JSP<7942>(東証プライム)は発泡プラスチック製品の大手である。成長ドライバーとして自動車部品用ピーブロックなどの拡販を推進するとともに、製品ライフサイクル全体における環境負荷軽減に貢献する製品や製造技術の開発など、サステナビリティ経営の推進も強化している。なお6月20日〜22日開催(米国ミシガン州ノバイ)の米国最大の発泡製品展示会「FOAM EXPO」に出展する。24年3月期は需要が堅調に推移し、製品価格改定の進展も寄与して大幅増益予想としている。積極的な事業展開で収益改善基調だろう。株価は急伸して年初来高値更新の展開となった。1倍割れのPBRも評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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(06/13)JSPは年初来高値更新の展開、24年3月期大幅増益予想で1倍割れのPBRも評価材料
(06/13)トレジャー・ファクトリーは利益確定売り一巡、24年2月期も上振れの可能性で収益拡大基調
(06/06)生化学工業は売り一巡、24年3月期減収減益予想だが保守的
(06/06)ネオジャパンは反発の動き、24年1月期減益予想だが上振れの可能性
(06/05)シナネンホールディングスは上値試す、24年3月期大幅増益予想
(06/05)アイフリークモバイルは調整一巡、24年3月期増収・営業増益予想で収益改善基調
(06/02)イトーキは上値試す、23年12月期1Q大幅営業・経常増益で通期上振れ余地
(06/02)ジェイテックは上値試す、24年3月期収益改善基調
(06/02)ケンコーマヨネーズは調整一巡、24年3月期は大幅増益・増配予想で収益回復基調
(06/02)巴工業は調整一巡、23年10月期減益予想だが上振れ余地
(05/30)加賀電子は上場来高値圏、24年3月期減益予想だが25年3月期成長回復シナリオ
(05/30)Jトラストは下値固め完了、23年12月期1Q大幅増益で通期上振れの可能性
(05/30)And Doホールディングスは上値試す、23年6月期大幅増収増益予想、さらに上振れ余地
(05/30)テンポイノベーションは売られ過ぎ感、24年3月期も増収増益で連続増配予想
(05/30)京写は底放れの動き、24年3月期大幅増益・増配予想、ベトナム工場本格稼働
(05/29)フライトホールディングスは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想
(05/29)TACは下値固め完了、24年3月期2桁営業増益予想
(05/29)朝日ラバーは反発の動き、24年3月期減益予想だが保守的
(05/29)ジェイエスエスは上値試す、24年3月期増収増益・連続増配予想
(05/29)ラバブルマーケティンググループは調整一巡、戦略投資先行だが中長期成長期待
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(06/13)JSPは年初来高値更新の展開、24年3月期大幅増益予想で1倍割れのPBRも評価材料
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(05/30)テンポイノベーションは売られ過ぎ感、24年3月期も増収増益で連続増配予想
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(05/29)ジェイエスエスは上値試す、24年3月期増収増益・連続増配予想
(05/29)ラバブルマーケティンググループは調整一巡、戦略投資先行だが中長期成長期待
2023年06月13日
JSPは年初来高値更新の展開、24年3月期大幅増益予想で1倍割れのPBRも評価材料
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:22
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
トレジャー・ファクトリーは利益確定売り一巡、24年2月期も上振れの可能性で収益拡大基調
トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は、総合リユース業態トレジャーファクトリーや服飾専門リユース業態トレファクスタイルを主力として、リユースショップを複数業態で全国展開している。成長戦略としてSDGsを推進するとともに、グループ一体となって生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指している。24年2月期は増収増益で連続増配予想としている。既存店売上が順調に推移しており、会社予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は急騰した反動で4月の上場来高値圏から反落したが、利益確定売りが一巡して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21
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2023年06月06日
生化学工業は売り一巡、24年3月期減収減益予想だが保守的
