[材料でみる株価]の記事一覧
  (ブログ内の記事検索は右サイドバーの検索窓から)

記事一覧 (07/11)Jトラストが4日続伸、世界的なESG投資の株価指数に選定され買い需要拡大に期待
記事一覧 (07/11)ナガイレーベンは5日続伸基調、8月期末に創業110周年の記念配当、発表後ジリ高傾向で期待強い
記事一覧 (07/11)川崎地質は4年ぶりの高値に進む、業績好調な上、関東地方で発生した豪雨を受け連想買い
記事一覧 (07/11)TORICOは一時3日連続ストップ高、ビットコイン連日最高値、制限値幅の臨時拡大など好感
記事一覧 (07/11)日本ヒュームが再び最高値を更新、昨日東京都内などを襲った短時間豪雨を受け注目再燃、排水対策を連想
記事一覧 (07/10)MTGが6年ぶりの高値を連日更新、「疲労回復」24時間リカバリーウェア「ReD」に期待強い
記事一覧 (07/10)ANAPホールディングスが続伸、「ビットコイン最高値」と伝えられ買い先行
記事一覧 (07/10)レナサイエンスが一段高、抗がん剤治に関する試験の進展を連日材料視、ついに上場来の高値を更新
記事一覧 (07/10)ベステラが続伸基調。7月15日に144万株(消却前発行株数の13.91%)を消却、株式価値向上への期待強い
記事一覧 (07/09)アイフリークモバイルは急動意の後も底堅い、1位株主に不動産業務などの企業が登場し注目続く
記事一覧 (07/09)イクヨが再び急伸、株主優待制度を新設し抽選でビットコイン、ストップ高で売買こなす
記事一覧 (07/09)ジェイエスエスが年初来の高値を更新、猛暑で水泳の授業代行などに期待強まる
記事一覧 (07/09)カシオ計算機が一時10%高、投資ファンドの保有判明、がぜん思惑含みに
記事一覧 (07/09)INPEXが出直り強める、原油高に加えインドネシア最大級のガス田や豪州で世界最大級のCO2封入プロジェクトなどに期待
記事一覧 (07/09)JCRファーマが急伸、ライセンス契約のマイルストーンフィー「合計最825百万米ドル(約1200億円)」に注目集まる
記事一覧 (07/09)薬品株は軒並み高い、「トランプ氏、医薬品に200%関税も」と伝わるが特有の手法と冷静の様子
記事一覧 (07/09)資生堂が大きく出直る、そごう・西武の旗艦店きょうリニューアルオープン、日本有数の規模と内容のコスメフロアに注目集まる
記事一覧 (07/08)加賀電子が年初来の高値に迫る、トランプ関税25%とされ安堵感、想定為替1ドル140円のため差益発生圏に
記事一覧 (07/08)Will Smartが後場ストップ高、NTTドコモとの業務提携に注目集まる、「dカーシェア」と連携
記事一覧 (07/08)ACSLの出直り目立つ、モンゴルで同社製ドローンが郵便配送の実証試験、血液配送はすでに90回以上実施と
2025年07月11日

Jトラストが4日続伸、世界的なESG投資の株価指数に選定され買い需要拡大に期待

zai1.jpg

■8日発表の月次動向は国内、インドネシアで最高を更新

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は7月11日の後場寄り後に4%高の455円(19円高)まで上げ、日々小幅だが4日続伸基調となって約3か月半ぶりに450円台を回復している。日本金融事業、東南アジア金融事業が好調な上、フィナンシャルタイムズなどで知られるFTSEグループが算出する代表的なESG投資の株価指数にこのほど選定されたと10日付で開示。同指数は日本の公的年金運用機関・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)もESG投資のベンチマークとして採用するとされるため、買い需要の拡大に期待が強まっている。

 10日午後、ロンドン証券取引所グループ傘下のFTSE Russellが提供する国内株式を対象にしたESG指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定されたと発表。本指数は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がESG投資におけるパッシブ運用のベンチマークの一つとして採用するなど、投資家の重要な判断基準として活用されているとした。

 また、8日に発表した6月の月次動向は、日本金融事業の債務保証残高が5か月連続で最高を更新し、東南アジア金融事業の中核機関・Jトラスト銀行インドネシアの銀行業における貸出金残高は7か月ぶりに最高を更新した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:12 | 材料でみる株価

