いつも行っている懐石料理店というか和食店で、十月のコースをいただいてきた。松茸の土瓶蒸しや、伊勢海老・のどぐろ・松茸・栗・銀杏の宝楽焼き、ふかひれとすっぽんの椀物、松茸ご飯など、秋らしい味覚満載のコースを満喫した。味はもちろん良いのだが、盛り付けや器などの見た目も工夫されており、秋の気分を楽しめた。このお店に限らず、世の中の飲食店の多くは、季節感を取り入れたり、常に新しい企画(メニュー)を考えたりと、お客をあきさせない工夫をしておられて、大変だなあと思う。各家庭でコスト(家計のやりくり)や栄養バランス等を考慮しながら毎日の献立を考え、料理をすることも大変だと思うが、飲食店の場合は安定的な仕入れやお客受けなども考慮せねばならず、その点でも大変だ。…と、当たり前のことに、今さらのように気づいたのだった。
飲食店銘柄をウオッチしてみた。
★物語コーポレーション〈3097〉(東1)
愛知県を地盤として、焼肉やラーメン店など、直営とフランチャイズ合わせて約200店を展開する、物語コーポレーション<3097>(東1)を入れる。21日終値は4円安の1284円。単位100株。PERは約8.4倍、PBRは約1.6倍となっている。チャートは6月7日につけた年初来高値1560円から反落し、続落トレンドとなっていたが、9月14日と同26日につけた直近安値1150円でダブル底を形成。以降はリバウンドトレンドとなっている。まずは次のフシ1400円ラインまでの戻りが目標か。また、業績は好調。会社側予想値では、今期2012年6月期業績予想は前年比2ケタ増収増益を見込んでおり、『会社四季報』には、次期2013年6月期も増収増益との予想値が出ている。
★サイゼリヤ〈7581〉(東1)
リーズナブルなイタリア料理店を全国で約860店、展開しているサイゼリヤ<7581>(東1)を入れる。21日終値は13円高の1341円。単位100株。PERは約10.3倍、PBRは約1.2倍となっている。チャートは7月20日につけた直近高値1647円から反落し、続落トレンドで来ていたが、9月26日につけた直近安値1265円から反発した。以降はモミ合いながらもリバウンド局面に入ったと見たい。まずは1500円フシまでの戻りを目指す。野村証券の11日付けのレーティングでは、投資判断「Buy」(買い)、目標株価1800円継続とされた。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。























相場格言の「早耳の早倒れ」は、飛び付き買いの危険性を教えてくれるが、昨今の相場は、「先読みの先倒れ」という新格言が成立しそうな危うさが付きまとっている。株価は、6カ月先を予見すると信じられてきたが、そんな先入観に捉われて投資するとロクなことがないのだ。客観的で透明性が増したといわれそうだが、株価が、経済指標のゼロ・コンマ何パーセント上ぶれたか、下ぶれたかで一喜一憂する傾向が強まっているのである。しかも、その経済指標の多くは、すでに1カ月前、3カ月前の過去のパフォーマンスを集計したもので、株価は予見性を発揮するどころか、後向きの確認行為にしか過ぎなくなって、あの株式投資の夢や希望、ロマンは、カゲもカケラもきれいに消えてしまった。








