[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (05/29)木徳神糧は次第に出直る、小泉農水省の備蓄米「5キロ2000円」宣言で急落したが銘柄米の値段は別の見方
記事一覧 (05/29)コシダカHDが戻り高値に進む、カラオケルームを活用したマーケティング支援サービスに期待強まる
記事一覧 (05/29)三菱重工は最高値圏で強もみあい、トランプ大統領「戦闘機購入への関心尋ねる」とされ関連株妙味が強い
記事一覧 (05/29)イー・ギャランティが急反発、30億円の自社株買いを発表、3年間で100億円を計画とし期待強まる
記事一覧 (05/29)ネクセラファーマが大きく出直る、パートナーの米ニューロクライン社の臨床試験結果を材料視
記事一覧 (05/29)日本ヒュームが急伸、「下水道、基幹5000キロ集中更新」と伝えられ特需の期待
記事一覧 (05/29)アインHDが年初来の高値を更新、「さくら薬局グループ」の株式取得、規模拡大など好感
記事一覧 (05/29)SBIホールディングスと住信SBIネット銀行が高い、NTTドコモが住信SBIネット銀を買収の観測
記事一覧 (05/28)DICは一時13%高、2製品について国内初の国際認証、幅広くサステナブルなソリューション提供が可能に
記事一覧 (05/28)双葉電子は後場も次第高、産業用ドローンが日本郵便の「デジタルアドレス」に乗り飛躍の期待
記事一覧 (05/28)日東紡績が出直り強める、AIサーバー向けの旺盛な需要に対応し生産拡大投資を前倒し実行
記事一覧 (05/28)シンクロ・フードは急反発ストップ高、複数の投資ファンド接近、移動販売車向けプラットフォーム「モビマル」への期待も
記事一覧 (05/28)スカパーJSATホールディングスが2010年以降の高値を更新、静止軌道衛星による国際通信の実証に成功など連日好感
記事一覧 (05/28)アドバンテストが戻り高値に迫る、米エヌビディアの四半期決算発表を前に期待強まる
記事一覧 (05/28)旭化成はアクリル樹脂事業などからの撤退が好感され続伸基調で始まる、構造改善費用約250億円
記事一覧 (05/27)協立電機が株式分割の発表を境に急伸、5日ぶりに高値を更新
記事一覧 (05/27)ミガロHDが出直り強める、ホテルにチェックイン後は顔認証で共用部まで入退室できる新サービスに注目集まる
記事一覧 (05/27)「ドン・キホーテ」などのPPIHは上場来高値に向けて出直る、備蓄米の随意契約に応募とされ注目強まる
記事一覧 (05/27)アイフィスジャパンが一段高、設立30周年の記念配当を好感、第2四半期に10円を実施し年31円50銭の予定に
記事一覧 (05/27)くすりの窓口が上場来の高値を更新、日本調剤と連携し大規模マンションに「処方箋受付機」、期待高まる
2025年05月29日

木徳神糧は次第に出直る、小泉農水省の備蓄米「5キロ2000円」宣言で急落したが銘柄米の値段は別の見方

■小泉氏は最初に一発ガツンとお見舞いするやり方を採ったとされ「落としどころ」探る

 木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は5月29日の後場一段と強含んで9%高の1万1860円(990円高)まで上げ、出直りを強めている。コメ卸の大手で、5月12日までの約1か月間で約2倍の1万3980円まで高騰し、5月22日頃からは小泉農水省による備蓄米の「5キロ2000円」宣言を受けて急激に値を消していたが、直近は、備蓄米の値段と銘柄米の値段が異なる価格帯で共存するとの推測が増えてきたようで、コメ価格全体に対する過度な値下がり懸念は後退したとの見方が出ている。業績は好調で6月末には株式5分割を予定する。

 小泉農水省による備蓄米の「5キロ2000円」政策については、高騰するコメ価格に対して最初に一発ガツンとお見舞いするやり方だとの見方が出ている。5000円に近い相場の中に2000円の品を出して交渉すれば、「落としどころ」は3000円台半ばになる可能性があり、これは石破首相が最初に発言した価格帯と合致するという。小泉農水省はトランプ大統領の「ディール」と同様の手法を採ったとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:40 | 材料でみる株価

