[特集]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (06/28)勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/21)「株主総会」終われば徐々に上値の重い展開へ、4〜6月決算を待つ展開か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/21)商いも株も時を買うと心得るべし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/14)四季報・夏号片手に好業績見通し銘柄の押し目買い=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/14)上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/06)当面1万5000円台固める展開、押せば、骨っぽい買いが期待できる=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/31)経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/30)業績に対する安心感から強い展開を予想、成長戦略期待外れなら『荒れる2日新甫』的中も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/24)【犬丸正寛相場展望】相場地合い好転で日経平均1万5000円の可能性も、証券営業体にもヤル気
記事一覧 (05/24)業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/23)【お断り】
記事一覧 (05/17)投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/16)NYダウの行方が最大の注目点、今年も『5月は売り逃げよ』となるかどうか=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/10)期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/09)2015年3月期の業績伸び悩みを織込む展開か、引き続き個別物色=犬丸正寛相場展望
記事一覧 (05/03)引き続き『森を見るより木を見る』展開に、外国人買い期待乏しい=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/03)短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/26)相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/25)ゴールデンウイーク谷間で強調相場、商い薄く好業績銘柄の個別物色=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/19)麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている=犬丸正寛の相場格言
2014年06月28日

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる=犬丸正寛の相場格言

■勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる 野球でも、サッカーでも、マージャンでも勝負ごとには1度や2度は、明確な裏づけはないが、なんとなく、「いけそうだ」という雰囲気が到来するものです。

 押され気味だった展開が、なんらかの拍子で流れが変わり、「いけるぞ」という気分になるときがあるものです。そのためには常に試合に出場してゲームの流れが肌感覚まで染み付いていることが大切のようです。

 株式投資でもマーケットを日々、ウオッチしておけば空気の変化を見逃さないですむはずです。株相場全体でみれば、大体、年に2回ていどは、「買えば儲かりそうな時」はあるものです。その時は、いつか。それは、理屈だけで外から見ている人でなく、ゲームに参加している人に与えられたご褒美といえるものだと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年06月21日

「株主総会」終われば徐々に上値の重い展開へ、4〜6月決算を待つ展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望  6月30日を1日残して、来週(23〜27日)で、今年前半相場が終わる。少し振り返ると、日経平均は年初1万6147円(場中値)で始まり、これを高値に4月には1万3885円まで14.0%下げた。

 期待された追加金融緩和の見送り、外国人投資家の買い見送り、消費増税の影響懸念〜などが相場の圧迫要因になったといえる。

 週末、6月20日には1万5422円まであり、1月から4月までの下げ幅に対する「半値戻し水準」(1万5016円)を上回った。半値戻しを達成すれば、買方の気持ちが明るくなり、相場に対する取組が前向きになるとされる。

 また、週末の東証1部出来高は29.5億株、売買代金も2.6兆円と膨らみ、マーケットの地合いは大きく好転している。

 この背景には、2015年3月期の企業々績に対する期待値は、目立って上向いているというわけではないが、消費税の影響については想定内との見方が強まっていることがある。

 また、様子見だった外国人投資家は最近、少しではあるが買い越しに転じている。安倍政権の、「決める政治」に対する評価が高まっているようだ。NY相場に対する日本株の割安感という視点もあるものとみられる。さらに、総理の年金運用に対し株式比率を高めるようにという指示期待から年金、投信等の買いもみられるようで需給関係も大きく改善されている。

 一方、相場の人気要素ともいえるテーマは豊富である。ざっと挙げるだけでも、「日本強靭化計画」、「東京オリンピック」、「リニア中央新幹線」、「燃料電池車」、「医療ロボット」、「カジノ構想」などなど。これだけ、テーマに恵まれているのは近年では珍しい。

 この豊富なテーマに企業々績が加われば相場のスケールはかなり大きいものとなるはず。このため、まもなく始まる2015年3月期の第1四半期決算(4〜6月)の発表が相場にとってポイントとなるだろう。

 今の時点では、2015年3月期の上方修正を期待することは難しいだろうが、先行き業績に対する、「感触、手応え」はつかむことができるはず。明るい手応えなら夏相場で日経平均は昨年末につけた1万6320円(場中値)に挑戦が見込めるだろう。

 反対に消費税の影響が想定以上に大きいということになれば夏相場は大きくは期待できず、調整安も予想される。

 足元では日米とも短期間に急伸した反動が予想され、とくに、国内では株高要因の一つである株主総会が終わることから徐々に上値の重い展開となるのではなかろうか。全体としては、4〜6月の決算発表を待つ展開を強めるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:18 | 特集

