★『企業業績への影響を気にし始める』動きも台頭
来週(3月28日〜4月1日)の相場は、引き続き、リバウンド狙いの激しい短期売買と復興関連銘柄を物色する動きのなかで、『企業業績への影響を気にし始める』動きも台頭する展開だろう。
今度の大震災下げでは、日経平均をはじめ、多くの銘柄において3月15日が底となっている。15日からの戻り率(上昇率)の大きい銘柄は、次の上位20銘柄にみられるように、「復興特需」関連銘柄が中心。16年前の阪神淡路大震災の時と、ほぼ同じ傾向といえる。
ただ、当時、筆者は大阪勤務だったが、当時より今回の方が反応度が速いように感じられる。値上り率50%の銘柄で区切っても95銘柄にも達する。上昇率30%まで範囲を広げると425銘柄にもなる。もちろん、その多くが復興関連である。
これだけ猛スピードで復興関連銘柄を買い上がれば、「復興関連銘柄第一幕」の物色一巡は近いとみるべきだろう。とくに、4月新年度入りを考えると「決算」が気になり始める。
既に、日立製作所、東京電力が3月の期末配当の未定を発表した。日立製作所、東京電力は福島原発に関連しているため業績面への影響が大きいものと予想される。
問題は、こうした動きが、他の銘柄に広がらないかどうかである。これから、「3月期決算」を思うと、「増額」の可能性と、「減額」の可能性はどちらが強いかと考えれば答えは難しくない。この大震災の下で増額とは言い難いだろう。
これから、3月期決算の見通しが出始める時期だけに慎重な投資スタンスが大切だろう。復興関連銘柄でも3月期決算発表のフィルターは通過しなくてはいけない。真に強い復興関連銘柄はそのあとだろう。
【3月15日→3月25日 戻り率上位(東証1・2部)】
(1)技研興業<9764> = 173.2%
(2)日本鋳鉄管<5612> = 165.0
(3)住石HLD<1514> = 157.4
(4)兼松日産農林<7961> = 148.7
(5)森電機<6993> = 142.8
(6)日特建設<1929> = 131.7
(7)イクヨ<7273> = 128.0
(8)デイ・シイ<5234> = 121.3
(9)大末建設<1814> = 112.5
(10)若築建設<1888> = 110.0
(11)ダイセキ環境ソリューション<1712> = 107.2
(12)エス・バイ・エル<1919> = 106.3
(13)エーアンドエーマテリアル<5391> = 104.4
(14)佐田建設<1826> = 94.9
(15)栗本鐵工所<5602> = 91.3
(16)ジオスター<5282> = 90.0
(17)ロンシール工業<4224> = 89.2
(18)三井松島産業<1518> = 86.6
(19)宮地エンジニアリンググループ<3431> = 86.1
(20)サニックス<4651> = 85.0
【3月10日→3月25日 下落率上位(東証1・2部)】
(1)東京電力<9501> = 60.7%
(2)LCAHD<4798> = 50.0
(3)岡野バルブ製造<6492> = 39.6
(4)日本ケミコン<6997> = 36.8
(5)常磐興産<9675> = 35.4
(6)KNT<9726> = 35.3
(7)クラリオン<6796> = 32.4
(8)ベリテ<9904> = 32.2
(9)セルシス<3829> = 31.2
(10)東日CLG<8291> = 31.0
(11)パルステック工業<6894> = 30.1
(12)価値開発<3010> = 29.4
(13)日本ピストンリング<6461> = 29.3
(14)TDF<5641> = 29.1
(15)サンフロンティア不動産<8934> = 28.9
(16)豊和工業<6203> = 28.7
(17)東亜バルブエンジニアリング<6466> = 28.4
(18)サイボウズ<4776> = 28.3
(19)アピックヤマダ<6300> = 27.9
(20)フージャースコーポレーション<8907> = 27.9
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:15
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