[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (08/15)昭和電線HDは「筆頭株主による一部売却」にもかかわらず後場次第に強含む
記事一覧 (08/15)リビン・テクノロジーズが朝急伸、新事業『メタ住宅展示場』に注目集まる
記事一覧 (08/15)第一三共が急伸、米社との訴訟で相手側の主張が全面的に否定、2000年以降の最高値に進む
記事一覧 (08/12)日本郵船が後場一段高、10月に株式分割、全体相場が温まり買い資金再拡大の期待
記事一覧 (08/12)住友金属鉱山が出直り強める、南米チリの巨大な穴、銅の採掘中止など材料視
記事一覧 (08/12)三井物産は原料炭事業会社の持分売却が好感され一段と出直って始まる
記事一覧 (08/10)DNAチップ研究所が活況11%高、次世代技術による肺がんパネル検査に注目集まる
記事一覧 (08/09)ソフトバンクGは反落模様だが底堅い、赤字決算のため安いが自社株買い好感される
記事一覧 (08/08)オプティマスグループが上場来高値、中古車の価格高報道など好感の見方
記事一覧 (08/08)第一三共が高値に接迫る、米国で特許、アストラゼネカ社から2億米ドル受領
記事一覧 (08/05)ケアネットは投資判断を契機に好業績への期待など再燃し年初来の高値を更新
記事一覧 (08/04)サイエンスアーツが後場一段と出直る、「デジちゃいむ」のワスドと資本業務提携
記事一覧 (08/04)上場6日目のHOUSEIが最高値を更新、北京大学発のIT企業でMDVと資本業務提携など注目余地大
記事一覧 (08/04)カシオ計算機が急伸、「ウクライナ、戦争終結に向け中国と直接協議模索」などに注目し期待する様子が
記事一覧 (08/04)東京エレクやアドバンテなど半導体関連株の上げ目立つ、自由主義諸国で自給自足する米国の構想など好感
記事一覧 (08/04)三井物産と三菱商事は「サハリン2」資産の無償譲渡要求で注目されたが底堅い
記事一覧 (08/03)クラスターテクノロジーが出直り強める、バイオマス度95%以上の新素材などに期待強まる
記事一覧 (08/03)トレードワークスは「デジタルとリアルを融合した地方創生の最新事業」に注目集まり11%高
記事一覧 (08/03)ユーグレナが年初来の高値を更新、アジア航測の業務飛行にバイオジェット燃料
記事一覧 (08/03)レノバが大きく出直る、東京ガスに太陽光電力を直接販売、別法人との契約は初
2022年08月15日

昭和電線HDは「筆頭株主による一部売却」にもかかわらず後場次第に強含む

■富通集団有限公司が段階的に売却しているものと認識

 昭和電線ホールディングス(昭和電線HD)<5805>(東証プライム)は8月15日の後場、次第に強含み、13時過ぎに1853円(10円高)まで上げて堅調に推移。前引け後、「筆頭株主による当社株式の一部売却に関するお知らせ」を発表し、推移が注視されたが、株価はむしろ堅調となっている。

 発表によると、同社は、中国での展開に合わせて、富通集団有限公司グループとの協力関係を資本および事業の両面で強化していくことを目的として、2011年5月に富通集団有限公司との間で業務提携に関する契約を締結し、さらに富通集団(香港)有限公司との間で第三者割当増資による新株式の引受に関する契約を締結した。その後、両社グループを取り巻く経営環境が大きく変化する中で、資本提携については当初の目的を達成しており、富通集団有限公司が間接的に保有する当社株式を減少させていく方針を双方の共通する認識として確認した。これに基づき、富通集団有限公司は、昭和電線HD株式を段階的に売却しているものと認識しているが、具体的な売却時期、売却株数、今後の保有株数については株主である同社独自の判断によるものになるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:24 | 材料でみる株価

