川崎近海汽船<9179>(東2)の株価は6月7日の242円をボトムに下値を固めている。27日も5円高の259円と堅調だ。指標面の割安感が支援材料であり、出直り展開が期待される。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.4%増の435億円、営業利益が同0.7%減の17億50百万円、経常利益が同2.8%減の16億円、純利益が同6.7%減の10億円としている。近海部門では電力用石炭輸送が堅調に推移する見込みで、内航部門ではフェリー輸送の新造船投入も寄与する。
6月27日には、新造フェリー「シルバーエイト」が6月30日に営業航海(八戸〜苫小牧)を開始すると発表した。今期は燃料費高などで営業微減益見込みとしているが、会社予想は保守的な印象が強いだけに、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、300円近辺でのボックスレンジから下放れて、6月7日には242円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして徐々に水準を切り上げている。6月24日には270円まで戻す場面があった。調整一巡した可能性があるだろう。
6月27日の終値259円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS741円49銭で算出)は0.3倍近辺である。指標面の割安感が強いだけに出遅れ銘柄としても注目され、25日移動平均線を突破すれば出直りの動きに弾みが付くだろう。(水田雅展)
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(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも、株価は下値固まる、指標割安
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一実業は30日線に接近、戻り強い、設備投資関連で低PERから有望で狙い目
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリーク・アンド・リバー社株価はボックスレンジ下限に到達で狙い場、プロ人材へのニーズ高く業績好調
(06/28)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一商品は「下ヒゲ」足の出現で底打ち感、今期の大幅増収増益で狙い場に
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリナップは直近安値から10%反発で底打ち確認、業績上振れの可能性強い
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】セキド株価は調整一巡から第1四半期決算発表を注目、経営資源集中の効果
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】日本マニュファクチャリングサービス株価は底値圏、今期営業利益77%増益を見直しへ
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ケンコーマヨネーズは30日線を上回り「買い転換」、7月1日出荷分から製品値上げ、業績上振れ期待
(06/27)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】電算システムは株式2分割権利落ち堅調、新データセンター費用発生するも、今12月期も2ケタ増益と好調
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ヒト・コミュニケーションズ買われ高値に手の届くところまで戻す
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】キーウェアソリューションズは瞬間300円まで下げたが引き戻し350円前後固める
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ゲームカード・ジョイコホールディングスは1500円前後で頑強、減益織り込み下値固まる
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】チムニーは5月々次売上順調、通期増収増益でPERなど指標に割安感
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ゼリア新薬工業は国内外で主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」好調、6月には機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」を発売
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】トレジャー・ファクトリー株価強い、年初来高値に9合目、4月に楽天市場にオンラインストアをオープン
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】インフォメーションクリエーティブはクラウドコンピューティング関連受注が好調、株価は全般安になびかず高値圏で頑強
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】キトーは直近安値から2割上昇と反発力強い、16年3月期営業益70億円(前期25億円)を評価し高値奪回へ
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】トーソーは直近安値から8%戻す、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインド好調
(06/26)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】イワキは180円台で下値固まる、今11月期の減益を織込む、利回り3%超
(06/25)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】朝日ラバーは4月から下値280円台を固める、今期84%増益を見直す相場が近い
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2013年06月28日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも、株価は下値固まる、指標割安
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:27
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一実業は30日線に接近、戻り強い、設備投資関連で低PERから有望で狙い目
機械専門商社の第一実業<8059>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。27日は13円高の407円まであり30日線に接近している。アベノミクス成長戦略第2弾の企業設備投資減税関連も支援材料となって、反発展開が期待されるだろう。
今期(14年3月期)連結業績見通しは、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。プラント・エネルギー関連が減収となり、IT・デジタル機器関連向けにも不透明感を残しているが、海外を中心に自動車関連向けの需要が好調な見込みである。前期計上したタイ現地法人増資に伴う負ののれん益は一巡するが、円安メリットも寄与するだろう。
5月10日に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度の16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏450円〜500円近辺のボックスレンジから下放れ、6月14日と17日に381円まで調整した。しかし、その後は430円台まで反発する場面があるなど、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
6月27日の終値404円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円73銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦は30日移動平均線に押し戻された形だが、週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で調整一巡感を強めている。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。(水田雅展)
今期(14年3月期)連結業績見通しは、受注高が前期比7.4%増の1350億円、売上高が同1.4%増の1300億円、営業利益が同0.2%増の46億円、経常利益が同2.5%減の48億円、純利益が同1.7%減の30億円としている。プラント・エネルギー関連が減収となり、IT・デジタル機器関連向けにも不透明感を残しているが、海外を中心に自動車関連向けの需要が好調な見込みである。前期計上したタイ現地法人増資に伴う負ののれん益は一巡するが、円安メリットも寄与するだろう。
5月10日に新経営計画「AIM2015」を発表した。グローバルビジネスの積極展開などにより、最終年度の16年3月期の売上高1550億円、営業利益57億円、経常利益59億円、純利益37億円を目標値として掲げている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏450円〜500円近辺のボックスレンジから下放れ、6月14日と17日に381円まで調整した。しかし、その後は430円台まで反発する場面があるなど、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。
6月27日の終値404円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS56円73銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS545円78銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦は30日移動平均線に押し戻された形だが、週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で調整一巡感を強めている。指標面には割安感があり、反発のタイミングが接近しているようだ。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:24
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリーク・アンド・リバー社株価はボックスレンジ下限に到達で狙い場、プロ人材へのニーズ高く業績好調
