[アナリスト銘柄分析]の記事一覧
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2013年09月25日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新和内航海運は戻り高値圏で堅調、出来高増え急伸近い

 新和内航海運<9180>(JQS)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。今期(14年3月期)好業績見通しで指標面の割安感も強いだけに、評価余地は大きいだろう。

 NSユナイテッド海運<9110>の子会社で、鉄鋼メーカー向け原料炭・石灰石・鋼材、電力向け石炭、建設向けセメントなどの内航海運を主力としている。復興関連のセメントや電力関連の石炭の輸送量が高水準であり、8月には4000トン積石炭灰運搬船「きぼう」が竣工した。東京電力<9501>の石炭灰輸送量増加に対応するようだ。

 7月31日に第2四半期累計(4月〜9月)と通期の連結業績見通しの増額修正を発表し、通期見通しは売上高が前期比5.0%増200億15百万円、営業利益が同25.5%増の14億70百万円、経常利益が同19.3%増の14億02百万円、純利益が同22.0%増の9億52百万円としている。

 主力の電力・セメント・鉄鋼関連の貨物輸送が、いずれも期初時点の計画を上回る水準で推移している。諸経費の圧縮効果も寄与する。修正後の通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が24.6%、営業利益が23.9%、経常利益が24.3%、純利益が21.6%と順調な水準である。復興関連需要の本格化や景気回復に伴う鉄鋼生産量増加なども考慮すれば、通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の440円〜480円近辺のレンジで堅調に推移している。9月24日の終値455円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS88円36銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が追い付いて動意のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:56 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ピーエイは26週線上抜きが接近、求人需要回復が追い風

 求人情報誌発行や求人サイト運営のピーエイ<4766>(東マ)の株価が調整一巡感を強めている。求人需要回復が追い風であり、モミ合い上放れの展開が期待される。

 東北・関東・信越・北陸地域で紙媒体の無料求人情報誌「ジョブポスト」を発行し、Web求人サイト「ジョブポストweb」や「ジョビー」を強化している。3月には「ジョブポストweb」の群馬県版・栃木県版・山梨県版のサービスを開始して営業エリアを拡大した。一方で、求人広告事業に経営資源を集中するため、4月にフリーマガジン「トクッピ」(新潟県版・長野県版)を譲渡した。

 また9月18日には、連結子会社モバイル求人が運営するスマートフォン向け求人サイト「ジョビー」を、一段と使いやすく改良してリニューアルオープンしたと発表している。

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比25.1%増の16億円、営業利益が同43.1%増の2億円、経常利益が同31.7%増の2億円、純利益は震災補償金や税効果会計の一巡で同14.8%減の1億90百万円としている。有効求人倍率の上昇などを背景として求人広告数が増加基調である。

 第2四半期累計(1月〜6月)は新規営業所の開設、東北・北陸地域でのテレビCM、関東地域でのラジオCMなどで販管費が増加したこともあり、通期見通しに対する進捗率は売上高が42.7%、営業利益が37.0%、経常利益が42.5%、純利益が44.2%とやや低水準だが、求人需要の回復も追い風に通期計画の達成は可能だろう。

 株価の動きを見ると、概ね200円近辺でモミ合う展開だ。ただし足元では徐々に下値を切り上げて、210円〜220円近辺のレンジで推移している。調整が一巡してモミ合いから上放れる動きのようだ。

 9月24日の終値217円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円67銭で算出)は12〜13倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS74円58銭で算出)は2.9倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面の形だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に続いて75日移動平均線も回復した。モミ合い上放れて出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービスは調整最終局面、25日線抜け目前

 製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は安値圏で推移しているが、下値が固まり調整のほぼ最終局面だろう。反発のタイミングが接近しているようだ。

 事業戦略コンセプトとして「neo EMS」を掲げ、製造請負・派遣のIS(インラインソリューション)事業、修理・検査受託のCS(カスタマーサービス)事業、技術者派遣のGE(グローバルエンジニアリング)事業、子会社の志摩グループとTKRグループが展開する開発・製造受託のEMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)事業を展開し、20年3月期の売上高1000億円を目指している。

 7月には子会社TKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受けるとともに、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備を取得した。またCS事業を強化するため8月には、BtoCのビジネスインフラ構築に向けてクラウドマニュファクチャリングを開始すると発表した。事業領域拡大で中期成長が期待される。

■今期、2ケタ増収、営業利益2.1倍

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する。第1四半期(4月〜6月)は粗利益率が低下して営業赤字だったが、通期ベースでは営業損益改善が期待される。

 なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い今期配当予想は年間3円(期末一括)となる。

 株価の動きを見ると、上値を切り下げて安値圏4万円台前半の小幅レンジでのモミ合い展開のようだ。ただし6月の安値3万6450円水準まで下押す動きは見られない。下値が固まり調整のほぼ最終局面だろう。

 9月24日の終値4万1100円を指標面(株式100分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS4890円45銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.1倍近辺である。指標面に割高感はなく、日足チャートで見ると戻りを押さえている25日移動平均線を突破すれば出直りに弾みがつきそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:26 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスアールジータカミヤ出直り4ケタ接近、目白押しのビッグプロジェクトが追い風

