[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (10/12)ナノキャリアは後場一段と強含む、新薬開発試験の進展を発表し注目集まる
記事一覧 (10/12)ランシステムが後場一段高、「どこにでも設置できるテレワークブース発売開始」
記事一覧 (10/12)OATアグリオが一段高、「プライム市場」上場に向け「流通時価総額」向上めざす
記事一覧 (10/12)中外製薬は伸び悩むが「抗体カクテル療法」の新型コロナ予防・治療薬に注目強い
記事一覧 (10/12)SBIホールディングスが続伸、新生銀行の「一切ありません」に買い安心感強まる
記事一覧 (10/12)出光興産やINPEXが高値更新、NY原油の7年ぶり高値を好感、ENEOSも高い
記事一覧 (10/11)OATアグリオは後場一段と強含む、「プライム市場」の基準充足に向け「流通時価総額」向上めざす
記事一覧 (10/11)ショーケースと地域新聞社が高い、地域限定サブスク広告での提携など好感
記事一覧 (10/11)メガチップスは「ニンテンドースイッチ」新モデル高人気とされ3日続伸基調
記事一覧 (10/11)ソニーGは次第高、台湾企業と国内に半導体工場と伝えられ注目集まる
記事一覧 (10/11)商船三井が7%高など大手海運株が一斉高、ばら積み船の運賃一段高、円安など買い材料に
記事一覧 (10/08)日本鋳鉄管は一時急伸、水管橋の崩落や橋管断裂を受け条件反射的な買い
記事一覧 (10/08)レーザーテックが出直り強める、8日続落だったが移動平均を下支えに反騰し基調崩れずの見方
記事一覧 (10/07)セレスは続伸し出直り継続、クラウドファンディング企業との提携、取扱い暗号資産の拡充など材料視
記事一覧 (10/06)ENECHANGEが上場来の高値に向け出直る、「脱炭素テックファンド」などでSDGs銘柄人気に乗る
記事一覧 (10/06)クックパッドが後場一段高、生鮮宅配ボックスの設置に注目集まる、もみ合い煮詰まる様子
記事一覧 (10/06)加賀電子は反発推移、ドローン『レベル4』都市部での補助者なし目視外飛行の実現に向けた出資など好感される
記事一覧 (10/06)川崎地質は8年ぶりに上場来高値を更新、洋上風力関連事業に取組み公的事業の追い風など期待
記事一覧 (10/06)INPEXや石油資源開発が一段高、原油相場の7年ぶり高値など好感される
記事一覧 (10/06)太平洋セメントが6%高と値戻し強める、値上げ報道、水道橋の崩落など買い材料に
2021年10月12日

ナノキャリアは後場一段と強含む、新薬開発試験の進展を発表し注目集まる

■4日続伸基調となって出直り継続

 ナノキャリア<4571>(東マ)は10月12日の後場、一段と強含む場面があり、13時過ぎに5%高の332円(17円高)まで上げ、出直りを強めた。13時、「NC−6004の頭頸部がんを対象としたキイトルーダ併⽤第2b相試験(以下、「本試験」)の進捗状況について、⽬標症例数124例のうち100例(80%)まで進捗」したと発表し、一時注目を集めた。NC−6004は、本試験結果に基づいて、ライセンスする計画で、ライセンス活動の準備も併せて進めているとした。

 株価は4日続伸基調となり、とりわけ11、12日は上げ幅が目立ち出直りを強めている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:59 | 材料でみる株価

ランシステムが後場一段高、「どこにでも設置できるテレワークブース発売開始」

■複合カフェでのテレワークサービス経験を活かす

 ランシステム<3326>(JQS)は10月12日の後場一段高となり、13時にかけて13%高の595円(69円高)まで上げ、出直りを強めている。同日付で、「どこにでも設置できるテレワークブース『RE:BOX』を発売開始」と発表しており、これが買い材料視されたと見られている。

 発表によると、同社は、複合カフェ「自遊空間」と全国の提携施設(約200ヵ所)を勤務場所として利用できるサテライトオフィス提供サービス「R−Work」を展開するなど、テレワークへの取り組みを強化してきた。このたび、自遊空間の個室ブース設計の経験を活かし、テレワークブース「RE:BOX」を開発し、10月12日に発売開始した。今期・2022年6月期の連結業績は各利益とも黒字化の見込みとしている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:52 | 材料でみる株価

OATアグリオが一段高、「プライム市場」上場に向け「流通時価総額」向上めざす

■時価総額の向上には株高が不可欠との見方

 OATアグリオ<4979>(東1)は10月12日、一段高となり、午前10時30分過ぎには6%高の2100円(122円高)まで上げて薬1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新し、2019年以来の高値に進んでいる。東証が2022年4月から実施する新市場区分の「プライム市場」への上場に向け「流通株式時価総額」の向上を目指すと8日に発表しており、株高政策への期待が高揚している。