生化学工業<4548>(東証プライム)は関節機能改善剤アルツなど糖質科学分野を主力とする医薬品メーカーである。成長戦略として、独自の創薬技術を活かした研究開発を加速させている。23年3月期は海外医薬品やLAL事業が伸長したが、国内における薬価引き下げの影響、ロイヤリティーの剥落などで減収減益だった。そして24年3月期も減収減益予想としている。ロイヤリティーが増加するが、海外製品出荷時期の影響、医薬品原体・医薬品受託製造およびLAL事業の前期の反動、燃料費高騰、増産体制整備に伴う一時的な原価率悪化などを見込んでいる。ただし保守的な印象が強い。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。株価は24年3月期予想を嫌気する形で年初来安値を更新したが売り一巡感を強めている。1倍割れのPBRも評価して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:08
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ネオジャパンは反発の動き、24年1月期減益予想だが上振れの可能性
ネオジャパン<3921>(東証プライム)は自社開発のグループウェアdesknet‘s NEOのクラウドサービスを主力として、製品ラインアップ拡充による市場シェア拡大戦略、アライアンス戦略、東南アジア市場開拓戦略を推進している。6月5日には、OpenAI社が提供するChatGPTとのセキュアな連携で「AIとの協業」を実現するビジネスチャットChatLuckを23年夏に提供開始すると発表した。24年1月期はクラウドサービスが牽引して増収だが、広告宣伝費や人件費の増加で減益予想としている。ただし保守的な印象が強く上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は下値を切り上げて反発の動きを強めている。出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:08
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2023年06月05日
シナネンホールディングスは上値試す、24年3月期大幅増益予想
シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は脱炭素社会の実現に貢献する総合エネルギー・ライフクリエイト企業グループの持株会社である。23年5月公表の第3次中期経営計画では、成長に向けた基本戦略として事業ポートフォリオの変革や資本効率の改善などを掲げた。23年3月期は電力調達コストの高止まりと価格転嫁遅れ、IT関連投資や人件費の増加などで減益だった。24年3月期は電力事業の収益改善やLPガス事業の料金改定などで大幅増益予想としている。電力事業については期初より価格改定を実施し、下期の大幅な収益回復を見込んでいる。収益改善基調だろう。株価は上げ一服の形となったが3月の年初来高値に接近している。低PBRも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16
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アイフリークモバイルは調整一巡、24年3月期増収・営業増益予想で収益改善基調
アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は、電子絵本アプリや知育アプリなどのコンテンツ事業、および人材派遣のコンテンツクリエイターサービス(CCS)事業を展開している。成長戦略としてブロックチェーン技術を活用したNFTコンテンツ分野に注力し、さらにe−Sports関連サービスの強化に向けて23年5月に子会社を設立した。23年3月期は減収減益だったが、24年3月期は増収・営業増益予想としている。コンテンツ事業では既存サービスの顧客拡大や販路拡大など、CCS事業ではエンジニア育成などを推進する方針だ。積極的な事業展開で収益改善基調を期待したい。株価は動意づいて急伸する場面があったが、買いが続かず安値圏に回帰した。ただしこども関連のテーマ性も評価材料であり、調整一巡して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:16
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2023年06月02日
イトーキは上値試す、23年12月期1Q大幅営業・経常増益で通期上振れ余地
イトーキ<7972>(東証プライム)はオフィス家具の大手で物流設備なども展開している。構造改革プロジェクトを推進して新製品投入などを強化している。6月1日には、次世代の学習環境および教育カリキュラム(文部科学省の採択事業)として、メタバースを活用した「バーチャルSTEAM教室」を開発し、静岡聖光学院にて実装したと発表している。23年12月期第1四半期は、オフィス移転・リニューアル案件など需要が高水準に推移し、販売価格適正化や構造改革プロジェクト推進による売上総利益率改善も寄与して想定を上回る大幅営業・経常増益だった。そして通期も大幅営業・経常増益予想としている。第1四半期の利益が想定を上回ったことも勘案すれば、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は17年以来の高値圏だ。好業績や指標面の割安感を評価して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:24
