<相場展望>(25〜28日)
来週(6月24日〜28日)の株式市場は、日経平均株価1万3000円近辺での下値固めの展開を想定する。
先物主導の展開に変化はなく、前週19日にバーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長が量的緩和策の縮小・終了を明確にした余波も残るだろう。ただし重要イベントを通過したことで、過度な警戒感は後退するだろう。5月23日の大暴落から1カ月が経過して日本株に対する売り圧力がピークアウトし、下値を仕込む動きも強まりそうだ。
前週(6月17日〜21日)の日経平均株価の週間値幅は780円53銭(高値21日1万3330円35銭、安値17日1万2549円82銭)となり、依然として神経質な展開だった。売買高も減少した。しかし前々週までに比べるとやや落ち着いた動きとなった。売り仕掛けに追随する動きも限定的で、日本株に対する売り圧力は一旦ピークアウトしたようだ。
注目された19日の米FOMC(連邦公開市場委員会)後の記者会見でバーナンキ米FRB議長は、年内にも資産買い入れの縮小に着手するとの見方を示し、市場が警戒していた量的緩和策の前倒し縮小・終了という「出口戦略」を明確にした。このため米国株や商品相場が大幅に下落して、世界的な金利上昇や新興国からの資金流出も警戒された。その余波は来週も残りそうだ。
しかし米国の長期金利が上昇する一方で、日本では日銀の異次元金融緩和が継続する。外国為替市場のドル・相場はドル高・円安方向の動きを強めることが予想され、日本株の下支え要因となりそうだ。また米国の量的緩和策の縮小は、米国の景気回復が軌道に乗り始めた証しでもあり、米国への依存度の高い日本企業の収益拡大にも繋がる好材料とも言えるだろう。
債券市場の不安定な動きへの対応策については、前回6月の日銀金融政策決定会合では期待が裏切られた形だが、次回7月10日〜11日の日銀金融政策決定会合に対する期待感が高まる可能性もあるだろう。
また安倍晋三首相は、参院選後の今秋をメドに成長戦略第2弾を取りまとめる方針で、企業の製品開発や事業再編などを促す政策を打ち出すとともに、思い切った設備投資減税を盛り込む考えを示している。参院選で自民党が安定過半数を確保するかどうかについて関心が高まると同時に、今秋の成長戦略第2弾に対する期待感が高まる可能性があるだろう。物色面ではアベノミクス成長戦略関連の個別銘柄や、指標面に割安感が台頭している銘柄を下値で仕込む好機だろう。
その他の注目スケジュールとしては24日の独6月IFO業況指数、米5月シカゴ連銀全米活動指数、25日の日本5月企業向けサービス価格指数、米4月住宅価格指数、米4月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米5月新築一戸建て住宅販売、米5月耐久財受注、米6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、26日の独7月消費者信頼感指数、米第1四半期GDP確報値、27日のユーロ圏6月景況感・業況感指数、米5月個人所得・消費支出、米5月住宅販売保留指数、27日〜28日のEU首脳会議、28日の日本5月全国・6月東京都区部消費者物価指数、日本5月家計調査、日本5月鉱工業生産速報、米6月シカゴ地区購買部協会景気指数などがあるだろう。
その後は7月1日の日銀短観、2日の豪中銀理事会、3日〜4日の英中銀金融政策委員会、4日のECB理事会、5日の米6月雇用統計、8日〜12日の米中戦略・経済対話、10日〜11日の日銀金融政策決定会合、15日の中国4〜6月GDP、17日〜18日のバーナンキ米FRB議長の議会証言、19日〜20日のG20財務相・中央銀行総裁会議、30日〜31日の米FOMCなどが予定されている(水田雅展)
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(06/23)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】重要イベント通過で日経平均株価1万3000円近辺で下値固め、次は7月10日の日銀政策会合に注目
(06/22)【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】神鋼商事は4週間ぶり週足陽線、グローバル商社掲げ16年3月期売上1兆円、経常利益90億円
(06/21)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】松田産業株価は直近安値から10%戻す、貴金属リサイクル事業上向き2ケタ増益
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(06/21)【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】JFEシステムズ買われ年初来高値にあと2000円と強い、大阪ガス子会社と協業、ビジネスブレイン太田昭和と提携
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2013年06月23日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】重要イベント通過で日経平均株価1万3000円近辺で下値固め、次は7月10日の日銀政策会合に注目
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:55
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2013年06月22日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】神鋼商事は4週間ぶり週足陽線、グローバル商社掲げ16年3月期売上1兆円、経常利益90億円
■海外取引比率40%以上へ
鉄鋼・非鉄金属・機械関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。週末21日は前週末比14円高の187円と、週足チャートでは4週間ぶりの陽線となっている。指標面には割安感があり、業績改善を評価して反発局面が期待されるだろう。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比13.0%増の8700億円、営業利益が同10.0%増の60億円、経常利益が同4.9%増の51億円、純利益が同59.5%増の30億円としている。世界的な景気回復や円安メリットで機械・情報関連の好調が予想され、前期は低調だった鉄鋼や鉄鋼原料などの需要増加も期待されるだろう。純利益については特別損失一巡なども寄与する。
6月14日には中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)を発表した。神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。メキシコでの販売会社立ち上げ、中国での自動車向け部品加工会社の収益化、アセアン・インド域内での三国間取引拡大など、グローバルビジネスを加速させる方針だ。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値223円から反落して6月7日には166円まで調整する場面があった。ただし足元では180円台に戻して調整一巡感を強めている。
6月20日の終値185円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS33円88銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなって下値を固めているようだ。指標面には割安感があり、調整一巡して反発局面が期待されるだろう。(水田雅展)
>>神鋼商事のMedia−IR企業情報
鉄鋼・非鉄金属・機械関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。週末21日は前週末比14円高の187円と、週足チャートでは4週間ぶりの陽線となっている。指標面には割安感があり、業績改善を評価して反発局面が期待されるだろう。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比13.0%増の8700億円、営業利益が同10.0%増の60億円、経常利益が同4.9%増の51億円、純利益が同59.5%増の30億円としている。世界的な景気回復や円安メリットで機械・情報関連の好調が予想され、前期は低調だった鉄鋼や鉄鋼原料などの需要増加も期待されるだろう。純利益については特別損失一巡なども寄与する。
6月14日には中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)を発表した。神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。メキシコでの販売会社立ち上げ、中国での自動車向け部品加工会社の収益化、アセアン・インド域内での三国間取引拡大など、グローバルビジネスを加速させる方針だ。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値223円から反落して6月7日には166円まで調整する場面があった。ただし足元では180円台に戻して調整一巡感を強めている。
6月20日の終値185円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS33円88銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートラインとなって下値を固めているようだ。指標面には割安感があり、調整一巡して反発局面が期待されるだろう。(水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:08
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2013年06月21日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】松田産業株価は直近安値から10%戻す、貴金属リサイクル事業上向き2ケタ増益
貴金属リサイクル事業が主力の松田産業<7456>(東1)の株価は調整一巡感を強めている。20日の株価は22円高の1225円と買われ、直近安値から10%戻している。景気回復による企業の生産活動活発化が追い風であり、反発展開が期待されるだろう。
貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。貴金属リサイクル事業では、エレクトロニクス産業が成長している東アジアを中心に、海外拠点網の拡充を推進している。今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1750億円、営業利益が同11.3%増の62億円、経常利益が同6.8%増の65億円、純利益が同3.3%増の41億40百万円としている。
前期低調だった半導体・電子部品関連の生産活動は、円安進行に伴う輸出環境改善などで上向くことが予想される。国内外の拠点拡充も寄与して、貴金属市況が上昇傾向になれば大幅な収益改善が期待されるだろう。