コシダカHDが戻り高値に進む、カラオケルームを活用したマーケティング支援サービスに期待強まる

■「ねこの手」、アンケートや商品・サービスに対する声を集め企業活動に反映

 コシダカHD(コシダカホールディングス)<2157>(東証プライム)は5月29日、1109円(34円高)まで上げた後も堅調に売買され、戻り高値に進んでいる。約3か月ぶりに1100円台を回復。同日朝、BtoB(企業向け)リサーチ・マーケティング支援サービス「ねこの手」を本日より正式リリースと発表し、期待の強まる相場となっている。

 連結子会社の株式会社コシダカデジタル(東京本社:東京都渋谷区)が、全国680以上の「カラオケまねきねこ」の店舗と1600万人以上の会員基盤を活用した、BtoB(企業向け)リサーチ・マーケティング支援サービス「ねこの手」を本日より本格始動するとした。

 発表によると、新サービス「ねこの手」は、カラオケルームという普段から使い慣れた安心できる空間を活用してインタビューやアンケートなどの調査に参加し、商品やサービスに対する声が企業活動に反映される体験を提供すると共に、参加者には謝礼(ギフトコード)や特典を提供し、気軽に・楽しく・有意義な時間を創出するサービス。BtoB(企業)向けには、カラオケまねきねこのプライベートな個室空間(カラオケルーム)を活用することで、より気軽でリーズナブルな対面インタビューを実現する。リアルな声をスピーディーに収集することが可能となる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:03 | 材料でみる株価

三菱重工は最高値圏で強もみあい、トランプ大統領「戦闘機購入への関心尋ねる」とされ関連株妙味が強い

■次回の日米関税交渉に向け「赤沢大臣は29日訪米」、現実味ともなう期待

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は5月29日の後場3311.0円(45.0円高)まで上げ、昨28日につけた実質的な上場来の高値3365.0円に向けて出直っている。5月23日にトランプ大統領と石破首相が電話会談と伝えられた際に「トランプ氏、米国製戦闘機に言及、石破首相に『購入への関心』尋ねる」(朝日新聞デジタル5月24日朝)と伝えられ、同社株に連想が波及して株価も上値を追ってきた。続いて、次回の日米関税交渉に向けて「赤沢大臣は29日午後、日本を出発してアメリカ・ワシントンに向かい、ベッセント財務長官との関税交渉に臨む」(FNNプライムオンライン5月29日午前)と伝えられ、米国製戦闘機を巡る買い材料に現実味がともなう期待が出ている。

 いくつかの報道によると、トランプ大統領が言及した戦闘機はボーイング社製の次世代戦闘機F47などとされる。石破首相とトランプ大統領は6月中旬にカナダで開かれるG7サミット(主要7カ国首脳会議)(G7サミット)に合わせて会談する予定とされている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:07 | 材料でみる株価

イー・ギャランティが急反発、30億円の自社株買いを発表、3年間で100億円を計画とし期待強まる

■「株主還元方針の変更」を発表、配当も累進配当を継続して実施する方針に

 イー・ギャランティ<8771>(東証プライム)は5月29日、急反発となり、9%高の1574円(129円高)まで上げて年初来の安値圏から急激に出直っている。28日午後、「株主還元方針の変更」を発表して「2028年3月期末までの間に100億円の自己株式取得を目指す」などとし、その第1弾として取得総額30億円の自己株式取得(自社株買い)を2025年6月2日から26年3月31日までの予定で行うと発表、好感されている。

 28日午後に発表した自社株買いは、取得総額30億円(上限)、取得株式総数300万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の6.26%)、取得期間は25年6月2日から26年3月31日までの予定。発行株数に対する割合が大きく、同規模の自社株買いがさらに2度実施されることになるため期待は大きいようだ。「株主還元方針の変更」では、配当についても、変更前の「配当性向50%以上を目標として配当を実施」に対し、「配当性向50%以上を目標としたうえで、増配もしくは配当の維持を行う累進配当を継続して実施する」とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:04 | 材料でみる株価

