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記事一覧 (07/26)目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/25)日経平均に出番、中低位株物色に一巡感、新指数入れ替えも刺激に=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/23)【妻と夫の株ロマン】2014年後半の相場を語る
記事一覧 (07/19)下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/18)ウクライナ、イスラエルなどの海外情勢を睨みながらの個別物色相場、売買代金の低調は続きそう=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/15)LINEユーザーの中から次世代のスターを発掘する国内最大規模のオーディションプロジェクト「LINE オーディション」開始
記事一覧 (07/12)テーマに沿う銘柄ほど人気化しやすい=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/11)日経平均の25日線攻防が最大の注目点、好決算銘柄の個別買いの展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (07/05)燃え上がった恋と相場は簡単には消せない=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (07/04)NYダウ高を取込んで日経平均が年初水準にどこまで近づけるか、政治が経済に軸足を移せるか=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/28)為替を睨みながらの個別物色の展開、日経平均が25日線キープできるか注目=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/28)勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/21)「株主総会」終われば徐々に上値の重い展開へ、4〜6月決算を待つ展開か=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/21)商いも株も時を買うと心得るべし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/14)四季報・夏号片手に好業績見通し銘柄の押し目買い=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (06/14)上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (06/06)当面1万5000円台固める展開、押せば、骨っぽい買いが期待できる=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/31)経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/30)業績に対する安心感から強い展開を予想、成長戦略期待外れなら『荒れる2日新甫』的中も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/24)【犬丸正寛相場展望】相場地合い好転で日経平均1万5000円の可能性も、証券営業体にもヤル気
2014年07月26日

目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流=犬丸正寛の相場格言

■目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流

目先を追うなは昔のこと 中長期を見据え短期に励むが今流 戦後の復興から成長期においては、「作れば売れる」ことが保障されていたともいえる時代でしたから商売でも株投資でも目先を追う人は軽蔑的な眼で見られたものです。むろん、時代の先を見据え読むことは今でも大切で、むしろ、考えるという思考行動そのものは昔以上に重要だと思います。

 しかし、「思考行動」と、「商売・投資行動」とは別です。物・社会資本が行き渡った今日では、作っても売れるという保障はありません。しかも、世界と競争の時代です。長期で構えていたら消えてしまうこともあり得る時代です。

 先行きの社会の姿やマーケットの姿をイメージしながら目先で素早く動くのが今の行き方ではないでしょうか。少なくとも「目先」が、軽蔑されるものではないと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年07月25日

日経平均に出番、中低位株物色に一巡感、新指数入れ替えも刺激に=犬丸正寛の相場展望

 来週は、よほどの突発的なことが出ない限り、日経平均は年初の1万16147円を目指すものとみられる。日経平均を週足でみれば26週線に沿って下値を切り上げる足取りで、こうしたケースではジリ高のあと急伸につながっていることは多い。

 相場の地合いでも日経平均が動きやすくなりつつある。去る、22日には売買単価6日平均値が825円まで低下、今年1月7日の824円以来の低水準となっていることからも順番としては、値段の高い銘柄が動く可能性が強く、結果として日経平均が上値を追いやすい地合いといえる。
とくに、今週は一部主力銘柄の呼び値が、「円」から「10銭」に変わったことで一気に値の低い中低位株が物色の中心に躍り出た。ただ、その延長線で無配銘柄まで買い上がったため、マーケットにはやり過ぎとの声も聞かれ、再び、値の高い主力銘柄に物色のホコ先が向くだろうとの見方だ。

 これから、トヨタ自動車など主力銘柄の第1四半期決算の発表が控えていることや、「JPX日経400」の採用入れ替えが接近している(8月7日予定)ことでも主力銘柄には刺激となりそうだ。

 仮に、波乱があるとすれば、NYダウが安くなることだろう。ウクライナ、イスラエル問題は依然、警戒の必要な材料といえる。また、アメリカの重要な経済指標発表が控えていることもある。指標が良ければ、本来、株価にプラスだが、金利引き上げ観測につながればNYダウにとって波乱となる可能性があるだろう。

