[アナリスト水田雅展の銘柄分析]の記事一覧
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記事一覧 (07/06)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファの週足は4本連続の陽線、景気回復でイベント増加が追い風、指標も割安
記事一覧 (07/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パンチ工業は新規上場から半年経過し出直り体制整う、PER6〜7倍と割安
記事一覧 (07/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビューティガレージは品揃え強化奏功し登録会員口座が増加、店舗設計の受注も増加、東京本社総合ショールームも戦力化
記事一覧 (07/05)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは戻り高値圏で頑強、好業績で次は年初来高値奪回早そう、好狙い場
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記事一覧 (07/04)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ニチバンは出直り本格化で高値に迫る、100周年に向けブランド育成や大型新製品投入で19年3月期売上高500億円、営業利益35億円以上を目標数値
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記事一覧 (07/04)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パイプドビッツ株価は参院選公示でモミ合い上放れの公算、選挙関連で有望、高値更新も
記事一覧 (07/04)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノは好材料好感しストップ高交え出直る、米FDA、欧州EMAから承認や指定
記事一覧 (07/04)【アナリスト・水田雅展の銘柄分析】フライトシステムコンサルティング株価急伸、廃止猶予期間解除、今期黒字化で高値奪回へ
記事一覧 (07/03)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パシフィックネット株価は高値に迫り強さ光る、8日に決算発表、次期はさらに好調予想
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記事一覧 (07/03)【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーコーヒー株価は動き煮詰まり上放れ近い、「イタリアントマト」、「アマンド」好展開
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記事一覧 (07/01)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】外食のアトムは4日続伸で6月安値から21%戻す、既存店売上好調が評価できる
2013年07月06日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルファの週足は4本連続の陽線、景気回復でイベント増加が追い風、指標も割安

 店舗販促用POP広告のアルファ<4760>(JQS)の週足チャートは前週(1日〜5日)4連続陽線と出直っている。

 店舗販促用POP広告の企画・制作事業などを展開している。今期(13年8月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比2.1%増の73億円、営業利益が同11.3%増の2億25百万円、経常利益が同8.1%増の2億20百万円、純利益が同50.2%増の1億20百万円としている。高付加価値化や原価低減などの効果で増収増益見込みだ。

 ただし第2四半期累計(12年9月〜13年2月)は前年同期比0.2%減収、同39.3%営業減益、同39.0%経常減益、同24.3%最終減益で期初計画を下回った。通期見通しに対する進捗率は売上高が51.9%、営業利益が60.5%、経常利益が62.7%、純利益が66.7%だが、各種イベントが集中する冬季が繁忙期で上期偏重の収益構造のため、下期の動向に注意が必要となる。来期(14年8月期)については景気回復を追い風に収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、動意付いた5月1日の年初来高値338円から反落して、6月11日と6月17日の152円まで調整した。しかし足元では170円近辺に水準を切上げている。

 7月5日の終値171円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円91銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS279円81銭で算出)は0.6倍近辺である。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:06 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年07月05日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パンチ工業は新規上場から半年経過し出直り体制整う、PER6〜7倍と割安

 金型部品大手のパンチ工業<6165>(東2)の株価は底打ち感を強めている。指標面の割安感が強く、今期営業増益見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。

 12年12月に新規上場した。エジェクタピンやパンチなど、プラスチック金型用およびプレス金型用の部品を製造販売する大手メーカーで、特注部品に強みを持っている。生産拠点を国内と中国に持ち、一気通貫の生産体制を構築していることも特徴である。市場シェアは国内市場で2位、中国市場で1位のようだ。今後はインド・東南アジア市場へも積極展開する方針だ。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比6.0%増の265億42百万円、営業利益が同29.2%増の9億17百万円、経常利益が同9.1%減の7億48百万円、純利益が同2.5倍の5億36百万円としている。金型需要の増加、中国での高付加価値戦略製品の拡販、さらに原価低減効果などで大幅営業増益見込みだ。

 中国に関しては設備過剰問題が懸念要因だが引き続き成長市場であり、北米の自動車・住宅・資源開発関連市場の好調、国内の自動車や電機・精密など輸出関連企業の収益改善なども追い風として、金型および金型部品の需要増加が期待される。

 株価の動きを見ると、500円近辺の下値支持線を割り込んで軟調展開となり、6月17日、26日、27日に上場来安値となる450円まで調整した。しかし450円をボトムとして反発し、足元では470円〜480円近辺に戻している。底打ちした可能性があるだろう。

