[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (03/11)ロート製薬は堅調、花粉のシーズンストックに加えディフェンシブストックとしても注目の様子
記事一覧 (03/11)セブン&アイ・HDは日経平均より「高い」、米国事業の一括売却などカナダ企業に提案
記事一覧 (03/10)雨風太陽は一段高、「大船渡」応援商品を開始、ドジャース・佐々木朗希選手の人気が追い風になる期待
記事一覧 (03/10)カバーが出直り強める、「Vチューバ―」のイベント効果に期待高揚、新たなコラボ昼発表
記事一覧 (03/10)日本板硝子が連日戻り高値に進む、EUの防衛力強化などに期待強い
記事一覧 (03/07)住友不動産は後場一時小高くなり底堅い、自社株買いを実施中で3月期末配当を意識した買いも
記事一覧 (03/07)生化学工業は朝安のあと底堅い、「変形性関節症治療剤の試験開始」を境に持ち直し注目再燃
記事一覧 (03/07)アスタリスクが再び出直る、画像認識バーコードリーダーが「ラウンドワン」の全店舗に導入、注目強まる
記事一覧 (03/07)セブン&アイHDは底堅い、スーパー・専門店事業の売却や北米コンビニ事業の株式上場で創出される資金で2兆円の自社株買い
記事一覧 (03/07)資生堂は続伸基調で始まる、中国の経済成長策に期待強まり日経平均の600円安などに逆行高
記事一覧 (03/06)アジャイルメディアは現在高、連結子会社の第3種旅行業登録が完了、「本日より稼働開始」
記事一覧 (03/06)ウインテストがストップ高、「汎用ロジックIC検査装置」の受注を好感、業績予想の増額に期待膨らむ
記事一覧 (03/06)インタートレードがストップ高、世界的なデジタル資産インフラ企業との戦略提携を好感
記事一覧 (03/06)マキタは4年ぶりの高値、山火事の復興需要などに期待強まり約1年続いたもみ合い相場を上抜く
記事一覧 (03/06)DMG森精機が一段高、独企業と一体経営、EUの巨額防衛投資に思惑買い強まる
記事一覧 (03/06)三菱重工が高値を更新、「防衛費3%超要求」を受け再び上値を追う
記事一覧 (03/06)ホンダが大きく出直って始まる、米国の関税、自動車関連は1か月猶予とされ安堵感
記事一覧 (03/05)トライアルHDが後場急伸、総合スーパー西友の買収に優先交渉権と伝えられる
記事一覧 (03/05)DMG森精機は値上がり率1位、独企業と一体経営のためEUの巨額防衛計画など好感の見方
記事一覧 (03/05)フライトソリューションズは2日連続ストップ高、三菱UFJ銀行との協業開始や「Tapion」拡大を連日好感
2025年03月11日

ロート製薬は堅調、花粉のシーズンストックに加えディフェンシブストックとしても注目の様子

■シーズン銘柄としては不発気味だったが昨年来の安値圏から出直る

 ロート製薬<4527>(東証プライム)は3月11日、小安く始まった後4%高の2261.5円(85.5円高)と切り返し、昨年来の安値圏から出直っている。花粉対策にコンタクト用目薬やアレルギー性鼻炎用内服薬、洗浄薬などを取りそろえる「ロートアルガード」シリーズなどがあるため、シーズンストック(季節銘柄)として期待されながら今シーズンは不発気味だったが、全体相場がNY株の大幅反落を受けて日経平均860円安などと大きく下押しているため、ディフェンシブストック(資産防御銘柄)として注目する動きが出ているようだ。

 2月中旬に今3月期末配当の増配を発表。2025年3月期の期末配当を1株当たり20円の予定(従来予想比3円増、前期比5円の増配)とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:51 | 材料でみる株価

