[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (08/28)フライトホールディングスは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想
記事一覧 (08/28)クレスコは売り一巡、24年3月期1Q営業減益だが通期営業増益予想据え置き
記事一覧 (08/28)星光PMCは調整一巡、23年12月期2Q累計減益だが通期は営業増益予想
記事一覧 (08/28)京写は上値試す、24年3月期大幅増益予想、さらに上振れの可能性
記事一覧 (08/25)マルマエは下値切り上げ、24年8月期収益回復期待
記事一覧 (08/25)ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調
記事一覧 (08/25)ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性
記事一覧 (08/25)エスプールは売られすぎ感、23年11月期大幅増益予想で収益拡大基調
記事一覧 (08/25)エイトレッドは下値固め完了、24年3月期2桁増収増益予想で収益拡大基調
記事一覧 (08/24)ピックルスホールディングスは調整一巡、24年2月期上振れの可能性
記事一覧 (08/24)ケンコーマヨネーズは戻り歩調、8月24日は「ドレッシングの日」
記事一覧 (08/23)【決算記事情報】科研製薬は24年3月期1Q減益、通期の小幅営業・経常減益、最終大幅増益予想を据え置き
記事一覧 (08/23)加賀電子は上値試す、24年3月期1Q減益だが計画超で通期上振れ余地
記事一覧 (08/23)建設技術研究所は高値更新の展開、23年12月期は一転増益予想
記事一覧 (08/23)生化学工業は反発の動き、24年3月期1Q大幅増収増益、通期上振れの可能性
記事一覧 (08/23)松田産業は調整一巡、24年3月期減益予想、1Q進捗率は順調
記事一覧 (08/22)ネオジャパンは調整一巡、24年1月期減益予想だが上振れの可能性
記事一覧 (08/22)TACは下値固め完了、24年3月期1Q減益だが通期2桁営業増益予想
記事一覧 (08/22)朝日ラバーは調整一巡、24年3月期1Q営業赤字だが2Q累計・通期純利益予想を上方修正
記事一覧 (08/22)クリナップは調整一巡、24年3月期1Q減益だが売上順調、通期大幅増益予想
2023年08月28日

フライトホールディングスは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想

 フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)は電子決済ソリューションを主力としてシステム開発・保守なども展開している。23年10月1日付で子会社を吸収合併して商号をフライトソリューションズに変更予定である。7月26日には、市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する小・中規模事業者向けの新しい決済ソリューションTapion(タピオン)について、一般加盟店の申込受付を7月31日より開始すると発表した。24年3月期はマイナンバーカード対応「Incredist Premium U」などの拡販を推進して大幅増収増益予想としている。有望案件が目白押しであり、中長期的に収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:32 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

クレスコは売り一巡、24年3月期1Q営業減益だが通期営業増益予想据え置き

 クレスコ<4674>(東証プライム)は独立系のシステムインテグレータで、ビジネス系ソフトウェア開発や組込型ソフトウェア開発のITサービスを主力としている。成長戦略として顧客のDXを実現するデジタルソリューションを強化している。24年3月期第1四半期は人件費や教育費の増加、複数の不採算プロジェクト発生により営業減益(経常利益と親会社株主帰属四半期純利益はデリバティブ評価損益の改善により増益)だったが、通期営業増益予想を据え置いている。不採算プロジェクトに関する損失引当が第1四半期に完了しており、第2四半期以降は不採算プロジェクトの早期収束や他の案件でのリカバリーを目指すとしている。需要は高水準であり、積極的な事業展開により通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は第1四半期業績を嫌気して急落したが売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。
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星光PMCは調整一巡、23年12月期2Q累計減益だが通期は営業増益予想

 星光PMC<4963>(東証プライム)は製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業、化成品事業を展開している。成長戦略として、製品/事業地域/事業領域の全てにおけるポートフォリオ変革推進による稼ぐ力の強化を掲げ、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)などの拡販も推進している。なお9月20日〜22日に東京ビックサイトで開催される「INCHEM TOKYO 2023」にバイオフィルムコントロール剤を出展する。23年12月期第2四半期累計は原料価格上昇に対応して製品価格への転嫁を進めたが、国内外の軟調な需要環境に伴う販売数量の減少などで減収減益だった。ただし通期の営業増益予想を据え置いた。第2四半期累計の売上高と営業利益の進捗率は低水準の形だが、積極的な事業展開で下期の挽回を期待したい。株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏だが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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京写は上値試す、24年3月期大幅増益予想、さらに上振れの可能性