リビン・テクノロジーズが朝急伸、新事業『メタ住宅展示場』に注目集まる

■大手に加え従来の住宅展示場に出ていない中小工務店も多数参画

 リビン・テクノロジーズ<4445>(東証グロース)は8月15日、一段高となり、取引開始後に13%高の3100円(360円高)まで上げる場面を見せて今年4月以来、約4ヵ月ぶりに3000円台を回復した。朝、新事業『メタ住宅展示場』の開始について発表し、注目を集めている。WEB上の仮想空間に全国の住宅会社のVRモデルハウスを一堂に集めたバーチャル住宅展示場を開設し、スマホやPCからVR内覧できる『メタ住宅展示場』サービスをオープンするとした。

 発表によると、新サービスの『メタ住宅展示場』は、ネット上の仮想空間に実在するモデルハウスや施工物件を4K高画質で撮影、デジタルツイン(実在する物理空間をデジタルコピーし、仮想空間で再現する仕組み)化し、VRモデルハウスとしてVR内覧できるオンライン住宅展示場になる。全国の住宅会社のVRモデルハウスが一堂に集まるため、住宅建築の検討者は、時間や場所の制限なく、住宅会社を比較検討することができる。VRモデルハウス内覧にゴーグルは必要ない。全国約350ヵ所に点在する住宅展示場に足を運ぶ手間が省けるほか、大手ハウスメーカー以外にも、従来の住宅展示場に出展していない中小規模の工務店も多数参画を見込んでおり、住宅建築検討者における比較検討の幅が大きく広がるとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:19 | 材料でみる株価

第一三共が急伸、米社との訴訟で相手側の主張が全面的に否定、2000年以降の最高値に進む

■同社の抗体薬物複合体を巡り今後も計画通り開発など推進

 第一三共<4568>(東証プライム)は8月15日、取引開始から25分近く買い気配を続け、売買成立後に17%高の4306.0円(629.0円高)まで上げて2000年以降の最高値を更新している。13日朝、同社の抗体薬物複合体(「ADC」)に関する米社との訴訟について、相手側の主張が全面的に否定されたと発表、好感買いが先行している。

 発表によると、Seagen Inc.(米国ワシントン州ボセル)との紛争について、仲裁廷がSeagen社の主張を全面的に否定する判断を下した。これにより、当社は係争対象となったADC技術に関する当該知的財産権をこれまでどおり保持し、今後も計画通りに当社ADC製品の開発および商業化を進めていくことになる。がん治療において新たな標準治療を必要とする患者さんに当社のADC製品をお届けするよう取り組んでいく、とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:36 | 材料でみる株価
2022年08月12日

日本郵船が後場一段高、10月に株式分割、全体相場が温まり買い資金再拡大の期待

■川崎汽船も株式分割を控え一段と強含み、商船三井も高い

 日本郵船<9101>(東証プライム)は8月12日の後場、一段と強含んで始まり、後場寄り後は1万1090円(230円高)まで上げて出直りを強めている。2022年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行う予定。米国のインフレ懸念一巡感、利上げピッチの鈍化による北米景気の拡大期待などを受け、全体相場が温まってきたため、買い資金が再び拡大する期待が出ている。

 4月、6月に大きく調整したが、結果的には2点底、Wボトムを形成して出直ってきたため、長期ジリ高傾向に崩れはないとみられている。川崎汽船<9107>(東証プライム)も10月1日を効力発生日として1株につき3株の株式分割を行うと発表済みで、後場1普段と強含んでいる。3月末に3分割を行った商船三井<9104>(東証プライム)も高い。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:03 | 材料でみる株価

住友金属鉱山が出直り強める、南米チリの巨大な穴、銅の採掘中止など材料視

■8日には業績予想の増額修正を発表

 住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は8月12日、堅調に始まった後もジリ高基調を続け、午前11時を過ぎては4%高の4371円(156円高)まで上げて再び出直っている。海外で銅鉱山などの権益を保有し、「南米チリで突如現れた謎の巨大な穴」(テレ朝NEWS8月10日配信)が「銅の鉱山で、先月30日に発見され」、「鉱山を所有する企業は(中略)採掘作業を中止しました」と伝えられ、銅鉱石などの市況回復等への期待が出ている。8日には業績予想の増額修正を発表した。DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)なども高い。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 材料でみる株価