セブン&アイ・HDは日経平均より「高い」、米国事業の一括売却などカナダ企業に提案

■「株主の皆様への公開レター」を発表、IPOの方針を転換

 セブン&アイ・HD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は3月11日、前日比変わらずで始まり、一時小高くなった後に1.7%安の2084.0円(36.0円安)と軟化したが、日経平均の2.1%安(750円安)に比べると堅調な相場となっている。

 10日付で、「アリマンタシォン・クシュタール社との独占禁止法上の論点についての協議、及び後継者選定プロセスに関する株主の皆様への公開レター」を発表。「米国内のサークルK店舗を含むすべての店舗を『一括売却(クリーン・スイープ)』することで米国の独占禁止法上の懸念を完全に解消する」ことなどを提案したとした。あらためて注目されている。セブン&アイ・HDは3月6日に米国事業会社のIPO(株式公開・上場)方針などを発表し、IPOなどで得た資金を活用して2兆円規模の自社株買いなどを行うとしていた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:25 | 材料でみる株価
2025年03月10日

雨風太陽は一段高、「大船渡」応援商品を開始、ドジャース・佐々木朗希選手の人気が追い風になる期待

■農水畜産物を直接購入できる「ポケットマルシェ」など運営

 雨風太陽<5616>(東証グロース)は3月10日、2日続けて一段高となり、後場は20%高の1648円(270円高)まで上げて約5か月ぶりに1600円台を回復している。農水畜産物を直接購入できるアプリ「ポケットマルシェ」の運営などを行い、直近は、3月6日付で、「岩手県大船渡市の森林火災を受け、(中略)応援商品の出品を開始、ふるさと納税での寄付も可能に(定置網漁やワカメの養殖等で甚大な被害が想定される、三陸町綾里の漁業を支援)」と発表。大船渡市は、米プロ野球ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希選手(岩手県立大船渡高等学校)にゆかりがあるため、応援商品への神機は高いのではないか、といった期待が出ている。

 2月下旬には、山梨県甲府市との連携により、「春の山梨の食材の魅力を伝えるマルシェ」を3月に東京都下で開催することを発表。株価はこの前後から動意を強めて上値を追う相場になり、直近は一段高となっている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:51 | 材料でみる株価

カバーが出直り強める、「Vチューバ―」のイベント効果に期待高揚、新たなコラボ昼発表

■「大型企画による露出拡大をうけ配信コンテンツ好調」

 カバー<5253>(東証グロース)は3月10日、15%高の3085円(411円高)まで上げた後も3000円をはさんで売買され、約1か月ぶりに3000円台を回復する相場となっている。架空のキャラクターに自らを投影してYouTube(ユーチューブ)に投稿・配信する「Vチューバ―」(VirtualYouTuber(バーチャルユーチューバ―)の活動を支援する『ホロライブプロダクション』の運営などを行い、主要都市の飲食店とのコラボの詳細を「3月10日12時にホロスタ公式Xから投稿」と同社のサイトに開示しており、期待が高揚したと見られている。

 2月中旬に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計/単体)は売上高が前年同期比69.2%増加し、営業利益は同83.0%増加となるなど好調に推移。配信/コンテンツ事業のセグメント売上高は「年末の大型企画による露出拡大をうけ、トップタレントを中心に配信コンテンツが好調」(説明資料より)、ライブ/イベント事業のセグメント売上高は前年同期比143.8%増加し、「複数の中大型ライブコンサートの売上及び過去のライブコンサートのブルーレイ売上が好調」(説明資料より)。イベント開催による露出効果が大きいため注目度も高いようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:20 | 材料でみる株価

日本板硝子が連日戻り高値に進む、EUの防衛力強化などに期待強い

■株価は第3四半期決算の発表を境に回復基調

 日本板硝子<5202>(東証プライム)は3月10日、3日続けて戻り高値を更新する相場となり、午前10時40分にかけて5%高の466円(21円高)まで上げて出直りを継続している。「欧州比率大」(会社四季報:東洋経済新報社・新春号)とあって、EUが「ヨーロッパの防衛力強化へ、最大125兆円規模の計画発表」(NHKニュースWEB3月5日6時37分)などと伝えられたことを受け、連想買いや思惑買いが拡大。注目が強まっている。

