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記事一覧 (07/18)人は先回り玉肩代りを嫌がる本能がある=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/17)外部要因に代わって内部要因急浮上、「内閣支持率」と「景気」に最大の注視を=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/11)マグマ噴出は休火山的銘柄につながる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/10)ギリシャ問題は峠越しと予想、来週は戻り試す、好決算銘柄に人気集中か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/04)今どきは夏のものは夏に買うがよし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/03)日経平均週足は包み足の強い形で上値指向、ギリシャ国民投票次第では急伸も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/27)売上は社会の入り口 テーマ株は売上の中から生まれる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/26)第1四半期の好調を先取りの展開、動きの軽い銘柄に資金集中=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/20)短期でも中長期でも勢いの見極めが大切=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/19)波乗り型投資家が小さな波に戯れる展開か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/13)金持ちケンカせず投資も昔とは変わっている=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/12)日米とも短期では戻り試す、中期では景気の自力走行見極める展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/06)配当は年一、二回、値上り益は毎日、どちらを狙うか明確とすべし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/05)日経平均12日連騰で短期的には買い疲れ感台頭=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/30)投資家同士いつまでも仲良しであり続けるのは難しい=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/29)外国人主導で強調相場の可能性強いが、個人の中長期はもうしばらく様子見が賢明=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/22)日米とも新高値だが勢いに欠ける、材料株の動きやすい地合いで個人投資家向きの展開か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/16)株投資の人脈情報は昔七、八割 今二、三割=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/15)相場の流れに変化の兆し、夏枯れ相場控え出遅れ銘柄に照準=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/09)株には電車、飛行機のように終着駅表示のないおもしろさがある=犬丸正寛の相場格言
2015年07月18日

人は先回り玉肩代りを嫌がる本能がある=犬丸正寛の相場格言

■人は先回り玉肩代りを嫌がる本能がある

人は先回り玉肩代りを嫌がる本能がある=犬丸正寛の相場格言 商売なら良い品を納得価格で提供すれば買ってもらえますが、株はそうはいかないところに難しさがあります。よく目にする例が好決算を発表したのに買われないというケースです。逆に、下げる場合も見受けられます。新商品なら、似たものを持っていたとしてももう一つ買ってみようということはありますが、株の場合は買い増しということに繋がらないことがあります。

 情報の収集力と予想力が向上し、株の場合は常に先回り買いされていることが最大の理由のように思われます。好決算発表で利食い売りしようと待ち構えている人が多いということです。よほど、予想を大きく超える数字でないと先行組の利食い売りを消化して上に行くことは難しいのです。このため、株では業績等の内容と並んで需給関係がたいへん重要です。

 予想される好決算銘柄に投資する場合は、(1)チャートで少なくとも3〜6カ月前の出来高が多くないか、(2)ネット、新聞、雑誌等で何回も取り上げられていないか、をチェックすることを勧めます。騒がれていなければ、株価が上がれば売りたいという、「シコリ玉」が少ないため好決算を素直に評価します。株式マーケットでは、『先に買った人の株を肩代わりしたくない』という本能に近いものがあります。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年07月17日

外部要因に代わって内部要因急浮上、「内閣支持率」と「景気」に最大の注視を=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 これからの相場は、ギリシャ問題一巡から国内の内閣支持率低下を意識した展開が予想されそうだ。

 日経平均は、(1)ギリシャ問題の不透明感が強まったことと、(2)中国株急落を嫌気して去る9日には下値のフシとみられていた2万円前後を切って1万9115円まで急落した。

 そのギリシャ問題は、ギリシャがEUの最後通告を受け入れたことでギリシャへの第3次支援が決まる見通しとなり、中国株も下げ止まったことで、日経平均は急反発に転じ、17日には2万0658円まで値を上げた。年初来高値2万0952円に手の届くところまで来ているが、高値を更新して上値を伸ばすのは容易ではなさそうだ。なぜなら、次のような点が上値を押さえそうだからだ。