 京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。24年3月期はベトナムにおける受注増加などにより大幅増益予想としている。第1四半期の好調を勘案すれば通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は年初来高値更新の展開だ。1倍割れの低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
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2023年08月25日

マルマエは下値切り上げ、24年8月期収益回復期待

 マルマエ<6264>(東証プライム)は半導体・FPD製造装置向け真空部品などの精密切削加工を展開し、成長戦略として消耗品の拡大による受注安定化、市場シェア拡大に向けた能力増強投資、ESG経営の推進などを推進している。23年8月期は大幅減収減益予想だが、市場環境悪化への対応策として半導体分野の新規顧客からの認証取得を実現し、新規受注が24年8月期の売上高に本格寄与する見込みとしている。またFPD分野では、市場環境が停滞するなかでも新型G8装置向け部品の受注に成功している。積極的な事業展開で24年8月期の収益回復を期待したい。株価は上値が重くモミ合う形だが、徐々に下値を切り上げている。調整一巡してモミ合いから上放れの展開を期待したい。なお10月6日に23年8月期決算発表を予定している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:24 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

ヒーハイストは調整一巡、24年3月期営業黒字転換予想で収益改善基調

 ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)は直動機器を主力として、精密部品加工やユニット製品も展開している。小径リニアボールブッシュの世界トップメーカーである。成長戦略として直動機器の「スマート生産プロジェクト」の一環とする設備投資や開発投資を推進している。24年3月期第1四半期は精密部品加工においてレース用部品の出荷が第2四半期にずれ込んだため減収・赤字拡大だったが、通期は営業黒字転換予想としている。自動化関連の需要に向けて直動機器のスマート生産体制を確立し、生産増強および販売拡大を図るとしている。中長期的には直動機器の需要拡大が予想され、積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は地合い悪化も影響して年初来安値を更新したが、1倍割れの低PBRも支援材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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ティムコは調整一巡、23年11月期大幅営業・経常増益予想、さらに上振れの可能性

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は、フィッシング用品およびアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品分野ではフライフィッシングのパイオニアであり、アウトドア用品分野ではオリジナル衣料ブランドFoxfireを主力としている。23年11月期は大幅営業・経常増益予想としている。なお第3四半期の特別利益に投資有価証券売却益20百万円を計上する。需要回復、第2四半期累計の高進捗率、さらに8月以降の価格改定効果などを勘案すれば、通期会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上値の重い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

エスプールは売られすぎ感、23年11月期大幅増益予想で収益拡大基調

 エスプール<2471>(東証プライム)は、障がい者雇用支援やロジスティクスアウトソーシングなどのビジネスソリューション事業、およびコールセンター向け派遣などの人材ソリューション事業を主力として、新規事業の環境経営支援サービスや広域行政BPOサービスも拡大している。8月22日には全国42施設目および43施設目となる「わーくはぴねす農園」を開設した。23年11月期はビジネスソリューション事業の好調が牽引して大幅増益予想としている。第2四半期累計は先行投資の影響などで減益だったが、各利益は期初計画を上回る水準で着地した。期初時点で上期は減益予想だが下期に大幅増益を見込んでいる。積極的な事業展開で収益拡大基調に変化はないだろう。株価は地合い悪化も影響して年初来安値圏だが売られすぎ感を強めている。調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

エイトレッドは下値固め完了、24年3月期2桁増収増益予想で収益拡大基調

 エイトレッド<3969>(東証スタンダード)はワークフローシステムの開発・販売およびクラウドサービスを展開し、大手・中堅企業向けのパッケージ型AgileWorksおよび小規模企業向けのクラウド型X−point Cloudを2本柱としている。24年3月期は2桁増収増益予想としている。第1四半期の進捗率は低水準だったが、期後半に向けてストック収益が積み上がる構造であることなども勘案すれば通期会社予想の達成は可能であり、積極的な事業展開で収益拡大基調に変化はないだろう。株価は反発力が鈍く年初来安値圏でモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:22 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2023年08月24日

ピックルスホールディングスは調整一巡、24年2月期上振れの可能性

 ピックルスホールディングス<2935>(東証プライム)は漬物・キムチ製品の最大手で、独自の乳酸菌Pne−12を使用した「ご飯がススムキムチ」シリーズや惣菜を主力としている。成長戦略として製品開発の強化、販売エリア・販売先の拡大などを推進するとともに、野菜・発酵・健康の総合メーカーを目指してEC・外食・小売・農業領域への展開も推進している。8月22日にはサツマイモを原材料とする加工食品の仕入・販売を行う子会社の設立を発表した。24年2月期は不透明感を考慮して小幅増収増益にとどまる見込みとしているが、第1四半期の高進捗率を勘案すれば通期会社予想に上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は第1四半期業績を好感した7月の上場来高値圏から反落したが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