 発表によると、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定の結果、プライム市場の上場維持基準のうち、「流通株式時価総額」を充たしていない旨の通知を受けた。このため、プライム市場の全ての基準の充足を目指し、「流通株式時価総額」の向上に取り組んでいくとした。時価総額の向上には株高が最も即効性があり不可欠との見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:47 | 材料でみる株価

中外製薬は伸び悩むが「抗体カクテル療法」の新型コロナ予防・治療薬に注目強い

■予防薬、無症状者に対する治療薬として厚労省に適応拡大申請

 中外製薬<4519>(東1)は10月12日、取引開始後の3969円(45円高)を上値に伸び悩んでいるが、11日付で新型コロナ治療薬の開発に関する2本のリリースを発表し、注目されている。

 11日、抗体カクテル療法「ロナプリーブ」を新型コロナウイルス感染症の予防薬、および無症状の感染者に対する治療薬として厚生労働省に同日、適応拡大申請を行ったと発表。感染者との濃厚接触者にあたる非感染者、および無症状のCOVID−19患者の発症リスクの低下を実現する医薬品として、さらなる貢献を目指すとした。

 また、戦略的アライアンスを締結するエフ・ホフマン・ラ・ロシュ社のプレスリリースとして、新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の入院患者を対象に「ロナプリーブ」(カシリビマブ/イムデビマブ)を評価した第2/3相2066試験において、良好な結果を確認したと発表した。

  新形コロナ関連株への投資人気は、日々の感染者数の急激な減少を受け勢いを失ってきた印象がある。ただ、市場関係者の中には、必ず次の拡大があると見て、不人気の所を仕込む様子が見受けられるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:12 | 材料でみる株価

SBIホールディングスが続伸、新生銀行の「一切ありません」に買い安心感強まる

■新生銀にTOBを実施中、新生銀は反対姿勢の報道があり注目強まる

 SBIホールディングス<8473>(東1)は10月12日、続伸基調で始まり、取引開始後は4%高の2920円(120円高)まで上げて一段と出直りを強めている。新生銀行<8303>(東1)へのTOB(株式公開買付)を9月に開始しており、11日夜、「新生銀行、SBIのTOBに反対へ」(日経QUICKニュース)と伝えられたことに対し、新生銀行が同日夜、東証適時IR開示を通じて「『反対の意向を表明する方針を固めた』といった事実は一切ありません」と否定したため、買い安心感が強まる形になった。

 TOBでは新生銀行の株式を最大48%取得する計画で、TOB期間は9月10日から12月8日まで。TOB価格は1株2000円。いぜん、敵対的買収に発展する可能性は拭いきれないとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:38 | 材料でみる株価

出光興産やINPEXが高値更新、NY原油の7年ぶり高値を好感、ENEOSも高い

■石油元売り企業には在庫評価損益を改善させる効果が

 出光興産<5019>(東1)は10月12日、一段高で始まり、取引開始後は3270円(40円高)まで上げて年初来の高値を2日続けて更新し、2019年11月以来の水準に進んでいる。NY原油先物が7年ぶりの80ドル/バレル台に乗ったあとも続伸したことなどが買い材料視されている。原油高は、決算上、在庫評価損益を改善させるため、業績数字の向上が期待されている。ENEOSホールディングス<5020>(東1)は再生エネ会社買収があり高い。

 また、資源開発のINPEX(国際石油開発帝石)<1605>(東1)は985円(20円高)まで上げて4日ぶりに年初来の高値を更新し、石油資源開発<1662>(東1)も高い。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2021年10月11日

OATアグリオは後場一段と強含む、「プライム市場」の基準充足に向け「流通時価総額」向上めざす

■12月までに東証へ提出する計画書を通じて具体策を開示

 OATアグリオ<4979>(東1)は10月11日の後場、一段と強含む相場になり、13時30分にかけて1969円(76円高)まで上げ、出直りを強めている。8日の取引終了後、東証が2022年4月から実施する新市場区分のうち「プライム市場」の上場基準に適合するよう「流通株式時価総額」の向上を目指すと発表。株高に直結するため注目されている。

 発表によると、新市場区分における上場維持基準への適合状況に関する一次判定の結果、プライム市場において規定される上場維持基準のうち、「流通株式時価総額」に関する基準を充たしていない旨の通知を受けた。このため、上場維持基準に係る経過措置の適用を受けるとともに、プライム市場の全ての基準の充足を目指し、「流通株式時価総額」の向上に取り組んでいくとし、具体的な計画については、21年12月までに東京証券取引所へ提出を予定している「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」を通じて開示する予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:48 | 材料でみる株価