 建設用仮設機材のエスアールジータカミヤ<2445>(東2)の株価は出直りの勢いを強めて5月高値に接近してきた。20年東京夏季五輪、リニア中央新幹線、国土強靭化など目白押しの建設ビッグプロジェクトが追い風だ。

 足場部材など建設用仮設機材の販売およびレンタル事業を展開している。ビッグプロジェクトが目白押しで建設工事増加が追い風であり、再生エネルギーの固定価格買取制度を背景として子会社ホリーの太陽光発電設置架台の需要も拡大している。8月にはホリーが新たな製造拠点としてベトナムに100%出資の現地法人を設立した。

 8月9日に今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)および通期の連結業績見通しの増額修正を発表し、通期見通しは売上高が前期比6.7%増の300億10百万円、営業利益が同37.0%増の22億円、経常利益が同35.2%増の21億円、純利益が同36.3%増の11億円としている。

 震災復旧・復興関連、公共インフラ維持・補修関連、ビル耐震化関連、太陽光発電関連の需要拡大を背景として、販売事業、レンタル事業ともに期初計画を上回る水準で推移し、子会社エムジーアイの通期連結、価格改善やレンタル機材稼働率上昇も寄与する。修正後の通期見通しに対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は、売上高が22.9%、営業利益が17.9%、経常利益が19.8%、純利益が19.2%である。下期の売上構成比が高い収益構造を考慮すれば通期再増額の可能性があるだろう。

 また9月13日には9月中間配当の実施を発表した。従来は3月期末一括で年間10円としていたが、9月中間期末5円、3月期末5円で年間10円とする。

 株価の動き(4月1日付で株式2分割)を見ると、700円〜800円近辺でのボックス展開から上放れて出直りの動きを強めている。中間配当の実施も好感して9月18日には900円まで急伸する場面があった。9月24日も終値で前日比44円(5.27%)高の879円と、5月の年初来高値970円に接近してきた。

 9月24日の終値879円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円96銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS324円08銭で算出)は2.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、戻りを押さえていた25日移動平均線を突破して強基調に転換した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。好業績見通しを評価して5月高値を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:23 | アナリスト銘柄分析
2013年09月24日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールは急反発、調整一巡、好業績で上値追いへ

 人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の24日株価は、3日ぶりに急反発となっている。ネット通販市場拡大も追い風に今期(13年11月期)好業績見通しである。放射性物質除染や人材派遣規制緩和などの材料性もあり、調整一巡して再動意の可能性があるだろう。

 アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービスなど)、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポートなど)、および13年4月に開始したマーチャンダイジングサービス事業を展開している。

 ロジスティクスアウトソーシングはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト「楽天市場」出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入が収益柱である。参入障壁が高く競合企業が不在のため、高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業を拡大する方針だ。

 放射性物質の除染業務については、ジャパンベストレスキューシステム<2453>の子会社で、新種微細藻類による水処理設備で放射性物質の道路除染を手掛けるバイノスから、福島県郡山市で道路除染業務を受託している。業務の元請け会社は大林組<1802>である。
■中期経営計画で売上100億円、営業利益率5.0%へ

 中期経営計画ではネット通販など高成長分野への集中展開、専門性の深化と効率性の追求などを掲げて、人材派遣事業の拠点拡充、ロジスティクス関連や障がい者雇用関連の高付加価値サービス拡大を積極推進している。経営数値としては16年11月期売上高100億円、売上高営業利益率5.0%を目指すとともに、M&A戦略や新規事業・海外事業展開を可能にする経営基盤の確立を図る方針だ。

 今期(13年11月期)連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)としている。ロジスティクスアウトソーシングや障がい者雇用支援サービスが牽引し、増収効果や高付加価値サービス拡大効果などで営業損益が大幅に改善する。

 通期見通しに対する第2四半期累計(12年12月〜13年5月)の進捗率は売上高が49.4%、営業利益が73.8%、経常利益が78.8%、純利益が88.0%と高水準だったが、通期の見通しを据え置いている。茨城県つくば市のロジスティクス発送代行サービス第2センターの開設が下期にズレ込んだため、第3四半期(6月〜8月)に第2センター開設に伴う費用を計上する。障がい者雇用支援サービスの設備新増設に向けた費用も、第3四半期に先行発生するようだ。

 ただし、ロジスティクスアウトソーシングの事業規模拡大や生産性向上、好採算の障がい者雇用支援サービスの事業規模拡大などで、通期の好業績が期待される。なお10月4日に第3四半期累計(12年12月〜13年8月)業績の発表を予定している。

 株価の動きを見ると、概ね400円近辺でモミ合う展開だったが、障がい者雇用支援サービスや福島県での除染関連を材料視して急騰した。9月11日には2197円を付ける場面があった。その後は過熱感を強めて9月20日には1223円まで急反落している。9月20日の終値1223円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は63倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は22倍近辺である。

 依然として過熱感を残しているが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近してきた。9月20日終値は9月11日高値から974円下落した形だが、8月23日終値400円から9月11日高値までの上昇幅1797円に対してほぼ半値押しの水準まで調整した形である。24日は300円高の1523円と急反発している(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:04 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ゼリア新薬工業は8月高値後の調整が良好、再動意の構え

