[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (09/08)クラウドワークスは後場もジリ高続く、SCSKの副業社員拡大報道など好感
記事一覧 (09/08)三ッ星は2日連続ストップ高、泉州電業の好決算を受け電線好調を再認識
記事一覧 (09/08)日東電工が続伸、『iPhone14』で注目され円安効果への期待も
記事一覧 (09/08)アンジェスは20%安で始まったあと持ち直す、武漢型コロナワクチン開発の中止と改良型の開発開始など発表
記事一覧 (09/08)日本航空が出直り強める、新型コロナ行動制限の緩和を好感、ANAも高い
記事一覧 (09/07)エンプラスは後場一段高、発行株数の26%超の消却効果などに期待強く出直り強める
記事一覧 (09/07)JPホールディングスは後場一段と底堅い、7日は坂井社長の一問一答記事も注目され高値に迫る
記事一覧 (09/07)ジェイフロンティアはオンライン服薬指導・処方薬配送サービスの導入先拡大が好感され時間とともに上げ幅を拡大
記事一覧 (09/07)プレミアアンチエイジングは3日連続ストップ高、東大と共同開発の新スキンケア用剤を連日好感
記事一覧 (09/07)FFRIセキュリティなど活況高、ロシア系ハッカーが日本政府サイトにサイバー攻撃かと伝わり買い集中
記事一覧 (09/07)アルファが再び急反発、アマゾンの処方薬ネット販売など受け連想買いのもよう
記事一覧 (09/07)エンバイオHDが急伸、新浄化技術の商業利用に注目集まる
記事一覧 (09/06)デサントは池田エライザさんが履きこなす「モンペリエCK『ルコックスポルティフ』」新作シューズなど注目されが後場一段強含む
記事一覧 (09/06)PHCホールディングスは調剤薬局のデジタル化支援システムに期待強まり大きく反発
記事一覧 (09/06)アルマードは自社株買い活発化の期待などで4日ぶりに上場来の高値を更新
記事一覧 (09/06)HOYAが出直り強める、日経225採用に加え一段の円安観測による為替益の期待も
記事一覧 (09/06)石油資源開発が高値に向け出直る、「OPECプラス」減産に加え英・ロ関係悪化もエネルギー高要因の見方
記事一覧 (09/05)プレミアアンチエイジングは後場もストップ高続く、東大と共同開発の幹細胞培養上清液を今秋新ブランドで実用化
記事一覧 (09/05)ハリマビステムが後場一段と上げストップ高まで10円に迫る、株式分割を好感
記事一覧 (09/05)養鶏のホクリヨウは軟調、「配合飼料の価格据え置きへ」と伝えられたが反応薄
2022年09月08日

クラウドワークスは後場もジリ高続く、SCSKの副業社員拡大報道など好感

■働き方の多様化など追い風に今期2度、業績予想を増額

 クラウドワークス<3900>(東証グロース)は9月8日、前後場ともジリ高基調を続け、後場は7%高に迫る1518円(95円高)まで上げて出直りを強めている。「副業マッチング事業」のシステムをオリンパス<7733>(東証プライム)が導入したとの直近発表に続き、8日は「SCSK(注:9719・東証プライム)、副業社員100人規模に」(日経産業新聞9月8日付)と伝えられたことなどを受け、注目が再燃する格好になった。業績は好調で、8月に今期2度目の増額修正を発表している。


 働き方の多様化や人材調達の在り方の変化を受け、2022年6月末時点での登録ユーザー数は508万人(前年同期比58.7万人増加)、登録クライアント数は81.2万社(同8.0万社増加)となった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:43 | 材料でみる株価

三ッ星は2日連続ストップ高、泉州電業の好決算を受け電線好調を再認識

■「大阪万博」に向け価格転嫁の遅れ解消など期待

 三ッ星<5820>(東証スタンダード)は9月8日、2日連続ストップ高となり、取引開始後に6700円(1000円高)で値がついた後そのまま買い気配となっている。電線メーカーで、電線専門商社の泉州電業<9824>(東証プライム)が9月2日に発表した第3四半期の連結営業利益(2021年11月〜22年7月)が前年同期比62%増加するなど大幅な増収増益だったため、電線を取り巻く事業環境の好調さが再認識されている。ともに大阪本社銘柄で、2025年の「大阪万博」に向けた需要が本格化するとの見方も出ている。

