JPNホールディングス<8718>(JQS)の株価は13週線で下げ止まる好チャートとなっている。出直りが見込めるだろう。待機児童解消という国の政策も支援材料だ。
債権回収・買い取りなどのサービサー事業、人材派遣やテレマーケティングなどのアウトソーシング事業、および保育事業を展開している。重点戦略として、サービサー事業では債権買い取りやオートローン債権受託の強化、アウトソーシング事業では自治体関連への領域拡大、保育事業では不採算保育園の運営体制見直しや学童保育事業への展開などを掲げている。
今期(14年1月期)連結業績見通しは、売上高が前期比0.7%増の71億50百万円、営業利益が同19.4%減の1億円、経常利益が同23.5%減の1億10百万円、純利益が同8.8倍の50百万円としている。主力のサービサー事業は不良債権ビジネス市場の縮小でノンバンク業界からの業務代行受託件数が減少するが、アウトソーシング事業は堅調であり、保育事業は運営体制見直しで収益が改善する見込みだ。純利益については前期の繰延税金資産取崩の影響が一巡する。
6月13日に発表した第1四半期(2月〜4月)業績は、サービサー事業で債権健全化に伴って業務代行やリサーチの受託件数が減少し、保育事業で不採算保育園の閉鎖を実施した影響で、前年同期比3.8%減収、同77.4%営業減益だった。ただし第2四半期(5月〜7月)以降の挽回が可能だろう。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値1290円から反落して6月7日に588円まで調整する場面があった。ただし、その後は概ね700円〜800円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円13銭で算出)は67倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円08銭で算出)は0.7倍近辺である。(水田雅展)
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(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】JPNホールディングスは13週線を下値に出直り見込める、第1四半期の減収減益ほぼ織り込む
(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】小野建は13週線と26週線でのモミ合い経過順調で好狙い場、鋼材の販売数量好調に市況改善も
(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】伊藤園は『緑茶抹摂取』は認知機能低下改善の可能性を確認、株価は13週線を抜き好順列
(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ラクーンは52週線をサポートに底打ち、今期2ケタ増益、『スーパーデリバリー』好調
(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】週末の米雇用統計控え日経平均は1万3000円台固めに、中国の金融不安に対する過度な警戒感は後退
(07/01)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ティー・ワイ・オーは週足チャートが底入れ、不採算事業撤退進め一段の収益改善へ
(06/30)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】エフティコミュニケーションズは狙い場、週足チャート下値確認足、分割前にひと相場
(06/30)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】トシン・グループの週足チャート好転、決算発表接近で一段高も
(06/29)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ネットワークバリューコンポネンツの週足チャートが二番底形成の底入れ、大幅増益を見直しへ
(06/29)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】クラウディアは直近安値から7%上昇、調整一巡感、3Q決算発表接近で注目、PER低く割安
(06/29)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】キムラユニティーは週足陽線が3本連続で26週線抜く、トヨタ関連で2ケタ増益
(06/29)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】インフォコムは底値サインの下ヒゲ足が出現、クラウド強化も注目材料,PER9倍で割安
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも、株価は下値固まる、指標割安
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一実業は30日線に接近、戻り強い、設備投資関連で低PERから有望で狙い目
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリーク・アンド・リバー社株価はボックスレンジ下限に到達で狙い場、プロ人材へのニーズ高く業績好調
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一商品は「下ヒゲ」足の出現で底打ち感、今期の大幅増収増益で狙い場に
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリナップは直近安値から10%反発で底打ち確認、業績上振れの可能性強い
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】セキド株価は調整一巡から第1四半期決算発表を注目、経営資源集中の効果
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】日本マニュファクチャリングサービス株価は底値圏、今期営業利益77%増益を見直しへ
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ケンコーマヨネーズは30日線を上回り「買い転換」、7月1日出荷分から製品値上げ、業績上振れ期待
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2013年07月01日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】JPNホールディングスは13週線を下値に出直り見込める、第1四半期の減収減益ほぼ織り込む
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:16
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】小野建は13週線と26週線でのモミ合い経過順調で好狙い場、鋼材の販売数量好調に市況改善も
鉄鋼商社の小野建<7414>(東1)の株価は13週線と26週線の間でのモミ合いとなっている。当面、モミ合った後に出直りが見込まれ好狙い場だろう。
北九州を地盤とする鋼材・建設機材の専門商社で、販売エリア拡大と市場シェア向上を重点戦略としている。13年1月には、100%子会社で関西エリアに展開している横浜鋼業を吸収合併し、経営効率化も進めている。アベノミクス政策による公共投資増加を追い風として、鋼材の販売数量増加と市況改善メリットが期待されるだろう。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の1576億12百万円、営業利益が同16.2%増の36億68百万円、経常利益が同13.6%増の38億16百万円、純利益が同28.2%減の23億36百万円としている。純利益については税負担の正常化で減益だが、公共投資増加などを背景として鋼材販売数量が増加し、鋼材市況上昇局面となってマージン率も改善するだろう。
株価の動きを見ると、5月23日の年初来高値1096円から反落して6月7日に851円、6月17日に835円まで調整した。しかし6月17日安値をボトムとして反発し、水準を切り上げている。
指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円70銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2369円37銭で算出)は0.4倍近辺と割安感があり、今期営業増益見通しにも再評価の余地があるだろう。(水田雅展)
>>小野建のMedia−IR企業情報
北九州を地盤とする鋼材・建設機材の専門商社で、販売エリア拡大と市場シェア向上を重点戦略としている。13年1月には、100%子会社で関西エリアに展開している横浜鋼業を吸収合併し、経営効率化も進めている。アベノミクス政策による公共投資増加を追い風として、鋼材の販売数量増加と市況改善メリットが期待されるだろう。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の1576億12百万円、営業利益が同16.2%増の36億68百万円、経常利益が同13.6%増の38億16百万円、純利益が同28.2%減の23億36百万円としている。純利益については税負担の正常化で減益だが、公共投資増加などを背景として鋼材販売数量が増加し、鋼材市況上昇局面となってマージン率も改善するだろう。
株価の動きを見ると、5月23日の年初来高値1096円から反落して6月7日に851円、6月17日に835円まで調整した。しかし6月17日安値をボトムとして反発し、水準を切り上げている。
指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円70銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間32円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2369円37銭で算出)は0.4倍近辺と割安感があり、今期営業増益見通しにも再評価の余地があるだろう。(水田雅展)
>>小野建のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:11
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】伊藤園は『緑茶抹摂取』は認知機能低下改善の可能性を確認、株価は13週線を抜き好順列
