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記事一覧 (05/11)アベノミクス相場はどこまで続く?=妻と夫の株ロマン
記事一覧 (05/10)1ドル・100円乗せ効果で期待膨らみ日経平均1万8300円へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (05/09)【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】文部科学省:JAXA、国土交通省:オープンスカイ
記事一覧 (05/01)【関心高まる知的資産】大量特許出願で求められる特許の活用
記事一覧 (04/26)これまでの「何でも買い」から、好業績銘柄の「選別買い」へ=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/22)【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】経産省:「小規模企業活性化法案」閣議決定、TTP交渉(自動車、農業)
記事一覧 (04/19)NYダウ波乱でも日本の強さ確認の展開、足元は決算発表控え1万3000円台のモミ合いに=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/12)1985・86年型相場と類似、「国策に逆らうな」、3〜4年は強い=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (04/08)【関心高まる知的資産】企業における知的な資産
記事一覧 (04/08)【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】財務省正副大臣「景況感」「消費増税時期」「日銀政策決定会合」などを語る
記事一覧 (04/05)アベノミクス2幕相場、日経平均1万8300円目指す展開=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/29)別腹相場が展開できるか=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/22)調整は業績相場移行へのシグナル、絶好の買い場提供=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/20)花も相場も一度に咲く=犬丸正寛の相場格言
記事一覧 (03/18)【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】「羽田空港」問題で厳しい選択を迫られている国土交通省
記事一覧 (03/15)NYダウ高の支援と四季報・春号発売で「14年3月期を買う相場」本格化=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/12)世界初!次世代のエネルギー資源メタンハイドレートからの天然ガス生産試験に成功
記事一覧 (03/08)「好業績」で「好需給」銘柄が物色の中心=犬丸正寛の相場展望
記事一覧 (03/07)【佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報】航空業界、春の商戦は「対抗値下げ」
記事一覧 (03/01)出遅れ株買いは3月上・中旬までか、売方の攻勢に注意を=犬丸正寛の相場展望
2013年05月11日

アベノミクス相場はどこまで続く?=妻と夫の株ロマン


■数十年に一度の「国策」に素直に乗るべし、内閣支持率がダウンするまで強気で

妻 政権が交代して円相場は100円台になり、日経平均はほぼ8割の値上りです。わたしたち個人投資家はこの先の相場が、これまでと同じような上昇になるのか、あるいは今が天井圏で有頂天になってはいけないのか、このことがいちばんの関心です。

夫 相場が上昇した背景は、異次元金融緩和など、既に、報道されている通りで多くの投資家は株高の理由は承知していると思う。ただ、長い間、相場を見てきた経験から言うと、今の相場は「国策」に沿ったものであるということを基本に置いておくべきだと思う。戦後の「所得倍増政策」や、「日本列島改造政策」といったこれまでの国策と肩を並べるくらい、今回の「脱デフレ政策」は大きく、しかも力の入っているものと位置づけられる。安倍内閣は脱デフレに政権の命をかけているとみていいと思う。

妻 つまり、相場は簡単には終わらないということですか。

夫 まだ、政権が発足して半年にすぎない。政策の効果が出るのはこれからだと思う。日経平均が半年で8割上昇、トヨタ自動車も2倍を超える上昇など、過去の相場リズムからみれば危険という気持ちになることは分かるけど、数10年にあるかないかという日本全体を変える大きい国策の場合は、相場のリズムといったマーケットの内部要因的なことは、飲み込んでしまう。今は、後ろを振り返って、高所恐怖症に捉われないことが大切と思うよ。

妻 国策と相場の関係が、なんとなく頭では分かる気はしても、上げ足の速い相場の動きを見ていると、怖いという気持ちが先に出ます。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:57 | 特集
2013年05月10日

1ドル・100円乗せ効果で期待膨らみ日経平均1万8300円へ=犬丸正寛の相場展望

■14年3月期への期待膨らむ

犬丸正寛の相場展望 100円へ乗せそうで乗せなかった円相場が10日、遂に1ドル・100円台に乗せた。連れて、日経平均は週末には1万4636円まであり、2008年1月以来となる1万5000円を射程圏に捉えている。

 アメリカ景気の力強いことがドル高・円安の背景といわれるが、貿易収支悪化の続く日本経済の芳しくないことも円安要因なのかもしれない。変動相場制の下では経済の芳しくない国の通貨が下落して貿易収支を改善させる役目があるからだ。

 日本は昨年秋からの円安で景気に明るさが加わり、目下、発表が最盛期の3月期決算において、2014年3月期見通しは好調である。

 ただ、一方で日本の円安はアメリカ、欧州にとってはドル高、ユーロ高であり、手放しで通貨高を放置するとも思えない。韓国でもウオン高の影響が出始めているようだ。アメリカとしては、長期不況の続いた日本の経済をもう少し力強いものとしたいと思うかもしれないし、もうひとつの同盟国の韓国への配慮もあるだろう。フシだった100円台に乗せた勢いで、しばらくは円安傾向が続きそうだ。が、今後は為替に対しては政治的判断、とくにアメリカのサジ加減が注目となりそうだ。

 早速と、今夜からイギリスで始まる「G7財務相・中央銀行総裁会議」が注目される。日本に対する風当たりが強くないなら一気に105円もありうるだろう。

 そうなれば、2014年3月期業績に対する期待が膨らむ。たとえば、トヨタ自動車の14年3月期の1株利益は432.5円(13年3月期303.8円)と好調見通しにあり、さらに、円相場が1ドル・100円台に乗せたことで1株利益の上乗せが期待できる。

 10日(金)は約634社が決算を発表、13日(月)約434社が発表と、ピークを迎えている。直近9日(木)現在では日経平均の予想1株利益は784円まで上向いてきている。最終の着地では800円となるか、あるいは850円となるか。さらに、今後、円安が進めば日経平均の予想1株利益の上ブレ期待も当然、高まるはずである。