 売買代金は2兆円割れ状態ということを考えれば、日経平均が新高値をつけさらに上値を追うということは難しそうだ。ただ、「主力株は日経平均の1万6000円前後水準までは比較的に売り物が薄い状態」(中堅証券)ということから、トヨタ自動車の年初来高値6400円(1月6日)奪回あたりが見込めそうである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:49 | 特集
2014年07月23日

【妻と夫の株ロマン】2014年後半の相場を語る


★☆妻と夫の株ロマン☆ 時々の話題を夫婦の会話でお届けします★

■政府と日銀が再び経済で歩調を合わせ、日経平均は秋・冬相場で1万8300円

 【妻】 梅雨も明け今年後半戦相場がいよいよ本格的にスタートです。振り返って1〜6月の前半相場は期待外れでしたね。

 【夫】 年初と6月末を比べると、日経平均は6.0%下がっているから日経平均採用型の主力銘柄で相場を捉えると総じて芳しくなかったといえる。これに対し、TOPIXはこの間2.7%の下げ、新指数のJPX日経400は2.2%の下げで、共に日経平均の下げを下回っている。こうしたことから言えることは、昨年暮れの日経平均急伸に対し、今年前半は出遅れ銘柄が買われた相場展開だったとみることができると思う。

 【妻】 4月には消費税8%への引き上げもありました。

 【夫】 それを考えると1〜6月相場は堅調だったと見ることはできるね。

 【妻】 消費税直後の4〜6月のGDPはまだのようですが、2014年度のGDP見通しについては、政府は当初予想の1.4%から1.2%へ下方修正しました。このことをどうみますか。

 【夫】 下方修正は消費増税の影響によるものということだから、印象としては、「そうだろうな」ということで、むしろ、小さい下方修正でよかったと思う。これによって、秋、冬相場に期待が持てると自信を深めている。

 【妻】 下方修正で相場に期待できるとはどういうことですか。

 【夫】 今年前半の安倍総理は経済に対しリップサービスはしても本気で景気のことを考えていなかったと思う。憲法改正とか集団自衛権のことで頭がいっぱいだったと思う。それが、なんとか前半で政治的なことに目処をつけたから、後半は再び経済のことに目を向けてくるとみている。とくに、このまま経済対策の手を打たないと次の消費税10%は難しくなってくる。仮に、半年先延ばしくらいならいいが、消費税10%を凍結ということになれば、財政再建にとってマイナスとなるし、なにより世界に向かってアナウンスしているため実現できないとなれば公約違反と受け取られ外国人投資家が日本株を売ってくることが予想される。ここで、株が下がってしまえば折角のアベノミクスはすべて帳消しとなってしまう心配がある。それは、避けたい気持ちだと思うよ。

 【妻】 どういう手を打つのですか。

 【夫】 ずばり、日銀の追加金融緩和だと思う。これまで、日銀は追加金融緩和には言葉を濁してきたが、総理が経済より政治に軸足を置いていたから日銀としては当然のスタンスだったと思う。しかし、これからは違うと思う。再び、政府と日銀の経済政策に対し、二人三脚が期待できると思う。

 【妻】 2013年4月の異次元金融緩和と、その後の株の急騰再現ということになるということですか。

 【夫】 僕は、そう見ている。今度の緩和は、異次元といわれる規模になるかどうかは分からないけど、そのかわり2013年春の時と違うのは成長戦略が具体的になっていることがある。法人税率引下げ、特区構想、医療、観光、ロボット、日本強靭化計画など、株にとって実に刺激的といえる。2013年春の時点では決まっていなかったオリンピックという材料も加わっている。それに、安倍政権の支持率が50%を割ったことで、とくに、票田の地方テコ入れの観点から地方担当大臣を置いて地方創生に本腰が入るだろう。カジノも、いよいよ実現に向けて進むだろう。こうした成長戦略と追加金融緩和策が合体すれば秋から年末の相場はたいへん有望とみている。

 【妻】 日経平均で、どのていどを予想しているの。

 【夫】 日経平均でみれば、リーマンショック前の2007年2月につけた1万8300円はあるとみている。

>>>>妻と夫の株ロマン 目次
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:06 | 特集
2014年07月19日