(1)日経平均が9日安値から6営業日で約1543円(約8.0%)上昇、ピッチの速さに警戒感がある
(2)中国株の先行き及び中国経済の先行きは依然、不透明である
(3)安倍内閣の支持率低下が気になる
(4)新国立競技場の計画下方修正ならオリンピック関連株に水を差すことになりそうだ
(5)日銀総裁が2015年度の実質GDPを下方修正した
(6)外国人投資家が売りを継続している
といったことである。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:18 | 特集
2015年07月11日

マグマ噴出は休火山的銘柄につながる=犬丸正寛の相場格言

■マグマ噴出は休火山的銘柄につながる

11.jpg 地下に貯まったマグマが多いほど大噴火につながり長期間続く心配がある。株式相場でのマグマといえば、2012年から2013年にかけての政権交代ではないだろうか。休火山状態だった保守党が、野に下った間にマグマをたくわえ今一気に噴火している状況だろう。まさに、「アベノミクス火山の大噴火」といえるだろう。

 個別銘柄でも株価が長期間低迷している間に経営体質を強化しマグマをたくわえれば株価の噴火も大きいものなる。この意味では、休火山状態にある銘柄に目をつけ企業業績の地震計ともいえる営業利益率の動きをチェックすることは株価噴火で成果を得ることができる可能性がある。

 火山列島の日本、あちことで噴火が目立っているが日本再生のマグマは着実にたまり噴火銘柄もますます増えるのではなかろうか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年07月10日

ギリシャ問題は峠越しと予想、来週は戻り試す、好決算銘柄に人気集中か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 今週はギリシャ問題と中国の株安による中国経済先行き不安から為替が1ドル・120円台に円高となり日経平均は9日(木)には1万9115円と今年4月1日の1万9034円以来の水準まで大きく下げた。

 先ず、ギリシャ問題は今週末のEU会議で一応の決着をみるものと推測される。ギリシャがEUへ提出した財政削減案は、レストラン等での課税引上、軍事費削減、年金支給年齢引上など。見返りに3年間で約4兆7000億円の融資をギリシャは要求している。

 EU側としては、ギリシャのユーロ離脱による足並みの乱れは望むところではないだろう。また、ユーロ加盟のギリシャに続く経済の苦しい国に対する、見せしめ的な采配は行われたものとみられる。恐らく、直ちにギリシャに続くような金融不安は起こらないだろう。休日中にギリシャ問題は一応、峠は越すものとみられる。

 次に、中国問題は株安による実体経済への影響がどう出てくるかは現段階では見極め難い。ただ、中国政府の株安対策により短期的には株価下げには一定の歯止めがかかったものとみていいだろう。ギリシャ問題が払拭されれば中国にとっては貿易取引の多い欧州不安が薄れるだけに好感される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:35 | 特集
2015年07月04日

今どきは夏のものは夏に買うがよし=犬丸正寛の相場格言

■今どきは夏のものは夏に買うがよし

ima1.jpg 古くより、「麦わら帽子は冬のうちに買え」と教えられてきました。先を読んで投資しなさいという教えは間違いではないと思いますが、社会の変化が激しい今日、先を見通すことは難しい時代です。

 株の先回り買いは、商売では「商品在庫」を積み増すことと同じように株の在庫を増やすことです。期待通り冬に仕入れた夏場商品が売れてくれれば当りですが、異常気象の今日では季節商品が売れてくれるかどうかは不透明です。

 「昨年の天候不順の影響で減益」という会社も多くみられました。また、昔は国内生産だったモノが今では海外から必要な時に必要なだけ入ってくる時代です。ヒット商品だって花の命は短い時代です。政治は一寸先は闇といわれますが、社会、経済、株も一寸先とは言わないまでも3カ月先は不透明な時代です。

