[アナリスト銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (08/11)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテージHDは第1四半期の大幅営業増益を好感、4月の上場来高値を試す
記事一覧 (08/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ジャパンフーズの第1四半期は過去最高益、猛暑が追い風で低PBRに依然として評価余地
記事一覧 (08/10)【アナリスト水田雅展の相場展望】「8月10日〜14日の株式・為替相場展望」米利上げ開始時期を巡る思惑が交錯してモミ合い
記事一覧 (08/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】三洋貿易の第3四半期累計は大幅増益、指標面の割安感強く6月高値試す
記事一覧 (08/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは第1四半期の大幅増益を好感して出直り
記事一覧 (08/10)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスの第1四半期は2桁増益と順調、割高感なく99年以来の1000円台も視野
記事一覧 (08/07)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは06年以来の高値水準、1倍割れの低PBRも評価して上値追い
記事一覧 (08/07)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは第2四半期累計の減益の売り一巡、6月高値試す
記事一覧 (08/07)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドHDは第1四半期大幅増益を評価して出直り本格化、10月1日付で株式併合
記事一覧 (08/07)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は第1四半期の大幅増益を好感して06年2月以来の高値水準
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記事一覧 (08/06)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】三社電機製作所は第1四半期減収減益を嫌気したが、目先的な動きで過剰反応
記事一覧 (08/06)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業は第2四半期累計を増額修正、株価は底打ち確認して出直り本格化
記事一覧 (08/06)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは07年以来の高値水準、第1四半期増収増益で指標面に依然として割安感
記事一覧 (08/06)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーコーヒーは上場来高値更新の展開、第1四半期は大幅増収増益
記事一覧 (08/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは6月高値試す、16年2月期増額の可能性や積極的な株主還元姿勢を評価
記事一覧 (08/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】カナモトは好業績を見直して反発、15年10月期業績予想は増額含み
記事一覧 (08/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは中期成長力を評価する流れに変化なし、利益確定売り一巡して上値試す
記事一覧 (08/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】DNAチップ研究所は調整の最終局面、第1四半期は営業赤字幅縮小
記事一覧 (08/04)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】sMedioは中期成長力を評価して6月の上場来高値試す
2015年08月11日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテージHDは第1四半期の大幅営業増益を好感、4月の上場来高値を試す

 インテージホールディングス<4326>(東1)は市場調査の最大手で、国内外におけるM&Aも積極活用して業容を拡大している。株価は7日発表の第1四半期(4月〜6月)大幅営業増益を好感し、10日には戻り高値となる2120円まで上伸した。指標面に割高感はなく、中期成長力も評価して4月の上場来高値2260円を試す展開だろう。

■市場調査事業を主力にM&Aも活用して業容拡大

 13年10月に持株会社へ移行した。小売店パネル調査や消費者パネル調査などの市場調査事業を主力として、システムソリューション分野や医薬情報分野にも事業展開している。

 国内外における積極的なM&A戦略で業容を拡大している。11年9月ベトナムの市場調査会社FTA、12年9月医療情報総合研究所、12年11月医療関連インターネット調査会社プラメド、13年8月香港の市場調査会社CSG香港を子会社化し、14年5月には子会社INTAGE INDIAがインドの市場調査会社RSMRS社の株式を取得してグループ化した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:45 | アナリスト銘柄分析
2015年08月10日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ジャパンフーズの第1四半期は過去最高益、猛暑が追い風で低PBRに依然として評価余地

 ジャパンフーズ<2599>(東1)は飲料受託生産の最大手である。第1四半期(4月〜6月)は受託製造量増加や生産性向上効果で過去最高益を記録した。これを好感して株価は7月27日に年初来高値1210円まで急伸する場面があった。その後は上げ一服の形だが、猛暑も追い風として16年3月期の営業損益は改善基調だ。0.8倍近辺の低PBRに依然として評価余地があり、上値を試す展開だろう。

■飲料受託生産の国内最大手、フレキシブルで効率的な生産に強み

 伊藤忠商事<8001>系で飲料受託生産(OEM)の国内最大手である。品目別には炭酸飲料と茶系飲料を主力として、コーヒー飲料、果汁飲料、機能性飲料、酒類飲料、ファーストフード店のディスペンサーでサービスされる業務用濃縮飲料(ウーロン茶、アイスコーヒーなど)を製造している。