 三ッ星の第1四半期連結決算(2022年4〜6月)は、「材料価格の高騰により価格転嫁を進めたが、価格転嫁が遅れた」(決算短信)などとし、売上高が12.9%増加した一方、営業利益は11.6%減だった。この「遅れ」の解消が進んでいると見られている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:24 | 材料でみる株価

日東電工が続伸、『iPhone14』で注目され円安効果への期待も

■第1四半期はハイエンドスマートフォン向け高精度基板拡大

 日東電工<6988>(東証プライム)は9月8日、次第高となって続伸幅を広げ、午前10時過ぎに9040円(290円高)をつけ、取引時間中としては8月19日以来の9000円台を回復している。円安がプラスに働き、第1四半期は円安効果が「営業利益で145億円の増益要因」(決算短信)。また、同社は米Apple社のスマートフォン部品取引企業の一つとされており、Apple社が米国時間7日に『iPhone14』シリーズを発表したことを受け、iPhone向け部品需要に期待する様子もある。村田製作所<6981>(東証プライム)なども高い。

 第1四半期連結決算(2022年4〜6月)は、「ハイエンドスマートフォン向け高精度基板は、前第1四半期連結累計期間から搭載機種が増加し業績に大きく貢献」(同)、税引前利益は前年同期比30.5%増加した。第2四半期、3月通期の連結業績予想の増額修正も行った。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:50 | 材料でみる株価

アンジェスは20%安で始まったあと持ち直す、武漢型コロナワクチン開発の中止と改良型の開発開始など発表

■ストップ安には至らず下値買いを狙っていた向きが出動の見方

 アンジェス<4563>(東証グロース)は9月8日、20%安の252円(64円安)で始まった後、これを安値に回復傾向となり、午前10時にかけては13%安の276円(40円安)まで持ち直している。7日16時に2件の開発案件の中止と1件の新たな開発計画などを発表し、取引開始直後は売り集中となったが、ストップ安(8日は80円安の236円)には至らずに値がついたため、下値で買いを狙っていた向きが買い値をセリ上げて買ってきたとの見方が出ている。

 7日16時、「HGF遺伝子治療用製品の慢性動脈閉塞症における安静時疼痛の適応追加に向けた国内開発の中止」、「新型コロナウイルス感染症(武漢型)向けDNAワクチンの開発中止及び新型コロナウイルス感染症の変異株に対する改良型DNAワクチン並びにその経鼻投与製剤の研究開始」「改良型DNAワクチンの経鼻投与製剤に関する米国スタンフォード大学との共同研究契約の締結」を発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:11 | 材料でみる株価

日本航空が出直り強める、新型コロナ行動制限の緩和を好感、ANAも高い

■空運株は7月半ばからジリ高傾向

 日本航空<9201>(東証プライム)は9月8日、出直りを強めて始まり、取引開始後は4%高の2573円(101円高)まで上げ、8月31日につけた年初来の高値2635円に迫っている。「コロナ療養7日間に短縮、即日適用、買い出し容認」(日経電子版9月7日夜)と伝えられ、新型コロナに関する行動制限の緩和が好感されている。ANAホールディングス<9202>(東証プライム)も高い。

 空運株は7月半ばからジリ高傾向となっており、日経平均の波乱含みの動きとは一線を画している印象がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2022年09月07日

エンプラスは後場一段高、発行株数の26%超の消却効果などに期待強く出直り強める

■7月下旬に業績予想を大幅増額し好業績も買い要因に

 エンプラス<6961>(東証プライム)は9月7日の後場、一段とジリ高傾向を強め、14時30分にかけて4295円(170円高)まで上げ、8月24日につけた年初来の高値4340円に向けて出直っている。8月31日付で、発行済株式総数の26.45%に相当する350万株の普通株式を消却したため、あらためて株式価値の向上を買う動きが出ているようだ。