商いも株も時を買うと心得るべし=犬丸正寛の相場格言

■商いも株も時を買うと心得るべし

商いも株も時を買うと心得るべし 筆者の好きな格言です。『商売』では商品やサービスを提供し、『株投資』では株券を購入するわけですが、どちらも、背景にある時代の変化を見極めないと商売も株投資も成果は期待したほど得られないという教えです。

 草履、下駄が靴に変わり、鉛筆が万年筆、ワープロに変わったように時代は常に変化し続けています。時代遅れでも伝統工芸品的に細々と扱うのならまだしも本格的に商売、あるいは株投資をやろとするなら時代遅れでは成果は期待できません。とくに、株の場合、昔、いい銘柄だったからといって、しがみつき深追いすれば天井掴みとなって長い間、浮かばれない塩漬状態となってしまいます。

 なかでも、『長期投資』には、『時の変化』の見極めは絶対と言ってよいほど大切です。もちろん、短期的相場においては、たとえば、今のマーケットで値ガサ株が買われているか、あるいは中低位株が買われているかを見極めることも、『時』に投資することになるのです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年06月14日

四季報・夏号片手に好業績見通し銘柄の押し目買い=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週の半ばからジリ安だった日経平均は、週末には一気に124円高と反発した。特筆されるのは、通常は週末はダレルことが多い中で、週末に引き締まったことと、12日(金)の東証1部出来高が27.1億株と今年3月24日以来の高水準となり、売買代金でも2.6兆円と同じく3月21日の大きい数字となったことである。SQよいう要因を割り引いてもこれまでとは様子が変わってきたといえる。

 「まだ、外国人投資家の買いが入ったという確信を持てないが、少なくとも、これまでの日計りの短期売買とは異なる資金が入ってきたことは間違い」(中堅証券)、ということから投信、年金等の買いがあったものとみられる。

 外国人投資家の買いについても否定はできない。NYダウが高値波乱となってきたことで日本株に目が向いてきた可能性はある。それに、安倍政権の「決めるときに決めなければ政権与党とはいえない」という強い姿勢から集団的自衛権について連立を組む公明党との合意を取り付ける見通しとなったことを評価して買って来ている可能性もありそうだ。法人税率引下げなど新成長戦略も控えていることもある。

 「週末の買いは恐らく機関投資家でしょう。とすれば、機関投資家は1万5000円より上をどんどん買い上がっていくとは思えないが、下がれば積極的に買うことが、今回、週末の商いで証明されたと思います。SQ値の1万4807円を下回らない限り6月相場は強いと思います」(株式評論家・海老原紀雄氏)。

 会社四季報・夏号の発売で、2015年3月期に続いて、2016年3月期見通しの良い銘柄は数多く見受けられる。たとえば、日経平均1株利益に置き換えれば、2016年3月期は1150円(現時点での2015年3月期予想は約1040円)が、見込めそうな印象である。

 四季報片手に、2015年3月期、2016年3月期の見通しのよい銘柄の押し目買いでよいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 特集

上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る=犬丸正寛の相場格言

■上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る

上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る 免許取りたての頃というものは前方を見るだけで精一杯で後方には注意が向かないものです。とくに、高速道路では前方だけ注意していればよいという思い込みから、後方から来た車に並ばれ危うく接触事故ということも起こり得ることです。運転経験を積んでくると後方の車の動きも十分に把握して事故に巻き込まれない運転となってくるものです。

 投資においても儲けたい一心で前ばかり向いていると天井掴みとなって、車の運転で言えば大事故につながってしまう恐れもあります。むろん、投資は儲けることが目的ですから気持ちを前に向けることは大切なことです。

 しかし、いくら上げ基調の相場だからといって油断せず、時には後を振り返って、どれだけの期間においてどれだけ上げたか、あるいは上げ相場の背景となっている材料がどれだけ相場に織り込まれたかに目をやることも大切です。車も相場もスピードが増すほど危険も増してくるのです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年06月06日

当面1万5000円台固める展開、押せば、骨っぽい買いが期待できる=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均の2ヶ月ぶり1万5000円台乗せで目先達成感がある一方、大台乗せで相場は中期での上昇基調に転じたとの見方も台頭している。足元では、上昇スピードが速かっただけに、しばらくは売り買い交錯の中で1万5000円台を固める展開が予想される。

