のバリュー株を探せ!業績上方修正、高配当、時価総額上位の割安銘柄を厳選
■業績上方修正銘柄の中に隠れた宝石、PER3倍、配当利回り4%超のグロース市場のバリュー株
今週のコラムは、グロース市場のバリュー株に注目することにした。注目候補は、3グループとなる。まず前週10日にピークを越えた決算発表で業績を上方修正した銘柄のうちのバリュー株である。霞ケ関キャピタルとI−neがモデルケースである。さらにグロース市場のグロース株の定番の時価総額上位銘柄のうちのバリュー株、高配当利回りランキング上位銘柄のうちの低PER株なども有力候補となり、出遅れの出遅れの修正を期待したい。
■上方修正グループではPER3倍銘柄や配当利回り4.2%銘柄も輩出
第1候補の業績上方修正銘柄では、PERが日経平均採用銘柄並み14倍台までで有配株であることをセレクト基準としたい。浮上銘柄を業績修正の時系列的に列挙するとSERIOホールディングス<6567>(東証グロース)、LeTech<3497>(東証グロ−ス)、アンビション DX ホールディングス<3300>(東証グロース)、GMO TECH<6026>(東証グロース)、コンフィデンス・インターワークス<7374>(東証グロース)、ドラフト<5070>(東証グロース)、ウォンテッドリー<3991>(東証グロース)、エヌ・ピー・シー<6255>(東証グロース)、ヒューマンクリエイションホールディングス<7361>(東証グロース)、関通<9326>(東証グロース)、タスキ<2987>(東証グロース)、ナレルグループ<9163>(東証グロース)、グランディーズ<3261>(東証グロース)の13銘柄となる。
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今週のコラムは、グロース市場のバリュー株に注目することにした。注目候補は、3グループとなる。まず前週10日にピークを越えた決算発表で業績を上方修正した銘柄のうちのバリュー株である。霞ケ関キャピタルとI−neがモデルケースである。さらにグロース市場のグロース株の定番の時価総額上位銘柄のうちのバリュー株、高配当利回りランキング上位銘柄のうちの低PER株なども有力候補となり、出遅れの出遅れの修正を期待したい。
■上方修正グループではPER3倍銘柄や配当利回り4.2%銘柄も輩出
第1候補の業績上方修正銘柄では、PERが日経平均採用銘柄並み14倍台までで有配株であることをセレクト基準としたい。浮上銘柄を業績修正の時系列的に列挙するとSERIOホールディングス<6567>(東証グロース)、LeTech<3497>(東証グロ−ス)、アンビション DX ホールディングス<3300>(東証グロース)、GMO TECH<6026>(東証グロース)、コンフィデンス・インターワークス<7374>(東証グロース)、ドラフト<5070>(東証グロース)、ウォンテッドリー<3991>(東証グロース)、エヌ・ピー・シー<6255>(東証グロース)、ヒューマンクリエイションホールディングス<7361>(東証グロース)、関通<9326>(東証グロース)、タスキ<2987>(東証グロース)、ナレルグループ<9163>(東証グロース)、グランディーズ<3261>(東証グロース)の13銘柄となる。
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2023年11月06日
【株式市場特集】株高方程式を解く!業績相場で狙うべきフルセット銘柄の条件とは?
今週の当コラムは、「株高、株高、株高」と3連呼した希少価値のあるフルセット銘柄に注目することにした。これから進行する決算発表で次々に登場するかもしれない同様の銘柄も含め、11月入りとともに強まった業績相場の一角で3連呼の株高方程式を一段と強め存在感を訴求することを期待したい。
■プラスワンが自己株式系ではトヨタがリードして割安修正に拍車
フルセット銘柄のうちプラスワンが自己株取得・消却となった銘柄の代表は、日本最大の円安メリット株であるトヨタ自動車<7203>(東証プライム)である。想定為替レートを期初予想の1ドル=125円から141円、1ユーロ=135円から151円と円安方向に見直し今期通期の営業利益は1兆5000億円も上ぶれ、純利益は2期ぶりに過去最高(2兆8501億円)を約1兆1000億円も更新する。6000万株、1000億円の自己株式取得、中間配当の期初予想の25円から30円の増配も合わせて発表し、期末配当は未定としているが再増配の催促が高まる方向にある。株価は、前週末に3連騰して270円高したが、PERなお9倍台にとどまっており、自己株式取得系のフルセット銘柄の株価上昇をリードしよう。
トヨタ自動車と同様のフルセット銘柄は、発表の時系列的に上げるとAGS<3648>(東証スタンダード)、三井物産<8031>(東証プライム)、豊田合成<7282>(東証プライム)、テセック<6337>(東証スタンダード)、田中精密工業<7218>(東証スタンダード)、日油<4403>(東証プライム)、中部鋼鈑<5461>(東証プライム)、丸紅<8002>(東証プライム)、ダイセル<4202>(東証プライム)、理想科学工業<6413>(東証プライム)と続く。また東リ<7971>(東証スタンダード)は、今年7月に増配、10月に3月通期業績の上方修正、前週末2日に自己株式取得・消却、自己株式立会外買付取引を発表しており、3段階の時間差でフルセット銘柄のポジションをクリアしている。さらに業績予想を開示しない証券株では、中間業績がV字回復して中間配当の増配と自己株式取得を同時発表した大和証券グループ本社<8601>(東証プライム)も、準フルセット銘柄として評価されそうだ。
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■プラスワンが自己株式系ではトヨタがリードして割安修正に拍車
フルセット銘柄のうちプラスワンが自己株取得・消却となった銘柄の代表は、日本最大の円安メリット株であるトヨタ自動車<7203>(東証プライム)である。想定為替レートを期初予想の1ドル=125円から141円、1ユーロ=135円から151円と円安方向に見直し今期通期の営業利益は1兆5000億円も上ぶれ、純利益は2期ぶりに過去最高(2兆8501億円)を約1兆1000億円も更新する。6000万株、1000億円の自己株式取得、中間配当の期初予想の25円から30円の増配も合わせて発表し、期末配当は未定としているが再増配の催促が高まる方向にある。株価は、前週末に3連騰して270円高したが、PERなお9倍台にとどまっており、自己株式取得系のフルセット銘柄の株価上昇をリードしよう。
