
このキャンペーン以外にも、最近、今まであまり知らなかった、いろいろなメーカーの化粧品について、話を聞いたり、試供品をもらって家で試してみる機会がたまたま続いていた。
それぞれのメーカーは、自社の特徴やブランドイメージをシッカリ出しており、スタッフの商品説明やセールストーク、お客へのメイク施術技能なども、きちんとしている。また、上記のキャンペーンをはじめとして、各社とも、消費者の購買意欲をそそるように、あの手この手を出しておられる。だいぶ以前には、「不況でも美容関係は強い」と言われていたが、その後、「いや、美容業界もきびしいのだ」といったようなデータが報道されたこともあった。今はどうなのだろう。もし今でも「美容業界は強い」のだとすれば、それは企業や社員さんたちの努力によるものなのだろうな、と思ったのだった。
上記のキャンペーンから連想して、百貨店株で優良銘柄を探してみた。
★三越伊勢丹ホールディングス〈3099〉(東1)
三越と伊勢丹を展開する、百貨店首位の三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東1)を入れる。20日終値は16円安の869円。単位100株。PERは約28.6倍、PBRは約0.8倍となっている。チャートは4月26日につけた年初来高値1117円から反落し、続落トレンドで来ていた。が、この1〜2ヵ月ほどは、下値800円ラインを固める展開となっている。まずは次のフシであり26週移動平均線でもある、900円台央までの戻りを目指す。信用倍率は約0.3倍の売り長となっており、買い戻しが入ってくることも期待できそうだ。
★高島屋〈8233〉(東1)
国内外に24店舗を展開する、高島屋<8233>(東1)を入れる。20日終値は23円安の649円。単位1000株。PERは約17.9倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは4月26日につけた年初来高値916円から反落し、以降は続落トレンド。しかし、ここへ来て下値650円ラインを固める動きとなっている。モミ合い上放れで、まずは700円台奪回、続いて次のフシであり26週移動平均線でもある、750円ラインへ…と、戻り足で行きたい。信用倍率は約0.5倍の売り長となっており、買い戻しにも期待できそうだ。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。