なお6月10日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限8万株(自己株式除く発行済株式総数の0.30%)、取得価額総額の上限1億円、取得期間6月11日〜7月11日としている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏の1500円近辺から反落して6月7日には1113円まで調整する場面があった。ただし足元では1200円台に戻して調整一巡感を強めている。
6月20日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS151円33銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ52週移動平均線近辺を回復した。指標面には割安感があり、調整が一巡して反発展開が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>松田産業のMedia−IR企業情報
貴金属リサイクル事業を主力として、農林水産品を扱う食品関連事業も展開している。貴金属リサイクル事業では、エレクトロニクス産業が成長している東アジアを中心に、海外拠点網の拡充を推進している。今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比4.6%増の1750億円、営業利益が同11.3%増の62億円、経常利益が同6.8%増の65億円、純利益が同3.3%増の41億40百万円としている。
前期低調だった半導体・電子部品関連の生産活動は、円安進行に伴う輸出環境改善などで上向くことが予想される。国内外の拠点拡充も寄与して、貴金属市況が上昇傾向になれば大幅な収益改善が期待されるだろう。
なお6月10日に自己株式取得を発表した。取得株式総数の上限8万株(自己株式除く発行済株式総数の0.30%)、取得価額総額の上限1億円、取得期間6月11日〜7月11日としている。
株価の動きを見ると、戻り高値圏の1500円近辺から反落して6月7日には1113円まで調整する場面があった。ただし足元では1200円台に戻して調整一巡感を強めている。
6月20日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS151円33銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間24円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1643円09銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ52週移動平均線近辺を回復した。指標面には割安感があり、調整が一巡して反発展開が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>松田産業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:43
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】巴工業は第2四半期の利益進捗好調、通期上ブレも、株価底打ち
化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価が底打ち感を強めている。今期(13年10月期)見通し減額修正を嫌気した売りが一巡して、反発局面が期待されるだろう。
今期(13年10月期)の連結業績見通しについては、5月29日に2回目の減額修正を発表して売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。機械事業で北米の油井掘削向け遠心機械や中国向け砥粒回収装置の受注が減少し、化学工業製品事業では汎用樹脂の需要が低調である。中国・深センにおける新コンパウンド事業立ち上げ遅れも影響するようだ。
6月4日に発表した第2四半期累計(12年11月〜13年4月)の通期予想に対する進捗率は、売上高が49.9%、営業利益が60.5%、経常利益が63.2%、純利益が62.5%である。円安メリットなどで利益は一転増額の可能性もありそうだ。さらに来期(14年10月期)については設備投資回復メリットが期待されるだろう。
株価の動きを見ると、高値圏2000円近辺でのモミ合いから下放れ、6月14日の1482円まで調整した。ただし足元では下げ渋り感を強めている。減額修正を嫌気した売りが一巡して底打ちした可能性があるだろう。
6月20日の終値1552円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大している。失望売りが一巡して反発局面が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>巴工業のMedia−IR企業情報
今期(13年10月期)の連結業績見通しについては、5月29日に2回目の減額修正を発表して売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。機械事業で北米の油井掘削向け遠心機械や中国向け砥粒回収装置の受注が減少し、化学工業製品事業では汎用樹脂の需要が低調である。中国・深センにおける新コンパウンド事業立ち上げ遅れも影響するようだ。
6月4日に発表した第2四半期累計(12年11月〜13年4月)の通期予想に対する進捗率は、売上高が49.9%、営業利益が60.5%、経常利益が63.2%、純利益が62.5%である。円安メリットなどで利益は一転増額の可能性もありそうだ。さらに来期(14年10月期)については設備投資回復メリットが期待されるだろう。
株価の動きを見ると、高値圏2000円近辺でのモミ合いから下放れ、6月14日の1482円まで調整した。ただし足元では下げ渋り感を強めている。減額修正を嫌気した売りが一巡して底打ちした可能性があるだろう。
6月20日の終値1552円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大している。失望売りが一巡して反発局面が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>巴工業のMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:17
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】JFEシステムズ買われ年初来高値にあと2000円と強い、大阪ガス子会社と協業、ビジネスブレイン太田昭和と提携
■10万円が視野に
情報システム開発・構築のJFEシステムズ<4832>(東2)の株価が出直りの動きを強めている。20日は2400円高の8万8000円まで買われ5月につけた年初来高値9万円にあと2000円と接近している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。グループの鉄鋼関連向けはほぼ横ばいを想定し、自動車業界や製造流通業界など一般顧客向け外販事業の売上拡大を図る方針だ。
中期的な重点戦略としては、製造流通業界向け新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げ、アライアンス戦略も推進している。
5月8日には大阪ガス<9532>子会社のオージス総研とビジネス・インテリジェンス/データウェアハウス分野での協業を発表した。さらに5月23日には、会計・経営分野を中心にコンサルティング・システム開発事業を展開するビジネスブレイン太田昭和<9658>との資本・業務提携を発表した。ビジネスブレイン太田昭和の自己株式処分(処分株式数30万株、1株当たり処分価額647円)を第三者割当てで引き受ける。両社の経営資源・ノウハウの相互活用で補完効果が得られ、事業基盤を強化する方針だ。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値9万円から反落して6月7日の8万300円まで調整したが、切り返して足元では8万6000円近辺まで戻している。6月20日には8万8000円まで上伸して5月高値に接近する場面があった。
6月20日の終値8万6300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して上伸し、出直りの動きを強めている。強基調に回帰して5月の高値を試す展開が期待されるだろう。08年9月以来の10万円大台も視野に入りそうだ。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>JFEシステムズのMedia−IR企業情報
情報システム開発・構築のJFEシステムズ<4832>(東2)の株価が出直りの動きを強めている。20日は2400円高の8万8000円まで買われ5月につけた年初来高値9万円にあと2000円と接近している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比1.1%増の341億円、営業利益が同10.6%増の10億20百万円、経常利益が同10.1%増の10億20百万円、純利益が同3.3%増の5億20百万円としている。グループの鉄鋼関連向けはほぼ横ばいを想定し、自動車業界や製造流通業界など一般顧客向け外販事業の売上拡大を図る方針だ。
中期的な重点戦略としては、製造流通業界向け新規顧客開拓、ERPを核とした複合ソリューション、電子帳簿保存法対応ソリューション、食品ソリューションの拡大などを掲げ、アライアンス戦略も推進している。
5月8日には大阪ガス<9532>子会社のオージス総研とビジネス・インテリジェンス/データウェアハウス分野での協業を発表した。さらに5月23日には、会計・経営分野を中心にコンサルティング・システム開発事業を展開するビジネスブレイン太田昭和<9658>との資本・業務提携を発表した。ビジネスブレイン太田昭和の自己株式処分(処分株式数30万株、1株当たり処分価額647円)を第三者割当てで引き受ける。両社の経営資源・ノウハウの相互活用で補完効果が得られ、事業基盤を強化する方針だ。
株価の動きを見ると、5月15日の年初来高値9万円から反落して6月7日の8万300円まで調整したが、切り返して足元では8万6000円近辺まで戻している。6月20日には8万8000円まで上伸して5月高値に接近する場面があった。
6月20日の終値8万6300円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6621円67銭で算出)は13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間2000円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS11万7971円09銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復して上伸し、出直りの動きを強めている。強基調に回帰して5月の高値を試す展開が期待されるだろう。08年9月以来の10万円大台も視野に入りそうだ。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>JFEシステムズのMedia−IR企業情報
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:13
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2013年06月20日