トヨタ自動車と同様のフルセット銘柄は、発表の時系列的に上げるとAGS<3648>(東証スタンダード)、三井物産<8031>(東証プライム)、豊田合成<7282>(東証プライム)、テセック<6337>(東証スタンダード)、田中精密工業<7218>(東証スタンダード)、日油<4403>(東証プライム)、中部鋼鈑<5461>(東証プライム)、丸紅<8002>(東証プライム)、ダイセル<4202>(東証プライム)、理想科学工業<6413>(東証プライム)と続く。また東リ<7971>(東証スタンダード)は、今年7月に増配、10月に3月通期業績の上方修正、前週末2日に自己株式取得・消却、自己株式立会外買付取引を発表しており、3段階の時間差でフルセット銘柄のポジションをクリアしている。さらに業績予想を開示しない証券株では、中間業績がV字回復して中間配当の増配と自己株式取得を同時発表した大和証券グループ本社<8601>(東証プライム)も、準フルセット銘柄として評価されそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:35
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2023年10月30日
【株式市場特集】半導体・EV関連で業績修正ラッシュ!超純水装置株とギガキャスト株が目玉に
■V字回復し株価感応度もリスクオンとなった3つのセクター株に注目
今週の当コラムでは、すでに業績が上方修正され、あるいはV字回復して株価感応度もリスクオンとなった3つのセクター株に注目することとした。一つ目は、野村マイクロ・サイエンス<6254>(東証プライム)、オルガノ<6368>(東証プライム)と今3月期業績の上方修正が相次いだ超純水装置関連銘柄で、両社株とも発表日以来続伸し前週末27日も連日の年初来高値更新となった。2番目は、やはりアーレスティ<5852>(東証プライム)が今3月期業績を上方修正したギャガキャスト関連株である。両セクターとも半導体関連、EV(電気自動車)関連といま最もホットな成長産業分野の一角に位置する。3番目は、もともと市況産業として業績予想の策定が困難として業績予想を開示せず業績修正もない証券株である。その代わりに業績速報値を早期に公表しており、今期2Q累計業績が、大幅増益転換している。
これから進行する決算発表でさらにサプライズとなる有望セクターも名乗りを上げる可能性もあるが、第一弾として個別株物色をリードすることを期待して順張りしたい。
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今週の当コラムでは、すでに業績が上方修正され、あるいはV字回復して株価感応度もリスクオンとなった3つのセクター株に注目することとした。一つ目は、野村マイクロ・サイエンス<6254>(東証プライム)、オルガノ<6368>(東証プライム)と今3月期業績の上方修正が相次いだ超純水装置関連銘柄で、両社株とも発表日以来続伸し前週末27日も連日の年初来高値更新となった。2番目は、やはりアーレスティ<5852>(東証プライム)が今3月期業績を上方修正したギャガキャスト関連株である。両セクターとも半導体関連、EV(電気自動車)関連といま最もホットな成長産業分野の一角に位置する。3番目は、もともと市況産業として業績予想の策定が困難として業績予想を開示せず業績修正もない証券株である。その代わりに業績速報値を早期に公表しており、今期2Q累計業績が、大幅増益転換している。
これから進行する決算発表でさらにサプライズとなる有望セクターも名乗りを上げる可能性もあるが、第一弾として個別株物色をリードすることを期待して順張りしたい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11
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2023年10月23日
【株式市場特集】金先物価格が2000ドル大台攻防、産金株とリユース株で二刀流投資を狙う
今週の当コラムでは一工夫を加えることとした。「有事の金買い」関連株に加えて、「有事の金売り」関連株にも目配りをする二刀流スタンスへのアプローチである。
金先物価格の上昇が、「有事の金売り」を誘い業績の上方修正が続くリユース株への待機である。国内の金小売り価格は、前週末20日に金先物価格の上昇に加え円安・ドル高の為替効果もあって急騰し、1グラム=1万509円と3日連続で最高値を更新した。これに触発されて家計が、家庭内に埋蔵されていた貴金属を買い取り・再販売事業者に持ち込み換金に走ってくることが想定される。家計からすれば、右に左に揺れる減税発言にしびれを切らし、円安・ドル高による物価上昇に痛め付けられる「有事」に対応し、埋蔵貴金属の売却が糊口をしのぐ生活防衛策となるもので、これがリユース株にとっては業績を押し上げ材料となっている。
賢い投資家と賢い家計は、「資産防衛」と「生活防衛」に向け「有事の金買い」と「有事の金売り」に精を出すことになれば両関連株の底値逆張りの二刀流投資も一考余地があることになる。
■2000ドル攻防の金先物価格上昇で2Q決算発表時の業績動向が焦点
「有事の金買い」の代表株といえば産金株で、そのリーダーは、世界最高品位の金鉱山である菱刈鉱山で産金活動を続ける住友金属鉱山<5713>(東証プライム)とするのは衆目の一致するところだろう。現に同社は、今年8月の今3月期第1四半期(1Q)決算発表時に今期業績を上方修正した。ところが株価は、歓迎高するどころか逆行安し、10月5日には年初来安値まで売られた。今期業績は上方修正されたもののまだ連続減益予想で、金先物価格も、今年7月末の2000ドル大台から瞬間的に1650ドル台まで突っ込んだあと1800ドル台で推移したことが背景となった。その今期の金先物価格は、期初予想の1トロイオンス=1800ドル(前期実績1804.8ドル)から1857.1ドルへ引き上げたが、1Qは1978.1ドルで着地し、足元ではさらに2000ドル大台攻防となっているのである。11月8日に予定している今期第2四半期(2Q)累計決算発表時の業績動向が注目されることになる。同じ産金株の中外鉱業<1491>(東証スタンダード)、DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)も、業績が減益ペースで推移しているが、住友金鉱次第でツレ高する展開も想定される。