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する=犬丸正寛の相場格言

■下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する

下値不安のない銘柄ばかりに捉われすぎると 儲けのチャンスを逸する もちろん、下値不安のなさそうな銘柄にじっくり投資することを否定するものではありません。実際、大口の機関投資家等は3〜5年といった期間を設定してじっくり投資を行っています。投資を極論すれば、「値上り狙い」と、「配当狙い」になるはずですから、もし、あなたが値上り狙いに主眼を置いているというのなら、下値不安の乏しい銘柄中心では多くの果実は期待できないでしょう。

 下値不安のないことが「とりえ」という銘柄は、全般相場上昇の最終局面で少し買われるていどにとどまるはずです。「子供は暴れん坊くらいがちょうどいい」といわれるように相場においても荒い値動きをする銘柄ほど値上り狙いの妙味があるのです。

 怖いというだけで、気持ちは値上狙いにも関わらず、下値不安のない銘柄ばかりに投資していたのではイライラするだけでほとんど成果が望めないと思います。株投資でTOPIX等の指数以上の値上りを取ろうとするなら元気のよい銘柄を研究するべきだと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54 | 特集
2014年07月18日

ウクライナ、イスラエルなどの海外情勢を睨みながらの個別物色相場、売買代金の低調は続きそう=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 マレーシア航空機が、ウクライナ東部で墜落、親ロシア派にミサイルで撃墜されたようだとの報道からウクライナでの緊張が高まるとしてNYダウが急落、1万7000ドルを割り込んだ。連れて、日経平均も週末、一時260円安の1万5110円まで下げた。

 日米株価とも、このところ上伸続きで警戒もあったことから大きく響いた。「予想していなかった事件だけに、新規の空売りが入ったというより買い方の投げが先行した。とくに、日本は3連休ということで思い切って下値を仕込む動きも限定的だった」(中堅証券)という。ウクライナ情勢が今後、どのように展開するかは、まったくの未知数。大きい事態に発展しなければNYダウは反発が予想され、日経平均も落ち着くものとみられる。

 ただ、日本のマーケットは大きくは期待できないのではないか。これまで、NYダウ好調の時でも、日経平均は元気の良い動きとは言えなかっただけに今後も多くは期待できないだろう。

 とくに、日経平均は週末に25日線を去る11日に続いて再び割り込んだ。来週、このまま25日線割れが続くようだと25日線自体が下降に向かう心配が出てくる。仮に、そうなると日経平均は秋頃までの調整入りが濃厚となる可能性がある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:36 | 特集
2014年07月15日

LINEユーザーの中から次世代のスターを発掘する国内最大規模のオーディションプロジェクト「LINE オーディション」開始

■LINE上から誰でも簡単に応募・投票に参加することが可能

 LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森川 亮)は、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」 http://line.me/ja/ において、国内5200万人のLINEユーザーの中から次世代のスターを発掘する国内最大規模のオーディションプロジェクト「LINE オーディション」を開始すると発表した。

 「LINE オーディション」は、国内登録ユーザー5200万人の中からスターを発掘する、国内最大規模のオーディションプロジェクト。LINE公式アカウントの仕組みを使い、LINEユーザーであれば誰でも簡単に応募・投票に参加することができる。

LINEユーザーの中から次世代のスターを発掘する国内最大規模のオーディションプロジェクト「LINE オーディション」開始

■第一弾はソニーミュージックと共同で開催

 第一弾として、これまで西野カナや平井堅、ユニコーンなど数多くの有名アーティストを発掘しデビューさせてきたソニーミュージックと共同で、次世代のスター候補(歌手・グループ、俳優、タレント、アイドル、ダンサー、パフォーマー、お笑い、その他ジャンル不問)を募集する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:01 | 特集
2014年07月12日

テーマに沿う銘柄ほど人気化しやすい=犬丸正寛の相場格言

テーマに沿う銘柄ほど人気化しやすい 人は終ったことより、将来のことに関心が向きやすく、当然、これを反映してマスコミは将来のことを取り上げる。人の目に触れるほど、多くの人が注目するところとなり、結果、人気は盛り上がる。

 社会ニーズを背景とした「テーマ」は、人々が将来に期待できるもっとも身近な手がかり材料である。株相場では1株利益、配当などが同じ内容、規模も同程度の銘柄であってもテーマ性がある銘柄に人気がつき、株価に開きが出るということは日々、起きている。よって、値上り益追及の投資家は、マスコミが取り上げる回数が多いであろう、「テーマ銘柄」にマトを絞るのが儲けるコツといえる。もっとも、テーマ性の人気株には高PERとなるケースが多いため、テーマ研究と同時に相場勘を養うことも大切となってくる。