 7月4日の終値474円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS74円97銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績のBPS800円87銭で算出)は0.6倍近辺である。日足チャートで見ると、上場来安値450円でダブルボトムを形成して底打ち感を強めている。指標面の割安感が強いだけに、25日移動平均線を突破すれば出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:25 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ビューティガレージは品揃え強化奏功し登録会員口座が増加、店舗設計の受注も増加、東京本社総合ショールームも戦力化

■株価に見直し余地

 理美容機器販売のビューティガレージ<3180>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。

 03年の設立で13年2月に新規上場した。理美容室、エステサロン、ネイルサロン、リラクゼーションサロンなど全国のビューティサロン向けに、理美容機器やエステ機器などを販売する物販事業、サロンの店舗設計事業、サロン開業・経営に関する周辺ソリューション事業を展開している。

 取扱商材は大型機器や業務用化粧品から消耗品まで、オリジナル商材を中心に30万点を超え、プロ向け理美容商材インターネット通販を主力として、全国12ヵ所のショールームやカタログ通販も展開している。前期末時点の登録会員口座数は前々期末比2割強増加して16万口座を超えた。フロー・ストック型ビジネスモデルに向けてサロン経営支援分野を一段と強化する方針だ。

 今期(14年4月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比19.6%増の63億22百万円、営業利益が同17.1%増の3億66百万円、経常利益が同11.0%増の3億70百万円、純利益が同19.3%増の2億27百万円としている。品揃え強化なども奏功して登録会員口座が増加基調であり、物販事業が好調に推移する。ビューティサロンチェーンなどからの店舗設計の受注も増加している。6月にオープンした東京本社総合ショールームや、自社物流センターによる配送サービス強化の効果も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、5月23日の上場来高値5320円から反落して、6月27日の上場来安値2710円まで調整した。しかし6月27日安値をボトムとして反発し、足元では3100円台まで戻している。調整がほぼ一巡したようだ。

 7月4日の終値3100円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS192円40銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS944円75銭で算出)は3.3倍近辺である。今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:13 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは戻り高値圏で頑強、好業績で次は年初来高値奪回早そう、好狙い場

 ワークマン<7564>(JQS)は戻り高値圏で堅調に値を固めている。4日(木)は40円高の3590円と6月ボトムから13%高い
水準にある。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して、5月の年初来高値を試す動きが期待されるだろう。

 ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開し、他社との差別化戦略としてEDLP商品を強化している。前期(13年3月期)末の店舗数はFC591店舗、直営119店舗の合計710店舗である。

 今期の業績(非連結)見通しはチェーン全店売上高の前期比6.0%増、既存店売上高の同3.8%増を前提として、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗として出店エリアも拡大する。新規出店効果や既存店の好調で増収増益が期待されるだろう。

 月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高の合計、前年比、速報値)を見ると、13年6月は全店109.2%、既存店103.1%だった。既存店は2ヶ月連続のプラスだった。平年よりも気温の高い日が続いたことで夏物衣料や防署小物類が好調だった。13年4月〜6月累計は全店105.4%、既存店103.1%と好調に推移している。なお第1四半期(4月〜6月)の新規出店5店舗、閉店0店舗で、6月末合計店舗数は715店舗となった。

 株価の動きを見ると、6月7日の安値3165円を割り込まず、6月27日の直近安値3235円から反発した。7月4日には3590円まで戻して5月21日の年初来高値3970円に接近している。調整が一巡して出直りの動きが本格化しているようだ。

 7月4日の終値3590円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は2.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると下値を切り上げて25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって反発している。強基調に回帰して出直り本格化の動きだろう。今期好業績見通しを評価して5月の高値を試す動きが期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:10 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】TACは事業構造改革の効果が本格寄与して今期営業利益5.2倍、株価200円前後の下値固める

 「資格の学校」を運営するTAC<4319>(東1)の株価は下値固めが完了して出直り感を強めている。高値圏回帰の動きが期待されるだろう。

 財務・会計分野(簿記検定・公認会計士など)、金融・不動産分野(宅建・FPなど)、経営・税務分野(税理士・中小企業診断士など)など幅広い分野で「資格の学校」を運営している。若者の資格取得支援に向けて厚生労働省が制度拡充の方針であることも支援材料だろう。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比5.2%減の199億円、営業利益が同5.2倍の7億05百万円、経常利益が同2.1倍の7億85百万円、純利益が同54.3%減の4億47百万円としている。受講申込数は持ち直し傾向だが本格回復に至らないとして減収見込みとしている。しかし賃借料・講師料・人件費・広告費削減など事業構造改革の効果が本格寄与して、営業損益が大幅に改善する見込みだ。純利益は新宿校移転補償金など特別利益の一巡が影響する。