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金先物価格の上昇が、「有事の金売り」を誘い業績の上方修正が続くリユース株への待機である。国内の金小売り価格は、前週末20日に金先物価格の上昇に加え円安・ドル高の為替効果もあって急騰し、1グラム=1万509円と3日連続で最高値を更新した。これに触発されて家計が、家庭内に埋蔵されていた貴金属を買い取り・再販売事業者に持ち込み換金に走ってくることが想定される。家計からすれば、右に左に揺れる減税発言にしびれを切らし、円安・ドル高による物価上昇に痛め付けられる「有事」に対応し、埋蔵貴金属の売却が糊口をしのぐ生活防衛策となるもので、これがリユース株にとっては業績を押し上げ材料となっている。
賢い投資家と賢い家計は、「資産防衛」と「生活防衛」に向け「有事の金買い」と「有事の金売り」に精を出すことになれば両関連株の底値逆張りの二刀流投資も一考余地があることになる。
■2000ドル攻防の金先物価格上昇で2Q決算発表時の業績動向が焦点
「有事の金買い」の代表株といえば産金株で、そのリーダーは、世界最高品位の金鉱山である菱刈鉱山で産金活動を続ける住友金属鉱山<5713>(東証プライム)とするのは衆目の一致するところだろう。現に同社は、今年8月の今3月期第1四半期(1Q)決算発表時に今期業績を上方修正した。ところが株価は、歓迎高するどころか逆行安し、10月5日には年初来安値まで売られた。今期業績は上方修正されたもののまだ連続減益予想で、金先物価格も、今年7月末の2000ドル大台から瞬間的に1650ドル台まで突っ込んだあと1800ドル台で推移したことが背景となった。その今期の金先物価格は、期初予想の1トロイオンス=1800ドル(前期実績1804.8ドル)から1857.1ドルへ引き上げたが、1Qは1978.1ドルで着地し、足元ではさらに2000ドル大台攻防となっているのである。11月8日に予定している今期第2四半期(2Q)累計決算発表時の業績動向が注目されることになる。同じ産金株の中外鉱業<1491>(東証スタンダード)、DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)も、業績が減益ペースで推移しているが、住友金鉱次第でツレ高する展開も想定される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:12
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2023年10月16日
【株式市場特集】藤井聡太フィーバーで株価逆転のチャンス!注目のスポンサー企業やAI株をチェック
■関連株は証券株からCSテレビ株まで多彩!
「たかが将棋、されど将棋」である。株式投資のカタリスト(株価材料)としては、限定的にとどまるかもしれない。しかし株式投資は、将棋と同様の「逆転のゲーム」である。藤井聡太フィーバーは、もしかしたらもしかするかもしれない可能性は捨て切れない。当コラムでは、藤井関連株を今年4月10日付けで取り上げたが、今回再び注目することにした。前回の当コラム当時は、藤井八冠は、まだ六冠であった。それからたった半年、3つのタイトル戦を防衛したうえに新タイトル獲得をさらに二冠も伸ばしスケールアップしたことになる。関連株が、一段とヒートアップする確率を高めてくれそうだ。
関連株には、8大タイトル棋戦の主催会社や協賛会社などのスポンサー会社、将棋ソフト・ゲーム会社、将棋AI(人工知能)会社、テレビCMのキャラクターに使用している会社などが幅広く浮上することになる。また岸田文雄首相は、藤井八冠に内閣総理大臣顕彰を授与することを決定し、今年11月に授与式を行う予定と伝えられているが、観測が乱れ飛ぶ衆院解散・総選挙も絡み政治的なキナ臭さを帯びる展開も想定される。
前週末13日の米国市場で、四半期決算を発表したJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、インフレ高止まりリスクや米金融引き締めによる影響に、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、イスラム組織ハマスのイスラエル攻撃による地政学リスクが重なり「世界は過去数十年、最も危険な時期にあるかもしれない」との見解を示したと報道されており、藤井フィーバー関連株がこの圏外で「逆転のゲーム」を演じてくれることを期待したい。
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「たかが将棋、されど将棋」である。株式投資のカタリスト(株価材料)としては、限定的にとどまるかもしれない。しかし株式投資は、将棋と同様の「逆転のゲーム」である。藤井聡太フィーバーは、もしかしたらもしかするかもしれない可能性は捨て切れない。当コラムでは、藤井関連株を今年4月10日付けで取り上げたが、今回再び注目することにした。前回の当コラム当時は、藤井八冠は、まだ六冠であった。それからたった半年、3つのタイトル戦を防衛したうえに新タイトル獲得をさらに二冠も伸ばしスケールアップしたことになる。関連株が、一段とヒートアップする確率を高めてくれそうだ。
関連株には、8大タイトル棋戦の主催会社や協賛会社などのスポンサー会社、将棋ソフト・ゲーム会社、将棋AI(人工知能)会社、テレビCMのキャラクターに使用している会社などが幅広く浮上することになる。また岸田文雄首相は、藤井八冠に内閣総理大臣顕彰を授与することを決定し、今年11月に授与式を行う予定と伝えられているが、観測が乱れ飛ぶ衆院解散・総選挙も絡み政治的なキナ臭さを帯びる展開も想定される。
前週末13日の米国市場で、四半期決算を発表したJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、インフレ高止まりリスクや米金融引き締めによる影響に、ロシアのウクライナ侵攻の長期化、イスラム組織ハマスのイスラエル攻撃による地政学リスクが重なり「世界は過去数十年、最も危険な時期にあるかもしれない」との見解を示したと報道されており、藤井フィーバー関連株がこの圏外で「逆転のゲーム」を演じてくれることを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43
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2023年10月10日
【株式市場特集】業績上方修正・増配の超割安株から高配当・低PER株まで、10月期決算会社の注目銘柄を一挙紹介!
