[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】マルマエは8月高値から一旦反落したが過熱感解消して再動意のタイミング
記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キトーは失望売り一巡して切り返し
記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は7月の戻り高値を突破、1月の年初来高値試す
記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは1月の年初来高値に面合わせ、強基調に転換の可能性
記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は中段保ち合いから上放れて強基調、上値追い
記事一覧 (09/30)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】陽光都市開発は強基調に転換して1月高値突破、13年4月高値目指す
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ジャパンフーズは売り一巡して調整のほぼ最終局面、反発のタイミング
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットは再動意で中段保ち合い上放れ
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ユーグレナは、1300円台固めてモミ合い煮詰まり感、動意のタイミング
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】協立情報通信は、7月の戻り高値を突破すれば上げ足速める可能性
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フォーカスシステムズは13年11月高値突破して上伸、指標面に割高感なく上値追い
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズは急騰の反動調整局面だが過熱感解消して反発のタイミング
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMCは調整一巡して反発のタイミング
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サクセスHDは上場来安値更新したが調整の最終局面、アベノミクス成長戦略が支援材料
記事一覧 (09/29)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は今期好業績見通しを評価して07年8月以来の高値水準
記事一覧 (09/28)【アナリスト水田雅展の為替・株式相場展望】3日の米9月雇用統計が焦点だが大勢として円安・株高の流れ
記事一覧 (09/26)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新日本建物は5月と8月の安値が下値支持線、収益改善基調を評価して反発のタイミング
記事一覧 (09/26)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セーラー万年筆は下値を着実に切り上げて強基調に転換の可能性
記事一覧 (09/26)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーはマイクロ流体デバイスを材料視してほぼ10倍水準まで急騰
記事一覧 (09/26)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテリジェントウェイブは利益確定売り一巡して再動意13年11月高値目指す
2014年09月30日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】マルマエは8月高値から一旦反落したが過熱感解消して再動意のタイミング

 精密部品加工のマルマエ<6264>(東マ)の株価は、急伸した8月26日高値1468円から反落し、9月24日の908円まで調整した。ただし9月29日には997円まで戻して調整一巡感を強めている。収益改善を評価する流れに変化はなく、過熱感が解消して再動意のタイミングだろう。なお10月14日に前期(14年8月期)の決算発表を予定している。今期(15年8月期)の一段の収益改善に対する期待感が高まる可能性もあるだろう。

 半導体やFPD(フラットパネルディスプレー)などの製造装置に使用される真空部品や電極などの精密加工事業を展開し、新規分野として光学装置分野の精密加工も強化している。8月9日には半導体分野の拡大戦略の一環としてマシニングセンタの取得を決定したと発表している。

 前期(14年8月期)の業績(非連結)見通しについては8月8日に増額修正を発表し、売上高が前々期比36.0%増の15億80百万円、営業利益が同2.1倍の2億60百万円、経常利益が同95.3%増の2億50百万円、純利益が同3.7倍の3億円としている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:17 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キトーは失望売り一巡して切り返し

 搬送機器メーカーのキトー<6409>(東1)の株価は、第1四半期(4月〜6月)の大幅減益を嫌気する形で急落したが、8月下旬以降は失望売りが一巡して切り返しの展開となり、9月29日には1395円まで上伸して出直りの動きを強めている。急落で開けた窓埋めを完了して強基調に回帰した形であり、株式2分割も好感した7月高値1532円50銭を試す展開だろう。円安メリットも評価材料だ。

 工場内で使用されるチェーンブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力とする搬送機器の大手メーカーである。中期経営計画では「真のグローバルNO.1のホイストメーカー」を目指し、日本、北米、中国、アジア、欧州の地域別戦略などでグローバル化を加速している。目標数値としては16年3月期売上高580億円、営業利益70億円を掲げ、M&Aも積極活用してグローバル売上1000億円企業を目指している。

 地域戦略としては、日本・北米・中国での強固な代理店網構築、アジア新興国での直販体制強化を推進し、特にアジアへの積極投資を実行している。製品戦略としては、日本および北米ではワイヤーロープホイストやシアターホイストなどの品揃えを強化する。生産戦略としては海外生産能力を拡充し、為替リスク分散や調達コスト低減への取り組みを強化する方針だ。アジアでは13年4月に韓国、13年7月にタイで新クレーン工場が本格稼働した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:14 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】松田産業は7月の戻り高値を突破、1月の年初来高値試す

