店舗覆面調査のメディアフラッグ<6067>(東マ)の株価は10月の戻り高値から一旦反落したが、下値は着実に切り上げている。今期(13年12月期)好業績や中期成長力を評価して出直りの動きを強めそうだ。
店舗・店頭に特化して流通・飲食チェーンや消費財メーカーのマーケティング活動を支援する企業だ。覆面調査サービスなどでチェーンストアの店舗活性化を支援する流通支援事業、店舗巡回サービスなどで消費財メーカーの店頭強化を支援する営業支援事業を主力として、店舗・店頭状況をデータベース化する独自ソフトウェアを提供するASP事業、コンビニエンスストアなどを運営するストア事業を展開し、小売・飲食店舗などの受託運営事業、流通・小売企業に特化した事業再生事業、ASEANを中心とした海外事業も拡大する。
覆面調査サービスなどに携わるメディアクルーの登録数は13年6月末時点で全国17万人超に達している。また顧客の業種は多岐にわたり、リピート契約率は約9割に達しているようだ。世界的なスポーツ用品メーカーのアディダスを主要顧客としており、20年東京夏季五輪開催も追い風となる。
中期目標値として4年以内に売上高100億円を目指し、M&Aも積極活用する方針だ。13年8月には関西で推奨販売事業を展開するキャビック、10月には和菓子を製造販売する十勝を子会社化した。流通ノウハウを投入して十勝の店頭活性化を図るとともに、データ収集やOJT研修などを通じて各種マーケティング業務とのシナジーを拡大する。なお9月に発表したROIの子会社化については株式取得を延期して業務提携を実施する。
11月8日発表の第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は、売上高が23億14百万円、営業利益が1億41百万円、経常利益が1億41百万円、純利益が77百万円だった。非連結ベースの前年同期との比較で見ると10.3%増収、6.6%営業減益、1.4%経常増益、1.3%最終減益となる。売上面では主力の流通支援事業、営業支援事業とも新規受注が好調に推移したようだ。
通期の見通しについては前回予想を据え置いて、売上高が前期比16.1%増の32億62百万円、営業利益が同23.6%増の2億38百万円、経常利益が同28.6%増の2億31百万円、そして純利益が同24.2%増の1億27百万円としている。新規受注が増加するようだ。通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が70.9%、営業利益が59.3%、経常利益が61.0%、純利益が60.6%とやや低水準だが、第4四半期(10月〜12月)がクリスマス・年末年始商戦に向けて繁忙期となることを考慮すれば、通期見通しの達成は可能だろう。
11月22日に発表した13年10月度実施数は、リアルショップリサーチ(覆面調査)が6919で前月比14.4%増、リアルショップサポート(ラウンド・推奨販売等)が1万7828で同39.1%増、合計が2万4747で同31.2%増だった。アパレルやメガネなどの装飾品、エステなどの美容関連、さらに家電製品の売場演出などでも稼働が増加しており、来期(14年12月期)も好業績が期待される。
なお11月1日に株主優待制度の導入を発表している。毎年12月31日現在1単元(100株)以上保有株主を対象として、100株以上1000株未満保有株主に対しては1000円相当の菓子詰め合わせ、1000株以上保有株主に対しては3000円相当の菓子詰め合わせを進呈する。
株価の動きを見ると、10月中旬に動意付いて10月28日の663円まで急騰した。その後は人気が続かず一旦反落したが、安値圏500円割れ水準まで下押す動きは見られず、概ね500円台後半の水準で推移している。今期好業績見通しを評価して下値を切り上げる展開のようだ。
11月25日の終値566円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS30円19銭で算出)は18〜19倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS174円13銭で算出)は3.3倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に転換した可能性があり、中期成長力を評価して出直りの動きを強めそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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2013年11月26日
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】メディアフラッグは下値切り上げ、中期成長力を評価して急伸も
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:09
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヤーマンは1200〜1300円のモミ合い5ヶ月、動き煮詰まる
家庭用美容・健康機器のヤーマン<6630>(東1)の株価は安値圏での調整局面が続いたが、徐々に水準切り上げの動きを強めている。第2四半期累計(5月〜10月)の減額修正が悪材料出尽くしに繋がった可能性もあり、調整一巡して出直り展開となりそうだ。
脱毛器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開し、大手家電量販店との直接取引やブランド戦略を強化している。10月には「スマート家電グランプリ2013秋」理美容家電部門で、当社の「no!no!HAIR DX」「プラチナトルネードEMS」「フェイササイズPlus」が金賞を受賞した。
11月15日に今期(14年4月期)第2四半期累計連結業績見通しの減額修正を発表した。売上高は31億70百万円減額して前年同期比21.2%減の73億80百万円、営業利益は3億65百万円減額して2億45百万円の赤字(前年同期は4億92百万円の黒字)、経常利益は3億円減額して2億20百万円の赤字(同4億65百万円の黒字)、純利益は1億80百万円減額して1億40百万円の赤字(同2億82百万円の黒字)とした。
大手家電量販店向け卸売事業で直接取引形態への移行が第3四半期(11月〜1月)に本格化するが、第2四半期累計では売上高が期初計画に対して大幅な未達となった。直販事業で利益重視戦略に転換して販管費削減を進めているが、売上総利益の減少を補うには至らなかったとしている。なお12月13日に第2四半期累計業績の発表を予定している。
通期の見通しについては前回予想を据え置いた。売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。第2四半期累計の減額幅を考慮すれば通期も減額の可能性に注意が必要だが、ブランドイメージ向上に向けた取組強化、新製品投入の効果、直販事業における利益重視の施策の効果などで収益改善を期待したい。
株価の動きを見ると、7月以降は概ね安値圏1200円〜1300円近辺のレンジで調整局面が続いている。ただし徐々に水準切り上げの動きを強めている。11月15日発表の第2四半期累計業績減額修正に対する反応も限定的であり、逆に悪材料出尽くし感に繋がっている可能性もありそうだ。
11月25日の終値1267円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。悪材料出尽くしで調整一巡して出直り展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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脱毛器や痩身器具など家庭用の美容・健康機器事業、および化粧品事業を展開し、大手家電量販店との直接取引やブランド戦略を強化している。10月には「スマート家電グランプリ2013秋」理美容家電部門で、当社の「no!no!HAIR DX」「プラチナトルネードEMS」「フェイササイズPlus」が金賞を受賞した。
11月15日に今期(14年4月期)第2四半期累計連結業績見通しの減額修正を発表した。売上高は31億70百万円減額して前年同期比21.2%減の73億80百万円、営業利益は3億65百万円減額して2億45百万円の赤字(前年同期は4億92百万円の黒字)、経常利益は3億円減額して2億20百万円の赤字(同4億65百万円の黒字)、純利益は1億80百万円減額して1億40百万円の赤字(同2億82百万円の黒字)とした。
大手家電量販店向け卸売事業で直接取引形態への移行が第3四半期(11月〜1月)に本格化するが、第2四半期累計では売上高が期初計画に対して大幅な未達となった。直販事業で利益重視戦略に転換して販管費削減を進めているが、売上総利益の減少を補うには至らなかったとしている。なお12月13日に第2四半期累計業績の発表を予定している。
通期の見通しについては前回予想を据え置いた。売上高が前期比16.1%増の225億50百万円、営業利益が同29.5%増の9億円、経常利益が同56.9%増の8億10百万円、純利益が同51.6%増の4億60百万円としている。第2四半期累計の減額幅を考慮すれば通期も減額の可能性に注意が必要だが、ブランドイメージ向上に向けた取組強化、新製品投入の効果、直販事業における利益重視の施策の効果などで収益改善を期待したい。
株価の動きを見ると、7月以降は概ね安値圏1200円〜1300円近辺のレンジで調整局面が続いている。ただし徐々に水準切り上げの動きを強めている。11月15日発表の第2四半期累計業績減額修正に対する反応も限定的であり、逆に悪材料出尽くし感に繋がっている可能性もありそうだ。
11月25日の終値1267円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円84銭で算出)は16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間36円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1138円92銭で算出)は1.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。悪材料出尽くしで調整一巡して出直り展開となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:06
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】リオンの再上昇近い、上場来高値更新後の調整終える
補聴器首位のリオン<6823>(東1)の株価は上場来高値を更新している。今期(14年3月期)好業績を評価して上値を追う流れに変化はないだろう。
医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」、13年8月発売のエントリーモデル「リオネットプレシアV」や低価格のポケット型デジタル補聴器「HD−21」など、商品ラインアップを充実させている。
10月31日発表の第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(10月21日に増額修正)は前年同期比6.2%増収、同50.5%営業増益、同52.8%経常増益、同58.1%最終増益だった。セグメント別に見ると医療機器事業は同3.2%増収、同19.8%営業増益だった。主力の補聴器が高価格帯や新製品の中価格帯を中心に好調だった。環境機器事業は同12.1%増収で営業黒字化した。設備投資需要の高まりを追い風に振動計、騒音計、液中微粒子計などの販売が好調だった。
通期の見通しについては期初予想(4月30日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。下期の売上を前年同期並みと想定し、予定していた経費の一部が下期にズレ込んだためとしている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.7%、営業利益が47.5%、経常利益が47.8%、純利益が45.3%と概ね順調な水準であり、好調な販売を考慮すれば通期についても増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、9月急騰後に一旦は1300円〜1500円近辺で上げ一服となったが、10月下旬に高値を更新して水準を切り上げ、11月中旬には上げ足を速める展開となった。11月18日には1823円まで上伸している。好業績を評価する動きだろう。
11月25日の終値1683円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円72銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績に株式数増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.7倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドで、短期調整を挟みながら水準を切り上げる形だ。好業績を評価して上値を追う展開であり、2000円台が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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医療機器事業(補聴器や医用検査機器など)を主力として、環境機器事業(音響・振動計測器や微粒子計測器など)も展開し、高機能・高付加価値製品の開発・販売を強化している。補聴器は最上位クラス「リオネットマジェス」、13年2月発売の中価格帯「リオネットプレシア」、13年8月発売のエントリーモデル「リオネットプレシアV」や低価格のポケット型デジタル補聴器「HD−21」など、商品ラインアップを充実させている。
10月31日発表の第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(10月21日に増額修正)は前年同期比6.2%増収、同50.5%営業増益、同52.8%経常増益、同58.1%最終増益だった。セグメント別に見ると医療機器事業は同3.2%増収、同19.8%営業増益だった。主力の補聴器が高価格帯や新製品の中価格帯を中心に好調だった。環境機器事業は同12.1%増収で営業黒字化した。設備投資需要の高まりを追い風に振動計、騒音計、液中微粒子計などの販売が好調だった。
通期の見通しについては期初予想(4月30日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.7%増の175億円、営業利益が同9.7%増の19億円、経常利益が同10.2%増の19億円、純利益が同13.1%増の12億円としている。下期の売上を前年同期並みと想定し、予定していた経費の一部が下期にズレ込んだためとしている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.7%、営業利益が47.5%、経常利益が47.8%、純利益が45.3%と概ね順調な水準であり、好調な販売を考慮すれば通期についても増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、9月急騰後に一旦は1300円〜1500円近辺で上げ一服となったが、10月下旬に高値を更新して水準を切り上げ、11月中旬には上げ足を速める展開となった。11月18日には1823円まで上伸している。好業績を評価する動きだろう。
11月25日の終値1683円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円72銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間22円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績に株式数増加を考慮した連結BPS1017円39銭で算出)は1.7倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドで、短期調整を挟みながら水準を切り上げる形だ。好業績を評価して上値を追う展開であり、2000円台が視野に入るだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:59
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】生化学工業の出直り本格化、25日線突破後の上げ強い
関節機能改善剤アルツが主力の生化学工業<4548>(東1)の株価は、調整が一巡して強基調に転換した形だ。今期(14年3月期)好業績を評価して4月高値を試すだろう。