飲料大手の伊藤園<2593>(東1)の株価が出直り感を強めている。26週線で下げと待っていた株価は前週に13週線を上回り、株価・13週線・26週線が順列に並んだ。好チャートである。今期(14年4月期)好業績見通しを評価して、4月の高値2502円を試す可能性があるだろう。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比8.9増の4400億円、営業利益が同13.6%増の230億円、経常利益が同8.0%増の215億円、純利益が同9.4%増の123億円としている。野菜飲料とコーヒー飲料の好調が牽引し、前期やや伸び悩んだ日本茶飲料も回復するようだ。連結子会社では、飲食関連事業のタリーズコーヒージャパン、乳性飲料のチチヤス、自販機事業のネオス、そして北米子会社の好調も寄与する。
13年5月の販売状況(単独・速報値・金額ベース)を見ると、ドリンク事業合計は前年比7.8%増加だった。主力の日本茶飲料が同9.4%増、野菜飲料が同6.3%増、コーヒー飲料が同11.5%増と好調だった。
なお6月25日、静岡県立大学などとの共同研究で緑茶抹の摂取により高齢者の認知機能低下が改善される可能性を確認したと発表した。さらに6月27日には、フェカリス菌(殺菌体)入り乳性飲料摂取による通年性アレルギー性鼻炎改善効果を確認したと発表している。
株価の動きを見ると、4月25日の年初来高値2502円から反落して、6月7日の1950円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして切り返し、足元では2200円台まで戻して出直り感を強めている。
6月27日の終値2248円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円23銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS923円24銭で算出)は2.4倍近辺である。(水田雅展)
今期の連結業績見通しは売上高が前期比8.9増の4400億円、営業利益が同13.6%増の230億円、経常利益が同8.0%増の215億円、純利益が同9.4%増の123億円としている。野菜飲料とコーヒー飲料の好調が牽引し、前期やや伸び悩んだ日本茶飲料も回復するようだ。連結子会社では、飲食関連事業のタリーズコーヒージャパン、乳性飲料のチチヤス、自販機事業のネオス、そして北米子会社の好調も寄与する。
13年5月の販売状況(単独・速報値・金額ベース)を見ると、ドリンク事業合計は前年比7.8%増加だった。主力の日本茶飲料が同9.4%増、野菜飲料が同6.3%増、コーヒー飲料が同11.5%増と好調だった。
なお6月25日、静岡県立大学などとの共同研究で緑茶抹の摂取により高齢者の認知機能低下が改善される可能性を確認したと発表した。さらに6月27日には、フェカリス菌(殺菌体)入り乳性飲料摂取による通年性アレルギー性鼻炎改善効果を確認したと発表している。
株価の動きを見ると、4月25日の年初来高値2502円から反落して、6月7日の1950円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして切り返し、足元では2200円台まで戻して出直り感を強めている。
6月27日の終値2248円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円23銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は1.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS923円24銭で算出)は2.4倍近辺である。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ラクーンは52週線をサポートに底打ち、今期2ケタ増益、『スーパーデリバリー』好調
電子商取引サイトを運営するラクーン<3031>(東マ)の株価は底入れした可能性があり、反発局面が期待されるだろう。
アパレル・雑貨分野の企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するEC事業を主力として、締め支払い決済サービスの「Paid」サービスや売掛債権保証事業など周辺分野に事業領域を広げている。前期末の「スーパーデリバリー」会員小売店数は3万6540店舗(前々期末比3635店舗増)、出展企業数961社(同36社減)、商材掲載数36万9719点(同4万9389点増)だった。
今期(14年4月期)連結業績見通しはレンジ予想で、売上高が103億円〜106億円(前期比5.2%増〜8.3%増)、営業利益が2億20百万円〜2億30百万円(同21.5%増〜27.1%増)、経常利益が2億10百万円〜2億20百万円(同19.3%増〜25.0%増)、純利益が1億25百万円〜1億35百万円(同6.0%減〜1.5%増)としている。質の高い会員小売店や出展企業の獲得で「スーパーデリバリー」の利用が増加基調であり、業務効率化効果なども寄与して増収営業増益見込みとしている。
株価の動きを権利修正(5月1日付で1株を300株に株式分割)で見ると、5月31日の戻り高値652円から反落して6月27日の320円までほぼ一本調子に調整した。ただし6月28日には前日比35円(10.14%)高の380円まで急反発する場面があった。目先的には底入れした可能性があるだろう。
6月28日の終値374円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値23円86銭で算出)は15〜16倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS246円54銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下ヒゲを付けた。サポートラインを確認して底入れした可能性があるだろう。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大しており、反発局面が期待されそうだ。(水田雅展)
>>ラクーンのMedia−IR企業情報
アパレル・雑貨分野の企業間電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営するEC事業を主力として、締め支払い決済サービスの「Paid」サービスや売掛債権保証事業など周辺分野に事業領域を広げている。前期末の「スーパーデリバリー」会員小売店数は3万6540店舗(前々期末比3635店舗増)、出展企業数961社(同36社減)、商材掲載数36万9719点(同4万9389点増)だった。
今期(14年4月期)連結業績見通しはレンジ予想で、売上高が103億円〜106億円(前期比5.2%増〜8.3%増)、営業利益が2億20百万円〜2億30百万円(同21.5%増〜27.1%増)、経常利益が2億10百万円〜2億20百万円(同19.3%増〜25.0%増)、純利益が1億25百万円〜1億35百万円(同6.0%減〜1.5%増)としている。質の高い会員小売店や出展企業の獲得で「スーパーデリバリー」の利用が増加基調であり、業務効率化効果なども寄与して増収営業増益見込みとしている。
株価の動きを権利修正(5月1日付で1株を300株に株式分割)で見ると、5月31日の戻り高値652円から反落して6月27日の320円までほぼ一本調子に調整した。ただし6月28日には前日比35円(10.14%)高の380円まで急反発する場面があった。目先的には底入れした可能性があるだろう。
6月28日の終値374円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社レンジ予想の連結EPSの中間値23円86銭で算出)は15〜16倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS246円54銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下ヒゲを付けた。サポートラインを確認して底入れした可能性があるだろう。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大しており、反発局面が期待されそうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:40
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】週末の米雇用統計控え日経平均は1万3000円台固めに、中国の金融不安に対する過度な警戒感は後退
<相場展望>(1日〜5日)
今週(7月1日〜5日)の株式市場については日経平均株価1万3000円台固めの展開を想定する。週末5日に米6月雇用統計という重要イベントを控えているため様子見ムードを強めるが、米FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和策縮小・終了や中国の金融不安に対する過度な警戒感も後退しているため売り圧力は限定的だろう。
前週(6月24日〜28日)の株式市場は、バーナンキ米FRB議長が19日のFOMC(連邦公開市場委員会)後の記者会見で量的緩和策の縮小・終了を明確にした余波が残り、中国の短期金融市場の流動性逼迫問題に対する警戒感も強まり、週前半は先物の動きに神経質な展開となって売買代金も低水準だった。新興市場では換金売りも広がったようだ。しかし週後半になると米国や中国の要人発言などでやや落ち着きを取り戻し、週末28日には月末ドレッシングの動きも加わったようだ。
今週も先物の仕掛け的な動きに神経質な地合いに変化はなく、週後半の3日〜4日にカーニー新総裁(前カナダ中銀総裁)の英中銀金融政策委員会、4日にECB(欧州中央銀行)理事会とドラギ総裁の記者会見、4日に米国市場の休場(独立記念日)、そして週末5日に米6月雇用統計を控えているため、全体として様子見ムードを強める可能性がありそうだ。
ただし米FRBの量的緩和策縮小・終了や中国の金融不安に対する過度な警戒感は後退している。そして前週末6月28日の海外市場で米国株は下落したが、ドル・円相場は1ドル=99円台前半とやや円安方向で推移し、CME日経225先物(円建て)は1万3700円だった。
このため週初7月1日の日銀短観(6月調査)で大企業・製造業の業況判断(DI)の改善が確認されれば、買い安心感が広がりそうだ。6月28日に大幅上昇したことで、日経平均株価の日足チャートがトレンド好転を鮮明にしたことも目先的な支援材料となるだろう。本格上昇は先だが、一時的に日経平均株価1万4000円台を回復する場面もありそうだ。
さらに米6月雇用統計通過後を見る形で、次週7月10日〜11日の日銀金融政策決定会合に対する期待感、7月21日投開票が決定した参院選での衆参ねじれ解消に対する期待感、参院選後のアベノミクス成長戦略第2弾に対する期待感が高まる可能性もあり、年後半の上昇相場第2波に向けて主力株を仕込み始めるタイミングだろう。
その他の注目スケジュールとしては、7月1日の中国6月製造業PMI(国家統計局)、中国6月製造業PMI改定値(HSBC)、ユーロ圏6月消費者物価指数速報値、米5月建設支出、米6月ISM製造業景気指数、2日の日本5月毎月勤労統計、豪中銀理事会、米5月製造業新規受注、米6月自動車販売台数、3日の中国6月非製造業PMI(国家統計局)、中国6月サービス部門PMI(HSBC)、米5月貿易収支、米6月ADP雇用報告、米6月ISM非製造業景気指数、5日の日本5月景気動向指数CI速報値などがあるだろう。