 5月21日の日経平均1万3964円(場中値)から6月6日の1万5144円まで8.4%上昇した相場だが、この間、とくに、これが決め手という材料があったわけではない。強いて言うなら、5月16日に日経平均予想PERが13.4倍と、最近にない水準まで低下するなどマーケットに弱気の多かったことに対する反動といえるのではなかろうか。

 もちろん、NYダウの最高値更新は日経平均にとってプラスとなっていることは間違いない。

 それ以上に、消費増税の影響をなんとか吸収して2015年3月期の企業々績は堅調が見込めそうだとの雰囲気となっている。また、今度こそ期待できそうな新成長戦略も控えている。さらに、総理は年金運用において株式の比率アップ(現在12%ていど)を前倒しで進めるよう指示したと伝えられる。NISAについても非課税枠拡大も報道されている。つまり、「なんとなく相場に対し期待できる雰囲気が漂っている」(中堅証券)。マーケットの地合いは明るくなっているということだ。

 このため、押せば、骨っぽい買いが入ってくるとの見方は多い。仮に、新成長戦略が想定内だったとして下げる場面があっても短期的なもので済む可能性があるだろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:04 | 特集
2014年05月31日

経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある=犬丸正寛の相場格言

■経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある

経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある 人間も地球上で命を子孫に繋ぐ動物である。生きるためにはエサとなる食べ物が必要であることは言うまでもない。そのためには、動物でも人間でもエサ獲りの縄張りを巡ってしばしば争いが起きる。とくに、戦国の世では、穀物確保で領土を奪う戦いが絶えなかった。

 長い戦に疲れた人類は経済を発展させ、今日、平和共存の時代を迎えている。しかし、なお縄張り拡大に意欲を示す大国のあることを思えば経済といえどもエサ獲りであることに変わりはないと痛感させられる。ただ、大きい時代の流れは戦争ゲームから経済ゲームに移っており、ゲームの勝者、つまり獲物の大きさは株価によって現されるともいえる。

 マーケット全体を現す株価指数であれ個別銘柄の株価であれ強いことは経済というエサ獲りの巧みなことを物語っているといえるだろう。投資家はエサ獲りの巧みな銘柄に資金を投じるのがよいのではなかろうか。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:01 | 特集
2014年05月30日

業績に対する安心感から強い展開を予想、成長戦略期待外れなら『荒れる2日新甫』的中も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(6月2日〜6日)は、6月相場入りである。相場の基調は強いが、6月は、月初が2日・月曜日から始まる、『2日新甫』ということで波乱の展開も頭に入れておきたい。

 例年なら、4〜5月に株価はともかくとして、出来高が盛り上がるのが通常といえるが、今年は、売買代金が2兆円を超えたのは4月が3回、5月にいたってはわずか1回にとどまるなど近年になく盛り上がりに欠けるものだった。この最大の理由は、昨年5月の大商いの反動が今なお続いているためである。これに加えて、今年4月実施の消費増税の影響を見極めようということがある。

 3月期決算の発表が終って、2015年3月期については、大幅増益とは行かないが1ケタ台の増益は達成できそうな見通しで、足元の建設投資、設備投資、消費動向等などからみて先行き9月の中間決算あたりで上方修正が期待できそうな雰囲気となっている。

 業績に対する安心感と6月の新成長戦略期待から、日経平均は5月29日まで6日連続高となるなどマーケットに明るさが加わっている。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:00 | 特集
2014年05月24日

【犬丸正寛相場展望】相場地合い好転で日経平均1万5000円の可能性も、証券営業体にもヤル気

犬丸正寛の相場展望 5月最終となる今週(25〜30日)は、相場地合いの好転を映して堅調な展開が予想される。6月の新成長戦略を期待してテーマに沿う銘柄で、かつ2015年3月期の好調が見通せる銘柄に対する物色が続きそうだ。ただ、高値圏にあるNYダウについては利益確定売りで反落の可能性があることは注意しておきたい。

 前週の日経平均は、週末にかけて、日足チャートは3本連続の陽線となり、東証1部売買代金が22日、23日には各1.9兆円、1.8兆円とそれまでの1.5兆円程度から僅かながら増加に転じた。また、同1部の出来高についても22日、23日と2日連続で20億株を上回り、マーケットに買い意欲の台頭がみられた。