 不透明な時代に大口機関投資家は別としても個人は資金を寝かせるより「小回り3月」サイクルで今の動きに素直につくのがよさそうです。今年の東日本は猛暑と伝えられています。梅雨明け前の今くらいからなら夏場商品関連銘柄の手当て買いは可能ではないでしょうか。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年07月03日

日経平均週足は包み足の強い形で上値指向、ギリシャ国民投票次第では急伸も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均の週足でみれば強い展開である。6月第4週(6月22日〜26日)の週足は約500円幅の大きい陽線でその前の週足4本を包み込む足となりチャートでは強い動きとされる。しかも、昨年10月以降、下値は13週線にサポートされる好展開となっている。チャートで見る限り、日経平均の上昇基調は続いている。

 背景には、引き続きROEに対する注目があるだろう。「スチュワードコードとコーポレートガバナンスコードにより企業がROEを重視してきたことが大きい。アベノミクスを表通りとすれば、2つのコードは裏通りといえるが効果は非常に大きい」(経済評論家・小倉正男氏)という。

 今年5月頃からROEが10%を超えるエリート的銘柄が好人気となっている。「エリート銘柄はまだ買い切っていない。少なくとも年内一杯は続くだろう。東証1部の売買単価は1100円台の高水準が続くだろう」(中堅証券)との見方である。さらに、「年末には日経平均2万4000円を見通している。米国の利上げでドル高・円安基調から円安関連の主力が引き続き中心の展開だろう」(株式評論家・中西文行氏)との見方だ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:58 | 特集
2015年06月27日

売上は社会の入り口 テーマ株は売上の中から生まれる=犬丸正寛の相場格言

■売上は社会の入り口 テーマ株は売上の中から生まれる

売上は社会の入り口 テーマ株は売上の中から生まれる 売上より利益という見方はあります。赤字を出してまでの売上は意味のないことですから利益が大切なことは分かります。でも、今は赤字でも数年先には大変な黒字になるなら今時点の成績は大いに評価できます。

 とくに、企業にとっての売上、個人にとっての収入、国家にとっての貿易・経常収支は、すべて社会との関係の入り口といえます。企業、個人が社会に対し貢献度があるから売上、収入を手にすることができるのだろうと思います。貢献度、必要度のバロメーターが売上とみることができるでしょう。

 株式マーケットでのテーマ株とは売上の伸びが期待できる銘柄であり、言い換えれば、社会に対する「お役たち度」の大きい銘柄ということになります。新興系銘柄には、難病治療薬や介護ロボットなど、今は赤字でも、「お役たち度」の大きい銘柄は数多くあります。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年06月26日

第1四半期の好調を先取りの展開、動きの軽い銘柄に資金集中=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 27日のユーロ圏財務省会合でギリシャ支援が決まればNYダウは反発、連れて週明けの日経平均も上昇に転じるものとみられる。支援が不発ならギリシャは6月末に15億ユーロの返済期限を迎えていることから返済不履行(デフォルト)、そしてユーロからの離脱が想定され、世界のマーケットはあるていど織込んでいるとはいえ波乱が予想される。

 ただ、仮に、今回、支援継続になったとしても来月からまた返済に迫られるはずである。ギリシャは日本円で約33兆円もの債務を抱えているというから簡単ではない。観光以外は、これといった産業がなく収入獲得は難しく、欧州の景気が上向いて観光客が増えることが期待されるところだろうが直ちに好転する状況でもなさそうだ。1月の選挙で登場した現政権は緊縮・ガマン政策反対の支持を受けているだけに、賃金、年金カットなどは取り難いようでもある。

 企業なら清算の道もあるが、国家となると難しいだろう。社会不安が起こり北アフリカのようにテロが蔓延しては欧州全体にとっても困ることである。このあたりを見越してか、ギリシャはロシアや中国に近づく姿勢をみせ牽制している。これから先もギリシャ問題は世界のマーケットの頭を押さえそうだ。