 貴金属リサイクル事業の松田産業<7456>(東1)の株価は、8月の直近安値1203円から反発し、7月の戻り高値1305円を突破して9月25日には1333円まで上伸した。景気回復に伴って好業績を期待する動きのようだ。出直りの動きを強めて1月の年初来高値1415円を試す展開だろう。

 貴金属リサイクルを主力とする貴金属関連事業、および農林水産品を扱う食品関連事業を展開している。貴金属関連事業では「東アジアNO.1リファイナー」を目指して、国内外の拠点拡充・効率化、製品・技術開発強化を推進している。海外は中国、台湾、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナムに展開し、ベトナムでは14年3月に現地法人を設立して工場建設に着手した。食品関連事業は中国、タイに拠点展開している。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しは、前回予想(5月12日公表)を据え置いて売上高が前期比2.8%増の1700億円、営業利益が同4.4%増の47億円、経常利益が同2.2%増の50億円、純利益が同2.4%増の32億70百万円、そして配当予想が前期と同額の年間24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:11 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは1月の年初来高値に面合わせ、強基調に転換の可能性

 フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価は、8月19日の直近安値529円から素早く切り返した。9月24日には600円まで上伸して1月の年初来高値に面合わせる場面があった。ボックスレンジから上放れて強基調に転換した可能性があり、第3四半期累計(12月〜8月)業績発表が接近し、収益改善を期待して水準切り上げの展開だろう。600円台に乗せれば上げ足に弾みがつきそうだ。

 フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だ。

 今期(14年11月期)の業績(非連結)見通しは前回予想(1月17日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.2%増の28億90百万円、営業利益が42百万円の黒字(前期は11百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同2百万円の赤字)、純利益が28百万円の黒字(同16百万円の赤字)、配当予想が前期と同額の年間12円(期末一括)としている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:08 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は中段保ち合いから上放れて強基調、上値追い

 鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価は、235円〜255円近辺での中段保ち合いから上放れて7月高値256円を突破し、9月19日には285円まで上値を伸ばした。08年9月以来の高値水準だ。強基調を確認した形であり、今期(15年3月期)好業績見通しや指標面の割安感を評価して上値追いの展開だろう。

 鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では、神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。

 14年7月には筒中金属産業が新設分割で設立した国内卸売事業会社の株式70%を取得して子会社化した。筒中金属産業は自動車および液晶・半導体装置分野に多くの優良顧客を有しており、子会社化することによって非鉄金属部門の収益力を強化する。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:05 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】陽光都市開発は強基調に転換して1月高値突破、13年4月高値目指す

 投資用マンション企画・販売の陽光都市開発<8946>(JQS)の株価は、強基調に転換して水準切り上げの動きを強めている。子会社の販売用不動産売買契約締結を好感して9月11日に273円まで急伸し、1月高値270円を突破した。その後220円近辺まで一旦反落したが、9月29日に267円まで戻して上値を試す動きを強めている。収益改善、財務基盤強化、中期成長に向けた積極投資を評価する流れに変化はなく、13年4月高値372円を目指す展開だろう。

 投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小し、不動産管理・賃貸・仲介事業のストック型フィービジネスへの事業構造転換で収益基盤を強化した。13年8月アパマンショップホールディングス<8889>の子会社アパマンショップネットワークとFC加盟契約を締結し、13年10月ストライダーズ<9816>と資本業務提携した。

 中期成長に向けて中国での不動産関連事業を展開する。14年2月に柏雅資本集団控股有限公司(香港柏雅)の連結子会社化が完了し、香港柏雅の子会社でサービスアパートメント運営・管理コンサルティングを展開する柏雅酒店管理(上海)有限公司(酒店管理)、および孫会社でサービスアパートメントをサブリース管理方式でオーナーから賃借して運営管理する上海柏雅投資管理有限公司(投資管理)も合わせてベルグラビアグループ3社を連結化した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:02 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2014年09月29日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ジャパンフーズは売り一巡して調整のほぼ最終局面、反発のタイミング

 飲料受託生産大手ジャパンフーズ<2599>(東1)の株価は、1150円まで調整して5月安値1145円に接近したが、今期(15年3月期)業績見通しの減額修正の売りが一巡し、調整のほぼ最終局面のようだ。下期(10月〜3月)の収益改善を評価して反発のタイミングだろう。