 7月下旬には業績予想の大幅な増額修正も発表し、連結営業利益は、第2四半期(2022年4〜9月・累計)の見通しを従来予想比70.0%増の34億円に、3月通期の見通しは同54.8%増の65.0億円に見直した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:40 | 材料でみる株価

JPホールディングスは後場一段と底堅い、7日は坂井社長の一問一答記事も注目され高値に迫る

■学研HDと提携し知育教材『もじかずランド』導入など多彩な戦略

 JPホールディングス<2749>(東証プライム)は9月7日の後場、一段と底堅い相場になり、日経平均などが比較的大幅に下げている中で14時にかけて267円(前日比変わらず)まで持ち直して推移。8月15日につけた年初来の高値278円に向けて出直りを強めている。最高益を更新する見込みの好業績に加え、7日は坂井徹社長の一問一答記事が同日付の日経MJ(流通新聞)に掲載され、あらためて注目されている。

 記事によると、保育園の選び方などが変わってきた中で、学研ホールディングス(学研HD)<9470>(東証プライム)と提携して『もじかずランド』などの知育教材の導入をはじめ、独自に英語や体操などのプログラムも用意するほか、外部と連携してスイミングスクールなども始めた。また、発達障害の子どもの支援も進める考えを示した。保育業界の人手不足にも取り組んでいる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:07 | 材料でみる株価

ジェイフロンティアはオンライン服薬指導・処方薬配送サービスの導入先拡大が好感され時間とともに上げ幅を拡大

■直近はツルハHDと京都の大手への提供を発表し注目強まる

 ジェイフロンティア<2934>(東証グロース)は9月7日、次第高となり、前引けにかけて11%高の2547円(256円高)まで上げ、後場も13時を過ぎて2520円(229円高)前後で強い相場が続いている。オンライン服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」について、7日付で、285店舗の調剤薬局を全国展開するマリーングループ(京都府)が導入すると発表。5日に発表したツルハホールディングス(ツルハHD)<3391>(東証プライム)のツルハの合計163店舗での導入に続いて買い材料視されている。

 発表によると、ツルハの導入により、オンライン診療/服薬指導ツールによって当日中に処方薬が受け取れるサービスは北海道で初めてになるという。今期・2023年5月期の連結業績予想は、当初から各利益とも赤字の見込みとしており、7月の発表後、株価はむしろ堅調に推移している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:22 | 材料でみる株価

プレミアアンチエイジングは3日連続ストップ高、東大と共同開発の新スキンケア用剤を連日好感

■幹細胞培養上清液、今秋新ブランドで実用化とし期待衰えず

 プレミアアンチエイジング<4934>(東証グロース)は9月7日、取引開始から2時間超も買い気配を続け、午前11時過ぎにストップ高の3315円(500円高)で本日の始値をつけた。3日連続ストップ高。9月2日付で、子会社のプレミア・ウェルネスサイエンスと東京大学が「スキンケアに特化した独自の歯髄由来幹細胞培養上清液『ENGYステムS』の開発・実用化に成功」と発表し、以後、連日買い材料視されている。『ENGYステムS』は、今秋ローンチ予定となっている新ブランドで実用化される見通しとした。

 発表によると、『ENGYステムS』はヒト成人歯髄由来の幹細胞培養上清液。研究過程で東京大学オリジナル培養法を開発し、スキンケアに有用な成分(タンパク質、エクソソーム)を豊富に含んだ独自の幹細胞培養上清液として『ENGYステムS』を開発した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:27 | 材料でみる株価