三井物産は原料炭事業会社の持分売却が好感され一段と出直って始まる

■朝発表、売却益は380百万米ドル

 三井物産<8031>(東証プライム)は8月12日、一段と出直って始まり、取引開始後は3084.0円(99.5円高)まで上げ、このところの出直り相場で高値に進んでいる。朝7時30分、「オーストラリアにおける原料炭事業会社株式の持分売却」を発表し、売却益380百万米ドルは5月2日に公表した今期・2023年3月期の業績予想には織り込まれていないとしたため、1株利益の増大などに期待が強まっている。

 発表によると、同社と豪州三井物産株式会社は、豪州の炭鉱会社Stanmore SMC Pty Ltd社(SMC事業)の株式20%を共同保有しているが、今般、その株式すべてを売却することとした。事業ポートフォリオ再構築の一環として売却するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:18 | 材料でみる株価
2022年08月10日

DNAチップ研究所が活況11%高、次世代技術による肺がんパネル検査に注目集まる

■「コンパクトパネル」として商標登録され、世界肺癌学会で公開

 DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)は8月10日、飛び出すように大きく出直り、午前10時過ぎに11%高の555円(56円高)まで上げ、約2ヵ月ぶりに550円台に進み、出来高も増加して活況高となっている。9日付で、次世代シークエンスNGS技術による肺がんのパネル検査に関する2件のリリースを発表し、注目が強まっている。検出感度が10倍以上改善を達成したという。

 8月9日、次世代シークエンスNGS技術による遺伝子パネル検査の開発に取り組んだ成果として、この度、肺がんのパネル検査(肺がんの複数のドライバー遺伝子に対するがん遺伝子パネル検査)が「コンパクトパネル」として商標登録されたこと、聖マリアンナ医科大学との肺がんコンパクトパネル共同研究成果が、世界肺癌学会(WCLC2022ウィーン)のPress Conferenceにて公開されたこと、を発表した。

 本システムでは10倍以上の検出感度の改善を達成し、一般的な診断用検査に比べ、例えば新たな耐性変異・薬剤への柔軟な対応ができるため、末長く臨床現場で使える有用な検査システムとなりうるとした。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:01 | 材料でみる株価
2022年08月09日

ソフトバンクGは反落模様だが底堅い、赤字決算のため安いが自社株買い好感される

■取得株式総数1億株(発行株数の6.3%)を上限に9日から開始

 ソフトバンクグループ(ソフトバンクG)<9984>(東証プライム)は8月9日、反落模様となり、取引開始後は5595円(100円安)を上値に一進一退となっている。8日の17時前に発表した第1四半期連結決算(2022年4〜6月・IFRS)は、税引前利益が3.29兆円の赤字となるなど、各利益とも赤字だったが、同時に1億株(自己株式を除く発行済株式総数の6.3%)規模の自己株式の取得(自社株買い)も発表し、株価の下支え要因になったと見られている。

 自社株買いは、22年7月末までに7048億円を取得したて自己株式の取得に続くもので、取得株式総数は100百万株(上限、自己株式を除く発行済株式総数に対する割合:6.3%)、取得総額は4000億円(上限)、取得期間は2022年8月9日から23年8月8日。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:58 | 材料でみる株価
2022年08月08日

オプティマスグループが上場来高値、中古車の価格高報道など好感の見方

■日本の中古自動車を海外のディーラーに販売、円安に注目する様子も

 オプティマスグループ<9268>(東証スタンダード)は8月8日の後場、13%高に迫る1148円(130円高)で始まり、前場の1160円に続いて急伸商状を持続、直近までの4日続落を一気に奪回して株式分割調整後のに進んでいる。日本の中古自動車を海外の中古自動車ディーラーに販売する貿易事業などを行い、「新品・中古価格が逆転、半導体不足や円安で、車やスマホなど」(日本経済新聞8月6日付朝刊)と伝えられたことなどが買い材料視されたと見られている。

 報道によると、足元でトヨタ自動車の「ハリアーZ(ハイブリッド)」の中古車は497万4500円(中央値)と新車の452万〜474万円を上回るという。オプティマスグループの場合は海外に出荷するため、円安も追い風になるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:52 | 材料でみる株価