ネクセラファーマが大きく出直る、パートナーの米ニューロクライン社の臨床試験結果を材料視

■統合失調症の成人を対象とした第2相試験から新たな肯定的データ

 ネクセラファーマ<4565>(東証プライム)は5月29日、9%高の880円(74円高)まで上げた後も86円前後で強い値動きを続け、大きく出直っている。同日朝、アメリカ臨床精神薬理学会(ASCP)2025年年次総会で、パートナーの米ニューロクライン社(Neurocrine Biosciences)が統合失調症の成人を対象とした『NBI−1117568』の第2相試験からの新たな肯定的なデータを発表したと開示し、買い材料視された。

 ネクセラファーマは、5月1日付でもパートナーであるNeurocrine Biosciences(ニューロクライン社)が統合失調症の成人を対象とする第3相登録プログラムを開始と発表している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:45 | 材料でみる株価

日本ヒュームが急伸、「下水道、基幹5000キロ集中更新」と伝えられ特需の期待

■日本鋳鉄管なども急激に出直り関連銘柄への注目再燃

 日本ヒューム<5262>(東証プライム)は5月29日、大きく出直る相場となり、一時20%高の1574円(267円高)まで上げた後も上げ幅200円前後を保ち、約2か月ぶりの1500円台に進んでいる。「下水道、基幹5000キロ集中更新、政府目標、30年度までに完了」(日本経済新聞5月29日付朝刊)と伝えられており、関連銘柄として注目が再燃している。日本鋳鉄管<5612>(東証スタンダード)なども急激に出直る相場となっている。

 「政府は老朽化した大規模な下水道の更新工事を2030年度までに全国で完了させる。6月に閣議決定する国土強靱(きょうじん)化の中期計画で目標を設ける」などと伝えられた。株式市場関係者からは、「特需になるのではないか」といった期待が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:20 | 材料でみる株価

アインHDが年初来の高値を更新、「さくら薬局グループ」の株式取得、規模拡大など好感

■8月をメドに子会社化、調剤薬局の店舗数は2000店舗を超えることに

 アインHD(アインホールディングス)<9627>(東証プライム)は5月29日、再び上値を追って始まり、取引開始後は5668円(172円高)まで上げて年初来の高値を更新している。午前8時に「株式会社NSSK−WW(さくら薬局グループ)の株式取得(子会社化)」について発表し、買い材料視されている。株式譲渡実行日は2025年8月(予定)とした。

 発表によると、さくら薬局グループは、「さくら薬局グループ」ブランドで調剤薬局事業を展開しており、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)や関西圏(大阪、兵庫)、東海地方(愛知、静岡)等人口集積エリアを中心に、約800店舗を有する業界大手の一角。さくら薬局グループを迎えることにより、アインHDグループの調剤薬局店舗数は2000店舗を超え、さらなる店舗網の拡充を図るとともに、相互の事業ノウハウを融合し、患者様及び地域医療に対しサービスの充実を実現することで、全国の地域医療のインフラとしてグループの企業価値を高めていく。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:42 | 材料でみる株価

SBIホールディングスと住信SBIネット銀行が高い、NTTドコモが住信SBIネット銀を買収の観測

■SBIホールディングスはすべての持ち分をドコモに譲渡と伝えられる

 SBIホールディングス<8473>(東証プライム)は5月29日、一段と出直って始まり、取引開始後は7%高の4376円(274円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。同日朝、日本経済新聞朝刊が「NTTドコモが住信SBI銀を買収する方針を固めた」と伝え、買い材料視されている。住信SBIネット銀行<7163>(東証スタンダード)は買い気配のまま大幅に気配値を上げている。SBIホールディングスは東証IR開示で「本件につきましては、本日の当社取締役会に付議する予定であり、決定した場合には速やかに公表」するとした。

 報道によると、NTTドコモは住信SBIネット銀行の株式の3分の2程度の取得を目指してTOB(公開買付)に入る計画で、約34%を保有するSBIホールディングスはすべての持ち分をドコモに譲渡するという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:24 | 材料でみる株価
2025年05月28日

