そのTOPIXの年初来高値は8月31日の987.21ポイント。日経平均とは高値時期は同じで、その後、同じように調整となっている。ところが、18日(金)は、TOPIXが一時925.50ポイントまで下げ、当面の下値のフシとなっていた930ポイント(9月14日)を切ってきた。一方の日経平均は下値フシを切ることなく止まっている。
日経平均とTOPIXには大きな違いがある。どちらも東証1部銘柄が対象ということでは同じだが、採用銘柄数に違いがある。日経平均の225銘柄に対し、TOPIXは全銘柄。しかも、日経平均は株価だけが計算対象だが、TOPIXは株価と発行株数の両方を対象とした時価総額方式。日経平均は輸出関連銘柄の影響を受けやすく、TOPIXは金融株、消費関連、建設などの内需関連の影響を受けやすい特徴がある。
このため、新政権の内需政策が支持されるならTOPIXの動きが強くなるわけだ。しかし、そのTOPIXが、18日に、一時的にせよ揺れ動いたことは先行きに対する、何かの警戒サインの可能性かもしれない。
ダム建設をはじめ公共工事の見直し、派遣問題の見直し。さらに、亀井大臣の発言も飛び出した。「貸し渋り・貸し剥がしを抑え、借入金の3年程度の猶予」の法案を今度の臨時国会に提出し成立させるという。返さなくてよいとは言っていないが、借金の棒引きとも受け取られかねない。金融機関だけでなく、商取引自体が萎縮し、結果、内需振興ではなくなる心配がある。
総理大臣は、「日本株式会社」の社長。株式会社制度を止めて社会主義国になるというのなら別の話だが、日本株式会社である以上は、「収入」「稼ぎ」は絶対に必要だ。株式会社には多くのステークホルダーが存在している。これまで、株主、経営者等に重心が偏り過ぎて、従業員等が追いてきぼりにされていたことはある。そこの是正は必要だろうが、従業員=組合が強くなりすぎて、千葉県の不正経理のように,みんなで渡れば怖くない式となってはいけない。稼ぎを忘れては、会社は衰退する。いったん、落ち込んだ売上を回復させことは、実は、経費削減よりも大変なことである。
会社なら社長が代われば、経営スタイルが変わるのは当然である。しかし、どのような経営者になろうとも、会社が収入を安定着実に伸ばし、その会社に集う関係者が生きがいを感じるものでなくてはいけない。旧経営陣を批判するだけでは、だめである。
今すぐに新政権に対し評価を下すことは避けなくてはいけない。しかし、日本株式会社の鳩山新社長が、日本の特徴をどのように発揮し、経営のカジ取りをするか。これから、TOPIXの動きと共に見詰めていきたい。























横浜市のパシフィコ横浜で開かれている『海のエジプト展』へ行った(会期は23日まで)。ナイル川の河口付近、地中海のエジプト領海の海底に沈んでいる、アレキサンドリアなど3都市の遺跡から引き上げた、遺物の展示会だ。目玉は高さ5メートルのファラオ(王)の石像で、ほかに石でできたスフィンクスや、ヒエログリフ(古代エジプト文字)が刻まれた石碑、黄金のアクセサリーなど、多くの品々が展示されていた。また、クレオパトラが愛した香りを再現したコーナーや、古代都市の再現や、海底に沈む遺跡を映像でバーチャル体験できるシアターなどもあった。
金融株のウエートが大きい『TOPIX』の下げがきつくなっている。午前10時10分現在で、前日比10.54ポイント安の928.98ポイント、下落率では1.11%と1%を超え、日経平均の1.0%を上回る下げとなっている。
「株価には一喜一憂はしない」−−政策責任者の決まり文句である。その癖、株安を政策の失敗とは認めたがらない一方、株高は政策効果と自画自賛し、支持率の上昇につながると誤解しがちである。これは、自民党の一党支配が長期化したなかで好景気、円安、株高は「善」、不況、円高、株安は「悪」とするのが政界、財界はもちろん、株式市場でも共通認識となっていることの裏返しである。だから不況脱出には経済対策、円高阻止には為替市場介入、株安には株価対策がそれぞれ発動されることを常識としてきた。