 3月期決算の発表が一段落する5月下旬までは、日経平均などの指数を買う相場よりも個別的に好決算銘柄を集中的に買う展開だろう。そして、決算発表が一巡すれば物色意欲はやや収まり今年前半相場に対する休息も予想される。

 ただ、その場合でも円安効果で14年3月期に対する期待が強いため、日経平均など指数の大きな調整はなさそうである。とくに、6月に政策具体化となるアベノミクス成長戦略を手がかりに買い買い直され日経平均は夏場に向けリーマンショック前の高値である2007年2月につけた1万8300円を目指すものとみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:39 | 特集
2013年05月09日

【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】文部科学省:JAXA、国土交通省:オープンスカイ

佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報<文部科学省> JAXA(宇宙航空研究開発機構)

 夢の開発に予算がつかない。航空機の事故の原因のひとつで予測困難だといわれている晴天乱気流。これを10km先までレーダーで補足する技術をJAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発した。このレーダーと自動操縦を組み合わせて晴天乱気流のなかを飛行しても安定した飛行が可能になるという夢のような画期的な開発に取り組んでいる。しかし、何故なのか予算がつかないのでいつまで続けられるのか崖っぷちの研究が続いている。

<国土交通省> オープンスカイ

 羽田・成田の発着容量拡大をうけて、いよいよ首都圏の両空港にもオープンスカイの対象となる。しかし羽田空港からの長距離国際線を飛ばす際には、成田から同じ目的地への路線を維持する条件が課されている。成田からの発着便の減少を避けるためだ。実は成田発着便への乗り入れ希望も往年の勢いはない。そこで発着枠を埋めるために、海外の航空会社に成田経由で第三国への運航権益を認めていこうというのが国交省の考えだ。そんな気前がよくて日本の国益が守れるのか。『本邦航空会社にとっての敵は内にあり』との声も聞こえてくる。(政治ジャーナリスト・佐藤修)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:29 | 特集
2013年05月01日

【関心高まる知的資産】大量特許出願で求められる特許の活用

<大量特許出願で求められる特許の活用>小笠原秀征

関心高まる知的資産 我が国の国内特許出願件数は、2001年の約44万件をピークに横ばいとなり、リーマンショック以降は35万件を下回り推移しています。しかしながら、現在でも大手電気メーカーを筆頭に、莫大な予算をとって毎年数千件の特許出願を行う企業も少なくありません。

 では、なぜそんなに大量の特許出願を行う必要があるのでしょうか。

 それは、一つの製品を開発・販売するために、その技術に関連した特許権を網羅的に取得しないと、安心して製品を売れない時代になってしまったからです。

 ご記憶されている方も多いと思いますが、1992年、ミノルタ・ハネウエル特許紛争事件がありました。ミノルタは、カメラの自動焦点技術において、ハネウエルの特許を侵害したとして、約1億2,750万ドル(当時のレートで約165億円)の和解金を支払うことになってしまいました。

 これ以降、大手企業は特許権取得のプライオリティを高め、大きな予算を投じて大量の特許出願をするようになってきました。

 そうなると必然的に特許戦略とコストの最適化が極めて重要な経営課題となり、この頃から企業内に知的財産部門を戦略的組織として設置するところが増えてきました。そして2003年(小泉政権時代)、知的財産基本法が施行され、知財立国宣言がなされて知財花盛りの時代に突入しました。

 さて、その後どうなったのかと言いますと、良い面ばかりではありません。新聞等で報道されているとおり、大企業のなかには大量に取得した特許を有効活用できず、保有コストが大きな負担になってきたのです。現在特許庁に登録されている存続中特許(有効な特許)件数を調べると、約180万件あります。これだけ大量の特許があるなかで、はたして何件が実質的に利益をもたらしているのか、ということが問題になります。最近では、せっかく取得した特許を切り捨て、売りさばくところも増えてきました。

 前回ご説明した知的創造サイクル(知財の創造・保護・活用)は、保護のための創造ではなく、活用のための創造でなくてはなりません。急増する中国の特許出願件数が象徴するとおり、日本企業も予断を許さない状況下にあります。また、TPPやFTAをはじめとする本格的自由貿易の時代は目の前に来てきます。

 だからこそ日本企業は、保有特許の実質的活用度合を明確に評価し、将来に向け利益を生み出し国際的に通用する高いレベルの特許戦略策定にいち早く取り組むべきです。(コスモテック特許情報システム株式会社 取締役 小笠原 秀征)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:51 | 特集
2013年04月26日

これまでの「何でも買い」から、好業績銘柄の「選別買い」へ=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(4月30〜5月2日)は週のなかばから5月相場入りで、とくに、来週は営業日が3日間と少ない。週後半から連休明けには3月期決算の発表が本格化することから「決算にマトを絞った」展開が予想され、全体相場より個別物色が鮮明になるものとみられる。

 日経平均など相場全体を表す指標は基調は強いものの、個別銘柄の動きに比べると上値は重くなりそうだ。これは、(1)日経平均が昨年秋から約68%上昇と、上げピッチが速い、(2)足元では日経平均が30日線に対し警戒水準の9%乖離率に達している、(3)アメリカの景気に懸念がみられる、(4)アベノミクスではマーケット全体を押し上げる効果が先行したが、ここからは個々の企業業績が重要となっている、ことなどがある。

 とくに、アメリカは1〜3月の企業業績がIT中心の輸出関連に陰りがみられる。アップルは10年ぶりに減益、キャタピラーも減益、IBMも芳しくないと伝えられている。欧州経済は金融不安は一巡とみられるものの、緊縮政策等で実体経済が悪化している影響があるようだ。中国も経済の減速が目立つ。3月にアメリカの新規雇用者数は2月に比べ大きく伸び悩んだ。まもなく発表となる4月の雇用者数が気になる。こういったことからNYダウは堅調な中にも波乱を含んでいる。NY高を期待した日経平均高は期待し難いのではなかろうか。