 中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)の株価は8月高値後の上げ一服局面だが、今期(14年3月期)好業績見通しを評価して上値余地があるだろう。

 消化器分野が中心の医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。医療用医薬品事業では潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」や機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」など、コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」植物性便秘薬「ウィズワン群」などを主力としている。

 8月19日にスイスのビフォーファーマ社と鉄欠乏症治療剤「Ferinject」の日本国内における独占的開発・販売契約の締結を発表し、8月22日にはデンマークの連結子会社ZPD社の株式追加取得による完全子会社化を発表している。

■今期は営業利益32.3%増益

 今期(14年3月期)連結業績見通しは8月7日に利益を増額修正して、売上高が前期比13.5%増の605億円、営業利益が同32.3%増の61億円、経常利益が同30.4%増の61億円、純利益が同10.5%増の44億円としている。医療用医薬品事業では「アサコール」の好調が続き、6月発売の「アコファイド」も寄与する。コンシューマーヘルスケア事業では「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」に加えて「ウィズワン群」も寄与する。

 大幅増収増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が25.4%、営業利益が46.8%、経常利益が50.5%、純利益が55.3%と高水準だった。通期再増額の可能性が高いだろう。

 8月7日に株式分割と単元株式数の変更を発表している。9月30日を基準日(効力発生日は10月1日)として1株を1.1株に分割し、単元株式数を1000株から100株に変更する。3月期末配当は従来予想の14円で修正していないため、株式分割前で換算すると年間29円40銭(前期比2円40銭増配)で、従来予想の年間28円から実質的に増額修正となった。

 株価の動きを見ると、8月中旬に動意付いて1600円近辺の水準から8月30日の年初来高値2458円まで急伸した。その後は上げ一服の形となって9月9日に2018円まで調整する場面があったが、足元では2200円台に戻して再動意の構えを見せている。今期業績見通しと配当の増額修正、さらに9月末の株式分割などを好感する動きが続いている。

 9月20日の終値2270円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS106円44銭で算出)は21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間28円で算出)は1.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS888円41銭で算出)は2.6倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が追い付いて再動意の構えだ。好業績見通しを評価して上値余地があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】陽光都市開発は急伸後の調整が抜群、再騰近い

 陽光都市開発<8946>(JQS)の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。20年東京夏季五輪を材料視して建設・不動産関連が物色される流れに乗っているようだ。

 主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小して、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。ただし、来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れも進める方針だ。

 なお8月16日には、アパマンショップホールディングス<8889>の子会社アパマンショップネットワークと、フランチャイズ(FC)加盟契約を締結したと発表した。不動産管理・仲介事業をさらに強化して収益力向上を目指すとしている。

■今12月期は減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調

 今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比33.9%減の10億53百万円、営業利益が同16.1%減の1億21百万円、経常利益が同19.7%減の71百万円、純利益が同22.1%減の65百万円としている。不動産販売物件を予定していないため大幅減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は概ね順調に推移する見込みだ。

 第2四半期累計(1月〜6月)の業績は計画を上回り、通期予想に対する進捗率も売上高が51.3%、営業利益が56.2%、経常利益が69.0%、純利益が69.2%と高水準だった。通期上振れの可能性があり、来期(14年12月期)も収益増が期待される。

 株価の動きを見ると、8月30日に付けた直近安値135円をボトムとして反発し、さらに20年東京夏季五輪開催で建設・不動産関連が物色された流れにも乗り、9月10日には264円まで急騰する場面があった。足元は上げ一服の形となって190円〜200円近辺で推移している。

 9月20日の終値190円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は28倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は14倍近辺である。週足チャートで見ると、52週移動平均線近辺から反発して26週移動平均線を回復した。調整が一巡したようだ。20年東京夏季五輪を材料視して建設・不動産関連が物色される流れであり、出直りの動きを強めるだろう。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ラクーンの週足チャート好転、二番底形成

 電子商取引(EC)サイト「スーパーデリバリー」を運営するラクーン<3031>(東マ)の株価が出直り感を強めている。EC市場拡大が追い風であり、好業績を見直す動きだろう。

 アパレル・雑貨分野の企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するEC事業を主力として、締め支払い決済サービスの「Paid」サービス、売掛債権保証事業など周辺分野に事業領域を広げている。主力の「スーパーデリバリー」は質の高い会員小売店と出展企業を獲得したうえで、利便性の高いサービス提供などによって客単価や稼働率の向上に取り組んでいる。

 今期(14年4月期)第1四半期(5月〜7月)の連結業績は、前年同期比3.5%増収、同14.9%営業増益、同16.6%経常増益、同9.9%最終減益だった。主力のEC事業は減価償却費の増加などで減益だったが、売上高は同2.4%増と堅調に推移した。売掛債権保証事業は営業強化などの効果で大幅増収増益だった。純利益は税負担正常化で減益だった。

■7月末で会員小売店数3万7570店舗

 13年7月末時点の「スーパーデリバリー」会員小売店数は3万7570店舗(13年4月末比1030店舗増加)で、出展企業数は952社(同9社減少)、商材掲載数は38万3771点(同1万4052点増加)となった。

