◆日経平均の終値は1万7248円50銭(135円08銭安)、TOPIXは1391.90ポイント(14.50ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億5701万株

27日後場の東京株式市場は、円安基調が一服する様子になり、米国市場は27日が感謝祭休日のため、主力株を手控える雰囲気が強まり、
ソニー<6758>(東1)などが一段軟化するなど、主力株から見送り気分が漂う展開となった。米国の休場中に突発的な事件が発生する場合などに備え、日経平均の先物や今週初に市場が開設されたJPX日経400先物には、主力株をヘッジする目的の売り建てがみられたようだ。日経平均は前引けの50円安(1万73330円前後)から13時頃には一段軟化し、一時171円10銭安(1万7212円48銭)まで下げる場面があった。このため材料株や好業績株を個別に物色する動きが強まり、
ソフトブレーン<4779>(東1)は中国の利下げによる景気拡大などに期待とされて値上がり率1位となり、
マーベラスAQL<7844>(東1)は配信するゲームがアップルのゲームアプリのトップセールス2位に躍進とされて急伸、前週末に東証1部への昇格が決まった
一正蒲鉾<2904>(東2)は週明けから3連騰となり、昨日東証1部への昇格が決まった
理研ビタミン<4526>(東2)と
ユーグレナ<2931>(東マ)も急伸。
ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)は本日から信用取引規制が解除され早速ストップ高。
ソフトフロント<2321>(JQS)はテレビ会議用ソフトをNTT西日本が採用とされてストップ高となった。
本日新規上場の
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ、売買単位100株)は前後場とも気配値のまま売買が成立せず、大引けは気配値で上げる場合の本日上限の5520円(公開価格2400円の2.3倍)の買い気配で終わった。映像や音声の分野のミドルウェア(基盤ソフト)開発が主事業で、今朝発表した前9月期の連結営業利益は前期比3.1倍となり、今期は20.4%増と続伸の計画。
東証1部の出来高概算は20億5701万株(前引けは9億2567万株)、売買代金は2兆1444億円(同8895億円)。1部上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は414(同708)銘柄、値下がり銘柄数は1309(同956)銘柄だった。
また、東証33業種別指数は全業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、海運、電気機器、石油、石炭、金属製品、小売り、精密機器、サービス、水産・農林、繊維製品、などだった。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:43
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