 国内ではアベノミクスの効果を計ることになるのが3月期決算といえるだろう。これまで、金融緩和、円安政策が日経平均に大きく作用してきた。これから、企業の3月期決算で、とくに2014年3月期の利益に対しどれだけの効果をもたすかが最大の見所である。

 突き詰めれば、日経平均ベースの2014年3月期予想1株利益が直近の594.8円(25日)に対し、どのていどとなるかである。予想1株利益が確定するのは5月中旬以降となる見通しで、それまでは個別で業績のよい銘柄を買う展開だろう。

 そして、3月期決算の発表が終了し、1株利益が良好ということになれば、アベノミクスの成長戦略と組み合わさり日経平均は上値を追うものとみられる。昨年秋から現在までの相場は、政権交代によって大前提が変わったことから、「何でも買い」だったが、これからは「選別買い」の局面を迎えているといえるだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:08 | 特集
2013年04月22日

【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】経産省:「小規模企業活性化法案」閣議決定、TTP交渉(自動車、農業)

佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報 茂木敏充経済産業大臣は16日(火)記者会見で、冒頭、「小規模企業の事業活動の活性化のための中小企業基本法等の一部を改正する等の法律案」、いわゆる「小規模企業活性化法案」を閣議決定したことを発表した。

 大臣は「我が国420万の中小企業のうち9割を占める小規模事業者は、地域の経済や雇用を支える重要な役割を果たしている。しかしながら、資金、人材等の経営資源に制約があることなどにより、近年、企業数、雇用者数がともに減少しており、小規模事業者に焦点を当てて施策を重点的に講じ、その事業活動の活性化を図ることが必要である」と、この法案の趣旨を述べた後、具体的には「小規模企業の意義や施策の方針を中小企業基本法に規定するとともに、ITを活用した経営支援の推進、下請中小企業の取引先開拓支援、資金調達の円滑化等の措置を講じる」と説明した。安倍政権が最重要課題と上げる「経済活性化政策の」の一環として位置づけられている。

 記者会見ではこの後、TTP交渉について質問が集中したが、まず「自動車関連」で、「最大限米国の関税を維持するとか、韓米のFTAと比較してかなり譲歩したという印象を受けるが」との問いが飛んだ。

 それに対して茂木大臣は「今回の合意はTPP以前からアメリカが協議の関心を示してきた自動車等について合意をしたというもので、これはTPP交渉参加の大きな意義を踏まえつつ、自動車、農業という日米双方のセンシティブ分野のバランスを取る中で、総合的に判断したもの。米韓FTAの内容は、今回の日米合意と比較して、韓国の場合は米国自動車メーカーについて、メーカー当たり2万5,000台の米国安全基準の受け入れに合意しているが、我が国はこうした合意は一切行っていない。国民生活の安全に関わる事項は、原則曲げることはできないという立場を堅持している。

 さらに、米側の自動車関税の扱いについては米韓FTAを実質的に上回るものとされているが、米韓FTAでは、韓国についても自動車関税を撤廃する一方で、日米の場合は、そもそも日本には自動車関税がない。ゼロ関税の状態で、米国の一方的、片務的な撤廃になるという構造の違いがあり、今回の合意内容は、米韓FTAと比べて、不利な内容とは必ずしも言えないと考えている。いずれにしても、今回の日米交渉、そしてTPP参加という決断がなければ、米国の自動車関税は撤廃ということにはならなかったと考えている」

 だが、さらに記者の質問は「核心」へと迫る。「日米の合意の内容をよく読むと、日本には書いてあるのだけれども、アメリカに書いてない。アメリカに書いてあるけれども、日本の方には書いてないものがあるのが、これはどうしてか」と。

 茂木大臣はこう答えた。「アメリカは既にTPP交渉に参加をしていて、そのテキストも当然持っているわけだから、TPPの中で単純に取り上げる問題と、ある程度TPPの外で2国間協議をした方がいいであろうという項目がある意味整理できる立場にある。だが我が国の場合、これからTPP交渉に参加をする中で、TPP本体として扱う問題と例えばアメリカとの間で2国間で協議する問題はこれから整理をしていくことになると思われる」。これでは明瞭性を欠いた歯切れの悪い答弁としか言いようがない。

 記者の質問はさらに続く。「日本において自動車に関してはかなり具体的に書き込みがなされているが、一方で日本側が取りたい農業分野については、具体的に表記がされていない。これは矛盾ではないか」と。

 それに対する大臣の答弁はさらに苦しくなる。「米国との間でセンシティビティがあるということについては、確認がとれているが、ただ、この事項については、それ以外の参加国との協議も当然必要な項目で、我々としては、交渉の中で最大限の国益を追求していきたいというのが基本的な方針だ。そして(それはまだ手の内を明かしたくないということも含めて)様々な要素を検討した上でそうしている」。(政治ジャーナリスト・佐藤修)

提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:01 | 特集
2013年04月19日

NYダウ波乱でも日本の強さ確認の展開、足元は決算発表控え1万3000円台のモミ合いに=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は4月5日に1万3000円台に乗せて以降、12日には高値1万3568円はあったものの1万3000円台での滞留が11営業日に達するなど高値圏でのモミ合いとなっている。

 この背景には、(1)円相場が1ドル・100円接近となったものの100円台にならず、逆に小幅の円高となっている、(2)NYダウが波乱となっている、(3)3月期決算の本格発表が近づいている、ことなどがあるためと思われる。順番に見て行こう。