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ジェイテックは上値試す、24年3月期収益改善基調
ジェイテック<2479>(東証グロース)はテクノロジスト派遣の「技術商社」を標榜し、製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する技術職知財リース事業を主力としている。成長戦略としては、テクノロジスト700名体制の早期実現に向けた人材採用・教育の強化など収益基盤強化を推進している。23年3月期は営業黒字転換した。技術職知財リース事業においてテクノロジストの稼働率と平均単価が上昇し、全社的な業務効率化なども寄与した。そして24年3月期もテクノロジストに対する需要が高水準に推移して大幅増益予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は24年3月期大幅増益予想を好感する形で反発の動きを強めている。上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:23
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
ケンコーマヨネーズは調整一巡、24年3月期は大幅増益・増配予想で収益回復基調
ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)はマヨネーズ・ドレッシング分野からタマゴ加工品やサラダ・総菜分野へと事業領域を拡大し、4つのテーマ(BtoBtoC、イノベーション、構造改革、グローバル)およびサステナビリティ方針に取り組んでいる。23年3月期は外食分野の需要回復や価格改定効果で増収だが、原材料価格・エネルギーコスト高騰の影響で大幅減益だった。24年3月期は大幅増益・増配予想としている。原材料価格・エネルギーコスト高止まりを見込むが、価格改定の追加実施、商品統廃合の実施と利益を確保できる商品の販売促進、徹底した効率化などで収益性改善を推進する方針だ。下期偏重の計画だが積極的な事業展開で収益回復基調だろう。株価は反発力が鈍く年初来安値圏だが調整一巡感を強めている。1倍割れのPBRも評価材料であり、出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:23
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巴工業は調整一巡、23年10月期減益予想だが上振れ余地
巴工業<6309>(東証プライム)は遠心分離機械などの機械製造販売事業、合成樹脂などの化学工業製品販売事業を展開している。第13回中期経営計画では重点施策として海外事業拡大、収益性向上、SDGsや脱炭素、迅速な意思決定と効率的な営業活動に繋がるDX、資本効率改善、持続的成長に資する投資、社員一人一人が活躍できる職場環境作りに取り組むとしている。23年10月期は化学工業製品販売事業における前期の反動、先行投資に伴う販管費の増加などを考慮して減益予想としている。ただし保守的な印象が強い。第1四半期の営業利益が順調だったことを勘案すれば通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価はやや上値の重い展開だが、一方では大きく下押す動きも見られない。1倍割れのPBRなど指標面の割安感も評価材料であり、調整一巡して上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:22
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2023年05月30日
加賀電子は上場来高値圏、24年3月期減益予想だが25年3月期成長回復シナリオ
加賀電子<8154>(東証プライム)は独立系の大手エレクトロニクス総合商社である。半導体・電子部品・情報機器等の商社ビジネス、および電装基板製造受託のEMSビジネスを展開し、さらなる成長に向けて収益力の強化、経営基盤の強化、新規事業の創出、SDGs経営を推進している。23年3月期は大幅増収増益で過去最高業績だった。電子部品事業において部品販売、EMSとも大幅伸長した。24年3月期は減収減益予想としている。コロナ禍における需要増からの反動や顧客の在庫調整の影響で一時的な需要減退を見込んでいる。ただし、中期経営計画最終年度25年3月期の営業利益目標を大幅に引き上げている。25年3月期は成長に戻るシナリオだ。積極的な事業展開で収益拡大基調を期待したい。株価は上場来高値圏だ。依然として指標面の割安感も評価材料であり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:37
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Jトラストは下値固め完了、23年12月期1Q大幅増益で通期上振れの可能性