ケンコーマヨネーズは戻り歩調、8月24日は「ドレッシングの日」

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)はマヨネーズ・ドレッシング分野からタマゴ加工品やサラダ・総菜分野へと事業領域を拡大し、4つのテーマ(BtoBtoC、イノベーション、構造改革、グローバル)およびサステナビリティ方針に取り組んでいる。なお8月24日は同社が制定した「ドレッシングの日」である。24年3月期は価格改定の追加実施、商品統廃合の実施と利益を確保できる商品の販売促進、徹底した効率化などで収益性改善を推進して大幅増益予想としている。第1四半期は減益だったが下期からの回復を見込んでいる。積極的な事業展開により通期ベースでの収益回復を期待したい。株価は戻り歩調で1月の年初来高値に接近している。1倍割れの低PBRも支援材料であり、上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2023年08月23日

【決算記事情報】科研製薬は24年3月期1Q減益、通期の小幅営業・経常減益、最終大幅増益予想を据え置き

決算情報

 科研製薬<4521>(東証プライム)の24年3月期第1四半期連結業績は、薬価改定や競合の影響によって小幅減収となり、利益面は研究開発費増加なども影響して減益だった。通期予想は据え置いている。売上面はアルツやエクロックなどの伸長で小幅増収、営業利益と経常利益は販管費の増加などで小幅減益、当期純利益は前期計上の特別損失が剥落して大幅増益予想としている。

■医療用医薬品・医療機器メーカー

 医薬品・医療機器、農業薬品などの薬業、および文京グリーンコート関連などの不動産賃貸事業を展開している。

 主要医薬品・医療機器は、外用爪白癬治療剤のクレナフィン、関節機能改善剤のアルツ、癒着防止吸収性バリアのセプラフィルム、創傷治癒促進剤のフィブラスト、原発性腋窩多汗症治療剤のエクロック、歯周組織再生剤のリグロス、腰椎椎間板ヘルニア治療剤のヘルニコア、およびジェネリック医薬品である。

 23年8月には、壊死組織除去剤ネキソブリッド外用ゲル5g(開発コード:KMW−1、イスラエルのメディウンド社から導入、海外製品名NexoBrid、22年12月に深達性U度またはV度熱傷における壊死組織の除去の効能・効果で日本における製造販売承認を取得、23年5月に薬価基準収載)の発売を開始した。本剤は希少疾病用医薬品に指定されていることに加え、低温管理(2℃〜8℃)での保管・流通が求められるため、エス・エム・ディを総代理店として販売する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

加賀電子は上値試す、24年3月期1Q減益だが計画超で通期上振れ余地

 加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品等の商社ビジネス、電装基板製造受託のEMSビジネスを展開し、成長に向けて収益力強化、経営基盤強化、新規事業創出、SDGs経営を推進している。8月16日にはメキシコにおけるEMS生産体制強化・拡充をリリースした。24年3月期第1四半期は電子部品事業における前期のスポット需要の解消などで減収減益だったが、営業利益は社内計画を大幅に上回る水準で着地した。通期予想は据え置いて、コロナ禍における需要増からの反動や顧客の在庫調整の影響など一時的な需要減退により減収減益予想としている。ただし第1四半期の営業利益進捗率は28%と順調だったため、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。さらに25年3月期は成長軌道に回帰する見込みとしている。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は上場来高値圏で堅調だ。指標面の割安感も評価材料であり、日柄調整が完了して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

建設技術研究所は高値更新の展開、23年12月期は一転増益予想

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は総合建設コンサルタント大手である。成長戦略として、グローバルインフラソリューショングループとしての飛躍を目指すとともに、インフラ整備を通じた「サステナビリティ」の実現にも取り組んでいる。23年12月期第2四半期累計は受注が好調に推移し、特に国内事業の業務が想定以上に進捗して大幅増収増益だった。そして通期予想を上方修正し、従来の減益予想から一転して増益予想とした。国内事業において受注が好調に推移していることに加えて、業務単価上昇や業務効率化なども寄与する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は上方修正を好感して急伸し、上場来高値更新の展開となった。利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