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】生化学工業の株価は下値モミ合い良好、主力アルツおよびジェル・ワンが高齢者増加などで拡大基調
■営業利益45%伸長
関節機能改善剤が主力の生化学工業<4548>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。去る、6月4日から1200円前後のモミ合いが続いており、19日(水)は40円高の1241円まであった。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。
医薬品事業(関節機能改善剤アルツ、単回投与の米国向け関節機能改善剤ジェル・ワン、白内障手術補助剤オペガンなど)およびLAL事業(エンドトキシン測定用試薬関連)を展開している。主力のアルツおよびジェル・ワンの需要は高齢者人口増加などで拡大基調である。今期(14年3月期)の連結業績見通しについては、売上高が前期比12.2%増の299億円、営業利益が同45.5%増の45億50百万円、経常利益が同16.2%増の50億円、純利益が同24.4%増の40億50百万円としている。
営業費用や研究開発費の増加、受取ロイヤリティーの減少などがマイナス要因となるが、アルツの販売数量が国内および中国向けに増加基調であり、米国でのジェル・ワンの販売も拡大する見込みだ。さらにLAL事業の増収、円安進行メリット、減価償却方法変更(定率法から定額法へ)や税金費用減少なども寄与して大幅増益見込みである。なお想定為替レートは1米ドル=95円としている。
株価の動きを見ると、4月25日に年初来高値1436円を付けた後は上げ一服の形となり、市場全体が波乱となった影響も受けて6月7日には1135円まで調整する場面があった。ただし足元は概ね1200円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
6月19日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS71円29銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1079円38銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線を割り込むことなく、徐々に下値を切り上げて25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ても、13週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
>>生化学工業のMedia−IR企業情報
関節機能改善剤が主力の生化学工業<4548>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。去る、6月4日から1200円前後のモミ合いが続いており、19日(水)は40円高の1241円まであった。今期(14年3月期)好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。
医薬品事業(関節機能改善剤アルツ、単回投与の米国向け関節機能改善剤ジェル・ワン、白内障手術補助剤オペガンなど)およびLAL事業(エンドトキシン測定用試薬関連)を展開している。主力のアルツおよびジェル・ワンの需要は高齢者人口増加などで拡大基調である。今期(14年3月期)の連結業績見通しについては、売上高が前期比12.2%増の299億円、営業利益が同45.5%増の45億50百万円、経常利益が同16.2%増の50億円、純利益が同24.4%増の40億50百万円としている。
営業費用や研究開発費の増加、受取ロイヤリティーの減少などがマイナス要因となるが、アルツの販売数量が国内および中国向けに増加基調であり、米国でのジェル・ワンの販売も拡大する見込みだ。さらにLAL事業の増収、円安進行メリット、減価償却方法変更(定率法から定額法へ)や税金費用減少なども寄与して大幅増益見込みである。なお想定為替レートは1米ドル=95円としている。
株価の動きを見ると、4月25日に年初来高値1436円を付けた後は上げ一服の形となり、市場全体が波乱となった影響も受けて6月7日には1135円まで調整する場面があった。ただし足元は概ね1200円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
6月19日の終値1225円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS71円29銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1079円38銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線を割り込むことなく、徐々に下値を切り上げて25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ても、13週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:44
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】アルコニックスは2000円台回復し出直り強める、川上・川中・川下でのM&A推進
■レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化を評価
非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)の株価が調整一巡して出直り感を強めている。19日(水)は78円高の2000円と大台を回復している。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。
軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。今期(14年3月期)の連結業績見通しは売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。
前期は全般的に需要が低調で、特にレアメタル・レアアースの需要減少と市況下落がマイナス要因となったが、今期は自動車関連、スマートフォン・タブレット関連が好調に推移する見込みだ。子会社化した金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社、産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研の寄与も期待されるだろう。
5月17日に発表した中期経営計画では重点戦略として、川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化などを掲げ、16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13〜15%程度などを目標値としている。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値2398円から反落して6月7日の1750円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして切り返し、6月19日には終値で2000円台を回復した。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月19日の終値2000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS354円05銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって反発の動きを強めている。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
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非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)の株価が調整一巡して出直り感を強めている。19日(水)は78円高の2000円と大台を回復している。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。
軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。今期(14年3月期)の連結業績見通しは売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。
前期は全般的に需要が低調で、特にレアメタル・レアアースの需要減少と市況下落がマイナス要因となったが、今期は自動車関連、スマートフォン・タブレット関連が好調に推移する見込みだ。子会社化した金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社、産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研の寄与も期待されるだろう。
5月17日に発表した中期経営計画では重点戦略として、川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化などを掲げ、16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13〜15%程度などを目標値としている。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値2398円から反落して6月7日の1750円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして切り返し、6月19日には終値で2000円台を回復した。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月19日の終値2000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS354円05銭で算出)は5〜6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復する動きを強め、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって反発の動きを強めている。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:29
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【ジャーナリスト&アマリスト・水田雅展の視点】東映アニメーションはフルCG大型劇場作品「キャプテンハーロック」の9月公開が期待材料
■今期業績は上ブレも
アニメ大手の東映アニメーション<4816>(JQS)の株価が下値を固めている。きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。19日(水)終値は23円高の2253円と買われている。