国内医薬品(関節機能改善剤アルツ、白内障手術補助剤オペガン、内視鏡用粘膜下注入材ムコアップ)、海外医薬品(米国向け関節機能改善剤スパルツ、単回投与の米国向け関節機能改善剤ジェル・ワン、中国向けアルツ)、医薬品原体(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸)、およびLAL事業(エンドトキシン測定用試薬関連)を展開している。主力のアルツおよびジェル・ワンの需要は高齢者人口増加などで拡大基調である。
研究開発は専門分野である糖質科学に焦点を絞り、医療ニーズが高い新製品の上市を目指している。開発中の新薬としては、腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI−6603、アルツの適応症追加SI−657、変形性膝関節症改善剤SI−613、ドライアイ治療剤SI−614、関節リウマチ治療剤SI−615などがある。SI−6603は13年8月に日本の第V相試験で良好な結果を得たため、14年3月期中に日本での承認申請を見込んでいる。
11月6日発表の今期第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は前年同期比16.4%増収、同2.6倍営業増益、同2.1倍経常増益、同2.5倍最終増益だった。売上面では米国向けジェル・ワンなど海外医薬品の販売数量増加と円安メリットが寄与した。利益面では営業外で受取ロイヤリティーが一巡し、特別損失で事業構造改善費用を計上したが、増収効果に加えて、販管費でのジェル・ワン訴訟費用の減少、営業外での保有外貨建て資産の評価に係る為替差益、特別利益での投資有価証券売却益なども寄与して、計画を上回る大幅増益だった。
通期の見通しは11月6日に増額修正した。売上高は3億円増額して前期比13.4%増の302億円、営業利益は2億50百万円増額して同53.5%増の48億円、経常利益は5億円増額して同27.8%増の55億円、純利益は4億円増額して同36.6%増の44億50百万円とした。国内医薬品が伸び悩み、ジェル・ワン新製剤設備の償却開始が計画より早まったが、海外医薬品の出荷増と円安メリット、販管費の減少、保有外貨建て資産の評価に係る為替差益などが寄与する。
なお、12年8月に当社が勝訴したジェル・ワンの特許侵害訴訟に対して、13年10月にジェンザイム社から連邦巡回区控訴裁判所に控訴の提起があったが、適切な法的手続きを講じ、本控訴提起に伴うジェル・ワン販売への影響はないと想定している。
また第3四半期(10月〜12月)以降の想定為替レートは1米ドル=97円(従来計画は通期1米ドル=95円)に修正した。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.0%、営業利益が72.7%、経常利益が68.8%、純利益が70.1%と高水準である。為替は想定より円安方向に傾いており、償却負担増の影響を考慮しても通期再増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、戻り高値圏1400円近辺から徐々に水準を切り下げて、10月8日に1241円、そして10月25日に1235円まで調整する場面があった。利益確定売りが優勢になったようだが、足元では1300円台を回復して調整一巡感を強めている。
11月25日の終値1328円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円34銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1079円38銭で算出)は1.2倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を突破した。調整が一巡して強基調に転換した形だ。好業績を評価して4月高値1436円を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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国内医薬品(関節機能改善剤アルツ、白内障手術補助剤オペガン、内視鏡用粘膜下注入材ムコアップ)、海外医薬品(米国向け関節機能改善剤スパルツ、単回投与の米国向け関節機能改善剤ジェル・ワン、中国向けアルツ)、医薬品原体(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸)、およびLAL事業(エンドトキシン測定用試薬関連)を展開している。主力のアルツおよびジェル・ワンの需要は高齢者人口増加などで拡大基調である。
研究開発は専門分野である糖質科学に焦点を絞り、医療ニーズが高い新製品の上市を目指している。開発中の新薬としては、腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI−6603、アルツの適応症追加SI−657、変形性膝関節症改善剤SI−613、ドライアイ治療剤SI−614、関節リウマチ治療剤SI−615などがある。SI−6603は13年8月に日本の第V相試験で良好な結果を得たため、14年3月期中に日本での承認申請を見込んでいる。
11月6日発表の今期第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は前年同期比16.4%増収、同2.6倍営業増益、同2.1倍経常増益、同2.5倍最終増益だった。売上面では米国向けジェル・ワンなど海外医薬品の販売数量増加と円安メリットが寄与した。利益面では営業外で受取ロイヤリティーが一巡し、特別損失で事業構造改善費用を計上したが、増収効果に加えて、販管費でのジェル・ワン訴訟費用の減少、営業外での保有外貨建て資産の評価に係る為替差益、特別利益での投資有価証券売却益なども寄与して、計画を上回る大幅増益だった。
通期の見通しは11月6日に増額修正した。売上高は3億円増額して前期比13.4%増の302億円、営業利益は2億50百万円増額して同53.5%増の48億円、経常利益は5億円増額して同27.8%増の55億円、純利益は4億円増額して同36.6%増の44億50百万円とした。国内医薬品が伸び悩み、ジェル・ワン新製剤設備の償却開始が計画より早まったが、海外医薬品の出荷増と円安メリット、販管費の減少、保有外貨建て資産の評価に係る為替差益などが寄与する。
なお、12年8月に当社が勝訴したジェル・ワンの特許侵害訴訟に対して、13年10月にジェンザイム社から連邦巡回区控訴裁判所に控訴の提起があったが、適切な法的手続きを講じ、本控訴提起に伴うジェル・ワン販売への影響はないと想定している。
また第3四半期(10月〜12月)以降の想定為替レートは1米ドル=97円(従来計画は通期1米ドル=95円)に修正した。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が51.0%、営業利益が72.7%、経常利益が68.8%、純利益が70.1%と高水準である。為替は想定より円安方向に傾いており、償却負担増の影響を考慮しても通期再増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、戻り高値圏1400円近辺から徐々に水準を切り下げて、10月8日に1241円、そして10月25日に1235円まで調整する場面があった。利益確定売りが優勢になったようだが、足元では1300円台を回復して調整一巡感を強めている。
11月25日の終値1328円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円34銭で算出)は17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1079円38銭で算出)は1.2倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線と13週移動平均線を突破した。調整が一巡して強基調に転換した形だ。好業績を評価して4月高値1436円を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:54
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】電算システムは10月急騰の過熱感解消、好業績評価して上値追い
情報サービスの電算システム<3630>(東1)の株価は高値圏で堅調に推移し、10月に急騰した過熱感が足元で解消している。好業績を評価して上値を追う流れに変化はないだろう。
情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始している。
10月にはNTTドコモ<9437>との業務提携契約締結を発表した。「Google Apps(TM)」を中心としたGoogleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして、スマートデバイスによるクラウド活用の分野で連携し、両社のビジネス拡大を図るとしている。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは期初計画を据え置いて、売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業はGoogle関連が順調で採算改善も寄与する。収納代行サービス事業も新規取引先獲得や既存取引先の収納件数増加で好調を維持している。
大幅増益だった第3四半期累計(1月〜9月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が71.6%、営業利益が72.5%、経常利益が72.3%、純利益が73.4%である。概ね順調な水準だろう。情報サービス事業、収納代行サービス事業とも順調に業容を拡大しており、来期(14年12月期)についても好業績が予想される。
株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、10月15日に年初来高値1540円を付けた後は上げ一服の形となり、1400円近辺まで調整する場面があった。しかし概ね高値圏で堅調に推移し、足元では過熱感が解消して1500円近辺まで戻し、高値を窺う構えを見せている。
11月25日の終値1478円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS681円64銭で算出)は2.2倍近辺である。日足チャート見ると右肩上がりの25日移動平均線が接近して過熱感が解消し、水準を切り上げている。急騰後の短期調整が一巡した形であり、好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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情報サービス事業(システムソリューション、情報処理サービス、システムインテグレーション・商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行、郵便振替決済代行、ネットショッピング決済、電子マネー決済)を展開している。クラウドサービスや電子マネーへの対応を強化して、12年にはコンビニを窓口とする国際送金サービスも開始している。
10月にはNTTドコモ<9437>との業務提携契約締結を発表した。「Google Apps(TM)」を中心としたGoogleの企業向けクラウドビジネスに関する戦略的パートナーとして、スマートデバイスによるクラウド活用の分野で連携し、両社のビジネス拡大を図るとしている。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは期初計画を据え置いて、売上高が前期比8.3%増の253億円、営業利益が同11.8%増の10億10百万円、経常利益が同8.8%増の10億10百万円、純利益が同11.8%増の5億78百万円としている。新データセンターの費用が発生するが、情報サービス事業はGoogle関連が順調で採算改善も寄与する。収納代行サービス事業も新規取引先獲得や既存取引先の収納件数増加で好調を維持している。
大幅増益だった第3四半期累計(1月〜9月)の通期見通しに対する進捗率は売上高が71.6%、営業利益が72.5%、経常利益が72.3%、純利益が73.4%である。概ね順調な水準だろう。情報サービス事業、収納代行サービス事業とも順調に業容を拡大しており、来期(14年12月期)についても好業績が予想される。
株価の動き(7月1日付で株式2分割)を見ると、10月15日に年初来高値1540円を付けた後は上げ一服の形となり、1400円近辺まで調整する場面があった。しかし概ね高値圏で堅調に推移し、足元では過熱感が解消して1500円近辺まで戻し、高値を窺う構えを見せている。
11月25日の終値1478円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS63円30銭で算出)は23〜24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS681円64銭で算出)は2.2倍近辺である。日足チャート見ると右肩上がりの25日移動平均線が接近して過熱感が解消し、水準を切り上げている。急騰後の短期調整が一巡した形であり、好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:46
| アナリスト銘柄分析
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】翻訳センターは25日線抜け目前、中期成長力評価して出直り
国内最大規模の翻訳会社である翻訳センター<2483>(JQS)の株価は急騰の反動調整局面だが、足元では調整一巡感を強めている。中期成長力を評価して出直り展開だろう。
特許・医薬・工業(IT関連)・法務・金融分野を中心として、企業向けなどに翻訳サービスを展開している。企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連など翻訳サービス需要は拡大基調であり、M&Aも積極活用して業容を拡大している。
12年8月には通訳・翻訳・国際会議運営のアイ・エス・エス(ISS)を子会社化した。ISSは国際会議運営の実績が豊富であり、通訳の分野も20年東京夏季五輪開催で活躍の場が一段と広がりそうだ。また13年6月には、アイタスからIT関連のローカライゼーション/マニュアル翻訳事業の一部を譲り受けた。
11月6日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、前年同期比38.2%増収、同4.3%営業増益、同2.4%経常増益、同1.2%最終増益だった。翻訳事業における人員増加などで利益の伸びは小幅だったが、主力の翻訳事業が同3.6%増収と好調に推移したことに加えて、ISSグループの連結も寄与して大幅増収だった。翻訳事業では医薬分野や金融分野が好調だった。
通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比21.0%増の88億円、営業利益が同11.1%増の4億70百万円、経常利益が同11.1%増の4億70百万円、純利益が同9.0%増の2億40百万円としている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が31.1%、経常利益が30.4%、純利益が29.2%である。東京本部移転増床費用や人材採用などの先行投資負担で利益進捗率がやや低水準だが、主力の翻訳事業が好調であり、ISSグループの通期連結も寄与して好業績が期待される。
株価の動きを見ると、9月17日の年初来高値7800円から反落し、急騰の反動調整局面が続いている。しかし11月12日の直近安値3705円から切り返し、足元では4300円〜4400円近辺まで戻して反発の動きを強めている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
11月25日の終値4340円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS142円40銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1459円64銭で算出)は3.0倍近辺である。
日足チャートで見ると、戻りを押さえている25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発の動きだ。急騰の反動調整が一巡した可能性があり、中期成長力を評価して出直り展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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特許・医薬・工業(IT関連)・法務・金融分野を中心として、企業向けなどに翻訳サービスを展開している。企業の知的財産権関連、新薬開発関連、新製品開発関連、海外展開関連、ディスクロージャー関連など翻訳サービス需要は拡大基調であり、M&Aも積極活用して業容を拡大している。