>>>テーマに沿う銘柄ほど人気化しやすい=犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年07月11日

日経平均の25日線攻防が最大の注目点、好決算銘柄の個別買いの展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は、今年初とみられる5日連続安と調整色を強めている。もっとも、5日間の下げは、終値ベースでみれば220〜230円程度とそれほど大きくはない。むしろ、下値抵抗力があるとみることができる。

 これは、(1)景気・企業々績とも堅調で実体面での支えがある、(2)テクニカル面では25日線が支えとなっている〜ことがあるといえる。

 とくに、現在のマーケットが短期マネー中心となっていることを考えると25日線の攻防が最大の注目点といえる。

 6月後半以降、幾度か25日線まで下げるものの、なんとかキープしてきた。つい最近、9日にも場中で25日線を下回ったが、終値では25日線を維持している。

 週末の11日(金)は、場中で安値1万5101円があり25日線(1万5217円)を下回り、終値でも25日線を下待った。5月22日以来、ほぼ2ヶ月ぶりである。

 このため、来週は、25日線切りが一時的か、あるいは、そのまま相場は本格調整に向かうか、という点が見所となる。

 筆者は、そのまま大きく下げることはないとみている。理由としては、3月期決算会社の第1四半期(4〜6月)決算の発表が本格化するからである。企業々績全体としてみれば、「好調」ということにはならないだろうが、消費増税直後の決算という対比では、「堅調」という評価となって、先行き業績に期待を抱かせる内容となることが予想される。

 「好調」でなく、「堅調」ということでは日経平均を大きく上伸させることは難しい。しかし、間違いなく下支えとなるはずである。むろん、NYダウが大きく下げないという前提はつくが。

 ただ、気になるのは、東証1部の売買代金及び出来高が減少傾向にあることだ。これは、機関投資家等の買いが目先的には一巡した可能性があるのではないかと思われる。

 このため、第1四半期決算の発表が続く間は日経平均は堅調でも決算発表が一巡する7月後半あたりから日経平均は本格調整に入る可能性を含んでいるといえる。いわゆる「夏枯れ相場」である。

 当面、日経平均は25日線近辺での一進一退の展開とみられ、好決算発表銘柄と、テーマ性材料株の個別物色が続くものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:56 | 特集
2014年07月05日

燃え上がった恋と相場は簡単には消せない=犬丸正寛の相場格言

■燃え上がった恋と相場は簡単には消せない

燃え上がった恋と相場は簡単には消せない まさに、ごもっともな話である。若い時は誰でも経験のあることだが、好きでたまらないときは、親の言うことなど耳に届かず燃え上がって周囲とは関係ない世界です。それも、刻が過ぎると、どうしてあんなに燃えて夢中になったのだろうと醒めた心が顔をもたげ、今まで相手の良いところしか見なかったことにも欠点が気になるようになってくるものです。

 相場も同じような展開を見せるところがあります。火のついた相場では少々のことでは天井打ちとはならないものです。そこには、恋の感情と同じように「時間」という日柄がポイントとなってくるはずです。いくら好きな相手でも日々、密着していれば飽きがくるように相場にも必ず倦怠感が待ち構えています。当然、いったん、相場が天井を打つと、今まで気にならなかった材料が悪魔のごとく変身して支配されるようになるものです。

 「2014年夏の恋」とでも言う今の相場は、NYダウの1万7000ドル乗せで燃え上がって周囲が弱気を言っても無理です。しばらくは相場に口出しせず、素直についていくところでしょう。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年07月04日

NYダウ高を取込んで日経平均が年初水準にどこまで近づけるか、政治が経済に軸足を移せるか=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 夏相場では、NYダウ高をバックに日経平均が年初1月6日の始値1万6147円にどこまで近づけるか、あるいは更新することができるかどうかが見所となるだろう。集団自衛権を閣議決定にこぎつけたことで、政治的な大きいヤマを越え、次は、消費税10%引上げが控えていることから、再び、経済面に軸足が移り相場には支援となるはずだ。