アニメ製作の大手で、映像製作・販売事業、版権事業、商品販売事業、その他事業を展開している。「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」など人気テレビシリーズの商品化戦略で、版権収入やソーシャルゲーム事業も急拡大している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比18.0%減の276億円、営業利益が同39.2%減の29億円、経常利益が同39.2%減の32億円、純利益が同39.2%減の20億円としている。映像製作・販売事業ではフルCGによる大型劇場作品「キャプテンハーロック」の9月公開を予定しているが、前期に大ヒットした映画「ワンピースフイルムZ」や「ドラゴンボールZ神と神」の反動が大きく、さらにソーシャルゲームの市場成長鈍化懸念もマイナス要因としている。
ただし、海外は北米およびアジア向けの配信事業が好調であり、円安メリットなども考慮すれば会社予想には保守的な印象も強く、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月20日の年初来高値2750円から反落して6月7日の2112円まで調整した。ただし足元では概ね2200円台で推移して徐々に下値を切り上げている。下値を固める動きのようだ。
6月19日の終値2253円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS146円61銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2651円87銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感も強めている。指標面には割安感もあり、きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。(水田雅展)
アニメ大手の東映アニメーション<4816>(JQS)の株価が下値を固めている。きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。19日(水)終値は23円高の2253円と買われている。
アニメ製作の大手で、映像製作・販売事業、版権事業、商品販売事業、その他事業を展開している。「ワンピース」「ドラゴンボール」「プリキュア」など人気テレビシリーズの商品化戦略で、版権収入やソーシャルゲーム事業も急拡大している。
今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比18.0%減の276億円、営業利益が同39.2%減の29億円、経常利益が同39.2%減の32億円、純利益が同39.2%減の20億円としている。映像製作・販売事業ではフルCGによる大型劇場作品「キャプテンハーロック」の9月公開を予定しているが、前期に大ヒットした映画「ワンピースフイルムZ」や「ドラゴンボールZ神と神」の反動が大きく、さらにソーシャルゲームの市場成長鈍化懸念もマイナス要因としている。
ただし、海外は北米およびアジア向けの配信事業が好調であり、円安メリットなども考慮すれば会社予想には保守的な印象も強く、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月20日の年初来高値2750円から反落して6月7日の2112円まで調整した。ただし足元では概ね2200円台で推移して徐々に下値を切り上げている。下値を固める動きのようだ。
6月19日の終値2253円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS146円61銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2651円87銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、徐々に下値を切り上げて調整一巡感も強めている。指標面には割安感もあり、きっかけ次第で出直りの動きを強めそうだ。(水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:20
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2013年06月19日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】OBARA GROUP株価は3日続伸と強い、今9月期38%増益で高値挑戦へ
溶接機器や平面研磨装置を展開するOBARA GROUP<6877>(東1)の株価は、調整が一巡して出直りの動きを強めている。19日(水)終値は16円高の2877円と3日続伸している。今期(13年9月期)好業績見通しに加えて、アベノミクス成長戦略の投資減税関連のテーマ性も支援材料だろう。
今期の連結業績見通しは、4月26日に2回目の増額修正を発表して売上高が前期比14.4%増の369億円、営業利益が同38.7%増の62億円、経常利益が同54.2%増の71億円、純利益が同72.9%増の47億円としている。アジア市場で自動車関連向け溶接機器の需要が好調であり、平面研磨装置関連も半導体関連の設備投資が回復傾向である。増収効果に円安メリットも寄与して大幅増益の見込みだ。
通期予想に対する第2四半期累計(12年10月〜13年3月)の進捗率は売上高が49.1%、営業利益が50.3%、経常利益が54.6%、純利益が49.5%である。通期想定為替レートが1ドル=91円であり、一段の円安進行メリットや米国自動車市場の好調なども考慮すれば、3回目の増額修正の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値3465円から反落して6月7日の2520円まで調整した。ただし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げ、6月18日には2918円まで戻す場面があった。調整一巡して出直り態勢のようだ。
6月19日の終値2877円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS241円88銭で算出)は11倍台、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は2.4倍近辺である。
日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを見せている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線の接近を待って反発した形である。今期3回目の増額修正の可能性もあるだけに、大勢として強基調に変化はないだろう。5月の高値3485円を試す可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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今期の連結業績見通しは、4月26日に2回目の増額修正を発表して売上高が前期比14.4%増の369億円、営業利益が同38.7%増の62億円、経常利益が同54.2%増の71億円、純利益が同72.9%増の47億円としている。アジア市場で自動車関連向け溶接機器の需要が好調であり、平面研磨装置関連も半導体関連の設備投資が回復傾向である。増収効果に円安メリットも寄与して大幅増益の見込みだ。
通期予想に対する第2四半期累計(12年10月〜13年3月)の進捗率は売上高が49.1%、営業利益が50.3%、経常利益が54.6%、純利益が49.5%である。通期想定為替レートが1ドル=91円であり、一段の円安進行メリットや米国自動車市場の好調なども考慮すれば、3回目の増額修正の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月14日の年初来高値3465円から反落して6月7日の2520円まで調整した。ただし6月7日の安値をボトムとして徐々に下値を切り上げ、6月18日には2918円まで戻す場面があった。調整一巡して出直り態勢のようだ。
6月19日の終値2877円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS241円88銭で算出)は11倍台、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は2.4倍近辺である。
日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを見せている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線の接近を待って反発した形である。今期3回目の増額修正の可能性もあるだけに、大勢として強基調に変化はないだろう。5月の高値3485円を試す可能性がありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:40
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ビー・エム・エルはクリニック市場開拓が奏功し増収増益、株価は5月高値挑戦へ
受託臨床検査大手のビー・エム・エル<4694>(東1)の株価が下値を固めて出直り態勢のようだ。19日(火)54円高の2564円まで買われている。先ず、5月の高値2740円を試す展開だろう。
受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業にも展開している。受託臨床検査事業ではM&Aも活用して、検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場の開拓などを重点戦略として、北海道、本州、九州での子会社再編などで収益構造改善も推進している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。受託臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落する見込みだが、今期は診療報酬改定がなく、クリニック市場などでの新規顧客開拓、子会社の一段の経営効率化などの効果に加えて、食品衛生検査事業の市場拡大も寄与する見込みだ。医療情報システム事業では、電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取組を強化する。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値2740円から反落して6月6日に2302円、6月7日に2317円まで調整する場面があったが、その後は下値を切り上げて2500円台を回復している。下値を固めて出直り態勢のようだ。
6月18日の終値2510円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線と75日移動平均線を回復し、逆三尊の形となった。また週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。下値固めが完了して出直り展開が期待されるだろう。5月の高値2740円を試す可能性もありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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受託臨床検査事業を主力として、腸内細菌検査や食品衛生コンサルティングなどの食品衛生検査事業、電子カルテなどの医療情報システム事業、SMO(治験支援)事業にも展開している。受託臨床検査事業ではM&Aも活用して、検査ラボの全国展開や規模拡大、クリニック市場の開拓などを重点戦略として、北海道、本州、九州での子会社再編などで収益構造改善も推進している。