 主要得意先はアサヒ飲料、キリンビバレッジ、伊藤園<2593>サントリー食品インターナショナル<2587>などの大手飲料メーカーである。容器別にはペットボトル飲料を主力として、缶飲料は戦略的に減少させている。

 さまざまな容器(ペットボトル、瓶、缶)の飲料を世界最大級の本社1工場で生産するため、市場環境や顧客ニーズの変化に対応したフレキシブルで効率的な生産を強みとしている。容器のコストダウンなどにも積極的に取り組んでいる。また本社工場のある千葉県長柄町は、首都圏に近いロケーションという競争優位性に加えて、表層地盤の揺れやすさが0.4〜0.6と安定しているため災害優位性にも優れている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:37 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の相場展望】「8月10日〜14日の株式・為替相場展望」米利上げ開始時期を巡る思惑が交錯してモミ合い

 8月10日〜14日の株式・為替相場は引き続きモミ合い展開を想定する。前週末7日の米7月雇用統計を通過して日本株は年初来高値更新の期待も高まるが、米7月雇用統計を受けて米国株は下落、為替はドル安・円高方向とやや悩ましい展開となった。国内主要企業の4〜6月期業績発表がほぼ一巡し、多くの投資家が盆休みに入ることもあり、米利上げ開始時期を巡る思惑が交錯して様子見ムードを強めそうだ。

 前週6日の取引時間中に日経平均株価が2万817円48銭まで上昇し、6月24日の2万952円71銭に接近した。そして7日の米7月雇用統計という重要イベントを通過したことで、今週は日経平均株価の年初来高値更新への期待が高まる。日経平均株価が年初来高値を更新すれば、売り方の買い戻しを誘って上げ足に弾みがつく可能性もあるだろう。

 しかし米7月雇用統計を受けて米国市場はやや悩ましい展開となった。米国株はダウ工業株30種平均株価、S&P500指数、ナスダック総合指数とも揃って下落した。ダウ工業株30種平均株価はほぼ4年ぶりの7日続落となった。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:09 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】三洋貿易の第3四半期累計は大幅増益、指標面の割安感強く6月高値試す

 三洋貿易<3176>(東1)は自動車関連向けのゴム・化学関連商品を主力とする専門商社である。6日に発表した第3四半期累計(10月〜6月)業績は大幅増益だった。これを好感して株価は6月の上場来高値1830円に接近している。1桁台の予想PER、2%台後半の予想配当利回りなど指標面には依然として割安感が強く、15年9月期連結業績再増額の可能性も評価して6月高値を試す展開だろう。

■自動車向けゴム・化学関連製品が主力の専門商社

 ゴム関連商品、化学品関連商品、産業資材関連商品、科学機器関連商品、機械・資材関連商品の5分野に事業展開する専門商社である。メーカー並みの技術サポート力に加えて、財務面で実質無借金経営であることも特徴だ。

 主力の自動車関連向けは、各種合成ゴム・添加剤、タイヤ用特殊クレー、防振ゴム・ホース原料、自動車用シート部品(レザーシート、シートヒーター、ランバーサポート、シートセンサーなど)といった高付加価値品を中心に展開している。シートヒーターはカーボンファイバー仕様の市場を独占し、ランバーサポートは世界市場6割を占有している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:03 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JSPは第1四半期の大幅増益を好感して出直り

 JSP<7942>(東1)は発泡プラスチック製品専業の大手で、自動車用や住宅用など高付加価値製品の拡販を強化している。株価は第1四半期(4月〜6月)の大幅増益を好感して切り返した。7月の年初来安値で底打ちして強基調に転換する動きだ。16年3月期2桁増益予想を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

■発泡プラスチック製品専業大手、自動車用「ピーブロック」を拡販

 三菱瓦斯化学<4182>がTOB(買付価格2686円)を実施し、15年3月16日をもって同社の連結子会社となった。

 押出事業(産業用包装材、食品用包装材、広告用ディスプレー材、住宅用断熱材など)、ビーズ事業(自動車衝撃緩衝材、家電製品緩衝材、IT製品輸送用通い函など)、その他事業(一般包材など)を展開している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:58 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ミロク情報サービスの第1四半期は2桁増益と順調、割高感なく99年以来の1000円台も視野