 NYダウは2日連続で大きく下げるなど波乱となっている。ボストンマラソンでのテロ、テキサスでの化学工場爆発などが影響していることは間違いないだろう。幸い、景気が強いため2001年9月・テロの時のような大暴落にはなっていないものの、今後、真相次第では依然、株価にとって波乱を引き起こすことも予想される。米国の混乱に乗じるかのように北朝鮮は話し合いのための3条件を突きつけるなど、アメリカの外交も難しくなっている。

 しかも、今は、景気は良好ながらアップル株価が400ドルを割り込んだり、3月の新規雇用者数が伸び悩んだり、一部では景気に対し心配な点もみられる。仮に、米国景気が頭打ちから下降に向かった場合、財政削減から以前のような景気テコ入れは難しそうだ。むしろ、政府予算執行の停止なども出始めているようだ。

 この点、日本の場合、本格的金融緩和は3週間前に始まったばかりである。大型金融緩和を3回実施したアメリカと始まったばかりの日本とでは勢いが違う。ましてや、日本はこれから、「景気・企業業績の果実」が待っている。景気成熟期のアメリカと、これから景気のよくなる日本とでは、当然、マーケットの元気度が違ってくるものとみられる。

 それを実感するのが、これから発表が本格化する3月期決算であり、とくに、2014年3月期の増益がどのていどになるかがいちばんの関心事である。18日時点の日経平均予想1株利益は580円、これがいくらになるか。マーケットでは4割アップの800円ていどと見込まれているが、1000円に近づくようなら日本のマーケットはNY離れとなって2万円の可能性も出てくるだろう。

 足元では、5月の決算発表を控え、引き続き1万3000円台のモミ合いとみられる。とくに、NYダウ波乱の中で日本のマーケットの底堅さを確認する展開とみられる。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:39 | 特集
2013年04月12日

1985・86年型相場と類似、「国策に逆らうな」、3〜4年は強い=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(15〜19日)の相場も強そうである。日経平均は12日(金)には一時、1万3568円まで買われ、昨年11月の8619円からの上昇率は57.4%に達している。

 上昇率だけでみると過熱感の印象で、手を出し難いことはある。しかし、2つの点でこれまでの相場とは大きく異なる。(1)政府、日銀が一体となった物価2%目標、(2)これまでのデフレ下で株価水準が低い位置に置かれ過ぎていた───ことがある。

 政府、日銀の一体政策はかつてないことであり、物価2%は「国策」である。相場格言にも『国策には逆らうな』と教えている。現在の金融緩和政策は1985、86年頃と類似しているようでもある。日経平均はその後、1989年の史上最高値3万8915円へ向けて上昇した。1989年は言うまでもなくバブル経済の最盛期であり、この意味では、現在はバブル経済が芽吹いたところで、3、4年先にはバブルが燃え上がるというシナリオも予想される。「国策」に従えば、この先、多少の振れはあっても基調の強い相場が続くとみておかなくてはいけないだろう。一旦、利食いすると次は買い難くなるので必ず半分はタネ玉として残しておくのがよいだろう。

 これまでの低い水準と比較すれば高所恐怖となることは理解できる。しかし、日経平均が2008年から2012年まで7500〜9000円に放置されていたこと自体が異常だったともいえる。この間、欧州不安から経済等の底力があるとして「円」が買われた。しかし、「円」は買われたものの「株」は見送られたままだった。とくに、日本のデフレが問題視されていたが、それが脱デフレ政策、しかも「国策」だから、これまでの低水準に置かれていた株価とは比較にならない。1万11406円のフシを抜いた時点を新しい相場の起点と置くべきだろう。そこをスタートとみれば現在はまだ18%の上昇にすぎない。

 短期的には波乱も予想される。日経平均は日足チャートで30日線との乖離が9%超に拡大、26週線でも20%超に拡大しているからだ。当然、利益確定売りに押されるところである。

 足元では、消費関連の多い2月期決算が発表されている。総じて好調である。続いて、3月期決算もこれから本格化する。とくに、2014年3月期の好調が予想され、大幅増益銘柄は大きく評価されるだろう。ここからの投資スタンスは好業績見通し銘柄にマトを絞り、移動平均線乖離が拡大したら利食い、調整で移動平均線に接近したら買いでよいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:12 | 特集
2013年04月08日

【関心高まる知的資産】企業における知的な資産

 このところ、特許をめぐる訴訟が増えるなど知的資産(財産)に対する関心が高まっている。すばらしい技術等を開発し特許を手にすれば、その企業は大いなる成長が期待される。個人投資家にとって、分かっているようで分かり難い「特許」など知的財産について、特許情報の第一人者が分かりやすくシリーズで紹介する。(編集部前置き)

<企業における知的な資産>

関心高まる知的資産 企業における知的な資産は、三つの概念で構成されています。

 一つ目は、産業財産権と言われるもので、特許権、実用新案権、商標権、意匠権があります。これらは、特許庁に出願し登録となって始めて権利となるもので、各種法律や国際条約で明確なルールが定められています。

 二つ目は、著作権、育成者権(種苗法)、半導体回路配置利用権、不正競争防止法上の利益などの権利があり、これらも企業活動において重要な保護すべき権利となります。
一般に前述の二つを総称して「知的財産権」呼んでいます。

 三つ目は、法的な枠組みがなくても企業として守るべき経営理念・哲学、人財、企業文化・社風、団結力、企業イメージなどの無形な知的資産があります。

 企業においては、これらの知的資産をいかに創造・保護・活用(知的創造サイクル)するか、ということが継続的な課題であり、今や知的資産の総合的なマネージメント力が求められる時代になっています。

 特に、三つ目にあげた企業経営の魂とも言うべき知的資産は、企業カラー(ブランド)や、アイデンティティを左右する重要な要素であり、長きにわたり企業を維持・発展させるに欠かせない、最も重要な知的無形資産(財産)なのです。