DICは一時13%高、2製品について国内初の国際認証、幅広くサステナブルなソリューション提供が可能に

■「ISCC PLUS認証」、「マスバランス方式」を採用した取り扱いが可能になると

 DIC<4631>(東証プライム)は5月28日、前引けにかけて13%高の3143.0円(364.0円高)まで上げて約2か月ぶりに3000円台を回復し、後場も3000円前後で強い値動きとなっている。27日、同社グループが生産する不飽和ポリエステル樹脂(SUNDHOMA)とビニルエステル樹脂(EXDHOMA)の2製品について、国内で初めて「ISCC PLUS認証」(持続可能な製品の国際的な認証制度)の取得を発表。これにより「マスバランス方式」を採用した不飽和ポリエステル樹脂の取り扱いが可能になり、今後、本製品を使用する幅広い製品にサステナブルなソリューションを提供できるようになるとしたため期待が強まる相場になった。

 また、同社株はPBR(株価純資産倍率)が0.6倍台のため、東証が要請する資本効率の高い経営に向けてさらなる向上や効率化が見込めるとして注目する様子もある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:36 | 材料でみる株価

双葉電子は後場も次第高、産業用ドローンが日本郵便の「デジタルアドレス」に乗り飛躍の期待

■将来的にはドローンによる自動配達に途を開くとして期待する様子が

 双葉電子工業<6986>(東証プライム)は5月28日、前後場とも次第高となり、後場は9%高の566円(45円高)まで上げて年初来の高値575円(2025年3月24日)に迫っている。産業用ドローン・産業用送信機、産業用ラジコン機器などで知られ、日本郵政<6178>(東証プライム)の日本郵便が26日に住所を7ケタの英数字コードで表示する「デジタルアドレス」化に向けた取り組みを発表したことを受け、将来的にはドローンによる自動配達に途を開くとして双葉電子に期待する様子がある。

 2025年3月期の連結業績は、国内で在庫調整などから産業用ラジコン機器の受注が減少したが、欧州ではホビー用ラジコン機器が好調に推移した。決算説明資料の「ポートフォリオ変化・今後の取組み」では、「産業用ラジコン機器」を主力事業とし、「成長する産業用無線リモコン市場に対し建設機械・農業機械をターゲットとして新規産業用無線リモコンを提供」するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:14 | 材料でみる株価

日東紡績が出直り強める、AIサーバー向けの旺盛な需要に対応し生産拡大投資を前倒し実行

■株主総会資料でAIサーバー向け事業への取り組みなどに期待強まる

 日東紡績<3110>(東証プライム)は5月28日、次第高となって続伸幅を広げ、午前11時過ぎに5%高の4730円(210円高)まで上げ出直りを強めている。同日午前、定時株主総会の招集通知と総会資料などを開示し、AIサーバー向けスペシャルガラス事業への取り組みなどへの期待が強まっている。

 総会資料では、「中期計画の1年目である当事業年度は、AIサーバー向けの旺盛な需要に対応するべく、スペシャルガラスの生産能力拡大に向けた投資を前倒しで実行した」などとした。さらなる新事業の探索も行う。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 材料でみる株価

シンクロ・フードは急反発ストップ高、複数の投資ファンド接近、移動販売車向けプラットフォーム「モビマル」への期待も

■あるファンドは保有割合低下、しかし他の2ファンドは保有割合が拡大

 シンクロ・フード<3963>(東証プライム)は5月28日、急反発となり、午前10時過ぎにストップ高の546円(80円高、17%高)まで上げ、急激に出直っている。このところ投資ファンドの「出入り」が伝えられており、思惑や憶測が高まりやすい相場になっている。期待材料としては、キッチンカーなどの移動販売車向けプラットフォーム「モビマル」が5月から北海道・東北エリアでのサービス提供を開始したことがある。これにより全国でのサービス展開を実現。今後も自治体や企業、移動販売事業者と連携し、移動販売車を活用した地域活性事業を拡大していくとした。

 「大量保有報告」に基づくと、5月12日にはブイアイエス・アドバイザーズの保有割合が低下したと伝えられた一方、5月13日にはアセット・バリュー・インベスターズの保有割合が拡大し11.3%に達したと伝えられた。23日には、同じくリム・アドバイザーズによる保有割合が13.48%に拡大したと伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:54 | 材料でみる株価