第一三共が高値に接迫る、米国で特許、アストラゼネカ社から2億米ドル受領

■今朝、低発現の乳がんに係る一部変更承認取得のお知らせ」を発表

 第一三共<4568>(東証プライム)は8月8日、続伸基調で始まり、取引開始後は5%高の3639.0円(175円高)まで上げ、7月12日につけた年初来の高値3662.0円に向けて出直っている。8日朝、「ENHERTU(トラスツズマブ デルクステカン)の米国におけるHER2低発現の乳がんに係る一部変更承認取得のお知らせ」を発表、好感買いが先行している。本承認により、英アストラゼネカ社から開発マイルストンとして2億米ドルを受領するとした。

 発表によると、本剤はProject Orbisにより、オーストラリア、カナダ、スイス、ブラジルにおいても本適応で規制当局の審査を受けている。第一三共は本製剤の製造及び供給を担う。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2022年08月05日

ケアネットは投資判断を契機に好業績への期待など再燃し年初来の高値を更新

■みずほ証券が新規に注目開始と伝えられる、8月10日に決算発表

 ケアネット<2150>(東証グロース)は8月5日、飛び出すように一段高となり、10%高の1245円(114円高)まで上げて約1週間ぶりに年初来の高値を更新し、14時30分にかけても1200円前後で上げ幅を保っている。みずほ証券が同日付で新規に投資判断を開始したと伝えられ、注目が再燃。第2四半期決算の発表を8月10日に予定し、好業績への期待が再び強まってきたと見られている。

 2021年11月に、ヘルスケア・ライフサイエンス領域のあらゆる医療ビッグデータを分析し戦略的なエビデンスを創出することを目的とするに新会社「株式会社ヘルスケアコンサルティング」を設立しており、今期・22年12月期は、この新会社の立ち上がりなどが期待材料視されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:38 | 材料でみる株価
2022年08月04日

サイエンスアーツが後場一段と出直る、「デジちゃいむ」のワスドと資本業務提携

■幅広い業種へ向けた共同でのプロモーションなどを展開と発表

 サイエンスアーツ<4412>(東証グロース)は8月4日の後場、一段と強含み、10%高の2552円(246円高)まで上げて出直りを強めている。同日付で、「デジちゃいむ」の提供などを行うワスド株式会社(東京都中野区)との資本業務提携を発表し、買い材料視されている。今後、アミューズメント施設や小売り、商業施設、サービス業、カーディーラーなど、幅広い業種へ向けた共同でのプロモーションや、「Buddycom」と「デジちゃいむ」の機能連携強化を図って行くとした。

 発表によると、『デジちゃいむ』は、店内や会場に設置した呼び出し用の二次元コードを通じてお客さまがスタッフを呼び出し即座にスタッフへ通知するとともに、呼び出しの詳しい相談内容も把握できるサービス。サイエンスアーツが提供する「Buddycom」とは、2022年4月から機能連携を開始しており、既にアミューズメント施設を中心に導入先が増えている。スタッフの耳に音声で情報を届けるため、スタッフは、いちいちスマホやPCの画面を確認することなく活動できるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:19 | 材料でみる株価

上場6日目のHOUSEIが最高値を更新、北京大学発のIT企業でMDVと資本業務提携など注目余地大

■今12月期の連結業績予想は営業利益85.9%増を見込む

 7月28日に新規上場のHOUSEI<5035>(東証グロース)は8月4日の前場、再び一段高となってストップ高の1015円(150円高)で前引けとなり、2日ぶりに上場来の高値を更新した。公開価格は400円、初値は580円。今12月期の連結業績予想を営業利益は3.77億円(前期比85.9%増)とする好業績に加え、中国の北京大学をルーツに方正集団から発展したITベンダーで、医療ビッグデータ利活用のメディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東証プライム)と資本業務提携することなどが注目材料視されている。