その後は7月8日の日本6月景気ウォッチャー調査、8日〜12日の米中戦略・経済対話、10日〜11日の日銀金融政策決定会合、15日の中国第2四半期GDP、17日〜18日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、19日〜20日のG20財務相・中央銀行総裁会議、30日〜31日の米FOMCなどが予定されている。(水田雅展)
今週(7月1日〜5日)の株式市場については日経平均株価1万3000円台固めの展開を想定する。週末5日に米6月雇用統計という重要イベントを控えているため様子見ムードを強めるが、米FRB(連邦準備制度理事会)の量的緩和策縮小・終了や中国の金融不安に対する過度な警戒感も後退しているため売り圧力は限定的だろう。
前週(6月24日〜28日)の株式市場は、バーナンキ米FRB議長が19日のFOMC(連邦公開市場委員会)後の記者会見で量的緩和策の縮小・終了を明確にした余波が残り、中国の短期金融市場の流動性逼迫問題に対する警戒感も強まり、週前半は先物の動きに神経質な展開となって売買代金も低水準だった。新興市場では換金売りも広がったようだ。しかし週後半になると米国や中国の要人発言などでやや落ち着きを取り戻し、週末28日には月末ドレッシングの動きも加わったようだ。
今週も先物の仕掛け的な動きに神経質な地合いに変化はなく、週後半の3日〜4日にカーニー新総裁(前カナダ中銀総裁)の英中銀金融政策委員会、4日にECB(欧州中央銀行)理事会とドラギ総裁の記者会見、4日に米国市場の休場(独立記念日)、そして週末5日に米6月雇用統計を控えているため、全体として様子見ムードを強める可能性がありそうだ。
ただし米FRBの量的緩和策縮小・終了や中国の金融不安に対する過度な警戒感は後退している。そして前週末6月28日の海外市場で米国株は下落したが、ドル・円相場は1ドル=99円台前半とやや円安方向で推移し、CME日経225先物(円建て)は1万3700円だった。
このため週初7月1日の日銀短観(6月調査)で大企業・製造業の業況判断(DI)の改善が確認されれば、買い安心感が広がりそうだ。6月28日に大幅上昇したことで、日経平均株価の日足チャートがトレンド好転を鮮明にしたことも目先的な支援材料となるだろう。本格上昇は先だが、一時的に日経平均株価1万4000円台を回復する場面もありそうだ。
さらに米6月雇用統計通過後を見る形で、次週7月10日〜11日の日銀金融政策決定会合に対する期待感、7月21日投開票が決定した参院選での衆参ねじれ解消に対する期待感、参院選後のアベノミクス成長戦略第2弾に対する期待感が高まる可能性もあり、年後半の上昇相場第2波に向けて主力株を仕込み始めるタイミングだろう。
その他の注目スケジュールとしては、7月1日の中国6月製造業PMI(国家統計局)、中国6月製造業PMI改定値(HSBC)、ユーロ圏6月消費者物価指数速報値、米5月建設支出、米6月ISM製造業景気指数、2日の日本5月毎月勤労統計、豪中銀理事会、米5月製造業新規受注、米6月自動車販売台数、3日の中国6月非製造業PMI(国家統計局)、中国6月サービス部門PMI(HSBC)、米5月貿易収支、米6月ADP雇用報告、米6月ISM非製造業景気指数、5日の日本5月景気動向指数CI速報値などがあるだろう。
その後は7月8日の日本6月景気ウォッチャー調査、8日〜12日の米中戦略・経済対話、10日〜11日の日銀金融政策決定会合、15日の中国第2四半期GDP、17日〜18日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、19日〜20日のG20財務相・中央銀行総裁会議、30日〜31日の米FOMCなどが予定されている。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:28
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ティー・ワイ・オーは週足チャートが底入れ、不採算事業撤退進め一段の収益改善へ
■今期配当増配
TV−CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(JQS)の株価は底入れした可能性がありそうだ。前週の週足は長い下ヒゲをつけ、終値では26週線をキープした。
TV−CM制作事業を主力として、WEB広告などのマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算事業の縮小・撤退・売却などによる構造改革を進めており、海外子会社に続いて5月31日には不採算のテオーリア事業を譲渡した。収益管理徹底などの施策も寄与して一段の収益改善が期待されるだろう。
6月27日に今期(13年7月期)連結業績見通しの営業利益と経常利益の減額、そして純利益の増額修正を発表し、売上高が前期比3.5%増の250億円、営業利益が同3.3%減の14億円、経常利益が同16.2%増の12億70百万円、純利益が同34.8%減の7億30百万円とした。先行投資に伴う人件費増加で営業利益を減額したが、TV−CM制作事業の受注が好調であり、マーケティング・コミュニケーション事業もWEBを中心に受注が好調である。
6月12日に発表した第3四半期累計(12年8月〜13年4月)連結業績は前年同期比2.1%増収、同14.8%営業減益で、6月27日修正後の通期予想に対する進捗率は売上高が72.0%、営業利益が72.9%、経常利益が76.0%、純利益が90.3%となる。純利益は再増額の可能性がありそうだ。来期(14年7月期)については主力事業の好調に加えて、構造改革効果も寄与して好業績が期待されるだろう。
なお6月27日には、期末配当について従来予想の2円を3円(前期比1円増配)に増額修正するとともに、14年1月末からの株主優待制度再開も発表した。さらに8月1日付で単元株株式数を500株から100株に変更することも発表した。
株価の動きを見ると、6月5日の戻り高値201円から反落して、6月26日には118円まで調整した。しかし配当増額修正も好感して6月27日と6月28日には急反発して140円台に戻している。
6月28日の終値148円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円22銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS58円32銭で算出)は2.5倍近辺だ。好狙い場といえる。(水田雅展)
>>ティー・ワイ・オーのMedia−IR企業情報
TV−CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(JQS)の株価は底入れした可能性がありそうだ。前週の週足は長い下ヒゲをつけ、終値では26週線をキープした。
TV−CM制作事業を主力として、WEB広告などのマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算事業の縮小・撤退・売却などによる構造改革を進めており、海外子会社に続いて5月31日には不採算のテオーリア事業を譲渡した。収益管理徹底などの施策も寄与して一段の収益改善が期待されるだろう。
6月27日に今期(13年7月期)連結業績見通しの営業利益と経常利益の減額、そして純利益の増額修正を発表し、売上高が前期比3.5%増の250億円、営業利益が同3.3%減の14億円、経常利益が同16.2%増の12億70百万円、純利益が同34.8%減の7億30百万円とした。先行投資に伴う人件費増加で営業利益を減額したが、TV−CM制作事業の受注が好調であり、マーケティング・コミュニケーション事業もWEBを中心に受注が好調である。
6月12日に発表した第3四半期累計(12年8月〜13年4月)連結業績は前年同期比2.1%増収、同14.8%営業減益で、6月27日修正後の通期予想に対する進捗率は売上高が72.0%、営業利益が72.9%、経常利益が76.0%、純利益が90.3%となる。純利益は再増額の可能性がありそうだ。来期(14年7月期)については主力事業の好調に加えて、構造改革効果も寄与して好業績が期待されるだろう。
なお6月27日には、期末配当について従来予想の2円を3円(前期比1円増配)に増額修正するとともに、14年1月末からの株主優待制度再開も発表した。さらに8月1日付で単元株株式数を500株から100株に変更することも発表した。
株価の動きを見ると、6月5日の戻り高値201円から反落して、6月26日には118円まで調整した。しかし配当増額修正も好感して6月27日と6月28日には急反発して140円台に戻している。
6月28日の終値148円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円22銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS58円32銭で算出)は2.5倍近辺だ。好狙い場といえる。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:16
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2013年06月30日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】エフティコミュニケーションズは狙い場、週足チャート下値確認足、分割前にひと相場
OA機器販売のエフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)の株価は週足チャートが下値固め完了感を強めている。狙い場だろう。
法人向けビジネスホン・OA機器、プリンタ関連消耗品、LED照明機器などの販売を主力として、コンシューマ向けドコモショップ運営なども展開している。保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として、設置型サーバーやLTE対応モバイルWi−Fiルーターなど新商材販売も強化している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の480億円、営業利益が同12.6%増の35億円、経常利益が同9.6%増の36億円、純利益が同13.6%増の20億円としている。主力の法人向け販売が好調であり、引き続きストック型サービスの営業強化が寄与する見込みだ。光通信<9435>との資本・業務提携強化、グリムス<3150>と合弁で設立したGFライテック(持分法適用会社)の寄与も期待されるだろう。
6月21日には、子会社ハイブリッド・サービス<2743>に対するTOBに関して、保有する全株式の応募契約を締結すると発表した。特別利益の計上が予想されるが、業績への影響はTOBの結果を踏まえて公表するとしている。
なお5月20日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。このため期末の1株当たり配当金は20円となる。