 日本のマーケットは、ギリシャ不安からドル高(円安)もあって出来高は多くないが日経平均は2万1000円に接近、1993年6月の2万2750円以来の水準に値を上げている。「5月の3月期決算発表頃に比べ、円は一時125円台をつけるなど円安が進んでいるので第1四半期(4〜6月)の決算は悪くないはず。第1四半期で通期の会社側上方修正はないとしてもアナリストサイドでは上方修正を織込むレポートになるだろう」(中堅証券)との見方。7月に発表される第1四半期決算を先取りといえる相場だろう。

 ただ、TOPIXは2007年の1823ポイントに届いていないことが示すようにマーケット全体が活気づいている状況ではない。引き続き売買代金2兆円強という限られた資金での回転の速い相場で値動きの軽い銘柄を狙う展開が引き続き予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:00 | 特集
2015年06月20日

短期でも中長期でも勢いの見極めが大切=犬丸正寛の相場格言

■短期でも中長期でも勢いの見極めが大切

短期でも中長期でも勢いの見極めが大切 「勢い」とは、はつらつとして元気がよく伸びる雰囲気が漂っていることだと思います。数字としては捉え難いことですが、大切なことです。

 短期投資では業績等の数字よりも勢いが重要視されます。勢いがなく値動きのない銘柄では値幅狙いはできないからです。このことは中長期投資でも同じです。3年先に勢いがあるかどうかを予想して今、投資するのです。それを感じるとるためには、ネット情報だけでなく、着目した銘柄には時折、会社を訪問して会社の雰囲気を肌感覚で感じ取ることも大切です。

 外国人投資家はこれと思った銘柄には、日本人投資家以上に会社訪問に熱心と聞きます。数字だけでなく、「勢い」を感じ取ろうとしているのではないでしょうか。ある外国人投資家が言っていました。日本のオモテナシは日本で実際に触れてみないと分からないと。データだけでなく、会社を訪問して社長の顔色や会社の雰囲気などを感じ取ることも大切です。大事なお金を投じるのですから。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年06月19日

波乗り型投資家が小さな波に戯れる展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週の相場は日経平均でみれば、NYダウを横目でみながらの戻りを試す展開だろう。まず、25日線(2万0318円)を奪回し、さらに、その上に位置する2万0437円のフシを抜けば年初来高値2万0655円が見えてくる。一方、15日から連続で20億株前後の低空飛行状況が続いている東証1部出来高については30億株となるような盛り上がりは難しいだろう。

 日経平均反発の理由としては、(1)去る、6月10日の2万0016円に対し18日の1万9990円が変則型の二番底となった、(2)NYダウは6月利上げの可能性が残っていたが、「年内ゆるやかに」という方向が示されたことで足元の景気の堅調を見直す展開となっている、(3)日本の景気、企業々績が堅調である、など。特に、株価上昇につながる決め手の材料があるわけではない。

 とくに、足元で気になるのは、6月第2週において外国人投資家が約6週間ぶりにまとまって日本株を売り越したことである。ポートフォリオ組み換えによるものなのか、あるいは夏休みを前に一部を手仕舞っているのか定かではない。金融機関が下げたところは買っているが、これからも外国人投資家の売りが続くようなら上値は重いものとなりそうだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:31 | 特集
2015年06月13日

金持ちケンカせず投資も昔とは変わっている=犬丸正寛の相場格言

■金持ちケンカせず投資も昔とは変わっている

kane1.jpg 昔から投資の世界でも、ばたばた貧乏といわれ、儲けるには横綱相撲のように金持ちケンカせずで、ゆったり構えた投資がよいとされてきました。時代が変わり今は、ばたばたは貧乏どころか儲けの主流になりつつあります。

 一方、金持ちの大口個人投資家は今でも数年単位でゆったりと大きく稼ぐことを狙いとして目先の値動きには一喜一憂しない姿勢のようです。でも、目先の動きを大海のさざ波と見過ごすことができないケースは1990年代後半のバブル相場の大天井で経験済みです。