 株価の動きを見ると、6月7日に195円、そして6月27日には191円まで調整する場面があったが、概ね200円〜210円近辺で推移している。7月4日には213円まで戻す場面があった。200円近辺で下値固めが完了した形だろう。

 7月4日の終値212円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円51銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS181円59銭で算出)は1.2倍近辺である。日足チャートで見ると、抵抗線だった25日移動平均線を突破して強基調に転換の形となった。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインのようだ。下値固めが完了して高値圏回帰の動きが期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年07月04日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ニチバンは出直り本格化で高値に迫る、100周年に向けブランド育成や大型新製品投入で19年3月期売上高500億円、営業利益35億円以上を目標数値

 セロテープのニチバン<4218>(東1)の株価は出直りが本格化し高値に迫っている。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して、4月の高値を試す展開が期待されるだろう。

 メディカル事業(ヘルスケア製品、医療材製品)およびテープ事業(事務用品、工業品)を展開し、メディカル事業では高機能絆創膏「ケアリーブ・治す力」など、テープ事業では機能性文房具「はんこのり」などの販売を強化している。18年の創立100周年に向けた長期経営計画では、ブランド育成や大型新製品投入などを重点戦略として、19年3月期の売上高500億円、営業利益35億円以上を目標数値として掲げている。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比3.9%増の400億円、営業利益が同12.8%増の20億円、経常利益が同11.0%増の20億円、純利益が同11.2%増の11億円としている。テープ事業の事務用品や工業品分野がやや低調だが、メディカル事業が好調であり、高粗利製品の伸長も収益押し上げ要因となる。自動車用マスキングテープの新製品も順調に拡大する見込みだ。

 株価の動きを見ると、4月24日の年初来高値447円から反落して6月7日には332円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして切り返し、足元では400円台を回復して出直りが本格化している。

 今期予想連結PER(会社予想の連結EPS26円54銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS598円11銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して上伸している。強基調に回帰した形だろう。低PBRも支援材料であり、4月の高値を試す展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:06 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フランスベッドホールディングスは下値固めが完了の展開、「アクティブシニア」関連で上放れも

 介護関連用具のフランスベッドホールディングス<7840>(東1)の株価は、下値固めが完了して出直り感を強めている。営業損益の改善基調を見直す動きが期待されるだろう。

 メディカルサービス事業(介護福祉用具レンタル、通所介護施設運営など)およびインテリア健康事業(ベッド、リハビリ商品など)を展開している。医療・介護用のベッド・マットレスや「リハテック」ブランドの介護福祉用具など、高齢化社会に対応したビジネスに経営資源をシフトしており、国の政策支援が追い風である。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比5.4%増の536億円、営業利益が同37.0%増の28億円、経常利益が同36.2%増の27億50百万円、純利益が同29.1%増の14億60百万円としている。メディカルサービス事業では新製品投入などで介護用具レンタルを強化し、インテリア健康事業では高単価・高付加価値製品を拡販する。増収効果で大幅営業増益見込みだ。

 株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値248円から反落して6月7日の177円まで調整した。しかし、その後は急落した6月7日の安値を割り込むことなく堅調に推移し、足元では190円台を回復している。下値固めが完了したようだ。

 7月3日の終値194円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円68銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円50銭で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS165円80銭で算出)は1.2倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると、180円近辺で下値を固めて52週移動平均線を回復している。強基調へ転換したようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:22 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パイプドビッツ株価は参院選公示でモミ合い上放れの公算、選挙関連で有望、高値更新も

 パイプドビッツ<3831>(東マ)の株価は堅調に推移している。参院選が接近して動意付く可能性があるだろう。

 情報資産プラットフォーム「スパイラル」を主力として、データ管理などのクラウドサービスを提供している。アイドルグループAKB48の選抜総選挙を手掛けているうえに、政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営して有権者意識調査サービス「政治山リサーチ」を実施しているため、ネット選挙関連が材料視される。