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は日本、韓国・モンゴル、およびインドネシアを中心とする東南アジアにおいて金融事業を展開し、さらなる成長に向けて継続的にポートフォリオ再編や事業基盤拡大戦略を推進している。23年12月期は韓国における金利上昇影響などを考慮して営業減益予想(JTG証券の金融商品取引業を含まず)としている。ただし第1四半期は大幅増益で通期利益予想を超過達成した。新規連結取込や負ののれん発生益計上が寄与した形だが、日本金融事業、韓国およびモンゴル事業、東南アジア金融事業とも概ね計画を上回る水準だった。通期予想は上振れの可能性が高く、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は年初来安値圏でモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。指標面の割安感も評価して出直りを期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:37
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And Doホールディングスは上値試す、23年6月期大幅増収増益予想、さらに上振れ余地
And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は住まいのワンストップサービスを展開し、不動産×金融サービスの深化による高収益化を目指す不動産テック企業である。ストック収益を積み上げるフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、および不動産売買事業を成長強化事業と位置付けて収益の柱としている。23年6月期第3四半期累計は大幅増収増益だった。ハウス・リースバック事業や不動産売買事業が牽引した。そして通期大幅増収増益予想を据え置いた。第3四半期累計の進捗率は概ね順調であり、通期会社予想に上振れ余地がありそうだ。成長強化事業が牽引し、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお株主優待制度を再開する。株価は株主優待制度再開や23年6月期第3四半期累計業績を好感して急伸し、年初来高値更新の展開だ。低PERや高配当利回りも評価材料であり、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:36
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テンポイノベーションは売られ過ぎ感、24年3月期も増収増益で連続増配予想
テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は、飲食業の小規模事業者を中心とする出店希望者向けに居抜き店舗を転貸借する店舗転貸借事業を主力としている。転貸借物件数の増加に伴って賃料収益を積み上げるストック型ビジネスであり、旺盛な個人・小規模飲食事業者の出店需要に対応して積極的な仕入を継続している。23年3月期(連結決算に移行のため前期比増減率は非記載)は、22年3月期の非連結業績との単純比較で増収増益だった。店舗転貸借事業において積極的な仕入を実施し、転貸借物件数および契約件数が順調に増加した。子会社の店舗家賃保証事業や不動産売買事業も寄与した。そして24年3月期も増収増益で連続増配予想としている。なお中期経営計画を策定し、配当性向を引き上げる方針とした。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は3月の上場来高値圏から反落し、24年3月期予想に対してもネガティブ反応となって水準を切り下げたが、やや売られ過ぎ感を強めている。好業績や中期成長力を評価して出直りを期待したい。
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京写は底放れの動き、24年3月期大幅増益・増配予想、ベトナム工場本格稼働
京写<6837>(東証スタンダード)はプリント配線板の大手メーカーで、片面プリント配線板については世界最大の生産量を誇っている。中期成長に向けて6つの重点戦略(グローバル生産・販売戦略、企業間連携戦略、効率化戦略、技術戦略、財務戦略、人財戦略)を推進し、独自のスクリーン印刷技術を活用してグローバルニッチトップメーカーを目指すとしている。23年3月期は特別損失を計上して最終赤字だが、中国、インドネシア、ベトナムにおける生産量増加、為替の円安効果などで2桁増収、大幅営業・経常増益だった。さらに24年3月期は、ベトナム子会社の生産量増加・稼働率上昇や生産性向上などで大幅増益・大幅増配予想としている。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り上げて底放れの動きを強めている。1倍割れのPBRも評価して出直りを期待したい。
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2023年05月29日
フライトホールディングスは調整一巡、24年3月期大幅増収増益予想
フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)は、電子決済ソリューションを主力としてシステム開発・保守なども展開している。国内初となるAndroid携帯でタッチ決済する小・中規模事業者向け決済ソリューションTapion(タピオン)については、本格サービスインに先駆けて複数店舗でパイロット運用を開始している。なお23年10月1日付(予定)で子会社を吸収合併し、持株会社から事業会社に経営体制を再編するとともに、商号をフライトソリューションズに変更する。23年3月期は前期の大型案件の反動などで減収減益だった。24年3月期はマイナンバーカード対応「Incredist Premium U」などの拡販を推進して大幅増収増益予想としている。有望案件が目白押しであり、中長期的に収益拡大を期待したい。株価は年初来安値圏だが調整一巡感を強めている。出直りを期待したい。
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TACは下値固め完了、24年3月期2桁営業増益予想
TAC<4319>(東証スタンダード)は「資格の学校」運営を主力として、出版事業や人材事業も展開している。中期成長に向けて教育事業では事業環境変化に対応した新サービスの提供、出版事業では新規事業領域への展開、人材事業では医療事務関連の子会社を統合してサービス向上と業務効率性向上を推進している。23年3月期は減収減益だった。民間企業の採用意欲の高まりなどで大学生を主な受講生とする講座への申し込みが低調となり、出版事業における巣ごもり需要反動減も想定以上だった。24年3月期は2桁営業増益予想としている。個人教育事業の早期回復、新たな事業領域への挑戦、株価資産倍率(PBR)改善施策などに取り組む方針としている。積極的な事業展開で収益回復を期待したい。株価は安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。1倍割れのPBRに加えて、リスキリング関連のテーマ性もあり、モミ合いから上放れの展開を期待したい。
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朝日ラバーは反発の動き、24年3月期減益予想だが保守的
朝日ラバー<5162>(東証スタンダード)は自動車内装LED照明光源カラーキャップを主力として、医療・ライフサイエンスや通信分野の事業拡大も推進している。2030年を見据えた長期ビジョンではSDGs・ESG経営を意識して経営基盤強化を目指している。23年3月期は主力の自動車向けゴム製品が自動車生産低迷の影響を受け、原材料・エネルギーコスト上昇や販管費増加なども影響して減益だった。24年3月期は、上期は半導体不足による自動車関連の受注調整の影響が継続するが、下期は回復基調として下期偏重の計画である。通期ベースで減益予想だが保守的だろう。極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は急騰・急落と乱高下したが、目先的な売りが一巡して反発の動きを強めている。高配当利回りや1倍割れのPBRなど指標面の割安感も評価して戻りを試す展開を期待したい。
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ジェイエスエスは上値試す、24年3月期増収増益・連続増配予想
ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)はスイミングスクールを全国展開し、スイミングスクール特化型企業では首位の施設数を誇っている。成長戦略として、新たな生活様式に適応しつつ水泳指導技術を活かした商品開発の強化を推進するとともに、スイミングにとどまらず健康運動への取り組みも推進している。23年3月期はコロナ禍の影響が和らぎ、燃料費高騰への対応策として実施した燃料代徴収なども寄与して大幅増益だった。そして24年3月期も増収増益で連続増配予想としている。水中ウォーキングプログラムの深化や水中バイク以外のプール対応型マシンの製品化など、成人集客に向けて大人への訴求力強化を推進する方針だ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は年初来高値圏から反落したが、低PERや1倍割れのPBRなど指標面の割安感も評価材料であり、利益確定売りが一巡して上値を試す展開を期待したい。
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ラバブルマーケティンググループは調整一巡、戦略投資先行だが中長期成長期待
ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)はSNSマーケティング事業を主力とする持株会社で、第2の収益柱育成に向けてDX支援事業も展開している。成長加速に向けて小規模でSNS運用する企業・団体向けのSNSマーケティング支援、東南アジアを中心とする海外展開、サステナビリティマネジメントも推進している。23年3月期は戦略投資に伴う費用増加などで大幅減益だったが、売上高は新規受注増加で大幅増収・過去最高だった。次期の連結業績予想については、6月29日開催の第9回定時株主総会での承認を条件に、10月決算に変更して23年4月〜10月の7ヶ月決算予定(5月24日公表)としている。当面は戦略投資負担が先行するが、積極的な事業展開で中長期的成長を期待したい。株価は動意づく場面があるものの、買いが続かず安値圏に回帰の形となったが、調整一巡して出直りを期待したい。
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