クリエイティブ分野のエージェンシー事業を主力とするクリーク・アンド・リバー社<4763>(JQS)に注目したい。株価はボックスレンジ下限に到達して反発のタイミングが接近しているようだ。27日は5円高の400円と上値をうかがう動きをみせている、
主力のクリエイティブ分野(日本)は、映像・TV、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版などで活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業、制作請負事業、電子書籍関連事業、アジア市場向け出版エージェンシー事業などを展開し、韓国のクリエイティブ分野、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業にも領域を広げている。さらに新分野として建築関連やファッション関連のエージェンシー事業も展開する方針だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しについては売上高が前期比5.3%増の200億円、営業利益が同14.7%増の12億円、経常利益が同10.2%増の12億円、純利益が同16.7%増の5億50百万円としている。プロフェッショナルに対するニーズが堅調であり、主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作・SNSゲーム開発関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調である。医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、電子書籍関連、自社開発ソーシャルアプリ配信なども総じて順調に推移する見込みだ。
株価の動き(3月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月9日の年初来高値600円から反落して6月7日に365円まで調整する場面があったが、すぐに反発して概ね400円台前半で推移している。下値を固める動きのようだ。
6月27日の終値397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円55銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS173円48銭で算出)は2.3倍近辺である。
5月9日の高値から6月7日の安値まで調整したが、週足チャートで見ると12年11月以降は概ね400円〜550円近辺でのボックス展開となっている。足元はレンジ下限に到達した形であり、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
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主力のクリエイティブ分野(日本)は、映像・TV、ゲーム、Web・モバイル、広告・出版などで活躍するクリエイターを対象としたエージェンシー事業、制作請負事業、電子書籍関連事業、アジア市場向け出版エージェンシー事業などを展開し、韓国のクリエイティブ分野、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業にも領域を広げている。さらに新分野として建築関連やファッション関連のエージェンシー事業も展開する方針だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しについては売上高が前期比5.3%増の200億円、営業利益が同14.7%増の12億円、経常利益が同10.2%増の12億円、純利益が同16.7%増の5億50百万円としている。プロフェッショナルに対するニーズが堅調であり、主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作・SNSゲーム開発関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調である。医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、電子書籍関連、自社開発ソーシャルアプリ配信なども総じて順調に推移する見込みだ。
株価の動き(3月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月9日の年初来高値600円から反落して6月7日に365円まで調整する場面があったが、すぐに反発して概ね400円台前半で推移している。下値を固める動きのようだ。
6月27日の終値397円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円55銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間4円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS173円48銭で算出)は2.3倍近辺である。
5月9日の高値から6月7日の安値まで調整したが、週足チャートで見ると12年11月以降は概ね400円〜550円近辺でのボックス展開となっている。足元はレンジ下限に到達した形であり、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:09
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一商品は「下ヒゲ」足の出現で底打ち感、今期の大幅増収増益で狙い場に
商品先物取引大手の第一商品<8746>(JQS)の株価は、金先物価格の下落が影響して軟調展開だが、27日は「下ヒゲ」足となって、ほぼ底値圏だろう。一旦は反発局面となりそうだ。
今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比27.4%増の102億円、営業利益が同2.8倍の34億96百万円、経常利益が同2.3倍の35億01百万円、純利益が同3.4倍の21億48百万円の大幅増収増益としている。商品先物取引売買高の動向次第であり、金先物価格の下落が懸念材料となるが、FX取引などの寄与も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の戻り高値657円から反落して軟調展開となり、6月27日には430円まで調整する場面があった。ただし6月27日は430円まで急落した後、466円まで切り返す場面があった。ほぼ底値圏だろう。
6月27日の終値461円を指標面で見ると今期予想PER(会社予想のEPS139円19銭で算出)は3〜4倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は4.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS602円14銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると6月27日に長い下ヒゲを付けた。25日移動平均線からのマイナス乖離率が拡大していることもあり、一旦は底打ちして反発の動きが期待されるだろう。(水田雅展)
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今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比27.4%増の102億円、営業利益が同2.8倍の34億96百万円、経常利益が同2.3倍の35億01百万円、純利益が同3.4倍の21億48百万円の大幅増収増益としている。商品先物取引売買高の動向次第であり、金先物価格の下落が懸念材料となるが、FX取引などの寄与も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の戻り高値657円から反落して軟調展開となり、6月27日には430円まで調整する場面があった。ただし6月27日は430円まで急落した後、466円まで切り返す場面があった。ほぼ底値圏だろう。
6月27日の終値461円を指標面で見ると今期予想PER(会社予想のEPS139円19銭で算出)は3〜4倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は4.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS602円14銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると6月27日に長い下ヒゲを付けた。25日移動平均線からのマイナス乖離率が拡大していることもあり、一旦は底打ちして反発の動きが期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:06
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2013年06月27日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】クリナップは直近安値から10%反発で底打ち確認、業績上振れの可能性強い
システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価が去る7日の直近安値から10%強反発し底打ち感確認といえる展開だ。消費増税前の駆け込み需要も追い風となって今期(14年3月期)上振れの可能性もあり、出直り展開が期待される。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続きそうだ。原価低減効果も寄与するだろう。期初時点では保守的な見通しを公表する傾向が強いため、上振れの可能性もあるだろう。
中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンのシェアアップ、リフォーム政策の推進、ショールームの改装・総合競争力強化などを重点施策としている。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値880円から反落して6月7日には671円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性があるだろう。
6月26日の終値740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、徐々に下値を切り上げている。サポートラインを確認して調整一巡した形だろう。指標面での低PBRにも見直し余地があり、25日移動平均線を回復すれば出直りに弾みがつきそうだ。(水田雅展)
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今期の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1188億円、営業利益が同0.9%増の48億円、経常利益が同2.9%増の45億円、純利益が同1.8%増の25億50百万円としている。生産拠点増強に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などで会社予想の営業利益は横這い見込みだが、消費増税前の駆け込み需要も追い風となって中高級品の好調が続きそうだ。原価低減効果も寄与するだろう。期初時点では保守的な見通しを公表する傾向が強いため、上振れの可能性もあるだろう。