 ゆったり構えていたため売場を逃し20数年経った現在でも高値まで戻っていない銘柄は日経平均だけでなく数多くあります。短期売買は身軽にその日に勝負しますが、戦艦のように動きのゆっくりした大口投資家こそ日々の動きに神経を尖らす時代ではないでしょうか。昔と違って、政治も景気もゆったりではなくなっているからです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年06月12日

日米とも短期では戻り試す、中期では景気の自力走行見極める展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 アメリカは5月の雇用統計が好調だったことから『9月利上観測』が強まり、日本では、今年1〜3月のGDPが上方修正されたことで日銀の第3次量的金融緩和後退の観測が強まっている。日米とも金融から実体経済への注目度が高まっている。

 日米とも景気が強いとの認識は強まっていが、もち日米の景気に温度差はある。2009年をボトムに3度の量的金融緩和で6年に及ぶ景気上昇のアメリカ。民主党政権下のデフレ経済から2度の量的金融緩和によって消費税引き上げを吸収しつつなんとか景気が上向いている日本という姿である。

 とくに、日米共に金融の支援を離れて景気が自力走行が可能かどうかが試される局面に入っているといえる。NYダウは6月4日からの4日連続の大幅安で短期的には「9月利上観測」を織込んだといえる。

 一方の日経平均も6月5日からの4日連続安で5月半ばからの12日連騰に対する調整をほぼ終えたものとみられる。
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2015年06月06日

配当は年一、二回、値上り益は毎日、どちらを狙うか明確とすべし=犬丸正寛の相場格言

■配当は年一、二回、値上り益は毎日、どちらを狙うか明確とすべし

hai1.jpg 株式投資のリターンは大別すると、「インカムゲイン」(配当)と、「キャピタルゲイン」(値上益)です。配当は年1回の企業がほとんどで、最近は中間配当を実施するところも増えていますが、それでも配当金を手にすることができるのは年2回です。

 一方、場(市場)が立っている時は配当狙いと違って毎日、値上り益を狙うことができます。どちらを狙うか。もちろん、配当と値上りの両方を手にすることができれば言うことなしですが、なかなか思ったほどは上手く行かないものです。所有期間利回りという発想で配当権利付最終の直前で買うことは一見、妙味があるように見えても配当の権利を落とすと配当金分以上に値下がりするケースはけっこう多いのです。

 配当を取って、さらに配当権利落後の値下りを回避するなら、配当権利付決算前の株価が動いていない3カ月前くらいからがよいと思われます。動いていないうちから買って待てば配当の権利を落としても買値より大きく下げるリスクは少なく、うまくいけば配当と値上りの両方を手にすることができる可能性があります。

 配当は要らない、値上りだけ狙うのなら短期でも中期でも、配当に頼らないで値上りが見込める力がある銘柄かかどうかを見極めることが大切です。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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2015年06月05日

日経平均12日連騰で短期的には買い疲れ感台頭=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は2万円台乗せが2度目となった去る5月19日以降、2万円台の滞留期間がほぼ1カ月近くとなる。過去のケースでは、長い滞留期間の後は調整入りしているケースが多く、ここからの上値は重いのではないかとみられる。

 とくに、短期的にみれば、日経平均が6月1日まで12日間の連騰となったことが買い疲れ感と警戒感につながっている。この間、かなりの円安に振れのだが、日経平均が12日間連騰とは言うものの、期待したほど上値を伸ばせなかった。

 個別銘柄でみても空売りの多い日産自動車は年初来高値を更新しているが、信用買残の多いトヨタ自動車は3月24日につけた年初来高値8783円を抜くことができないでいる。全体相場でも個別銘柄でも上値に対する警戒感は根強いといえる。

 NYダウも底堅いものの高値圏でモミ合っている。今夕発表の雇用統計は悪くなさそうだから、今夕のNYダウは反発に転じるだろう。しかし、利上げの時期と利上後の米国景気と企業々績を見極めようとする雰囲気は引き続き強い。NYダウが一気に上値を追うことも難しいのではなかろうか。
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2015年05月30日