 2月中旬に発表した第3四半期決算(2024年4〜12月・累計、IFRS/連結)は、営業利益が前年同期比66.3%減となるなど大幅減益だったが、株価は発表翌日につけた取引時間中の安値319円を下値に反転し回復基調に転じている。3月3日には大和証券から目標株価の引き上げ(370円を400円に見直し)が出た。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:05 | 材料でみる株価
2025年03月07日

住友不動産は後場一時小高くなり底堅い、自社株買いを実施中で3月期末配当を意識した買いも

■住友不動産販売が4月1日付で住友不動産ステップ(株)に

 住友不動産<8830>(東証プライム)は3月7日、朝方の下げを次第に取り戻す相場となり、後場寄り後には5338円(29円高)と前日比で高くなる場面を見せて底堅い相場になっている。自社株買いを2024年12月17日から25年6月30日までの予定で実施しており、全体相場の下げに押されて軟化する場面では自社株買いが積極化するとみられる。また、軟化する場面では3月期末配当を意識した買いも増えると見られている。3月期末配当は1株35円(前期比4円の増配)を予定している。

 同社グループの住友不動産販売(株)は1975年に設立され、今年・25年3月1日で創業50周年となった。25年4月1日付で社名を住友不動産ステップ株式会社に変更すると発表済みだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:23 | 材料でみる株価

生化学工業は朝安のあと底堅い、「変形性関節症治療剤の試験開始」を境に持ち直し注目再燃

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■業績も好調で全体相場が大幅安のなか投資の基本に立ち返って注目

 生化学工業<4548>(東証プライム)は3月7日、軟調だが朝方の768円(19円安)を下値に底堅い相場となり、13時過ぎには773円まで持ち直して全体相場の大幅安に逆行している。2月21日に今年の安値764円をつけたが、この日に「変形性関節症治療剤『Gel−One』の日本における第V相臨床試験開始」を発表。株価はこれを下値に回復傾向となっている。第3四半期決算(24年4〜12月・累計/連結)は営業利益が前年同期比31.3%増加するなど好調で、全体相場が大幅安の中、投資の基本である業績動向に立ち返って注目し直されているようだ。

 変形性関節症治療剤『Gel−One』は、海外では膝関節を適応範囲としているが、日本では膝関節に加え股関節を対象とする試験も並行して実施する。(1)変形性関節症(膝関節)を対象とした第V相臨床試験、(2)変形性関節症(股関節)を対象とした第V相臨床試験、及び(3)両関節を対象とした長期投与試験を計画している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:52 | 材料でみる株価

アスタリスクが再び出直る、画像認識バーコードリーダーが「ラウンドワン」の全店舗に導入、注目強まる

■クレーンゲームの景品の棚卸業務を自動化、作業時間を従来比25%削減

 アスタリスク<6522>(東証グロース)は3月7日、反発相場となり、9%高の521円(43円高)まで上げた後も510円台で売買され、再び出直りを強めている。同日朝、スマートフォンのカメラを使った画像認識バーコードリーダー「AsCamera」がラウンドワン<4680>(東証プライム)グループの株式会社ラウンドワンジャパンの全店舗に導入されたと発表し、注目されている。

 発表によると、ラウンドワンジャパンでは、クレーンゲームの景品棚卸業務の効率化を目的として画像認識バーコードリーダー「AsCamera」を導入した。これまで紙のリストを見ながら目視で行っていた景品の特定作業が自動化され、作業時間を従来比25%削減した。さらに、集計データをクラウドで一元管理することで、業務の効率化と精度向上を実現したという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:04 | 材料でみる株価