中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げ、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンのシェアアップ、リフォーム政策の推進、ショールームの改装・総合競争力強化などを重点施策としている。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値880円から反落して6月7日には671円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性があるだろう。
6月26日の終値740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS54円73銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、徐々に下値を切り上げている。サポートラインを確認して調整一巡した形だろう。指標面での低PBRにも見直し余地があり、25日移動平均線を回復すれば出直りに弾みがつきそうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:10
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】セキド株価は調整一巡から第1四半期決算発表を注目、経営資源集中の効果
ファッション専門店のセキド<9878>(東2)の株価が調整一巡感を強めている。第1四半期(2月21日〜5月20日)業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。
12年10月に家電店舗販売事業から撤退し、ファッション専門店事業に経営資源を集中して収益構造改善を進めている。今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が123億円、営業利益が1億40百万円、経常利益が1億円、純利益が70百万円としている。家電店舗販売事業からの撤退に伴って大幅減収となるが、不採算事業から撤退した効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。事業撤退損失などの特別損失も一巡する。
ファッション専門店事業については、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、さらにアウトレットブランドなどの品揃えを強化するとしている。EC事業については業務提携しているストリーム<3071>とのECサイト共同運営が順調な模様である。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値124円から反落して6月7日の89円まで調整した。しかし以降は概ね90円台で推移して調整一巡感を強めている。6月26日には前日比9円(9.78%)高の101円まで上昇する場面があり、動意付く構えを見せた。
6月26日の終値93円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円94銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって調整一巡感を強めている。今期収益改善に再評価の余地があり、第1四半期業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。(水田雅展)
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12年10月に家電店舗販売事業から撤退し、ファッション専門店事業に経営資源を集中して収益構造改善を進めている。今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が123億円、営業利益が1億40百万円、経常利益が1億円、純利益が70百万円としている。家電店舗販売事業からの撤退に伴って大幅減収となるが、不採算事業から撤退した効果で営業損益が大幅に改善する見込みだ。事業撤退損失などの特別損失も一巡する。
ファッション専門店事業については、高額のナショナルブランド、中・低価格帯のオリジナルブランド、さらにアウトレットブランドなどの品揃えを強化するとしている。EC事業については業務提携しているストリーム<3071>とのECサイト共同運営が順調な模様である。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値124円から反落して6月7日の89円まで調整した。しかし以降は概ね90円台で推移して調整一巡感を強めている。6月26日には前日比9円(9.78%)高の101円まで上昇する場面があり、動意付く構えを見せた。
6月26日の終値93円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS4円94銭で算出)は19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績のBPS253円58銭で算出)は0.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって調整一巡感を強めている。今期収益改善に再評価の余地があり、第1四半期業績発表が接近して動意付く可能性があるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:55
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】日本マニュファクチャリングサービス株価は底値圏、今期営業利益77%増益を見直しへ
製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は軟調展開だが、ほぼ下値水準に達している。
事業戦略コンセプト「neo EMS」を掲げ、IS(製造請負・派遣)事業を主力に、CS(修理・検査受託)事業、GE(技術者派遣)事業、志摩グループとTKRグループのEMS(開発・製造受託)事業を展開している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する見込みだ。目先的には中国の状況に不透明感があるが、国内製造業の業績回復に加えて、東南アジアへの事業展開強化の効果が期待されるだろう。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値8万5000円から反落して6月7日の4万1700円まで調整した後、一旦は反発の動きを見せたが、6月26日には3万8350円まで調整して2月の年初来安値3万7050円に接近した。
6月26日の終値3万8450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4890円45銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.0倍近辺である。25日移動平均線に対するマイナス乖離率が25%まで拡大して売られ過ぎ感も強めている。調整の最終局面が接近しているようだ。(水田雅展)
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事業戦略コンセプト「neo EMS」を掲げ、IS(製造請負・派遣)事業を主力に、CS(修理・検査受託)事業、GE(技術者派遣)事業、志摩グループとTKRグループのEMS(開発・製造受託)事業を展開している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比15.8%増の450億円、営業利益が同2.1倍の8億20百万円、経常利益が同77.1%増の10億円、純利益が同2.1倍の5億円としている。新規受注や生産回復などで国内IS事業とEMS事業で2桁増収を見込み、海外IS事業では中国とベトナムの新規連結が寄与する見込みだ。目先的には中国の状況に不透明感があるが、国内製造業の業績回復に加えて、東南アジアへの事業展開強化の効果が期待されるだろう。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値8万5000円から反落して6月7日の4万1700円まで調整した後、一旦は反発の動きを見せたが、6月26日には3万8350円まで調整して2月の年初来安値3万7050円に接近した。
6月26日の終値3万8450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4890円45銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.0倍近辺である。25日移動平均線に対するマイナス乖離率が25%まで拡大して売られ過ぎ感も強めている。調整の最終局面が接近しているようだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ケンコーマヨネーズは30日線を上回り「買い転換」、7月1日出荷分から製品値上げ、業績上振れ期待
業務用マヨネーズ・ドレッシング類大手のケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の株価が反発の動きを強めている。26日には30日線を5月22日以来、上回り「買い転換」している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などでほぼ横ばいの計画だが、外食・コンビニエンスストア・量販店向けの好調に加えて、コスト低減効果などの寄与も期待されるだろう。
5月22日には、食用油など主要原材料の価格上昇に伴い、マヨネーズ類・一部ファッションデリカフーズ類・豚肉加工商品の価格を、7月1日出荷分から引上げることを発表している。価格改定が浸透すれば上振れ要因となりそうだ。
「マヨネーズ・ドレッシング」から「ソース」に事業展開し、さらに「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など事業領域拡大戦略が順調に進展している。サラダカフェ事業の店舗展開も百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場は14年4月稼働目標で、海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアの合弁会社は13年7月の工場稼働予定だ。海外事業展開も本格化して中期的に収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月の戻り高値圏920円近辺から反落して6月7日には785円まで調整した。ただし6月7日安値をボトムとして反発し、足元では840円〜850円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月26日の終値841円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から反発して下値を切り上げ、サポートラインを確認する形となった。指標面には割安感があり、中期成長力も評価して出直り本格化が期待される。(水田雅展)