投資家同士いつまでも仲良しであり続けるのは難しい=犬丸正寛の相場格言

■投資家同士いつまでも仲良しであり続けるのは難しい

to11.jpg 投資家は、法人のプロと法人以外の個人アマに分けられます。会合や研究会などでは、プロとプロ、アマとアマ、あるいは時にはプロとアマが互いにグラスを傾ける時もあるでしょう。しかし、それも相場の位置によって変わってくるものです。

 相場沈滞が続き上昇に転じて欲しい局面では誰もが仲良会に集い株高を期待するものです。それも、相場が本格上昇から円熟局面になってくると、表面は笑顔でも内面は自分だけ少しでもよいところで利食いしようとハラの探りあいです。極端な時は、『売りたい強気』といわれるように、本音とは違う相場を打ち上げたりするものです。

 人生も、ビジネスも、株投資もゲームという戦いの要素があるのですからやむを得ないことです。プロのビジネスゲームなら失敗しても社長交代で一件落着ですが、アマの個人では交代はありません。大切なお金ですから身を守りつつ稼ぐ意識が大切のように思われます。
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2015年05月29日

外国人主導で強調相場の可能性強いが、個人の中長期はもうしばらく様子見が賢明=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 相場には、「常識破り」は起こりうることである。『もうはまだなり』という格言は、まさに今のような日経平均11日連騰のような時のことを指していうのだろう。常識で考えれば、もう押すだろうと思うのが普通だが、なかなか押さない。ガマンたまらず買いついたら天井ということもしばしば起こりうることである。

 同時に昔から、『記録破りは天井と心得よ』とも教えている。今回の連騰記録は1988年2月の13連騰以来ということらしい。この記録更新の可能性もあるだろう。

 ただ、1988年頃とは違う点も多々ある。当時は1989年のバブル相場で日経平均が3万8915円をつけた頃である。今回の日経平均は連騰とはなっているものの

 バブル最高値に比べ現在はまだ47%も下にある。とくに、当時は中低位の数量銘柄も買われ出来高も活発で投資参加者の多くが熱狂的だった。

 今回は中低位銘柄がほとんど放置されたままで、とくに、今回はJPX日経400に代表される選ばれし銘柄が中心の相場である。さらに、今回は個人投資家は冷静で、むしろ、利食い売りを優先させている点が大きい違いといえる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:07 | 特集
2015年05月22日

日米とも新高値だが勢いに欠ける、材料株の動きやすい地合いで個人投資家向きの展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 NYダウ、日経平均とも長いモミ合いを放れ新高値に進んでいるものの、勢いに乗りきれない展開といえる。とくに、東証1部の出来高は23〜25億株とひと頃に比べると増えているが、市場参加者が揃い踏みといった状況にないことが勢いに欠ける理由として挙げられるのではなかろうか。

 金融機関が3月第1週以降売り越し、個人も売り越し基調となっている。一方、外国人投資家が買い越しを継続、足元の2週間で投信が買い越しに転じているという状況である。とくに、個人投資家は5月第2週で1726億円と規模の大きい売り越しでこれが相場の上値を押さえている可能性はある。

 外国人投資家、投信も上値を勢いよく買い上がるスタンスのようにもみられない。やや、斜め読みすれば、外国人投資家、投信等はこれまでに買った株の値下がりによる損失を避けるために値をキープする狙いから買っているようにもみえる。

 日米とも景気、企業々績に対する見通しがもうひとつすっきりしないことがあるようだ。年初、アメリカは6月利上が濃厚とみられていたが、足元でのFOMC議事録では6月利上反対が多数だったという。裏を返せば今は利上げできる景気の状況ではないということになる。実際、NYダウの1株利益は昨年夏から高水準ながら横ばい状態が続いている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:57 | 特集
2015年05月16日