株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値27万円から反落して6月7日に14万5200円、6月26日に14万7400円まで調整する場面があった。しかし終値ベースでは概ね15万円台を維持して推移している。15万円近辺で下値固めが完了した可能性があるだろう。
指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万7676円75銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は1.9%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS5万2830円82銭で算出)は3.0倍近辺である。高値奪回は見込めるだろう。(水田雅展)
>>エフティコミュニケーションズのMedia−IR企業情報
法人向けビジネスホン・OA機器、プリンタ関連消耗品、LED照明機器などの販売を主力として、コンシューマ向けドコモショップ運営なども展開している。保守サービスなどストック型収益の積み上げを重点戦略として、設置型サーバーやLTE対応モバイルWi−Fiルーターなど新商材販売も強化している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の480億円、営業利益が同12.6%増の35億円、経常利益が同9.6%増の36億円、純利益が同13.6%増の20億円としている。主力の法人向け販売が好調であり、引き続きストック型サービスの営業強化が寄与する見込みだ。光通信<9435>との資本・業務提携強化、グリムス<3150>と合弁で設立したGFライテック(持分法適用会社)の寄与も期待されるだろう。
6月21日には、子会社ハイブリッド・サービス<2743>に対するTOBに関して、保有する全株式の応募契約を締結すると発表した。特別利益の計上が予想されるが、業績への影響はTOBの結果を踏まえて公表するとしている。
なお5月20日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を100株に分割し、単元株式数を100株とする。このため期末の1株当たり配当金は20円となる。
株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値27万円から反落して6月7日に14万5200円、6月26日に14万7400円まで調整する場面があった。しかし終値ベースでは概ね15万円台を維持して推移している。15万円近辺で下値固めが完了した可能性があるだろう。
指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万7676円75銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は1.9%近辺、そして実績PBR(前期実績の連結BPS5万2830円82銭で算出)は3.0倍近辺である。高値奪回は見込めるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:24
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】トシン・グループの週足チャート好転、決算発表接近で一段高も
電設資材商社のトシン・グループ<2761>(JQS)の週末株価は前週末比70円高と急伸した。前期(13年5月期)業績発表が接近して思惑に繫がる可能性もあるだろう。
電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開している。前期連結業績の会社予想は、売上高が前々期比0.1%増、営業利益が同0.6%減、経常利益が同0.3%減、純利益が同5.5%増でほぼ横這いだった模様だ。LED照明関連が堅調だが、設備投資抑制などで全体としての需要は低調だった。今期(14年5月期)については、アベノミクス効果による公共投資増加や企業設備投資回復などで収益拡大が期待されるだろう。
12年8月6日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間12年8月7日〜13年7月31日)は、5月31日時点で取得株式総数49万1000株、取得価額総額11億2891万4000円となった。
株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値2650円から反落して5月27日に2150円、6月25日に2126円まで調整する場面があった。ただし概ね2100円台で推移して調整一巡感を強めている
指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS178円60銭で算出)は12〜13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS3061円62銭で算出)は0.7倍近辺である。
自己株式取得も需給面での支援材料であり、今期好業績期待で本格出直りの可能性があるだろう。26週線突破も近い。(水田雅展)
>>トシン・グループのMedia−IR企業情報
電設資材や住宅設備機器などの卸売事業を展開している。前期連結業績の会社予想は、売上高が前々期比0.1%増、営業利益が同0.6%減、経常利益が同0.3%減、純利益が同5.5%増でほぼ横這いだった模様だ。LED照明関連が堅調だが、設備投資抑制などで全体としての需要は低調だった。今期(14年5月期)については、アベノミクス効果による公共投資増加や企業設備投資回復などで収益拡大が期待されるだろう。
12年8月6日発表の自己株式取得(取得株式総数の上限60万株、取得価額総額の上限15億円、取得期間12年8月7日〜13年7月31日)は、5月31日時点で取得株式総数49万1000株、取得価額総額11億2891万4000円となった。
株価の動きを見ると、5月13日の年初来高値2650円から反落して5月27日に2150円、6月25日に2126円まで調整する場面があった。ただし概ね2100円台で推移して調整一巡感を強めている
指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS178円60銭で算出)は12〜13倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS3061円62銭で算出)は0.7倍近辺である。
自己株式取得も需給面での支援材料であり、今期好業績期待で本格出直りの可能性があるだろう。26週線突破も近い。(水田雅展)
>>トシン・グループのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:21
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2013年06月29日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ネットワークバリューコンポネンツの週足チャートが二番底形成の底入れ、大幅増益を見直しへ
ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の週足チャートが底打ちとなっている。きれいな二番底形成となっているためだ。
セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開している。さらに新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。
クラウドサービス市場の拡大を背景として、主力のネットワークソリューション事業でクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品が好調である。商品ラインナップ充実や子会社イノコスの大型案件も寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が22.2%、営業利益が33.7%、経常利益が32.6%、純利益が17.4%である。概ね順調な水準であり、通期上振れの期待も高まるだろう。
4月11日には米国ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品についての販売代理店契約締結を発表し、5月14日には新日鉄住金ソリューションズ<2327>(東1)との資本・業務提携を発表している。アライアンス戦略の推進で事業基盤の強化が期待されるだろう。
6月28日週末の17万9000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は11倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は5.6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、15万円近辺で二番底となり反発の可能性があるだろう。(水田雅展示)
>>ネットワークバリューコンポネンツのMedia−IR企業情報
セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開している。さらに新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。
クラウドサービス市場の拡大を背景として、主力のネットワークソリューション事業でクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品が好調である。商品ラインナップ充実や子会社イノコスの大型案件も寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が22.2%、営業利益が33.7%、経常利益が32.6%、純利益が17.4%である。概ね順調な水準であり、通期上振れの期待も高まるだろう。
4月11日には米国ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品についての販売代理店契約締結を発表し、5月14日には新日鉄住金ソリューションズ<2327>(東1)との資本・業務提携を発表している。アライアンス戦略の推進で事業基盤の強化が期待されるだろう。
6月28日週末の17万9000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は11倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は5.6倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、15万円近辺で二番底となり反発の可能性があるだろう。(水田雅展示)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 00:50
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】クラウディアは直近安値から7%上昇、調整一巡感、3Q決算発表接近で注目、PER低く割安