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.8%増の555億円、営業利益が同2.1%減の27億20百万円、経常利益が同0.2%増の25億80百万円、純利益が同0.8%増の14億20百万円としている。原料価格上昇や新工場稼働に向けた投資負担などでほぼ横ばいの計画だが、外食・コンビニエンスストア・量販店向けの好調に加えて、コスト低減効果などの寄与も期待されるだろう。
5月22日には、食用油など主要原材料の価格上昇に伴い、マヨネーズ類・一部ファッションデリカフーズ類・豚肉加工商品の価格を、7月1日出荷分から引上げることを発表している。価格改定が浸透すれば上振れ要因となりそうだ。
「マヨネーズ・ドレッシング」から「ソース」に事業展開し、さらに「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」など事業領域拡大戦略が順調に進展している。サラダカフェ事業の店舗展開も百貨店内への新規出店が本格化している。静岡県富士市の新工場は14年4月稼働目標で、海外は中国・杭州の新工場が本格稼働し、インドネシアの合弁会社は13年7月の工場稼働予定だ。海外事業展開も本格化して中期的に収益拡大が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月の戻り高値圏920円近辺から反落して6月7日には785円まで調整した。ただし6月7日安値をボトムとして反発し、足元では840円〜850円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月26日の終値841円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円92銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1041円54銭で算出)は0.8倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると52週移動平均線近辺から反発して下値を切り上げ、サポートラインを確認する形となった。指標面には割安感があり、中期成長力も評価して出直り本格化が期待される。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:36
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】電算システムは株式2分割権利落ち堅調、新データセンター費用発生するも、今12月期も2ケタ増益と好調
情報サービスの電算システム<3630>(東1)の株価は26日に株式2分割の権利を落とし1080円で始まった。権利付最終値2153円に対する妥当計算1076円を上回り堅調である。
情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化し、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始している。
今期(13年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。
新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業ではアウトソーシング業務の拡大、オートオークション向けや医療機関向けシステムインテグレーションの受注、収納代行サービスでは既存取引先の収納件数増加、ネット取引関連など新規取引先獲得が寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が22.8%、営業利益が28.1%、経常利益が27.9%、純利益が27.0%であり概ね順調な水準だろう。
なお4月30日に株式分割を発表し、6月30日を基準日(効力発生日7月1日)として1株を2株に株式分割する。株価の動き(6月26日の株式2分割権利落ち修正後)を見ると、5月2日の高値1365円から反落して6月7日の995円まで調整した。その後は1000円台で推移し二番底を形成中といえる。
6月26日の終値1018円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円41銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS681円64銭で算出)は1.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見るとサポートラインとして意識される13週移動平均線近辺で下げ渋り感を強めている。下値固めの局面だが、好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
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情報サービス事業(情報処理、情報システム構築、ソフトウェア受託開発)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化し、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始している。
今期(13年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。
新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業ではアウトソーシング業務の拡大、オートオークション向けや医療機関向けシステムインテグレーションの受注、収納代行サービスでは既存取引先の収納件数増加、ネット取引関連など新規取引先獲得が寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が22.8%、営業利益が28.1%、経常利益が27.9%、純利益が27.0%であり概ね順調な水準だろう。
なお4月30日に株式分割を発表し、6月30日を基準日(効力発生日7月1日)として1株を2株に株式分割する。株価の動き(6月26日の株式2分割権利落ち修正後)を見ると、5月2日の高値1365円から反落して6月7日の995円まで調整した。その後は1000円台で推移し二番底を形成中といえる。
6月26日の終値1018円を指標面(株式2分割後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円41銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS681円64銭で算出)は1.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見るとサポートラインとして意識される13週移動平均線近辺で下げ渋り感を強めている。下値固めの局面だが、好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:26
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2013年06月26日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ヒト・コミュニケーションズ買われ高値に手の届くところまで戻す
■観光分野強化も注目材料
人材サービスのヒト・コミュニケーションズ<3654>(東2)の26日株価は全般相場が安い中で24円高の1200円と買われ出直っている。年初来高値1395円に手の届くところまで来ている。今期(13年8月期)の好業績見通しを評価して高値圏回帰が期待される。
ブロードバンドやモバイル分野を中心にアウトソーシング事業、人材派遣事業、人材紹介事業を展開し、海外旅行向け添乗員派遣業務のボイスエンタープライズを子会社化して観光分野も強化している。今期の連結業績見通しは売上高が203億円(前年非連結との比較で7.6%増)、営業利益が16億01百万円(同10.0%増)、経常利益が16億16百万円(同11.0%増)、純利益が8億30百万円(同10.5%増)としている。
アウトソーシング事業は営業アウトソーシング案件、人材派遣事業はファッション・コスメティック販売などの受注が増加する見込みだ。通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は売上高が48.4%、営業利益が57.2%、経常利益が56.9%、純利益が60.2%と高水準である。通期上振れの可能性もあるだろう。月次売上高(前年の非連結売上高との比較)を見ると13年5月は111.1%、12年9月〜13年5月累計は106.4%と概ね順調に推移している。
株価の動き(2月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、5月9日の高値1395円から反落して6月7日に865円まで調整する場面があったが、6月7日安値をボトムとして反発し足元では1200円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月25日の終値1176円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS92円74銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は1.8%近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して出直り態勢を強めている。今期好業績見通しが支援材料であり、高値圏回帰が期待される。(水田雅展)
人材サービスのヒト・コミュニケーションズ<3654>(東2)の26日株価は全般相場が安い中で24円高の1200円と買われ出直っている。年初来高値1395円に手の届くところまで来ている。今期(13年8月期)の好業績見通しを評価して高値圏回帰が期待される。
ブロードバンドやモバイル分野を中心にアウトソーシング事業、人材派遣事業、人材紹介事業を展開し、海外旅行向け添乗員派遣業務のボイスエンタープライズを子会社化して観光分野も強化している。今期の連結業績見通しは売上高が203億円(前年非連結との比較で7.6%増)、営業利益が16億01百万円(同10.0%増)、経常利益が16億16百万円(同11.0%増)、純利益が8億30百万円(同10.5%増)としている。
アウトソーシング事業は営業アウトソーシング案件、人材派遣事業はファッション・コスメティック販売などの受注が増加する見込みだ。通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は売上高が48.4%、営業利益が57.2%、経常利益が56.9%、純利益が60.2%と高水準である。通期上振れの可能性もあるだろう。月次売上高(前年の非連結売上高との比較)を見ると13年5月は111.1%、12年9月〜13年5月累計は106.4%と概ね順調に推移している。