今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.8%増の973億円、営業利益が同7.0%増の71億円、経常利益が同4.6%増の73億円、純利益が同7.9%増の40億円としている。受託臨床検査事業は競争激化などで受託価格が下落する見込みだが、今期は診療報酬改定がなく、クリニック市場などでの新規顧客開拓、子会社の一段の経営効率化などの効果に加えて、食品衛生検査事業の市場拡大も寄与する見込みだ。医療情報システム事業では、電子カルテ「クオリス」のブランド向上に向けた取組を強化する。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値2740円から反落して6月6日に2302円、6月7日に2317円まで調整する場面があったが、その後は下値を切り上げて2500円台を回復している。下値を固めて出直り態勢のようだ。
6月18日の終値2510円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS188円36銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は1.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2389円83銭で算出)は1.1倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線と75日移動平均線を回復し、逆三尊の形となった。また週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発の動きを強めている。下値固めが完了して出直り展開が期待されるだろう。5月の高値2740円を試す可能性もありそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:36
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】JSPの今期営業利益42%増益に注目、指標も割安、株価は底値固めから出直り近い
樹脂発砲製品のJSP<7942>(東1)の株価は去る7日に1308円まで調整したが、18日には1415円と反発調整一巡感を強めている。19日も1400円を挟んでモミ合っている。今期(14年3月期)好業績や指標面の割安感に見直し余地があり、出直り展開が期待されるだろう。
押出事業(産業用包材、食品用包材、広告用ディスプレー材、土木用資材、住宅用断熱材など)と、ビーズ事業(自動車部品、輸送用通い函、家電製品用緩衝材など)を展開し、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比5.2%増の1010億円、営業利益が同42.1%増の65億円、経常利益が同36.0%増の67億円、純利益が同29.4%増の43億円としている。円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加、復興需要の本格化、消費増税前の住宅駆け込み需要、次世代断熱基準義務化などを追い風として需要増増加が予想され、高機能・高付加価値製品の拡販、原燃料高に伴う製品値上げ効果なども寄与して好業績が期待されるだろう。想定為替レートは1米ドル=80円としている。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値1706円から反落して6月7日の1308円まで調整したが、足元では概ね1300円台後半で推移して調整一巡感を強めている。
6月18日の終値1391円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円22銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り感を強めている。サポートラインを確認して調整一巡した可能性がありそうだ。今期好業績や指標面の割安感に見直し余地があり、出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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押出事業(産業用包材、食品用包材、広告用ディスプレー材、土木用資材、住宅用断熱材など)と、ビーズ事業(自動車部品、輸送用通い函、家電製品用緩衝材など)を展開し、高機能・高付加価値製品の拡販を強化している。
今期の連結業績見通しは、売上高が前期比5.2%増の1010億円、営業利益が同42.1%増の65億円、経常利益が同36.0%増の67億円、純利益が同29.4%増の43億円としている。円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加、復興需要の本格化、消費増税前の住宅駆け込み需要、次世代断熱基準義務化などを追い風として需要増増加が予想され、高機能・高付加価値製品の拡販、原燃料高に伴う製品値上げ効果なども寄与して好業績が期待されるだろう。想定為替レートは1米ドル=80円としている。
株価の動きを見ると、5月22日の年初来高値1706円から反落して6月7日の1308円まで調整したが、足元では概ね1300円台後半で推移して調整一巡感を強めている。
6月18日の終値1391円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円22銭で算出)は9〜10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1671円55銭で算出)は0.8倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋り感を強めている。サポートラインを確認して調整一巡した可能性がありそうだ。今期好業績や指標面の割安感に見直し余地があり、出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:39
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】陽光都市開発株価は急伸し一気に30日線回復、第1Qの利益進捗好調
陽光都市開発<8946>(JQS)の18日株価は29円高の171円と急伸し、一気に30日線まで戻している。
主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小して、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。ただし、来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れも進める方針だ。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が前期比33.9%減の10億53百万円、営業利益が同16.1%減の1億21百万円、経常利益が同19.7%減の71百万円、純利益が同22.1%減の65百万円としている。不動産販売事業で予定物件がないため大幅減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調に推移する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(第1Q=1月〜3月)の進捗率は売上高が24.8%、営業利益が28.1%、経常利益が35.2%、純利益が33.8%だった。概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、4月9日の年初来高値372円から反落して急騰の反動局面となり、6月7日の133円まで調整した。ただし足元は概ね140円近辺で推移し、6月18日には前日比43円(30.28%)高の185円まで急騰する場面があった。下値固めが完了して再動意の構えのようだ。
6月18日の終値171円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は25倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は13倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。収益構造転換も評価材料であり、再動意のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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主力だった投資用マンション「グリフィンシリーズ」の企画・販売事業を縮小して、不動産管理・賃貸・仲介事業の「ストック型フィービジネス」への事業構造転換を進めている。ただし、来期(14年12月期)以降の販売用物件確保に向けて事業用地の仕入れも進める方針だ。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が前期比33.9%減の10億53百万円、営業利益が同16.1%減の1億21百万円、経常利益が同19.7%減の71百万円、純利益が同22.1%減の65百万円としている。不動産販売事業で予定物件がないため大幅減収減益だが、不動産管理・賃貸・仲介事業は順調に推移する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(第1Q=1月〜3月)の進捗率は売上高が24.8%、営業利益が28.1%、経常利益が35.2%、純利益が33.8%だった。概ね順調な水準だろう。
株価の動きを見ると、4月9日の年初来高値372円から反落して急騰の反動局面となり、6月7日の133円まで調整した。ただし足元は概ね140円近辺で推移し、6月18日には前日比43円(30.28%)高の185円まで急騰する場面があった。下値固めが完了して再動意の構えのようだ。
6月18日の終値171円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6円80銭)は25倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS13円13銭)は13倍近辺である。週足チャートで見ると一旦割り込んだ26週移動平均線を回復した。収益構造転換も評価材料であり、再動意のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ヤーマンは取引形態変更に伴う出荷減少の影響一巡し今4月期営業利益29.5%増益
■株価底打ち確認
家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価が調整一巡したようだ。4月の高値から大幅調整しただけに、反発の動きが期待されるだろう。18日(火)終値は39円高の1195円と買われている。
脱毛器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。6月14日に発表した前期(13年4月期)連結業績は前々期比5.2%減収、同61.6%営業減益、同71.1%経常減益、同70.7%最終減益だった。前々期に好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要が一巡したことに加えて、大手家電量販店向け取引形態変更に伴う一時的な出荷減少も影響して、5月17日に減額修正を発表していた。