 今期(14年2月期)の連結業績見通しは売上高が30億円、営業利益が7億円、経常利益が7億円、純利益が4億20百万円としている。前期の非連結業績との比較で見ると34.2%増収、2.1倍営業増益となる。7月1日に発表した第1四半期(3月〜5月)は売上高が6億02百万円、営業利益が1億10百万円で通期予想に対する進捗率は低水準だが、有効アカウント数(6カ月以上継続使用)が増加基調であり達成は可能だろう。

 情報資産プラットフォーム事業では「スパイラル」の新バージョン投入効果に加えて、有権者意識調査サービス「政治山リサーチ」や会計クラウドサービス「ネットde会計」「ネットde青色申告」なども寄与する。ネット選挙関連では、デジタルハーツ<3620>との協業による新サービス「政治山ネットセキュリティ・サイバーセキュリティ診断」の寄与も期待されるだろう。

 なお7月1日に立会外分売を発表している。分売予定株式数23万株、分売予定期間7月9日〜12日で、分売価格は分売実施日の前日の終値もしくは最終気配値を基準として決定する。

 株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値4440円から反落後は概ね3000円〜4000円近辺でのボックス展開となっている。ただし足元では下値を切り上げている。参院選投開票日の7月21日が接近して、ネット選挙関連があらためて材料視されているようだ。

 7月3日の終値3635円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円52銭で算出)は65倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS228円91銭で算出)は16倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を維持している。今期好業績見通しやネット選挙関連というテーマ性が支援材料であり、ボックスレンジを上放れて5月高値を抜く可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:07 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノは好材料好感しストップ高交え出直る、米FDA、欧州EMAから承認や指定

 創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の株価は再動意の構えのようだ。今期(14年3月期)好業績見通しも評価して出直り本格化が期待される。

 緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造が主力で、新薬はドライアイ治療薬やアトピー性皮膚炎治療薬などの開発を進めている。米スキャンポ社はアミティーザの日本と欧州での販売承認取得、米国での追加新薬承認取得、米国でのレスキュラ点眼薬の上市など、販売地域や適応の拡大戦略を推進している。

 今期業績(非連結)見通しは、売上高が前期比9.6%増の49億91百万円、営業利益が同23.8%増の9億71百万円、経常利益が同9.4%増の9億74百万円、純利益が同12.7%増の6億33百万円としている。レスキュラ点眼薬の薬価改定の影響一巡、アミティーザの販売好調などで増収増益見込みだ。

 なお北米市場でのアミティーザに関して、13年4月に米スキャンポ社がオピオイド誘発性腸機能障害の追加新薬承認を取得しているが、販売開始時期や数量が未定のため予想には織り込んでいない。早期に販売開始になればプラス要因となるだろう。

 4月には重症ドライアイに対する遺伝子組み換え人血清アルブミン(開発コードRU−101)点眼液の新薬臨床試験開始申請が米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、また5月には米スキャンポ社が欧州医薬品庁(EMA)からウノプロストンの網膜色素変性治療薬としてのオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けたと発表している。

 7月1日付で1株を200株に株式分割を実施しており権利修正株価で見ると、6月中旬の1500円〜1700円近辺でのモミ合い展開から下放れ、6月27日に1134円まで急落する場面があった。しかし6月27日の安値をボトムとして急反発し、7月3日にはストップ高水準の2065円まで急騰している。流動性向上を好感し、今期好業績も見直されたようだ。

 7月3日の終値2065円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS32円83銭で算出)は63倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮したBPS423円33銭で算出)は5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線と75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を一気に突破した。強基調に転換した形であり、5月の高値圏へ回帰の展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:53 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト・水田雅展の銘柄分析】フライトシステムコンサルティング株価急伸、廃止猶予期間解除、今期黒字化で高値奪回へ

 システム開発・運用・保守のフライトシステムコンサルティング<3753>(東マ)の株価は、上場廃止猶予期間入り銘柄解除を好感して動意付いた。今期(14年3月期)黒字化見通しも評価して、出直り本格化が期待されるだろう。

 システム開発などのコンサルティング&ソリューション事業と、電子決済ソリューションなどのサービス事業を展開し、スマートフォンを利用した法人向けソリューション強化や、プロジェクト管理徹底などで収益改善に取り組んでいる。

 3月には投資会社オーチャードコーポレーションに対する第三者割当増資を実施して債務超過を解消した。そして6月27日、債務超過解消に伴い東京証券取引所(マザーズ)における上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除されたと発表している。