ナガイレーベンは5日続伸基調、8月期末に創業110周年の記念配当、発表後ジリ高傾向で期待強い

■8月期末配当を確保するための買付期限(権利付最終日)は8月27日

 ナガイレーベン<7447>(東証プライム)は7月11日、5日続伸基調となり、後場一段強含んで2175円(29円高)まで値上がりしている。ナースウェアやドクターウェアなど、メディカルウェアの大手で、6月末に創業110周年の記念配当を発表済み。2025年8月期の期末配当に1株当たり40円を加えて計100円の予定とし、期待の強い相場となっている。8月期末配当を確保するための買付期限(権利付最終日)は、今年は8月27日(水)になる。

 発表によると、同社は、永井商店を大正4年に開業以来、本年をもって創業110周年を迎える。関係各位への感謝の意を表するため、25年8月期の期末配当金について、1株当たり60円の期末配当に、1株当たり40円の創業110周年記念配当を加え、合計100円の配当を実施することとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:30 | 材料でみる株価

川崎地質は4年ぶりの高値に進む、業績好調な上、関東地方で発生した豪雨を受け連想買い

■「マンホールから水が吹き上げたあと周囲の道路が陥没」と伝えられ注目集まる

 川崎地質<4673>(東証スタンダード)は7月11日、続伸一段高となり、午前11時過ぎには13%高の4600円(545円高)まで上げ、2021年以来の高値に進んでいる。7月2日に発表した業績予想の増額修正を受けて次第に上げピッチを強める相場のなか、10日午後から夜に関東地方で発生した豪雨により「横浜市ではマンホールから水が数メートルの高さまで吹き上げたあと周囲の道路が陥没」(テレ朝ニュース)などと伝えられ、同社株への連想買いが強まったと見られている。

 2日に発表した業績予想の増額修正では、2025年11月期・第2四半期の連結業績予想について、大幅に増額修正し、営業利益は従来予想を53%上回る見込みに見直し、一転増益に転じる見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 材料でみる株価

TORICOは一時3日連続ストップ高、ビットコイン連日最高値、制限値幅の臨時拡大など好感

■「新たな事業(暗号資産投資事業)の開始」を連日好感

 TORICO<7138>(東証グロース)は7月11日、一段高となり、午前10時半にかけて一時ストップ高の1493円(600円高、67%高)まで上げ、3日連続ストップ高の場面を見せて急騰相場となっている。7月8日に「新たな事業(暗号資産投資事業)の開始に関するお知らせ」を発表し、翌日に急伸。7月10日は、「ビットコインが最高値更新、米株高に連動、一時11万2000ドル突破」(日経電子版7月10日午前10時台)と伝えられたため買いが拡大し、11日も「ビットコイン一時11万6000ドル台と最高値、トランプ氏『天井知らず』」(同7月11日朝)と伝えられた上、ストップ高(制限値幅)の臨時拡大が適用され、投機資金の流入が一段と活発化したようだ。

 ビットコイン関連株は、セレス<3696>(東証プライム)が次第に上げ幅を広げて戻り高値に進んでおり、メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は小反発。一方、ANAPホールディングス<3189>(東証スタンダード)は朝方を除いて小安く反落模様。株式市場関係者の中には、TORICOは最高値で事業を始めることになるため、投資家の発想でいえば様子を見たい局面といった見方も出ている。(HC)

【関連記事】2025年07月11日
ビットコインが2日連続最高値更新!米政権の追い風とETF流入で12万ドル視野に
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:00 | 材料でみる株価

日本ヒュームが再び最高値を更新、昨日東京都内などを襲った短時間豪雨を受け注目再燃、排水対策を連想

■今年1月の道路陥没事故から値上がり傾向が続き、少しの買いでも値幅が出やすく

 日本ヒューム<5262>(東証プライム)は7月11日、一段高で始まり、取引開始後は9%高の2561円(211円高)まで上げて約1か月半ぶりに上場来の高値を更新している。「記録的短時間大雨情報…関東などで相次ぐ、各地で冠水…マンホールから水が吹き出す、帰宅時間直撃…新宿駅構内では滝のような雨漏りも」(TBSニュース23)と昨10日夕方の東京都内などを襲った短時間豪雨を受け、排水などの水害対策の関連銘柄として注目が再燃している。

 同社株は、今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故が買い材料視されて動意を強め、高値を更新してきた。このため、この半年間の買い需要によって需給が引き締まり、少しの買いでも値幅が出やすくなっていると言った見方が出ている。(HC)

■株式投資情報(総合版):記事アクセスランキング
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2025年07月10日

