[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (06/06)DOWAホールディングスの反発目立つ、経産省が銅の権益確保やリサイクル推進とされ連想波及
記事一覧 (06/06)ソフトバンクGが高値を更新、「米アクティビストのエリオットが自社株買い要請」と伝えられる
記事一覧 (06/06)日本電子が出直り強める、無酸素環境で生きる新規バクテリアの培養に成功、注目続く
記事一覧 (06/06)日本マイクロニクスが急反発、米半導体・AI関連株の上げを受け注目再燃、業績好調
記事一覧 (06/05)i‐plugが後場一段高、新卒の「就活」長期化の傾向とされ「OfferBox」への需要拡大など期待
記事一覧 (06/05)ブルーイノベーションが急動意、九電ドローンサービスとの戦略的技術提携や東京都の併設型ドローン実験場など材料視
記事一覧 (06/05)ノイルイミューン・バイオテックが急伸、固形がんを対象とする新薬候補の臨床試験結果に注目集まる
記事一覧 (06/05)マーチャント・バンカーズが一段高、引き続き株主優待『第3弾』を好感、1年保有でクオカード5000円分を贈呈
記事一覧 (06/05)NCホールディングスがストップ高、米投資会社が1株2208円でTOB、買い先行
記事一覧 (06/05)日清食品HDが出直り強める、自社株買い最初の半月で上限株数の26%を取得し好感される
記事一覧 (06/04)テクノプロHDは昨年来の安値圏から出直り強める、株式消却など好感、月次動向にも期待
記事一覧 (06/04)昨日売買停止のインフォコムは一段高、米ブラックストーンによる買収観測に投機妙味
記事一覧 (06/04)自動車株が安い中でスズキは値上がり、認証不正事案1件で販売終了、影響軽微の見方
記事一覧 (06/04)ダイドーリミテッドが大きく出直る、株主提案を行った上位株主の持株比率拡大し憶測強まる
記事一覧 (06/04)日本航空は3日続伸基調、インド最大の航空会社との共同運航や住友商事との空飛ぶクルマ合弁会社に期待強まる
記事一覧 (06/04)ネオジャパンが高値に接近、AI活用ン新サービスに期待強まり株式消却も買い材料に
記事一覧 (06/03)ムーンバットが出直り強める、梅雨入り控え「同社史上最小」(全長11.7センチ)の傘などに期待集まる
記事一覧 (06/03)ジオコードは後場再びストップ高、AIを活用した『名刺管理機能』やアイズとの業務提携に期待膨らむ
記事一覧 (06/03)リヒトラブは後場も急伸のまま活況高、株主優待制度の導入を好感、上場維持基準は完全達成
記事一覧 (06/03)グリッドが急伸、北海道電力と火力・水力最適化に関するAIエンジンを開発とし注目集中
2024年06月06日

DOWAホールディングスの反発目立つ、経産省が銅の権益確保やリサイクル推進とされ連想波及

■大手証券が目標株価を1800円引き上げたと伝えられ買い安心感

 DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)は6月6日、反発相場となり、午前10時過ぎに5%高の5923円(303円高)まで上げて昨6日の5800円割れを1日で奪回している。直接的には、大和証券が目標株価を1800円引き上げて5300円に見直したと伝えられて買い安心感が舞い戻ったもよう。また、「経済産業省は(中略)銅の鉱山について日本の権益確保を急ぐ」(日本経済新聞6月6日付朝刊)と伝えられた中で、「銅鉱山への出資支援の強化とともに、使われなくなった家電などの電子ごみのリサイクルも推進する」(同)とされ、同社への注目を強める様子もある。

 2024年度は、製錬部門を中心に電力代が大幅に上昇するものの、国内の廃棄物処理・リサイクルの受注は堅調と予想し、海外ではインドネシア第2処分場の集荷拡大やタイ事業の強化により、収益力のさらなる上積みを図る方針。年間配当は23年5月公表の予想(1株当たり110円)を20円増配し同130円へと修正した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:35 | 材料でみる株価