 ミロク情報サービス<9928>(東1)は財務・会計ソフトの開発・販売やコンサルティングサービスなどを展開している。株価は7月21日の950円まで上伸した。その後は目先的な過熱感を強めて上げ一服の形だが、第1四半期(4月〜6月)は2桁増益と順調であり、16年3月期増収増益基調だ。指標面に割高感はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。99年以来の1000円台(株式分割調整後)も視野に入る。

■財務・会計ソフトの開発・販売およびサービス収入が収益柱

 会計事務所(税理士・公認会計士事務所)と、その顧問先企業である中堅・中小企業向けに、財務・会計ソフトなど業務用アプリケーションソフト開発・販売、汎用サーバ・パソコン・サプライ用品販売、運用支援・保守サービス、経営情報・コンサルティングサービスなどを展開している。

 収益柱は、システム導入契約売上高(システム導入契約時のハードウェア、ソフトウェア、およびシステム導入支援サービスなどのユースウェアの販売)と、サービス収入(会計事務所向け総合保守サービスTVS、ソフト使用料収入、企業向けソフトウェア運用支援サービス、ハードウェア・ネットワーク保守サービス収入など継続的な役務の対価)である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:54 | アナリスト銘柄分析
2015年08月07日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは06年以来の高値水準、1倍割れの低PBRも評価して上値追い

 ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は冷蔵倉庫の大手で食品販売事業も展開している。株価は7月30日に1030円まで上伸した。06年5月1065円以来の高値水準だ。15年9月期増収増益予想であり、1倍割れ水準の低PBRも評価して上値追いの展開だろう。9月期末の配当および株主優待の権利取りも注目される。なお8月12日に第3四半期累計(10月〜6月)の業績発表を予定している。

■冷蔵倉庫事業と食品販売事業を展開、17年9月期純利益32億円目標

 冷蔵倉庫事業、および水産品・畜産品・農産品などの食品販売事業を展開している。

 14年10月スタートの第5次中期経営計画「Flap The Wings 2017」に基づいて、冷蔵倉庫事業では「COOLネットワークのリーディングカンパニー」を目指し、食品販売事業では「安定的な利益追求を基本としながらも、強みのある商材を全社的に展開する」ことを命題としている。>>>記事の全文を読む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:20 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは第2四半期累計の減益の売り一巡、6月高値試す

 電算システム<3630>(東1)は情報サービス事業と収納代行サービス事業を展開している。株価は第2四半期累計(1月〜6月)の減益で、目先的な売りが一巡して素早く切り返している。15年12月期増収増益予想であり、マイナンバー制度やサイバーセキュリティ関連のテーマ性にも注目して、6月の上場来高値1849円を試す展開だろう。

■情報サービス事業と収納代行サービス事業を展開

 情報サービス事業(SI・ソフト開発、情報処理サービス、商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済など)を展開し、クラウドサービスや電子マネーなどへの対応を強化している。

 収納代行サービスは97年にIT企業として初めて、コンビニエンスストアを利用した料金支払(収納代行)サービスを開始した。現在は総合決済サービスプロバイダーとして、全国7万以上のコンビニエンスストアおよび郵便局窓口でサービスを提供し、年間取扱件数は1億45百万件に達している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:16 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドHDは第1四半期大幅増益を評価して出直り本格化、10月1日付で株式併合

 フランスベッドホールディングス<7840>(東1)は介護・インテリア関連事業を展開している。株価は第1四半期(4月〜6月)の大幅増益と高進捗率を評価して6月の年初来高値に接近している。安値圏モミ合いから上放れて強基調への転換を確認した形だ。16年3月期は増収増益・実質増配予想であり、収益改善基調、2%台後半の配当利回り、10月1日付の株式併合を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