MTGが6年ぶりの高値を連日更新、「疲労回復」24時間リカバリーウェア「ReD」に期待強い

■10日発売開始、大泉洋さんがブランドアンバサダーに就任と発表

 MTG<7806>(東証グロース)は7月10日、一段と強含む相場となり、4295円(145円高)まで上げた後も強い値動きで2019年以来の高値を2日連続更新している。健康美容機器の企画開発を行うファブレス企業(工場をもたない製造業)で、血行から毎日を元気にする24時間リカバリーウェア衣料の新ブランド「ReD(レッド)」を7月10日(木)から発売開始。同日付で、「大泉洋さんがブランドアンバサダーに就任、7月15日(火)より全国主要エリアにてTVCM放映開始」と発表し、期待が強まっている。

 発表によると、「ReD」は、⾎⾏から毎⽇を元気にする24時間リカバリーウェアで、8つの天然鉱⽯を独自配合した⾎⾏促進繊維『VITALTECH』が⾝体が放出する遠⾚外線を吸収し、再び肌へ放出することで⾎⾏を促進。「⾎⾏促進」と「疲労回復」という2⼤効果で「一般医療機器」として提供される。CMでは、「ReD」のインナーを着用した大泉洋さんがスーツ姿で会議に出席し、「実はワタシ、仕事中に疲労を回復してるんです」と告白する「仕事中もリカバリー」篇など3篇が用意されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:15 | 材料でみる株価

ANAPホールディングスが続伸、「ビットコイン最高値」と伝えられ買い先行

■連結子会社がビットコイン投資事業、財務戦略の一環としても保有を強化する方針

 ANAPホールディングス<3189>(東証スタンダード)は7月10日の後場、6%高の1410円(86円高)で始まり、続伸基調で約3週間ぶりに1400円台を回復している。6月初に「ビットコイン事業」の開始について発表して以降、断続的に「ビットコイン購入に関するお知らせ」を発表。7月10日は、「ビットコインが最高値更新、米株高に連動、一時11万2000ドル突破」(日経電子版7月10日午前10時台)と伝えられたことなどを受けて買い先行となっている。ただ、ビットコインがドル建で最高値の割にほかのビットコイン関連株の値動きは地味な印象となっている。

 同社は、20252月3日に連結子会社の株式会社ANAPライトニングキャピタルを設立し、投資事業を開始した。ビットコインの購入は投資であると同時に、グループの財務戦略の一環としてもビットコインの保有を強化する方針とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:43 | 材料でみる株価

レナサイエンスが一段高、抗がん剤治に関する試験の進展を連日材料視、ついに上場来の高値を更新

■トランプ関税を避け値幅狙いの資金がバイオ材料株にシフトする動きも

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は7月10日、一段高となり、午前9時半前から何度もストップ高の2933円(500円高、21%高)で売買され、約5か月ぶりに上場来の高値を更新している。7月3日に「非小細胞性肺がんに対するニボルマブとPAI−1阻害薬(RS5614)併用療法の第U相試験における症例登録終了」を発表し、翌4日からストップ高を交えて断続的に急伸、8日に発表した「日本血栓止血学会誌への当社PAI−1阻害薬の臨床試験に関する論文掲載」のニュースリリースも買い材料視されて一段高となっている。

 発表によると、同社は、複数の抗がん剤治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞性肺がん患者(3次治療患者)を対象に、ニボルマブとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する第U相試験を、2023年9月から広島大学、島根大学、岡山大学、鳥取大学、四国がんセンター、広島市民病院で実施しており、25年7月3日に登録を終了した。今後、投与期間(最大24週間)を経て、本試験の評価、データ解析の結果を治験総括報告書にまとめる予定。株式市場では、日経平均構成銘柄などにトランプ関税を巡る不透明感があるためか、値幅狙いの資金がバイオ材料株にシフトする動きがあるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:13 | 材料でみる株価

ベステラが続伸基調。7月15日に144万株(消却前発行株数の13.91%)を消却、株式価値向上への期待強い

zai1.jpg

■第2、第3四半期にかけて大型工事が着工の予定

 ベステラ<1433>(東証プライム)は7月10日、続伸基調となり、午前10時半にかけては1149円(27円高)まで上げて強い値動きとなっている。7月15日付で普通株式144万株(消却前の発行済株式総数に対する割合13.91%)の消却を予定。6月9日に発表済みだが、株式価値が13.91%向上するとあって注目の強まる相場になっている。

