[特集]の記事一覧
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記事一覧 (05/24)業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/23)【お断り】
記事一覧 (05/17)投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/16)NYダウの行方が最大の注目点、今年も『5月は売り逃げよ』となるかどうか=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/10)期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (05/09)2015年3月期の業績伸び悩みを織込む展開か、引き続き個別物色=犬丸正寛相場展望
記事一覧 (05/03)引き続き『森を見るより木を見る』展開に、外国人買い期待乏しい=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/03)短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/26)相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/25)ゴールデンウイーク谷間で強調相場、商い薄く好業績銘柄の個別物色=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/19)麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/18)決算発表と日米首脳会談を支援材料に久々に日本独自相場の展開へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/12)景気のよいときは陽性の調整、悪いときは陰性=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/11)シコリ株の整理進み日経平均はボトム圏入り、追加緩和の催促効果も=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/05)昔SONYは今UNIQLO 相場の主役は時代と共に入れ替わる=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (04/04)『おっかなびくびくの展開』だが堅調相場を予想=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/29)株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (03/28)久々にNYダウ離れの展開、3月悲観相場の裏目が出そうだ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/22)二代目経営者にはリスクもあるが業績を飛躍させる楽しみがある=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (03/21)日経は2月安値1万3995円を試す展開、注意は中国の経済動向=犬丸正寛の相場展望
2014年05月24日

業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない=犬丸正寛の相場格言

■業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない

業績が良ければ上がるというほど相場は単純ではない 業績の良いことは株価にとって、「必要」な条件ですが、しかし、業績が良ければ株は、「絶対」に上がるということではありません。とくに、業績が良いということは、おいしいご馳走と同じですから、おいしい料理ほどお腹いっぱいに食べてしまうものです。結果、お腹いっぱいとなって次にご馳走を出されても食欲が出ないのです。

 2013年の相場は大変なご馳走が並びました。政権交代後のアベノミクスというご馳走で昨年5月に超満腹となったのです。そこから1年が経っているものの、まだ十分に空腹とはなっていません。しかも今度は昨年ほどのご馳走がテーブルに並ばない心配があるのです。

 こうした結果、2014年3月期の業績は好調だったのに相場が上がらないのはこうした理由があるからです。業績が良い場合でもマーケットがどのていど満腹となっているかを見極めることが大切といえます。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 05:00 | 特集
2014年05月23日

【お断り】

【お断り】犬丸正寛の週間・相場展望は24日(土)に掲載します。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:00 | 特集
2014年05月17日

投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし=犬丸正寛の相場格言

■投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし

投資ではホームラン型かヒット型か己を知るべし 野球では、足は速くないが体格のよいホームラン向きの打者と、体格は小柄だが足は速くヒット量産型の選手に分けられるようです。ヒットタイプの選手がホームラン打者を真似ても上手くいかないものです。とくに、ヒット型選手がたまたまホームランを打ったからといって、その味が忘れられずホームランばかりを狙うようになると自分の良さがなくなり、結果、大スランプに陥りやすくなるものです。

 投資においても、『己』が、じっくり型で大きな成果を狙うホームランタイプか、あるいは小幅狙いの短期売買を得意とする打率狙いタイプかをしっかり自覚することです。とくに、「おっとり型」か、「せっかち型」か、といった自分自身の性格や資金の性格を知ったうえで投資に臨めば成果は大きく失敗は少なくなるはずです。身の丈に合った自分の投資スタイルを確立することが投資成果への近道と思います。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 04:00 | 特集
2014年05月16日

NYダウの行方が最大の注目点、今年も『5月は売り逃げよ』となるかどうか=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週末にかけてNYダウが大きく下げた。去る13日に1万6725ドルと過去最高値を更新し、直近1ヶ月間で約710ドル上伸していたことから利益確定売りの出やすい地合いにあった。

 そこへ、ウオルマートの予想を下回る決算や4月の鉱工業生産が芳しくなかったことなどが売りの手がかり材料となった。とくに、米国・10年債利回りが2.50%前後へ昨年10月水準まで低下、景気の先行きに対する警戒感となっていることも気にされている。