■10月期決算会社の権利取りで見逃せない銘柄
今週の当コラムは、候補株として所有期間利回り的側面も考慮して10月27日を権利付き最終日とする10月期決算会社、さらに中間配当を実施予定の4月期決算会社の高配当・低PER株の権利取りに注目することにした。ただ前月9月末も、3月期会社の中間配当の権利取りでバリュー株が幅広く買われ、権利落ちとともにインカムゲイン以上のキャピタルロス(値下がり損失)が発生したことは確かである。しかし、全般相場の水準や投資家心理自体は9月末とこの10月は天と地ほどの違いがある。「まだはもうなり」をフォローしてくれることを期待したい。
■業績上方修正・増配株からランキング上位銘柄まで値ごろ・業種も多彩
10月期決算会社の配当権利取りでまず注目は、業績上方修正とともに増配も同時発表し配当利回りが市場平均を上回る銘柄である。その代表は、オービス<7827>(東証スタンダード)で、今10月期業績を今年3月、9月に2回上方修正するとともに配当も年間63円へ2回増配し、配当利回りは3.24%、PERは4.5倍と超割安である。同様の業績上方修正・増配の割安株は、のむら産業<7131>(東証スタンダード)、トルク<8077>(東証プライム)と続き、萩原工業は、配当は期初予想の50円(前期実績36円)に変更はないが、業績の上方修正と自己株式取得を同時発表しており、PERは8.1倍、配当利回りは2・78%となる。
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今週の当コラムは、候補株として所有期間利回り的側面も考慮して10月27日を権利付き最終日とする10月期決算会社、さらに中間配当を実施予定の4月期決算会社の高配当・低PER株の権利取りに注目することにした。ただ前月9月末も、3月期会社の中間配当の権利取りでバリュー株が幅広く買われ、権利落ちとともにインカムゲイン以上のキャピタルロス(値下がり損失)が発生したことは確かである。しかし、全般相場の水準や投資家心理自体は9月末とこの10月は天と地ほどの違いがある。「まだはもうなり」をフォローしてくれることを期待したい。
■業績上方修正・増配株からランキング上位銘柄まで値ごろ・業種も多彩
10月期決算会社の配当権利取りでまず注目は、業績上方修正とともに増配も同時発表し配当利回りが市場平均を上回る銘柄である。その代表は、オービス<7827>(東証スタンダード)で、今10月期業績を今年3月、9月に2回上方修正するとともに配当も年間63円へ2回増配し、配当利回りは3.24%、PERは4.5倍と超割安である。同様の業績上方修正・増配の割安株は、のむら産業<7131>(東証スタンダード)、トルク<8077>(東証プライム)と続き、萩原工業は、配当は期初予想の50円(前期実績36円)に変更はないが、業績の上方修正と自己株式取得を同時発表しており、PERは8.1倍、配当利回りは2・78%となる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28
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2023年10月02日
【株式市場特集】原油高と円安で鉱業株とリユース株に注目!バリュー株出直りの一角を探る
■バリュー株出直りのチャンス到来か!
今週の当コラムは、バリュー株出直りの一角としてこのWTI価格上昇と円安・ドル高とでダブルのメリットを享受するセクター株に注目することにした。鉱業株を中心とする石油株と、次いでインバウンド需要の拡大と「爆買い」に変わる節約志向をダブル享受するリユース関連株である。WTI価格と為替相場とを横目でウオッチする並行投資でバリュー株救済の先兵役を期待したい。
■原油価格感応度、為替感応度の相乗効果ですでに業績を上方修正
鉱業株の代表のINPEXは、すでに今12月期業績を四半期決算発表時の今年5月、8月と2回上方修正し、前期の過去最高業績からの減益転換率を縮小させている。基準油種(ブレント原油)と想定為替レートを見直したことに伴うもので、8月の2回目の上方修正時の通期想定価格はブレント原油が1バレル=80ドル、為替レートが1ドル=135円となっている。足元のブレント原油は、93ドル台で推移ており、この原油価格感応度は、1バレル=1ドル変動すると純利益が60億円、為替感応度の1ドル=1円すると32億5000万円変動することから業績の再々上方修正が有力となる。同じ鉱業株の石油資源開発<1662>(東証プライム)、国産天然ガスのK&Oエナジーグループ<1663>(東証プライム)のほか、石油株の富士興産<5009>(東証スタンダード)、ビーピー・カストロール<5015>(東証スタンダード)、出光興産<5019>(東証プライム)、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)、コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)の追随高が想定される。
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今週の当コラムは、バリュー株出直りの一角としてこのWTI価格上昇と円安・ドル高とでダブルのメリットを享受するセクター株に注目することにした。鉱業株を中心とする石油株と、次いでインバウンド需要の拡大と「爆買い」に変わる節約志向をダブル享受するリユース関連株である。WTI価格と為替相場とを横目でウオッチする並行投資でバリュー株救済の先兵役を期待したい。
■原油価格感応度、為替感応度の相乗効果ですでに業績を上方修正
鉱業株の代表のINPEXは、すでに今12月期業績を四半期決算発表時の今年5月、8月と2回上方修正し、前期の過去最高業績からの減益転換率を縮小させている。基準油種(ブレント原油)と想定為替レートを見直したことに伴うもので、8月の2回目の上方修正時の通期想定価格はブレント原油が1バレル=80ドル、為替レートが1ドル=135円となっている。足元のブレント原油は、93ドル台で推移ており、この原油価格感応度は、1バレル=1ドル変動すると純利益が60億円、為替感応度の1ドル=1円すると32億5000万円変動することから業績の再々上方修正が有力となる。同じ鉱業株の石油資源開発<1662>(東証プライム)、国産天然ガスのK&Oエナジーグループ<1663>(東証プライム)のほか、石油株の富士興産<5009>(東証スタンダード)、ビーピー・カストロール<5015>(東証スタンダード)、出光興産<5019>(東証プライム)、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)、コスモエネルギーホールディングス<5021>(東証プライム)の追随高が想定される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:29
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2023年09月25日
【株式市場特集】「Japan Weeks」で注目されるイベント関連株とは?九州の地銀株と半導体関連株、水素関連株、不動産株に注目
■九州で進むFintechと水素のビジネスチャンスに乗るイベント関連株の見通しは?