12年8月には通訳・翻訳・国際会議運営のアイ・エス・エス(ISS)を子会社化した。ISSは国際会議運営の実績が豊富であり、通訳の分野も20年東京夏季五輪開催で活躍の場が一段と広がりそうだ。また13年6月には、アイタスからIT関連のローカライゼーション/マニュアル翻訳事業の一部を譲り受けた。
11月6日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、前年同期比38.2%増収、同4.3%営業増益、同2.4%経常増益、同1.2%最終増益だった。翻訳事業における人員増加などで利益の伸びは小幅だったが、主力の翻訳事業が同3.6%増収と好調に推移したことに加えて、ISSグループの連結も寄与して大幅増収だった。翻訳事業では医薬分野や金融分野が好調だった。
通期の見通しは前回予想を据え置いて、売上高が前期比21.0%増の88億円、営業利益が同11.1%増の4億70百万円、経常利益が同11.1%増の4億70百万円、純利益が同9.0%増の2億40百万円としている。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が31.1%、経常利益が30.4%、純利益が29.2%である。東京本部移転増床費用や人材採用などの先行投資負担で利益進捗率がやや低水準だが、主力の翻訳事業が好調であり、ISSグループの通期連結も寄与して好業績が期待される。
株価の動きを見ると、9月17日の年初来高値7800円から反落し、急騰の反動調整局面が続いている。しかし11月12日の直近安値3705円から切り返し、足元では4300円〜4400円近辺まで戻して反発の動きを強めている。調整が一巡した可能性がありそうだ。
11月25日の終値4340円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS142円40銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1459円64銭で算出)は3.0倍近辺である。
日足チャートで見ると、戻りを押さえている25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発の動きだ。急騰の反動調整が一巡した可能性があり、中期成長力を評価して出直り展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:43
| アナリスト銘柄分析
2013年11月25日
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】東洋建設は週足陰線2本で調整終了、再度400円挑戦
海洋土木工事が主力の東洋建設<1890>(東1)の株価は高値圏で上げ一服の形だが、強基調へ転換した流れに変化はないだろう。今期(14年3月期)業績増額の可能性に加えて、洋上風力発電関連のテーマ性も注目される。過熱感を冷まして上値追いの展開だろう。
前期の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。11月8日には、ベトナム「ニソン製油所海洋工事」を単独受注したと発表した。受注金額は約68億円、工期は29カ月としている。
公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富であり、浮体式洋上風力発電に関しては12年9月に、6社1協会による「地域振興型アクア・ウインド事業化研究会」の設立に参画している。
11月11日発表の第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(11月5日に増額修正)は、売上高が前年同期比35.0%増の684億88百万円、営業利益が21億51百万円(前年同期は3億47百万円の赤字)、経常利益が17億38百万円(同9億24百万円の赤字)、純利益が6億99百万円(同11億76百万円の赤字)だった。売上高、利益ともに期初計画を大幅に上回った。国内外で工事が想定以上に順調に進捗したことに加えて、国内土木工事の利益率向上も寄与して営業損益が大幅に改善した。
通期見通しは期初計画を据え置いて売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事、海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。
第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い収益構造にもかかわらず、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、すでに売上高が50.74%、営業利益が61.5%、経常利益が68.5%、純利益が53.8%に達している。通期の大幅増額修正は濃厚だろう。
株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げている。9月には20年東京夏季五輪開催決定を好感した流れで330円台に乗せ、短期調整を挟んで11月11日には年初来高値となる398円まで上伸する場面があった。第2四半期累計の増額修正も好感したようだ。足元は350円〜360円近辺で推移して上げ一服の形だが、自律的な短期調整だろう。
11月22日の終値358円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.2倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消された。週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線に続いて52週移動平均線も上抜き、サポートラインとなって強基調への転換を鮮明にしている。過熱感を冷まして上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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前期の売上構成比は国内土木事業55.3%、国内建築事業29.3%、海外建設事業14.9%、不動産・その他事業0.5%で、港湾インフラ工事など国内外での海洋土木工事を主力としている。11月8日には、ベトナム「ニソン製油所海洋工事」を単独受注したと発表した。受注金額は約68億円、工期は29カ月としている。
公共投資関連、浮体式洋上風力発電関連、放射性物質(セシウム)除染関連などテーマ性は豊富であり、浮体式洋上風力発電に関しては12年9月に、6社1協会による「地域振興型アクア・ウインド事業化研究会」の設立に参画している。
11月11日発表の第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(11月5日に増額修正)は、売上高が前年同期比35.0%増の684億88百万円、営業利益が21億51百万円(前年同期は3億47百万円の赤字)、経常利益が17億38百万円(同9億24百万円の赤字)、純利益が6億99百万円(同11億76百万円の赤字)だった。売上高、利益ともに期初計画を大幅に上回った。国内外で工事が想定以上に順調に進捗したことに加えて、国内土木工事の利益率向上も寄与して営業損益が大幅に改善した。
通期見通しは期初計画を据え置いて売上高が前期比5.5%増の1350億円、営業利益が同22.9%増の35億円、経常利益が同15.0%増の25億円、純利益が同17.3%増の13億円としている。国内では震災復興関連の港湾インフラ工事、海外では前々期に受注したケニアとインドネシアの大型港湾工事が寄与する。
第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い収益構造にもかかわらず、通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、すでに売上高が50.74%、営業利益が61.5%、経常利益が68.5%、純利益が53.8%に達している。通期の大幅増額修正は濃厚だろう。
株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げている。9月には20年東京夏季五輪開催決定を好感した流れで330円台に乗せ、短期調整を挟んで11月11日には年初来高値となる398円まで上伸する場面があった。第2四半期累計の増額修正も好感したようだ。足元は350円〜360円近辺で推移して上げ一服の形だが、自律的な短期調整だろう。
11月22日の終値358円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS16円24銭で算出)は22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS290円45銭で算出)は1.2倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消された。週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線に続いて52週移動平均線も上抜き、サポートラインとなって強基調への転換を鮮明にしている。過熱感を冷まして上値追いの展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:13
| アナリスト銘柄分析
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】日本マニュファクチャリングサービスは6月からの下値固め最終局面
製造請負大手の日本マニュファクチャリングサービス<2162>(JQS)の株価は安値圏で軟調展開だが、今期(14年3月期)営業利益減額修正を嫌気した売りが一巡して調整のほぼ最終局面だろう。
事業戦略コンセプトとして「neo EMS」を掲げ、製造請負・派遣のIS(インラインソリューション)事業、修理・検査受託のCS(カスタマーサービス)事業、技術者派遣のGE(グローバルエンジニアリング)事業、子会社の志摩グループとTKRグループが展開する開発・製造受託のEMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)事業を展開している。13年7月にはTKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受け、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備も取得した。
11月14日に発表した第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.1%増の208億23百万円、営業利益が3億45百万円の赤字(前年同期は4億71百万円の黒字)、経常利益が68百万円の赤字(同4億61百万円の黒字)、純利益が1億97百万円の赤字(同2億円の黒字)だった。売上高は為替の円安メリットで円換算額が膨らみ計画を上回ったが、中国EMS事業の収益悪化などで営業利益は大幅に未達となった。営業外損益では為替差益が寄与したが、特別損益では志摩香港の人員調整に伴う特別損失が発生した。
セグメント別に見ると、IS事業は前年同期比2.4%減収で利益は54百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)だった。人材採用が進まず特に海外が大幅な計画未達だった。CS事業は同38.2%減収で利益は7百万円の赤字(同56百万円の黒字)だった。新規大型案件がなく既存の携帯電話修理ビジネスも低調だった。GE事業は同16.3%減収で利益は11百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。
EMS事業は円安メリットで同15.7%増収だったが、利益は2億71百万円の赤字(同4億08百万円の黒字)だった。国内では受託生産が減少し、中国では日系メーカーの生産調整や東南アジアへのシフトなどが影響して収益が大幅に悪化した。
通期の見通しも11月14日に修正した。売上高は35億円減額して前期比6.8%増の415億円、営業利益は13億20百万円減額して5億円の赤字(前期は3億87百万円の黒字)、そして経常利益は12億50百万円減額して2億50百万円の赤字(同5億64百万円の黒字)とした。特に中国のEMS事業の収益改善が見込めない状況のため、収益力確保に向けて中国でのビジネスモデル見直しなど事業構造改革を実施する予定だ。純利益についてはTKRの株式追加取得に伴う負ののれん発生益を計上するため、50百万円増額して同2.3倍の5億50百万円とした。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い期末配当予想は年間3円(期末一括)となる。
株価の動きを見ると、水準を切り下げて軟調な展開が続いている。11月8日には4万6750円まで上伸する場面もあったが買いが続かず、今期営業利益減額修正も嫌気して11月15日には3万7500円まで調整した。ただし足元では下げ渋り感も見せている。売りがほぼ一巡した可能性があるだろう。
11月22日の終値3万8900円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS5379円50銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線が戻りを圧迫する形だが、6月の安値3万6450円まで下押す動きは見られず、足元では下げ渋り感も見せている。悪材料出尽くしで反発の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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事業戦略コンセプトとして「neo EMS」を掲げ、製造請負・派遣のIS(インラインソリューション)事業、修理・検査受託のCS(カスタマーサービス)事業、技術者派遣のGE(グローバルエンジニアリング)事業、子会社の志摩グループとTKRグループが展開する開発・製造受託のEMS(エレクトロニクスマニュファクチャリングサービス)事業を展開している。13年7月にはTKRが日立メディアエレクトロニクスの電源事業、トランス事業、車載チューナー事業、映像ボード事業を譲り受け、同社のチューナー製品を製造している水沢工場(岩手県奥州市)の建物・生産設備も取得した。
11月14日に発表した第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.1%増の208億23百万円、営業利益が3億45百万円の赤字(前年同期は4億71百万円の黒字)、経常利益が68百万円の赤字(同4億61百万円の黒字)、純利益が1億97百万円の赤字(同2億円の黒字)だった。売上高は為替の円安メリットで円換算額が膨らみ計画を上回ったが、中国EMS事業の収益悪化などで営業利益は大幅に未達となった。営業外損益では為替差益が寄与したが、特別損益では志摩香港の人員調整に伴う特別損失が発生した。
セグメント別に見ると、IS事業は前年同期比2.4%減収で利益は54百万円の赤字(前年同期は2百万円の黒字)だった。人材採用が進まず特に海外が大幅な計画未達だった。CS事業は同38.2%減収で利益は7百万円の赤字(同56百万円の黒字)だった。新規大型案件がなく既存の携帯電話修理ビジネスも低調だった。GE事業は同16.3%減収で利益は11百万円の赤字(同3百万円の黒字)だった。
EMS事業は円安メリットで同15.7%増収だったが、利益は2億71百万円の赤字(同4億08百万円の黒字)だった。国内では受託生産が減少し、中国では日系メーカーの生産調整や東南アジアへのシフトなどが影響して収益が大幅に悪化した。
通期の見通しも11月14日に修正した。売上高は35億円減額して前期比6.8%増の415億円、営業利益は13億20百万円減額して5億円の赤字(前期は3億87百万円の黒字)、そして経常利益は12億50百万円減額して2億50百万円の赤字(同5億64百万円の黒字)とした。特に中国のEMS事業の収益改善が見込めない状況のため、収益力確保に向けて中国でのビジネスモデル見直しなど事業構造改革を実施する予定だ。純利益についてはTKRの株式追加取得に伴う負ののれん発生益を計上するため、50百万円増額して同2.3倍の5億50百万円とした。
なお5月22日に株式分割と単元株制度の採用を発表している。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、単元株数を100株とする。この株式分割に伴い期末配当予想は年間3円(期末一括)となる。