ソフトバンクGが高値を更新、「米アクティビストのエリオットが自社株買い要請」と伝えられる

■2020年に続き2度目の株式取得・要請とされ注目強まる

 ソフトバンクG(ソフトバンクグループ)<9984>(東証プライム)は6月6日、一段高となり、5%高の9929円(509円高)まで上げた後も堅調で2か月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年5月以来の高値に進んでいる。「米アクティビストのエリオット、SBG株取得、自社株買い要請」(日本経済新聞6月6日付朝刊)と伝えられ、株主還元の拡充などへの期待が強まった。

 報道によると、エリオットがソフトバンクG株式を取得するのは2020年に続いて2度目になるもよう。「前回は20年に取得して自社株買いを求めたうえで、22年に売却した」(同)。ソフトバンクGは22年に自社株買いを実施している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:11 | 材料でみる株価

日本電子が出直り強める、無酸素環境で生きる新規バクテリアの培養に成功、注目続く

■地球環境の保全や地球資源の効率的な利用に期待

 日本電子<6951>(東証プライム)は6月6日、再び出直りを強めて始まり、取引開始後は7%高の7120円(462円高)まで上げ、約3週間前につけた年初来の高値7546円に向けて上値を追っている。6月4日付で、国立研究開発法人:産業技術総合研究所、同:海洋研究開発機構とともに、「他のバクテリアに依存して省エネを貫く新門バクテリアの培養に成功」(無酸素環境で生きるバクテリアの未知なるサバイバル戦略)を発表しており、引き続き期待の強い相場となっている。

 発表によると、国内天然ガス田の地下深部に由来する堆積物と地層水から新規なバクテリア(IA91株と命名)の培養に成功した。地球の営みを支える環境微生物の活動を理解し、地球環境の保全や地球資源の安全で効率的な利用のための重要な知見が得られる。天然ガス資源の利用や新たな微生物資源の開拓につながると期待されるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:47 | 材料でみる株価

日本マイクロニクスが急反発、米半導体・AI関連株の上げを受け注目再燃、業績好調

■NY株はNASDAQ総合指数とS&P500種が共に最高値を更新

 日本マイクロニクス<6871>(東証プライム)は6月6日、買い気配のあと5%高の5920円(290円高)で始まり、急反発となっている。半導体検査のプローブカードなどを手掛け、5月に発表した第1四半期決算で第2四半期と第3四半期の業績予想を増額修正。NY株式市場で半導体・AI関連株が再び人気化し、NASDAQ総合指数とS&P500種が共に取引時間中と終値の最高値を更新したことを受け、再び注目が強まる形になった。

 同社の業績予想は、各四半期の決算発表時に2四半期先までの予想を開示する方式とし、新たに第3四半期の連結業績予想(2024年1〜9月・累計)を開示した。「主にメモリー向けプローブカードの高い需要が継続すると想定」した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:23 | 材料でみる株価
2024年06月05日

i‐plugが後場一段高、新卒の「就活」長期化の傾向とされ「OfferBox」への需要拡大など期待

■学生と企業をつなぐサービス、6月1日の採用面接解禁を受け注目強まる

 i‐plug<4177>(東証グロース)は6月5日の後場、一段高の場面を見せ、一時17%高の1631円(231円高)まで上げて約半月ぶりに年初来の高値を更新し、その後は売買交錯だが上値を試す相場となっている。学生と企業をつなげる新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営。来年の新卒就職を望む就活(就職活動)学生の採用面接が6月1日に解禁されたとのニュースを耳にして、「OfferBox」への注目や期待が強まっているようだ。

 新卒就活では、経団連などによるルールとして、3月に会社説明会と会社訪問が解禁され、6月に採用面接などが解禁されることになっている。ただ、実際には「企業の選考解禁も学生の内定率6割超、早期化で就活スケジュール形骸化」(読売新聞オンライン6月3日19:33)と伝えられるなどで、就活期間が長引くとともに、秋の採用を行う企業も増え、終活がエンドレス化する傾向があるもよう。こうした傾向とともに「OfferBox」をはじめとする終活ツールへの需要も拡大するとの期待が出ているという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:15 | 材料でみる株価