投資スタンスの延長線上に浮上を期待したいのが、「Japan Weeks」で各種開催されるイベントの関連株である。その一つは、福岡県、福岡市が開催するビジネスマッチングイベントであり、もう一つは在日フランス商工会議所が開催する水素イベントである。
ビジネスマッチングイベントは、九州の企業の資金調達と国内外のFintech企業との連携させることによりビジネス機会を創出してFintech企業の福岡進出を促すことを目的としている。地元の地銀株のほか、現在、九州地方で進出ブームとなっている半導体関連株が要注目となる。また水素イベントでは、このところやや物色の圏外となっていた水素関連株の再浮上が有力となる。また日本が、国際金融センターとしての存在感を高める展開となれば、オフィス需要の拡大から不動産株の出番も迫ってくるはずである。ホームラン狙いの決め打ちは難しくても、振り遅れても内野手と外野手の間にポトリと落ちる進塁打狙いならば期待に応えてくれそうである。
■九州関連の地銀株と新工場進出の半導体関連株にも再脚光
福岡県、福岡市のイベント関連で、まず再浮上するのは地銀株である。コード番号順にあげると九州フィナンシャルグループ<7180>(東証プライム)、西日本フィナンシャルホールディングス<7189>(東証プライム)、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東証プライム)、大分銀行<8392>(東証プライム)、宮崎銀行<8393>(東証プライム)、筑邦銀行<8398>(福証)、南日本銀行<8554>(福証)、宮崎太陽銀行<8560>(福証)となる。九州地区の地銀は、すでに九州FG、西日本FH、ふくおかFGの3行をメーンに経営統合が進んでいるが、なお業界再編途上にあるとの観測が続いている。
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投資スタンスの延長線上に浮上を期待したいのが、「Japan Weeks」で各種開催されるイベントの関連株である。その一つは、福岡県、福岡市が開催するビジネスマッチングイベントであり、もう一つは在日フランス商工会議所が開催する水素イベントである。
ビジネスマッチングイベントは、九州の企業の資金調達と国内外のFintech企業との連携させることによりビジネス機会を創出してFintech企業の福岡進出を促すことを目的としている。地元の地銀株のほか、現在、九州地方で進出ブームとなっている半導体関連株が要注目となる。また水素イベントでは、このところやや物色の圏外となっていた水素関連株の再浮上が有力となる。また日本が、国際金融センターとしての存在感を高める展開となれば、オフィス需要の拡大から不動産株の出番も迫ってくるはずである。ホームラン狙いの決め打ちは難しくても、振り遅れても内野手と外野手の間にポトリと落ちる進塁打狙いならば期待に応えてくれそうである。
■九州関連の地銀株と新工場進出の半導体関連株にも再脚光
福岡県、福岡市のイベント関連で、まず再浮上するのは地銀株である。コード番号順にあげると九州フィナンシャルグループ<7180>(東証プライム)、西日本フィナンシャルホールディングス<7189>(東証プライム)、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>(東証プライム)、大分銀行<8392>(東証プライム)、宮崎銀行<8393>(東証プライム)、筑邦銀行<8398>(福証)、南日本銀行<8554>(福証)、宮崎太陽銀行<8560>(福証)となる。九州地区の地銀は、すでに九州FG、西日本FH、ふくおかFGの3行をメーンに経営統合が進んでいるが、なお業界再編途上にあるとの観測が続いている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09
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2023年09月19日
【株式市場特集】高配当・低PERのバリュー株で勝負!期間限定で狙えるインカムゲインと波乱相場下での逆行高銘柄
■インカムゲインと波乱相場に備えるバリュー株の魅力
今週の当特集は、残り1週間余の期間限定で、インカムゲイン妙味のあるバリュー株と、さらに日米中央銀行イベントで波乱がある場合に備えては、8月の波乱相場下で業績の上方修正でストップ高したバリュー株を取り上げることとした。スクリーニングから浮上した番外シナリオ銘柄は、どれも小型株、軽量株とメーンシナリオの主力銘柄の圏外に位置するが、ビッグ・イベントが、グッド・ニュース、バッド・ニュースのどちらにブレてもそれなりの株価追随性と機動性の発揮を期待できそうだ。
■年間配当利回りは4%を優に超え不動産株などPER6倍台銘柄も目白押し
高配当利回りランキングの上位にランクされ、9月中間配当を実施しPER評価でも割安なベスト10を高配当利回り順にあげると次の通りとなる。宮地エンジニアリンググループ<3431>(東証プライム)、レーサム<8890>(東証スタンダード)、イーグランド<3294>(東証スタンダード)、アールビバン<7523>(東証スタンダード)、ユナイテッド<2497>(東証グロース)、あおぞら銀行<8304>(東証プライム)、MIRARTHホールディングス<8897>(東証プライム)、奥村組<1833>(東証プライム)、ケイアイスター不動産<3465>(東証プライム)、KHC<1451>(東証スタンダード)となる。トップの宮地エンジの配当利回りは、5.24%と東証プライム市場の全銘柄平均の2.16%を大きく上回り、10位のKHCでも4.80%とインカムゲイン妙味を示唆している。
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今週の当特集は、残り1週間余の期間限定で、インカムゲイン妙味のあるバリュー株と、さらに日米中央銀行イベントで波乱がある場合に備えては、8月の波乱相場下で業績の上方修正でストップ高したバリュー株を取り上げることとした。スクリーニングから浮上した番外シナリオ銘柄は、どれも小型株、軽量株とメーンシナリオの主力銘柄の圏外に位置するが、ビッグ・イベントが、グッド・ニュース、バッド・ニュースのどちらにブレてもそれなりの株価追随性と機動性の発揮を期待できそうだ。
■年間配当利回りは4%を優に超え不動産株などPER6倍台銘柄も目白押し
高配当利回りランキングの上位にランクされ、9月中間配当を実施しPER評価でも割安なベスト10を高配当利回り順にあげると次の通りとなる。宮地エンジニアリンググループ<3431>(東証プライム)、レーサム<8890>(東証スタンダード)、イーグランド<3294>(東証スタンダード)、アールビバン<7523>(東証スタンダード)、ユナイテッド<2497>(東証グロース)、あおぞら銀行<8304>(東証プライム)、MIRARTHホールディングス<8897>(東証プライム)、奥村組<1833>(東証プライム)、ケイアイスター不動産<3465>(東証プライム)、KHC<1451>(東証スタンダード)となる。トップの宮地エンジの配当利回りは、5.24%と東証プライム市場の全銘柄平均の2.16%を大きく上回り、10位のKHCでも4.80%とインカムゲイン妙味を示唆している。
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2023年09月11日
【株式市場特集】2Q業績上方修正銘柄の中から、通期業績も上方修正の可能性が高い銘柄を探せ!