 しかし、それ以上にNYダウについて気になるのは、アメリカの相場格言の、『5月は売り逃げよ』があることだ。2012年、2013年とも5月がNYダウの短期的ピークとなっている。

 2012年、2013年とも5月ピーク後に1ヶ月程度の調整を経て秋相場に向けて上昇となっている。今年も1ヶ月ていどの調整で済むのか、あるいは、長期間の調整となるのか注目される。この意味では米国の経済・景気に対する見極めが大切となろう。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:08 | 特集
2014年05月10日

期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言

■期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる

期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言 中国には、猿にクルミを朝3つやったら怒ったので、朝4つ与え夕方3つにしたら猿は喜んだという、『朝三暮四』という諺があります。合計7つという結果は同じでも与え方によって反応は変わってくるという教えのようです。

 しかし、マーケットは猿に似たところがあることも否定できませんが、同じ内容では納得してくれないものです。朝四なら暮れは五でなくてはいけないのがマーケットです。

 異次元金融緩和など昨年のアベノミクスがたいへん大きい内容だっただけにマーケットは次なる一手は昨年より大きいものが期待できるのか気迷っています。その結果、売買代金の少ない様子見の相場展開となっているのです。6月に予定されている新成長戦略が昨年の異次元緩和を上回るような内容となるかどうかが注目されるところです。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:00 | 特集
2014年05月09日

2015年3月期の業績伸び悩みを織込む展開か、引き続き個別物色=犬丸正寛相場展望

犬丸正寛の相場展望 去る、5月1日に日経平均は30日船を抜いたものの、僅かだったことから結局、ダマシ足となって日経平均は連休明けに大きく下げた。この間、NYダウは最高値(場中値)にあと9ドルまで迫る強さだったが日本のマーケットには反応しなかった。

 ウクライナ情勢の緊迫化などで原油価格上昇などの懸念材料はあるが、それ以上に発表中の3月期決算で、2015年3月期の見通しが思ったほど芳しくないことがあるようだ。

 とくに、指標的存在のトヨタ自動車は、2014年3月期は16.4%増収、営業利益73.5%増益と好調だったが、2015年3月期予想については売上横ばい、営業利益0.3%増益にとどまる。

 4月から実施された消費税直後だけにトヨタといえど慎重な予想数字は当然だろう。減益予想にならなかっただけでもよかったとの見方はあるものの、これによって上場企業全体の2015年3月期見通しについては、これまでの期待がトーンダウンとなることが予想される。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:12 | 特集
2014年05月03日

引き続き『森を見るより木を見る』展開に、外国人買い期待乏しい=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 連休明けの相場は、(1)NYダウの強さをどの程度織込むか、(2)2015年3月期の企業々績に対する見極め〜の2点が注目される展開とみられる。

 NYダウは、前週末に終値で最高値を更新した。4月の雇用者数が前月比28.8万人増加し失業率も6.3%と2008年水準へ大きく改善され、米国景気の強さが見直されてのNYダウ更新となっている。

 ただ、NYダウの場中値ベースでは、まだ高値更新には至っていない。今年4月4日につけた場中最高値1万6631ドルまで残り11ドルとなっているだけに高値更新は間違いないと思われるが、ただ、気をつけておくべきは過去のケースでは高値を更新したところがピークとなって1〜2ヶ月の調整となっていることである。今回も最高値更新が好材料織込み済みとなる可能性はあるだろう。

 一方、前週の日経平均はNYダウが終値で最高値を更新するほど強い動きだったにもかかわらず無反応だった。連休控えという事情があったためといえる。

 そこで、当然、注目となるのは連休明けにNYダウ高を好感する展開となるかどうかである。とくに、今年4月3日以降、2兆円割れが続いている東証1部売買代金(=市場への流入資金)が、増加に転じることができるかどうかが最大のポイントとなるだろう。