セブン&アイHDは底堅い、スーパー・専門店事業の売却や北米コンビニ事業の株式上場で創出される資金で2兆円の自社株買い

■構造改革の推進を期待する買い厚い様子、セブン銀も底堅い

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は3月7日、反落相場だが、朝寄り後の2048.0円(72.0円安)を下値に底堅い値動きとなっている。6日15時30分に北米コンビニエンスストア事業のIPO(新規株式公開・上場)や食品スーパー・専門店・その他事業(SST事業グループ)の売却、セブン銀行<8410>(東証プライム)の非連結化などの方針を発表。下値には構造改革の推進を期待する買いが厚いと見られている。社長の井阪驤齊≠フ退任と筆頭独立社外取締役スティーブン・ヘイズ・デイカス氏の社長就任も発表した。

 発表では、北米コンビニエンスストア事業のIPO(新規株式公開・上場)と食品スーパー・専門店・その他事業(SST事業グループ)の売却により創出される資金を用いて2兆円(約132億ドル)の自己株式取得(自社株買い)を実施する予定とした。また、セブン銀行株については、「株主価値をより迅速に顕在化させる可能性のある選択肢についても引き続き検討」していくとした。7日はセブン銀行の株価も底堅い値動きとなっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:37 | 材料でみる株価

資生堂は続伸基調で始まる、中国の経済成長策に期待強まり日経平均の600円安などに逆行高

■前12月期は「中国での減収続く」と評される、中国の景気回復が焦点に

 資生堂<4911>(東証プライム)は3月7日、出直り継続で始まり、取引開始後は2899.0円(89.5円高)まで上げ、日経平均の600円安などに逆行高となっている。中国が全人代(全国人民代表大会)で経済成長率5%を掲げたことや金融政策当局による政策金利の適時引き下げ方針を受け、中国事業の回復に期待する動きが強まったようだ。

 同社の前12月期(2024年12月期)の業績は、「資生堂、中国での減収続く、前期一転、4年ぶり最終赤字」(日本経済新聞2月11日付朝刊)と伝えられるなど、中国の景気後退が少なからず影響を与えた形になっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:26 | 材料でみる株価
2025年03月06日

アジャイルメディアは現在高、連結子会社の第3種旅行業登録が完了、「本日より稼働開始」

■第2四半期(4〜6月)から売上計上する見込み

 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は3月6日の後場、13時30分を過ぎて82円(3円高)まで上げ、本日の現在高となっている。13時に連結子会社の第3種旅行業登録について発表、「本日より旅行業の稼働を開始する」としたことなどに期待が強まっている。

 3月6日13時、連結子会社(株)インプレストラベル(東京都港区)の第3種旅行業登録が本日完了と発表した。「東京都に対し旅行業の経営に必要な第3種旅行業登録の申請を行っていたところ、本日付で東京都より通知があり、登録が完了した」。インプレストラベルは本日より旅行業の稼働を開始し、25年12月期の第2四半期連結会計期間から売上計上する見込みを立てている。売上高約195百万円、及び営業利益約7百万円を2月に開示した25年12月期の連結業績予想に反映しているとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:04 | 材料でみる株価

ウインテストがストップ高、「汎用ロジックIC検査装置」の受注を好感、業績予想の増額に期待膨らむ

■受注額は非開示だが今期業績への影響を現在精査中

 ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は3月6日、急伸し、前場ストップ高の167円(50円高、43%高)で売買されたあと買い気配を続け、約1か月にわたる調整相場から急激に出直っている。5日付で「汎用ロジックIC検査装置受注のお知らせ」を発表。受注金額は非開示としたが、今期業績への影響は現在精査中としたため業績予想の増額修正に期待が膨らんだ。

 国内大手の半導体ICメーカーから、量産現場向け装置として汎用ロジックIC検査装置を受注した。売上計上は2025年度。業績への影響は現在精査中で、明確になり次第お知らせするとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:32 | 材料でみる株価