今期(14年4月期)の見通しは、売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。取引形態変更に伴う出荷減少の影響などが一巡し、ブランドイメージ向上に向けた取組強化や、新製品投入の効果などで収益改善が期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間36円(第2四半期末18円、期末18円)とした。
株価の動きを見ると、4月15日の年初来高値1980円から反落し、5月17日に発表した前期業績減額修正も嫌気され、6月7日の1100円までほぼ一本調子に調整した。ただし6月7日の安値をボトムとして、足元は徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
6月18日の終値1195円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.0倍近辺である。日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大しており、調整一巡して反発の動きが期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
>>ヤーマンのMedia−IR企業情報
家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価が調整一巡したようだ。4月の高値から大幅調整しただけに、反発の動きが期待されるだろう。18日(火)終値は39円高の1195円と買われている。
脱毛器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開している。6月14日に発表した前期(13年4月期)連結業績は前々期比5.2%減収、同61.6%営業減益、同71.1%経常減益、同70.7%最終減益だった。前々期に好調だった脱毛器「no!no!HAIR」シリーズの需要が一巡したことに加えて、大手家電量販店向け取引形態変更に伴う一時的な出荷減少も影響して、5月17日に減額修正を発表していた。
今期(14年4月期)の見通しは、売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。取引形態変更に伴う出荷減少の影響などが一巡し、ブランドイメージ向上に向けた取組強化や、新製品投入の効果などで収益改善が期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間36円(第2四半期末18円、期末18円)とした。
株価の動きを見ると、4月15日の年初来高値1980円から反落し、5月17日に発表した前期業績減額修正も嫌気され、6月7日の1100円までほぼ一本調子に調整した。ただし6月7日の安値をボトムとして、足元は徐々に下値を切り上げている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
6月18日の終値1195円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.0倍近辺である。日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大しており、調整一巡して反発の動きが期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】明光ネットワークジャパンは業績進捗好調で近く発表の第3Qに期待、株価は安値から11%上昇
個別指導塾などを展開する明光ネットワークジャパン<4668>(東1)の株価が調整一巡して出直り感を強めている。18日(火)は19円高の1220円と続伸、去る7日の直近安値から約11%戻している。7月上旬予定の第3四半期(3Q)累計(12年9月〜13年5月)業績の発表が接近して期待感が高まる可能性もあるだろう。
小中高生向け個別指導塾「明光義塾」の直営・FC事業を主力に、医系大学予備校事業(東京医進学院)、明光サッカースクール事業、早稲田アカデミー個別進学館事業、明光キッズ事業、未来キッズクラブ事業(アートスタジオと英語スタジオを融合)などを展開し、M&Aを活用して教育事業から保育事業や介護事業にも事業領域を広げている。
今期(13年8月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の159億38百万円、営業利益が同8.6%増の38億46百万円、経常利益が同4.5%増の38億93百万円、純利益が同18.0%増の23億23百万円としている。明光義塾事業、その他事業ともに好調に推移し、新規連結のユーデックや新規持分法適用会社のライフサポートも寄与して連続最高益更新の見込みだ。
通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は、売上高が48.2%、営業利益が54.3%、経常利益が56.2%、純利益が57.3%と順調な水準である。個別学習サービスへの期待の高まりに加えて、教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置、安倍晋三内閣による教育改革、小学校における英語教育必須化などの政策も追い風だろう。なお6月5日には、教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置を利用する際のサポートを発表している。
株価の動きを見ると、年初来高値圏の1400円近辺から反落して6月7日には1100円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして、徐々に下値を切り上げている。6月18日には1240円まで戻す場面があった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月18日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS84円23銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間27円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS366円72銭で算出)は3.3倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発して調整一巡感を強めている。サポートラインを確認した形だろう。7月上旬予定の第3四半期累計業績の発表が接近して期待感が高まり、出直りの動きを強める可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
小中高生向け個別指導塾「明光義塾」の直営・FC事業を主力に、医系大学予備校事業(東京医進学院)、明光サッカースクール事業、早稲田アカデミー個別進学館事業、明光キッズ事業、未来キッズクラブ事業(アートスタジオと英語スタジオを融合)などを展開し、M&Aを活用して教育事業から保育事業や介護事業にも事業領域を広げている。
今期(13年8月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比10.0%増の159億38百万円、営業利益が同8.6%増の38億46百万円、経常利益が同4.5%増の38億93百万円、純利益が同18.0%増の23億23百万円としている。明光義塾事業、その他事業ともに好調に推移し、新規連結のユーデックや新規持分法適用会社のライフサポートも寄与して連続最高益更新の見込みだ。
通期予想に対する第2四半期累計(12年9月〜13年2月)の進捗率は、売上高が48.2%、営業利益が54.3%、経常利益が56.2%、純利益が57.3%と順調な水準である。個別学習サービスへの期待の高まりに加えて、教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置、安倍晋三内閣による教育改革、小学校における英語教育必須化などの政策も追い風だろう。なお6月5日には、教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置を利用する際のサポートを発表している。
株価の動きを見ると、年初来高値圏の1400円近辺から反落して6月7日には1100円まで調整した。しかし6月7日の安値をボトムとして、徐々に下値を切り上げている。6月18日には1240円まで戻す場面があった。調整が一巡して出直り態勢のようだ。
6月18日の終値1220円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS84円23銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間27円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS366円72銭で算出)は3.3倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線近辺から反発して調整一巡感を強めている。サポートラインを確認した形だろう。7月上旬予定の第3四半期累計業績の発表が接近して期待感が高まり、出直りの動きを強める可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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2013年06月18日
【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】エスプールは4月にマーチャンダイジング事業開始し既存事業とのシナジー効果期待、今期営業利益65%増益
■株価3日続伸、高値奪回へ
人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価が調整一巡感を強めている。18日(火)は8円高の326円と3営業日続伸している。今期(13年11月期)の好業績見通しを評価して、高値圏回帰の展開が期待されそうだ。
ビジネスソリューション事業(ロジスティクス関連やセールスプロモーション関連のアウトソーシング受託)、人材ソリューション事業(コールセンター業務や携帯電話販売支援業務などの人材派遣サービス)を展開し、拠点拡充を積極推進している。4月にはマーチャンダイジング事業も開始した。既存事業とのシナジー効果が期待されるだろう。
今期連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)としている。ネット通販市場の拡大を追い風として、ビジネスソリューション事業のロジスティクス関連(発送代行サービスやセンター運営代行サービス)の受注が拡大し、増収効果や受注単価上昇などで営業損益が大幅に改善する見込みだ。
第1四半期(12年12月〜13年2月)は、ビジネスソリューション事業で大型スポット案件がなく前年同期比3.2%減収だったが、売上総利益率が改善して同23.5%営業増益だった。派遣需要が旺盛で売上総利益率が改善した。なお7月4日に第2四半期累計(12年12月〜13年5月)業績の発表を予定している。