 伊藤忠商事<8001>系で飲料受託生産の国内最大手である。品目別には炭酸飲料と茶系飲料を主力として、コーヒー飲料、果汁飲料、機能性飲料、酒類飲料、ファーストフード店のディスペンサーでサービスされる業務用濃縮飲料(ウーロン茶、アイスコーヒーなど)を製造している。

 主要得意先はアサヒ飲料、キリンビバレッジ、伊藤園<2593>サントリー食品インターナショナル<2587>などの大手飲料メーカーで、容器別ではペットボトルが主力だ。

 14年4月には中期経営計画「JUMP2015」のレビューと見直しを発表している。成長に向けた基本戦略をコアビジネス(国内飲料受託製造事業)の収益拡大、新規ビジネス(海外事業、水宅配事業、自社ブランド商品、その他)の着実な推進、成長戦略を支える経営基盤の強化として、定量計画(イメージ)には15年度連結ベースの売上高390億円、営業利益15億50百万円、経常利益15億円、純利益10億円、ROE11.4%を掲げている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:37 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットは再動意で中段保ち合い上放れ

 写真加工関連のアスカネット<2438>(東マ)の株価は、8月高値後に上げ一服となったが、9月5日の「CEATEC JAPAN 2014」への出展発表をきっかけに再動意の形となった。9月11日に1万2930円を付けて8月5日の1万2190円を突破し、9月25日には1万7680円まで上伸した。目先的には乱高下の展開となりそうだが、中段保ち合いから上放れた形であり、空中結像技術エアリアルイメージング(AI)プレート量産化を期待する流れに変化はなく、上値を追う場面があるだろう。

 葬儀社・写真館向け遺影写真合成・加工関連のメモリアルデザインサービス事業、写真館・コンシューマー向けオリジナル写真集製作関連のパーソナルパブリッシングサービス事業を主力としている。遺影写真は葬儀関連、写真集はウエディング関連や卒業・入学イベント関連などが主力市場であり、景気変動の影響を受けにくく安定収益源となっていることが特徴だ。14年12月にはインターネットを活用したBtoC新サービスのリリースを予定している。

 空中結像技術エアリアルイメージング(AI)プレートについては、現状は試作品を販売してプレ量産も可能だが、低価格化と大量生産を可能にする本格量産技術(ファブレス形態で製造して自社ブランドで販売)の確立を最優先課題として、独自技術を強固にするため特許申請も進めている。本格量産開始時期は未定だが、目標としては今期(15年4月期)中に量産技術を確定して本格量産に向けた設備体制等の検討に入りたいとしている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ユーグレナは、1300円台固めてモミ合い煮詰まり感、動意のタイミング

 ユーグレナ<2931>(東マ)の株価は、1300円台を固めてモミ合い煮詰まり感を強めている。9月26日には一時1422円まで上伸する場面があった。次世代バイオ燃料に対する注目度は高く、モミ合い煮詰まり感を強めて動意のタイミングだろう。9月30日から貸借銘柄となるため、取り組みに厚さが増すことも刺激材料となりそうだ。

 59種類の豊富な栄養素を有する微細藻類ユーグレナ(和名ミドリムシ)の屋外大量培養技術をコア技術として、ユーグレナを活用した機能性食品・化粧品の販売を行うとともに、バイオ燃料、バイオフィルム、水質浄化など関連分野への研究開発を進めている。

 13年3月にユーグレナ粉末受託生産と微細藻類クロレラ生産の八重山殖産を子会社化した。13年11月にはバイオベンチャーの植物ハイテック研究所を子会社化して形質転換技術による「スーパーユーグレナ」の開発を強化している。また14年8月には、バングラデシュのGYM社の株式を雪国まいたけ<1378>から取得(14年10月1日付)する株式譲渡契約を締結した。GYM社は、貧困に苦しむ農村地区の所得向上や生活改善を目指したソーシャルビジネスとして、もやしの原料となる緑豆栽培に取り組み、国内外で高い評価を集めている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:25 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】協立情報通信は、7月の戻り高値を突破すれば上げ足速める可能性

 ソリューション事業やモバイル事業を展開する協立情報通信<3670>(JQS)の株価は、7月戻り高値後に上げ一服の形となったが概ね1800円〜2000円近辺で堅調に推移している。今期(15年2月期)利益増額の可能性を評価する流れに変化なく、7月の戻り高値2000円、1月の年初来高値2080円を突破すれば上げ足を速めそうだ。なお10月10日に第2四半期累計(3月〜8月)の業績発表を予定している。