 今期業績(非連結)見通しについては、売上高が18億円〜19億円(前期比80.6%増〜90.6%増)、営業利益が65百万円〜1億15百万円、経常利益が50百万円〜1億円、純利益が44百万円〜90百万円のレンジ予想で、黒字化見込みとしている。コンサルティング&ソリューション事業の引き合いが堅調であり、サービス事業では前期に受注した電子決済ソリューションの大型案件も寄与する見込みだ。プロジェクト管理徹底などにより収益改善が期待される。

 株価の動きを見ると、6月以降は概ね2万円〜2万5000円近辺でのモミ合い展開だったが、上場廃止猶予期間入り銘柄解除を好感して7月1日は前日比880円(4.44%)高、7月2日は前日比2310円(11.17%)高、そして7月3日は前日比3980円(17.31%)高と急伸している。

 7月3日の終値2万6970円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想の中間値のEPS798円48銭で算出)は34倍近辺、実績PBR(前期実績BPS1462円47銭で算出)は18倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線を突破してモミ合いレンジから上放れの動きを強めている。また週足チャートで見ると、26種移動平均線がサポートラインとなり、13週移動平均線を突破した。出直り本格化が期待されるだろう。5月21日の年初来高値3万7000円も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

>>フライトシステムコンサルティングのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:32 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年07月03日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】パシフィックネット株価は高値に迫り強さ光る、8日に決算発表、次期はさらに好調予想

 リユース事業を展開するパシフィックネット<3021>(東マ)の株価は出直りが本格化している。7月8日予定の前期(13年5月期)決算発表が接近して、今期(14年5月期)の収益改善に対する期待感が高まるだろう。

 パソコンやタブレット端末などのリユース(中古品引取回収・販売)事業を展開している。パソコン需要低迷に伴って中古パソコンの価格が下落するなど全体として事業環境が厳しいため、新規事業も模索してカンボジアに現地法人を設立し、中古オートバイク販売事業などの開始を検討している。

 前期の連結業績については4月12日に見通しを公表して前々期比2.4%増収、同5.6%営業増益、同10.9%経常増益、同45.1%最終増益としている。第3四半期累計(12年6月〜13年2月)の進捗率が低水準だったため前期については慎重な見方が必要だが、今期(14年5月期)についてはウインドウズXPサポート終了に伴う代替需要、仕入れ強化と商品ラインアップ充実、新規事業の寄与などで収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、6月27日に直近安値となる370円を付ける場面があったが、切り返して6月28日は前日比66円高、そして7月1日は前日比30円高と急反発して7月1日の終値で480円まで戻した。

 7月2日の終値465円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS20円41銭で算出)は23倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.6%近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線と75日移動平均線を一気に突破し、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発して13週移動平均線を回復した。強基調に転換したようだ。出直り本格化して5月7日の年初来高値515円を試す可能性があるだろう。(アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:55 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エンタープライズ株価は下値がっちり固め出直りに勢い、9日に決算発表で期待膨らむ

 コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ<4829>(東2)の株価が調整一巡して出直りの動きを強めている。7月9日予定の前期(13年5月期)決算発表が接近して思惑に繋がる可能性もあるだろう。

 コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開している。配信コンテンツを自社制作して「権利を自社保有する」ビジネスモデルを基本に、携帯電話販売会社との協業を強化している。中国では電子コミック配信サービスに加えて、チャイナテレコムの携帯電話販売店の運営も開始している。3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。

 前期連結業績見通しは3月21日に売上高と純利益を増額修正して、前々期比49.4%増収、同28.2%営業増益、同25.8%経常増益、同2.1倍最終増益のようだ。携帯販売会社との協業効果などでコンテンツサービス事業の会員数が増加基調であり、ソリューション事業では広告ビジネスや企業向けコンテンツ企画・構築・運用が好調に推移している。純利益については投資有価証券売却益も寄与する。今期(14年5月期)についても好業績が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値2万9850円から反落して1万5000円割れ水準まで調整した。6月27日には一時1万3400円まで調整する場面があった。しかし足元では急反発して1万7000円台まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 7月2日の終値1万7110円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS928円38銭で算出)は18〜19倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間180円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS8132円79銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線と75日移動平均線を突破した。また週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって反発している。強基調に回帰した形だろう。(アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キーコーヒー株価は動き煮詰まり上放れ近い、「イタリアントマト」、「アマンド」好展開