ウェディング関連のクラウディア<3607>(東1)の週末28日終値は前週間比21円高の1220円と堅調。直近安値から7%上昇となり調整一巡感を強めている。第3四半期累計(12年9月〜13年5月・第3Q)業績発表が接近して思惑に繋がる可能性もあるだろう。
ウェディングドレス製造・販売・レンタルのホールセール事業、国内ショップとリゾート挙式取扱のショップ事業に加えて、式場事業では「アイネスヴィラノッツェ沖縄」や「ル・センティフォーリア(大阪市)」などを運営している。今期(13年8月期)の連結業績見通しは売上高が前期比4.3%増の153億40百万円、営業利益が同35.5%増の14億70百万円、経常利益が同36.2%増の15億10百万円、純利益が同3.4%増の9億40百万円としている。
純利益は固定資産売却益一巡で小幅増益にとどまるが、式場事業の好調、ホールセール事業での新規ブランド取扱効果、国内ショップ事業での新規出店効果、海外生産工場での原価低減効果、システム関連の一時的費用一巡効果などで、大幅営業増益の見込みである。通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は売上高が49.7%、営業利益が46.7%、経常利益が47.8%、純利益が45.8%だった。概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、3月から5月にかけての高値圏1400円近辺から反落して、6月7日には1141円まで調整する場面があった。
6月28日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS204円03銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円33銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込まず、徐々に下値を切り上げている。指標面には割安感が強く、調整が一巡して出直り展開が期待される。(水田雅展)
ウェディングドレス製造・販売・レンタルのホールセール事業、国内ショップとリゾート挙式取扱のショップ事業に加えて、式場事業では「アイネスヴィラノッツェ沖縄」や「ル・センティフォーリア(大阪市)」などを運営している。今期(13年8月期)の連結業績見通しは売上高が前期比4.3%増の153億40百万円、営業利益が同35.5%増の14億70百万円、経常利益が同36.2%増の15億10百万円、純利益が同3.4%増の9億40百万円としている。
純利益は固定資産売却益一巡で小幅増益にとどまるが、式場事業の好調、ホールセール事業での新規ブランド取扱効果、国内ショップ事業での新規出店効果、海外生産工場での原価低減効果、システム関連の一時的費用一巡効果などで、大幅営業増益の見込みである。通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は売上高が49.7%、営業利益が46.7%、経常利益が47.8%、純利益が45.8%だった。概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、3月から5月にかけての高値圏1400円近辺から反落して、6月7日には1141円まで調整する場面があった。
6月28日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS204円03銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1499円33銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込まず、徐々に下値を切り上げている。指標面には割安感が強く、調整が一巡して出直り展開が期待される。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 00:46
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】キムラユニティーは週足陽線が3本連続で26週線抜く、トヨタ関連で2ケタ増益
総合物流サービスのキムラユニティー<9368>(東1)の株価が出直り感を強めている。前週は週足の陽線が3本連続となっている。
トヨタ自動車<7203>(東1)の補給部品・KD包装を主力とする総合物流サービス企業である。物流サービス事業を主力として、車両リースやメンテナンスなどの自動車サービス事業、さらに情報サービス事業なども展開している。トヨタ自動車の海外生産拡大に合わせて海外展開を加速するとともに、ネット通販市場の拡大が追い風となる物流請負のNLS(ニューロジスティクスサービス)事業で新規顧客開拓と生産性改善を強化している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.8%増の406億円、営業利益が同13.9%増の15億50百万円、経常利益が同2.0%増の17億円、純利益が同7.6%増の10億円としている。トヨタ自動車の生産台数増加が期待され、中国での減産の影響も一巡したようだ。NLS事業では物流量増加に加えて生産性改善が進展し、米国子会社も受注量増加で収益が大幅改善する見込みだ。会社予想は保守的な印象が強く、上振れの可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、5月7日の年初来高値1030円から反落して6月7日に852円、6月12日に853円まで調整した。
6月28日の終値928円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円86銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1812円82銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を上回り、買い転換している。(水田雅展)
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トヨタ自動車<7203>(東1)の補給部品・KD包装を主力とする総合物流サービス企業である。物流サービス事業を主力として、車両リースやメンテナンスなどの自動車サービス事業、さらに情報サービス事業なども展開している。トヨタ自動車の海外生産拡大に合わせて海外展開を加速するとともに、ネット通販市場の拡大が追い風となる物流請負のNLS(ニューロジスティクスサービス)事業で新規顧客開拓と生産性改善を強化している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.8%増の406億円、営業利益が同13.9%増の15億50百万円、経常利益が同2.0%増の17億円、純利益が同7.6%増の10億円としている。トヨタ自動車の生産台数増加が期待され、中国での減産の影響も一巡したようだ。NLS事業では物流量増加に加えて生産性改善が進展し、米国子会社も受注量増加で収益が大幅改善する見込みだ。会社予想は保守的な印象が強く、上振れの可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、5月7日の年初来高値1030円から反落して6月7日に852円、6月12日に853円まで調整した。
6月28日の終値928円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS82円86銭で算出)は11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1812円82銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を上回り、買い転換している。(水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】インフォコムは底値サインの下ヒゲ足が出現、クラウド強化も注目材料,PER9倍で割安
ITソリューションやコンテンツ配信などを展開するインフォコム<4348>(JQS)の株価はやや軟調展開だが、調整のほぼ最終局面だろう。前週は6月第1週に続いて、底値サインといわれる下ヒゲ足となっている。
日商岩井と帝人<3401>(東1)から分離したシステム開発会社が経営統合し、携帯電話事業者、医薬医療関係機関、官公庁、教育関係機関向けのITサービスに強みを持ち、電子書籍配信サービスも06年から「めちゃコミック」を運営している。中期計画では重点領域として、コンテンツ配信などのネットビジネス事業、製薬企業向けMR活動支援システムなどのヘルスケア事業、Web−ERPソフトなどのGRANDIT事業を掲げ、クラウドサービス、電子書籍、ソーシャルゲーム関連なども強化する方針だ。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円としている。先行投資負担が利益圧迫要因だが、ITサービス事業ではヘルスケアとGRANDIT、ネットビジネス事業では電子書籍とソーシャルゲームが牽引して増収増益見込みだ。6月11日には、韓国のインターネットコンテンツ配信市場に対して、日本発の電子書籍の提供を6月下旬から開始すると発表している。
なお5月9日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を200株に分割し、単元株式数を100株とする。投資単位の金額は実質的に現在の2分の1となる。
株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値21万3700円から反落して6月7日に13万6600円、6月26日に13万5300円まで調整する場面があった。しかし6月28日(金)は14万7000円まで急反発している。
6月28日の終値14万5300円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5920円73銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3500円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS12万8367円64銭で算出)は1.1倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きを強めている。調整のほぼ最終局面だろう(水田雅展)