 株式上場人発表した業績予想(2022年12月期・連結、会社発表)は、売上高が44.75億円(前期比9.1%増)、営業利益は3.77億円(同85.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2.73億(同0.6%増)としている。当期の計画策定上の為替レートは18.045円/元。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:37 | 材料でみる株価

カシオ計算機が急伸、「ウクライナ、戦争終結に向け中国と直接協議模索」などに注目し期待する様子が

■第1四半期はロシア・ウクライナ情勢、半導体不足や物流費高で減益

 カシオ計算機<6952>(東証プライム)は8月4日、飛び出すように大きく出直り、一時10%高に迫る1431円(127円高)まで上げたあとも1400円前後で売買活況となっている。1400円台は、取引時間中としては今年4月6日以来。3日15時に発表した第1四半期連結決算(2022年4〜6月)は原材料・物流費高騰やロシア・ウクライナ情勢などにより営業利益16.9%減などとなったが、株式市場関係者の中には、「ゼレンスキー氏、戦争終結に向け中国主席と『直接』協議模索=香港紙」(ロイターニュース8月4日8:55)との報道などを手掛かりに注目し直す様子がある。

 第1四半期の連結決算は前年同期比で売上高が3.2%増加した一方、営業利益は16.9%減、四半期純利益は2.0%減となった。通期予想は変更なし。ただ、部分的には好調で、時計事業がフランス、スペインなどで好調を続け、欧州地域は1Q前年比+9%。ASEANは専売店強化などによりシンガポール/インドネシア好調とした。中国市場はゼロコロナ政策継続による主要都市のロックダウンが本格的な解消に向かえば回復が強まると期待されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:50 | 材料でみる株価

東京エレクやアドバンテなど半導体関連株の上げ目立つ、自由主義諸国で自給自足する米国の構想など好感

■米国の「半導体法案」など受け日系メーカーにもチャンスの見方

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は8月4日、午前10時にかけて4%高に迫る4万7850円(1740円高)前後で推移し、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は一時4%高の8500円(330円高)まで上げて約2ヵ月ぶりに大台を回復。レーザーテック<6920>(東証プライム)は3%高の1万9665円(530円高)前後で推移し、半導体関連株の出直りが目立っている。NY株式市場で米国の半導体株とともに軒並み上げた上、半導体産業を育成する米国の「半導体法案」などが買い材料視されている。

 米国の「半導体法案」は、半導体の生産、研究開発にかかわる投資などに補助金を付与するもので、7月下旬、議会(下院)で可決された。関連報道では、最先端の半導体工場をアリゾナ州に建設している台湾・TSMCも補助金の対象になると伝えられた。米国は、半導体の自給自足を自由主義圏の諸国で確率する構想とされる。株式市場関係者からは、出遅れの印象が目立っていた日系メーカーに復活のチャンスが与えられたとして注目を強める様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:16 | 材料でみる株価

三井物産と三菱商事は「サハリン2」資産の無償譲渡要求で注目されたが底堅い

■ロシア政府、3日以内に新運営会社を設立と伝えられる

 三井物産<8031>(東証プライム)は8月4日、反落模様で始まったが、取引開始後は2%安の2898.5円(69.0円安)を下値に売買され、底堅い相場となっている。出資して権益を保有するロシアの天然ガスプロジェクト「サハリン2」に関し、「3日以内に新運営会社を設立…ロシア政府、資産の無償譲渡命じる」(読売新聞オンライン8月4日07:25)と伝えられ、推移が注目されているが、株価は下値が堅いようだ。同じく出資する三菱商事<8058>(東証プライム)は1%安の4112円(45円安)を下値に切り返し、4162円(5円高)まで上げる場面を見せている。

 三井物産は8月2日、5000万株(消却前の発行済株式総数に対する割合3.0%)の自己株式の消却を発表している。消却予定日は2022年8月31日。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:20 | 材料でみる株価
2022年08月03日

