
ゴーイングコンサーンという。企業は事業を期限なく継続することを前提としている。その継続性に疑いがある場合、監査法人から注記される。営業赤字、債務超過など。四季報には必ず載っているので参考の上、投資することが大切である。
【羽田4本目滑走路】
10年10月の使用開始目標で建設が進む。全長3120メートル、幅24メートル。これによって、1日当りの発着枠が、現在の約30万回から約41万回へ拡がる。増加分のうち、国内線へ2万7000回、国際線へ3万回が割り当てられる。国内線では、1日37便のうち日本航空<9205>に8便、全日空に11便、新興航空会社に残りが割当てられる。経営不振の日本航空には厳しいものとなった。4本目滑走路の完成で、「羽田をハブ空港」にという動きは強まることが予想される。最近では、前原大臣の「新幹線を羽田に」という構想もある。京浜急行電鉄<9006>、空港施設<8864>など関連銘柄が注目される。
【親子上場の見直し】
親会社と連結の子会社が共に上場していることを見直す動きが出ている。2部上場銘柄には、かつての株式公開ブーム時には、有力企業の子会社として上場するケースが多かった。最近は、上場維持費用、内部監査費用、IR費用等もかさむことから、経営効率化のために上場を廃止するケースが目につき始めた。2010年も親子上場見直しの動きが予想される。
【日本の借金時計】
金融経済ジャーナリストの財部誠一氏が、自身のホームページで刻々と増え続ける日本の借金を秒単位で表示している。2010年1月13日、午後現在では809兆8200億円。家庭負債額は1547万円と表示している。日本の長期債務はGDP比150%と異常に膨らんでいる。さらに、民主党政権では、国民に手厚い政策でますます国の借金は増える心配があります。幸い、日本の国債は日本の国民で消化しているが、果たしていつまで続くか。ギリシャ、ドバイショックは他人事ではない。
【2010年注目される株式投資材料キーワード】
・「スマートグリット」ほか
・「参議院選挙」ほか
・「アジア経済圏構想」ほか
・「需給ギャップとデフレ」ほか