■シニア・シルバービジネスに事業展開

 成長分野のシニア・シルバービジネスに経営資源をシフトして、メディカルサービス事業(介護・福祉関連用具のレンタル・販売、介護予防の通所介護施設「悠々いきいき倶楽部」運営)、インテリア健康事業(家庭用高級ベッド、医療・介護用ベッド、リハビリ商品)、その他事業(日用品雑貨販売など)を展開している。

 独自の新商品・新サービスでは、医療・介護用電動リクライニングベッド・マットレス、超低床リクライニングベッド、アクティブシニア向け「リハテック」ブランドの電動アシスト三輪自転車、ハンドル型電動三輪車いす、リフトアップチェア、電動リフトアップ車いす、在宅・病院・福祉施設向けの見守りケアシステム、徘徊防止外出通報システム、超低床フロアーベッド、体位変換マットレスなどの新製品を積極投入して、介護・福祉用具レンタル市場でのシェア拡大戦略を推進している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:09 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は第1四半期の大幅増益を好感して06年2月以来の高値水準

 第一実業<8059>(東1)は各種産業機械の取扱を主力とする総合機械商社である。株価は第1四半期(4月〜6月)大幅増益も好感して7月30日の年初来高値697円まで上伸した。06年2月748円以来の高値水準だ。その後も高値圏で堅調に推移している。16年3月期増収増益・増配予想、そして指標面の割安感を評価して上値追いの展開だろう。

■産業機械を主力とする総合機械商社

 各種産業機械の取扱を主力とする総合機械商社で、プラント・エネルギー事業、産業機械事業、エレクトロニクス事業、航空事業を展開し、海外は米州、中国、東南アジア・インド、欧州の世界18カ国36拠点に展開している。

 13年5月発表の新経営計画「AIM2015」では、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円、ROE10.7%を目標値として掲げ、広範囲な営業力とエンジニアリング集団としての強みを活かしてグローバルビジネスを積極展開している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:03 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は調整一巡して切り返し、15年12月期増収増益予想や割安感を見直し

 建設技術研究所<9621>(東1)は総合建設コンサルタントの大手である。株価は6月安値1055円、7月安値1093円から8月6日の1239円まで切り返して調整一巡感を強めている。第2四半期累計(1月〜6月)業績の高進捗率を評価する動きだ。15年12月期増収増益予想であり、指標面の割安感も見直して出直り展開だろう。

■総合建設コンサルタントの大手

 総合建設コンサルタントの大手で河川・ダム・海岸・海洋、道路、橋梁、トンネル、都市・地方計画などの分野に強みを持っている。13年9月には農業・農村関連ビジネスへの参入を視野に入れて子会社CTIフロンティアを立ち上げ、14年4月には太陽光発電事業に着手した。

 また15年6月にはユニチカ<3103>からユニチカ環境技術センターの全株式を取得して完全子会社化した。同社の子会社化によって土壌、大気、水質などさまざまな環境要素のモニタリング・解析が可能となり、当社グループの環境分野でのソリューション提供力のさらなる強化を目指すとしている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | アナリスト銘柄分析
2015年08月06日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】三社電機製作所は第1四半期減収減益を嫌気したが、目先的な動きで過剰反応

 三社電機製作所<6882>(東2)は電源機器事業と半導体事業を展開している。株価は8月4日発表の第1四半期(4月〜6月)減収減益を嫌気して急落したが過剰反応の印象が強い。業績発表直後に見られる目先的な動きだろう。大型案件が寄与する16年3月期増収増益基調に変化はなく、1桁台の予想PER、0.6倍近辺の実績PBR、2%台後半の予想配当利回りと指標面の割安感も強い。目先的な売りが一巡して切り返す展開だろう。

■電源機器事業と半導体事業が2本柱

 産業機器向けが主力の電源機器事業、および半導体事業を2本柱として事業展開している。昭和8年に映写機用アーク電源を開発した歴史を持ち、メッキ関連電源の国内市場シェアは5割強である。パナソニック<6752>の持分法適用関連会社だが売上依存度は低い。生産は国内の滋賀工場、岡山工場、および中国で、海外生産比率は約20〜30%である。