 企業がIRの一環として、これらの情報も積極的に発信するようになれば、企業評価の手法も変わってくるでしょう。そしてそれが、企業を育てる源泉となり、世界に通じる日本独自の新たな経営モデルが、どんどん生まれることを期待したいものです。(コスモテック特許情報システム株式会社 取締役 小笠原 秀征)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:58 | 特集

【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】財務省正副大臣「景況感」「消費増税時期」「日銀政策決定会合」などを語る

佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報 財務省の大臣、副大臣の「定例記者会見」の模様を紹介してみよう。副大臣は2人いるがその内の1人小渕優子副大臣が4月1日(月)、記者団から「景況感の改善が見られるとの日銀短観の受け止め方」と、「消費税増税実施の判断時期」について聞かれたが、その答弁は次の通り、官僚の用意したペーパーを丁寧に読み上げる「優等生的」なものであった。先ずは無難な滑り出しといえよう。

 「現状については大企業の製造業ではマイナス12からマイナス8、全規模についてはマイナス9からマイナス8と改善しています。また先行きについても大企業の製造業ではマイナス8からマイナス1ということになりまして、現状と比べ改善する見通しというものが出されており、やはり着実にマインドが変わってきているのではないかと思います。まだマイナスの状況ではありますけれども、先行きに明るい見通しが出てきているというのは大変良いことだと思っていますけれども、やはりこれがマインドだけでとどまらずにしっかり皆さん方が実感として得られるように、これからもしっかりやっていかなければならないと思っているところであります。いずれにしても、今後とも景気の動向をしっかり注視していきたいと考えております」

 「消費税については、残り1年となったわけでありますけれども、申し上げるまでもなく、今年の秋に税制抜本改革法附則第18条に則って、名目及び実質の経済成長率、物価動向など種々の経済指標を確認して、経済状況等を総合的に勘案して判断をすることとなっているわけであります。いずれにしても今"3本の矢"ということで、長引くデフレ不況から脱却し、雇用や所得の増加を伴う経済成長を目指していくということだと思います」

 翌2日(火)には麻生大臣の会見。冒頭、政府承認の人事案件の報告。これも重要情報の1つなので記しておくと、本日付で古谷国税庁長官は退任、後任は稲垣関税局長を就任させる。関税局長については当面、石原関税局担当審議官を関税局長心得とする、ということ。続いて「日銀の金融政策対応への期待」について質問が飛んだが、大臣の答えは「過日の共同声明というものを日本銀行と政府とでサインをしておりますので、その線に沿ってどういった具体的な方向を示していただくか、これはかかって日銀の話ですので、私共が主に関与する話ではないと心得ております」と、きわめて素っ気無い。記者からはさらに「内容(追加金融緩和)によってはマーケットが大きくことも予想されるが」と水を向けられても。「それはあなた達が期待しているんじゃないかね。大きく動いた方がおもしろいと思われている。私共はマーケットは極めて安定したものでいるのが望ましいと思っていますので考え方が違うと思います」と、いつもの"麻生節"でかわされる始末。

 最後に「インドの財務大臣と会談されるとか」と聞かれると、急に口が滑らかになり「インドの財務大臣、この5月にインドでアジア開発銀行会議がありますので、その主催国がインドということになっておりますので、その関連の話を主にするということになるんだと思いますけどね。そのほかにマンモハン・シンという方は、いわゆる経済、金融の分かっている首相としては今なかなかおられませんから、そういった意味ではあそこは金融というものに関してはかなり国際金融に理解のある人だったと思いますので、どういう見解をお持ちなのかなというのに私共としては関心がありますね」と述べた次第。(政治ジャーナリスト・佐藤修)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:34 | 特集
2013年04月05日

アベノミクス2幕相場、日経平均1万8300円目指す展開=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日銀の予想を上回る金融の量的緩和で2月中旬から続いていた調整色相場を吹き飛ばした。いよいよ、「アベノミクス2幕相場」に突入といえる。

 「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」という豊臣秀吉流ともいえる安倍政権の脱デフレ政策である。物価2%が達成されるまでやり切るという。マーケットは素直に評価している。とくに、指標株のトヨタ自動車が2月12日の5050円を抜いて年初来高値を更新してきたことは大きい。

 日経平均は2007年2月の1万8300円から2008年10月の6994円までの下げに対する半値戻しを達成した。次は、3分の2戻しの1万4531円を目指し、さらにその次は1万8300円奪回が目標だろう。さらに、その先は2万円ということになるだろうが、今の時点ではそこまで見込むのはハシャギ過ぎだろう。

 「ここから先はNYダウが参考になる」(中堅証券)という。「リーマンショックのあとアメリカは思い切った金融の量的緩和を行った。その結果が現在の景気好調とNYダウの最高値につながっている。今の日本はリーマンショック後に金融緩和策を採ったのと同じ状況。このあとにはアメリカと同じように景気と企業業績の向上が待っている」(同)。

 アベノミクス1幕では、期待感先行といえる展開だった。これからの2幕相場では景気の良くなることを実感する局面といえる。その実感の第1歩が、3月期決算の発表といえる。2013年3月期は、マダラ模様ながら2014年3月期はかなり期待できるものとなろう。そのときのポイントとなるのが日経平均の2014年3月期予想1株利益である。800円ていどか、あるいは1000円となるかなどによって日経平均の上値が決まってくるものとみられる。

 もちろん、心配な点がないということではない。北朝鮮問題、中国とも関係は修復されていない。国内的にもエネルギーの制約、高齢化による内需不振などが頭を押さえる。とくに、エネルギー、高齢化の問題は過去の景気回復とは大きく異なるところである。それでも、2%達成まではやり切るということだ。むしろ、2%達成のときの社会、経済はどういう姿なのか気になるものの、今はまだそこまで気にすることはない。1万8300円目標で好業績銘柄の押し目買いでよいだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:41 | 特集
2013年03月29日