株価の動き(2月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、5月9日の高値1395円から反落して6月7日に865円まで調整する場面があったが、6月7日安値をボトムとして反発し足元では1200円近辺まで戻している。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月25日の終値1176円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS92円74銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は1.8%近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して出直り態勢を強めている。今期好業績見通しが支援材料であり、高値圏回帰が期待される。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:16
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】キーウェアソリューションズは瞬間300円まで下げたが引き戻し350円前後固める
■PER5〜6倍で割安顕著
システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は350円前後が底堅い。去る、7日には全般相場の下げで瞬間300円まで下げたが、その後は一度も300円接近はない。今期(14年3月期)増収営業増益見通しを評価して反発が期待される。
システム開発、システムインテグレーション、ITサービスを主力としてERPやセキュリティ分野も強化している。今期の連結業績見通しは、売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。公共システム開発、ネットワークシステム開発、システムインテグレーションなどが堅調で、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果で増収営業増益の見込みだ。
なお5月23日に発表した立会外分売については、6月6日に実施(分売株式数43万3000株、分売価格428円)した。
株価の動きを見ると、6月3日の年初来高値532円から急反落して、6月7日には303円まで調整する場面があった。その後は徐々に下値を切り上げて概ね350円〜380円近辺まで戻している。
6月25日の終値357円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線を割り込んで調整局面だが、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、下値を徐々に切り上げている。サポートラインを確認して調整が一巡した可能性があるだろう。反発展開が期待されそうだ。(水田雅展)
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システム開発のキーウェアソリューションズ<3799>(東2)の株価は350円前後が底堅い。去る、7日には全般相場の下げで瞬間300円まで下げたが、その後は一度も300円接近はない。今期(14年3月期)増収営業増益見通しを評価して反発が期待される。
システム開発、システムインテグレーション、ITサービスを主力としてERPやセキュリティ分野も強化している。今期の連結業績見通しは、売上高が前期比7.8%増の176億円、営業利益が同11.9%増の6億円、経常利益が同0.8%増の5億30百万円、純利益が同9.2%減の5億30百万円としている。公共システム開発、ネットワークシステム開発、システムインテグレーションなどが堅調で、プロジェクト管理徹底や事業構造改革の効果で増収営業増益の見込みだ。
なお5月23日に発表した立会外分売については、6月6日に実施(分売株式数43万3000株、分売価格428円)した。
株価の動きを見ると、6月3日の年初来高値532円から急反落して、6月7日には303円まで調整する場面があった。その後は徐々に下値を切り上げて概ね350円〜380円近辺まで戻している。
6月25日の終値357円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円33銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS679円20銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線を割り込んで調整局面だが、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り、下値を徐々に切り上げている。サポートラインを確認して調整が一巡した可能性があるだろう。反発展開が期待されそうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:55
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ゲームカード・ジョイコホールディングスは1500円前後で頑強、減益織り込み下値固まる
■カジノ人気台頭も
遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス<6249>(JQS)の株価は1500円前後でのモミ合いが継続、下値を固めている。今期(14年3月期)は大幅減益見込みだが、カジノ関連が材料視されやすく、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。パチンコホールの設備投資マインドの低下、パチスロ機入れ替え需要の一巡などで機器売上の減少を見込んでいる。市場動向を睨みながら次世代新商品・サービスを市場投入する予定だが、リリース時期は未定としている。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値1747円から急反落して5月13日に1425円、また6月7日には1450円まで調整した。ただし、その後は概ね1500円近辺で小動きとなっている。今期大幅減益見通しに対する失望売りは一巡したようだ。
6月25日の終値1506円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は126倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、徐々に下値を切り上げている。失望売りが一巡した形だろう。高配当利回りと低PBRに加えて、カジノ関連が材料視されやすく、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。(水田雅展)
遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス<6249>(JQS)の株価は1500円前後でのモミ合いが継続、下値を固めている。今期(14年3月期)は大幅減益見込みだが、カジノ関連が材料視されやすく、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。
今期の連結業績見通しは売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。パチンコホールの設備投資マインドの低下、パチスロ機入れ替え需要の一巡などで機器売上の減少を見込んでいる。市場動向を睨みながら次世代新商品・サービスを市場投入する予定だが、リリース時期は未定としている。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値1747円から急反落して5月13日に1425円、また6月7日には1450円まで調整した。ただし、その後は概ね1500円近辺で小動きとなっている。今期大幅減益見通しに対する失望売りは一巡したようだ。
6月25日の終値1506円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は126倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は4.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。
週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面だが、徐々に下値を切り上げている。失望売りが一巡した形だろう。高配当利回りと低PBRに加えて、カジノ関連が材料視されやすく、きっかけ次第で反発が期待されるだろう。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:52
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】チムニーは5月々次売上順調、通期増収増益でPERなど指標に割安感
居酒屋チェーンのチムニー<3178>(東2)の26日株価は小口の売りもので930円台へストン下げている。今期(13年12月期)の好業績見通しを評価して押し目買いで臨んでよいだろう。
12年12月に再上場。飲食事業では居酒屋業態「はなの舞」「さかなや道場」などを直営とFCで展開し、コントラクト事業では受託食堂の展開を本格化している。他社との差別化戦略として、漁業などの一次産業、食材加工などの二次産業、店舗で商品を提供する三次産業まで一括して管理する飲食業の六次産業化に向けた取り組みを強化している。
今期業績(非連結)見通しは既存店売上前年比97.0%、飲食事業直営新規出店50店舗などを前提として、売上高が前期比6.7%増の448億20百万円、営業利益が同7.0%増の35億20百万円、経常利益が同4.3%増の34億40百万円、純利益が同20.8%増の15億26百万円としている。新規出店効果などで増収増益の見込みだ。
通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が23.4%、営業利益が20.7%だった。期中の新規出店を考慮すれば概ね順調な水準だろう。月次売上(前年比)を見ると、13年5月は全店111.4%、既存店100.0%、13年1月〜5月累計は全店108.4%、既存店95.0%となった。概ね順調に推移しているようだ。
5月8日発表の自己株式取得(取得株式総数上限73万5000株、取得価額総額上限7億35百万円、取得期間5月9日〜8月31日)の状況は、5月31日時点の累計で取得株式数30万400株、取得価額総額2億9931万1900円となった。
株価の動きを見ると自己株式取得を好感して動意付き、5月13日に上場来高値1031円を付けた。その後は小動きとなり1000円近辺の狭いレンジでモミ合う展開だが、煮詰まり感も強めている。
6月25日の終値998円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS78円91銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS558円26銭で算出)は1.8倍近辺である。指標面に割高感はなく、今期好業績見通しを評価してモミ合い上放れ展開が期待されるだろう。(水田雅展)