 売買代金が大きく増加し、NYダウ高を好感するためには、(1)外国人投資家の買い、(2)2015年3月期の大幅増益〜が条件となるだろう。

 まず、外国人投資家については、日本株に対し本格的に買い出動する気配は感じられない。好調な米国景気・企業々績から他国のマーケットにエネルギーを費やすより自国マーケットで十分運用できるという事情もあるだろう。また、TPP交渉に対する米政府の意向を米国投資家が汲み取っているのかもしれない。

 発表中の2014年3月期は好調だが、2015年3月期については、マダラ模様である。日経平均に採用の225銘柄ベースの予想1株利益は4月30日に1043円とアップし期待を持たせたものの、週末には1014円と再び元の1010円台に低下した。8日にトヨタ自動車の決算発表など主力どころの発表が控えているため、結論を急ぐことはできないが、これまでの発表で見る限り2015年3月期には多くは期待できないのではないか。

 結果、日経平均は堅調が予想されるものの売買代金を伴った活況相場という展開は難しそうである。

 ただ、個別的に見れば2015年3月期の業績好調銘柄については、資金が集中する展開が予想される。今週も引き続き、『森を見るより木を見る』展開だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:38 | 特集

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い=犬丸正寛の相場格言

短期でも中長期でも馴染み銘柄を持てば強い 動く銘柄は理屈抜きで買ってみるというモグラ叩きゲーム式の超短期売買においても、まったく知らない銘柄より馴染みのある銘柄のほうが手がけやすいものです。ましてや、付き合いが長くなる中長期投資ではなおさらです。

 馴染みのある強さは、事業内容に対する社会でのニーズマッチの有無、業績の推移、そして、株価のクセなどが肌感覚で分かっていることです。しかし、人との付き合いでも同じですが、馴染みになれる間柄というのは、そう多くはありません。

 日々の株価をチェックし意識に馴染ませることができるのはせいぜい40〜50銘柄ではないでしょうか。このため、社会テーマ性などから向こう1年間のウオッチ銘柄を選択して馴染み銘柄とするのもよいと思います。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | 特集
2014年04月26日

相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る=犬丸正寛の相場格言

■相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る

相場は「会席」に似て 先付銘柄で始まってお茶漬け銘柄で終る メイン料理の前の「先付」といえば、ひと口で食れるほどの少量だけど旬の素材で小粋な味が嬉しいものです。相場で先付的銘柄といえば、旬のテーマに沿い、ひと口サイズの小柄で足の軽い銘柄ということになるでしょう。そして、メイン料理に匹敵する銘柄は発行株数の多い新日鉄住金や日立製作所、トヨタ自動車などの大型主力銘柄ということになります。

 すばらしいご馳走であっても最後はお茶漬けで締めるのがわれわれ日本人です。お茶漬け的銘柄では、かき込める理屈抜きの人気性のある銘柄ということになりそうです。大切なことは会席ならメイン料理が出たかどうかは分かりますが、相場では分かり難いことです。とくに、相場で天井を掴むケースでは、お茶漬けが出されているにもかかわらず、まだ次にご馳走が出てくるのではないかと思ってしまうことです。

 相場では、「先付的銘柄」―「メイン料理的銘柄」−「お茶漬け的銘柄」のあることを知っておけば相場の位置を知るのに役立つと思います。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:41 | 特集
2014年04月25日

ゴールデンウイーク谷間で強調相場、商い薄く好業績銘柄の個別物色=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週は春のゴールデンウイーク入りである。例年、ゴールデンウイーク休日の谷間は、相場は薄商いながら強いといわれることから、今年も日経平均は強調展開が予想され1万5000円台乗せとなりそうだ。

 日経平均は23日に30日線を抜いて、買い転換したものの伸び切れないでいる。日米首脳会談が終わり、安全保障面にはプラスとなったが、期待されたTPP交渉はまとまらなかったことが影響しているようだ。TPPは安倍政権の成長戦略の基本をなすものとして位置づけられていただけに今後に予想される成長戦略は大きく期待できないのではないかとの見方が強まっている。オバマ大統領帰国後、麻生副総理がアメリカの現政権はTPPについてアメリカ議会の承認を受けることは難しいという主旨の発言をしていることもTPPの行方を不透明としている。