株価の動きを見ると、水準を切り下げて軟調な展開が続いている。11月8日には4万6750円まで上伸する場面もあったが買いが続かず、今期営業利益減額修正も嫌気して11月15日には3万7500円まで調整した。ただし足元では下げ渋り感も見せている。売りがほぼ一巡した可能性があるだろう。
11月22日の終値3万8900円を指標面(株式分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS5379円50銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想年間300円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万6745円45銭で算出)は1.1倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線が戻りを圧迫する形だが、6月の安値3万6450円まで下押す動きは見られず、足元では下げ渋り感も見せている。悪材料出尽くしで反発の可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】寿スピリッツは急伸後の調整良好、いよいよ3月高値更新へ
菓子製造販売の寿スピリッツ<2222>(東2)の株価は、7月下旬以降のモミ合い展開から上放れた。今期(14年3月期)好業績を評価して3月高値を試す流れだろう。
「ラングドシャ」ブランドなどを展開する山陰地区の寿製菓、「ルタオ」ブランドなどを展開する北海道のケイシイシイ、首都圏で洋菓子を多ブランド展開するシュクレイ、「赤い風船」ブランドなどを展開する九州の九十九島グループなどを擁し、地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。駅・空港・高速道路など交通機関チャネルの出店・販売比率が高いことも特徴であり、訪日外国人など観光客の増加は追い風となる。
企業ビジョンとして「全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドの総合プロデューサー」を掲げ、中期事業戦略で新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネス開発、そして海外展開を推進している。新規分野としては、ジャパルシーが13年5月から健康食品「栃(とち)」と「藍(あい)」の販売を本格稼働した。ジュテックスは通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供する。海外展開では13年7月、台湾台北市に海外初出店となるカフェ店舗「KONAYUKI」を立ち上げた。
11月5日発表の第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比10.3%増の108億22百万円、営業利益が同8.0%増の8億87百万円、経常利益が同8.2%増の8億98百万円、純利益が同1.0%減の4億92百万円だった。純利益は前年同期に税金費用の減少があったことの反動で微減益だったが、首都圏での展開強化や遷宮イベントの効果も寄与して各セグメントの売上が好調に推移した。さらに売上総利益率が同1.2ポイント上昇し、新規出店や新規事業の先行費用などによる販管費の増加を吸収した。売上高、経常利益ともに第2四半期累計として過去最高だった。
セグメント別(セグメント間・全社費用等調整前)に見ると、売上高はシュクレイ(同48.0%増の10億95百万円)、ケイシイシイ(同11.0%増の36億10百万円)、寿製菓(同8.1%増の40億06百万円)、営業利益は寿製菓(同18.4%増の4億13百万円)、販売子会社(同13.5%増の1億23百万円)、但馬寿(同11.6%増の44百万円)が特に好調だった。
通期の見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店の効果、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、新規事業の本格化、さらに製造採算の改善も寄与して最高益更新の見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.8%、営業利益が42.2%、経常利益が42.8%、純利益が42.1%である。第2四半期累計が期初計画を上回ったこと、需要期となる下期の構成比が高い収益構造であること、観光客の増加が追い風となることなどを考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待され増額の可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、7月下旬以降の概ね1250円〜1300円近辺でのモミ合い展開から上放れた。11月6日には戻り高値となる1372円まで上伸し、その後も概ね1300円台半ばの水準で堅調に推移している。第2四半期累計の業績を評価する動きだろう。
11月22日の終値1362円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は2.0倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が上向いてサポートラインとなりそうだ。指標面に割高感はなく、強基調に転じて3月高値1462円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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「ラングドシャ」ブランドなどを展開する山陰地区の寿製菓、「ルタオ」ブランドなどを展開する北海道のケイシイシイ、首都圏で洋菓子を多ブランド展開するシュクレイ、「赤い風船」ブランドなどを展開する九州の九十九島グループなどを擁し、地域限定ブランドの菓子を製造・販売している。駅・空港・高速道路など交通機関チャネルの出店・販売比率が高いことも特徴であり、訪日外国人など観光客の増加は追い風となる。
企業ビジョンとして「全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドの総合プロデューサー」を掲げ、中期事業戦略で新ブランド・新商品・新店舗創り、新ビジネス開発、そして海外展開を推進している。新規分野としては、ジャパルシーが13年5月から健康食品「栃(とち)」と「藍(あい)」の販売を本格稼働した。ジュテックスは通販基幹業務システムサービスをASP方式で提供する。海外展開では13年7月、台湾台北市に海外初出店となるカフェ店舗「KONAYUKI」を立ち上げた。
11月5日発表の第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比10.3%増の108億22百万円、営業利益が同8.0%増の8億87百万円、経常利益が同8.2%増の8億98百万円、純利益が同1.0%減の4億92百万円だった。純利益は前年同期に税金費用の減少があったことの反動で微減益だったが、首都圏での展開強化や遷宮イベントの効果も寄与して各セグメントの売上が好調に推移した。さらに売上総利益率が同1.2ポイント上昇し、新規出店や新規事業の先行費用などによる販管費の増加を吸収した。売上高、経常利益ともに第2四半期累計として過去最高だった。
セグメント別(セグメント間・全社費用等調整前)に見ると、売上高はシュクレイ(同48.0%増の10億95百万円)、ケイシイシイ(同11.0%増の36億10百万円)、寿製菓(同8.1%増の40億06百万円)、営業利益は寿製菓(同18.4%増の4億13百万円)、販売子会社(同13.5%増の1億23百万円)、但馬寿(同11.6%増の44百万円)が特に好調だった。
通期の見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比5.3%増の217億50百万円、営業利益が同12.2%増の21億円、経常利益が同11.1%増の21億円、純利益が同12.2%増の11億70百万円としている。新規出店の効果、首都圏での洋菓子販売の強化、遷宮イベント開催の出雲や伊勢方面での販売強化、新規事業の本格化、さらに製造採算の改善も寄与して最高益更新の見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.8%、営業利益が42.2%、経常利益が42.8%、純利益が42.1%である。第2四半期累計が期初計画を上回ったこと、需要期となる下期の構成比が高い収益構造であること、観光客の増加が追い風となることなどを考慮すれば、通期ベースでも好業績が期待され増額の可能性もあるだろう。
株価の動きを見ると、7月下旬以降の概ね1250円〜1300円近辺でのモミ合い展開から上放れた。11月6日には戻り高値となる1372円まで上伸し、その後も概ね1300円台半ばの水準で堅調に推移している。第2四半期累計の業績を評価する動きだろう。
11月22日の終値1362円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS112円79銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS683円47銭で算出)は2.0倍近辺である。週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線が上向いてサポートラインとなりそうだ。指標面に割高感はなく、強基調に転じて3月高値1462円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:59
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アートスパークホールディングスは再び上場来の高値へ、電子ブック関連、12月期に期待高まる
グラフィクス制作支援や電子書籍関連のアートスパークホールディングス<3663>(東2)の株価は、急騰と急反落を繰り返しながらも下値を切り上げる展開が続いている。足元は反発のタイミングのようだ。
セルシスとエイチアイが12年4月に統合した持株会社で、電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、グラフィクスコンテンツ制作支援ツールなどのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどミドルウェア関連のUI/UX事業を展開している。
マンガ制作ソフト「ComicStudio」はデジタル制作マンガのほぼすべてに使用され、2001年の販売開始から世界累計出荷本数が160万本を超える代表的なマンガ制作ソフトだ。両社が持つ高度なグラフィクス技術を結集してシナジー効果を最大化することを重点戦略に掲げ、ゲーム受託開発などのアプリケーション事業は事業構造改革で縮小する方針だ。
11月18日には、セルシスが提供する電子書籍ビューア「BS Reader for Browser」が、インフォコム<4348>グループでキャリア公式メニュー1位独占の「めちゃコミック」を運営するアムタスが新たにオープンする電子書籍配信サービス「ekubostore」に採用されたと発表している。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が37億円、営業利益が1億円、経常利益が95百万円、純利益が90百万円としている。経営統合した前期との比較はできないが、各事業セグメントの販売活動を強化するとともに、人員削減など事業構造改革の効果も寄与して黒字化の見込みだ。
第3四半期累計(1月〜9月)の売上高は27億64百万円で、通期見通しに対する進捗率は74.7%と順調な水準だった。コスト面でUI/UX事業における外注費の一時的な増加、持分法投資損失の計上、投資有価証券評価損の計上などで営業利益、経常利益、純利益は赤字だったが、コンテンツソリューション事業とクリエイターサポート事業は収益改善が進んでいるようだ。事業構造改革の効果も寄与して、来期(14年12月期)には一段の収益改善が期待される。
なお11月19日に投資有価証券売却益2億87百万円の計上を発表した。今期第4四半期(10月〜12月)の特別利益に計上する。通期見通しについては現在精査中であり、確定次第速やかに開示するとしている。
株価の動きを見ると、急騰と急反落を繰り返しながらも下値を切り上げる展開が続いている。今期黒字化見通しや来期収益改善に対する期待感が支援材料だろう。足元では11月12日に付けた650円から反発して11月19日の1020円まで急騰し、11月22日には806円まで反落している。
11月22日の終値833円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円56銭で算出)は61倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなっている。急騰と急反落で乱高下の展開に見えるが、過熱感を冷ます自律調整の形だろう。足元は25日移動平均線が接近して反発のタイミングのようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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セルシスとエイチアイが12年4月に統合した持株会社で、電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、グラフィクスコンテンツ制作支援ツールなどのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどミドルウェア関連のUI/UX事業を展開している。
マンガ制作ソフト「ComicStudio」はデジタル制作マンガのほぼすべてに使用され、2001年の販売開始から世界累計出荷本数が160万本を超える代表的なマンガ制作ソフトだ。両社が持つ高度なグラフィクス技術を結集してシナジー効果を最大化することを重点戦略に掲げ、ゲーム受託開発などのアプリケーション事業は事業構造改革で縮小する方針だ。
11月18日には、セルシスが提供する電子書籍ビューア「BS Reader for Browser」が、インフォコム<4348>グループでキャリア公式メニュー1位独占の「めちゃコミック」を運営するアムタスが新たにオープンする電子書籍配信サービス「ekubostore」に採用されたと発表している。
今期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が37億円、営業利益が1億円、経常利益が95百万円、純利益が90百万円としている。経営統合した前期との比較はできないが、各事業セグメントの販売活動を強化するとともに、人員削減など事業構造改革の効果も寄与して黒字化の見込みだ。
第3四半期累計(1月〜9月)の売上高は27億64百万円で、通期見通しに対する進捗率は74.7%と順調な水準だった。コスト面でUI/UX事業における外注費の一時的な増加、持分法投資損失の計上、投資有価証券評価損の計上などで営業利益、経常利益、純利益は赤字だったが、コンテンツソリューション事業とクリエイターサポート事業は収益改善が進んでいるようだ。事業構造改革の効果も寄与して、来期(14年12月期)には一段の収益改善が期待される。
なお11月19日に投資有価証券売却益2億87百万円の計上を発表した。今期第4四半期(10月〜12月)の特別利益に計上する。通期見通しについては現在精査中であり、確定次第速やかに開示するとしている。
株価の動きを見ると、急騰と急反落を繰り返しながらも下値を切り上げる展開が続いている。今期黒字化見通しや来期収益改善に対する期待感が支援材料だろう。足元では11月12日に付けた650円から反発して11月19日の1020円まで急騰し、11月22日には806円まで反落している。
11月22日の終値833円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS13円56銭で算出)は61倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなっている。急騰と急反落で乱高下の展開に見えるが、過熱感を冷ます自律調整の形だろう。足元は25日移動平均線が接近して反発のタイミングのようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:49
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クリナップの週足チャート抜群、9年ぶりの1500円水準目指す
システムキッチン大手のクリナップ<7955>(東1)の株価は、足元で年初来高値を更新した。直後に一旦反落したが、今期(14年3月期)好業績を評価する流れに変化はなく、上値を追う展開だろう。
厨房部門のシステムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。