株価の動きを見ると、3月の高値圏380円近辺から上値を切り下げたが、一方では下値を切り上げて三角保ち合いの形のようだ。足元も市場全体が乱高下する中で、概ね300円〜320円近辺で堅調に推移している。6月18日の終値326円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線がサポートラインとなり、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。さらに週足チャート見ると13週移動平均線近辺で下げ渋り、下値を切り上げている。調整一巡して三角保ち合い上放れ、高値圏回帰の展開が期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
>>エスプールのMedia−IR企業情報
人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価が調整一巡感を強めている。18日(火)は8円高の326円と3営業日続伸している。今期(13年11月期)の好業績見通しを評価して、高値圏回帰の展開が期待されそうだ。
ビジネスソリューション事業(ロジスティクス関連やセールスプロモーション関連のアウトソーシング受託)、人材ソリューション事業(コールセンター業務や携帯電話販売支援業務などの人材派遣サービス)を展開し、拠点拡充を積極推進している。4月にはマーチャンダイジング事業も開始した。既存事業とのシナジー効果が期待されるだろう。
今期連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)としている。ネット通販市場の拡大を追い風として、ビジネスソリューション事業のロジスティクス関連(発送代行サービスやセンター運営代行サービス)の受注が拡大し、増収効果や受注単価上昇などで営業損益が大幅に改善する見込みだ。
第1四半期(12年12月〜13年2月)は、ビジネスソリューション事業で大型スポット案件がなく前年同期比3.2%減収だったが、売上総利益率が改善して同23.5%営業増益だった。派遣需要が旺盛で売上総利益率が改善した。なお7月4日に第2四半期累計(12年12月〜13年5月)業績の発表を予定している。
株価の動きを見ると、3月の高値圏380円近辺から上値を切り下げたが、一方では下値を切り上げて三角保ち合いの形のようだ。足元も市場全体が乱高下する中で、概ね300円〜320円近辺で堅調に推移している。6月18日の終値326円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は16〜17倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は6倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線がサポートラインとなり、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。さらに週足チャート見ると13週移動平均線近辺で下げ渋り、下値を切り上げている。調整一巡して三角保ち合い上放れ、高値圏回帰の展開が期待されそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】ピックルスコーポレーションはキムチ製品のブランド力が向上、今期2ケタ増益、PER6〜7倍と割安目立つ
漬物最大手のピックルスコーポレーション<2925>(JQS)の株価が出直り態勢のようだ。18日は640円を挟んでのモミ合いとなっている。指標面の割安感が台頭しており、7月上旬予定の第1四半期(3月〜5月)業績発表も接近して、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。
キムチ、あさづけ、惣菜などの漬物製品メーカーで、主力の「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品のブランド力が向上している。さらに「生きて腸まで届くピーネ乳酸菌キムチ」など新製品開発・投入も積極推進している。広島工場が稼働して中国・四国地方での拡販を進めるとともに、コスト面では契約栽培拡大による原料野菜の安定調達を推進する模様だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の251億80百万円、営業利益が同11.2%増の10億18百万円、経常利益が同10.7%増の10億79百万円、純利益が同9.1%増の6億23百万円としている。主力の「ご飯がススムキムチ」などの販売が好調で、新製品投入効果も寄与する見込みだ。
株価の動きを見ると、4月25日の年初来高値720円から反落して水準を切り下げたが、6月7日の546円をボトムとして急反発し、6月17日には640円まで戻した。調整一巡して出直り態勢のようだ。
6月18日の終値640円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円43銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1058円84銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ75日移動平均線、そして25日移動平均線を続けて回復した。また週足チャートで見ても13週移動平均線を回復して出直りの動きを強めている。低PER、低PBRで割安感が強く、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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キムチ、あさづけ、惣菜などの漬物製品メーカーで、主力の「ご飯がススムキムチ」などキムチ製品のブランド力が向上している。さらに「生きて腸まで届くピーネ乳酸菌キムチ」など新製品開発・投入も積極推進している。広島工場が稼働して中国・四国地方での拡販を進めるとともに、コスト面では契約栽培拡大による原料野菜の安定調達を推進する模様だ。
今期(14年2月期)連結業績見通しは売上高が前期比4.6%増の251億80百万円、営業利益が同11.2%増の10億18百万円、経常利益が同10.7%増の10億79百万円、純利益が同9.1%増の6億23百万円としている。主力の「ご飯がススムキムチ」などの販売が好調で、新製品投入効果も寄与する見込みだ。
株価の動きを見ると、4月25日の年初来高値720円から反落して水準を切り下げたが、6月7日の546円をボトムとして急反発し、6月17日には640円まで戻した。調整一巡して出直り態勢のようだ。
6月18日の終値640円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円43銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は1.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1058円84銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦割り込んだ75日移動平均線、そして25日移動平均線を続けて回復した。また週足チャートで見ても13週移動平均線を回復して出直りの動きを強めている。低PER、低PBRで割安感が強く、高値圏回帰の展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:46
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】新和内航海運の株価は全般乱高下の中で堅調目立つ、指標割安できっかけ待ち
新和内航海運<9180>(JQS)の株価は、市場全体が乱高下する中でも比較的堅調に推移している。指標面の割安感が強いだけに、きっかけ次第で上値を試す可能性があるだろう。
今期(14年3月期)の連結業績見通しについては売上高が前期比3.5%増の197億16百万円、営業利益が同7.7%増の12億62百万円、経常利益が同1.1%増の11億88百万円、純利益が同3.1%増の8億04百万円としている。主力の内航海運事業で、復興関連を中心にセメント、鉄鋼原料、電力関連などの輸送量が堅調に推移する見込みだ。前期は低調だった鋼材輸送量も回復に向かうことが期待される。コスト削減効果なども考慮すれば会社予想は保守的な印象もあるだけに、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値481円から反落して上げ一服の展開だが、市場全体が乱高下する展開の中でも深押しすることなく、週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線を維持して、比較的堅調に推移している。
6月17日の終値450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS74円62銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は0.8倍近辺である。指標面では低PER、低PBRで割安感が強いだけに、きっかけ次第で上値を試す可能性があるだろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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今期(14年3月期)の連結業績見通しについては売上高が前期比3.5%増の197億16百万円、営業利益が同7.7%増の12億62百万円、経常利益が同1.1%増の11億88百万円、純利益が同3.1%増の8億04百万円としている。主力の内航海運事業で、復興関連を中心にセメント、鉄鋼原料、電力関連などの輸送量が堅調に推移する見込みだ。前期は低調だった鋼材輸送量も回復に向かうことが期待される。コスト削減効果なども考慮すれば会社予想は保守的な印象もあるだけに、上振れの可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値481円から反落して上げ一服の展開だが、市場全体が乱高下する展開の中でも深押しすることなく、週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線を維持して、比較的堅調に推移している。
6月17日の終値450円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS74円62銭で算出)は6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS568円15銭で算出)は0.8倍近辺である。指標面では低PER、低PBRで割安感が強いだけに、きっかけ次第で上値を試す可能性があるだろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】建設技術研究所は公共投資追い風に受注高水準、今期営業利益27%増益
■株価に割安感強い
建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。18日(火)は13円高の737円と買われている。公共投資増加を追い風に受注が高水準であり、好業績を評価して出直り展開が期待されるだろう。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億円と好調だったため、高水準の受注残高の消化で好業績が期待されるだろう。
さらに第1四半期(1月〜3月)の受注高も前年同期比3.8%増と好調だった。公共投資が増加した13年度予算が追い風となり、今期の受注高も高水準に推移することが予想される。