 通期の見通しは前回予想を据え置いて、レンジ予想で売上高が103億円〜106億円(前期比5.2%増〜8.3%増)、営業利益が2億20百万円〜2億30百万円(同21.5%増〜27.1%増)、経常利益が2億10百万円〜2億20百万円(同19.3%増〜25.0%増)、純利益が1億25百万円〜1億35百万円(同6.0%減〜1.5%増)としている。純利益は税負担正常化で横ばい見込みだ。

 株価の動き(5月1日付で1株を300株に株式分割)を見ると、9月9日に329円まで調整する場面があったが、6月27日の安値320円水準まで下押すことなく、足元では水準を切り上げる動きとなった。330円〜350円近辺で下値固めが完了したようだ。9月20日には395円まで上伸して出直り感を強めている。好業績を見直す動きだろう。

 9月20日の終値394円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値23円86銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS246円54銭で算出)は1.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線に続いて75日移動平均線も一気に突破した。また週足チャートで見ると戻りを押さえていた13週移動平均線を突破した。下値固めが完了して強基調に転換した可能性があり、出直り展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:41 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】フォーカスシステムズ株価に浮上の気配、6月から下値固める

 システム構築・運用のフォーカスシステムズ<4662>(JQS)の株価は下値が固まり、調整のほぼ最終局面だろう。きっかけ次第で反発展開が期待される。

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。顧客別にはNTTデータ<9613>関連が3割〜4割、日本IBM関連が1割〜2割を占める主要顧客である。民間関連事業では従来の関東・近畿圏に加えて、東海圏への拠点展開を進める。

 なお9月17日に、大手デジタルフォレンジック企業の米アクセスデータ社と、日本における公認フォレンジックトレーニング提供のための独占契約締結を発表した。11月から認定トレーナーによる公認トレーニングを開催して、同社のコンピュータ解析調査向けフォレンジックソフトウェア「FTK5」の販路拡大につなげる方針だ。

■今期は増収減益、先行投資負担

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比1.2%増の125億円、営業利益が同31.7%減の3億円、経常利益が同39.9%減の2億50百万円、純利益が同58.5%減の1億円としている。インフラ系の人材育成や名古屋への拠点展開など先行投資負担で減益見込みだが、官公庁関連のセキュリティ関連機器や民間関連のインフラ系(ミドルウェアやネットワークなど)の受注は好調のようだ。

 株価の動きを見ると、時折動意付く場面があるが人気が続かず、徐々に上値を切り下げながら概ね安値圏500円台前半のレンジで推移している。ただし6月の安値487円まで下押すことなく500円近辺で下値が固まり、調整のほぼ最終局面のようだ。

 9月20日の終値506円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS14円44銭で算出)は35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績のBPS703円26銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、一方では500円近辺で強力な下値支持線を形成して調整の最終局面だろう。きっかけ次第で反発が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:36 | アナリスト銘柄分析
2013年09月20日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クレスコは5日続伸、モミ合い上放れる、好業績評価

 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)の株価は5日続伸、モミ合いを上放れる動きを強めてきた。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して出直りが本格化しそうだ。

 ソフトウェア開発(ビジネス系)事業を主力として、組込型ソフトウェア開発事業、その他事業(商品・製品販売など)を展開し、ERPコンサルティングやクラウド関連サービス「インテリジェント・フォルダ」の拡販を強化している。

 中期的な収益力向上に向けて、得意分野を持つビジネスパートナーとのアライアンスやM&Aも積極活用している。4月にはソリューション事業のクリエイティブジャパンを子会社化し、企業コンサルティング事業のエル・ティー・エスを持分法適用会社化した。また9月2日には、三谷産業<8285>とクラウドサービス事業で協業体制を構築すると発表している。

 今期連結業績見通しは売上高が前期比15.6%増の220億円、営業利益が同13.5%増の14億10百万円、経常利益が同8.5%増の15億30百万円、純利益が同12.5%増の8億60百万円としている。組込型ソフトウェア開発事業は採算重視にシフトしているため新規案件が減少する見込みだが、クラウド関連の受託ソフトウェア開発が好調であり、子会社化したクリエイティブジャパンの新規連結も寄与する。

 大幅増収増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が23.0%、営業利益が15.6%、経常利益が18.8%、純利益が21.3%だが、下期の売上構成比が高い収益構造のためネガティブ要因とはならない。消費増税前の企業のIT投資需要も追い風であり、好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、概ね720円〜760円近辺のレンジでモミ合う展開だったが、足元で徐々に水準を切り上げて7月の戻り高値圏770円〜780円近辺に接近した。そして9月19日には780円まで上伸してモミ合いから上放れの動きを強めている。

 9月19日の終値780円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円68銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS786円92銭で算出)は1.0倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。指標面には割安感があり、今期好業績見通しも評価して出直り本格化が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:06 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】チムニー株価がモミ合い上放れ、優待含めた総合利回り高い

 大手居酒屋チェーンのチムニー<3178>(東2)の株価は5月高値に接近している。株主優待制度を現金換算した総合利回りに見直し余地があり、短期モミ合いから上放れて高値を試す動きだろう。