 電力、石油精製、石油化学、製鉄、ガスなどのプラント解体で独自工法を提供し、第1四半期連結決算(2025年2〜4月)は前期の赤字工事3件が解消され、見積・積算体制の強化により売上総利益率が正常化した。第2、第3四半期にかけて大型工事が着工の予定。今期は大型工事が売上貢献するまでの狭間の期間になるが、業績拡大を展望して注目を続ける投資家は少なくないようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:46 | 材料でみる株価
2025年07月09日

アイフリークモバイルは急動意の後も底堅い、1位株主に不動産業務などの企業が登場し注目続く

111.jpg

■『森のえほん館』は7月31日でサービス終了しYouTubeチャンネルに移行

 アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード)は7月9日、小幅だが115円(2円高)まで上げて2日続伸基調となり、7月初に急動意となった後も底堅い相場となっている。6月下旬に「『電子絵本アプリ森のえほん館』サービス終了のお知らせ」を発表し、経営資源の集中や効率化への期待が強まった上、7月4日には主要株主及びその他の関係会社の異動について発表。不動産業務などを行う株式会社ランニング(大阪市)と共同保有者1名との連名になる株主が7月3日付で第1位株主(議決権所有割合29.6%)に登場とし、注目が集まっている。

 同社は、知育アプリなどの「コンテンツ事業」と企業のDX化やIT化を支援する「DX」事業が主力。「電子絵本アプリ森のえほん館」は、7月31日(木)15:00(予定)をもってサービス提供を終了し、電子絵本アプリとしての役割は幕を閉じるが、『森のえほん館』で配信してきた絵本は、弊社が運営する絵本読み聞かせYouTubeチャンネル『ポポキッズ』で引き続きお楽しみいただけるとした。YouTubeチャンネル「Popo Kids(ポポキッズ)」のチャンネル登録者数は2024年11月に12万人を突破と発表済みで好調に推移している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:58 | 材料でみる株価

イクヨが再び急伸、株主優待制度を新設し抽選でビットコイン、ストップ高で売買こなす

■ビットコイン1万円相当は1000名に、3万円相当は100名に、10万円相当は30名に

 イクヨ<7273>(東証スタンダード)は7月9日、再び急伸し、ストップ高の853円(150円高、21%高)で売買されながら約1週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。8日の夕方に「株主優待制度(ビットコイン提供)の新設に関するお知らせ」を発表。抽選だが、2025年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された、500株以上を保有する株主を対象に開始するとし、好感されている。

 対象となる株主の中から、抽選により以下のとおり総額16百万円相当のビットコイン(BTC)を贈呈する。ビットコイン10万円相当は30名に、ビットコイン3万円相当は100名に、ビットコイン1万円相当は1000名に贈呈するとした。ビットコインの付与方法や当選者の発表方法等の詳細については、決定次第、改めてお知らせする。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:16 | 材料でみる株価

ジェイエスエスが年初来の高値を更新、猛暑で水泳の授業代行などに期待強まる

zai11.jpg

■競泳・世界水泳選手権2025にJSS所属選手が出場、活躍とともに知名度アップへ

 ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は7月9日、次第高となり、後場寄り後には548円(24円高)まで上げて約1週間ぶりに年初来の高値を更新している。スイミングスクール「JSS」の運営などを行い、「全国の公立中学校で水泳の実技授業を廃止する動きが広がりつつある。背景にはプールの老朽化や指導教員の負担、熱中症への警戒など学校側の事情」(産経新聞のWEBサイト6月29日)などと伝えられ、受託運営ビジネスの拡大などに期待が言われている。同社は全国に86校のスイミングスクールおよびテニススクール・児童発達支援施設があり、200万人の会員実績がある。

 競泳の世界水泳選手権2025(7月11日から8月3日、シンガポール)には、女子自由形でJSS所属の難波実夢選手、同じく男子背泳の由良柾貴選手が出場する。男子高飛び込みの玉井陸斗選手の活躍も注目されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:53 | 材料でみる株価

カシオ計算機が一時10%高、投資ファンドの保有判明、がぜん思惑含みに

■香港系の投資ファンド、オアシスマネジメントが5.19%を保有と伝えられる

 カシオ計算機<6952>(東証プライム)は7月9日、急動意となり、一時10%高の1214.0円(113.0円高)まで上げて約3か月ぶりに1200円台を回復し、その後も1180円前後で強い値動きを続けている。同日付の「5%ルール」報告で香港系の投資ファンド、オアシスマネジメントが5.19%を保有したことが判明したと伝えられ、がぜん思惑含みとなった。