 NYダウは3日、初となる1万7000円台に乗せた。6月の非農業部門の雇用者数が前月比28.8万人の増加、失業率も2008年水準の6.1%まで低下し、アメリカ経済の好調ぶりが際立っている。シェールガスを手にした効果を満喫している姿といえる。

 NYダウの強いことは日経平均には大いなる支援である。もちろん、NYダウのスピードの速いことに警戒感はある。しかし、その一方で、「景気の良い時に強気にならないで、いつ強気になるというのだ。インフレ懸念から金利引き上げとなるまでは強気で走るべきである。天井を掴むくらいの気持ちでないとこの相場では儲からない」という声も聞かれる。

 気候の良い春に身体をハツラツとするように景気の良いときにこそ相場で稼ぐときというわけだ。

 東証1部の売買代金は4日(金)も1.6兆円と低調だが、出来高は20億株前後の高水準が続いている。この点は、これまでと大きく異なる点である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:14 | 特集
2014年06月28日

為替を睨みながらの個別物色の展開、日経平均が25日線キープできるか注目=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週末、日経平均は200円を超す下げとなって一時的に25日線を今年5月22日以来、ほぼ1ヶ月ぶりに割り込んだ。

 これを受けて、来週の日経平均がどう展開するか注目される。とくに、チャート上では、『移動平均線が上昇基調の中で株価が移動平均線を下回ったところは買い』、とされることから押し目買いが入るかどうかということである。

 仮に、25日線を長く下回った状態が続くことになれば、「売り転換」となるだけに来週の動きは目が離せない。

 とくに、株価を左右しそうな材料としては、「円相場」だろう。このところ円相場は、対ドルで101円台後半から102円台前半での推移で、動きが煮詰まっているだけに、もしも、モミ合いを放れて円高に振れるようだと、日経平均は本格調整となる可能性がある。

 振り返って、日経平均は今年4月11日の場中安値1万3885円から、ほぼ一本調子に上げ、6月23日の1万5442円まで11.2%、値幅で1557円)の上昇となっているだけに日柄及び値幅の両面から疲労感も出るところに来ている。

 もちろん、年金等の買いが見込めることから相場が大きく下げることは考え難い。とはいっても、一時、2.6兆円まで膨らんでいた東証1部売買代金は、また1.6〜1.7兆円まで落ち込み流入資金は縮小している。

 このため、限られた資金での相場展開ということで全面高は難しい状況である。今週、燃料電池車関連銘柄が高人気となった反面、バイオ関連銘柄が大きく下げたように、人気銘柄を買うためには、何かを売って資金を作るという乗り換えの動きが鮮明となっている。

 今後もこうした展開が予想され、「燃料電池車」、「オリンピック関連」、「耐震・補修関連」、「バイオ関連」、「サマーストック」、「医療ロボット関連」、「カジノ関連」などのテーマ銘柄を循環的に買う相場展開だろう。

 一方、まもなく4〜6月期決算が発表となるが、個別的には業績堅調銘柄を買う展開は予想されるものの、業績全体を買い上げるまでにはならないだろう。

 来週は、「為替」を横目で睨みながらの個別物色の展開が予想される。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45 | 特集

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる=犬丸正寛の相場格言

■勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる

勝負ごとには必ず いけそうだという風がくる 野球でも、サッカーでも、マージャンでも勝負ごとには1度や2度は、明確な裏づけはないが、なんとなく、「いけそうだ」という雰囲気が到来するものです。

 押され気味だった展開が、なんらかの拍子で流れが変わり、「いけるぞ」という気分になるときがあるものです。そのためには常に試合に出場してゲームの流れが肌感覚まで染み付いていることが大切のようです。

 株式投資でもマーケットを日々、ウオッチしておけば空気の変化を見逃さないですむはずです。株相場全体でみれば、大体、年に2回ていどは、「買えば儲かりそうな時」はあるものです。その時は、いつか。それは、理屈だけで外から見ている人でなく、ゲームに参加している人に与えられたご褒美といえるものだと思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年06月21日

「株主総会」終われば徐々に上値の重い展開へ、4〜6月決算を待つ展開か=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望  6月30日を1日残して、来週(23〜27日)で、今年前半相場が終わる。少し振り返ると、日経平均は年初1万6147円(場中値)で始まり、これを高値に4月には1万3885円まで14.0%下げた。