12年12月に再上場。飲食事業では居酒屋業態「はなの舞」「さかなや道場」などを直営とFCで展開し、コントラクト事業では受託食堂の展開を本格化している。他社との差別化戦略として、漁業などの一次産業、食材加工などの二次産業、店舗で商品を提供する三次産業まで一括して管理する飲食業の六次産業化に向けた取り組みを強化している。
今期業績(非連結)見通しは既存店売上前年比97.0%、飲食事業直営新規出店50店舗などを前提として、売上高が前期比6.7%増の448億20百万円、営業利益が同7.0%増の35億20百万円、経常利益が同4.3%増の34億40百万円、純利益が同20.8%増の15億26百万円としている。新規出店効果などで増収増益の見込みだ。
通期予想に対する第1四半期(1月〜3月)の進捗率は売上高が23.4%、営業利益が20.7%だった。期中の新規出店を考慮すれば概ね順調な水準だろう。月次売上(前年比)を見ると、13年5月は全店111.4%、既存店100.0%、13年1月〜5月累計は全店108.4%、既存店95.0%となった。概ね順調に推移しているようだ。
5月8日発表の自己株式取得(取得株式総数上限73万5000株、取得価額総額上限7億35百万円、取得期間5月9日〜8月31日)の状況は、5月31日時点の累計で取得株式数30万400株、取得価額総額2億9931万1900円となった。
株価の動きを見ると自己株式取得を好感して動意付き、5月13日に上場来高値1031円を付けた。その後は小動きとなり1000円近辺の狭いレンジでモミ合う展開だが、煮詰まり感も強めている。
6月25日の終値998円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS78円91銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.0%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS558円26銭で算出)は1.8倍近辺である。指標面に割高感はなく、今期好業績見通しを評価してモミ合い上放れ展開が期待されるだろう。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:48
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ゼリア新薬工業は国内外で主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」好調、6月には機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」を発売
■2ケタ増益で株価急反発
中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)の株価が出直り感を強めている。去る、21日には88円高の1480円と急伸、その後も頑強だ。今期(14年3月期)好業績見通しも評価して5月の高値(1576円)を試す可能性があるだろう。
消化器分野を主力とする医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。今期の連結業績見通しは、売上高が前期比13.5%増の605億円、営業利益が同21.4%増の56億円、経常利益が同19.7%増の56億円、純利益が同0.4%増の40億円としている。純利益は前期計上の特別利益一巡で横ばいだが、2桁増収営業増益の見込みだ。
医療用医薬品事業は、国内外で主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」の売上拡大を見込んでいる。また6月5日には機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」の発売を発表した。コンシューマーヘルスケア事業は「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」に加えて、植物性便秘薬「ウィズワン群」の売上拡大を見込んでいる。
株価の動きを見ると、5月の年初来高値1576円から反落して6月7日に1304円、6月13日に1309円、6月14日に1303円まで調整する場面があった。しかし急反発して足元では1400円台後半まで戻している。下値固めが完了して今期好業績見通しを評価する動きだろう。
6月25日の終値1457円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円76銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間28円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS888円41銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると急反発して52週移動平均線、26週移動平均線を一気に回復し、13週移動平均線も突破する勢いだ。今期好業績見通しも評価して5月の高値を試す可能性があるだろう。(水田雅展)
>>ゼリア新薬工業のMedia−IR企業情報
中堅医薬品メーカーのゼリア新薬工業<4559>(東1)の株価が出直り感を強めている。去る、21日には88円高の1480円と急伸、その後も頑強だ。今期(14年3月期)好業績見通しも評価して5月の高値(1576円)を試す可能性があるだろう。
消化器分野を主力とする医療用医薬品事業と、一般用医薬品などのコンシューマーヘルスケア事業を展開している。今期の連結業績見通しは、売上高が前期比13.5%増の605億円、営業利益が同21.4%増の56億円、経常利益が同19.7%増の56億円、純利益が同0.4%増の40億円としている。純利益は前期計上の特別利益一巡で横ばいだが、2桁増収営業増益の見込みだ。
医療用医薬品事業は、国内外で主力の潰瘍性大腸炎治療剤「アサコール」の売上拡大を見込んでいる。また6月5日には機能性ディスペプシア治療剤「アコファイド」の発売を発表した。コンシューマーヘルスケア事業は「コンドロイチン群」「ヘパリーゼ群」に加えて、植物性便秘薬「ウィズワン群」の売上拡大を見込んでいる。
株価の動きを見ると、5月の年初来高値1576円から反落して6月7日に1304円、6月13日に1309円、6月14日に1303円まで調整する場面があった。しかし急反発して足元では1400円台後半まで戻している。下値固めが完了して今期好業績見通しを評価する動きだろう。
6月25日の終値1457円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS96円76銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間28円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS888円41銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると急反発して52週移動平均線、26週移動平均線を一気に回復し、13週移動平均線も突破する勢いだ。今期好業績見通しも評価して5月の高値を試す可能性があるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:31
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】トレジャー・ファクトリー株価強い、年初来高値に9合目、4月に楽天市場にオンラインストアをオープン
リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー<3093>(東マ)の株価が出直り感を強めている。好業績見通しを評価して5月の高値を試す展開が期待される。
関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)末の店舗数は直営「トレジャー・ファクトリー」が44店舗、直営「トレジャー・ファクトリー・スタイル」が18店舗、FC「トレジャー・ファクトリー」が4店舗の合計66店舗である。さらにWebの取り組みも強化する方針で、4月には楽天市場にオンラインストアをオープンした。
今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。新規出店は10店舗の計画で、今期から関西エリアへの直営店の出店を開始する。
月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年5月は全店が113.1%、既存店が103.2%だった。ゴールデンウィーク期間中の販売が好調だったようだ。リユース市場の拡大が追い風であり、既存店の収益力強化、出店エリア拡大と新規出店の効果に加えて、原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売抑制による売上総利益率改善も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値1650円から反落して6月7日には1191円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムに急反発して足元では1400円台に戻している。調整が一巡して好業績見通しを評価する動きだろう。
6月25日の終値1431円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS136円01銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は1.9倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発し、13週移動平均線も回復した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形。高値更新は早そうだ。(水田雅展)
>>トレジャー・ファクトリーのMedia−IR企業情報
関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)末の店舗数は直営「トレジャー・ファクトリー」が44店舗、直営「トレジャー・ファクトリー・スタイル」が18店舗、FC「トレジャー・ファクトリー」が4店舗の合計66店舗である。さらにWebの取り組みも強化する方針で、4月には楽天市場にオンラインストアをオープンした。
今期(14年2月期)の業績(非連結)見通しは売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。新規出店は10店舗の計画で、今期から関西エリアへの直営店の出店を開始する。