ブルーイノベーションが急動意、九電ドローンサービスとの戦略的技術提携や東京都の併設型ドローン実験場など材料視

■ドローン・ロボットを活用した屋内インフラ施設点検ソリューションの開発など推進

 ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は6月5日、午前11時頃から急激に動意を強めて9%高の1005円(86円高)まで上げ、薬2週間ぶりに1000円台を回復。上場来の安値圏から出直りを強めている。同日付で、九州電力<9508>(東証プライム)グループとのドローン・ロボットを活用した戦略的技術提携、東京都として初の物流施設併設型ドローン実証実験場など3件のリリースを発表し、買い材料視されている。

 このうち、九州電力グループとの戦略的技術提携は、九電ドローンサービス株式会社(福岡県福岡市)とドローン・ロボットを活用した各種屋内インフラ施設点検ソリューションの開発などを行うもので、ドローンやロボットなどのIoT機器の活用による各種屋内インフラ施設点検の作業効率向上と新たな点検サービスの開発を目的とする。すでに自動走行ロボットの実証実験を2023年12月に開始したという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:33 | 材料でみる株価

ノイルイミューン・バイオテックが急伸、固形がんを対象とする新薬候補の臨床試験結果に注目集まる

■上場来の安値圏から急激に起き上がる形になり基調変化の見方も

 ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は6月5日、急伸相場となって大きく出直り、午前10時50分にかけて35%高の181円(47円高)まで上げ、上場来の安値圏から急激に起き上がっている。4日付で、同社技術の独占的ライセンスを持つ武田薬品工業<4502>(東証プライム)が固形がんを対象に開発を進める第T相臨床試験の結果が米臨床腫瘍学会(ASCO)で発表されたことなどを開示し、注目集中となった。

 発表によると、試験結果は、「有効性を示唆する結果も得られた一方、評価されたサンプルサイズが限定的であることから、結果の解釈には注意を要する必要があり、今後さらなる臨床検討を行うことが望まれる」とされ、今後は武田薬品から当該新薬候補の開発と商業化に関する権利の返還を受け、当社主導で開発が進められる予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:07 | 材料でみる株価

マーチャント・バンカーズが一段高、引き続き株主優待『第3弾』を好感、1年保有でクオカード5000円分を贈呈

■3単元以上株主へのクオカード3000円分に長期保有特典を追加

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は6月5日、続伸一段高となり、午前10時にかけては5%高の320円(16円高)まで上げ、約6か月ぶりに320円台を回復している。引き続き、3日午後に発表した「株主優待『第3弾』」が好感されており、3月を下値とした出直り相場が再び躍動感を強める様子となっている。

 株主優待の『第3弾』は、3単元(300株)以上を保有する株主が1年以上継続保有した場合にクオカード5000円分を贈呈する措置。3月に発表した「第1弾」では、3単元(300株)以上を保有する株主にクオカード3000円分を贈呈するとしているため、これに長期保有の特典を追加する形になった。「第2弾」は4月に発表し、10単元(1万株)以上保有する株主を対象に商品を贈呈する。

 同社は、安定的な不動産収入をベースとして成長投資を行っており、24年5月初の時点で単体で保有する賃貸用マンションは29物件(取得価額158億円)、年間家賃収入は11.1億円体制となっている。保有物件の売却により利益を確保しながら、積極的に好利回りの確保できる都市部のマンションの取得を行い、ポートフォリオを強化する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:21 | 材料でみる株価