 1965年の設立で、2013年2月JASDAQ市場に新規上場した。法人向けのソリューション事業(情報通信システムソリューション、会計情報ソリューション、情報活用教育ソリューション、情報活用レンタルソリューション)、およびモバイル事業(法人向けモバイルソリューション、ドコモショップ6店舗運営)を展開している。

 企業のICT(情報通信技術)化の実現に向けて、NEC<6701>、オービックビジネスコンサルタント<4733>、NTTドコモ<9437>、サイボウズ<4776>、日本マイクロソフトなどパートナー企業の製品・サービスを融合し、情報通信インフラ機器の販売だけでなく、システム構築から導入・保守・運用・教育までをソリューションとして提供している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:22 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フォーカスシステムズは13年11月高値突破して上伸、指標面に割高感なく上値追い

 システム構築・運用のフォーカスシステムズ<4662>(JQS)の株価は水準切り上げの展開が続いている。9月1日に951円まで急伸して13年11月高値858円を突破し、その後一旦は800円近辺まで反落したが、素早く切り返して9月24日の1038円まで上伸した。強基調の形で指標面に割高感はなく、上値追いの展開だろう。

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。顧客別に見るとNTTデータ<9613>関連、日本IBM関連を主要顧客として、民間関連事業では関東圏・近畿圏に加えて東海圏にも拠点展開して営業を強化している。14年7月には内田洋行<8057>が開発した統合型ERPパッケージ「スーパーカクテルイノーヴァ」の販売代理店契約を締結し、同製品の販売と導入サービスの提供を開始した。

 今期(15年3月期)の業績(非連結)見通しは前回予想(5月8日公表)を据え置いて売上高が前期比2.5%増の145億円、営業利益が同1.4%増の9億円、経常利益が同横ばいの8億50百万円、純利益が同9.7%増の5億円、配当予想が前期と同額の年間20円(期末一括)としている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズは急騰の反動調整局面だが過熱感解消して反発のタイミング

 コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ<4829>(東1)の株価は、アプリ「AplosOne ソフトフォン」開発を材料視して8月15日終値236円から8月26日高値858円まで急騰した。その後は9月26日の466円まで調整している。急騰の反動調整局面だ。ただし今期(15年5月期)の営業増益見通しも支援材料であり、過熱感が解消して反発のタイミングだろう。なお9月30日に第1四半期(6月〜8月)の業績発表を予定している。

 コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、店頭アフィリエイト(広告販売)や企業向けソリューション(システム受託開発)などのソリューション事業を展開し、中国ではチャイナテレコムの携帯電話販売店運営と電子コミック配信サービスを手掛けている。

 配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルが基本戦略で、13年3月に音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化し、14年4月にネイティブアプリを主としたモバイルコンテンツ事業を積極推進するため子会社HighLabを設立した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:14 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMCは調整一巡して反発のタイミング

 製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の株価は、次世代素材セルロースナノファイバー(CNF)を材料視した流れが一巡し、今期(14年12月期)業績見通し減額修正もあり、概ね1000円〜1200円近辺で推移している。ただし8月安値圏1000円割れ水準まで下押す動きは見られず、調整一巡感を強めている。反発のタイミングだろう。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販、セルロースナノファイバー(CNF)、導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)、光学弾性樹脂(OCA)など、成長市場・新分野開拓の戦略を推進している。さらに事業領域拡大に向けて14年4月、興人フィルム&ケミカルズの化成品事業を承継したKJケミカルズを子会社化した。

 次世代素材CNFは自動車用樹脂の強度・寸法安定性向上や金属部材置換、家電・モバイル機器の軽量化などでの需要が期待され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のCNF開発プロジェクトの中核企業として早期事業化を目指している。13年2月には経済産業省イノベーション拠点立地推進事業に採択され、補助金を活用して竜ヶ崎工場にパイロットプラントを設置した。また14年6月には、ナノセルロースの研究開発、事業化、標準化を促進するため、産官学連携型のコンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が設立された。当社を含めて100社以上が参画している。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:08 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サクセスHDは上場来安値更新したが調整の最終局面、アベノミクス成長戦略が支援材料