インタートレードがストップ高、世界的なデジタル資産インフラ企業との戦略提携を好感

■100以上のブロックチェーンでデジタル資産取引7兆ドル超の安全を確保

 インタートレード<3747>(東証スタンダード)は3月6日、ストップ高の427円(80円高)で売買された後買い気配を続け、2日続けて大きく出直る相場となっている。5日付で、世界的なデジタル資産インフラストラクチャプロバイダーFireblocks社(本社:ニューヨーク、CEO:Michael Shaulov)との戦略的パートナーシップ締結を発表。連日買い材料視されている。

 発表によると、Fireblocks社は、デジタル資産インフラ分野において、世界で高い信頼と実績を誇る。主要な取引所、カストディアン、銀行、決済プロバイダー、ステーブルコイン発行者と連携し、現在、2000以上の企業がFireblocks社の技術を活用し、100以上のブロックチェーンと2億5000万以上のウォレットにおいて、7兆ドル超のデジタル資産取引の安全性を確保している。2024年には日本オフィスを設立し、日本マーケット戦略を開始した。両社の事業の方向性および戦略が合致し一定のシナジーが見込めることから、本戦略的パートナーシップに至った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:15 | 材料でみる株価

マキタは4年ぶりの高値、山火事の復興需要などに期待強まり約1年続いたもみ合い相場を上抜く

■充電式高枝チェンソーや充電式運搬車などに期待、業績好調

 マキタ<6586>(東証プライム)は3月6日、13%高の5412円(610円高)まで上げて約1年続いたもみ合い相場を上抜き、2021年以来の5400円台に進んでいる。充電式高枝チェンソーや充電式運搬車などを開発製造し、大船渡市(岩手県)で発生した大規模な山火事の復興重要に期待して注目する動きが出てきたと見られている。

 業績は好調で、1月下旬に発表した第3四半期決算では、今3月期の連結業績予想のうち各利益の見通しを増額修正し、営業利益は前回予想比16.5%、親会社の所有者に帰属する当期利益は同18.0%上回る見込みに見直した。モルガン・スタンレーMUFG証券は2月下旬に目標株価を600円引き上げて4900円に見直したと伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:59 | 材料でみる株価

DMG森精機が一段高、独企業と一体経営、EUの巨額防衛投資に思惑買い強まる

■「最大125兆円規模」「財政赤字を一定程度容認」と伝えられる

 DMG森精機<6141>(東証プライム)は3月6日、2日続けて大きく上げる相場となり、10%高の3264.0円(289.0円高)まで上げた後も強い値動きを続け、約6か月ぶりに3200円台を回復している。独DMGグループと連結一体経営を行っているため、EUが「ヨーロッパの防衛力強化へ、最大125兆円規模の計画発表」(NHKニュースWEB3月5日6時37分)などと伝えられたことを受け、連想買いや思惑買いが拡大。注目が強まっている。

 報道によると、「EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は4日、ヨーロッパの防衛力を強化するため、最大で8000億ユーロ、日本円にして125兆円規模の資金の投入を目指す計画を発表」した。「加盟国に対する財政規律を緩和し、財政赤字の拡大を一定程度、容認することで国防費の増加につなげる」とされ、6日に特別首脳会合が開催されるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:16 | 材料でみる株価

三菱重工が高値を更新、「防衛費3%超要求」を受け再び上値を追う

■川崎重工、IHIは連日高値、三菱重の割高感が相対的に後退

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は3月6日、反発一段高となり、取引開始後は10%高の2489.0円(214.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに実質的な最高値を更新している。米国防次官候補が「日本に防衛費3%超要求(中略)『なるべく早く』」(時事通信3月5日8時46分)などと米政府の姿勢が伝えられており、昨5日は午後に小安くなったが、6日になって再び一段高となっている。