 期待された追加金融緩和の見送り、外国人投資家の買い見送り、消費増税の影響懸念〜などが相場の圧迫要因になったといえる。

 週末、6月20日には1万5422円まであり、1月から4月までの下げ幅に対する「半値戻し水準」(1万5016円)を上回った。半値戻しを達成すれば、買方の気持ちが明るくなり、相場に対する取組が前向きになるとされる。

 また、週末の東証1部出来高は29.5億株、売買代金も2.6兆円と膨らみ、マーケットの地合いは大きく好転している。

 この背景には、2015年3月期の企業々績に対する期待値は、目立って上向いているというわけではないが、消費税の影響については想定内との見方が強まっていることがある。

 また、様子見だった外国人投資家は最近、少しではあるが買い越しに転じている。安倍政権の、「決める政治」に対する評価が高まっているようだ。NY相場に対する日本株の割安感という視点もあるものとみられる。さらに、総理の年金運用に対し株式比率を高めるようにという指示期待から年金、投信等の買いもみられるようで需給関係も大きく改善されている。

 一方、相場の人気要素ともいえるテーマは豊富である。ざっと挙げるだけでも、「日本強靭化計画」、「東京オリンピック」、「リニア中央新幹線」、「燃料電池車」、「医療ロボット」、「カジノ構想」などなど。これだけ、テーマに恵まれているのは近年では珍しい。

 この豊富なテーマに企業々績が加われば相場のスケールはかなり大きいものとなるはず。このため、まもなく始まる2015年3月期の第1四半期決算(4〜6月)の発表が相場にとってポイントとなるだろう。

 今の時点では、2015年3月期の上方修正を期待することは難しいだろうが、先行き業績に対する、「感触、手応え」はつかむことができるはず。明るい手応えなら夏相場で日経平均は昨年末につけた1万6320円(場中値)に挑戦が見込めるだろう。

 反対に消費税の影響が想定以上に大きいということになれば夏相場は大きくは期待できず、調整安も予想される。

 足元では日米とも短期間に急伸した反動が予想され、とくに、国内では株高要因の一つである株主総会が終わることから徐々に上値の重い展開となるのではなかろうか。全体としては、4〜6月の決算発表を待つ展開を強めるものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:18 | 特集

商いも株も時を買うと心得るべし=犬丸正寛の相場格言

■商いも株も時を買うと心得るべし

商いも株も時を買うと心得るべし 筆者の好きな格言です。『商売』では商品やサービスを提供し、『株投資』では株券を購入するわけですが、どちらも、背景にある時代の変化を見極めないと商売も株投資も成果は期待したほど得られないという教えです。

 草履、下駄が靴に変わり、鉛筆が万年筆、ワープロに変わったように時代は常に変化し続けています。時代遅れでも伝統工芸品的に細々と扱うのならまだしも本格的に商売、あるいは株投資をやろとするなら時代遅れでは成果は期待できません。とくに、株の場合、昔、いい銘柄だったからといって、しがみつき深追いすれば天井掴みとなって長い間、浮かばれない塩漬状態となってしまいます。

 なかでも、『長期投資』には、『時の変化』の見極めは絶対と言ってよいほど大切です。もちろん、短期的相場においては、たとえば、今のマーケットで値ガサ株が買われているか、あるいは中低位株が買われているかを見極めることも、『時』に投資することになるのです。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年06月14日

四季報・夏号片手に好業績見通し銘柄の押し目買い=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週の半ばからジリ安だった日経平均は、週末には一気に124円高と反発した。特筆されるのは、通常は週末はダレルことが多い中で、週末に引き締まったことと、12日(金)の東証1部出来高が27.1億株と今年3月24日以来の高水準となり、売買代金でも2.6兆円と同じく3月21日の大きい数字となったことである。SQよいう要因を割り引いてもこれまでとは様子が変わってきたといえる。

 「まだ、外国人投資家の買いが入ったという確信を持てないが、少なくとも、これまでの日計りの短期売買とは異なる資金が入ってきたことは間違い」(中堅証券)、ということから投信、年金等の買いがあったものとみられる。