 売上高が業界5位規模の大手居酒屋チェーンで、飲食事業では主力の居酒屋業態「はなの舞」「さかなや道場」などを直営とFCで展開し、コントラクト事業では居酒屋事業で培った店舗運営ノウハウを活用して、官公庁の施設内などで受託食堂を展開している。

 漁業などの一次産業、食材加工などの二次産業、店舗で商品を提供する三次産業まで一括して管理する「飲食業の六次産業化」に向けた取り組みを強化している。仕入れ面では魚鮮水産(非連結子会社)が愛媛県で漁業権を保有。また今年新たに2つの買参権を取得した。店舗・業態展開では5月に1号店を出店した軍鶏(しゃも)をメインとする新業態「龍馬軍鶏農場」を14年までに50店舗出店する計画だ。M&Aも積極活用して、8月1日に「豊丸」「鶴金」など9店舗を事業譲受し店舗運営を開始した。

 今期(13年12月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比6.7%増の448億20百万円、営業利益が同7.0%増の35億20百万円、経常利益が同4.3%増の34億40百万円、純利益が同20.8%増の15億26百万円としている。

 第2四半期累計(1月〜6月)は既存店売上高がやや低調で、人員増などの先行投資負担も利益圧迫要因だったが、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.8%、営業利益が46.2%、経常利益が47.7%、純利益が47.6%である。期中の新規出店効果なども考慮すれば概ね順調な水準だろう。

 月次の売上動向(直営店全業態、前年比)を見ると、13年8月は既存店が96.6%、全店が107.7%だった。8月の既存店売上は7月の95.2%に比べて改善した。客数がやや低調だったが、客単価は3月から6カ月連続で100%以上となった。13年1月〜8月累計では既存店が95.2%、全店が107.2%だった。

 なお5月8日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限73万5000株、取得価額総額の上限7億35百万円、取得期間5月9日〜8月31日)については、8月31日時点の累計取得株式数54万5500株、取得価額総額5億4289万1500円で終了した。

 株価の動きを見ると、7月以降は概ね950円近辺の小幅レンジでモミ合う展開だったが、足元で徐々に水準を切り上げた。9月19日には6月19日以来となる1000円台を回復する場面があり、短期モミ合いから上放れて5月の高値1031円に接近している。

 9月19日の終値999円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS78円91銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS558円26銭で算出)は1.8倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線を回復して強基調に回帰した形だ。株主優待制度を現金換算した総合利回りの高さに見直し余地があり、5月高値を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:51 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】巴工業に急動意、設備投資回復を期待

 化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。指標面に割安感があり、来期(14年10月期)の設備投資需要回復を期待する動きだろう。

 遠心分離機械を中心とする機械製造販売事業、合成樹脂や化学工業薬品などの販売を中心とする化学工業製品販売事業を2本柱としている。中国ではコンパウンド加工事業なども展開している。

 9月6日に発表した今期(13年10月期)第3四半期累計(12年11月〜13年7月)の連結業績は、前年同期比9.0%減収、同44.3%営業減益、同41.6%経常減益、同47.4%最終減益だった。セグメント別に見ると、機械製造販売事業は北米の遠心分離機械や中国の砥粒回収装置の受注が低調で同20.0%減収、同59.7%営業減益、化学工業製品販売事業は汎用樹脂などの需要が低調で同4.8%減収、同33.1%営業減益だった。

 通期の見通しは前回予想(5月29日に2回目の減額修正)を据え置いて、売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が72.0%、営業利益が54.5%、経常利益が59.7%、純利益が57.9%である。利益面の進捗率がやや低水準であり今期は減益が避けられないようだが、来期(14年10月期)は設備投資需要の回復が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、8月30日と9月6日に1405円まで調整したが、その後急反発して1500円台を回復し、出直り感を強めている。9月19日には前日比29円(1.88%)高の1575円まで戻した。今期の減益見通しを織り込み、来期の収益改善を期待する動きのようだ。

 9月19日の終値1575円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線を突破した。ダブルボトム形成で底打ちを確認し、強基調へ転換した可能性があるだろう。指標面には割安感もあり、出直り展開が本格化しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】Jトラスト株価は調整一巡して出直り、業容拡大戦略に評価余地

 Jトラスト<8508>(東2)の株価は8月下旬に急落したが、調整一巡して出直りの動きを強めている。低金利が追い風であり、積極的な業容拡大戦略に評価余地があるだろう。

 事業者向け貸付、消費者向け貸付、クレジット・信販、信用保証、債権買い取りなどの金融サービス事業を主力として、不動産事業、アミューズメント事業、海外金融事業(消費者金融業、貯蓄銀行業)、その他事業(システム開発など)も展開している。

 M&Aや債権承継などの積極活用で業容を拡大し、国内金融分野では日本保証(12年3月ロプロが武富士の消費者金融事業を承継、12年9月ロプロと日本保証が合併)、KCカード(11年8月旧楽天KCを子会社化)、クレディア(12年7月ネオラインホールディングス株式取得に伴い子会社化)、不動産分野・アミューズメント分野ではアドアーズ<4712>(12年6月子会社化)などを傘下に置いている。