月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年5月は全店が113.1%、既存店が103.2%だった。ゴールデンウィーク期間中の販売が好調だったようだ。リユース市場の拡大が追い風であり、既存店の収益力強化、出店エリア拡大と新規出店の効果に加えて、原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売抑制による売上総利益率改善も期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値1650円から反落して6月7日には1191円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムに急反発して足元では1400円台に戻している。調整が一巡して好業績見通しを評価する動きだろう。
6月25日の終値1431円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS136円01銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は1.9倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下ヒゲを付けて反発し、13週移動平均線も回復した。サポートラインを確認して強基調に回帰した形。高値更新は早そうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:15
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】インフォメーションクリエーティブはクラウドコンピューティング関連受注が好調、株価は全般安になびかず高値圏で頑強
■モミ合い放れの可能性大
ソリューションサービスのインフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)の株価は、全般相場の下げにもなびかず引き続き700〜800円のモミ合いが継続している。年初来高値は801円である。
各種のシステム開発、運用サービス、クラウド・ソリューションなどを展開している。今期(13年9月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比6.2%増の62億56百万円、営業利益が同8.7%増の3億52百万円、経常利益が同4.9%増の3億71百万円、そして純利益が同18.2%増の1億96百万円としている。
クラウドコンピューティング関連や組み込み系ソリューション関連を中心に受注が好調であり、稼働率上昇効果も寄与する見込みだ。通期予想に対する第2四半期累計(12年10月〜13年3月)の進捗率は売上高が51.1%、営業利益が50.0%、経常利益が52.6%、純利益が58.2%であり概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値801円から反落したが、6月7日の直近安値700円から反発して、足元では740円近辺まで戻している。3月以降は概ね高値圏700円〜800円近辺でのボックス展開であり、レンジ下限に到達して反発した形だろう。
6月25日の終値740円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS51円41銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は3.3%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS759円54銭で算出)は1.0倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートする形で徐々に下値を切り上げている。期末一括配当の今期予想配当利回り3%台に妙味があり、きっかけ次第で800円近辺の上値フシを突破する可能性があるだろう。(水田雅展)
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ソリューションサービスのインフォメーションクリエーティブ<4769>(JQS)の株価は、全般相場の下げにもなびかず引き続き700〜800円のモミ合いが継続している。年初来高値は801円である。
各種のシステム開発、運用サービス、クラウド・ソリューションなどを展開している。今期(13年9月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比6.2%増の62億56百万円、営業利益が同8.7%増の3億52百万円、経常利益が同4.9%増の3億71百万円、そして純利益が同18.2%増の1億96百万円としている。
クラウドコンピューティング関連や組み込み系ソリューション関連を中心に受注が好調であり、稼働率上昇効果も寄与する見込みだ。通期予想に対する第2四半期累計(12年10月〜13年3月)の進捗率は売上高が51.1%、営業利益が50.0%、経常利益が52.6%、純利益が58.2%であり概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、5月10日の年初来高値801円から反落したが、6月7日の直近安値700円から反発して、足元では740円近辺まで戻している。3月以降は概ね高値圏700円〜800円近辺でのボックス展開であり、レンジ下限に到達して反発した形だろう。
6月25日の終値740円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS51円41銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は3.3%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS759円54銭で算出)は1.0倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートする形で徐々に下値を切り上げている。期末一括配当の今期予想配当利回り3%台に妙味があり、きっかけ次第で800円近辺の上値フシを突破する可能性があるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:02
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】キトーは直近安値から2割上昇と反発力強い、16年3月期営業益70億円(前期25億円)を評価し高値奪回へ
搬送機器メーカーのキトー<6409>(東1)の株価は調整一巡して出直りの動きを強めている。直近安値(7日)から約21%上昇し1500円台に乗せている。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して高値1937円回帰が期待される。
工場内で使用されるチェーンブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力とする搬送機器の大手メーカーである。日本、北米、中国、アジア、欧州の地域別戦略などでグローバル化を加速し、中期経営計画では16年3月期の売上高580億円、営業利益70億円を目標値として掲げている。
今期連結業績見通しは売上高が前期比18.3%増の420億円、営業利益が同43.4%増の36億円、経常利益が同35.2%増の33億円、純利益が同85.7%増の19億円としている。北米の資源開発関連やアジアの自動車関連の好調が牽引する。中国は期後半からの回復を見込んでいるようだ。日本もアベノミクス効果などで堅調な推移が期待されるだろう。プロダクトミックス改善効果や生産性向上効果も寄与する。想定為替レートは1米ドル=90円と保守的であり、通期上振れの可能性があるだろう。
株価の動き(4月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月17日の年初来高値1937円から反落して6月7日の1240円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして反発し、下値を切り上げながら足元では1400円台に戻している。調整が一巡したようだ。
6月25日の終値1422円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS147円06銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1340円38銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発している。サポートラインを確認して出直る形だろう。今期好業績見通しであり、短期調整が一巡して高値圏回帰が期待される。(水田雅展)
>>キトーのMedia−IR企業情報
工場内で使用されるチェーンブロック、ロープホイスト、クレーンなどを主力とする搬送機器の大手メーカーである。日本、北米、中国、アジア、欧州の地域別戦略などでグローバル化を加速し、中期経営計画では16年3月期の売上高580億円、営業利益70億円を目標値として掲げている。
今期連結業績見通しは売上高が前期比18.3%増の420億円、営業利益が同43.4%増の36億円、経常利益が同35.2%増の33億円、純利益が同85.7%増の19億円としている。北米の資源開発関連やアジアの自動車関連の好調が牽引する。中国は期後半からの回復を見込んでいるようだ。日本もアベノミクス効果などで堅調な推移が期待されるだろう。プロダクトミックス改善効果や生産性向上効果も寄与する。想定為替レートは1米ドル=90円と保守的であり、通期上振れの可能性があるだろう。
株価の動き(4月1日付で1株を100株に株式分割)を見ると、5月17日の年初来高値1937円から反落して6月7日の1240円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして反発し、下値を切り上げながら足元では1400円台に戻している。調整が一巡したようだ。
6月25日の終値1422円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS147円06銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1340円38銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発している。サポートラインを確認して出直る形だろう。今期好業績見通しであり、短期調整が一巡して高値圏回帰が期待される。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:49
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】トーソーは直近安値から8%戻す、遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインド好調
■PER7倍で見直し
カーテンレールやブラインド大手のトーソー<5956>(東2)の25日株価は7円高の442円と続伸、去る6月7日の直近安値から約8%上昇となっている。今期(14年3月期)好業績見通しであり、指標面の割安感も強い。強基調への回帰が期待されるだろう。
カーテンレールとブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。