ショーケースと地域新聞社が高い、地域限定サブスク広告での提携など好感

■ホームページを所有していない中小企業などのDX化を支援

 ショーケース<3909>(東1)は10月11日、堅調に推移し、前場632円(19円高)まで上げて後場は628円(15円高)で取引を開始。地域新聞社<2164>(JQS)は10%高の632円(58円高)まで上げて後場も7%高の614円(40円高)で開始。ショーケースが11日午前、地域新聞社と地域限定サブスクリプション型広告サービスの実証実験を軸とした業務提携契約を締結と発表し、買い材料視されている。

 ホームページを所有していない事業者など、中小企業のDX化・デジタル化をサポートするため、今回の業務提携に至ったとした。地域新聞社は、10月8日付で未発表だった2021年8月期の個別決算予想を発表し、純利益を前期実績の3.48億円の赤字から0.86億円の赤字とするなど、各利益とも大幅な赤字改善の見込みとした。子会社の解散にともない非連結決算に移行するため、個別の業績予想は未発表だった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:56 | 材料でみる株価

メガチップスは「ニンテンドースイッチ」新モデル高人気とされ3日続伸基調

■任天堂のゲーム機向け半導体の大手として知られ連想買い

 メガチップス<6875>(東1)は10月11日、3日続伸基調となり、午前10時30分を過ぎて7%高の3500円(220円高)まで上げて大きく出直っている。任天堂<7974>(東1)のゲーム機向け半導体の大手として知られ、10月8日発売の「ニンテンドースイッチ」新モデルに転売が横行し、1万円以上の上乗せ値段がつくなどで高人気と伝えられたことなどが買い材料視されている。

 「新型スイッチ、はや転売横行、1万円超上乗せ、発売前から」(時事ドットコム10月8日19:47)などと人気の高さがうかがえる報道が複数伝えられている。「人気商品のため家電量販店などでは抽選販売が実施されているが、フリーマーケットアプリなどでは、早くも通常価格を大幅に上回る値段での転売が相次いでいる」(同)という。

 株価は直近の「岸田ショック」で日経平均が大きく下げた過程でも一進一退を続け、横ばい圏で推移している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:05 | 材料でみる株価

ソニーGは次第高、台湾企業と国内に半導体工場と伝えられ注目集まる

■日本政府が最大で半分を補助の見通しとされ期待が

 ソニーグループ(ソニーG)<6758>(東1)は10月11日、時間とともに上げ幅を広げ、午前10時過ぎには4%高の1万2370円(510円高)まで上げて出直りを強めている。国内に台湾積体電路製造(TSMC)と半導体工場を共同建設する方針を固めたと伝えられ、世界的な半導体不足が言われる中で買い材料視された。

 「TSMC・ソニー、熊本に工場、8000億円投資、デンソーも参画、半導体確保へ政府補助」(日本経済新聞10月9日付朝刊)と伝えられ、注目された。「日本政府が最大で半分を補助する見通し」とされたため、株式市場関係者からは、「岸田新内閣の経済政策の方向性の一つを示す物ではないか」と見て株価材料につなげる様子もある。

 株価は6年近く上昇傾向を続けており、今年9月に2000年以来の高値1万3200円をつけた。

世界最大の半導体生産受託会社である台湾積体電路製造(TSMC)とソニーGが半導体の新工場を熊本県に共同建設する方針を固めた、と前週末に日本経済新聞が報じた。ソニーGの事業拡大への期待から買いが優勢となっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:30 | 材料でみる株価

商船三井が7%高など大手海運株が一斉高、ばら積み船の運賃一段高、円安など買い材料に

■世界的な天然ガス不足、中国での滞船などで運賃12年ぶり高値と伝えられる

 10月11日朝の東京株式市場では、大手海運株が軒並み大きく出直って始まり、商船三井<9104>(東1)は7%高の7170円(480円高)、川崎汽船<9107>(東1)は6%高の5470円(300円高)、日本郵船<9101>(東1)も6%高の7860円(470円高)まで上げて反発幅を広げている。

 円相場が米金利上昇などを映して1ドル112円台に入る円安進行となった上、「ばら積み船、12年ぶり高値」(日本経済新聞10月9日付朝刊)と伝ええられ、買い材料視されている。ばら積み船の運賃は、「世界的な天然ガス不足を受けて地中海諸国などが発電用石炭の代替調達を増やし、輸送需要が上向いている。新型コロナウイルス対策による港湾機能の制約も続き、中国沖などでの滞船が解消しない。船不足で手配が難しくなり、高騰に拍車をかけた」という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価
2021年10月08日