日商岩井と帝人<3401>(東1)から分離したシステム開発会社が経営統合し、携帯電話事業者、医薬医療関係機関、官公庁、教育関係機関向けのITサービスに強みを持ち、電子書籍配信サービスも06年から「めちゃコミック」を運営している。中期計画では重点領域として、コンテンツ配信などのネットビジネス事業、製薬企業向けMR活動支援システムなどのヘルスケア事業、Web−ERPソフトなどのGRANDIT事業を掲げ、クラウドサービス、電子書籍、ソーシャルゲーム関連なども強化する方針だ。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比7.0%増の400億円、営業利益が同2.8%増の36億円、経常利益が同3.2%増の36億円、純利益が同5.8%増の22億円としている。先行投資負担が利益圧迫要因だが、ITサービス事業ではヘルスケアとGRANDIT、ネットビジネス事業では電子書籍とソーシャルゲームが牽引して増収増益見込みだ。6月11日には、韓国のインターネットコンテンツ配信市場に対して、日本発の電子書籍の提供を6月下旬から開始すると発表している。
なお5月9日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。9月30日を基準日(効力発生日10月1日)として1株を200株に分割し、単元株式数を100株とする。投資単位の金額は実質的に現在の2分の1となる。
株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値21万3700円から反落して6月7日に13万6600円、6月26日に13万5300円まで調整する場面があった。しかし6月28日(金)は14万7000円まで急反発している。
6月28日の終値14万5300円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5920円73銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3500円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS12万8367円64銭で算出)は1.1倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る動きを強めている。調整のほぼ最終局面だろう(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 00:39
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2013年06月28日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも、株価は下値固まる、指標割安
川崎近海汽船<9179>(東2)の株価は6月7日の242円をボトムに下値を固めている。27日も5円高の259円と堅調だ。指標面の割安感が支援材料であり、出直り展開が期待される。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.4%増の435億円、営業利益が同0.7%減の17億50百万円、経常利益が同2.8%減の16億円、純利益が同6.7%減の10億円としている。近海部門では電力用石炭輸送が堅調に推移する見込みで、内航部門ではフェリー輸送の新造船投入も寄与する。
6月27日には、新造フェリー「シルバーエイト」が6月30日に営業航海(八戸〜苫小牧)を開始すると発表した。今期は燃料費高などで営業微減益見込みとしているが、会社予想は保守的な印象が強いだけに、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、300円近辺でのボックスレンジから下放れて、6月7日には242円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして徐々に水準を切り上げている。6月24日には270円まで戻す場面があった。調整一巡した可能性があるだろう。
6月27日の終値259円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS741円49銭で算出)は0.3倍近辺である。指標面の割安感が強いだけに出遅れ銘柄としても注目され、25日移動平均線を突破すれば出直りの動きに弾みが付くだろう。(水田雅展)
>>川崎近海汽船のMedia−IR企業情報
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.4%増の435億円、営業利益が同0.7%減の17億50百万円、経常利益が同2.8%減の16億円、純利益が同6.7%減の10億円としている。近海部門では電力用石炭輸送が堅調に推移する見込みで、内航部門ではフェリー輸送の新造船投入も寄与する。
6月27日には、新造フェリー「シルバーエイト」が6月30日に営業航海(八戸〜苫小牧)を開始すると発表した。今期は燃料費高などで営業微減益見込みとしているが、会社予想は保守的な印象が強いだけに、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、300円近辺でのボックスレンジから下放れて、6月7日には242円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして徐々に水準を切り上げている。6月24日には270円まで戻す場面があった。調整一巡した可能性があるだろう。
6月27日の終値259円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS741円49銭で算出)は0.3倍近辺である。指標面の割安感が強いだけに出遅れ銘柄としても注目され、25日移動平均線を突破すれば出直りの動きに弾みが付くだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:27
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一実業は30日線に接近、戻り強い、設備投資関連で低PERから有望で狙い目
機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。27日は13円高の407円まであり30日線に接近している。アベノミクス成長戦略第2弾の企業設備投資減税関連も支援材料となって、反発展開が期待されるだろう。
今期(14年3月期)連結業績見通しは、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。プラント・エネルギー関連が減収となり、IT・デジタル機器関連向けにも不透明感を残しているが、海外を中心に自動車関連向けの需要が好調な見込みである。前期計上したタイ現地法人増資に伴う負ののれん益は一巡するが、円安メリットも寄与するだろう。
5月10日に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度の16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏450円〜500円近辺のボックスレンジから下放れ、6月14日と17日に381円まで調整した。しかし、その後は430円台まで反発する場面があるなど、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
6月27日の終値404円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円73銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦は30日移動平均線に押し戻された形だが、週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で調整一巡感を強めている。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。(水田雅展)
今期(14年3月期)連結業績見通しは、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。プラント・エネルギー関連が減収となり、IT・デジタル機器関連向けにも不透明感を残しているが、海外を中心に自動車関連向けの需要が好調な見込みである。前期計上したタイ現地法人増資に伴う負ののれん益は一巡するが、円安メリットも寄与するだろう。
5月10日に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度の16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏450円〜500円近辺のボックスレンジから下放れ、6月14日と17日に381円まで調整した。しかし、その後は430円台まで反発する場面があるなど、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
6月27日の終値404円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円73銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦は30日移動平均線に押し戻された形だが、週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で調整一巡感を強めている。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:24
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリーク・アンド・リバー社株価はボックスレンジ下限に到達で狙い場、プロ人材へのニーズ高く業績好調
クリエイティブ分野のエージェンシー事業を主力とするクリーク・アンド・リバー社<4763>(JQS)に注目したい。株価はボックスレンジ下限に到達して反発のタイミングが接近しているようだ。27日は5円高の400円と上値をうかがう動きをみせている、
主力のクリエイティブ分野(日本)は、映像・TV、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版などで活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業、制作請負事業、電子書籍関連事業、アジア市場向け出版エージェンシー事業などを展開し、韓国のクリエイティブ分野、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業にも領域を広げている。さらに新分野として建築関連やファッション関連のエージェンシー事業も展開する方針だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しについては売上高が前期比5.3%増の200億円、営業利益が同14.7%増の12億円、経常利益が同10.2%増の12億円、純利益が同16.7%増の5億50百万円としている。プロフェッショナルに対するニーズが堅調であり、主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作・SNSゲーム開発関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調である。医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、電子書籍関連、自社開発ソーシャルアプリ配信なども総じて順調に推移する見込みだ。