別腹相場が展開できるか=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 来週(1日〜5日)は4月相場入りである。当然、新営業年度期待といきたいところである。そこで、これからの見所としては、ひとことで言うなら、「別腹相場」が展開できるかどうかではないだろうか。別腹とは言うまでもなく満腹でも好物なら食べることができることである。

 今の相場は日経平均でみれば、昨年11月13日の8619円から今年3月21日の1万2650円まで4ヶ月間で47%上昇している。通常は20%も上がれば上出来のところを2倍の上昇率だった。相当のご馳走がテーブルに盛られたためといえる。「アベノミクス」という、寿司にステーキにとすばらしいご馳走だった。われわれは喜んで口にした。結果、食べすぎて満腹状態に近いのではないかと思われる。

 それでも、好物が出れば「オレキシン」というホルモンが分泌されて、好物だけは別腹といって口にすることができる。果たして、料理長の黒田総裁がアベノミクスを上回る好物をマーケットに出してくれるかどうか。とっておきのケーキなら別腹で多くの投資家は口にするだろう。4月3日のディナーが楽しみだ。

 一方、ディナーを楽しみたいところだが周囲はけっこう騒がしい。北朝鮮は南北間の通信をシャットアウト、アメリカに対しては攻撃も辞さない構えを口にしている。景気良し、株よし、シェールガスも手にして余裕のアメリカに対し、あせりの感じられる北朝鮮。瀬戸際外交でなくなったときが怖い。このため、マーケットでは軍事関連の三菱重工株が商いを伴って動意となっている。円安関連銘柄なら満腹でも防衛関連銘柄ならまだ食べることができるということだろう。4月相場は銘柄が変わりそうである。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:35 | 特集
2013年03月22日

調整は業績相場移行へのシグナル、絶好の買い場提供=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 強気充満だったマーケットを週末に不安感が襲った。日経平均が、新しい日銀総裁の就任直後というのに22日は297円安と大きく下げた。これまでも300円、400円という下げはあったから、特に、この日の下げが大きいというわけではないものの、マーケットが強気一辺倒だっただけに心理的ショックは297円安以上に大きかったといえる。

 注目されるのは、今日の東京マーケットの動きが今夕の欧州、そしてNY市場へどのていど波及するかがポイントだろう。東京市場の場味の悪さを受け継いで欧米が下げるようなら週明けの東京市場は一段安の可能性もある。とくに、キプロスの銀行休業は25日までとなっており、行方は予断を許さない。

 また、チャート派にはどちらかというと慎重な見方をする人が多い。とくに、「一目均衡表月足で雲の上蓋に日経平均が到達しフシ目にきている。しかも、月足2年サイクルの2年目に当っている。外国人機関投資家には一目均衡表を使うところが多いと聞いているので、今日あたりの下げはチャートから、ヘッジファンドが売ってきた可能性がある」(中堅証券チャーチスト)という。また、「NYダウは2007年の水準を抜いて最高値更新となっているものの、S&P500は2007年の1576ポイントを抜くことができていない」(同)ことも目先の警戒感となっている。

 キプロス問題が拡大するようだとユーロ売り・円買いとなって、円高が進む可能性がある。そうなると、これまで相場を牽引してきた円安関連銘柄は厳しくなる。実際、週末のトヨタ自動車は110円安の4890円と安値での引けとなっている。仮に、来週、このまま下へ行くようなら5050円は立派な二番天井となって出直りにはしばらく時間がかかることになるだろう。

 日経平均は昨年11月中旬の8619円から3月21日の1万2650円まで46.7%上昇した。いくら超金融緩和とは言っても4ヶ月で5割近い上げに対しては一服があってよいところにきている。外国人投資家の強力買いに対し、国内の個人は思ったほど買っていないようだ。このあたりで個人投資家に買い場を提供する意味でも少しくらいの調整はあったほうがよいだろう。

 4月3〜4日には新総裁により日銀政策決定会議が控えている。ここで改めて金融緩和を買う相場になるものとみられる。その前に来週は、3月最終週で配当落ち(73円ていど)もあるのでやや軟調相場が予想される。キプロス問題によっては長い下ヒゲ足をつける可能性はある。しかし、そこは、。業績相場へ移行の前の絶好の買い場ということになるだろう。当面は輸出関連より内需関連銘柄が良さそうだ。たとえば、三菱UFJフィナンシャル(8306)は1株純資産717円に対し株価563円は割安感がある。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:08 | 特集
2013年03月20日

花も相場も一度に咲く=犬丸正寛の相場格言

■花も相場も一度に咲く

 冬を好んで咲く花、夏だけに咲く花、花にもいろいろです。しかし、ほとんどの花は4〜5月の春爛漫に咲き競います。相場も似たところがあって不景気の冬の時代から景気回復の春になると多くの銘柄が一斉に乱舞します。

 嬉しいことではありますが、実は、ここが相場において、とくに、次の一手ということで難しいところです。銘柄が順番にA、B、C・・・と、上がってくれるならよいのですが、一斉に上がるため利食ったあとに次に何を買うか、が難しいのです。

 アベノミクスでデフレからインフレへの基調転換で、極端に言えばこれまでは何を買っても儲かったのです。でも、ここからは銘柄選びによって儲かるか、儲からないかの差が生じてきます。春の花を追いかけるか、あるいはひと足早く夏の花をみつけるか、それはあなた次第です。

>>>犬丸正寛の相場格言
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:27 | 特集
2013年03月18日