 外国人投資家の買いについても否定はできない。NYダウが高値波乱となってきたことで日本株に目が向いてきた可能性はある。それに、安倍政権の「決めるときに決めなければ政権与党とはいえない」という強い姿勢から集団的自衛権について連立を組む公明党との合意を取り付ける見通しとなったことを評価して買って来ている可能性もありそうだ。法人税率引下げなど新成長戦略も控えていることもある。

 「週末の買いは恐らく機関投資家でしょう。とすれば、機関投資家は1万5000円より上をどんどん買い上がっていくとは思えないが、下がれば積極的に買うことが、今回、週末の商いで証明されたと思います。SQ値の1万4807円を下回らない限り6月相場は強いと思います」(株式評論家・海老原紀雄氏)。

 会社四季報・夏号の発売で、2015年3月期に続いて、2016年3月期見通しの良い銘柄は数多く見受けられる。たとえば、日経平均1株利益に置き換えれば、2016年3月期は1150円(現時点での2015年3月期予想は約1040円)が、見込めそうな印象である。

 四季報片手に、2015年3月期、2016年3月期の見通しのよい銘柄の押し目買いでよいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | 特集

上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る=犬丸正寛の相場格言

■上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る

上級ドライバーのごとく相場巧者は後方に気を配る 免許取りたての頃というものは前方を見るだけで精一杯で後方には注意が向かないものです。とくに、高速道路では前方だけ注意していればよいという思い込みから、後方から来た車に並ばれ危うく接触事故ということも起こり得ることです。運転経験を積んでくると後方の車の動きも十分に把握して事故に巻き込まれない運転となってくるものです。

 投資においても儲けたい一心で前ばかり向いていると天井掴みとなって、車の運転で言えば大事故につながってしまう恐れもあります。むろん、投資は儲けることが目的ですから気持ちを前に向けることは大切なことです。

 しかし、いくら上げ基調の相場だからといって油断せず、時には後を振り返って、どれだけの期間においてどれだけ上げたか、あるいは上げ相場の背景となっている材料がどれだけ相場に織り込まれたかに目をやることも大切です。車も相場もスピードが増すほど危険も増してくるのです。

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2014年06月06日

当面1万5000円台固める展開、押せば、骨っぽい買いが期待できる=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均の2ヶ月ぶり1万5000円台乗せで目先達成感がある一方、大台乗せで相場は中期での上昇基調に転じたとの見方も台頭している。足元では、上昇スピードが速かっただけに、しばらくは売り買い交錯の中で1万5000円台を固める展開が予想される。

 5月21日の日経平均1万3964円(場中値)から6月6日の1万5144円まで8.4%上昇した相場だが、この間、とくに、これが決め手という材料があったわけではない。強いて言うなら、5月16日に日経平均予想PERが13.4倍と、最近にない水準まで低下するなどマーケットに弱気の多かったことに対する反動といえるのではなかろうか。

 もちろん、NYダウの最高値更新は日経平均にとってプラスとなっていることは間違いない。

 それ以上に、消費増税の影響をなんとか吸収して2015年3月期の企業々績は堅調が見込めそうだとの雰囲気となっている。また、今度こそ期待できそうな新成長戦略も控えている。さらに、総理は年金運用において株式の比率アップ(現在12%ていど)を前倒しで進めるよう指示したと伝えられる。NISAについても非課税枠拡大も報道されている。つまり、「なんとなく相場に対し期待できる雰囲気が漂っている」(中堅証券)。マーケットの地合いは明るくなっているということだ。

 このため、押せば、骨っぽい買いが入ってくるとの見方は多い。仮に、新成長戦略が想定内だったとして下げる場面があっても短期的なもので済む可能性があるだろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:04 | 特集
2014年05月31日

経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある=犬丸正寛の相場格言

■経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある

経済は突き詰めればエサ獲りゲーム 株価は獲物の成果でもある 人間も地球上で命を子孫に繋ぐ動物である。生きるためにはエサとなる食べ物が必要であることは言うまでもない。そのためには、動物でも人間でもエサ獲りの縄張りを巡ってしばしば争いが起きる。とくに、戦国の世では、穀物確保で領土を奪う戦いが絶えなかった。