■「銀座ルノアール」も加わり2ケタ増益

 レギュラーコーヒー大手のキーコーヒー<2594>(東1)の株価は小動きでモミ合い展開だが、煮詰まり感を強めている。上放れのタイミングが接近しているようだ。

 業務用・家庭用レギュラーコーヒー事業を主力として、イタリアントマトやアマンドなどの飲食事業も展開している。イタリアントマトの前期(13年3月期)末店舗数は直営77店舗、FC227店舗、合計304店舗である。また13年1月には銀座ルノアール<9853>を持分法適用会社化した。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比0.6%減の533億円、営業利益が同16.2%増の11億円、経常利益が同7.9%増の14億円、純利益が同25.1%減の8億20百万円としている。純利益は負ののれん益一巡で減益だが、コーヒー市場の拡大が追い風であり、新商品投入や効率化などの効果、銀座ルノアールとのシナジー効果、飲食事業での新規出店効果などで営業増益の見込みだ。さらにコーヒー生豆相場が下落傾向であることもプラス要因だろう。

 株価の動きを見ると、5月以降は概ね1500円〜1550円近辺の小幅レンジでモミ合い展開が続いている。ただし足元では徐々に下値を切り上げる形で煮詰まり感も強めている。

 7月2日の終値1541円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS36円15銭で算出)は43倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間14円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円49銭で算出)は1.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が抵抗線の形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して下値固めが完了している。煮詰まり感を強めているだけに、26週移動平均線突破とモミ合い上放れのタイミングが接近しているようだ。(アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:24 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アスカネットは新規事業に期待、注目の空中結像に新たなネット活用ビジネスも

■株価は高値圏で堅調

 写真関連のアスカネット<2438>(東マ)の株価は、調整が一巡して出直りの動きを強めている。新規事業・サービス展開に対する期待感に加えて、指標面の割安感も支援材料だろう。

 葬儀社向け遺影写真加工関連のメモリアルデザインサービス事業、およびオリジナル写真集関連のパーソナルパブリッシングサービス事業が主力である。遺影写真は葬儀関連、写真集はウエディング関連が主力市場であり、景気変動の影響を受けにくく安定収益源となっていることが特徴だ。

 新規事業領域も育成・強化する方針であり、エアリアルイメージング事業では空中結像技術を用いた新ディスプレイの開発・量産化を推進している。さらに13年中にはネットを活用した新サービスがスタートするようだ。

 今期(14年4月期)業績(非連結)見通しは、売上高が前期比7.7%増の48億83百万円、営業利益が同4.5%増の6億86百万円、経常利益が同3.9%増の6億90百万円、純利益が同4.0%増の4億23百万円としている。

 メモリアルデザインサービス事業では前期低調だった葬儀施行件数が通常ペースに戻り、エアリアルイメージング事業のプレ量産売上や、今期スタート予定の新サービスも寄与する見込みだ。琵琶湖OPセンター設立費用や新サービス先行費用などで小幅増益予想だが、原価改善効果などが寄与して上振れの可能性もあるだろう。

 株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値900円から反落して6月7日には680円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして水準を切り上げ、足元では概ね800円台前半で推移している。調整が一巡して出直りの動きのようだ。

 7月2日の終値819円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS101円04銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績のBPS803円45銭で算出)は1.0倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復した。調整が一巡して強基調に回帰する動きだろう。新規事業・サービス展開への期待感に加えて、指標面の割安感も支援材料であり、5月の高値を試す動きを強めそうだ。(アナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:14 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソーバル株価が本格出直り、第1四半期好調、利益進捗率高い、4ケタも視野

 ソフト開発技術者派遣のソーバル<2186>(JQS)は株価の出直りが本格化してきた。今期(14年2月期)好業績見通しを評価して5月の高値を試す展開が期待される。

 ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比は、キヤノン<7751>グループ向けが約7割を占め、ソニー<6758>グループ向け、富士通<6702>グループ向け、NTT<9432>グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。さらに12年9月には、オムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aを活用して顧客の多様化も進めている。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。MCTECの通期寄与に加えて、主要顧客向けの組み込み用ソフトウェア開発などの派遣需要が好調に推移する見込みだ。