11月7日発表の今期第2四半期累計(4月〜9月)連結業績は前年同期比8.6%増収、同61.0%営業増益、同66.0%経常増益、同64.2%最終増益だった。売上高、利益ともに期初計画を大幅に上回った。新設住宅着工件数の堅調推移も追い風として、システムキッチンやシステムバスの販売数量が想定以上に伸びた。原価低減効果も寄与した。セグメント別売上高を見ると厨房部門は456億37百万円で同9.4%増収、浴槽・洗面部門は115億14百万円で同3.8%増収だった。
通期の見通しは11月7日に増額修正した。売上高は27億円増額して前期比7.0%増の1215億円、営業利益は10億円増額して同22.0%増の58億円、経常利益は10億円増額して同25.8%増の55億円、純利益は4億50百万円増額して同19.7%増の30億円とした。消費増税前の駆け込み需要も追い風となり、販売数量の増加、高付加価値商品の好調、原価低減などが寄与する。西日本地区の生産体制強化に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などを吸収して増収増益見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.3%、営業利益が64.9%、経常利益が64.8%、純利益が70.6%と高水準である。依然として保守的な会社予想であり、通期再増額の可能性が高いだろう。なお配当予想も増額修正し、前回予想の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)に対して4円増額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。前期との比較で見ると年間5円の増配となる。
株価の動きを見ると、9月中旬以降は概ね戻り高値圏の800円台後半で推移している。そして11月21日には888円まで上伸して5月の高値880円を突破した。年初来高値更新直後に一旦反落したが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
11月22日の終値856円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS64円39銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。上値は年初来高値圏の880円近辺にフシの形だが、11月21日に年初来高値を更新して三角保ち合いから上放れの動きを強めている。今期好業績に加えて指標面の低PBRにも評価余地があり、保ち合い上放れて一段高の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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厨房部門のシステムキッチンを主力として、システムバスルーム・洗面化粧台なども展開している。中期計画では「ザ・キッチンカンパニー」の確立を掲げて、中高級タイプの商品力・ブランド力の強化、主力の「クリンレディ」を核としたシステムキッチンの市場シェア上昇、全国102カ所のショールームへの集客強化、リフォーム需要の取り込み、総合競争力強化などを重点施策としている。
11月7日発表の今期第2四半期累計(4月〜9月)連結業績は前年同期比8.6%増収、同61.0%営業増益、同66.0%経常増益、同64.2%最終増益だった。売上高、利益ともに期初計画を大幅に上回った。新設住宅着工件数の堅調推移も追い風として、システムキッチンやシステムバスの販売数量が想定以上に伸びた。原価低減効果も寄与した。セグメント別売上高を見ると厨房部門は456億37百万円で同9.4%増収、浴槽・洗面部門は115億14百万円で同3.8%増収だった。
通期の見通しは11月7日に増額修正した。売上高は27億円増額して前期比7.0%増の1215億円、営業利益は10億円増額して同22.0%増の58億円、経常利益は10億円増額して同25.8%増の55億円、純利益は4億50百万円増額して同19.7%増の30億円とした。消費増税前の駆け込み需要も追い風となり、販売数量の増加、高付加価値商品の好調、原価低減などが寄与する。西日本地区の生産体制強化に伴う償却負担増加やショールーム改装費用などを吸収して増収増益見込みだ。
通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.3%、営業利益が64.9%、経常利益が64.8%、純利益が70.6%と高水準である。依然として保守的な会社予想であり、通期再増額の可能性が高いだろう。なお配当予想も増額修正し、前回予想の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)に対して4円増額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。前期との比較で見ると年間5円の増配となる。
株価の動きを見ると、9月中旬以降は概ね戻り高値圏の800円台後半で推移している。そして11月21日には888円まで上伸して5月の高値880円を突破した。年初来高値更新直後に一旦反落したが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
11月22日の終値856円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS64円39銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1202円66銭で算出)は0.7倍近辺である。
週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。上値は年初来高値圏の880円近辺にフシの形だが、11月21日に年初来高値を更新して三角保ち合いから上放れの動きを強めている。今期好業績に加えて指標面の低PBRにも評価余地があり、保ち合い上放れて一段高の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:44
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エイジアは押し目買い基調不変、好業績評価して上値追い
メール配信ソフトのエイジア<2352>(東マ)の株価は急騰して年初来高値を更新している。足元は過熱感を強めた形だが、今期(14年3月期)好業績を評価して上値を追う展開だろう。
自社開発によるCRMアプリケーションソフト「WEBCAS」シリーズ開発・販売などのアプリケーション事業を主力として、マーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。クラウドサービス関連、Eコマース売上アップソリューション関連、海外展開を強化する方針で、特にネット通販業界への販売促進システム・サービスの提供を強化する。
M&Aやアライアンス戦略も強化している。12年4月にECサイト構築・運営事業拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にメールマーケティングコンサルティング事業拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。そして13年10月には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化した。
なお11月11日には、ミック経済研究所が発行した国内クラウド市場分析レポート「クラウドサービス市場の現状と展望2013年度版」において、自社開発のメール配信システム「WEBCAS e−mail」クラウド版が、2012年度メール配信クラウド市場で売上伸長率1位となったと発表している。2010年度から3年度連続の売上伸長率1位となった。
10月31日発表の第2四半期累計(4月〜9月)の業績(非連結)(10月29日に増額修正)は、売上高が前年同期比32.8%増の4億70百万円、営業利益が同3.1倍の1億06百万円、経常利益が同2.7倍の1億06百万円、純利益が同3.3倍の62百万円だった。アプリケーション事業でクラウドサービスが好調に推移して大型案件も寄与した。
通期の見通しはFUCAを子会社化したことに伴い、第3四半期(10月〜12月)から連結決算に移行するが、非連結ベースの期初計画を据え置いて売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。
主力のアプリケーション事業で、利益率が高くストック型収益となるクラウドサービスが好調に推移する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.2%、営業利益が62.4%、経常利益が62.4%、純利益が62.0%と高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、急騰して付けた10月30日の1380円から一旦反落したが、すぐに切り返して11月18日の年初来高値1590円まで上伸した。過熱感を強めたこともあり足元は上げ一服の形だが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
11月22日の終値1287円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想のEPS53円73銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS376円71銭で算出)は3.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して強基調に転換した。足元は過熱感を強めた形だが、好業績や通期増額の可能性を支援材料として上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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自社開発によるCRMアプリケーションソフト「WEBCAS」シリーズ開発・販売などのアプリケーション事業を主力として、マーケティングコンサルティングなどのサービスソリューション事業にも事業領域を広げている。クラウドサービス関連、Eコマース売上アップソリューション関連、海外展開を強化する方針で、特にネット通販業界への販売促進システム・サービスの提供を強化する。
M&Aやアライアンス戦略も強化している。12年4月にECサイト構築・運営事業拡大に向けてシステムインテグレータ<3826>、12年12月にメールマーケティングコンサルティング事業拡大に向けてメールマガジン制作・運用支援のグリーゼと資本・業務提携した。そして13年10月には、メールマガジンの戦略立案・企画・制作・分析サービス事業を展開するFUCAを子会社化した。
なお11月11日には、ミック経済研究所が発行した国内クラウド市場分析レポート「クラウドサービス市場の現状と展望2013年度版」において、自社開発のメール配信システム「WEBCAS e−mail」クラウド版が、2012年度メール配信クラウド市場で売上伸長率1位となったと発表している。2010年度から3年度連続の売上伸長率1位となった。
10月31日発表の第2四半期累計(4月〜9月)の業績(非連結)(10月29日に増額修正)は、売上高が前年同期比32.8%増の4億70百万円、営業利益が同3.1倍の1億06百万円、経常利益が同2.7倍の1億06百万円、純利益が同3.3倍の62百万円だった。アプリケーション事業でクラウドサービスが好調に推移して大型案件も寄与した。
通期の見通しはFUCAを子会社化したことに伴い、第3四半期(10月〜12月)から連結決算に移行するが、非連結ベースの期初計画を据え置いて売上高が前期比15.5%増の9億円、営業利益が同25.6%増の1億70百万円、経常利益が同21.1%増の1億70百万円、純利益が同2.0倍の1億円としている。
主力のアプリケーション事業で、利益率が高くストック型収益となるクラウドサービスが好調に推移する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.2%、営業利益が62.4%、経常利益が62.4%、純利益が62.0%と高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、急騰して付けた10月30日の1380円から一旦反落したが、すぐに切り返して11月18日の年初来高値1590円まで上伸した。過熱感を強めたこともあり足元は上げ一服の形だが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
11月22日の終値1287円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想のEPS53円73銭で算出)は24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間9円で算出)は0.7%近辺、実績PBR(非連結ベースの前期実績BPS376円71銭で算出)は3.4倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して強基調に転換した。足元は過熱感を強めた形だが、好業績や通期増額の可能性を支援材料として上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは上値見込める、三角保合いの好チャート、業績も良し
冷蔵倉庫大手のヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)の株価は、調整が一巡して出直り感を強めてきた。好業績や指標面の低PBRが支援材料だ。
冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では、重点戦略として低温物流サービスの戦略的ネットワーク展開やドメイン拡充などを掲げている。
冷蔵倉庫事業の能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で北海道小樽市・石狩第2物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市・夢洲物流センター(仮称)、14年10月竣工予定で宮崎県都城市・都城第2物流センター(仮称)を新設する。海外はASEAN地域への事業展開を本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中である。
11月14日に発表した前期(13年9月期)の連結業績は、売上高が前々期比6.8%増の1186億91百万円、営業利益が同3.4倍の37億29百万円、経常利益が同3.1倍の38億06百万円、純利益が同11.6倍の23億08百万円だった。冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、食品販売事業では早期の在庫処分実施や市況回復が寄与して営業損益が大幅に改善した。
セグメント別に見ると冷蔵倉庫事業は売上高が同4.6%増の214億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同9.3%増の47億56百万円だった。平均保管在庫量が同1.4%増加し、物流アウトソーシングサービスの浸透やタイ子会社の収益拡大も寄与した。食品販売事業は売上高が同7.3%増の972億62百万円、営業利益が7億21百万円(前々期は13億46百万円の赤字)だった。畜産品でチキンが外貨高の影響を受けたが、水産品の市況回復などの効果で営業損益が大幅に改善した。
今期(14年9月期)見通しは売上高が前期比9.5%増の1300億円、営業利益が同20.7%増の45億円、経常利益が同18.2%増の45億円、純利益が同8.3%増の25億円としている。冷蔵倉庫事業では新規物流センター稼働に伴って償却負担が増加するが、貨物取扱量が高水準で推移することに加えて、物流アウトソーシングサービスを軸とした総合低温物流への取り組み強化などで経費増を吸収する。食品販売事業は市況が回復基調であり、適切な在庫量で回転率向上に注力する。
株価の動きを見ると、9月下旬の戻り高値圏850円近辺から反落して10月9日に763円、11月1日に765円まで調整した。しかし特に悪材料は見当たらず、足元では800円近辺まで戻している。自律的な短期調整が一巡したようだ。