株価の動き(3月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月9日の年初来高値600円から反落して6月7日に365円まで調整する場面があったが、すぐに反発して概ね400円台前半で推移している。下値を固める動きのようだ。
6月27日の終値397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円55銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS173円48銭で算出)は2.3倍近辺である。
5月9日の高値から6月7日の安値まで調整したが、週足チャートで見ると12年11月以降は概ね400円〜550円近辺でのボックス展開となっている。足元はレンジ下限に到達した形であり、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
>>クリーク・アンド・リバー社のMedia−IR企業情報
主力のクリエイティブ分野(日本)は、映像・TV、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版などで活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業、制作請負事業、電子書籍関連事業、アジア市場向け出版エージェンシー事業などを展開し、韓国のクリエイティブ分野、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業にも領域を広げている。さらに新分野として建築関連やファッション関連のエージェンシー事業も展開する方針だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しについては売上高が前期比5.3%増の200億円、営業利益が同14.7%増の12億円、経常利益が同10.2%増の12億円、純利益が同16.7%増の5億50百万円としている。プロフェッショナルに対するニーズが堅調であり、主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作・SNSゲーム開発関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調である。医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、電子書籍関連、自社開発ソーシャルアプリ配信なども総じて順調に推移する見込みだ。
株価の動き(3月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月9日の年初来高値600円から反落して6月7日に365円まで調整する場面があったが、すぐに反発して概ね400円台前半で推移している。下値を固める動きのようだ。
6月27日の終値397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円55銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS173円48銭で算出)は2.3倍近辺である。
5月9日の高値から6月7日の安値まで調整したが、週足チャートで見ると12年11月以降は概ね400円〜550円近辺でのボックス展開となっている。足元はレンジ下限に到達した形であり、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:09
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一商品は「下ヒゲ」足の出現で底打ち感、今期の大幅増収増益で狙い場に
商品先物取引大手の第一商品<8746>(JQS)の株価は、金先物価格の下落が影響して軟調展開だが、27日は「下ヒゲ」足となって、ほぼ底値圏だろう。一旦は反発局面となりそうだ。
今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比27.4%増の102億円、営業利益が同2.8倍の34億96百万円、経常利益が同2.3倍の35億01百万円、純利益が同3.4倍の21億48百万円の大幅増収増益としている。商品先物取引売買高の動向次第であり、金先物価格の下落が懸念材料となるが、FX取引などの寄与も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の戻り高値657円から反落して軟調展開となり、6月27日には430円まで調整する場面があった。ただし6月27日は430円まで急落した後、466円まで切り返す場面があった。ほぼ底値圏だろう。
6月27日の終値461円を指標面で見ると今期予想PER(会社予想のEPS139円19銭で算出)は3〜4倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は4.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS602円14銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると6月27日に長い下ヒゲを付けた。25日移動平均線からのマイナス乖離率が拡大していることもあり、一旦は底打ちして反発の動きが期待されるだろう。(水田雅展)
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今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比27.4%増の102億円、営業利益が同2.8倍の34億96百万円、経常利益が同2.3倍の35億01百万円、純利益が同3.4倍の21億48百万円の大幅増収増益としている。商品先物取引売買高の動向次第であり、金先物価格の下落が懸念材料となるが、FX取引などの寄与も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の戻り高値657円から反落して軟調展開となり、6月27日には430円まで調整する場面があった。ただし6月27日は430円まで急落した後、466円まで切り返す場面があった。ほぼ底値圏だろう。
6月27日の終値461円を指標面で見ると今期予想PER(会社予想のEPS139円19銭で算出)は3〜4倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は4.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS602円14銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると6月27日に長い下ヒゲを付けた。25日移動平均線からのマイナス乖離率が拡大していることもあり、一旦は底打ちして反発の動きが期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:06
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2013年06月27日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリナップは直近安値から10%反発で底打ち確認、業績上振れの可能性強い
システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価が去る7日の直近安値から10%強反発し底打ち感確認といえる展開だ。消費増税前の駆け込み需要も追い風となって今期(14年3月期)上振れの可能性もあり、出直り展開が期待される。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続きそうだ。原価低減効果も寄与するだろう。期初時点では保守的な見通しを公表する傾向が強いため、上振れの可能性もあるだろう。
中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンのシェアアップ、リフォーム政策の推進、ショールームの改装・総合競争力強化などを重点施策としている。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値880円から反落して6月7日には671円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性があるだろう。
6月26日の終値740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、徐々に下値を切り上げている。サポートラインを確認して調整一巡した形だろう。指標面での低PBRにも見直し余地があり、25日移動平均線を回復すれば出直りに弾みがつきそうだ。(水田雅展)
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今期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続きそうだ。原価低減効果も寄与するだろう。期初時点では保守的な見通しを公表する傾向が強いため、上振れの可能性もあるだろう。
中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンのシェアアップ、リフォーム政策の推進、ショールームの改装・総合競争力強化などを重点施策としている。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値880円から反落して6月7日には671円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性があるだろう。
6月26日の終値740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、徐々に下値を切り上げている。サポートラインを確認して調整一巡した形だろう。指標面での低PBRにも見直し余地があり、25日移動平均線を回復すれば出直りに弾みがつきそうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:10
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】セキド株価は調整一巡から第1四半期決算発表を注目、経営資源集中の効果
ファッション専門店のセキド<9878>(東2)の株価が調整一巡感を強めている。第1四半期(2月21日〜5月20日)業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。