中期計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付け、港湾や水道などへの参入も推進する方針だ。再生エネルギーを活用したスマートコミュニティや、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化している。社会インフラ輸出も含めて、政府の成長戦略が追い風となりそうだ。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値883円から反落して6月7日の658円まで調整したが、6月10日には前日比62円高と急反発して底打ち感を強めた。足元も700円〜730円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
6月17日の終値724円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形となり、調整一巡感を強めている。指標面に割高感はなく、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)の株価が調整一巡感を強めている。18日(火)は13円高の737円と買われている。公共投資増加を追い風に受注が高水準であり、好業績を評価して出直り展開が期待されるだろう。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億円と好調だったため、高水準の受注残高の消化で好業績が期待されるだろう。
さらに第1四半期(1月〜3月)の受注高も前年同期比3.8%増と好調だった。公共投資が増加した13年度予算が追い風となり、今期の受注高も高水準に推移することが予想される。
中期計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付け、港湾や水道などへの参入も推進する方針だ。再生エネルギーを活用したスマートコミュニティや、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化している。社会インフラ輸出も含めて、政府の成長戦略が追い風となりそうだ。
株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値883円から反落して6月7日の658円まで調整したが、6月10日には前日比62円高と急反発して底打ち感を強めた。足元も700円〜730円近辺で推移して調整一巡感を強めている。
6月17日の終値724円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形となり、調整一巡感を強めている。指標面に割高感はなく、今期好業績見通しを評価して出直り展開が期待されるだろう(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展】東洋建設の終値240円台が6営業日で底打ち感、浮体式洋上風力発電と除染関連で注目
海洋土木工事の東洋建設<1890>(東1)の株価が底打ち感を強めてきた。17日の244円で、終値240円台が6営業日となっているからだ。が公共投資増加の恩恵に加えて浮体式洋上風力発電関連などのテーマ性もあり、出直り展開が期待されるだろう。
今期(14年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比5.5%増、営業利益が同22.9%増、経常利益が同15.0%増、純利益が同17.3%増の増収増益としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事が高水準であり、海外では単独受注したケニア共和国のモンバサ港建設工事が本格化することも寄与する。震災復興関連や老朽化インフラ補修・更新関連など公共投資増加が追い風であり、好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、270円〜310円近辺でのボックス展開から下放れて、アベノミクス相場前の12年秋の安値圏までほぼ一本調子に調整した。ただし6月7日の222円をボトムとして反発し、6月17日には240円台に戻している。底打ちした可能性があるだろう。
6月17日の終値244円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は0.8倍近辺である。今期好業績見通しに加えて公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性も豊富であり、出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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今期(14年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比5.5%増、営業利益が同22.9%増、経常利益が同15.0%増、純利益が同17.3%増の増収増益としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事が高水準であり、海外では単独受注したケニア共和国のモンバサ港建設工事が本格化することも寄与する。震災復興関連や老朽化インフラ補修・更新関連など公共投資増加が追い風であり、好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、270円〜310円近辺でのボックス展開から下放れて、アベノミクス相場前の12年秋の安値圏までほぼ一本調子に調整した。ただし6月7日の222円をボトムとして反発し、6月17日には240円台に戻している。底打ちした可能性があるだろう。
6月17日の終値244円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は0.8倍近辺である。今期好業績見通しに加えて公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性も豊富であり、出直り展開が期待されるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:45
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【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】山下医科器械の17日株価83円高と急伸、大きく出直る、好調期待の5月期決算発表接近
医療機器商社の山下医科器械<3022>(東1)の17日株価は83円高の1862円と急伸、大きく出直ってきた。7月予定の決算発表が接近している。
九州を地盤とする医療機器商社で、医療機器の販売・メンテナンス、医療材料や消耗品などの販売を主力としている。九州最大の需要地である福岡県での市場シェア拡大戦略を推進するとともに、医療機関から物品管理含めた複合的サービスのニーズが高まっていることに対応して、SPD(病院医療材料管理業務)の契約施設数増加を進めている。営業エリア拡大も徐々に進める方針であり、政府の成長戦略を追い風として中期的な成長が期待されるだろう。
前期(13年5月期)連結業績は、5月16日に増額修正を発表して前々期比6.2%増収、同23.5%営業増益、同21.1%経常増益、同65.3%最終増益とした。医療材料の償還価格引き下げや販売競争激化などがマイナス要因だが、超音波画像診断装置など高額画像診断機器の販売が増加したことに加えて、SPD契約施設数増加などで医療材料や消耗品の販売が想定以上に好調に推移した模様だ。市場拡大も追い風であり、今期(14年5月期)も好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、前期業績および配当の増額修正を好感して5月17日には年初来高値となる2538円を付けた。その後は市場全体の地合悪化も影響してほぼ一本調子の調整局面となり、6月7日には1580円まで調整する場面があった。ただし足元では1800円台まで戻して調整一巡感を強めている。
6月17日の終値1862円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS131円01銭で算出)は14〜15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1987円77銭で算出)は0.9倍近辺である。
年初来高値から一転して急反落したが、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。指標面に割高感はなく、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料であり、7月予定の決算発表が接近して出直りの動きを強める可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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九州を地盤とする医療機器商社で、医療機器の販売・メンテナンス、医療材料や消耗品などの販売を主力としている。九州最大の需要地である福岡県での市場シェア拡大戦略を推進するとともに、医療機関から物品管理含めた複合的サービスのニーズが高まっていることに対応して、SPD(病院医療材料管理業務)の契約施設数増加を進めている。営業エリア拡大も徐々に進める方針であり、政府の成長戦略を追い風として中期的な成長が期待されるだろう。
前期(13年5月期)連結業績は、5月16日に増額修正を発表して前々期比6.2%増収、同23.5%営業増益、同21.1%経常増益、同65.3%最終増益とした。医療材料の償還価格引き下げや販売競争激化などがマイナス要因だが、超音波画像診断装置など高額画像診断機器の販売が増加したことに加えて、SPD契約施設数増加などで医療材料や消耗品の販売が想定以上に好調に推移した模様だ。市場拡大も追い風であり、今期(14年5月期)も好業績が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、前期業績および配当の増額修正を好感して5月17日には年初来高値となる2538円を付けた。その後は市場全体の地合悪化も影響してほぼ一本調子の調整局面となり、6月7日には1580円まで調整する場面があった。ただし足元では1800円台まで戻して調整一巡感を強めている。
6月17日の終値1862円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS131円01銭で算出)は14〜15倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS1987円77銭で算出)は0.9倍近辺である。
年初来高値から一転して急反落したが、週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だろう。指標面に割高感はなく、市場拡大が期待される医療関連のテーマ性も支援材料であり、7月予定の決算発表が接近して出直りの動きを強める可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:42
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