11月22日の終値796円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS48円31銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1114円84銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。強基調に転換する動きのようだ。好業績見通しに加えて指標面での低PBRも支援材料であり、出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では、重点戦略として低温物流サービスの戦略的ネットワーク展開やドメイン拡充などを掲げている。
冷蔵倉庫事業の能力増強に150億円の設備投資を計画し、14年4月竣工予定で北海道小樽市・石狩第2物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市・夢洲物流センター(仮称)、14年10月竣工予定で宮崎県都城市・都城第2物流センター(仮称)を新設する。海外はASEAN地域への事業展開を本格化して、13年中の稼動予定でタイ・ワンノイ第2物流センター(仮称)を建設中である。
11月14日に発表した前期(13年9月期)の連結業績は、売上高が前々期比6.8%増の1186億91百万円、営業利益が同3.4倍の37億29百万円、経常利益が同3.1倍の38億06百万円、純利益が同11.6倍の23億08百万円だった。冷蔵倉庫事業で貨物取扱量が好調に推移し、食品販売事業では早期の在庫処分実施や市況回復が寄与して営業損益が大幅に改善した。
セグメント別に見ると冷蔵倉庫事業は売上高が同4.6%増の214億10百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同9.3%増の47億56百万円だった。平均保管在庫量が同1.4%増加し、物流アウトソーシングサービスの浸透やタイ子会社の収益拡大も寄与した。食品販売事業は売上高が同7.3%増の972億62百万円、営業利益が7億21百万円(前々期は13億46百万円の赤字)だった。畜産品でチキンが外貨高の影響を受けたが、水産品の市況回復などの効果で営業損益が大幅に改善した。
今期(14年9月期)見通しは売上高が前期比9.5%増の1300億円、営業利益が同20.7%増の45億円、経常利益が同18.2%増の45億円、純利益が同8.3%増の25億円としている。冷蔵倉庫事業では新規物流センター稼働に伴って償却負担が増加するが、貨物取扱量が高水準で推移することに加えて、物流アウトソーシングサービスを軸とした総合低温物流への取り組み強化などで経費増を吸収する。食品販売事業は市況が回復基調であり、適切な在庫量で回転率向上に注力する。
株価の動きを見ると、9月下旬の戻り高値圏850円近辺から反落して10月9日に763円、11月1日に765円まで調整した。しかし特に悪材料は見当たらず、足元では800円近辺まで戻している。自律的な短期調整が一巡したようだ。
11月22日の終値796円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS48円31銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1114円84銭で算出)は0.7倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸し、週足チャートで見ると26週移動平均線を突破する動きを強めている。強基調に転換する動きのようだ。好業績見通しに加えて指標面での低PBRも支援材料であり、出直り本格化の流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:40
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ワークマンは出直り鮮明、フシ目の4100円前後突破確実
作業服チェーンのワークマン<7564>(JQS)の株価は、高値圏で上げ一服の形だったが、足元で短期調整一巡感を強めている。今期(14年3月期)好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。
ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。ローコスト経営が特徴で、他社との差別化戦略としてEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品を強化している。13年9月末時点の店舗数はFC店610店舗、直営店111店舗、合計は1都2府35県下に721店舗を展開し、22年3月期に全国1000店舗、28年3月期に全国1300店舗を目指している。
今期の業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増の676億90百万円、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗として、出店エリアも拡大する戦略だ。
通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、夏物商戦が天候不順の影響を受けたため売上高が45.9%、営業利益が41.8%、経常利益が42.4%、純利益が39.8%とやや低水準だったが、期中の新規出店効果、EDLP商品の構成比上昇効果、新テレビCM放映効果、竜王流通センター稼働による西日本エリアの物流効率化効果などに加えて、10月中旬以降の気温低下で冬物商戦が好調であり、好業績が期待されるだろう。
月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比、速報値)動向を見ると、13年10月単月は全店110.0%、既存店107.8%となり、全店、既存店ともに今期最も高い伸び率だった。中旬以降の気温低下で秋冬商品が好調だった。そして11月も気温低下傾向を強めているため、冬物商品の好調が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、9月9日に年初来高値4180円を付け、その後は上げ一服の形となって11月5日に3650円、11月15日に3680円まで調整する場面があった。しかし足元では切り返しの動きを強めている。11月22日には3900円台を回復した。短期調整が一巡して好業績を見直す動きだろう。
11月22日の終値3945円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は1.9%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は2.2倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で反発して13週移動平均線を回復した。短期調整が一巡した形であり、好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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ワーキングウェアや作業関連用品などの大型専門店チェーンをFC中心に展開している。ローコスト経営が特徴で、他社との差別化戦略としてEDLP(エブリデー・ロー・プライス)商品を強化している。13年9月末時点の店舗数はFC店610店舗、直営店111店舗、合計は1都2府35県下に721店舗を展開し、22年3月期に全国1000店舗、28年3月期に全国1300店舗を目指している。
今期の業績(非連結)見通しは、チェーン全店売上高が前期比6.0%増の676億90百万円、既存店売上高が同3.8%増、営業総収入が同5.8%増の476億90百万円、営業利益が同8.2%増の80億円、経常利益が同7.4%増の90億60百万円、純利益が同6.9%増の53億90百万円としている。新規出店25店舗、S&B2店舗として、出店エリアも拡大する戦略だ。
通期見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、夏物商戦が天候不順の影響を受けたため売上高が45.9%、営業利益が41.8%、経常利益が42.4%、純利益が39.8%とやや低水準だったが、期中の新規出店効果、EDLP商品の構成比上昇効果、新テレビCM放映効果、竜王流通センター稼働による西日本エリアの物流効率化効果などに加えて、10月中旬以降の気温低下で冬物商戦が好調であり、好業績が期待されるだろう。
月次売上高(FC店と直営店の店舗売上高合計、前年比、速報値)動向を見ると、13年10月単月は全店110.0%、既存店107.8%となり、全店、既存店ともに今期最も高い伸び率だった。中旬以降の気温低下で秋冬商品が好調だった。そして11月も気温低下傾向を強めているため、冬物商品の好調が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、9月9日に年初来高値4180円を付け、その後は上げ一服の形となって11月5日に3650円、11月15日に3680円まで調整する場面があった。しかし足元では切り返しの動きを強めている。11月22日には3900円台を回復した。短期調整が一巡して好業績を見直す動きだろう。
11月22日の終値3945円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS264円20銭で算出)は15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間75円で算出)は1.9%近辺、そして実績PBR(前期実績のBPS1754円22銭で算出)は2.2倍近辺である。日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を突破した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で反発して13週移動平均線を回復した。短期調整が一巡した形であり、好業績を評価して上値追いの流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:36
| アナリスト銘柄分析
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】サンコーテクノは株式分割後の強さ光る、権利落ち日の1410円ボトムに一貫上昇
アンカー大手のサンコーテクノ<3435>(JQS)の株価は10月の年初来高値から一旦反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。20年東京夏季五輪や老朽化インフラ更新など公共投資増加が追い風であり、好業績を評価して上値を追う展開だろう。
ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。太陽光発電関連製品もメガソーラーの増加が追い風だ。
11月14日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(9月13日に増額修正)は前年同期比14.2%増収、同59.1%営業増益、同57.9%経常増益、同2.2倍最終増益だった。あと施工アンカーや太陽光発電関連製品の好調が続いている。セグメント別(セグメント間取引含む)に見ると、ファスニング事業は同10.4%増収、同13.3%増益、リニューアル事業は同32.0%増収、同20倍増益、センサー事業は同17.9%増収で黒字化した。
通期見通しは前回予想(9月13日に増額修正)を据え置いて売上高が前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が同25.1%増の10億70百万円、経常利益が同22.6%増の10億30百万円、純利益が同37.6%増の6億10百万円としている。あと施工アンカーや太陽光発電関連が高水準であり、高付加価値製品の増加や販管費の抑制なども寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.6%、営業利益が52.7%、経常利益が52.1%、純利益が51.0%である。下期の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期再増額の可能性が高いだろう。
株価の動き(10月1日付で株式2分割)を見ると、10月21日の年初来高値1830円から一旦反落し、11月11日の1560円まで調整した。しかし、すぐに切り返して1700円近辺まで戻している。好業績を評価する動きだろう。
11月22日の終値1695円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は1.0倍近辺である。
日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に変化はないようだ。指標面に割高感はなく、自律的な短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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ファスニング事業(あと施工アンカーなど)、リニューアル事業(FRPシート、太陽光発電関連など)、センサー事業(アルコール測定器など)を展開している。あと施工アンカーはコンクリート用の特殊ネジ・釘類であり、需要は震災復興・耐震補強工事、老朽化インフラ補修・更新工事など公共投資の増加が追い風となる。太陽光発電関連製品もメガソーラーの増加が追い風だ。
11月14日発表の今期(14年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)連結業績(9月13日に増額修正)は前年同期比14.2%増収、同59.1%営業増益、同57.9%経常増益、同2.2倍最終増益だった。あと施工アンカーや太陽光発電関連製品の好調が続いている。セグメント別(セグメント間取引含む)に見ると、ファスニング事業は同10.4%増収、同13.3%増益、リニューアル事業は同32.0%増収、同20倍増益、センサー事業は同17.9%増収で黒字化した。
通期見通しは前回予想(9月13日に増額修正)を据え置いて売上高が前期比8.1%増の163億40百万円、営業利益が同25.1%増の10億70百万円、経常利益が同22.6%増の10億30百万円、純利益が同37.6%増の6億10百万円としている。あと施工アンカーや太陽光発電関連が高水準であり、高付加価値製品の増加や販管費の抑制なども寄与する。通期見通しに対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.6%、営業利益が52.7%、経常利益が52.1%、純利益が51.0%である。下期の構成比が高い収益構造を考慮すれば通期再増額の可能性が高いだろう。
株価の動き(10月1日付で株式2分割)を見ると、10月21日の年初来高値1830円から一旦反落し、11月11日の1560円まで調整した。しかし、すぐに切り返して1700円近辺まで戻している。好業績を評価する動きだろう。
11月22日の終値1695円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS149円90銭で算出)は11〜12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.5%近辺、実績PBR(前期実績に株式分割を考慮した連結BPS1757円28銭で算出)は1.0倍近辺である。
日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復する動きを強めている。また週足チャートで見ると、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調に変化はないようだ。指標面に割高感はなく、自律的な短期調整を挟みながら上値を追う展開だろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:34
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は5月高値抜けが目前、中期系計画に評価
鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価は、戻り高値圏での短期調整が一巡したようだ。好業績見通しや指標面の割安感を評価して9月の戻り高値、さらに5月高値を試す流れだろう。
鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げ、日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。
今期(14年3月期)の連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用が発生するが、粗鋼生産や自動車生産の増加を受けて鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移して増収増益見込みだ。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。