日本鋳鉄管は一時急伸、水管橋の崩落や橋管断裂を受け条件反射的な買い

■急伸後はダレ模様だがインフラ老朽化意識され大型経済対策に期待も

 日本鋳鉄管<5612>(東1)は10月8日、急伸し、取引開始後は22%高の1424円(259円高)まで上げ、今年5月10日以来、ほぼ5ヵ月ぶりに1400円台を回復している。水道基幹線の大口径管を手掛け、和歌山県で5日発生した水管橋の崩落事故に続き、7日夜の関東地方の地震で発生した千葉県市原市の水道橋管の断裂漏水事故を受け、条件反射的な買いが集中したと見られている。

 取引開始から40分を過ぎた午前9時40分過ぎには9%高の1270円(105円高)前後で推移しダレ模様。ただ、水道管をはじめとする社会インフラについては老朽化問題が取り沙汰されており、岸田新内閣が検討する大型の経済対策での取組などに期待する様子がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:53 | 材料でみる株価

レーザーテックが出直り強める、8日続落だったが移動平均を下支えに反騰し基調崩れずの見方

■NY株の3日続伸が好感され大手証券の目標株価など再び意識

 レーザーテック<6920>(東1)は10月8日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は4%高の2万4650円(990円高)まで上げて出直りを強めている。続伸に転じる前は8日続落だったが、NY株式が半導体株高などで主要3指数とも3日続伸したことを受け買い直されている。

 8日続落途上では、5日に野村證券から目標株価の引き上げ(2万5489円から2万7663円に)が伝えられたが、取引時間中に上げただけで値を保てなかった。しかし、テクニカル的には、75日移動平均や26週移動平均の水準まで下げて反転したため、テクニカル的には、今回の下げは健全な調整だったと見ることができるようだ。長期的な値上がり基調は崩れていないと見られている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:24 | 材料でみる株価
2021年10月07日

セレスは続伸し出直り継続、クラウドファンディング企業との提携、取扱い暗号資産の拡充など材料視

■「ビットバンク」で暗号資産シンボル(XYM)の新規取扱いを5日開始

 セレス<3696>(東1)は10月7日、10%高の2825円(255円高)まで上げた後も8、9%高で推移し、2日続伸基調の出直り継続となっている。クラウドファンディング企業との提携、グループの暗号資産企業ビットバンクでの「シンボル(XYM)」取り扱い開始などを相次いで発表し、期待の強まる相場になっている。暗号資産ビットコインがこのところ急回復していることも買い材料となっているようだ。

 10月5日、株式投資型クラウドファンディングサービスを行うイークラウド株式会社(東京都中央区)との資本業務提携を発表し、6日には、持分法適用会社ビットバンク株式会社(東京都品川区)が暗号資産取引所「ビットバンク」で暗号資産シンボル(XYM)の新規取扱いを10月5日開始と発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:22 | 材料でみる株価
2021年10月06日

ENECHANGEが上場来の高値に向け出直る、「脱炭素テックファンド」などでSDGs銘柄人気に乗る

■ノーベル物理学賞に温暖化研究の真鍋淑郎氏が選ばれたことも寄与の見方

 ENECHANGE(エネチェンジ)<4169>(東マ)は10月6日、一時13%高の4245円(480円高)まで上げた後も堅調に推移し、10月1日につけた上場来の高値4645円(株式分割考慮後の高値)に向けて出直っている。

 9月30日に海外エネルギーベンチャー企業への投資に特化した「脱炭素テックファンド」の設立を発表し、「脱炭素社会」の実現に向けた事業を展開。SDGs銘柄人気に乗るほか、今年のノーベル物理学賞に、二酸化炭素の温暖化影響を予測した米プリンストン大学の上級研究員・真鍋淑郎氏(90)が選ばれたことなども買い材料になったとの見方が出ている。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:01 | 材料でみる株価

クックパッドが後場一段高、生鮮宅配ボックスの設置に注目集まる、もみ合い煮詰まる様子

■帰宅途中に食材を受け取るサービスを拡充

 クックパッド<2193>(東1)は10月6日の後場、一段ジリ高基調となり、14時過ぎには本日現在高の248円(8円高)まで上げて出直りを強めている。正午前、「東京モノレール羽田空港線に生鮮宅配ボックス『マートステーション』を設置開始」と発表しており、これが好感されたとみられている。