NCホールディングスがストップ高、米投資会社が1株2208円でTOB、買い先行

■日本システム技術やシステムディ、インプレスHDなどの大株主、完全子会社を企図

 日本コンベヤなどの持株会社NCホールディングス<6236>(東証スタンダード)は6月5日、気配値のまま取引開始後にストップ高の2119円(400円高、23%高)に達し、急伸一段高となっている。4日の15時に、米投資会社ミリ・キャピタル・マネジメント・エルエルシー(MIRI Capital ManagementLLC、MIRI社)傘下の関連投資会社によるTOB(株式公開買付)とこれに対する賛同、および株主への応募推奨を発表。TOB価格は1株2208円としたため、買い先行となっている。

 TOB期間は2024年6月5日から同年7月17日(水曜日)まで。完全子会社とすることを企図し、TOB成立後、NCホールディングス株式は上場廃止となる見込み。

 発表によると、MIRIグループは米ボストンに本社を置き、主にアジアを中心とした新興国及び先進国における中小型株、特にテクノロジー及び工業セクターの企業に投資を行う投資会社。日本企業は総運用残高のうち最大で約40%を占めている。公表されている主な投資先としては、6月4日現在、日本システム技術株式会社(同社の23年11月13日付第2位株主)、システム ディ(同24年1月30日付「有価証券報告書」において第1位株主)、インプレスホールディングス(同23年11月14日付「第二四半期報告書」において第3位株主)、ユミルリンク(同社24年3月29日付「有価証券報告書」において第2位株主)がある。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:46 | 材料でみる株価

日清食品HDが出直り強める、自社株買い最初の半月で上限株数の26%を取得し好感される

■業績好調、半導体関連株が重いこともあり対極セクターの銘柄に注目の様子

 日清食品HD(日清食品ホールディングス)<2897>(東証プライム)は6月5日、続伸基調で始まり、取引開始後は4134円(101円高)まで上げて年初来の安値圏から連日出直っている。今期も続けて最高益予想の好業績に加え、3日に自己株式の取得状況(自社株買いの途中経過)を発表し、積極的な買いとの受け止め方がある。今朝の株式市場は半導体関連株が重いこともあり、対極にあるセクターの銘柄に注目が強まる様子もある。

 現在実施中の自社株買いは、上限620万株、総額200億円、2024年5月14日から同年11月29日までの予定。3日午後、5月31日までに取得した自己株式の累計が161万2900株と開示した。開始から半月で上限株数の26%を買いつけたことになった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:26 | 材料でみる株価
2024年06月04日

テクノプロHDは昨年来の安値圏から出直り強める、株式消却など好感、月次動向にも期待

■「下半期は海外を中心に期初計画を下回って推移」のため重いが進捗率は計画線

 テクノプロHD(テクノプロ・ホールディングス)<6028>(東証プライム)は6月4日、後場も2日続伸基調で始まり、13時には2658.5円(26.0円高)まで上げて昨年来の安値圏から出直りを強めている。技術者派遣や技術コンサルティング、派遣先業務運営サポートなどを行い、5月31日に普通株式90万株(消却前の発行済株式総数に対する割合0.84%)を2024年6月20日付で消却すると発表し、以後連日高となっている。

 2024年6月期・第3四半期連結決算(23年7月〜24年3月・累計)は、営業利益が前年度期比10.5%増の183億46百万円で、「大きな利益成長を見込んでいた下半期は、海外を中心に期初計画を下回って推移」(説明資料)のため、やや肩スカシ感が漂ったが、据え置いた通期予想245億円(前期比12.2%増)に対する進ちょく率は75%のため計画通りになった。むしろ見直す動きも出ているようだ。6月12日には、5月の月次動向「国内エンジニア在籍数・稼働率」を開示する予定で、株価の値動きにも変化が出る期待がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:19 | 材料でみる株価

