
食料品は、11年1月が前年同月比0.1%減の1246億円、2月が同0.9%増の1276億円、3月が同8.2%減の1257億円、4月が同0.5%減の1187億円、5月が同0.2%増の1212億円、6月が同1.1%増の1476億円、7月が同1.6%減の1887億円、8月が同0.1%減の1301億円、9月が同1.4%減の1119億円、10月が同0.5%減の1251億円、11月が同0.8%減の1639億円、12月が同0.6%減の2680億円、そして12年1月が同1.1%減の1240億円となった。
雑貨は、11年1月が前年同月比2.1%減の675億円、2月が同2.2%減の626億円、3月が同13.6%減の661億円、4月が同3.5%減の677億円、5月が同4.3%減の673億円、6月が同0.1%減の695億円、7月が同1.8%増の745億円、8月が同0.6%減の640億円、9月が同3.2%減の662億円、10月が同横ばいの696億円、11月が同1.9%減の741億円、12月が同0.3%減の946億円、そして12年1月が同1.5%減の669億円となった。
雑貨の内訳で美術・宝飾・貴金属の伸び率を見ると、11年1月が4.2%減少、2月が3.9%減少、3月が20.8%減少、4月が8.9%減少、5月が0.7%減少、6月が6.4%減少、7月が5.3%増加、8月が4.8%増加、9月が1.1%増加、10月が0.4%減少、11月が横ばい、12月が0.3%増加、そして12年1月が0.5%増加となり、やや回復傾向となっている。
百貨店売上高では、宝飾・貴金属など高額商品の売上状況が好不調の目安になるという特徴もあるだろう。したがって主力の衣料品だけでなく、雑貨(化粧品、美術・宝飾・貴金属、その他雑貨)の売上動向にも注目しておきたい。
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