 生鮮食品EC「クックパッドマート」の商品受け取り場所である生鮮宅配ボックス「マートステーション」を、東京モノレール株式会社(東京都港区)と協力し、東京モノレール羽田空港線天王洲アイル駅に設置し、2021年10月6日から受け取りサービスを開始した。これにより、通勤・通学をはじめ、外出先からの帰宅途中に食材を受け取ることが可能になる。株価は8月以降、横ばいのままだが、全体相場が急激に下げ始めた10月は逆に水準を上げて横ばいになっている。このもみ合いが煮詰まる様子のため、チャート妙味が強まってきたとの見方もある。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:41 | 材料でみる株価

加賀電子は反発推移、ドローン『レベル4』都市部での補助者なし目視外飛行の実現に向けた出資など好感される

■現在は無人地帯での目視外利用『レベル3』限定だが

 加賀電子<8154>(東1)は10月6日、反発基調となり、2910円(83円高)まで上げた後も堅調で、後場はTOPIX(東証株価指数)や日経平均が再び下値を探る展開の中でも13時にかけて2840円(13円高)前後で推移している。5日の夕方、ドローンなどの無人航空機の企画、製造、販売等を行うVFR株式会社(東京都千代田区)への出資を発表。新たな事業の可能性などに期待が強まっている。

 発表によると、ドローンの利活用は、現在、目視内活用(レベル1〜2)や山間部などの無人地帯での目視外利用が可能な『レベル3』に限定されているが、有人地帯(都市を含む地域)における補助者なし目視外飛行『レベル4』実現に向けて法改正の議論が進んでいる。『レベル4』の開放によって、都市部での物流や点検、防災など、さらに幅広い用途でのドローンの社会実装が期待されている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:20 | 材料でみる株価

川崎地質は8年ぶりに上場来高値を更新、洋上風力関連事業に取組み公的事業の追い風など期待

■海底地質調査などに積極的で国の「整備促進区域」拡大など材料視

 川崎地質<4673>(JQS)は10月6日、反発一段高となり、一時18%高に迫る4540円(685円高)まで上げて2013年以来、約8年ぶりに上場来の高値を更新し、後場寄り後も上げ幅400円前後で強い推移となっている。洋上風力発電向けの海底地質調査などに積極的で、直近は、「洋上風力で脱炭素推進、茨城県」(日本経済新聞10月5日付朝刊・地域面)と伝えられたことを受け、公的事業による追い風を感じ取って注目する姿勢がある。

 今年3月、国際コンソーシアムの日本法人(株)ウインドパル(東京都港区)との間で洋上風力発電事業の海底地質調査で営業協力を締結と発表し、7月には洋上風力発電事業向け水深50m対応の鋼製櫓を開発と発表した。業績は拡大傾向で純利益は最高益に迫る。株価は、9月下旬に国交省、経産省が洋上風力発電の整備促進区域に5ヵ所目を追加指定と伝えられた前後から上げピッチを強め、断続的に高値を更新する相場になっている。(HC)

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:04 | 材料でみる株価

INPEXや石油資源開発が一段高、原油相場の7年ぶり高値など好感される

■岸田新内閣が新設した「経済安保省」を念頭に注目を強める様子も

 INPEX(国際石油開発帝石)<1605>(東1)は10月6日、一段高で始まり、取引開始後は983円(40円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、2020年1月以来の高値に進んでいる。石油資源開発<1662>(東1)も一段と値を上げ、取引開始後は6%高の2380円(135円高)まで上げ、年初来の高値に迫っている。

 NY原油先物が1バレル79ドル台に上昇し、2014年以来約7年ぶりの高値圏で連日高のため、採算好転などへの期待が強まっている。また、岸田新内閣が新設した「経済安保省」を念頭に注目を強める様子もある。出光興産<5019>(東1)なども高い。石油元売りにとっては在庫評価益の拡大につながる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:35 | 材料でみる株価

太平洋セメントが6%高と値戻し強める、値上げ報道、水道橋の崩落など買い材料に

■和歌山市の水道橋崩落を受け老朽化した社会インフラの再整備など連想

 太平洋セメント<5233>(東1)は10月6日、反発して始まり、取引開始後は6%高の2371円(135円高)まで上げて値戻しを強めている。和歌山市の水道橋崩落を受けて国土強靭化の必要性が再燃している上、今朝は、「太平洋セメント値上げ、3年10カ月ぶり」(日本経済新聞10月6日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。

 セメント需要は東京オリンピック関連施設の建設をピークに鈍化とされているが、和歌山市の水道橋崩落を受け、老朽化した社会インフラの再整備、国土強靭化の必要性が再燃したため、需要の下支えになるとの見方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:17 | 材料でみる株価