クラスターテクノロジーが出直り強める、バイオマス度95%以上の新素材などに期待強まる

■前期は最高益を更新、今期は反落予想だが注目度強い様子

 クラスターテクノロジー<4240>(東証グロース)は8月3日、次第に強含んで午前11時過ぎに7%高の504円(36円高)まで上げ、続伸基調で出直り継続となっている。前期決算は売上高、各利益とも大幅に伸びて最高を更新し、3月には「耐摩耗性、高摺動に優れた低比重バイオマス材料開発(バイオマス度95%以上)、サンプル提供開始」と発表するなどで今期の推移にも期待が強いようだ。

 今期の業績予想は反落を見込むが、第1四半期の決算発表を例年8月11、12日頃に予定しており、株価にも期待が表出してきたとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:36 | 材料でみる株価

トレードワークスは「デジタルとリアルを融合した地方創生の最新事業」に注目集まり11%高

■岩手銀行グループ、NTT東日本などとともにライブマーケティングCAFE

 トレードワークス<3997>(東証スタンダード)は8月3日、午前10時頃から大きく出直り、11%高の1329円(136円高)まで上げて今年7月4日以来の1300円台を回復している。同時刻頃、「デジタルとリアルを融合した地方創生の最新事業モデル」として、NTT東日本・岩手支店や岩手銀行グループ企業などとともに、10月に最新テクノロジーによるライブマーケティング CAFEをオープンすると発表しており、注目されたと見られている。

 発表によると、新たな地方創生の最新事業モデルは、ライブマーケティングCAFE『AZLM CONNECTED CAFE manorda(マノルダ)いわて店』で、来店客は、飲みながら、食べながら、ディスプレイされた岩手県内外の優れたモノ・コト・ヒト等を、見て・聞いて・触れて、ECサイトで購入できる。manordaいわて株式会社(岩手県盛岡市、岩手銀行100%出資)、東日本電信電話株式会社岩手支店(NTT東日本岩手支店、岩手県盛岡市)、『AZLM CONNECTED CAFE(エイゼットエルエム・コネクテッド・カフェ)渋谷地下街店』を企画・運営するコネクテッドコマース株式会社(東京都渋谷区)、AZLMのECシステム・専用アプリ開発・システム全般を担うトレードワークスの4社が手掛けた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:58 | 材料でみる株価

ユーグレナが年初来の高値を更新、アジア航測の業務飛行にバイオジェット燃料

■これまで安全などに関するオペレーションを確認し「森林資源計測業務」に

 ユーグレナ<2931>(東証プライム)は8月3日、次第高となって午前9時40分にかけて1000円(54円高)まで上げ、2日続けて年初来の高値を更新、2021年7月以来の1000円台に進んでいる。アジア航測<9233>(東証スタンダード)と連名で、同社開発のバイオジェット燃料(SAF)「サステオ」を燃料とする飛行機のフライトが東京都の運営する調布飛行場で初の取り組みとして行われたと2日付で発表し、買い材料視されている。

 発表によると、アジア航測は、これまで自社保有の機体で2度のユーグレナ社が供給するSAF利用飛行を実施し(2022年3月17日、6月23日)、SAF利用に関する燃料管理や給油、点検等における作業手順や安全管理に関するオペレーションを確認してきた。そして、3度目のフライトを7月31日に行った。今回のフライトは、アジア航測の受託業務においても初のSAF利用で、岩手県遠野市の「森林資源計測業務」の一環として、レーザ測量の航空燃料にSAFを導入することによる、CO2排出削減を目指す最初の取り組みになった。長期的には全受託業務で定常的にSAFを利用することを目指す。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:58 | 材料でみる株価

レノバが大きく出直る、東京ガスに太陽光電力を直接販売、別法人との契約は初

■今後も企業や自治体に再生可能エネルギーを供給する方針

 レノバ<9519>(東証プライム)は8月3日、続伸基調で始まり、取引開始後は6%高の2681円(144円高)まで上げて出直りを強めている。午前8時過ぎ、「新規に開発する太陽光発電所において発電した電力を、東京ガス<9531>(東証プライム)に直接販売する電力販売契約(以下「PPA」と言います。)を締結し、発効」と発表し、注目が集まった。個別法人とのPPA契約は当社初となるという。今後も企業や自治体を始めとする需要家のニーズに応えて再生可能エネルギーを供給するとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:35 | 材料でみる株価