 川崎重工<7012>(東証プライム)IHI<7013>(東証プライム)は続伸一段高ではじまり、連日高値を更新している。三菱重工の株価については、重工3銘柄の中で2024年から先行高してきたためかPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)の面で割高感があるとされているが、川崎重工とIHIが追いついてきたため、相対的に割高感が後退してきた印象がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:47 | 材料でみる株価

ホンダが大きく出直って始まる、米国の関税、自動車関連は1か月猶予とされ安堵感

■トランプ大統領の演説でカナダ、メキシコに対する関税に「特例」

 ホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)は3月6日、大きく出直って始まり、取引開始後は1463.0円(52.5円高)をつけて約3週間ぶりに1450円台を回復している。米トランプ大統領の施政方針演説で、カナダ、メキシコに対する追加関税のうち自動車関連の関税は1か月間猶予する方針が明らかにされ、ひとまず安堵感が広がった。トヨタ<7203>(東証プライム)日産自動車<7201>(東証プライム)なども高い。

 トランプ大統領の演説を受け、NY株式市場でもGMなどの米自動車株が値上がりし、日本の自動車株も軒並み上げた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2025年03月05日

トライアルHDが後場急伸、総合スーパー西友の買収に優先交渉権と伝えられる

■13時過ぎから一時売買停止に

 トライアルHD(トライアルホールディングス)<141A>(東証グロース)は3月5日、13時過ぎから急動意となり、一時9%高の2002円(162円高)をつけ、13時16分から一時売買停止となっている。「西友、格安店トライアルが買収へ、4000億円で優先交渉権」(日経電子版速報ニュース3月5日13:13)と伝えられ、買い殺到となった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:40 | 材料でみる株価

DMG森精機は値上がり率1位、独企業と一体経営のためEUの巨額防衛計画など好感の見方

■4日には今期の年間配当100円(10円増配)を発表

 DMG森精機<6141>(東証プライム)は3月5日、前後場とも次第高となり、後場寄り後も一段と上げて16%高の3102.0円(432.0円高)をつけ、前場から東証プライム銘柄の値上がり率1位を続けている。独DMGグループと連結一体経営を行っているため、EU(欧州連合)が防衛力強化に向け「総額8000億ユーロ規模の防衛計画を提案」(ロイターニュース3月4日午後7:07)などと伝えられたことを受け、買いが増幅したと見られている。4日午後には今期の年間配当90円(10円増配)を発表した。

 EUの防衛に関する動きとして、「欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は4日、欧州の防衛力強化に向けた総額8000億ユーロ規模の防衛計画を提案した。1500億ユーロ(約1577億6000万ドル)を共同で借り入れ、EU各国政府に防衛資金として貸し付けることをなど盛り込んだ」(同)と伝えられた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:14 | 材料でみる株価

フライトソリューションズは2日連続ストップ高、三菱UFJ銀行との協業開始や「Tapion」拡大を連日好感

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■「Tapion(タピオン)」は同社開発のタッチ決済ソリューション

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は3月5日、2日続けてストップ高となり、312円(80円高、34%高)で売買されながら急伸相場となってる。3日付で「三菱UFJ銀行と協業開始〜決済ネットワーク「SP−NET」と連携で市場開拓を強化〜」と発表し、4日付では「タッチ決済ソリューションのTapion(タピオン)、クレジットカード対応にJCBブランドを追加〜電子サインの対応も開始〜」と発表。連日、買い集中となっている。
 
 「Tapion(タピオン)」は、同社開発のタッチ決済ソリューション。市販のAndroidスマートフォンまたはタブレットを、追加のハードウェアなしに、タッチ決済用の決済端末として利用できる「Tap to Phone」技術を用い、市販のスマートデバイスをタッチ決済端末に変える。今回のJCBブランドの追加により、利便性向上と、タッチ決済の利用機会を促進する。また、2024年9月に開示したTapionの電子サインにも対応しており、JCBカードが利用できるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:16 | 材料でみる株価