異次元金融緩和や消費増税前駆け込み需要が追い風となり、新設住宅着工戸数やリフォーム需要は高水準に推移するだろう。省エネ意識の高まりで遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調に推移しそうだ。新製品の積極投入、展示会やキャンペーンを活用した営業強化なども寄与するだろう。
中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、海外での大型案件獲得、インドネシアの生産子会社の機能拡大、新規領域としてのステッキなど介護用品事業の拡大を掲げている。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値549円から反落して6月7日には411円まで調整した。しかし6月7日安値をボトムとして反発し、足元は概ね440円近辺で推移している。調整が一巡したようだ。
6月25日の終値442円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。
週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ止まり、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。低PER、低PBRで指標面の割安感が強く、今期好業績見通しを評価して強基調へ回帰が期待されるだろう。(水田雅展)
>>トーソーのMedia−IR企業情報
カーテンレールやブラインド大手のトーソー<5956>(東2)の25日株価は7円高の442円と続伸、去る6月7日の直近安値から約8%上昇となっている。今期(14年3月期)好業績見通しであり、指標面の割安感も強い。強基調への回帰が期待されるだろう。
カーテンレールとブラインド類の室内装飾関連事業を主力として、ステッキなどの介護用品事業も展開している。今期の連結業績見通しは売上高が前期比5.1%増の235億円、営業利益が同47.5%増の13億円、経常利益が同39.2%増の12億円、純利益が同58.5%増の6億50百万円としている。
異次元金融緩和や消費増税前駆け込み需要が追い風となり、新設住宅着工戸数やリフォーム需要は高水準に推移するだろう。省エネ意識の高まりで遮光・遮熱効果の高いカーテンレールやブラインドが好調に推移しそうだ。新製品の積極投入、展示会やキャンペーンを活用した営業強化なども寄与するだろう。
中期戦略としては、国内市場向け新商品開発のスピードアップ、海外での大型案件獲得、インドネシアの生産子会社の機能拡大、新規領域としてのステッキなど介護用品事業の拡大を掲げている。
株価の動きを見ると、5月9日の年初来高値549円から反落して6月7日には411円まで調整した。しかし6月7日安値をボトムとして反発し、足元は概ね440円近辺で推移している。調整が一巡したようだ。
6月25日の終値442円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS62円48銭で算出)は7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS938円45銭で算出)は0.5倍近辺である。
週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ止まり、徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。低PER、低PBRで指標面の割安感が強く、今期好業績見通しを評価して強基調へ回帰が期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:33
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】イワキは180円台で下値固まる、今11月期の減益を織込む、利回り3%超
医薬品・医薬品原料商社のイワキ<8095>(東1)の株価が下げ渋り感を強めている。調整がほぼ一巡したようだ。指標面に割安感があり、きっかけ次第で反発展開が期待される。
医薬品事業(医療用・一般用医薬品)、医薬品原料・香粧品原料事業、食品原料・機能性食品事業、化成品事業(メッキ薬品、農薬原料、医薬中間体)などを展開している。ジェネリック市場の拡大が追い風であり、医薬品原料・香粧品原料関連事業の拡大が期待される。
今期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。化成品事業の需要低迷や開発費の増加がマイナス要因のようだ。ただし、ジェネリック医薬品・原料関連は堅調であり、期後半には景気回復メリットも期待されるだろう。
株価の動きを見ると、230円近辺の高値圏モミ合いから反落して6月14日の178円まで調整した。ただし足元では180円台でモミ合う展開となり下げ渋り感を強めている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
6月25日の終値183円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.4倍近辺である。
週足チャートで見ると、52週移動平均線近辺で下げ渋る形となった。サポートラインを確認して調整が一巡した可能性がありそうだ。指標面には割安感があるだけに、きっかけ次第で反発展開が期待される。第2四半期累計(12年12月〜13年5月)の業績発表が接近して思惑に繋がる可能性もあるだろう。(水田雅展)
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医薬品事業(医療用・一般用医薬品)、医薬品原料・香粧品原料事業、食品原料・機能性食品事業、化成品事業(メッキ薬品、農薬原料、医薬中間体)などを展開している。ジェネリック市場の拡大が追い風であり、医薬品原料・香粧品原料関連事業の拡大が期待される。
今期(13年11月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比2.4%増の532億円、営業利益が同20.1%減の9億円、経常利益が同24.8%減の9億80百万円、純利益が同18.9%減の6億円としている。化成品事業の需要低迷や開発費の増加がマイナス要因のようだ。ただし、ジェネリック医薬品・原料関連は堅調であり、期後半には景気回復メリットも期待されるだろう。
株価の動きを見ると、230円近辺の高値圏モミ合いから反落して6月14日の178円まで調整した。ただし足元では180円台でモミ合う展開となり下げ渋り感を強めている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
6月25日の終値183円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS17円76銭で算出)は10〜11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS469円76銭で算出)は0.4倍近辺である。
週足チャートで見ると、52週移動平均線近辺で下げ渋る形となった。サポートラインを確認して調整が一巡した可能性がありそうだ。指標面には割安感があるだけに、きっかけ次第で反発展開が期待される。第2四半期累計(12年12月〜13年5月)の業績発表が接近して思惑に繋がる可能性もあるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:24
| アナリスト水田雅展の銘柄分析
2013年06月25日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】朝日ラバーは4月から下値280円台を固める、今期84%増益を見直す相場が近い
車載用ゴム製品が主力の朝日ラバー<5162>(JQS)の株価が堅調に推移している。低PBRや今期(14年3月期)好業績見通しを支援材料として上値を試す可能性があるだろう。
自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品や医療用ゴム製品にも事業展開している。シリコーンゴムをベースにした製品に強みを持ち、自動車内装用小型電球やLED照明用のカラーキャップが主力製品である。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。主力の車載用は米国自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加などで好調が予想される。前期低調だったスポーツ用や医療用も、前期の在庫調整の影響が一巡する見込みだ。円安メリットも寄与して営業損益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日に年初来高値320円を付けた後は、概ね280円〜300円近辺の狭いレンジでのボックス展開となっている。ただし市場全体が波乱の展開となって大幅に調整した状況下では、堅調な推移と言えるだろう。
6月24日の終値289円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。短期調整が一巡して動意のタイミングが接近している可能性があるだろう。指標面の低PBRや今期好業績見通しを支援材料に、上値を試す展開が期待されそうだ。(水田雅展)
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自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品や医療用ゴム製品にも事業展開している。シリコーンゴムをベースにした製品に強みを持ち、自動車内装用小型電球やLED照明用のカラーキャップが主力製品である。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。主力の車載用は米国自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加などで好調が予想される。前期低調だったスポーツ用や医療用も、前期の在庫調整の影響が一巡する見込みだ。円安メリットも寄与して営業損益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日に年初来高値320円を付けた後は、概ね280円〜300円近辺の狭いレンジでのボックス展開となっている。ただし市場全体が波乱の展開となって大幅に調整した状況下では、堅調な推移と言えるだろう。
6月24日の終値289円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.4倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。短期調整が一巡して動意のタイミングが接近している可能性があるだろう。指標面の低PBRや今期好業績見通しを支援材料に、上値を試す展開が期待されそうだ。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:01
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