スカパーJSATホールディングスが2010年以降の高値を更新、静止軌道衛星による国際通信の実証に成功など連日好感

■地上系と非地上系のネットワーク融合に向けた礎に

 スカパーJSATホールディングス<9412>(東証プライム)は5月28日、3日続伸基調となり、取引開始後に6%高の1313円(74円高)まで上げて2010年以降の高値を更新。その後も1300円前後で強い値動きとなっている。26日付で、静止軌道衛星(GEO)を経由する国境を越えた「5G NTN」通信技術の実証に世界で初めて成功したことと、日韓を結ぶ新たな映像伝送サービスに関する契約を発表し、連日期待材料視されている。

 発表によると、静止軌道衛星(GEO)による世界で初めての実証は、同社と米、独、台湾、シンガポールの企業や大学との国際共同研究チームが行った。現在の5Gネットワークは主に地上系で構築されているが、今後到来する6G時代のネットワークでは、地球のあらゆる場所から接続可能で、災害時でも途切れない強靭な通信基盤を構築するため、地上系ネットワーク(TN)と非地上系ネットワーク(NTN)の融合が必要不可欠。今回実施したライブデモの成果は、将来の非静止軌道衛星(non−GEO)への応用、さらには6G時代における地上系と非地上系ネットワーク融合に向けた礎になるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:00 | 材料でみる株価

アドバンテストが戻り高値に迫る、米エヌビディアの四半期決算発表を前に期待強まる

■半導体株指数SOXは8日ぶりに値上がり、半導体関連株は軒並み高い

 アドバンテスト<6857>(東証プライム)は5月28日、再び出直って始まり、取引開始後は7434円(293円高)まで上げ、戻り高値に迫っている。NY株式市場で半導体株指数SOXが8日ぶりに上げた上、日米関税交渉では米国製半導体を購入する見返りに半導体関連産業への関税が緩和されるといった観測があり、注目再燃となっている。半導体関連株は全体に出直り相場のため値段が戻る余地が大きいとの見方もある。

 28日に米エヌビディアの四半期決算(2〜4月)の発表が28日に予定されており、半導体関連株は軒並み高い。ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は戻り高値を更新。エヌビディアの先々の受注見通しなどによっては一段と期待が強まる可能性があるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:35 | 材料でみる株価

旭化成はアクリル樹脂事業などからの撤退が好感され続伸基調で始まる、構造改善費用約250億円

■中期経営計画で構造転換や生産性向上による資本効率改善を掲げ推進中

 旭化成<3407>(東証プライム)は5月28日、続伸基調で始まり、取引開始後は1021.5円(17.5円高)をつけて再び出直る相場になっている。27日の15時30分に4事業(MMA、CHMA、アクリル樹脂、SBラテックス)の撤退と、これにともなう構造改善費用約250億円の特別損失としての計上を発表、構造改善への期待が先行している。

 発表によると、同社は、『中期経営計画2027〜Trailblaze Together〜』の基本方針のひとつに、構造転換や生産性向上による資本効率改善を掲げ、事業のポートフォリオを見直すとともに経営資源の再配分を進めている。これらの事業は近年、経済環境の低迷が長期化する中、原料コストの上昇による競争力の低下に加え、中国における石油化学製品の大規模な生産能力の増強を背景とした需給環境の悪化に見舞われていた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:16 | 材料でみる株価
2025年05月27日

協立電機が株式分割の発表を境に急伸、5日ぶりに高値を更新

■6月30日を基準日として2分割

 協立電機<6874>(東証スタンダード)は5月27日の15時に1株を2株に分割する株式分割を発表。株価はそれまでの4800円(45円高)前後から急伸して4915円(160円高)まで上げ、5日ぶりに過去の株式分割を考慮した2000年以降の高値を更新した。

27日に発表した株式分割は、25年6月30日最終の株主名簿に記録された株主の所有普通株式1株につき、2株の割合をもって分割するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:19 | 材料でみる株価

ミガロHDが出直り強める、ホテルにチェックイン後は顔認証で共用部まで入退室できる新サービスに注目集まる

■U−NEXT HOLDINGSのUSENALMEXと連携、5月開始

 ミガロHD(ミガロホールディングス)<5535>(東証プライム)は5月27日の後場、一段強含む相場となり、13時にかけて6%高の2580円(146円高)まで上げ、再び出直りを強めている。同日午前、ホテルへのチェックイン後の滞在中に顔認証で入退室できる新サービス「FreeiDホテル」の提供を2025年5月より開始すると発表し、期待の膨らむ相場になっている。