 長い戦に疲れた人類は経済を発展させ、今日、平和共存の時代を迎えている。しかし、なお縄張り拡大に意欲を示す大国のあることを思えば経済といえどもエサ獲りであることに変わりはないと痛感させられる。ただ、大きい時代の流れは戦争ゲームから経済ゲームに移っており、ゲームの勝者、つまり獲物の大きさは株価によって現されるともいえる。

 マーケット全体を現す株価指数であれ個別銘柄の株価であれ強いことは経済というエサ獲りの巧みなことを物語っているといえるだろう。投資家はエサ獲りの巧みな銘柄に資金を投じるのがよいのではなかろうか。

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2014年05月30日

業績に対する安心感から強い展開を予想、成長戦略期待外れなら『荒れる2日新甫』的中も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(6月2日〜6日)は、6月相場入りである。相場の基調は強いが、6月は、月初が2日・月曜日から始まる、『2日新甫』ということで波乱の展開も頭に入れておきたい。

 例年なら、4〜5月に株価はともかくとして、出来高が盛り上がるのが通常といえるが、今年は、売買代金が2兆円を超えたのは4月が3回、5月にいたってはわずか1回にとどまるなど近年になく盛り上がりに欠けるものだった。この最大の理由は、昨年5月の大商いの反動が今なお続いているためである。これに加えて、今年4月実施の消費増税の影響を見極めようということがある。

 3月期決算の発表が終って、2015年3月期については、大幅増益とは行かないが1ケタ台の増益は達成できそうな見通しで、足元の建設投資、設備投資、消費動向等などからみて先行き9月の中間決算あたりで上方修正が期待できそうな雰囲気となっている。

 業績に対する安心感と6月の新成長戦略期待から、日経平均は5月29日まで6日連続高となるなどマーケットに明るさが加わっている。
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2014年05月24日

【犬丸正寛相場展望】相場地合い好転で日経平均1万5000円の可能性も、証券営業体にもヤル気

犬丸正寛の相場展望 5月最終となる今週(25〜30日)は、相場地合いの好転を映して堅調な展開が予想される。6月の新成長戦略を期待してテーマに沿う銘柄で、かつ2015年3月期の好調が見通せる銘柄に対する物色が続きそうだ。ただ、高値圏にあるNYダウについては利益確定売りで反落の可能性があることは注意しておきたい。

 前週の日経平均は、週末にかけて、日足チャートは3本連続の陽線となり、東証1部売買代金が22日、23日には各1.9兆円、1.8兆円とそれまでの1.5兆円程度から僅かながら増加に転じた。また、同1部の出来高についても22日、23日と2日連続で20億株を上回り、マーケットに買い意欲の台頭がみられた。

 「これまで、弱気筋が多かった中で、とくに、株で生計を立てている人は、3月期決算を見極めたい気持ちから見送っていたが、15年3月期のメドがあるていどついたことから見通しの良い銘柄を物色する機運となっている。また、単月収支で赤字となった証券会社も数多くあるようで、証券会社の営業体にも稼がなくては、という雰囲気も高まっているようだ。今年の夏相場は例年と違って、意外に強いのではないか」(某株式評論家)。

 ひところに比べ、マーケットに明るさが戻りつつあるといえる。

 もっとも、売買代金2兆円前後と限られた流入資金では、値ガサ株から中低株まで目まぐるしい物色が続いているし、これからも続きそうである。とくに、1部上場で好業績の100円台銘柄には10万株単位での2〜3円幅を稼ぐ、「1カイ2ヤリ」的な展開となっている。

 NYダウは3日続伸、週末は1万6613ドルと、去る、5月13日につけた最高値1万6735ドルに対し約120ドルと接近している。景気は堅調なものの、ウクライナ、タイ、ベトナム、中国、北朝鮮問題など、特に東南アジアをめぐる情勢は非常に不安定で、NYダウ調整の材料となる可能性はありそうだ。

 日経平均ベースの予想1株利益は直近では1046円と上向いていることから、5月上旬頃に出ていた2015年3月期に対する悲観的な見方はやや後退しマーケット人気好転につながっている。

 6月にはカジノ構想など新成長戦略が控えていることもあって期待人気から、日経平均は1万5000円に乗せる可能性もありそうだ。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:26 | 特集