 「これまで、弱気筋が多かった中で、とくに、株で生計を立てている人は、3月期決算を見極めたい気持ちから見送っていたが、15年3月期のメドがあるていどついたことから見通しの良い銘柄を物色する機運となっている。また、単月収支で赤字となった証券会社も数多くあるようで、証券会社の営業体にも稼がなくては、という雰囲気も高まっているようだ。今年の夏相場は例年と違って、意外に強いのではないか」(某株式評論家)。

 ひところに比べ、マーケットに明るさが戻りつつあるといえる。

 もっとも、売買代金2兆円前後と限られた流入資金では、値ガサ株から中低株まで目まぐるしい物色が続いているし、これからも続きそうである。とくに、1部上場で好業績の100円台銘柄には10万株単位での2〜3円幅を稼ぐ、「1カイ2ヤリ」的な展開となっている。

 NYダウは3日続伸、週末は1万6613ドルと、去る、5月13日につけた最高値1万6735ドルに対し約120ドルと接近している。景気は堅調なものの、ウクライナ、タイ、ベトナム、中国、北朝鮮問題など、特に東南アジアをめぐる情勢は非常に不安定で、NYダウ調整の材料となる可能性はありそうだ。

 日経平均ベースの予想1株利益は直近では1046円と上向いていることから、5月上旬頃に出ていた2015年3月期に対する悲観的な見方はやや後退しマーケット人気好転につながっている。

 6月にはカジノ構想など新成長戦略が控えていることもあって期待人気から、日経平均は1万5000円に乗せる可能性もありそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:26 | 特集

業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない=犬丸正寛の相場格言

■業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない

業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない 業績の良いことは株価にとって、「必要」な条件ですが、しかし、業績が良ければ株は、「絶対」に上がるということではありません。とくに、業績が良いということは、おいしいご馳走と同じですから、おいしい料理ほどお腹いっぱいに食べてしまうものです。結果、お腹いっぱいとなって次にご馳走を出されても食欲が出ないのです。

 2013年の相場は大変なご馳走が並びました。政権交代後のアベノミクスというご馳走で昨年5月に超満腹となったのです。そこから1年が経っているものの、まだ十分に空腹とはなっていません。しかも今度は昨年ほどのご馳走がテーブルに並ばない心配があるのです。

 こうした結果、2014年3月期の業績は好調だったのに相場が上がらないのはこうした理由があるからです。業績が良い場合でもマーケットがどのていど満腹となっているかを見極めることが大切といえます。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年05月23日

【お断り】

【お断り】犬丸正寛の週間・相場展望は24日(土)に掲載します。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:00 | 特集
2014年05月17日

投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし=犬丸正寛の相場格言

■投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし

投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし 野球では、足は速くないが体格のよいホームラン向きの打者と、体格は小柄だが足は速くヒット量産型の選手に分けられるようです。ヒットタイプの選手がホームラン打者を真似ても上手くいかないものです。とくに、ヒット型選手がたまたまホームランを打ったからといって、その味が忘れられずホームランばかりを狙うようになると自分の良さがなくなり、結果、大スランプに陥りやすくなるものです。

 投資においても、『己』が、じっくり型で大きな成果を狙うホームランタイプか、あるいは小幅狙いの短期売買を得意とする打率狙いタイプかをしっかり自覚することです。とくに、「おっとり型」か、「せっかち型」か、といった自分自身の性格や資金の性格を知ったうえで投資に臨めば成果は大きく失敗は少なくなるはずです。身の丈に合った自分の投資スタイルを確立することが投資成果への近道と思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:00 | 特集
2014年05月16日

NYダウの行方が最大の注目点、今年も『5月は売り逃げよ』となるかどうか=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週末にかけてNYダウが大きく下げた。去る13日に1万6725ドルと過去最高値を更新し、直近1ヶ月間で約710ドル上伸していたことから利益確定売りの出やすい地合いにあった。

 そこへ、ウオルマートの予想を下回る決算や4月の鉱工業生産が芳しくなかったことなどが売りの手がかり材料となった。とくに、米国・10年債利回りが2.50%前後へ昨年10月水準まで低下、景気の先行きに対する警戒感となっていることも気にされている。

 しかし、それ以上にNYダウについて気になるのは、アメリカの相場格言の、『5月は売り逃げよ』があることだ。2012年、2013年とも5月がNYダウの短期的ピークとなっている。