 海外金融分野では、韓国・親愛貯蓄銀行(12年10月貯蓄銀行認可・営業開始)が未来貯蓄銀行の一部資産・負債を承継し、1月に韓国・ソロモン貯蓄銀行から、6月に韓国・エイチケー貯蓄銀行から消費者信用貸付債権の一部を譲り受けた。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比30.4%増の726億20百万円、営業利益が同34.1%増の161億03百万円、経常利益が同26.4%増の173億19百万円、そして純利益が同12.9%増の150億30百万円としている。第1四半期(4月〜6月)は事業規模拡大に伴う販管費増加で大幅減益だったが、通期ベースではアドアーズや親愛貯蓄銀行の収益拡大も寄与する。

 8月23日には、傘下のKCカードがトマト銀行<8542>と提携し、トマト銀行が取り扱うローン商品「トマト・KCおまとめカードローン」に係る保証業務の取り扱いを開始すると発表した。保証業務提携先拡大の一環だ。

 株価の動きを見ると、8月下旬に下値支持線として意識されたライツ・オファリングの行使価格1800円を割り込んで急落し、8月27日に直近安値となる1325円まで調整する場面があった。しかし8月27日の安値をボトムとして切り返し、足元では1800円台を回復している。調整が一巡した形だろう。

 9月19日の終値1856円を指標面(ライツ・オファリングに伴う発行済株式数増加後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円36銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は0.5%近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を突破し、戻りを押さえていた75日移動平均線も突破する動きを強めている。調整一巡して強基調へ転換しそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:38 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】JFEシステムズは9月末に株式分割、今期2ケタ増益

 情報システム開発・構築のJFEシステムズ<4832>(東2)の株価は戻り高値圏で堅調に推移している。9月末の株式分割も刺激材料となってモミ合い上放れの可能性があるだろう。

 川崎製鉄(現JFEスチール)のシステム部門を分離して設立した情報サービス企業である。鉄鋼向け情報システム開発・構築事業を主力として、ERPと自社開発ソリューションを組み合わせた一般顧客向けSI(システム・インテグレーション)事業、食品業界向け自社開発のプロダクト・ソリューション事業なども展開している。

 中期重点戦略として製造流通業界向けの新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げている。アライアンス戦略も推進する方針で、5月には大阪ガス<9532>子会社のオージス総研との協業、およびビジネスブレイン太田昭和<9658>との資本・業務提携を発表している。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。一般顧客向けSI事業の売上拡大などで増収増益見込みだ。第1四半期(4月〜6月)は高収益案件の売上遅延が影響して営業赤字だったが、下期の売上構成比が高い収益構造のため特にネガティブ要因とはならないだろう。

 8月27日に株式分割と単元株制度の導入を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。これに伴い期末配当を従来予想の2000円から20円(期末一括で年間20円)に修正した。

 株価の動きを見ると、6月7日の安値8万300円から反発し、7月以降は戻り高値圏の概ね8万2000円〜8万8000円近辺のレンジでボックス展開が続いている。足元はレンジ下限から反発してレンジ上限に向かう形のようだ。

 9月19日の終値8万5600円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると5月高値後は上げ一服だが、26週移動平均線がサポートラインの形で下値を切り上げている。株式分割も刺激材料となって、モミ合い上放れの可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:28 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】新日本建物の株価出直る、4ヶ月ぶり100円に接近

 新日本建物<8893>(JQS)の株価は調整が一巡して強基調へ転換の動きを強めている。きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。

 首都圏でマンション販売事業(自社開発物件の分譲、新築マンションの買取再販)、戸建住宅販売事業、流動化事業(他デベロッパー向けマンション用地販売)、不動産関連事業(不動産賃貸や建築工事請負)を展開している。8月には100%子会社として中古マンション仲介・流通事業のTNエステート、マンション管理事業のSNコミュニティを設立した。

 10年11月に提出した事業再生計画に基づいて、マンション販売事業の買取再販、流動化事業の専有卸、戸建住宅販売事業を主力事業として販売活動を強化するとともに、コスト圧縮も進めて経営再建に取り組んでいる。事業再生計画決定後の12年3月期、および13年3月期は2期連続で最終黒字を計上した。

 今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比16.6%増の127億円、営業利益が同18.0%増の6億20百万円、経常利益が同3.1%減の4億05百万円、純利益が同4.2%減の4億円としている。第1四半期(4月〜6月)はマンション販売戸数減少で営業損益が悪化したが、前期に35件・計画売上高150億円の仕入を実施しており、通期ベースでは販売戸数増加などで増収営業増益見込みだ。

 なお9月17日には、マンション買取再販事業で「ルネサンス九段下ザ・レジデンス」全35戸の完売、および「ルネサンス横浜阪東橋〜医大通り〜」全29戸の完売を発表している。また9月19日には、神奈川県川崎市高津区で戸建て販売事業「北見方プロジェクト(仮称)(5区画の予定)」事業用地を取得したと発表した。事業再生を着実に遂行するため、新規事業用地の仕入れを積極的に進めるとしている。

