日経平均の1万円割れで調整一巡とみる背景には、GDP(国内総生産)と企業業績がそろって好調なことがある。日経平均ベースの予想PERは17倍台にまで低下し割安感が強まっている。しかも、4月15日につけた日経平均の年初来高値1万1408円からの下落率が1ヶ月強で15%に達し下げピッチも速い。特に、今度の相場では個人投資家が慎重だったことで上値でのシコリが少ないこともある。
一方、日経平均の1万円割れは、本格調整の始まりとみる背景は、金融に対する厳しさがある。2008年のリーマンショック、今回のギリシャショックも、製造業より金融業の行き過ぎが指摘されている。ギリシャショック自体は放漫な財政運営によるものでも、投機的な資金が動きに拍車をかけている、という指摘だ。リーマンショックの震源地アメリカにおいて、また、ギリシャショックの震源地EUにおいて、アメリカとドイツがそろって金融に対する規制を強化する方向にあるのはこのためだ。
規制によって、短期資金が行き場を失えば、優位な通貨に対し資金移動が起こり、想定以上の為替相場の変動が起きる可能性がある。
日本は、少子高齢化の人口衰退、勤勉性を失った国民性、技術力の低下、軸の定まらない政治、などなどを考えると、本来、「円高」どころか、「円安」のはず。しかし、現実には、日本よりも悪いEUということで円に資金が流入する。結果、今後もびっくりするような円高の可能性はありうる。
今、好調な日本のGDP、企業業績は、言うもでもなく、輸出によって支えられている。それが、円高となれば前提が狂ってくる。足元の景気、企業業績は良くても、先行きは下ブレの心配が強い。
そこへ、朝鮮半島に緊張が高まっている。普天間基地問題で右往左往の今の内閣に軍事的緊張への対応は期待できない。「コンクリートから人へ」の公約も取り下げるようだ。とにかく、今の政府では日本の先行き不安は高まるばかりだ。
このため、日経平均は民主党政権が誕生した後の安値9076円(09年11月)を下回ることも予想されている。つまり、本格調整の始まりという見方になっているわけだ。もちろん、日本の財政悪化も他人事ではない、というおまけもつく。
ただ、今の場面で、「調整一巡」か、「本格調整の始まり」のどちらかに決めつけることはできない。もう少し、時間が必要だ。短期的には戻る場面が予想され、その場合、どのていど戻るかが先行きの相場を占ううえで、重要な視点となるだろう。来週は戻りを見極める相場で、一般個人は、もうしばらく、新規買いは様子をみたい。『売りは早かれ、買いは遅かれ』の教えを守るところだろう。
>>犬丸正寛の相場格言(ブログ)























株式投資の現実は厳しい。まさしく諺にいう「板子一枚下は地獄」、「吉凶は糾える縄の如し」通りの日々である。米国株、欧州株、アジア株の乱高下に振り回され、売りか買いか、強気か弱気か見極めがつかない迷走に次ぐ迷走を余儀なくされている。これに拍車をかけたのが、前週末14日にピークを越えた3月期決算の発表である。象徴は
最近(といってもだいぶ前からだが)ハイボールが流行っているらしい。ウィスキーをソーダ水で割ったものだ。私はウィスキーはロックで飲む派なので、あまり興味がなかったのだが、先日、「スーパーハイボール」という飲み方があると知った。ジョニ黒などのブレンデッド・ウィスキーをふつうにソーダ水で割り、その上から、そのウィスキーの原酒のひとつ(たとえばタリスカーやラガヴリンなど)を垂らすという。