 2012年、2013年とも5月ピーク後に1ヶ月程度の調整を経て秋相場に向けて上昇となっている。今年も1ヶ月ていどの調整で済むのか、あるいは、長期間の調整となるのか注目される。この意味では米国の経済・景気に対する見極めが大切となろう。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:08 | 特集
2014年05月10日

期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言

■期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる

期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言 中国には、猿にクルミを朝3つやったら怒ったので、朝4つ与え夕方3つにしたら猿は喜んだという、『朝三暮四』という諺があります。合計7つという結果は同じでも与え方によって反応は変わってくるという教えのようです。

 しかし、マーケットは猿に似たところがあることも否定できませんが、同じ内容では納得してくれないものです。朝四なら暮れは五でなくてはいけないのがマーケットです。

 異次元金融緩和など昨年のアベノミクスがたいへん大きい内容だっただけにマーケットは次なる一手は昨年より大きいものが期待できるのか気迷っています。その結果、売買代金の少ない様子見の相場展開となっているのです。6月に予定されている新成長戦略が昨年の異次元緩和を上回るような内容となるかどうかが注目されるところです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年05月09日

2015年3月期の業績伸び悩みを織込む展開か、引き続き個別物色=犬丸正寛相場展望

犬丸正寛の相場展望 去る、5月1日に日経平均は30日船を抜いたものの、僅かだったことから結局、ダマシ足となって日経平均は連休明けに大きく下げた。この間、NYダウは最高値(場中値)にあと9ドルまで迫る強さだったが日本のマーケットには反応しなかった。

 ウクライナ情勢の緊迫化などで原油価格上昇などの懸念材料はあるが、それ以上に発表中の3月期決算で、2015年3月期の見通しが思ったほど芳しくないことがあるようだ。

 とくに、指標的存在のトヨタ自動車は、2014年3月期は16.4%増収、営業利益73.5%増益と好調だったが、2015年3月期予想については売上横ばい、営業利益0.3%増益にとどまる。

 4月から実施された消費税直後だけにトヨタといえど慎重な予想数字は当然だろう。減益予想にならなかっただけでもよかったとの見方はあるものの、これによって上場企業全体の2015年3月期見通しについては、これまでの期待がトーンダウンとなることが予想される。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:12 | 特集
2014年05月03日

引き続き『森を見るより木を見る』展開に、外国人買い期待乏しい=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 連休明けの相場は、(1)NYダウの強さをどの程度織込むか、(2)2015年3月期の企業々績に対する見極め〜の2点が注目される展開とみられる。

 NYダウは、前週末に終値で最高値を更新した。4月の雇用者数が前月比28.8万人増加し失業率も6.3%と2008年水準へ大きく改善され、米国景気の強さが見直されてのNYダウ更新となっている。

 ただ、NYダウの場中値ベースでは、まだ高値更新には至っていない。今年4月4日につけた場中最高値1万6631ドルまで残り11ドルとなっているだけに高値更新は間違いないと思われるが、ただ、気をつけておくべきは過去のケースでは高値を更新したところがピークとなって1〜2ヶ月の調整となっていることである。今回も最高値更新が好材料織込み済みとなる可能性はあるだろう。

 一方、前週の日経平均はNYダウが終値で最高値を更新するほど強い動きだったにもかかわらず無反応だった。連休控えという事情があったためといえる。

 そこで、当然、注目となるのは連休明けにNYダウ高を好感する展開となるかどうかである。とくに、今年4月3日以降、2兆円割れが続いている東証1部売買代金(=市場への流入資金)が、増加に転じることができるかどうかが最大のポイントとなるだろう。

 売買代金が大きく増加し、NYダウ高を好感するためには、(1)外国人投資家の買い、(2)2015年3月期の大幅増益〜が条件となるだろう。

 まず、外国人投資家については、日本株に対し本格的に買い出動する気配は感じられない。好調な米国景気・企業々績から他国のマーケットにエネルギーを費やすより自国マーケットで十分運用できるという事情もあるだろう。また、TPP交渉に対する米政府の意向を米国投資家が汲み取っているのかもしれない。

 発表中の2014年3月期は好調だが、2015年3月期については、マダラ模様である。日経平均に採用の225銘柄ベースの予想1株利益は4月30日に1043円とアップし期待を持たせたものの、週末には1014円と再び元の1010円台に低下した。8日にトヨタ自動車の決算発表など主力どころの発表が控えているため、結論を急ぐことはできないが、これまでの発表で見る限り2015年3月期には多くは期待できないのではないか。