FFRIセキュリティなど活況高、ロシア系ハッカーが日本政府サイトにサイバー攻撃かと伝わり買い集中

■サイバー攻撃集団『キルネット』が犯行声明と伝えられる

 FFRIセキュリティ<3692>(東証グロース)は9月7日、一時14%高の1336円(164円高)まで上げる場面を見せて今年3月につけた年初来の高値1445円に迫り、出来高も増加している。「日本政府サイトにサイバー攻撃か、ロシア系ハッカーが犯行声明」(日本経済新聞9月7日付朝刊)と伝えられ、注目が集まった。セキュアヴェイル<3042>(東証グロース)ディー・ディー・エス<3782>(東証グロース)なども高い。

 報道によると、「ロシアのウクライナ侵攻を支持するサイバー攻撃集団『キルネット』が6日、日本政府のサイトにサイバー攻撃をしかけた。通話アプリのテレグラムに犯行声明が投稿された」(同)という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:14 | 材料でみる株価

アルファが再び急反発、アマゾンの処方薬ネット販売など受け連想買いのもよう

■薬局向け受け渡しロッカーなど手掛けアマゾン拡大は追い風の見方

 アルファ<4760>(東証スタンダード)は9月7日、再び急反発となり、ストップ高の1708円(300円高)で売買された後そのまま買い気配となっている。日本で初めてコインロッカーを製造し設置(1964年)した日本最大手のコインロッカー専門メーカーで、2022年7月、イオン薬局に受け渡しロッカー「STLシリーズ」の採用を発表、直近は、「アマゾンが処方薬ネット販売、中小薬局と連携、来店不要、患者負担軽く」(日本経済新聞9月6日付朝刊)と伝えられたことなどを受けて連想買いが活発化しているようだ。

 株価が動意を強めたのは8月中旬からで、タイミングとしては、アイスタイル<3660>(東証プライム)に米アマゾンと三井物産<8031>(東証プライム)が出資と伝えられた頃から急伸商状となった。同社ホームページには、「アルファでは、アパート、マンション(賃貸・分譲)、戸建向けに暗証番号やICカードを使用し、セキュリティ性と利便性を両立した商品を取り扱っています」などとある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:52 | 材料でみる株価

エンバイオHDが急伸、新浄化技術の商業利用に注目集まる

■子会社エンバイオ・エンジニアリングが開発した新技術を発表

 エンバイオ・ホールディングス(エンバイオHD)<6092>(東証グロース)は9月7日、買い気配のあと10%高の701円(99円高)で始まり、飛び出すような急伸の始まりとなっている。子会社エンバイオ・エンジニアリング(以下「EE」)が開発した浄化技術で「バイオオーグメンテーションによる塩素化エチレン類汚染土壌・地下水の浄化」の事業計画が経済産業大臣及び環境大臣による適合評価を受け、商業利用が可能になったと発表し、注目されている。

 発表によると、本技術は、トリクロロエチレンを無害なエチレンに高速で脱塩素化し、より毒性の高い中間生成物であるジクロロエチレンやクロロエチレンを土壌・地下水中に蓄積しないという特長がある。今後は、コストの高い掘削除去工法を選択せざるを得ない塩素化エチレン類汚染土壌・地下水の現場に対し、効率的かつ低環境負荷、低コストである原位置浄化として、本工法を活用していく計画とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:27 | 材料でみる株価
2022年09月06日

デサントは池田エライザさんが履きこなす「モンペリエCK『ルコックスポルティフ』」新作シューズなど注目されが後場一段強含む

■5日ぶりに反発、業績は21年3月期を底に回復傾向

 デサント<8114>(東証プライム)は9月6日の後場一段ジリ高傾向となり、大引けにかけて6%高の3445円(195円高)まで上げて5日ぶりの反発相場となった。業績の回復傾向が注目されたほけか、同日付で、スポーツブランド『ルコックスポルティフ』から「池田エライザさんが履きこなす「モンペリエ CK」『ルコックスポルティフ』アイコンモデルの新作シューズ」の9月上旬発売開始を発表しており、スニーカーブームを先導する同社の最新製品として注目されていた。

 この新製品は、ビジュアルにブランドアンバサダーである池田エライザさんを起用し、9月上旬より、当社公式通販「DESCENTE STORE オンライン」と、全国の『ルコックスポルティフ』シューズ取扱店にて順次発売するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:13 | 材料でみる株価