 発表によると、グループ会社のDXYZ株式会社(東京都新宿区)が提供する顔認証IDプラットフォーム「FreeiD」と、U−NEXT HOLDINGS<9418>(東証プライム)グループの株式会社USENALMEX(東京都品川区)が提供するセルフチェックインシステム「KIOSK」とが連携することで、ホテルへのチェックイン後の滞在中に顔認証で入退室できる新サービス「FreeiDホテル」の提供を5月より開始する。ホテルの共用部から全客室にいたるまで、滞在中にルームキーを持たずとも、顔認証で利用・入室が可能となる。USENALMEXはホテル・病院・ゴルフ場等の業務管理システム及び自動精算機の開発・製造・販売を行う。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:01 | 材料でみる株価

「ドン・キホーテ」などのPPIHは上場来高値に向けて出直る、備蓄米の随意契約に応募とされ注目強まる

■「5キロ2000円」、徹底したディスカウント店のため呼び水効果への期待も

 「ドン・キホーテ」などを運営するPPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)<7532>(東証プライム)は5月27日、4664円(34円高)まで上げた後も堅調に売買され、約2週間前につけた実質的な上場来の高値4737円(2025年5月15日)に向けて出直っている。コメ高騰を受けて実施される備蓄米の随意契約による売り渡しに「19社申し込み…6月1週目に店頭に並ぶ可能性」(読売新聞オンライン5月27日昼)と伝えられた中で、同社も申し込んだとされ、注目されている。「ドン・キホーテ」は徹底したディスカウント店のため、備蓄米では利益が出なくても商売自体の呼び水としての効果が大との見方が出ている。

 このところの株価は、5月14日に開示した第3四半期の「セルサイドアナリスト向けスモールミーティング質疑応答要旨」を受けて最高値に進んだ。質問の中には、北米事業について上期に下方修正した点について、北米事業は上期に営業利益を40億円の下方修正したが、この40億円に対し15億円程度上振れる予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:26 | 材料でみる株価

アイフィスジャパンが一段高、設立30周年の記念配当を好感、第2四半期に10円を実施し年31円50銭の予定に

■5月26日をもって設立30周年

 アイフィスジャパン<7833>(東証スタンダード)は5月27日、一段高となり、6%高の592円(33円高)まで上げて一気に年初来の高値を更新した後も580円前後で売買されている。26日の夕方に設立30周年の記念配当に関するお知らせを発表し、好感買いが殺到した。

 同社は26日をもって設立30周年を迎えた。株主の皆様に感謝の意を表するため、2025年12月期の第2四半期に1株当たり10円の記念配当を実施することとした。これにより、25年12月期の配当金は、1株当たり中間配当10円00銭(記念配当)、期末配当21円50銭(普通配当)の年間31円50銭となる予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | 材料でみる株価

くすりの窓口が上場来の高値を更新、日本調剤と連携し大規模マンションに「処方箋受付機」、期待高まる

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■処方箋を受付機で薬局に送信、オンライン服薬指導を受け調剤された薬を宅配で受け取る

 くすりの窓口<5592>(東証グロース)は5月27日、再び一段高となり、9%高の2650円(219円高)まで上げて約2週間ぶりに上場来の高値を更新し、午前10時30分を過ぎても2600円に迫る位置で強い相場が続いている。26日に同社が製造・販売する「処方箋受付機」を日本調剤<3341>(東証プライム)との連携で東京都内外のマンションに設置する予定と発表し、期待材料視されている。

 「処方箋受付機」の設置により、処方箋を調剤薬局に持参する必要なく、処方箋を処方箋受付機で読み取って薬局に送信し、当該薬局の薬剤師からのオンライン服薬指導を受けた後に調剤されたお薬をマンションの宅配ロッカーやご自宅前で受け取ることが可能になるとした。薬の受取りに費やしていた時間の短縮や外出による二次感染リスクを回避し、居住者の利便性が向上することを目指す。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:53 | 材料でみる株価