【佐藤修の霞ヶ関裏読み情報】「羽田空港」問題で厳しい選択を迫られている国土交通省

佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報 羽田空港のC滑走路が延伸されても、大型機は離陸できないのではないかという問題が関係者の間でささやかれている。羽田空港C滑走路を360m延伸させる工事費として、98億円が平成25年度予算案に盛り込まれた。現在、C滑走路は3000mで、欧米路線を大型機で就航するには滑走路長が足りず、60m延伸すればこれが可能となる。しかし国土交通省幹部は、360m延伸しても東京都心に向かって離陸する場合には、3360mをフルに使用することはできないと明かす。騒音問題があり、東京都の上空を旅客機が自由に飛べないためだ。

 羽田空港の滑走路は、現在も騒音問題で東京都心に向かう離陸時には滑走路端から500m手前の地点までに離陸する制約が航空会社には課せられている。延伸してもこの制約は変わらず、2860mの滑走路長では欧米路線を大型機で就航するには旅客や積荷に制限が発生する可能性がある。東京オリンピック誘致が成功しても離発着に制限のある滑走路では、世界からの観光客を招き入れるには大きな支障が残る。騒音問題と自由な運航、国土交通省が苦しい選択を迫られるのは時間の問題だ。

 また一方では、民間航空機の主力として導入されたボーイング787問題も、国交省の悩みの種だ。ボーイングの最新鋭787機がバッテリーシステムの問題で飛行が禁止され2ヶ月、ボーイング社はこのほど応急処置ではない抜本対策という位置づけの対策をまとめ、FAA(米国連邦航空局)に提出した。そこでFAAがこの対策を認めるかどうかに世間の耳目が集まっているが、NTSB(米運輸安全委員会)委員長のデボラ・ハースマンがボーイング787に対するFAAの認証プログラムに疑義を唱え、それがFAAが判断を躊躇する一因とも言われている。

 錯綜を続けるボーイング787問題だが、一方、1000%の安全性が確認されるまで787の運航再開は認めないと発言した、ラフード米国運輸長官は既に退任を表明し、後任の有力候補にはデボラ・ハースマンが上がっている。しかし、FAAは米国運輸省の一部局に過ぎなく、米国運輸長官人事を巡るかけひきに787問題が巻き込まれ、解決に余計時間がかかっているとの見方が現地では強い。事態の推移によっては、787を大量に導入したANA,JALは経営戦略上の重大な変更を迫られることになるが、国交省の航空、観光、運輸行政にも大きな支障が出ることが懸念されている。(政治ジャーナリスト・佐藤修)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21 | 特集
2013年03月15日

NYダウ高の支援と四季報・春号発売で「14年3月期を買う相場」本格化=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 NYダウは、糸の切れた凧ともいえる状況で高く舞い上がっている。東西冷戦においてソ連に打ち勝ち、欧州経済の地盤沈下、中国の成長鈍化などからアメリカの強さが明確となり、さらにシェールガスを持ったアメリカは一人勝ちの様相である。NYダウが強さを発揮するのも当然であろう。

 NYダウが上がれば日経平均も引っ張られて上がる。マーケットでは、「NYダウと日経平均をそれぞれの単位を取って比較すれば、日本が民主党政権から自民党政権に戻りアメリカと親密度を増しているのだから1対1でよいのではないか。NYダウの1万4539ドル(14日)に対し日経平均も1万4000円台があってよいだろう。固くみてもNYダウに対し9掛の1万3000円台は見込めるだろう」(中堅証券)という見方だ。

 アベノミクス第2幕相場は4月からの新営業年度からとみられていたが、買い人気が強く、どうやら4月を待たずスタートといえるだろう。とくに、昨年来高値に肩を並べている主力銘柄のトヨタ自動車が高値を更新すればアベノミクス相場第2幕の本格幕開けといえるだろう。

 ただ、気をつけなくてはいけないのは過去においても順風のときほど予期しない材料で足元をすくわれることは多い。財政悪化の問題はアメリカにとって重しであり、いつまでもドル高(=円安)というわけにはいかないだろう。もちろん、日本にとっても欧州にとっても財政悪化問題が頭を押えている。豊かな生活を借金で賄おうとすれば、いずこの国も同じ悩みを抱え続けることになる。

 4月となれば、企業業績の2014年3月期見通しも報道され始める。15日には四季報・春号が発売されている。ページを飛ばし読みしただけでも、2014年3月期は好調な数字となっている。さきほどのトヨタ自動車は四季報・春号での2014年3月期予想1株利益は356.8円(今期予想271.6円)となっている。この四季報・春号発売を契機に2014年3月期を先取りする業績相場がスタートするものとみられる。

 アベノミクス第1幕が金融緩和による「金融相場」の色彩が強かったのに対し、第2幕ではアベノミクス効果を手がかりとした「業績相場」と位置づけることができるだろう。業績相場は個人投資家にとっても最も分かりやすい相場である。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:29 | 特集
2013年03月12日

世界初!次世代のエネルギー資源メタンハイドレートからの天然ガス生産試験に成功

■期待高まるメタンハイドレート(MH)

世界初!次世代のエネルギー資源メタンハイドレートからの天然ガス生産試験に成功 経済産業省は12日、世界で初めて次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」から天然ガスを取り出す生産試験で、ガスの生産を確認したと発表した。

■環境負荷の少ないクリーンエネルギー

 急激な原油価格高騰や燃料需要の急増でエネルギー不足が心配されているが、夢のような資源「メタンハイドレート(MH)」が海底に眠っているという。このメタンハイドレートという資源は、メタン(CH3)と水(H2O)だけによって構成され、天然ガスの主成分であるメタンが低温高圧下で水に溶け込み結晶化したシャーベット状の固体物質で「燃える氷」とも呼ばれている。

 燃焼時の二酸化炭素排出量は石油の約半分で環境負荷が極めて少ないクリーンエネルギーでもある。日本近海全体では天然ガス約100年分にあたる推定7.4兆立方メートルと世界最大規模の埋蔵量があるといわれており、次世代のエネルギー資源として大いに期待されている。