■通期業績の上方修正に期待できる素材株や小型エレキ株が目立つ
今回、注目したいのは、夏相場の後半安場面で逆行高した業績上方修正銘柄のなかで、上方修正は第2四半期(2Q)累計業績のみにとどめ通期業績は期初予想の据え置きとした銘柄である。原材料価格の落ち着き、価格転嫁の進展、円安・ドル高の寄与などで第1四半期(1Q)業績が想定を上回って2Q業績を上方修正したが、下期はこれが継続するか不透明として保守的に見込んだ結果である。この慎重予想銘柄は、2Q決算の発表直前で不透明材料にも見通しがついて通期業績を精査し、通期業績の上方修正に踏み切るケースも想定され、上方修正の確度の高い銘柄として浮上する可能性がある。上方修正候補株のスクリーニングでも、優先順位上位となるはずである。
もちろんなかでも重点的にマークするのは、2Q累計業績が上方修正されていったん高値まで買われても、もなお株価が割安水準にあるバリュー株が望ましい。スクリーンングにマッチする優先度の高い銘柄は、化学、鉄鋼、セメント、金属製品の素材株や小型エレクトロにクス株、消費関連株などに目立ち、値ごろも所属市場もマチマチだが、幅広く再度のイコール・パートナー相場、「業績相場2.0」をサポートしてくれるのを期待したい。
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今回、注目したいのは、夏相場の後半安場面で逆行高した業績上方修正銘柄のなかで、上方修正は第2四半期(2Q)累計業績のみにとどめ通期業績は期初予想の据え置きとした銘柄である。原材料価格の落ち着き、価格転嫁の進展、円安・ドル高の寄与などで第1四半期(1Q)業績が想定を上回って2Q業績を上方修正したが、下期はこれが継続するか不透明として保守的に見込んだ結果である。この慎重予想銘柄は、2Q決算の発表直前で不透明材料にも見通しがついて通期業績を精査し、通期業績の上方修正に踏み切るケースも想定され、上方修正の確度の高い銘柄として浮上する可能性がある。上方修正候補株のスクリーニングでも、優先順位上位となるはずである。
もちろんなかでも重点的にマークするのは、2Q累計業績が上方修正されていったん高値まで買われても、もなお株価が割安水準にあるバリュー株が望ましい。スクリーンングにマッチする優先度の高い銘柄は、化学、鉄鋼、セメント、金属製品の素材株や小型エレクトロにクス株、消費関連株などに目立ち、値ごろも所属市場もマチマチだが、幅広く再度のイコール・パートナー相場、「業績相場2.0」をサポートしてくれるのを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:26
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2023年09月04日
【株式市場特集】割安感と高配当利回りで注目の食品卸株、業績上方修正や増配でジャイキリの可能性
■高利益進捗率を示した割安な食品卸株を狙うのも一法
福島原発の処理水の海洋放出で中国が日本産水産物で全面輸入禁止により水産卸市場の水産物価格急落が伝えられ、岸田内閣が水産事業者への支援策や国内新販路開拓を訴え、また9月からは食品メーカーの値上げも相次ぐ厳しい経営環境にある。そうしたなかで「アフター・コロナ」のリベンジ消費やインバウンド需要の回復などで業績を上方修正し、高利益進捗率を示した割安な食品卸株などに「ジャイキリ」(ジャイアントキリング)を狙ってみるのも一法となりそうだ。
■業績上方修正で割安感を強め合わせて発表した増配で高配当利回り
食品卸会社は、決算期や所属市場もマチマチで業績上方修正時期もさまざまだが、業績を上方修正した割安株を時系列的にあげると次の通りとなる。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)、加藤産業<9869>(東証プライム)、トーホー<8142>(東証プライム)、久世<2708>(東証スタンダード)、尾家産業<7481>(東証スタンダード)、西本Wismettacホールディングス<9260>(東証プライム)、やまや<9994>(東証スタンダード)となる。
このうちトーホーは、前週末1日も上場来高値を更新しPERは16.3倍とプライム市場の全銘柄平均の15.8倍をやや上回るが、そのほかは久世の6.4倍を最割安株に西本Wismettacの8.6倍、尾家産業の9.1倍、木徳神糧の11.8倍、加藤産業の12.6倍、やまやの14.6倍などと割安株が続く。また木徳神糧、加藤産業、西本Wismettacは、業績上方修正とともに増配も合わせて発表しており、西本Wismettacの年間配当利回りは、3.53%と市場平均の2.18%を上回る。
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福島原発の処理水の海洋放出で中国が日本産水産物で全面輸入禁止により水産卸市場の水産物価格急落が伝えられ、岸田内閣が水産事業者への支援策や国内新販路開拓を訴え、また9月からは食品メーカーの値上げも相次ぐ厳しい経営環境にある。そうしたなかで「アフター・コロナ」のリベンジ消費やインバウンド需要の回復などで業績を上方修正し、高利益進捗率を示した割安な食品卸株などに「ジャイキリ」(ジャイアントキリング)を狙ってみるのも一法となりそうだ。
■業績上方修正で割安感を強め合わせて発表した増配で高配当利回り
食品卸会社は、決算期や所属市場もマチマチで業績上方修正時期もさまざまだが、業績を上方修正した割安株を時系列的にあげると次の通りとなる。木徳神糧<2700>(東証スタンダード)、加藤産業<9869>(東証プライム)、トーホー<8142>(東証プライム)、久世<2708>(東証スタンダード)、尾家産業<7481>(東証スタンダード)、西本Wismettacホールディングス<9260>(東証プライム)、やまや<9994>(東証スタンダード)となる。
このうちトーホーは、前週末1日も上場来高値を更新しPERは16.3倍とプライム市場の全銘柄平均の15.8倍をやや上回るが、そのほかは久世の6.4倍を最割安株に西本Wismettacの8.6倍、尾家産業の9.1倍、木徳神糧の11.8倍、加藤産業の12.6倍、やまやの14.6倍などと割安株が続く。また木徳神糧、加藤産業、西本Wismettacは、業績上方修正とともに増配も合わせて発表しており、西本Wismettacの年間配当利回りは、3.53%と市場平均の2.18%を上回る。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:28
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2023年08月28日
【株式市場特集】東証マザーズ・グロース市場銘柄で勝負するならこの株!低金利時代の投資セオリーを覆す
■業績上方修正で割安放置された銘柄を探せ