通期の見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、売上高が48.5%、営業利益が43.0%、経常利益が41.8%、そして純利益が34.7%だが、期後半に向けて市況改善が期待され、やや低調だった機械・情報セグメントと溶材セグメントも来期(15年3月期)に向けて需要回復が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、9月24日の戻り高値220円から一旦反落したが、195円〜205円近辺での短期調整が一巡したようだ。11月中旬に反発の動きとなって水準を切り上げ、11月21日には219円まで上伸して9月の戻り高値に接近した。
11月22日の終値217円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって上昇チャネルを形成している。短期調整が一巡して9月の戻り高値、さらに5月の高値223円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げ、日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。
今期(14年3月期)の連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用が発生するが、粗鋼生産や自動車生産の増加を受けて鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移して増収増益見込みだ。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。
通期の見通しに対する第2四半期累計(4月〜9月)の進捗率は、売上高が48.5%、営業利益が43.0%、経常利益が41.8%、そして純利益が34.7%だが、期後半に向けて市況改善が期待され、やや低調だった機械・情報セグメントと溶材セグメントも来期(15年3月期)に向けて需要回復が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、9月24日の戻り高値220円から一旦反落したが、195円〜205円近辺での短期調整が一巡したようだ。11月中旬に反発の動きとなって水準を切り上げ、11月21日には219円まで上伸して9月の戻り高値に接近した。
11月22日の終値217円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.6倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。また週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって上昇チャネルを形成している。短期調整が一巡して9月の戻り高値、さらに5月の高値223円を試す流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 06:31
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2013年11月24日
【アナリスト水田雅展の株式・為替相場展望】円安・株高基調だが、米国株反落に対する警戒感で目先はモミ合い想定
(25〜29日)
来週(11月25日〜29日)の株式・為替相場は、売り買いが交錯するモミ合い展開を想定する。三角保ち合いを放れたことで大勢としての円安・株高基調に変化はないが、材料面では重要イベントの谷間であり、米国株の反落に対する警戒感も強まりそうだ。
焦点は米FRB(連邦準備制度理事会)のテーパリング(量的緩和縮小)開始時期で、12月6日の米11月雇用統計、12月17日〜18日の米FOMC(連邦公開市場委員会)まで思惑が交錯するだろう。最近の流れを整理すると、11月14日の米上院銀行委員会公聴会でイエレン米FRB副議長がテーパリングに関して、景気・雇用情勢の持続的回復を見極める姿勢を示したことで量的緩和の長期化観測が強まり、世界の金融市場でリスクオンの流れが加速した。
そして11月20日には米FOMC10月29日〜30日開催分議事録が公表されて、12月17日〜18日の米FOMCでのテーパリング開始という観測が強まり、米長期金利が上昇して外国為替市場では1ドル=101円台までドル高・円安方向に傾いた。この後は重要イベントに向けて、要人発言や主要経済指標も材料視されて思惑が交錯しそうだ。
■『円売り』が基本的シナリオ
為替に関しては、一時的な季節要因やヘッジファンドの仕掛け的な動きに注意が必要だが、量的緩和長期化ならリスクオンの円売り、12月FOMCでのテーパリング開始なら米長期金利上昇と日米金利差拡大に伴う円売り、いずれにしても円売りというのが基本的なシナリオだろう。ただし米国株に関しては量的緩和長期化ならリスクオンの株高だが、12月FOMCでのテーパリング開始なら米長期金利上昇を嫌気する可能性があり、金融相場から米景気回復に伴う業績相場へのシフトが焦点となる。
こうした為替と米国株の動きに対して日本の株式市場は、大勢としては円安と米国株高を好感する流れだろう。前週末22日のダウ工業株30種平均株価とS&P500株価指数が史上最高値を更新し、CME日経225先物(円建て)は1万5530円に上昇した。外国為替市場でドル・円相場は小動きだったが、ユーロ・円相場は1ユーロ=137円台に円が下落した。この動きを受けて来週初25日の日本株は堅調なスタートとなりそうだ。
ただし前週(11月18日〜22日)の日本株は全体として上値の重さが目立った。前々週(11月11日〜15日)に日経平均株価が1079円12銭(7.66%)上昇したことで、急ピッチの上昇に対する反動が意識されたようだ。そして来週も同様に反動が意識され、前週まで7週連続の上昇となったダウ工業株30種平均株価が常識的には一旦反落するとの警戒感が強まるだろう。
NT倍率(=日経平均株価÷TOPIX)が一段と上昇していることや、為替が1ドル=100円〜101円台と円安に傾いたにもかかわらずトヨタ自動車の値動きの鈍いことが印象的であり、足元では日経平均株価という指数だけが上昇しているとの見方も強い。したがって、足元の日経平均株価の上昇を牽引したソフトバンクと、円安にもかかわらず動きの鈍いトヨタ自動車の値動きが焦点となりそうだ。前週末22日に2兆9022億円と膨らんだ東証1部市場の売買代金が高水準を維持するかも注目される。
物色面では、為替が1ドル=102円台へ一段と円安方向に傾けば自動車や電機・精密など主力の輸出関連が注目されるが、全般モミ合い感を強める可能性があり、出遅れ感の強い銘柄や材料系の銘柄の個別物色に注目したい。なお28日は米国市場が感謝祭で休場となり、29日は米国のクリスマス商戦がスタートして小売企業が黒字になる「ブラック・フライデー」を迎える。ゲーム関連など米国のクリスマス商戦関連が注目される可能性もあるだろう。
その他の注目スケジュールとしては11月25日の米10月住宅販売保留指数、26日の米9月FHFA住宅価格指数、米9月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米9月・10月住宅着工件数、米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、27日の独12月GfK消費者信頼感指数、米10月シカゴ連銀全米活動指数、米10月耐久財受注、米10月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米11月シカゴ購買部協会景気指数、28日のユーロ圏11月景況感・業況感指数、29日の日本10月全国・11月東京都区部消費者物価指数、ユーロ圏11月消費者物価指数速報値などがあるだろう。
その後は12月3日の豪中銀理事会、4日のOPEC総会、ユーロ圏第3四半期GDP改定値、4日〜5日の英中銀金融政策委員会、5日のECB理事会と記者会見、米第3四半期GDP改定値、6日の米11月雇用統計、9日の日本7〜9月期GDP2次速報値、17日〜18日の米FOMCと記者会見などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
来週(11月25日〜29日)の株式・為替相場は、売り買いが交錯するモミ合い展開を想定する。三角保ち合いを放れたことで大勢としての円安・株高基調に変化はないが、材料面では重要イベントの谷間であり、米国株の反落に対する警戒感も強まりそうだ。
焦点は米FRB(連邦準備制度理事会)のテーパリング(量的緩和縮小)開始時期で、12月6日の米11月雇用統計、12月17日〜18日の米FOMC(連邦公開市場委員会)まで思惑が交錯するだろう。最近の流れを整理すると、11月14日の米上院銀行委員会公聴会でイエレン米FRB副議長がテーパリングに関して、景気・雇用情勢の持続的回復を見極める姿勢を示したことで量的緩和の長期化観測が強まり、世界の金融市場でリスクオンの流れが加速した。
そして11月20日には米FOMC10月29日〜30日開催分議事録が公表されて、12月17日〜18日の米FOMCでのテーパリング開始という観測が強まり、米長期金利が上昇して外国為替市場では1ドル=101円台までドル高・円安方向に傾いた。この後は重要イベントに向けて、要人発言や主要経済指標も材料視されて思惑が交錯しそうだ。
■『円売り』が基本的シナリオ
為替に関しては、一時的な季節要因やヘッジファンドの仕掛け的な動きに注意が必要だが、量的緩和長期化ならリスクオンの円売り、12月FOMCでのテーパリング開始なら米長期金利上昇と日米金利差拡大に伴う円売り、いずれにしても円売りというのが基本的なシナリオだろう。ただし米国株に関しては量的緩和長期化ならリスクオンの株高だが、12月FOMCでのテーパリング開始なら米長期金利上昇を嫌気する可能性があり、金融相場から米景気回復に伴う業績相場へのシフトが焦点となる。
こうした為替と米国株の動きに対して日本の株式市場は、大勢としては円安と米国株高を好感する流れだろう。前週末22日のダウ工業株30種平均株価とS&P500株価指数が史上最高値を更新し、CME日経225先物(円建て)は1万5530円に上昇した。外国為替市場でドル・円相場は小動きだったが、ユーロ・円相場は1ユーロ=137円台に円が下落した。この動きを受けて来週初25日の日本株は堅調なスタートとなりそうだ。
ただし前週(11月18日〜22日)の日本株は全体として上値の重さが目立った。前々週(11月11日〜15日)に日経平均株価が1079円12銭(7.66%)上昇したことで、急ピッチの上昇に対する反動が意識されたようだ。そして来週も同様に反動が意識され、前週まで7週連続の上昇となったダウ工業株30種平均株価が常識的には一旦反落するとの警戒感が強まるだろう。
NT倍率(=日経平均株価÷TOPIX)が一段と上昇していることや、為替が1ドル=100円〜101円台と円安に傾いたにもかかわらずトヨタ自動車の値動きの鈍いことが印象的であり、足元では日経平均株価という指数だけが上昇しているとの見方も強い。したがって、足元の日経平均株価の上昇を牽引したソフトバンクと、円安にもかかわらず動きの鈍いトヨタ自動車の値動きが焦点となりそうだ。前週末22日に2兆9022億円と膨らんだ東証1部市場の売買代金が高水準を維持するかも注目される。
物色面では、為替が1ドル=102円台へ一段と円安方向に傾けば自動車や電機・精密など主力の輸出関連が注目されるが、全般モミ合い感を強める可能性があり、出遅れ感の強い銘柄や材料系の銘柄の個別物色に注目したい。なお28日は米国市場が感謝祭で休場となり、29日は米国のクリスマス商戦がスタートして小売企業が黒字になる「ブラック・フライデー」を迎える。ゲーム関連など米国のクリスマス商戦関連が注目される可能性もあるだろう。
その他の注目スケジュールとしては11月25日の米10月住宅販売保留指数、26日の米9月FHFA住宅価格指数、米9月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米9月・10月住宅着工件数、米11月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、27日の独12月GfK消費者信頼感指数、米10月シカゴ連銀全米活動指数、米10月耐久財受注、米10月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米11月シカゴ購買部協会景気指数、28日のユーロ圏11月景況感・業況感指数、29日の日本10月全国・11月東京都区部消費者物価指数、ユーロ圏11月消費者物価指数速報値などがあるだろう。
その後は12月3日の豪中銀理事会、4日のOPEC総会、ユーロ圏第3四半期GDP改定値、4日〜5日の英中銀金融政策委員会、5日のECB理事会と記者会見、米第3四半期GDP改定値、6日の米11月雇用統計、9日の日本7〜9月期GDP2次速報値、17日〜18日の米FOMCと記者会見などが予定されている。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:47
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2013年11月22日
【アナリスト水田雅展の銘柄分析】インタースペースに動意、久々の『包み込み陽線』出現
ネット広告のインタースペース<2122>(東マ)の株価は戻り高値圏から急反落したが、失望売り一巡感を強めている。インターネット広告市場の拡大を追い風として、中期成長力を見直す動きが強まるだろう。
アフィリエイト(成果報酬)型のインターネット広告事業を主力として、子会社ではコンテンツ・ソーシャルアプリなどのメディア運営事業も展開している。インターネット広告事業では、アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE(アクセストレード)」を中心に事業展開し、携帯電話ショップをネットワーク化したリアルアフィリエイト「ストアフロントアフィリエイト」も日本最大規模の店舗ネットワークに成長している。
アライアンス戦略も活発化し、13年10月にモバイル広告ネットワーク事業を展開する米アーキ社と戦略的業務提携について合意し、13年11月にはO2Oマーケティングソリューション事業を展開するモギーと資本業務提携に合意した。さらにアジアの新興国市場にも積極展開する方針で、13年9月にインドネシア、13年11月にタイの現地法人が営業を開始した。
11月12日に発表した前期(13年9月期)の連結業績(11月6日に売上高を増額、利益を減額)は、売上高が前々期比22.7%増の151億82百万円、営業利益が同5.4%増の5億92百万円、経常利益が同7.5%増の5億97百万円、純利益が同18.2%増の1億97百万円だった。メディア運営事業での新規タイトル投入遅れや、子会社ののれん減損損失計上が影響して利益を減額修正した。ただしアフィリエイト事業の成果売上は好調のようだ。
セグメント別に見るとインターネット広告事業は売上高が141億67百万円で同22.9%増収、営業利益が7億42百万円で同2.4%増益だった。金融分野を中心にスマートフォン向けアプリ広告の好調などで大幅増収だったが、媒体仕入コストの上昇などで営業利益の伸びは小幅にとどまった。メディア運営事業は売上高が10億15百万円で同20.3%増収、営業利益が1億50百万円の赤字(前々期は1億64百万円の赤字)だった。第3四半期(4月〜6月)に予定していた新作リリースが第4四半期(7月〜9月)に遅れた影響などで利益が計画を下振れた。
今期(14年9月期)見通しについては売上高が前期比8.7%増の165億円、営業利益が同8.5%増の6億42百万円、経常利益が同7.1%増の6億39百万円、純利益が同61.7%増の3億19百万円、配当は前期と同額の年間5円(期末一括)としている。インターネット広告事業が新サービスやアライアンス戦略も寄与して全体を牽引する。メディア事業では恋愛ゲームの展開強化やママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」のユニークユーザー数拡大などで収益改善が期待される。
株価の動きを見ると、1000円〜1100円近辺のモミ合いから上放れて10月24日の年初来高値1345円まで上伸したが、直後に急反落の展開となった。11月6日発表の前期業績減額修正も嫌気して11月7日は窓を空けて急落し、11月11日には840円まで調整した。ただし11月12日の決算発表後は落ち着いた動きとなり、足元では900円台を回復している。11月21日は前日比49円(5.49%)高の942円まで上伸する場面があった。失望売りは一巡したようだ。