 株価の動きを見ると、8月29日に直近安値となる52円まで調整したが、6月安値44円まで下押すことなく急反発した。9月18日には91円まで急伸する場面があり、7月4日の83円を上抜く場面があった。9月17日の合計64戸完売のリリースも刺激材料となり、調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 9月19日の終値73円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円02銭)は18〜19倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS11円64銭)は6.3倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して上伸している。調整が一巡して強基調に転換したようだ。きっかけ次第で動意付く可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:21 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】キムラユニティーは4ヶ月ぶり4ケタ乗せ、好実体見直し本格化

 総合物流サービスのキムラユニティー<9368>(東1)の株価は戻り高値圏でのモミ合い展開から上放れた。指標面に割安感があり、ネット通販市場の拡大も支援材料となって5月の高値を試す動きだろう。

 トヨタ自動車<7203>の補給部品・KD包装を主力とする総合物流サービス企業である。物流サービス事業を主力として、車両リースやメンテナンスなどの自動車サービス事業、情報サービス事業、その他事業(太陽光発電による売電サービスなど)も展開している。

 トヨタ自動車の海外生産拡大に合わせて、中国など海外展開戦略を加速している。さらに物流請負のNLS(ニューロジスティクスサービス)でも、新規顧客開拓と生産性改善を強化している。ネット通販市場の拡大も追い風として中期成長期待が強い。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.8%増の406億円、営業利益が同13.9%増の15億50百万円、経常利益が同2.0%増の17億円、純利益が同7.6%増の10億円としている。トヨタ自動車の生産台数増加が国内外で追い風となる。さらにNLSでは物流量の増加に加えて生産性の改善が進展し、米国子会社も受注量の増加で収益が大幅に改善する見込みだ。

 通期予想に対する第1四半期(4月〜6月)の進捗率は売上高が23.5%、営業利益が22.9%、経常利益が29.4%、純利益が29.5%だった。概ね順調な水準であり、期後半に向けて物流量が増加傾向であることも考慮すれば、通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏の950円〜980円近辺でモミ合う展開だったが、足元では水準を切り上げている。9月18日には5月23日以来となる1000円台を回復して、モミ合い展開から上放れの動きとなった。中期成長力を評価する動きだろう。

 9月19日の終値1009円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円86銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1812円82銭で算出)は0.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調に回帰した形だろう。指標面には割安感があり、中期成長力を評価して5月の年初来高値1030円を試す動きだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:14 | アナリスト銘柄分析
2013年09月19日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】OBARA GROUPは出直り歩調、二番底確認で

 溶接機器のOBARA GROUP<6877>(東1)の株価はやや軟調展開だったが、下値を固めて出直りの動きを強めている。好業績に見直し余地があり強基調への転換が期待される。

 自動車業界向け抵抗溶接機器や造船・建設業界向けアーク溶接機器を主力とする溶接機器関連事業、およびエレクトロニクス業界向け平面研磨装置を主力とする研磨装置関連事業を展開している。

 今期(13年9月期)連結業績見通しは4月26日に2回目の増額修正を発表して、売上高が前期比14.4%増の369億円、営業利益が同38.7%増の62億円、経常利益が同54.2%増の71億円、純利益が同72.9%増の47億円としている。世界の自動車メーカーの積極的な増産投資を背景に溶接機器関連事業が好調であり、研磨装置関連事業も半導体関連の設備投資が回復傾向のようだ。円安メリットも寄与する。

■今9月期は3度目の上方修正も

 通期見通しに対する第3四半期累計(12年10月〜13年6月)の進捗率は売上高が75.2%、営業利益が74.8%、経常利益が79.8%、純利益が79.8%である。通期想定為替レートが1ドル=91円であり、一段の円安メリットや米国自動車市場の好調なども考慮すれば、3回目の増額修正の可能性があり、来期(14年9月期)も好業績が期待される。

 株価の動きを見ると、戻り高値圏3000円近辺のモミ合いから下放れてやや軟調展開だったが、足元では8月15日に付けた安値2401円を割り込むことなく、2500円近辺で下値固め完了感を強めている。そして9月18日には前日比109円(4.25%)高の2672円まで上伸する場面があり、出直りの動きを強めてきた。

 9月18日の終値2622円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS241円88銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は2.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺で下げ渋る形であり、サポートラインとして意識されそうだ。また日足チャートで見ると、戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。好業績に見直し余地があり、強基調への転換が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アーバネットコーポレーション急伸、本格上昇相場、五輪人気も

 投資用マンションのアーバネットコーポレーション<3242>(JQS)の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。20年東京五輪開催の恩恵も材料視して本格出直りの展開だろう。

 東京23区で投資用・分譲用マンションの開発・販売事業を展開している。金利上昇と消費増税を見込んでマンションに対する投資・購入マインドが旺盛である。さらにREITやファンドによる投資用マンションの購入も始まり、投資用マンションの市場拡大が続いている。

 今期(14年6月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比41.0%増の100億円、営業利益が同36.6%増の10億35百万円、経常利益が同35.3%増の8億50百万円、純利益が同7.7%増の7億80百万円としている。着工中の投資用ワンルームマンション12棟590戸のうち464戸、共同事業による土地転売2物件などの販売を予定している。建設資材の価格上昇などのコストアップ要因はあるが、販売は全般に好調であり、特に高額分譲マンションの販売好調が続いているようだ。