 電源機器事業では、太陽光発電用パワーコンディショナ、電力貯蔵システム用パワーコンディショナ、燃料電池シミュレータ電源、UPS(無停電電源装置)などのインバータを主力として、産業機器用の一般電源、メッキや自動車電着塗装などに強みを持つ金属表面処理用電源、アルミ溶接関連に強みを持つ溶接機器、映写機関連に強みを持つ光源用電源、および充電装置なども展開している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:50 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業は第2四半期累計を増額修正、株価は底打ち確認して出直り本格化

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は消化器分野を中心に展開する医薬品メーカーである。8月5日に第1四半期(4月〜6月)連結業績を発表し、第2四半期累計(4月〜9月)の利益予想を増額修正した。株価はアストラゼネカ社の炎症性腸疾患(IBD)治療剤「Entocort」の権利取得を評価して底打ち感を強めている。増額修正も好感して出直りの動きが本格化しそうだ。

■消化器分野が中心の医薬品メーカー

 消化器分野が中心の医療用医薬品事業、および一般用医薬品のコンシューマーヘルスケア事業を展開している。

 医療用医薬品事業では、潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」、H2受容体拮抗剤「アシノン」、亜鉛含有胃潰瘍治療剤「プロマック」を主力としている。13年6月には自社開発の機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」を発売し、アステラス製薬<4503>と共同で早期の市場浸透を目指している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:45 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】プラマテルズは07年以来の高値水準、第1四半期増収増益で指標面に依然として割安感

 プラマテルズ<2714>(JQS)は合成樹脂の専門商社である。株価は第1四半期(4月〜6月)の増収増益を好感して7月30日に538円まで上伸した。07年以来の高値水準だ。16年3月期は増収営業増益予想で、1桁台の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りと指標面の割安感は依然として強い。上値追いの展開だろう。

■双日グループの合成樹脂専門商社、高付加価値商材を拡販

 双日<2768>グループで、プラスチック原材料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂を主力として、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料なども取り扱っている。

 需要先はOA・事務機器、光学機器を主力として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。原材料メーカーと販売先を繋ぐ高い提案営業力を強みとしている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:27 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーコーヒーは上場来高値更新の展開、第1四半期は大幅増収増益

 キーコーヒー<2594>(東1)はレギュラーコーヒーの大手で、グループ連携を強化して新たな事業領域開拓戦略を積極推進している。7月27日に発表した第1四半期(4月〜6月)連結業績は大幅増収増益だった。株価は上場来高値更新の展開だ。99年9月の2100円を突破して8月4日の上場来高値2200円まで上伸した。16年3月期大幅増益予想を評価して上値追いの展開だろう。9月中間期末の株主優待権利取りも注目点だ。

■コーヒー関連事業を主力として飲食関連事業も展開

 コーヒー関連事業(業務用・家庭用レギュラーコーヒーの製造・販売)を主力として、飲食関連事業(イタリアントマト、アマンド)も展開している。ブランド力強化、収益力強化、グループ連携強化を柱として、新商品の開発・投入、新たな事業領域の開拓を積極推進している。

 イタリアントマトは、15年3月期の新規出店17店舗、閉店27店舗で、15年3月期末店舗数は直営64店舗、FC228店舗の合計292店舗だった。「国内は充実、海外は拡大」という基本方針に加えて、新業態店舗開発を促進し、中国やASEAN地域へ積極展開している。また効率的な生産・供給体制を構築するため、首都圏の3工場を集約した東京工場グランデを14年11月に竣工した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | アナリスト銘柄分析
2015年08月05日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバルは6月高値試す、16年2月期増額の可能性や積極的な株主還元姿勢を評価

 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は高値圏で堅調に推移して自律調整一巡感も強めている。16年2月期業績予想増額の可能性や、積極的な株主還元姿勢を評価する流れに変化はなく、6月の上場来高値を試す展開だろう。8月中間期末の配当や株主優待権利取りの動きも注目点だ。

■組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:00 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】カナモトは好業績を見直して反発、15年10月期業績予想は増額含み

 カナモト<9678>(東1)は建設機械レンタルの大手である。株価は全般地合い悪化も影響して7月中旬〜下旬の年初来安値圏2800円台まで調整した。ただし足元では3000円台を回復した。15年10月期業績の会社予想は増額含みであり、中期的にも事業環境は良好だ。好業績を見直して反発展開だろう。なお9月4日に第3四半期累計(11月〜7月)の業績発表を予定している。