 写真=1.南海ドラフト(a:四国沖、b:室戸舟状海盆、c:東海沖〜熊野灘)、2.奥尻海嶺、3.千島海溝周辺(十勝・日高沖)、4.オホーツク海(網走沖)、5.西津軽沖(資料:石油公団)

>>>メタンハイドレート特集の続き
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:31 | 特集
2013年03月08日

「好業績」で「好需給」銘柄が物色の中心=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 強い相場が続いている。いつ、調整があってもおかしくないのだが、(1)循環買いがうまく行っている、(2)調整に入ろうとすればNYダウ高に救われている、ことなどがある。

 ただ、日経平均は26週線に対し乖離率が遂に20%台を超えてきた。経験的には調整があってもおかしくないところに来ている。もっとも、アメリカ景気が強いこと、日本はアベノミクスに対する期待が大きいことがある。とくに、リーマンショック後は日米とも実体経済が芳しくなかっただけに、ここに来て実体経済に対し手応えを感じていることは大きい。

 仮に、景気実体の悪化につながることがあるとすれば、3月27日にもスタートする強制債務削減ということだろう。そうとう規模の削減となるから景気にとっては下支えのなくなる心配がある。

 ここに来て、1ドル・95円へ円安となってきたことは日本株にとって力強い。ただ、信用買残の多いトヨタ自動車は2月の高値を抜くことはできていない。代わって、信用買残の少ないホンダが高値を更新している。今後、ホンダが引っ張って、トヨタへつなぐことができれば全般相場はスケーるアップが予想される。

 今のマーケットは円安を横目で見ながらも、信用買残の多い銘柄を避ける展開で物色の中心は出遅れ銘柄の底上げが続いている。とくに、3月が決算月であることを考えれば、引き続き「好業績」、「好需給」の銘柄が注目だろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:23 | 特集
2013年03月07日

【佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報】航空業界、春の商戦は「対抗値下げ」

佐藤修の霞ヶ関・裏読み情報・スカイマークが4月から沖縄=宮古島線がら一時撤退することとなったが、ANAやJALのネット上での「対抗値下げ」が、スカイマーク足を引っ張ったというのが、業界内でのもっぱらのうわさ。ところがスカイマークが撤退したら、早速、4月以降の運賃を3倍に跳ね上げたANA、JAL。これでは「公共交通機関の自覚がない!」との声が燃え上がりそうだ。

・いま航空業界で第2のスカイマークになるのではと業界が固唾を呑んで見守るのがエアドゥ。この春から、JALが設定した割引運賃は、軒並み前年半額以下。出発3日前なら、羽田から女満別が14200円(前年同条件は32500円、前年差▲18300円)おなじく帯広が12800円(前年同条件30000円、前年差▲17200円)。たまらずエアドゥが国土交通省に泣きを入れた、「ダンピング問題」、その行方が見ものである。

・沖縄=宮古島線でも、率先してスカイマークに対抗値下げをしていたのは、JAL系列の日本トランスオーシャン航空。おりしも国土交通省では、公的支援を受けた企業に対するガイドラインを考える検討委員会が始まっている。

・また、「対抗値下げ」ではないが、この業界では「サクラ」も問題になっている。サクラといっても花見ではない。食べログなどでお金を払って良いコメントを書かせることが一時期話題になったが、JALの系列会社でも同じような「サクラ」を使った書き込みをさせていたことが発覚した。JAL社内では、まずいことになった、お詫びと釈明をしなければと、調査と対応を整えて、名誉会長の稲森和夫に報告したところ一喝されたとか。「金払って良く書いてもらって何が悪い!」誰も反論できずこの問題はそのまま闇に葬られることとなった。現場に居あわせて社員曰く、「流石稲盛さんです。お金に対する考え方が違うんです」。どうやら稲盛語録が一つ増えたようだ。(政治ジャーナリスト・佐藤修)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:41 | 特集
2013年03月01日

出遅れ株買いは3月上・中旬までか、売方の攻勢に注意を=犬丸正寛の相場展望

犬丸正寛の相場展望 日経平均は1万1600円台に買われ1万2000円に手の届くところまで来ている。ただ、2月7日の出来高51億株をピークに最近の出来高は30億株超の水準まで減少、ひところの、「全員が熱くなった相場」ではなくなっている。とくに、相場の支えとなってきた円安がここに来て1ドル・92〜93円と円安が止まっていることが大きい。

 実際、1ドル・94円台へ円安となった2月11日に円安関連銘柄はピークをつけている。たとえば、2月12日に5050円の高値をつけたトヨタ自動車(7203)は、27日には4600円まで売られ、危うく30日線を切りそうになった。戻してはいるものの、「外国人投資家といえども急増した信用買残を肩代わりしたくないはず。再度の円安がない限り上値は難しい」(中堅証券)という状況だ。

 「相場基調そのものは強いことから、短期筋は折角のチャンスは逃したくないとの思いでシコリが少なく、上値圧迫感のない内需関連で稼いでいる」(同)という。このところ新高値銘柄の大半は内需関連であることも物語っている。

 こうした輸出株から内需株への乗り換え相場は3月上旬、長くても中旬までだろう。内需株には信用買いのシコリはなくても、3月期末を控え法人筋には絶好の売り場となる可能性があるからだ。3月上・中旬に日経平均が1万2000円をつけて高値となるの可能性もあるだろう。

 とくに、出遅れ銘柄が人気となるときは、過去の例でも往々にして悪材料の出ることが多い。アメリカの強制歳出削減、イタリアの財政問題などは片付いていない。マーケットには、買方の反対側には、常に、売方のいることを忘れてはいけない。「春一番の嵐」を狙ってそろそろ売方が空売り攻勢を仕掛けてくる可能性がある。基調は強いのだから新規買いは突っ込み狙いに徹するところだろう。
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:53 | 特集