東京・上野の東京国立博物館で5日まで開催の『誕生! 中国文明』展を見に行った。紀元前20世紀ごろの夏(か)王朝時代から、紀元12世紀ごろまでの北宋時代の遺物 約150点が、「王朝の誕生」「技の誕生」「美の誕生」と、3つのテーマごとに、それぞれ時代の流れに沿って展示されていた。私は古代青銅器フェチで(笑)、中国の物では、とくに、殷(いん。商(しょう)とも呼ぶ)時代の、複雑でこまかい文様が入っている物が、たまらなく好きなのだ。以前、台湾・台北の故宮博物院や、香港の博物館などへ行った時もジックリ見たし、また、国内の博物館で機会があれば眺めては、「美しいなあ…」とウットリしている。
全体は細長く、少しふくらみがあり、すらっとした3本の足がついている酒器「爵」とか、3本あるいは4本の足がついた「鼎」など、文様だけでなく、形も美しい。もちろん、青銅器以外にも、玉璧や金細工、やきもの等、すばらしい遺物がそろっており、それらを眺めながら楽しいひとときを過ごしたのだった。
青銅器などから連想して、「鉱業」銘柄をウォッチしてみた。
★日本海洋掘削〈1606〉(東1)
海底の石油や天然ガス田の掘削、生産井の掘削を受託している、日本海洋掘削<1606>(東1)を入れる。3日終値は7円高の2523円。単位100株。PERは約10.9倍と割安水準。PBRは約1.2倍となっている。大口株主には、石油資源開発、三菱マテリアル、国際石油帝石、三井造船、三井物産、JFEスチール、丸紅などの優良企業が並んでおり、買い安心感は充分にありそうだ。
昨年12月の上場時からのチャートを見ると、12月28日につけた「上場来高値」6460円から反落し、以降は続落トレンド。この2ヵ月ほどは、底値2500円ラインを固める展開となっている。底値圏のモミ合い上放れで、まずは次のフシ3000円ライン奪回を目指す。
★国際石油開発帝石〈1605〉(東1)
油田・ガス田開発、権益保有などを行なっている、国際石油開発帝石<1605>(東1)を入れる。3日終値は1万円高の41万0500円。単位1株。PERは約13.9倍、PBRは約0.7倍となっている。大口株主には経済産業大臣、石油資源開発、三井石油開発、三菱商事、新日本石油、丸紅などが並んでいる。
チャートは4月5日につけた直近高値72万9000円から反落し、以降は続落トレンド。この2ヵ月ほどは、下値40万円ラインを固める展開で来ている。8月31日につけた年初来安値37万3000円を底に、リバウンド局面への転換といきたい。まずは次のフシであり、13週移動平均線でもある、45万円ラインまでの戻りを目指す。2日付けの東洋経済新報社『四季報先取り』では、業績予想の上ブレ観測も出ている。
田北知見(たきた・ともみ)
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。
エネルギー業界専門紙の記者を経て、現在、株式ジャーナリスト、日本インタビュ新聞社記者。雑誌や証券専門紙への寄稿、ムック「インド株成功の極意」などに執筆。著書に実業之日本社から「分足チャートで儲ける 超デイトレ入門」、かんき出版からは「サラリーマン投資家のための株 黄金分割比投資法」などがある。また企業のIR支援活動にも携わっている。























「エッ、たったそれだけ?」と心配されるのが、きょう、あす中にも取りまとめられる菅内閣の経済対策である。マスコミは、重点施策として雇用対策を打ち出し、財源には今年度予備費の未使用分9000億円を充当すると早打ちしている。かつては経済対策といえば、10兆円、20兆円と事業規模の大きさを競い合い、実際に財政出動の実弾が伴う「真水」の量まで問われたことに比較すると、額が2ケタも違い隔世の感が強い。「ツーレイト(遅すぎる)」のうえに、「ツーリトル(少なすぎる)」である。GDPギャップが30億円にも達すると推計されるなかで、却って景気失速感を強めないかと懸念される。