今週の当コラムは、主力ハイテク株と同様に金利が低下すれば相対的な割高感が薄れる投資セオリーで動く銘柄群に注目することにした。東証マザーズ・グロース市場銘柄である。実は、東証マザーズ指数と東証グロース市場指数は、前週末25日に、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)が急反落するなか逆行高していた。個人投資家が、エヌビディア関連株や生成AI(人工知能)関連株に逆張りしていた結果であり、大袈裟に形容すれば「個人投資家の反乱」であった。
週明けは、この反動と主力ハイテク株へのリターン・リバーサル期待で割りを食うこともないとはいえない。しかし個人投資家は「反乱」で自信を深め継続注力する可能性もある。投資セオリーとしても、時価総額の大きい指数寄与度の銘柄が優先されると想定される。ただ両市場の銘柄は、成長可能性が唯一のカタリスト(株価材料)で無配、赤字銘柄も少なくなく、市場平均のPERも、例えば東証グロース市場の全銘柄平均で58.2倍と東証プライム市場の全銘柄平均の15.2倍を上回っている。となれば一工夫である。
東証グロ−ス市場のバリュー株へのアプロ―チである。候補株は、今年7月中旬以降に業績の上方修正をした割安株、低PERランキングや高配当利回りランキングの上位銘柄で材料含みの銘柄など多士済々である。個人投資家限定で主力ハイテク株を上回るパフォーマンスを期待し、前週末と週明け以降で連戦連勝としたい。
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今週の当コラムは、主力ハイテク株と同様に金利が低下すれば相対的な割高感が薄れる投資セオリーで動く銘柄群に注目することにした。東証マザーズ・グロース市場銘柄である。実は、東証マザーズ指数と東証グロース市場指数は、前週末25日に、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)が急反落するなか逆行高していた。個人投資家が、エヌビディア関連株や生成AI(人工知能)関連株に逆張りしていた結果であり、大袈裟に形容すれば「個人投資家の反乱」であった。
週明けは、この反動と主力ハイテク株へのリターン・リバーサル期待で割りを食うこともないとはいえない。しかし個人投資家は「反乱」で自信を深め継続注力する可能性もある。投資セオリーとしても、時価総額の大きい指数寄与度の銘柄が優先されると想定される。ただ両市場の銘柄は、成長可能性が唯一のカタリスト(株価材料)で無配、赤字銘柄も少なくなく、市場平均のPERも、例えば東証グロース市場の全銘柄平均で58.2倍と東証プライム市場の全銘柄平均の15.2倍を上回っている。となれば一工夫である。
東証グロ−ス市場のバリュー株へのアプロ―チである。候補株は、今年7月中旬以降に業績の上方修正をした割安株、低PERランキングや高配当利回りランキングの上位銘柄で材料含みの銘柄など多士済々である。個人投資家限定で主力ハイテク株を上回るパフォーマンスを期待し、前週末と週明け以降で連戦連勝としたい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:21
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2023年08月21日
【株式市場特集】9月中間期末の高配当利回り株と分割株を狙え!トリプル権利取りでトリプル安を乗り切る
■9月中間期末の注目銘柄と戦略
今週の当特集は、9月中間期末を前にインカムゲイン狙いの高配当利回り株の配当権利取りをリスクを軽減しつつリターンも実現できる有力選択肢として取り上げることにした。これに加えて増配と自己株式取得を並行実施し総還元性向の向上に意欲的な銘柄の配当権利取り、株式分割株の権利取りと3本柱とすれば、債券安、株安、円安のトリプル安をカバーするトリプル権利取りとなる。白旗を掲げる前に取り敢えず反旗を翻し、権利取りから権利落ち後の秋相場へつなぐ活路を拓く回り道投資ににトライするのも一考余地がありそうだ。
■ベスト8銘柄は利回り5%超、PER11倍以下で高総還元性向株にも妙味
エスケーエレクトロニクスに並び高配当ランニングの上位にランクされ、なおかつ9月中間期配当を実施予定のベストセブンをコード番号順に上げると次の通りとなる。ユナイテッド<2497>(東証グロース)、イーグランド<3294>(東証スタンダード)、宮地エンジニアリンググループ<3431>(東証プライム)、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)、アールビバン<7523>(東証スタンダード)、ムトー精工<7927>(東証スタンダード)、MIRARTHホールディングス<8897>(東証プライム)である。年間配当利回りは、すべて5%以上であり、PER評価は、最割安の神戸製鋼所の5.4倍から最も高い宮地エンジニアリングの11.0倍まで市場平均を下回っている。このうちユナイテッドと宮地エンジニアリングは、株式分割とともに実質増配としており、神戸製鋼所は、前週末18日に証券会社の投資判断引き下げで急反落したが、突っ込み買い妙味を示唆している。
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今週の当特集は、9月中間期末を前にインカムゲイン狙いの高配当利回り株の配当権利取りをリスクを軽減しつつリターンも実現できる有力選択肢として取り上げることにした。これに加えて増配と自己株式取得を並行実施し総還元性向の向上に意欲的な銘柄の配当権利取り、株式分割株の権利取りと3本柱とすれば、債券安、株安、円安のトリプル安をカバーするトリプル権利取りとなる。白旗を掲げる前に取り敢えず反旗を翻し、権利取りから権利落ち後の秋相場へつなぐ活路を拓く回り道投資ににトライするのも一考余地がありそうだ。
■ベスト8銘柄は利回り5%超、PER11倍以下で高総還元性向株にも妙味
エスケーエレクトロニクスに並び高配当ランニングの上位にランクされ、なおかつ9月中間期配当を実施予定のベストセブンをコード番号順に上げると次の通りとなる。ユナイテッド<2497>(東証グロース)、イーグランド<3294>(東証スタンダード)、宮地エンジニアリンググループ<3431>(東証プライム)、神戸製鋼所<5406>(東証プライム)、アールビバン<7523>(東証スタンダード)、ムトー精工<7927>(東証スタンダード)、MIRARTHホールディングス<8897>(東証プライム)である。年間配当利回りは、すべて5%以上であり、PER評価は、最割安の神戸製鋼所の5.4倍から最も高い宮地エンジニアリングの11.0倍まで市場平均を下回っている。このうちユナイテッドと宮地エンジニアリングは、株式分割とともに実質増配としており、神戸製鋼所は、前週末18日に証券会社の投資判断引き下げで急反落したが、突っ込み買い妙味を示唆している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16