11月21日の終値939円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円26銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS360円24銭で算出)は2.6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線まで一気に割り込んだが、下げ渋り感を強めている。失望売りが一巡して中期成長力を見直す動きが強まるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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アフィリエイト(成果報酬)型のインターネット広告事業を主力として、子会社ではコンテンツ・ソーシャルアプリなどのメディア運営事業も展開している。インターネット広告事業では、アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE(アクセストレード)」を中心に事業展開し、携帯電話ショップをネットワーク化したリアルアフィリエイト「ストアフロントアフィリエイト」も日本最大規模の店舗ネットワークに成長している。
アライアンス戦略も活発化し、13年10月にモバイル広告ネットワーク事業を展開する米アーキ社と戦略的業務提携について合意し、13年11月にはO2Oマーケティングソリューション事業を展開するモギーと資本業務提携に合意した。さらにアジアの新興国市場にも積極展開する方針で、13年9月にインドネシア、13年11月にタイの現地法人が営業を開始した。
11月12日に発表した前期(13年9月期)の連結業績(11月6日に売上高を増額、利益を減額)は、売上高が前々期比22.7%増の151億82百万円、営業利益が同5.4%増の5億92百万円、経常利益が同7.5%増の5億97百万円、純利益が同18.2%増の1億97百万円だった。メディア運営事業での新規タイトル投入遅れや、子会社ののれん減損損失計上が影響して利益を減額修正した。ただしアフィリエイト事業の成果売上は好調のようだ。
セグメント別に見るとインターネット広告事業は売上高が141億67百万円で同22.9%増収、営業利益が7億42百万円で同2.4%増益だった。金融分野を中心にスマートフォン向けアプリ広告の好調などで大幅増収だったが、媒体仕入コストの上昇などで営業利益の伸びは小幅にとどまった。メディア運営事業は売上高が10億15百万円で同20.3%増収、営業利益が1億50百万円の赤字(前々期は1億64百万円の赤字)だった。第3四半期(4月〜6月)に予定していた新作リリースが第4四半期(7月〜9月)に遅れた影響などで利益が計画を下振れた。
今期(14年9月期)見通しについては売上高が前期比8.7%増の165億円、営業利益が同8.5%増の6億42百万円、経常利益が同7.1%増の6億39百万円、純利益が同61.7%増の3億19百万円、配当は前期と同額の年間5円(期末一括)としている。インターネット広告事業が新サービスやアライアンス戦略も寄与して全体を牽引する。メディア事業では恋愛ゲームの展開強化やママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」のユニークユーザー数拡大などで収益改善が期待される。
株価の動きを見ると、1000円〜1100円近辺のモミ合いから上放れて10月24日の年初来高値1345円まで上伸したが、直後に急反落の展開となった。11月6日発表の前期業績減額修正も嫌気して11月7日は窓を空けて急落し、11月11日には840円まで調整した。ただし11月12日の決算発表後は落ち着いた動きとなり、足元では900円台を回復している。11月21日は前日比49円(5.49%)高の942円まで上伸する場面があった。失望売りは一巡したようだ。
11月21日の終値939円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円26銭で算出)は20倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS360円24銭で算出)は2.6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線まで一気に割り込んだが、下げ渋り感を強めている。失望売りが一巡して中期成長力を見直す動きが強まるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:27
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】エスプールのチャート抜群、9月急騰の再現近い
人材サービスのエスプール<2471>(JQS)の株価は急騰後の反動調整が続いているが、調整のほぼ最終局面だろう。ネット通販市場の拡大を追い風として中期成長が期待されるだけに、見直しの動きが強まるだろう。
アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービスなど)、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポートなど)、および13年4月に開始したマーチャンダイジングサービス事業を展開している。
ロジスティクスアウトソーシングはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入が収益柱である。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大している。
放射性物質の除染業務については、ジャパンベストレスキューシステム<2453>の子会社で、新種微細藻類による水処理設備で放射性物質の道路除染を手掛けるバイノスから道路除染業務を受託している。
今期(13年11月期)連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、そして純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)の黒字化としている。発送代行サービスの茨城県「つくばEC物流センター」開設費用、障がい者雇用支援サービスの新農園建設費用などで、通期見通しに対する第3四半期累計(12年12月〜13年8月)の進捗率は利益がやや低水準だったが、通期ベースでは挽回が期待される。
さらにネット通販市場の拡大が追い風であり、ロジスティクスアウトソーシングの事業規模拡大や生産性向上、好採算の障がい者雇用支援サービスの事業規模拡大などで、来期(14年11月期)も好業績が期待される。
株価の動きを見ると、急騰して付けた9月11日の年初来高値2197円から反落し、反動調整局面が続いて900円近辺まで水準を切り下げている。足元では11月20日に875円まで調整する場面があった。ただし急騰の上げ幅約1800円に対して約3分の2押した水準であり、調整のほぼ最終局面だろう。
11月21日の終値901円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は46倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は16倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線は維持している。ネット通販市場の拡大を追い風として中期成長が期待されるだけに、見直しの動きが強まるだろう。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)
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アウトソーシング関連のビジネスソリューション事業(ロジスティクスアウトソーシング、キャンペーンアウトソーシング、障がい者雇用支援サービスなど)、人材派遣関連の人材ソリューション事業(販売・営業支援、オフィスサポート、試験運営サポートなど)、および13年4月に開始したマーチャンダイジングサービス事業を展開している。
ロジスティクスアウトソーシングはネット通販市場の拡大が追い風であり、ECサイト出店企業などの物流センター運営・発送代行で新規顧客獲得を推進している。障がい者雇用支援サービスは、障害者雇用促進法に基づいて大企業の障がい者雇用をサポートするもので、企業向け賃貸農園「わーくはぴねす農園」の栽培設備販売収入と農園運営管理収入が収益柱である。高付加価値サービスとして千葉県を中心に事業規模を拡大している。
放射性物質の除染業務については、ジャパンベストレスキューシステム<2453>の子会社で、新種微細藻類による水処理設備で放射性物質の道路除染を手掛けるバイノスから道路除染業務を受託している。
今期(13年11月期)連結業績見通しは売上高が前期比6.5%増の52億62百万円、営業利益が同65.8%増の80百万円、経常利益が同2.2倍の66百万円、そして純利益が50百万円(前期は30百万円の赤字)の黒字化としている。発送代行サービスの茨城県「つくばEC物流センター」開設費用、障がい者雇用支援サービスの新農園建設費用などで、通期見通しに対する第3四半期累計(12年12月〜13年8月)の進捗率は利益がやや低水準だったが、通期ベースでは挽回が期待される。
さらにネット通販市場の拡大が追い風であり、ロジスティクスアウトソーシングの事業規模拡大や生産性向上、好採算の障がい者雇用支援サービスの事業規模拡大などで、来期(14年11月期)も好業績が期待される。
株価の動きを見ると、急騰して付けた9月11日の年初来高値2197円から反落し、反動調整局面が続いて900円近辺まで水準を切り下げている。足元では11月20日に875円まで調整する場面があった。ただし急騰の上げ幅約1800円に対して約3分の2押した水準であり、調整のほぼ最終局面だろう。
11月21日の終値901円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS19円47銭で算出)は46倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS55円18銭で算出)は16倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線を割り込んだが、26週移動平均線は維持している。ネット通販市場の拡大を追い風として中期成長が期待されるだけに、見直しの動きが強まるだろう。(アナリスト水田雅展の銘柄分析)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:21
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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ネットワークバリューコンポネンツは今期減額修正の売り一巡、下値に届く
ネットワーク関連製品のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)の株価は乱高下したが、足元では今期(13年12月期)減額修正に対する売りが一巡したようだ。来期(14年12月期)の収益改善期待など、きっかけ次第で再動意の可能性もあるだろう。
セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。13年5月には新日鉄住金ソリューションズ<2327>との資本・業務提携、8月には米ニクサン社のネットワーク監視ソリューション製品に関する販売代理店契約、10月にはカナダのノビフロー社が開発したオープンフロー関連製品の国内独占販売代理店契約の締結を発表している。アライアンス戦略も寄与して事業基盤強化が期待される。
11月14日に発表した第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の18億44百万円、営業利益が同63.5%減の37百万円、経常利益が同73.9%減の26百万円、純利益が19百万円の赤字(前年同期は89百万円の黒字)だった。無線LAN関連や監視サービスなどが堅調だったが、子会社イノコスが不振だった。
通期見通しについては11月14日に減額修正を発表し、売上高は2億75百万円減額して前期比4.1%減の25億55百万円、営業利益は1億33百万円減額して同63.2%減の45百万円、経常利益は1億42百万円減額して同77.8%減の27百万円、純利益は1億33百万円減額して同90.4%減の10百万円とした。全体として伸び鈍化、低採算案件の増加、子会社イノコスが予定していた期末大型案件の失注などが影響するようだ。
なお11月14日に株式分割と単元株制度の導入を発表した。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、1単元を100株とする。
株価の動きを見ると、15万円〜16万円近辺のモミ合いから10月中旬に動意付いて急伸し、10月30日には戻り高値となる30万円を付けた。しかし直後に急反落し、さらに今期業績見通し減額修正も嫌気して11月15日には16万6200円まで調整する場面があった。乱高下する展開だったが、足元は9月安値圏まで下押すことなく17万円〜18万円近辺で推移している。減額修正に対する売りは一巡したようだ。
11月21日の終値17万3500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS1122円49銭で算出)は155倍近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万0305円37銭で算出)は6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋っている。売りが一巡して下値を確認した形だろう。来期の収益改善期待など、きっかけ次第で再動意の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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セキュリティ、モバイル、クラウド、サービスを重点分野として、ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業を展開し、新規事業としてコンテンツ配信分野にも取り組んでいる。13年5月には新日鉄住金ソリューションズ<2327>との資本・業務提携、8月には米ニクサン社のネットワーク監視ソリューション製品に関する販売代理店契約、10月にはカナダのノビフロー社が開発したオープンフロー関連製品の国内独占販売代理店契約の締結を発表している。アライアンス戦略も寄与して事業基盤強化が期待される。
11月14日に発表した第3四半期累計(1月〜9月)連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の18億44百万円、営業利益が同63.5%減の37百万円、経常利益が同73.9%減の26百万円、純利益が19百万円の赤字(前年同期は89百万円の黒字)だった。無線LAN関連や監視サービスなどが堅調だったが、子会社イノコスが不振だった。
通期見通しについては11月14日に減額修正を発表し、売上高は2億75百万円減額して前期比4.1%減の25億55百万円、営業利益は1億33百万円減額して同63.2%減の45百万円、経常利益は1億42百万円減額して同77.8%減の27百万円、純利益は1億33百万円減額して同90.4%減の10百万円とした。全体として伸び鈍化、低採算案件の増加、子会社イノコスが予定していた期末大型案件の失注などが影響するようだ。
なお11月14日に株式分割と単元株制度の導入を発表した。13年12月31日を基準日(効力発生日14年1月1日)として1株を100株に分割し、1単元を100株とする。
株価の動きを見ると、15万円〜16万円近辺のモミ合いから10月中旬に動意付いて急伸し、10月30日には戻り高値となる30万円を付けた。しかし直後に急反落し、さらに今期業績見通し減額修正も嫌気して11月15日には16万6200円まで調整する場面があった。乱高下する展開だったが、足元は9月安値圏まで下押すことなく17万円〜18万円近辺で推移している。減額修正に対する売りは一巡したようだ。
11月21日の終値17万3500円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS1122円49銭で算出)は155倍近辺、実績PBR(前期実績連結BPS3万0305円37銭で算出)は6倍近辺である。週足チャートで見ると52週移動平均線近辺で下げ渋っている。売りが一巡して下値を確認した形だろう。来期の収益改善期待など、きっかけ次第で再動意の可能性もあるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:16
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