 6月28日に発表した第1四半期(3月〜5月)の連結業績は、医療関連の新規受注なども寄与して前年同期比0.6%増収、同20.6%営業増益、同20.7%経常増益、同27.2%最終増益だった。通期予想に対する進捗率は売上高が23.8%、営業利益が32.0%、経常利益が32.2%、純利益が34.3%と高水準であり、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値904円から反落して6月7日には716円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして水準を切り上げている。7月2日には880円まで上伸して5月高値に接近する場面もあった。出直りが本格化しているようだ。

 7月2日の終値879円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に回帰している。今期好業績見通しを評価して5月の高値を試す展開が期待され、1000円大台も視野に入りそうだ。(アナリスト・水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:03 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年07月02日

【ジャーナリス&アナリスト水田雅展の視点】インテージは続伸し4日間で170円超上昇、東南アジアでも積極展開、増収増益

 市場調査最大手のインテージ<4326>(東1)は4営業日続伸し2日(火)は25円高の2370円と買われている。これで、4日間の上昇幅は170円超となっている。

 小売店パネル調査や消費者パネル調査などの市場調査・コンサルティング事業を主力に、M&Aの積極活用で医薬品開発支援などにも事業領域を広げている。ベトナムの市場調査会社FTA、医療情報総合研究所、医療関連インターネット調査会社プラメド、香港の市場調査会社CSG香港などを子会社化し、NTTドコモ<9437>との合弁会社ドコモ・インサイトマーケティングも設立した。アジア市場への本格展開も注目されるだろう。なお13年10月1日付けで持株会社制への移行を予定している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比7.8%増の430億52百万円、営業利益が同9.0%増の36億06百万円、経常利益が同5.3%増の33億83百万円、純利益が同48.9%増の18億61百万円としている。主力の市場調査・コンサルティング事業で全国個人消費者パネル調査などが好調に推移し、医薬品開発支援事業の収益改善、前期計上した特別損失の一巡なども寄与する。

 株価の動きを見ると、5月21日の年初来高値2787円から急反落して6月7日の2080円まで調整した。ただし6月7日安値をボトムとして下値を切り上げている。

 指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS185円10銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間55円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1534円58銭で算出)は1.5倍近辺である。日足チャートで見ると、7月1日に前日比52円(2.27%)高と3営業日続伸して25日移動平均線を突破した。今期好業績見通しで指標面に割高感はなく、出直り本格化が期待される。(水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:20 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ワイヤレスゲート続伸し25日線抜けが目前、好業績評価して5月高値挑戦

 ワイヤレス・ブロードバンドサービスを展開するワイヤレスゲート<9419>(東マ)の株価は1日(月)、330円高の5080円と続伸、25日線まで戻している。今期(13年12月期)好業績を見直し25日線を抜き高値6700円(5月7日)挑戦が見込めるだろう。

 通信事業者からインフラを借り受けてワイヤレス・ブロードバンドサービス(Wi−Fi、WiMAX)事業を展開している。住友商事<8053>との業務提携などにより販売チャネルの拡大を進め、12年12月には次世代通信規格LTEサービスも開始した。販売強化や利便性向上でワイヤレス・ブロードバンドサービスの会員数は増加基調である。7月1日には「ワイヤレスゲートWi−Fi」のオプションサービスとして、月額480円の「電話リモートサービス」の開始を発表している。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比27.6%増の70億17百万円、営業利益が同34.1%増の8億円、経常利益が同39.0%増の8億円、純利益が同9.4%増の4億63百万円としている。スマートフォンやタブレット端末の普及が追い風であり、利用エリア拡充による利便性向上やキャンペーン実施などの販促強化が寄与して、ワイヤレス・ブロードバンドサービスの会員数が順調に増加する見込みだ。

 株価の動きを見ると、5月7日の高値6700円から急反落して5月23日に4800円、6月7日に4310円、6月26日に4270円、さらに6月27日に4050円と下値を切り下げた。しかし6月27日の安値をボトムとして6月28日は前日比500円高、7月1日は前日比330円高と急反発して5000円台を回復している。底入れした可能性があるだろう。

 7月1日の終値5080円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS189円84銭で算出)は26〜27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間80円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS628円47銭で算出)は8倍近辺である。週足チャートで見ると下ヒゲを付けて26週移動平均線を回復し、底入れ感を強めている。今期好業績見通しを再評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】国際計測器は3連続陽線で戻り相場に勢い、製造業景況感改善追い風に大幅増益