■建設機械レンタルの大手

 建設機械レンタルを主力として、海外向け中古建設機械販売、土木・建築工事用鉄鋼製品販売、IT機器・イベント関連レンタルなども展開している。

 北海道を地盤として東北、関東、中部、近畿、九州にも営業拠点網を拡充して全国展開するとともに、12年6月に道路建機レンタルと道路工事施工のユナイトを子会社化して業容を拡大している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは中期成長力を評価する流れに変化なし、利益確定売り一巡して上値試す

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)は総合リユースショップを展開している。株価は7月の上場来高値1747円から急反落して1500円近辺でモミ合う展開だ。第2四半期累計(3月〜8月)業績予想を増額修正したが、好材料出尽くしとして利益確定売りが優勢になったようだ。ただし中期成長力を評価する流れに変化はなく、目先的な利益確定売りが一巡して上値を試す展開だろう。

■リユースショップをチェーン展開、関西への出店や新業態の開発も積極化

 首都圏を中心として、総合リユース業態「トレジャー・ファクトリー」や服飾専門リユース業態「トレファクスタイル」などのリユースショップを直営店中心にチェーン展開している。

 15年2月期末時点の店舗数は直営総合業態「トレジャー・ファクトリー」50店舗、直営服飾業態「トレファクスタイル」24店舗、新業態の古着アウトレット業態「ユーズレット」1店舗、スポーツ・アウトドア業態「トレファクスポーツ」1店舗、事業を譲り受けた「ブランドコレクト」業態2店舗、およびFC総合業態「トレジャー・ファクトリー」4店舗の合計82店舗である。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】DNAチップ研究所は調整の最終局面、第1四半期は営業赤字幅縮小

 DNAチップ研究所<2397>(東マ)はDNAチップ技術の事業化を目指すバイオベンチャー企業である。株価は年初来安値圏の700円台前半で推移している。第1四半期(4月〜6月)の営業赤字幅縮小に対する反応も限定的のようだ。ただし700円近辺が下値支持線の形であり調整の最終局面だろう。

■DNAチップ技術の事業化を目指す

 将来の個人化医療や未病社会の実現を見据えた遺伝子発現プロファイル収集・統計受託解析など、DNAチップ(DNAマイクロアレイ)技術の事業化を目指す研究開発企業である。

 大学病院・研究機関や製薬・食品メーカー向けDNAチップ関連受託実験・解析・統計処理サービスなどの研究受託事業、および免疫細胞の加齢遺伝子の働き具合から体内年齢を予測する「免疫年齢サービス」などの診断事業を展開している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49 | アナリスト銘柄分析
2015年08月04日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】sMedioは中期成長力を評価して6月の上場来高値試す

 sMedio(エスメディオ)<3902>(東マ)はスマートフォンやタブレットなどに組み込まれるソフトウェア開発専業企業である。8月3日の株価はストップ高水準の5060円まで急伸した。調整が一巡して強基調に転換した形だ。

■スマートフォン・タブレットなどに組み込まれるソフトウェア開発専業企業

 07年3月の設立で、15年3月東証マザーズに新規上場した。起業時のコンセプトを「開発はアジア、市場は世界へ」として、世界市場で通用するソフトウェア専業企業を目指し、デジタルテレビ、ブルーレイプレイヤー、パソコン、スマートフォン、タブレットなどに組み込まれるソフトウェアの開発を主力としている。

 ネットワーク・メディアプレイヤー、無線接続、リモートアクセス関連のソフトウェア開発・品揃えに強みを持ち、主要取引先は東芝<6502>富士通<6702>シャープ<6753>、米マイクロソフトなどである。開発拠点は中国・上海(100%子会社)、台湾・台北(支店)、および日本・岡山(100%子会社)である。

■当社ソフトウェア搭載の製品出荷台数に応じたライセンス収入が収益柱

 現在の収益柱は、当社開発のソフトウェアが搭載された製品の出荷台数に応じたライセンス・ロイヤリティ収入(ソフトウェアライセンス事業)である。
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