株投資の人脈情報は昔七、八割 今二、三割=犬丸正寛の相場格言

■株投資の人脈情報は昔七、八割 今二、三割

株投資の人脈情報は昔七、八割 今二、三割 今のように情報量が豊富で、しかも、透明かつ公平でなかった時代には情報豊富な大手証券などの有力者との人脈が欠かせませんでした。ネットの普及で取引自体が便利となり、同時に23年前に発足した証券取引等監視委員会の効果で情報の透明性と公平性が進み、情報収集は人脈経由からネットへ大きく転換しています。

 かつて兜町、北浜には情報集めの有力場所ともいえる雀荘が多くありましたが、今はほとんど見なくなりましたし、情報集めと称した飲み会も少なくなっているようです。しっかりした知識があれば自然豊かな田舎で株取引も可能な時代です。時折、都会に出向いて、飲み会でなく勉強会に顔を出すというのがナウイ投資生活のようです。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2015年05月15日

相場の流れに変化の兆し、夏枯れ相場控え出遅れ銘柄に照準=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 マーケットでは相場の流れに変化の兆しが見られるが、3月期決算発表一巡と共に変化が際立つ展開となることが予想される。変化の兆しとは次のようなものである。

(1)売買代金が横ばいとなる中で出来高が増加傾向にある。
(2)売買単価が低下傾向にある。
(3)外国人投資家が売り姿勢の傾向にある。
(4)日経平均のNYダウに対する優位性が薄れる傾向にある、といった点である。

 5月連休以降、東証1部の売買代金は2.6兆円前後で、横ばいだが、出来高は1日平均26.5億株と4月末頃の20億株前後に比べ約3割ていど増えている。これは、同じマーケットへの流入資金で物色されている銘柄が数量銘柄へ移行していることを物語っている。裏付けるように売買単価は去る11日には一時983円と3カぶりに1000円を割り、ピークの1346円(3月13日)から約27%下落している。

 この背景には外国人投資家が5月第1週で5週間ぶりに売り越していることがある。決算対策で一部利益確定に動いているものと思われる。言うまでもなく外国人投資家は日本企業がROE経営に目覚めたことで高ROEの値ガサ優良株中心買っていた。彼らが売り越しに転じてきたことは値ガサ優良株の上値は重くなることを意味している。

 外国人買いをバックに日経平均はNYダウに対し優位に展開、4月23日には日経平均のNYダウに対する上ザヤは2129円に達していたが足元では1310円までサヤが大幅に縮小している。

 こうした点と3月期決算発表の一巡、さらに、これから向かえることになる夏枯れ相場を想定すれば、先行した値ガサ優良株に代わって、やや値の低い銘柄で業績がよく材料含みの出遅れ銘柄が物色の中心に置き換わってくるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:32 | 特集
2015年05月09日

株には電車、飛行機のように終着駅表示のないおもしろさがある=犬丸正寛の相場格言

■株には電車、飛行機のように終着駅表示のないおもしろさがある

株には電車、飛行機のように終着駅表示のないおもしろさがある 公共の乗り物は時刻表による運行が行われています。株式市場も国民の大切な公共財産ですが、乗り物のように運行表はなく運行・運用は各自の判断にまかされています。行く場所とでも言うべき投資先銘柄を自ら決め、乗り降りに当る時刻も自らが設定します。

 とくに、公共交通機関には必ず、どこまでとういう終着駅が決まっていますが、株投資では終着駅が決まっていないことが大きい違いで、ここに難しさと同時におもしろさがあります。500円だった銘柄が1000円に上昇、さらに上がるかもしれませんし下げに転じるかも知れないというワjクワク感です。

 仮に、1000円で売却すればそこがその人にとっての投資の終着駅です。電車なら終着駅で寝過ごしても起こしてくれますが、終着駅のない株投資では誰も手を貸してくれないことを心しておきましょう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集