 結果、日経平均は堅調が予想されるものの売買代金を伴った活況相場という展開は難しそうである。

 ただ、個別的に見れば2015年3月期の業績好調銘柄については、資金が集中する展開が予想される。今週も引き続き、『森を見るより木を見る』展開だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:38 | 特集

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い=犬丸正寛の相場格言

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い 動く銘柄は理屈抜きで買ってみるというモグラ叩きゲーム式の超短期売買においても、まったく知らない銘柄より馴染みのある銘柄のほうが手がけやすいものです。ましてや、付き合いが長くなる中長期投資ではなおさらです。

 馴染みのある強さは、事業内容に対する社会でのニーズマッチの有無、業績の推移、そして、株価のクセなどが肌感覚で分かっていることです。しかし、人との付き合いでも同じですが、馴染みになれる間柄というのは、そう多くはありません。

 日々の株価をチェックし意識に馴染ませることができるのはせいぜい40〜50銘柄ではないでしょうか。このため、社会テーマ性などから向こう1年間のウオッチ銘柄を選択して馴染み銘柄とするのもよいと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 特集
2014年04月26日

相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る=犬丸正寛の相場格言

■相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る

相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る メイン料理の前の「先付」といえば、ひと口で食れるほどの少量だけど旬の素材で小粋な味が嬉しいものです。相場で先付的銘柄といえば、旬のテーマに沿い、ひと口サイズの小柄で足の軽い銘柄ということになるでしょう。そして、メイン料理に匹敵する銘柄は発行株数の多い新日鉄住金や日立製作所、トヨタ自動車などの大型主力銘柄ということになります。

 すばらしいご馳走であっても最後はお茶漬けで締めるのがわれわれ日本人です。お茶漬け的銘柄では、かき込める理屈抜きの人気性のある銘柄ということになりそうです。大切なことは会席ならメイン料理が出たかどうかは分かりますが、相場では分かり難いことです。とくに、相場で天井を掴むケースでは、お茶漬けが出されているにもかかわらず、まだ次にご馳走が出てくるのではないかと思ってしまうことです。

 相場では、「先付的銘柄」―「メイン料理的銘柄」−「お茶漬け的銘柄」のあることを知っておけば相場の位置を知るのに役立つと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:41 | 特集
2014年04月25日

ゴールデンウイーク谷間で強調相場、商い薄く好業績銘柄の個別物色=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週は春のゴールデンウイーク入りである。例年、ゴールデンウイーク休日の谷間は、相場は薄商いながら強いといわれることから、今年も日経平均は強調展開が予想され1万5000円台乗せとなりそうだ。

 日経平均は23日に30日線を抜いて、買い転換したものの伸び切れないでいる。日米首脳会談が終わり、安全保障面にはプラスとなったが、期待されたTPP交渉はまとまらなかったことが影響しているようだ。TPPは安倍政権の成長戦略の基本をなすものとして位置づけられていただけに今後に予想される成長戦略は大きく期待できないのではないかとの見方が強まっている。オバマ大統領帰国後、麻生副総理がアメリカの現政権はTPPについてアメリカ議会の承認を受けることは難しいという主旨の発言をしていることもTPPの行方を不透明としている。

 それでも、尖閣は守るとの明言を引き出したことは大きい成果で中国との緊張は徐々に和らぐ可能性があるだろう。その分、政権は経済など内政に取組むことができる。
>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:28 | 特集
2014年04月19日

麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている=犬丸正寛の相場格言

■麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている

麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている ビール、アイスクリームなどの夏関連銘柄は冬のうちに買っておくのがよいとされてきました。じっくり投資には有効な投資法だったと思います。しかし、異常気象の今日ではこの教えは通用し難くなっているようです。

 たとえば、昔なら暑い夏といっても30度Cの日が数日間ていどでしたが、今では40度C近い日が普通になりつつあります。30度C近くになるとビールや甘い冷菓を避け天然水のほうが好まれるといわれます。当然、サマーストック関連企業の業績も期待したほど伸びないということも起こり得ることです。

 一寸先は闇といわれるのが政治の世界ですが、社会も気象も先が読み難い変化の早い時代を迎えています。変化の激しいときの投資法はぜいぜい1〜3ヶ月の短期投資が正解といえるのではないでしょうか。短期投資は悪と言われたのは昔のことではないでしょうか。とくに個人は短期投資を軸に据え、そのうえで中長期に耐える銘柄を選ぶのがよいのではないでしょうか。

>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集