 それでも、尖閣は守るとの明言を引き出したことは大きい成果で中国との緊張は徐々に和らぐ可能性があるだろう。その分、政権は経済など内政に取組むことができる。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:28 | 特集
2014年04月19日

麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている=犬丸正寛の相場格言

■麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている

麦わら帽子は冬に買えは通用し難くなっている ビール、アイスクリームなどの夏関連銘柄は冬のうちに買っておくのがよいとされてきました。じっくり投資には有効な投資法だったと思います。しかし、異常気象の今日ではこの教えは通用し難くなっているようです。

 たとえば、昔なら暑い夏といっても30度Cの日が数日間ていどでしたが、今では40度C近い日が普通になりつつあります。30度C近くになるとビールや甘い冷菓を避け天然水のほうが好まれるといわれます。当然、サマーストック関連企業の業績も期待したほど伸びないということも起こり得ることです。

 一寸先は闇といわれるのが政治の世界ですが、社会も気象も先が読み難い変化の早い時代を迎えています。変化の激しいときの投資法はぜいぜい1〜3ヶ月の短期投資が正解といえるのではないでしょうか。短期投資は悪と言われたのは昔のことではないでしょうか。とくに個人は短期投資を軸に据え、そのうえで中長期に耐える銘柄を選ぶのがよいのではないでしょうか。

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2014年04月18日

決算発表と日米首脳会談を支援材料に久々に日本独自相場の展開へ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(4月21日〜25日)は、久々に、『日本独自の相場展開』となりそうだ。3月期決算の発表が本格化するからである。日米首脳会談も支援材料となりそうだ。

 既に、ホギメディカル(3593)が早々と4月10日に決算を発表、2014年3月期に続いて2015年3月期も増益見通しで営業利益では6.2%増益、1株利益390.9円(2014年3月期358.1円)と好調である。来週には、信越化学、富士電機、三菱自動車などの大所が発表を予定しており、決算発表が本格化する。

 2015年3月期が好調な銘柄は買われることになるものと見られるし、同時に、現在、1020円前後の高水準にある日経平均予想1株利益が伸長する見通しとなれば日経平均を押し上げ、全般相場も活気づくものとみられる。
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2014年04月12日

景気のよいときは陽性の調整、悪いときは陰性=犬丸正寛の相場格言

■景気のよいときは陽性の調整、悪いときは陰性

景気のよいときは陽性の調整、悪いときは陰性 若く体力のある時は2、3日もあれば疲れがとれるのと同じように景気・企業々績の堅調な時の相場調整は大きくは下げてもじめじめしたものではなく陽性です。ところが、バブル崩壊後のデフレ下では底なし沼のように陰湿ともいえる調整が続きました。

 安倍政権に代わって景気・企業々績は堅調でたとえば日経平均1株利益は2012〜13年の500〜600円程度から足元では1020円前後の高水準です。代表的な投資戦法の『ナンピン買い』で言うと、陰性的調整では避けるべきですが、業績堅調を背景とした陽性的調整の局面では有効といえます。

 とくに、大きく下げたときの相場では買いコストを引き下げる効果があります。2014年3月期に続いて2015年3月期も企業々績の堅調が予想されますので中期投資には今回の調整は好買い場といえるでしょう。
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2014年04月11日

シコリ株の整理進み日経平均はボトム圏入り、追加緩和の催促効果も=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週末、日経平均は大きく下げた。よもや下回ることはないとみられていた2月5日の安値1万3995円を割り込んだ。去る、4月4日にNYダウが最高値をつけたにもかかわらず、日経平均はほとんど反応せず軟調な展開となっていたことがあった。

 そこへNYダウが、最高値更新に対する買い疲れから調整安となったことに大きく反応し下げたといえる。やはり、相場の根底には日本個別の材料である消費増税に対する影響懸念があるためといえる。