生化学工業は反発の動き、24年3月期1Q大幅増収増益、通期上振れの可能性

 生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。24年3月期第1四半期はロイヤリティーの増加、中国向けアルツや国内医薬品の販売数量増加などで大幅増収増益だった。通期減収減益予想は据え置いた。海外製品出荷時期の影響、医薬品原体・医薬品受託製造およびLAL事業の前期の反動、燃料費高騰、増産体制整備に伴う一時的な原価率悪化などを見込んでいる。第1四半期の各利益は通期予想を超過達成したが、第2四半期以降に腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI−6603の承認申請に向けた費用も見込まれるとしている。ただし会社予想は保守的な印象が強く上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は7月の安値圏から切り返して反発の動きを強めている。高配当利回りや1倍割れの低PBRも評価材料であり、出直りを期待したい。
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松田産業は調整一巡、24年3月期減益予想、1Q進捗率は順調

 松田産業<7456>(東証プライム)は、貴金属・環境・食品分野のソリューション提供企業として貴金属関連事業および食品関連事業を展開している。成長に向けた基本方針として、積極投資継続による収益基盤強化と新規収益源創出、持続的成長を加速させる経営基盤の強化、ESG経営の推進による企業価値向上を掲げている。24年3月期第1四半期は貴金属関連事業における販売量減少などで減益だった。そして通期の減益予想を据え置いた。貴金属関連事業では半導体・電子デバイス分野の生産低下に伴う取扱量減少、食品関連事業では物流コスト上昇などを見込んでいる。ただし第1四半期の進捗率は順調であり、積極的な事業展開で第2四半期以降の収益改善を期待したい。なお8月10日に自己株式取得を発表している。株価は小幅レンジでモミ合う展開だが、1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡してモミ合い上放れを期待したい。
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2023年08月22日

ネオジャパンは調整一巡、24年1月期減益予想だが上振れの可能性

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は自社開発のグループウェアdesknet‘s NEOのクラウドサービスを主力として、製品ラインアップ拡充による市場シェア拡大戦略、アライアンス戦略、東南アジア市場開拓戦略を推進している。24年1月期はクラウドサービスが牽引して増収だが、広告宣伝費や人件費の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。第1四半期が大幅増益だったことを勘案すれば、通期会社予想は増収効果で上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は6月の年初来高値圏から反落して上げ一服の形となったが調整一巡感を強めている。戻りを試す展開を期待したい。
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TACは下値固め完了、24年3月期1Q減益だが通期2桁営業増益予想

 TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて、主力の教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。24年3月期第1四半期は学生を主な受講生層とする講座への申し込みが低調となり、出版事業における巣ごもり需要反動減も影響して減収減益だった。ただし法人研修事業は堅調だった。そして通期の2桁営業増益予想を据え置いた。受講生ニーズに合ったサービス導入やコンテンツ開発による個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価資産倍率(PBR)改善施策などに取り組み、2桁営業増益予想としている。第1四半期は減益だったが、積極的な事業展開により通期ベースで収益回復を期待したい。株価は安値圏でモミ合う展開だが、大きく下押す動きは見られず下値固め完了感を強めている。1倍割れの低PBRやリスキリング関連のテーマ性なども評価材料であり、出直りを期待したい。
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朝日ラバーは調整一巡、24年3月期1Q営業赤字だが2Q累計・通期純利益予想を上方修正

 朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。2030年を見据えた長期ビジョンではSDGs・ESG経営を意識して経営基盤強化を目指している。24年3月期第1四半期は営業損益が赤字、経常利益と純利益が大幅減益だった。自動車向けゴム製品が半導体不足による採用車種の在庫調整の影響を受けた。なお第2四半期に投資有価証券売却益を計上するため第2四半期累計および通期の純利益予想を上方修正した。不透明感を考慮して通期の営業利益と経常利益は期初計画を据え置いて減益予想としているが、期初時点で下期は回復基調としている。積極的な事業展開により第2四半期以降の回復を期待したい。株価は地合い悪化も影響して上値を切り下げる形となったが、高配当利回りや1倍割れの低PBRも評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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クリナップは調整一巡、24年3月期1Q減益だが売上順調、通期大幅増益予想

 クリナップ<7955>(東証プライム)はシステムキッチンの大手でシステムバスルームや洗面化粧台も展開している。重点施策として既存事業の需要開拓と低収益からの転換、新規事業による新たな顧客の創造、ESG/SDGs視点での経営基盤強化を掲げている。24年3月期第1四半期は原材料・エネルギー価格高騰などの影響で減益だったが、売上面は高付加価値製品の拡販などで増収と順調だった。そして通期の大幅増益予想を据え置いた。高付加価値製品の拡販に加えて、さらなる原価低減・生産性向上を推進するとしている。第1四半期は減益だが、期初時点で上期は減益の計画である。積極的な事業展開により通期ベースでの収益拡大を期待したい。株価は戻り高値圏から反落の形となったが、1倍割れの低PBRなど指標面の割安感も支援材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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