 バランシングマシンの国際計測器<7722>(JQS)の1日(月)株価は日足・陽線が3本連続となり戻り相場に勢いが加わっている。製造業の景況感改善なども追い風として今期(14年3月期)好業績が予想され、指標面の割安感も強い。株価は高値圏回帰が期待されるだろう。

 自動車タイヤメーカー向けのバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。前期末67億90百万円と高水準の受注残高に加えて、北米やアジアの自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加、さらに製造業の景況感改善や円安メリットも追い風として好業績が期待されるだろう。上振れの可能性もありそうだ。

 株価の動きを見ると、5月20日の年初来高値1149円から反落して6月7日の793円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして水準を切り上げ、概ね900円近辺で推移している。調整が一巡したようだ。

 7月1日の終値917円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は4.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は1.9倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャート見ると13週移動平均線がサポートラインとなって出直り感を強めている。今期好業績見通しを評価して高値圏回帰の展開が期待されるだろう。(水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:41 | アナリスト水田雅展の銘柄分析

【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】寿スピリッツは25日線抜き「買い転換」で本格出直り、新ブランド・新商品・新店舗創り

■新ビジネスの開発掲げ成長に拍車

 菓子製造販売の寿スピリッツ<2222>(JQS、東2)の株価が調整一巡して出直りを本格化してきた。6月7日の1056円をボトムに7月1日には1190円と25日線を上抜いて「買い転換」している。今期(14年3月期)好業績見通しであり、積極的な事業展開も評価して高値を試す可能性があるだろう。

 「ラングドシャ」ブランドの寿製菓、「ルタオ」ブランドの北海道のケイシイシイ、東京で洋菓子を展開するシュクレイなど、傘下の子会社で地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。今後の事業戦略としては新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネスの開発、海外展開などを掲げ、前期は健康食品事業のジャパルシー、通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供するジュテックスを新たに設立した。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店や新規事業の寄与、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、製造採算の改善などで過去最高益更新見込みだ。前期が反動減となったケイシイシイの回復も期待されるだろう。

 なおジャパルシーは、5月から「栃(とち)」と「藍(あい)」を主力とする健康食品事業を本格稼働した。またケイシイシイは、新業態としてアントルメグラッセ専門店「グラッシェル」を東京・表参道に7月7日オープンし、台湾・台北市にカフェをアンテナショップとして出店(7月末頃の予定)する。

 株価の動きを見ると、5月23日の高値1350円から反落して6月7日の1056円までほぼ一本調子に調整した。しかし6月7日安値をボトムに切り返して7月1日には1200円台まで上伸している。調整が一巡して出直り本格化のようだ。

 指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は1.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。強基調への転換を確認した形であり、今期好業績見通しを評価して、先ず、高値圏回帰が期待されるだろう。(水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:37 | アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年07月01日

【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】外食のアトムは4日続伸で6月安値から21%戻す、既存店売上好調が評価できる

 外食チェーンのアトム<7412>(東2)の株価が調整一巡して戻り足を強めている。1日(月)は4日続伸し582円まであり、6月7日の直近安値から21%の上昇となっている。好調な既存店売上も支援材料だろう。

 居酒屋、洋食、寿司、焼肉、和食など複数の業態で外食チェーンを展開し、新規出店、業態変更・改装、不採算店閉鎖などの効果で収益改善を鮮明にしている。前期(13年3月期)末店舗数は直営373店舗、FC18店舗の合計391店舗だった。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.4%増の424億円、営業利益が同9.6%増の27億03百万円、経常利益が同6.7%増の27億円、純利益が同4.4%減の8億80百万円としている。新規出店は15店舗、業態変更・改装は20店舗の計画で、主力6業態への集約も推進するようだ。

 直営店舗月次売上高(前年比、概算値)を見ると、13年5月は飲食事業全店が111.7%、飲食事業既存店が104.7%だった。飲食事業既存店は6カ月連続のプラスで4月の100.5%に比べて一段と増加した。洋食業態と焼肉業態の好調が続き、寿司業態もプラスに転じた。13年4月〜5月累計では飲食事業全店が107.7%、飲食事業既存店が102.6%となった。アベノミクス効果による消費マインド改善も追い風となり、上振れの期待も高まりそうだ。

 指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円74銭で算出)は123倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2円で算出)は0.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS39円48銭で算出)は14倍近辺である。指標は割高だが、動きが良くいことから3月25日以来となる600円台は見込めそうだ。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:31 | アナリスト水田雅展の銘柄分析