 しかも、先頃、黒田日銀総裁が今の時点では追加金融緩和の考えがないことを表明したことも響いているといえる。それに、マーケット内部要因的には指標的存在であるトヨタ自動車の株価が大きく崩れたことが投資家心理を一気に悪くしたことがあるといえる。

 しかし、相場の下げることは必ずしも悪い話ばかりではない。『ここで相場が下げることでよって、金融の追加緩和を催促する効果がある。景気の先行指標である株価がこのまま不振となれば次の消費税10%は難しくなる。政策当局はこれまでの静観から追加緩和のタイミングを考慮することになるだろう」(中堅証券)。
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2014年04月05日

昔SONYは今UNIQLO 相場の主役は時代と共に入れ替わる=犬丸正寛の相場格言

■昔SONYは今UNIQLO 相場の主役は時代と共に入れ替わる

昔SONYは今UNIQLO 相場の主役は時代と共に入れ替わる 日経平均に寄与の大きい銘柄ということでは、昭和40年代頃まではソニーが断トツの存在でした。特に、ジリ貧で元気のないマーケットに、「渇」を入れるにはソニーの出番というのがマーケット参加者のほぼ一致した気持ちだったものです。

 今は残念ながらマーケットでのソニー効果は薄れ、代わってユニクロブランドを展開するファーストリテイリングが日経平均に影響度の大きい存在となっています。SONYもUNIQLOも世界ブランドという共通点を持っていますが、ブランドの盛衰という点がマーケットでの人気に反映しているといえます。今後もUNIQLOに続く日本発の世界ブランドはどこかを見つければ投資成果は大きくなるでしょう。

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2014年04月04日

『おっかなびくびくの展開』だが堅調相場を予想=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週も、『おっかなびくびくの中での堅調相場』が予想されそうだ。消費税等の影響から経済、景気に対する慎重な見方は依然多く、東証1部売買代金は2兆円前後の低水準が続いている。その中で日経平均1株利益の高水準を背景に強い展開となっている。

 とくに、4月3日には1万5164円と上伸、厚い上値のカベとなっていた1万5000円を抜いた。次は3月7日の1万5312円が目標となっている。

 消費税不安をハネのける強さになっているのはNYダウの強さにあるといえる。そのNYダウは3日には、遂に、昨年末につけた場中高値(1万6588ドル)を抜いて1万6604ドルと過去最高を更新した。量的金融緩和を縮小しても、なお失業率が改善するなどアメリカ景気の強いことが株高の根底にある。NYダウベースの1株利益は1020ドル前後の高水準にある。さらに、米国の外交力アップなど強いアメリカ復活も安心感としてあるようだ。もちろん、シェールガスが背景にあることは言うまでもない。
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2014年03月29日

株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である=犬丸正寛の相場格言

■株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である

株は景気の体温計であり経済の先行きを映す鏡である 人の健康状態をチェックする身近なものには、『体温計』がある。同じように生身の経済の今の健康状態である景気をチェックするには株価が体温計の役割を果たしている。そして、熱は下がったが、顔色がいつまでも良くないといわれる時は、『鏡』を見て自己判断する。

 2014年に入っての日経平均は、昨年末の高値1万6320円に対し11%程度下げた1万4500円前後にある。1割程度の下げでは、足元の健康状態は悪くはないものの、しかし、3ヶ月も高値圏でモタついている姿は、先行きに対する不安を映し出しているものと見ることができるだろう。人間で言えば熱はないのだが、どこか顔色がすぐれない状態である。アベノミクスの腰折れ感、消費増税の影響などの姿を映しているためだろう。個人の努力はもちろん大切だが、主治医である安倍ドクターがどのような処方箋を書いてくれるか、患者はびくびくしながら身構えている。

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2014年03月28日

久々にNYダウ離れの展開、3月悲観相場の裏目が出そうだ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 週末はNYダウの2日連続安に対し、日経平均は2日連続高となって、久々にNYダウ離れの展開となった。  
 特に、日本の場合、3月年度末という特殊要因から売りが先行する展開だった。特徴的だったのは27日(木)の配当落ちだった。約102円の配当落ち分をはるかに上回る下げとなって一時は前日比250円安の1万4227円まで大きく下げた。