12年10月に家電店舗販売事業から撤退し、ファッション専門店事業に経営資源を集中して収益構造改善を進めている。今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が123億円、営業利益が1億40百万円、経常利益が1億円、純利益が70百万円としている。家電店舗販売事業からの撤退に伴って大幅減収となるが、不採算事業から撤退した効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。事業撤退損失などの特別損失も一巡する。
ファッション専門店事業については、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、さらにアウトレットブランドなどの品揃えを強化するとしている。EC事業については業務提携しているストリーム<3071>とのECサイト共同運営が順調な模様である。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値124円から反落して6月7日の89円まで調整した。しかし以降は概ね90円台で推移して調整一巡感を強めている。6月26日には前日比9円(9.78%)高の101円まで上昇する場面があり、動意付く構えを見せた。
6月26日の終値93円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円94銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって調整一巡感を強めている。今期収益改善に再評価の余地があり、第1四半期業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。(水田雅展)
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12年10月に家電店舗販売事業から撤退し、ファッション専門店事業に経営資源を集中して収益構造改善を進めている。今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が123億円、営業利益が1億40百万円、経常利益が1億円、純利益が70百万円としている。家電店舗販売事業からの撤退に伴って大幅減収となるが、不採算事業から撤退した効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。事業撤退損失などの特別損失も一巡する。
ファッション専門店事業については、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、さらにアウトレットブランドなどの品揃えを強化するとしている。EC事業については業務提携しているストリーム<3071>とのECサイト共同運営が順調な模様である。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値124円から反落して6月7日の89円まで調整した。しかし以降は概ね90円台で推移して調整一巡感を強めている。6月26日には前日比9円(9.78%)高の101円まで上昇する場面があり、動意付く構えを見せた。
6月26日の終値93円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円94銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって調整一巡感を強めている。今期収益改善に再評価の余地があり、第1四半期業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:55
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】日本マニュファクチャリングサービス株価は底値圏、今期営業利益77%増益を見直しへ
製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は軟調展開だが、ほぼ下値水準に達している。
事業戦略コンセプト「neo EMS」を掲げ、IS(製造請負・派遣)事業を主力に、CS(修理・検査受託)事業、GE(技術者派遣)事業、志摩グループとTKRグループのEMS(開発・製造受託)事業を展開している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する見込みだ。目先的には中国の状況に不透明感があるが、国内製造業の業績回復に加えて、東南アジアへの事業展開強化の効果が期待されるだろう。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値8万5000円から反落して6月7日の4万1700円まで調整した後、一旦は反発の動きを見せたが、6月26日には3万8350円まで調整して2月の年初来安値3万7050円に接近した。
6月26日の終値3万8450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4890円45銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.0倍近辺である。25日移動平均線に対するマイナス乖離率が25%まで拡大して売られ過ぎ感も強めている。調整の最終局面が接近しているようだ。(水田雅展)
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事業戦略コンセプト「neo EMS」を掲げ、IS(製造請負・派遣)事業を主力に、CS(修理・検査受託)事業、GE(技術者派遣)事業、志摩グループとTKRグループのEMS(開発・製造受託)事業を展開している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する見込みだ。目先的には中国の状況に不透明感があるが、国内製造業の業績回復に加えて、東南アジアへの事業展開強化の効果が期待されるだろう。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値8万5000円から反落して6月7日の4万1700円まで調整した後、一旦は反発の動きを見せたが、6月26日には3万8350円まで調整して2月の年初来安値3万7050円に接近した。
6月26日の終値3万8450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4890円45銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.0倍近辺である。25日移動平均線に対するマイナス乖離率が25%まで拡大して売られ過ぎ感も強めている。調整の最終局面が接近しているようだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ケンコーマヨネーズは30日線を上回り「買い転換」、7月1日出荷分から製品値上げ、業績上振れ期待
業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価が反発の動きを強めている。26日には30日線を5月22日以来、上回り「買い転換」している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などでほぼ横ばいの計画だが、外食・コンビニエンスストア・量販店向けの好調に加えて、コスト低減効果などの寄与も期待されるだろう。
5月22日には、食用油など主要原材料の価格上昇に伴い、マヨネーズ類・一部ファッションデリカフーズ類・豚肉加工商品の価格を、7月1日出荷分から引上げることを発表している。価格改定が浸透すれば上振れ要因となりそうだ。
「マヨネーズ・ドレッシング」から「ソース」に事業展開し、さらに「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など事業領域拡大戦略が順調に進展している。サラダカフェ事業の店舗展開も百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場は14年4月稼働目標で、海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアの合弁会社は13年7月の工場稼働予定だ。海外事業展開も本格化して中期的に収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月の戻り高値圏920円近辺から反落して6月7日には785円まで調整した。ただし6月7日安値をボトムとして反発し、足元では840円〜850円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月26日の終値841円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から反発して下値を切り上げ、サポートラインを確認する形となった。指標面には割安感があり、中期成長力も評価して出直り本格化が期待される。(水田雅展)
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などでほぼ横ばいの計画だが、外食・コンビニエンスストア・量販店向けの好調に加えて、コスト低減効果などの寄与も期待されるだろう。
5月22日には、食用油など主要原材料の価格上昇に伴い、マヨネーズ類・一部ファッションデリカフーズ類・豚肉加工商品の価格を、7月1日出荷分から引上げることを発表している。価格改定が浸透すれば上振れ要因となりそうだ。
「マヨネーズ・ドレッシング」から「ソース」に事業展開し、さらに「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など事業領域拡大戦略が順調に進展している。サラダカフェ事業の店舗展開も百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場は14年4月稼働目標で、海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアの合弁会社は13年7月の工場稼働予定だ。海外事業展開も本格化して中期的に収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月の戻り高値圏920円近辺から反落して6月7日には785円まで調整した。ただし6月7日安値をボトムとして反発し、足元では840円〜850円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月26日の終値841円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から反発して下値を切り上げ、サポートラインを確認する形となった。指標面には割安感があり、中期成長力も評価して出直り本格化が期待される。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:36
| アナリスト水田雅展の銘柄分析