PHCホールディングスは調剤薬局のデジタル化支援システムに期待強まり大きく反発

■売上データの収集・集計の自動化を支援

 PHCホールディングス<6523>(東証プライム)は9月6日、大きく反発し、7%高の1670円(113円高)まで上げた後も1600円台で強い推移を続け、出直りを強めている。5日付で、調剤薬局における売上データの収集・集計の自動化を支援する「digicare(デジケア)アナリティクス」の正式ローンチを発表しており、期待が強まった。

 発表によると、「digicare(デジケア)アナリティクス」は、売上情報をクラウド上で管理できる薬局経営支援ツールで、PHC株式会社メディコム事業部がローンチした。薬剤師と薬局経営者の業務プロセスを改善し、対人業務の時間確保を支援することで、調剤業務の質の向上に貢献することをめざす。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 材料でみる株価

アルマードは自社株買い活発化の期待などで4日ぶりに上場来の高値を更新

■8月15日から9月30日まで実施、8月の取得株数はゼロ

 アルマード<4932>(東証スタンダード)は9月6日、再び上値を指向し、8%高の1693円(124円高)まで上げて4日ぶりに上場来の高値を更新し、午前11時にかけても1670円台で強い相場を続けている。今期の業績拡大期待に加え、自己株式を除く発行済株式総数の3.1%に当たる30万株を上限とする自己株式の取得(自社株買い)を2022年8月15日から同年9月30日までの日程で実施しており、期間が短いため買付のインパクトは大きいとの期待が出ている。

 この自社株買いについて、9月1日に発表した8月の取得状況は取得株数がゼロ。自社株買いは満額取得する必要はなく、ゼロで終了するケースも見受けられるが、先々を見渡すと9月も低調なまま終了するわけには行かないのでは、といった期待が出ているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:05 | 材料でみる株価

HOYAが出直り強める、日経225採用に加え一段の円安観測による為替益の期待も

■第1四半期は最高更新、第2四半期の為替想定は対ドル125円

 HOYA<7741>(東証プライム)は9月6日、続伸幅を広げる相場となり、午前9時30分過ぎに6%高の1万4960円(870円高)まで上げ、その後も1万4800円台で推移。8月17日につけた戻り高値1万5160円に向けて出直っている。日経225種平均株価の構成銘柄の定時見直し(毎年9月末に入替え)での採用を日本経済新聞社が5日夕刻に発表し、指数連動運用ファンドからの組み入れ買い需要が期待されるほか、一段の円安観測が漂う中で、為替差益による業績上乗せ期待も出ている。

 第1四半期の連結決算(2022年4〜6月)は「過去最高の四半期売上・利益を更新」(決算説明会プレゼンテーション資料)した。「円安により売上収益は133億円、税前利益は43億円のプラス。当期レートはUSD(対米ドル)131.25円、EUR(対ユーロ)138.75円」(同)となった。第2四半期の為替想定レートはUSD125円、EUR135円としており、直近の1ドル140円40銭前後、1ユーロ139円70銭前後に照らし、対ドルでは15円の為替差益圏内となっている。

 日経225種平均の採用銘柄は、HOYA、日本電産<6594>(東証プライム)SMC<6273>(東証プライム)。一方、除外銘柄はOKI(沖電気工業)<6703>(東証プライム)ユニチカ<3103>(東証プライム)マルハニチロ<1333>(東証プライム)と発表された。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:34 | 材料でみる株価

石油資源開発が高値に向け出直る、「OPECプラス」減産に加え英・ロ関係悪化もエネルギー高要因の見方

■英次期首相にトラス氏、ロシアが英国に「関係悪化を警告」と伝えられる

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は9月6日、続伸基調で始まり、取引開始後は3995円(70円高)まで上げ、8月24日につけた2015年以来の高値4095円に向けて出直っている。「OPECプラス」(産油国にロシアなどが参加)が減産で合意したと伝えられ、米国5日のWTI原油先物が続伸し、買い材料視されている。また、英国の次期首相に当選したトラス氏が対ロシア強硬論者とされ、ロシア側も「トラス次期英首相を酷評、関係悪化を警告」(ロイターニュース)と伝えられたため、ロシアから西欧向けに供給されているエネルギーについても不安要因になったとみて価格高騰の要因とする見方がある。