 株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、8月27日に年初来安値となる250円まで調整する場面があったが、大勢250円〜380円近辺のボックスレンジ下限に到達した形となり、急反発して300円台を回復した。さらに9月18日には前日比30円(9.87%)高の334円まで急伸している。調整が一巡したようだ。

 9月18日の終値334円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS37円79銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間7円50銭で算出)は2.2%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS128円12銭で算出)は2.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線も突破した。週足チャートで26週移動平均線を突破すれば、出直り展開に弾みがつくだろう。5月22日以来の400円台回復が当面のターゲット水準になりそうだ。(シニアアナリスト・水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:31 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アールテック・ウエノ株価は1ヶ月超ぶりに25日線突破、再増額の可能性

 創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)の株価は調整が一巡して出直りの動きを強めている。今期(14年3月期)の大幅増益見通しや再増額の可能性を評価して出直り本格化が期待される。

 緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、および米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造を主力として、経営目標に16年3月期ROE10%以上を掲げている。

 新薬は網膜色素変性、ドライアイ、アトピー性皮膚炎関連の開発を進めている。4月には重症ドライアイに対する遺伝子組み換え人血清アルブミン(開発コードRU−101)点眼液の新薬臨床試験開始申請が米食品医薬品局(FDA)の承認を受け、5月には米スキャンポ社が欧州医薬品庁(EMA)からウノプロストンの網膜色素変性治療薬としてのオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けた。

 また米スキャンポ社は、アミティーザの日本と欧州での販売承認取得、米国での追加新薬承認取得、米国でのレスキュラ点眼薬の上市など販売地域や適応の拡大戦略を推進している。4月には北米市場でのアミティーザに関して、オピオイド誘発性腸機能障害の追加新薬承認を取得した。

 今期の業績(非連結)見通しは7月16日に増額修正して、売上高が前期比6.3%増の53億08百万円、営業利益が同32.3%増の12億85百万円、経常利益が同35.0%増の13億15百万円、純利益が同35.0%増の8億55百万円としている。レスキュラ点眼薬の薬価改定の影響一巡、アミティーザの販売好調に加えて、アミティーザの納入価格変更も寄与する。製品別にはレスキュラ点眼薬が同0.9%増収、アミティーザが同8.9%増収、研究開発支援サービスが同1.4%増収見込みとしている。

 大幅増収増益だった第1四半期(4月〜6月)の通期見通しに対する進捗率は、売上高が28.6%、営業利益が35.6%、経常利益が38.2%、純利益が41.2%と高水準である。通期再増額の可能性があるだろう。

 株価の動き(7月1日付で株式200分割)を見ると、9月2日に直近安値となる1433円まで調整したが、9月3日には1500円台、9月4日には1800円台まで急反発する場面があった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。

 9月18日の終値1750円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS44円32銭で算出)は39倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績に株式200分割を考慮したBPS423円33銭で算出)は4.1倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んでいるが、日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。調整が一巡して強基調に転換する動きだろう。今期好業績見通しや再増額の可能性を評価して本格出直りが期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:26 | アナリスト銘柄分析

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本エム・ディ・エム株価、急出直り、高齢化関連の本命

 医療機器商社の日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の株価は下値を固めて出直りの動きを強めている。成長分野の医療関連のテーマ性があり、指標面での低PBRも支援材料だろう。

 骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具など整形外科分野を主力とする医療機器輸入商社である。ジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約が前期に終了したが、米国子会社オーソデベロップメント(ODEV)社製品の拡販を強化しており、自社製品比率上昇によって売上総利益率が改善する。6月にはODEV社製造の脊椎固定器具の薬事承認を取得した。

 中国市場の開拓に関しては、伊藤忠商事<8001>と連携して具体的施策を決定する予定としている。ODEV社製の人工膝関節製品が中国における薬事承認を取得しており、中国の高齢化社会到来を背景として中期的に収益寄与本格化が期待される。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.6%増の94億円、営業利益が5億40百万円(前期は1億52百万円の赤字)、経常利益が4億40百万円(同3億95百万円の赤字)、純利益が2億円(同3億97百万円の赤字)の黒字としている。

 第1四半期(4月〜6月)は営業赤字が残ったが、通期ベースではジョンソン・エンド・ジョンソンとの販売契約終了の影響一巡、骨接合材料の新規導入製品の通期寄与、北米市場での販売増加、米国子会社ODEV社製の好調に伴う自社製品比率上昇による売上総利益率改善などで、営業黒字化の見込みだ。想定為替レートは1ドル=93円としている。

 株価の動きを見ると、9月2日に直近安値となる231円まで調整したが、6月7日の年初来安値220円水準まで下押すことなく反発し、9月18日には前日比7円(2.79%)高の258円まで戻す場面があった。下値固めが完了して出直り態勢のようだ。

 9月18日の終値254円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS7円56銭で算出)は33〜34倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS409円58銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると、25日移動平均線に続いて75日移動平均線を突破した。下値固めが完了して強基調に転換した可能性がありそうだ。週足チャートで26週移動平均線を突破すれば出直りの動きに弾みがつくだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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