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2023年08月14日
【株式市場特集】塗料・舶用機器・砂糖株の3セクターが狙い目!業績相場でも夏枯れ相場でも出遅れ訂正のチャンス
■業績相場の第2ラウンドに備える
今週の当特集は、8月後半相場が、業績相場の第2ラウンドになった場合でも決算発表ロスの夏枯れ相場になった場合でも等しく出遅れ訂正の株高カタリスト(株価材料)が期待できるこの3セクター株をディフェンシブ系バリュー株として取り上げることにした。業績の上方修正、増配はもちろんMBO(現経営陣による株式公開買い付け)に関与する銘柄も一部含まれる話題性もある。なかには年初来高値を更新中の銘柄もあるが、まだ割安であり、少ない市場エネルギーでも上値追いが可能な省エネ小型株のメリットも捨て難い。二番手銘柄、三番手銘柄がマーケット状況次第ではトップグループを窺うこともないとはいえない。
■自動車生産回復にコスト増の価格転嫁が上乗せとなり業績を上方修正し増配
ディフェンシブ系バリュー株としてまず取り上げる塗料株では、日本ペイントホールディングス<4612>(東証プライム)、中国塗料<4617>(東証プライム)、日本特殊塗料<4619>(東証プライム)が今3月期業績を上方修正し、中国塗料は年間68円への増配も発表した。世界的な自動車生産の回復、新造船需要の拡大に原材料価格高騰の価格転嫁が進んだことが要因で、日本ペイントは連続過去最高純利益更新、中国塗料は8期ぶり過去最高純益更新である。また関西ペイント<4613>(東証プライム)も、政策保有株の売却益とインド子会社の固定資産売却益の上乗せで今期純利益が8期ぶりに過去最高を更新する。株価は、例えば関西ペイントは3連休前の10日に年初来高値を更新したがPER10倍台となお割安である。またロックペイント<4621>(東証スタンダード)は、成長戦略を推進するとともに、スタンダード市場上場廃止リスクを回避するため非上場化のMBOを実施し、連続ストップ高でMBO価格1415円にサヤ寄せした。大日本塗料<4611>(東証プライム)や小型塗料株の川上塗料<4616>(東証スタンダード)、アサヒペン<4623>(東証スタンダード)、イサム塗料<4624>(東証プライム)、ナトコ<4627>(東証スタンダード)なども、低PER・PBR水準にあり出遅れ訂正が期待される。
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今週の当特集は、8月後半相場が、業績相場の第2ラウンドになった場合でも決算発表ロスの夏枯れ相場になった場合でも等しく出遅れ訂正の株高カタリスト(株価材料)が期待できるこの3セクター株をディフェンシブ系バリュー株として取り上げることにした。業績の上方修正、増配はもちろんMBO(現経営陣による株式公開買い付け)に関与する銘柄も一部含まれる話題性もある。なかには年初来高値を更新中の銘柄もあるが、まだ割安であり、少ない市場エネルギーでも上値追いが可能な省エネ小型株のメリットも捨て難い。二番手銘柄、三番手銘柄がマーケット状況次第ではトップグループを窺うこともないとはいえない。
■自動車生産回復にコスト増の価格転嫁が上乗せとなり業績を上方修正し増配
ディフェンシブ系バリュー株としてまず取り上げる塗料株では、日本ペイントホールディングス<4612>(東証プライム)、中国塗料<4617>(東証プライム)、日本特殊塗料<4619>(東証プライム)が今3月期業績を上方修正し、中国塗料は年間68円への増配も発表した。世界的な自動車生産の回復、新造船需要の拡大に原材料価格高騰の価格転嫁が進んだことが要因で、日本ペイントは連続過去最高純利益更新、中国塗料は8期ぶり過去最高純益更新である。また関西ペイント<4613>(東証プライム)も、政策保有株の売却益とインド子会社の固定資産売却益の上乗せで今期純利益が8期ぶりに過去最高を更新する。株価は、例えば関西ペイントは3連休前の10日に年初来高値を更新したがPER10倍台となお割安である。またロックペイント<4621>(東証スタンダード)は、成長戦略を推進するとともに、スタンダード市場上場廃止リスクを回避するため非上場化のMBOを実施し、連続ストップ高でMBO価格1415円にサヤ寄せした。大日本塗料<4611>(東証プライム)や小型塗料株の川上塗料<4616>(東証スタンダード)、アサヒペン<4623>(東証スタンダード)、イサム塗料<4624>(東証プライム)、ナトコ<4627>(東証スタンダード)なども、低PER・PBR水準にあり出遅れ訂正が期待される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11
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2023年08月07日
【株式市場特集】サマーラリーもサマーセールも夏枯れも関係なし!上方修正銘柄の逆行高を狙え
■決算発表前半戦で逆行高を演じた銘柄に注目
今週の当特集は、相場全般が、サマーラリーでもサマーセールでも、あるいは通年通りに高校野球の夏の甲子園大会の進行とお盆休みとともに商いが細り夏枯れ相場となった場合でも順張り、逆張りの両建て投資が可能になる決算発表の前半戦で業績を上方修正して逆行高を演じた銘柄に注目することとした。
この候補株の第一は、日本郵船のように業績上方修正に増配、株式分割、自己株式取得などが加わったトリプルセット銘柄である。第二は、東京製鉄のようにストップ高した銘柄で、手集計で漏れがあるかもしれないが、16銘柄を数える。第三の候補は、業績上方修正に増配が加わって年初来高値を更新した銘柄で、これも28銘柄に達している。このなかから割安株(バリュー株)に限定してスクリーニングすると順張り・逆張り銘柄候補が浮上することになった。
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今週の当特集は、相場全般が、サマーラリーでもサマーセールでも、あるいは通年通りに高校野球の夏の甲子園大会の進行とお盆休みとともに商いが細り夏枯れ相場となった場合でも順張り、逆張りの両建て投資が可能になる決算発表の前半戦で業績を上方修正して逆行高を演じた銘柄に注目することとした。
この候補株の第一は、日本郵船のように業績上方修正に増配、株式分割、自己株式取得などが加わったトリプルセット銘柄である。第二は、東京製鉄のようにストップ高した銘柄で、手集計で漏れがあるかもしれないが、16銘柄を数える。第三の候補は、業績上方修正に増配が加わって年初来高値を更新した銘柄で、これも28銘柄に達している。このなかから割安株(バリュー株)に限定してスクリーニングすると順張り・逆張り銘柄候補が浮上することになった。
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