 同社は自己株式の消却を9月30日に行うと発表済みで、消却する株式数は発行済み株式総数の約5%に相当する2,854,700株。当初は11月30日に行うとしていたが日程を早めた。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:44 | 材料でみる株価
2022年09月05日

プレミアアンチエイジングは後場もストップ高続く、東大と共同開発の幹細胞培養上清液を今秋新ブランドで実用化

■スキンケアに有用な成分を豊富に含む、オリジナル培養法を開発

 プレミアアンチエイジング<4934>(東証グロース)は9月5日の後場、買い気配のままストップ高(400円高の2315円)で推移し、前場ストップ高で売買された後そのまま買い気配を続けている。9月2日付で、子会社のプレミア・ウェルネスサイエンスと東京大学が、「スキンケアに特化した独自の歯髄由来幹細胞培養上清液『ENGYステムS』の開発・実用化に成功」と発表し、買い材料視されている。『ENGYステムS』は、今秋ローンチ予定となっている新ブランドで実用化される見通しとした。

 発表によると、『ENGYステムS』はヒト成人歯髄由来の幹細胞培養上清液。歯髄は、脂肪や骨髄など他の間葉系由来幹細胞培養上清液と比較して成長因子をより豊富に含んでいた。研究過程で東京大学オリジナル培養法を開発し、スキンケアに有用な成分(タンパク質、エクソソーム)を豊富に含んだ独自の幹細胞培養上清液として『ENGYステムS』を開発した。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:36 | 材料でみる株価

ハリマビステムが後場一段と上げストップ高まで10円に迫る、株式分割を好感

■9月30日現在の株主の所有する株式を1株につき2株に分割

 ハリマビステム<9780>(東証スタンダード)は9月5日の後場寄り後に一段と上げ、一時ストップ高に10円まで迫る16%高の5090円(690円高)まで上げ、日々ベースで大幅な反発相場となっている。前取引日の9月2日に株式2分割を発表。基準日を今月末の9月30日としたため、そのスピード感が好感されているようだ。

 2022年9月30日を基準日として、同日付の株主の所有する当社普通株式を、1株につき2株の割合をもって分割すると9月2日に発表した。これにともない、3月期の期末配当予想額を1株25円としたが、22年5月に公表した予想は50円だったため、分割による株数増加を考慮した場合、分割前と実質的に同額になる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:03 | 材料でみる株価

養鶏のホクリヨウは軟調、「配合飼料の価格据え置きへ」と伝えられたが反応薄

■鶏卵生産コストの6割を飼料価格が占め、鶏卵価格は低迷

 ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は9月5日、614円(1円安)から615円(前日比変わらず)で推移し、昨年来の安値圏で小動きとなっている。養鶏・鶏卵生産の大手で、岸田首相が「配合飼料の価格据え置きへ支援、首相表明」(日本経済新聞9月5日付朝刊)と伝えられ、注目を集めたが、株価への反応は限定的となっている。鶏卵相場が「東京Mサイズ平均は1キロ214円16銭(前年同期比38円87銭安)」(第1四半期決算短信)など低下傾向で投資家の選別眼は冷静のようだ。一方、中部飼料<2053>(東証プライム)フィード・ワン<2060>(東証プライム)も軟調に推移している。

 ホクリヨウの決算短信によると、鶏卵生産コストの6割を飼料価格が占める。飼料価格はロシアのウクライナ侵攻に伴うトウモロコシシカゴ相場の急騰に円安が加わり、2四半期続けて高騰している。第1四半期は、飼料価格、電気料、燃料費、資材価格の高騰を販売価格の改定である程度カバーしたが、今3月期の連結業績は営業利益69%減などの予想を据え置いた。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:23 | 材料でみる株価