 しかし、3月17日の1万4203円、20日の1万4207円を下回らなかったことで底打ち感が台頭し反発に転じた。

 来週(31日〜4月4日)もこの流れを受け継いだ展開が予想されそうだ。とくに、週末はほぼ30日線(1万4700円ていど)と同じ水準での引けとなっており、来週、30日線を抜いて3月7日の1万5274円を目指すものとみられる。

 NYダウも大崩れするとは思えないため4月相場は、これまでの弱気充満の反動が出る可能性があるのではなかろうか。

 もちろん、上値は消費増税の影響が頭を押さえるが、どのていど影響が表面化するかはフタを開けてみないと分からないところもある。6月頃でないと実際の数字は分からない。しかも、この間の企業業績は堅調でPERは14倍そこそこの低水準が続いている。4〜6月の消費増税の影響を見極めてから出動するというのでは、それまでは指を加えて待っているのも能がないといえる。
2015年3月期も業績好調銘柄の押し目は積極的に仕込んでいくところだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:06 | 特集
2014年03月22日

二代目経営者にはリスクもあるが業績を飛躍させる楽しみがある=犬丸正寛の相場格言

二代目経営者にはリスクもあるが業績を飛躍させる楽しみがある 昔から、二代目経営者の銘柄に投資するには注意が必要と言われてきました。事業を受け継いだ二代目は、経営基盤ができているため余裕があり、創業者のように『稼ぐ』ことより、『使う』ことに意識が向くといわれるためです。

 実際、最近報道されたような某、一族企業のぼんぼん経営者のように会社の金(カネ)をカジノに大量に使い込んだという例があるのも事実です。でも、『使う』という場合、必ずしも悪い意味ばかりではありません。

 創業者が築き上げたいろいろな資産をより有効に使って収益を拡大する事例も数多くあり、この場合の『使う』ということは大いに評価されることです。

 また、最近の二代目経営者の多くは、脇が甘くなりやすいという世間評は十分に承知しているはずですから昔ほどの失敗談はなく、むしろ成功例が多いように思われます。

 このため、個人投資家にとっては、創業者にない柔軟さで業績を拡大する優れた点を持っている二代目企業に投資することは大きい投資成果につながると思います。もちろん、そのためには日頃から損益計算書だけでなく貸借対照表を見るクセや紙誌などで経営者の発言に注意を払っておくことは大切といえるでしょう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:37 | 特集
2014年03月21日

日経は2月安値1万3995円を試す展開、注意は中国の経済動向=犬丸正寛の相場展望

■ マーケットの人気指標PERではアベノミクスは帳消し状態

犬丸正寛の相場展望 来週(24〜28日)は、日経平均でみれば2月5日につけた今年の安値1万3995円(場中値)を試す展開とみられる。特に、トヨタ自動車など主力どころの銘柄が2月の安値を割り込んでいることから大方は日経平均も2月安値を割り込んで底入れとの見方が多い。27日の3月期決算銘柄の配当落ちあたりが転機となりそうだ。

 日経平均はNYダウの堅調とは対照的に年初から冴えない展開が続いている。昨年末にかけてNYダウが最高値をつけたときは日経平均もツレ高したが、今回はエンジンがかからなかった。とくに、昨年末は日経平均に寄与度の高い上位5銘柄程度を担ぎ出して、日経平均の年間高値を更新させたが、今回は高寄与度銘柄も元気がない。むしろ、マーケット全体には師走相場でハッスルした疲れが出ている状態で、去る、15日には東証1部売買代金が1.5兆円台へ落ち込み、今年最低を記録するなど、マーケットは食欲不振状態となっている。

 背景には、外交面の不透明感、内では4月からの消費増税の影響、内閣支持率の落ち込みなどが、「箸」を持つ手を鈍らせている。3月が年度末という特殊要因もある。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:32 | 特集