 保有目的は、「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としたもよう。オアシスマネジメントは、最近では太陽ホールディングス<4626>(東証プライム)が6月21日に開催した定時株主総会で「モノ言う株主」ぶりを発揮したと伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:21 | 材料でみる株価

INPEXが出直り強める、原油高に加えインドネシア最大級のガス田や豪州で世界最大級のCO2封入プロジェクトなどに期待

■豪州の案件はアジア太平洋地域の脱炭素化に大きく貢献する可能性

 INPEX<1605>(東証プライム)は7月9日、続伸基調となり、2104.5円(54.0円高)まで上げて約2週間前につけた年初来の高値2182.0円に向けて出直っている。NY原油とドバイ原油がともに続伸し、石油関連株が総じて値上がりしている中で、同社については、インドネシアで国内最大級のガス田開発として「INPEXなどの連合が近く沖合設備や液化天然ガス(LNG)基地の設計に着手する」(日本経済新聞7月9日付朝刊)と伝えられ、固有の買い材料が上乗せされる形になっている。

 また、同社は7月3日、CCS(二酸化炭素:CO2の分離回収・貯留)などを目的にオーストラリア(豪州)北部で共同事業を進めている「ボナパルトCCSプロジェクト」がオーストラリア連邦政府より重要プロジェクト認定(Major Project Status、以下、本認定)を受領したと発表した。「本事業が世界最大級のCCSプロジェクトとなる可能性があり、同国北部およびアジア太平洋地域の脱炭素化に大きく貢献できる」とし、注目を集めている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:45 | 材料でみる株価

JCRファーマが急伸、ライセンス契約のマイルストーンフィー「合計最825百万米ドル(約1200億円)」に注目集まる

■アレクシオン社と新規遺伝子治療用製品の開発などでライセンス契約を締結

 JCRファーマ<4552>(東証プライム)は7月9日、急激に出直る相場となり、14%高の593円(75円高)まで上げて約1か月ぶりに590円台を回復し、その後も585円前後で強い値動きを続けている。8日、「アレクシオン社とのJUST−AAV技術に関するライセンス契約締結のお知らせ」を発表し、契約一時金を受領するほか、マイルストーンフィーとして「合計で最大825百万米ドル(約1200億円、1ドル145円換算)」などを受領する権利を有すとし、期待が強まっている。

 発表によると、アレクシオン・アストラゼネカ・レアディジーズ(以下、アレクシオン社)と新規遺伝子治療用製品の開発を目的としたJUST−AAVカプシドに関するライセンス契約を8日締結した。本契約により、アレクシオン社から契約一時金を受領するほか、研究開発に関するマイルストーンフィーとして最大225百万米ドル、販売に関するマイルストーンフィーとして最大600百万米ドル、合計で最大825百万米ドル(約1200億円、1ドル145円換算)、加えて、販売後は正味売上高に応じた段階的ロイヤルティを受領する権利を有す。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:13 | 材料でみる株価

薬品株は軒並み高い、「トランプ氏、医薬品に200%関税も」と伝わるが特有の手法と冷静の様子

■武田薬品の海外比率は約90%。アステラス製薬は85%、円安が追い風に作用

 武田薬品工業<4502>(東証プライム)は7月9日、取引開始後の4372円(21円安)を下値に切り返し、午前9時30分過ぎには4417円(24円高)まで上げて反発相場となっている。朝、「トランプ氏、医薬品に200%関税も、半導体関税なども近く発表へ」(ロイターニュース7月9日午前6:52)と伝えられたが、これまでトランプ大統領の「ディール」に何度も見られた特有の手法との受け止め方があり、株式市場の反応は冷静のようだ。

 武田薬品の連結売上高に占める海外比率は約90%。同じくアステラス製薬<4503>(東証プライム)は85%。円安が追い風に作用する。両銘柄をはじめ、塩野義製薬<4507>(東証プライム)中外製薬<4519>(東証プライム)など薬品株は軒並み値上がりしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:55 | 材料でみる株価