 保育園運営のサクセスホールディングス<6065>(東1)の株価は、安値圏での調整局面が続いている。6月以降は1650円〜1700円近辺でモミ合う展開だったが、9月22日には上場来安値となる1585円まで調整した。ただし調整のほぼ最終局面だろう。アベノミクス成長戦略が支援材料であり、中期成長力を評価して反発のタイミングのようだ。

 保育園運営のサクセスアカデミーの持株会社で、病院・大学・企業などの事業所内保育施設を受託運営する受託保育事業と、認可保育園・認証保育所・公設民営保育園・学童クラブ・児童館・全児童対策事業施設など公的保育施設を運営する公的保育事業を展開している。

 前期(13年12月期)末時点の運営施設数は、受託保育事業が171施設(12年12月期末比20施設増加)、公的保育事業が63施設(うち認可保育園35施設、認証保育所5施設、学童クラブ等23施設)(同9施設増加)の合計234施設(同29施設増加)である。地域別にみると関東181施設、中部34施設、関西17施設、東北2施設で、神奈川県と東京都を地盤としている。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:03 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】第一実業は今期好業績見通しを評価して07年8月以来の高値水準

 機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価は、9月2日に年初来高値623円まで上値を伸ばした後の上げ一服局面だが、高値圏の600円〜610円近辺で堅調に推移している。07年8月以来の高値水準であり、今期(15年3月期)好業績見通しを評価する流れに変化はなく、足元の自律調整が一巡して上値追いの展開だろう。

 機械の専門商社で、プラント・エネルギー事業、エレクトロニクス事業、産業機械事業、その他事業を展開し、海外は米州、中国、東南アジア・インド、欧州の世界18カ国36拠点で事業展開している。13年5月発表の新経営計画「AIM2015」では、最終年度16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。グローバルビジネスを積極展開する方針だ。

 新規事業としては、植物工場システムの販売に関するプロジェクトを立ち上げて、埼玉県入間市にパイロットプラントを建設した。また14年3月には長野県飯田市でメガソーラー「第一実業飯田太陽光発電所」が竣工した。茨城県笠間市の太陽光発電所に続く2カ所目のメガソーラーだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:00 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2014年09月28日

【アナリスト水田雅展の為替・株式相場展望】3日の米9月雇用統計が焦点だが大勢として円安・株高の流れ

■出遅れの金融・不動産セクターや東証マザーズ市場への資金流入も注目点

 9月29日〜10月3日の株式・為替相場では、週末3日の米9月雇用統計が重要イベントとなる。急ピッチの上昇に対する警戒感や米国株の高値圏での不安定な動きに対する警戒感もあり、米9月雇用統計に向けて様子見ムードを強める可能性があるが、9月25日の米国株の大幅下落に対して9月26日の日本市場が底堅い動きを見せたことで安心感が広がっているだけに、大勢としては円安・株高の流れが継続しそうだ。

 外国為替市場では早期利上げ観測でドル買いの動きを強め、株式市場ではドル高・円安進行を好感して自動車セクターが牽引する流れだが、出遅れ感の強い金融・不動産セクターや東証マザーズ市場に関心が向かい、資金が流入するかどうかも注目点だ。また2月期決算企業の中間決算発表が本格化し、3月期決算企業の業績修正も活発化するため、好業績銘柄に対する個別物色の動きが注目される。

 前週9月22日〜26日は、外国為替市場でドル買い・円売りの動きが一服したものの、株式市場では9月22日に日経ジャスダック平均、9月25日に日経平均株価、TOPIX、JPX日経400、東証2部総合指数が取引時間中の年初来高値を更新した。7〜9月期実質GDPの回復ペース鈍化や景況感悪化を織り込み、企業業績の上振れを期待する動きのようだ。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2014年09月26日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新日本建物は5月と8月の安値が下値支持線、収益改善基調を評価して反発のタイミング

 マンション・戸建販売の新日本建物<8893>(JQS)の株価は、第1四半期(4月〜6月)の営業赤字を嫌気した8月11日安値41円から9月上旬の47円まで切り返した。足元は戻り一服の形だが、5月と8月の安値41円が下値支持線となり、収益改善基調を評価して反発のタイミングだろう。

 首都圏地盤の不動産デベロッパーで、流動化事業(他デベロッパー向けマンション用地販売)、マンション販売事業(自社開発物件の分譲、新築マンションの買取再販)、戸建販売事業(戸建住宅・宅地分譲)、その他事業(不動産賃貸や建築工事請負)を展開している。

 10年11月に提出した事業再生計画に基づいて、マンション販売事業の買取再販、流動化事業の専有卸、戸建住宅販売事業を主力として経営再建に取り組んでいる。そして前期(14年3月期)は事業再生計画決定後3期連続の最終黒字を達成し、前期末の自己資本比率は27.5%まで改善した。
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】セーラー万年筆は下値を着実に切り上げて強基調に転換の可能性

 文具老舗でロボット機器事業も展開するセーラー万年筆<7992>(東2)の株価は、買いが続かず上値の重い展開だが、足元は37円〜41円のレンジで推移して下値を着実に切り上げている。強基調に転換した可能性があり、6月と7月の戻り高値42円を突破すれば上げ足を速めそうだ。

 文具事業(万年筆、ボールペン、電子文具、景品払出機、ガラスCD、窓ガラス用断熱塗料など)、およびロボット機器事業(プラスチック射出成形品自動取出装置・自動組立装置など)を展開している。文具事業はブランド力の高い万年筆を主力として、電子文具への事業展開も加速している。ロボット機器事業は1969年に開発に着手した歴史を持ち、09年にはプラスチック射出成形品用自動取出ロボットで世界初の無線ハンディコントローラ搭載RZ−Σシリーズを開発した。

 今期(14年12月期)連結業績見通しについては7月31日に修正(売上高を増額、利益を減額)して、売上高が前期比14.0%増の63億円、営業利益が2億円(前期は2億87百万円の赤字)、経常利益が70百万円(同3億11百万円の赤字)、純利益が1億46百万円(同3億59百万円の赤字)としている。増収効果で各利益とも黒字化の見通しだ。特別利益での投資有価証券売却益計上も寄与する。
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】朝日ラバーはマイクロ流体デバイスを材料視してほぼ10倍水準まで急騰

 車載照明用ゴム製品の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価は、8月下旬に動意付いて9月22日高値3435円まで一本調子に急騰した。8月22日終値355円から1ヶ月でほぼ10倍の水準だ。マイクロ流体デバイスの分子接着技術を材料視したようだ。9月24日と25日は急落して目先的には乱高下の展開が想定されるが、長期底練り展開から上放れた形だけに、人気が持続して9月22日高値を試す可能性があるだろう。

 自動車内装照明関連などの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品(卓球ラケット用ラバー)、医療・衛生用ゴム製品(点滴輸液バッグ用ゴム栓など)、機能製品RFIDタグ用ゴムなども展開している。シリコーンゴムをベースにした製品開発に強みを持ち、車載用小型電球の光源カラーキャップ「ASA COLOR LAMPCAP」や車載用LED照明の光源カラーキャップ「ASA COLOR LED」を主力製品としている。

 車載用「ASA COLOR LED」は従来の高級車向けに加えて、小型車や軽自動車向けにも採用が拡大している。新製品では機能製品RFIDタグ用ゴムの増産を進め、医療分野の新製品プレフィルドシリンジ(薬液充填済み注射器)用ガスケットの量産も開始した。NEC<6701>のポータブルDNA解析装置向けマイクロ流体デバイスは、今期(15年3月期)量産開始の計画だ。NEC向け以外の複数案件も商談が進行中のようだ。
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インテリジェントウェイブは利益確定売り一巡して再動意13年11月高値目指す

 システムソリューション事業のインテリジェントウェイブ<4847>(JQS)の株価は1月高値344円を突破し、9月9日に391円まで上値を伸ばして13年11月高値405円に接近した。その後は利益確定売りで300円近辺まで一旦反落したが、9月25日には327円まで急反発した。利益確定売りが一巡して再動意のようだ。収益改善基調を評価して13年11月高値を目指す展開だろう。

 大日本印刷<7912>の連結子会社で、システムソリューション事業を展開している。クレジットカード会社、ネット銀行、証券会社など金融関連のシステム開発受託・ハードウェア販売・保守サービスが収益柱だ。

 今期(15年6月期)から報告セグメントを変更した。金融システムソリューション事業(従来のカードビジネスのフロント業務とシステムソリューション業務)は金融業界やシステム開発会社向けのソフトウェア開発を中心としたソリューションを提供し、プロダクトソリューション事業(従来のセキュリティシステム業務とその他)はパッケージ製品を中心にソリューションを提供する。
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