資生堂が大きく出直る、そごう・西武の旗艦店きょうリニューアルオープン、日本有数の規模と内容のコスメフロアに注目集まる

■「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーへ」を掲げ期待強い

 資生堂<4911>(東証プライム)は7月9日、反発して始まり、取引開始後は2654.5円(100.5円高)と大きく出直っている。そごう・西武の旗艦店とされる西武池袋本店(東京都豊島区)のリニューアルオープン第1弾として、3階コスメティックスフロアが7月9日(水)にオープン。「今回のコスメフロア(中略)は全57ブランドのラインナップにより日本有数の規模と内容」(そごう西武の資料より)とされる中、同社は「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーへ」を掲げており、注目が集まっている。

 また、同社は7月8日に「社外取締役と投資家との対話イベント」をホームページに掲載。あらためて『アクションプラン2025−2026』の概要を掲載し、注目が再燃する様子もある。『アクションプラン2025−2026』では、「変化の激しい市場でも安定的な利益拡大を実現するレジリエントな事業構造へ」の変貌を掲げている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:30 | 材料でみる株価
2025年07月08日

加賀電子が年初来の高値に迫る、トランプ関税25%とされ安堵感、想定為替1ドル140円のため差益発生圏に

zai1.jpg

■トランプ大統領は前週に30%から35%の可能性を示唆しただけに好反応

 加賀電子<8154>(東証プライム)は7月8日、再び出直りを強める相場となり、2845円(60円高)まで上げた後も強い値動きを続け、今年1月につけた年初来の高値2900円に向けて上値を追っている。トランプ関税の影響については「影響を合理的に算定することは困難だが、(中略)一定の想定の下で影響を算定の上、業績見通しに反映」(決算短信より)としてきたが、8日早朝に米トランプ大統領が日本政府宛の関税書簡を公開し関税率を25%に設定と伝えられたことを受け、前週は30%から35%の可能性を示唆していたことと比べて安堵感が広がっている。

 今期・2026年3月期の連結業績見通しは、トランプ関税の影響を反映して売上高を5300億円(前期比3.2%減)とし、経常利益は230億円(同1.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は165億円(同3.4%減)を見込むが、想定為替レートを1ドル140円としているため、足元の実勢レート同146円前後は為替差益の発生する圏内に入ってきた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:03 | 材料でみる株価

Will Smartが後場ストップ高、NTTドコモとの業務提携に注目集まる、「dカーシェア」と連携

■DXプラットフォーム「Will−MoBi(ウィル モビ)」集客力など一層加速

 Will Smart<175A>(東証グロース)は7月8日、午前11時頃から急伸し、後場はストップ高(150円高の969円)の買い気配で始まったまま値のつかない相場となっている。午前中にカーシェア領域でのNTTドコモとの業務提携を発表し、注目集中となっている。

 同社は「モビリティ市場」でのDXプラットフォーム「Will−MoBii(ウィル モビ)」の提供や、モビリティ業界に特化した「顧客理解力」を強みにしたコンサルティングから開発・保守までのワンストップ型の受託開発、ソリューションの提供などを行う。発表によると、今回の提携は、2025年2月に発表したモビリティシステム連携に関する基本合意に基づく最初の取り組みで、Will SmartのモビリティDXプラットフォーム「Will−MoBi」に搭載されたカーシェアリング機能と、NTTドコモが提供するカーシェア・レンタカーの統合プラットフォーム「dカーシェア」の連携が実現した。約1億人以上のdポイント会員基盤にもアプローチできるようになるため、集客力の向上や事業拡大を一層加速させることが期待されるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:18 | 材料でみる株価

ACSLの出直り目立つ、モンゴルで同社製ドローンが郵便配送の実証試験、血液配送はすでに90回以上実施と

■福岡県など国内の自治体との連携にとどまらず海外進出に注目集まる

 ACSL<6232>(東証グロース)は7月8日、2日続伸基調となり、前引けにかけて12%高の1377円(146円高)まで上げて出直りを強めた。国産のドローン開発・製造を行い、7月1日に元幹部による不適切な取引を発表し、翌日に急落したが、以後は下げ止まり出直る相場となっている。福岡県が5月に同社のドローンによる被災状況調査を想定した飛行訓練を実施するなど自治体への導入が進ンでいる上、6月27日には「モンゴルでの郵便物配送試験に採用」と発表し、その進出ぶりが注目された。

 発表によると、モンゴルでは、郵便物配送の実証試験より前に、2024年8月から、ウランバートル市内の国立輸血センターから3つの病院(日本モンゴル病院、アムガラン病院、国立母子保健センター)への血液のドローン配送の実運用を行っており、当該運用においてもACSL製国産ドローンが使用されている。24年に50回以上、2025年には計90回実施されているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:34 | 材料でみる株価