昨日売買停止のインフォコムは一段高、米ブラックストーンによる買収観測に投機妙味

■「『めちゃコミ』買収へ」と伝えられ注目集まる

 インフォコム<4348>(東証プライム)は6月4日、取引開始後に一時ストップ高の5560円(2日の終値比700円高)まで上げ、前引けにかけても5470円(610円高)前後で売買されて一段高となっている。昨3日朝に「米ブラックストーン『めちゃコミ』を買収へ、帝人が全株売却」(日本経済新聞6月1日付朝刊)と伝えられ、3日は終日売買停止のまま値が付かなかったが、4日はウップンを晴らすように一段高となった。

 報道は、大株主の帝人が「ブラックストーンに優先交渉権を与えた」(同)などと伝えた。これに対し、帝人とインフォコムは3日午後に適時開示を発表。インフォコムは、「意向を受けて検討していることは事実」だが、「現時点で決定した事実はなく」、「当社が発表したものではない」ことなどを発表した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:45 | 材料でみる株価

自動車株が安い中でスズキは値上がり、認証不正事案1件で販売終了、影響軽微の見方

■認証不正問題を受け各社に順次、立ち入り検査と伝えられる

 スズキ<7269>(東証プライム)は6月4日、下げて始まったものの午前10時頃から小高い相場に転換し、11時を過ぎては1909.0円(17.5円高)と堅調に推移している。自動車の認証不正問題がトヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの各社でも発覚し、「国交省がトヨタ本社に立ち入り検査」(朝日新聞デジタル6月4日午前9時32分)、「ほか4社にも順次、立ち入り検査に入る」(日本経済新聞6月4日付朝刊)などと伝えられ、各銘柄とも値下がりして始まった中で、スズキは持ち直して目立つ値動きとなっている。

 同社は3日付で国土交通省からの型式指定申請における不正行為の有無等に係る実態調査について開示し、「不正事案が1件発見され」、「2014年9月のアルト(貨物仕様)(ABS無)」、累計販売台数25,999台」「販売終了:2017年12月」とした。実質的な影響は他メーカーに比べて軽微と見られている。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:25 | 材料でみる株価

ダイドーリミテッドが大きく出直る、株主提案を行った上位株主の持株比率拡大し憶測強まる

■会社側は提案に反対の姿勢、総会は6月27日(木曜日)

 ダイドーリミテッド<3205>(東証スタンダード)は6月4日、16%高の705円(98円高)まで上げて約2か月ぶりに700円台を回復する場面を見せて大きく出直っている。4日付で開示した「第101回定時株主総会招集ご通知」に記載されている大株主のうち、筆頭株主のインタートラスト(INTERTRUST TRUSTEES(CAYMAN)LIMITED SOLELY IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN−UP)の持株比率が32.15%となり、たとえば「会社四季報」(東洋経済新報社)の24年3月発売号の同16.2%に比べ大幅に増加しているため思惑、憶測含みとなったようだ。

 ダイドーリミテッドは5月24日に株主提案の受領と同社の意見を発表し、インタートラストおよび(株)ストラテジックキャピタルから第101回定時株主総会での株主提案を受領したことなどを開示している。株主総会招集の通知では、個の株主提案に反対の姿勢を示した。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:44 | 材料でみる株価

日本航空は3日続伸基調、インド最大の航空会社との共同運航や住友商事との空飛ぶクルマ合弁会社に期待強まる

■空飛ぶクルマの合弁会社は折半出資、電動垂直離着陸機の運行などめざす

 日本航空<9201>(東証プライム)は6月4日、2662.0円(11.0円高)で始まった後も堅調に売買され、3日続伸基調となっている。3日付で、インド国内で最大のシェア(60%以上)を持つ航空会社インディゴとのコードシェア(共同運航などでの提携)開始と、「空飛ぶクルマ」を日本で運航する「株式会社Soracle」の共同出資による設立を発表し、期待が高まっている。

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 日本航空は今年、国際線就航70周年になる。インディゴとのコードシェアでは、現在、JALは羽田=デリー線を毎日、成田=ベンガルール線を週3日運航している。新規提携を通じて、JAL便に接続する大都市(ムンバイ、チェンナイ、ハイデラバード、コルカタ、アーメダバード、アムリットサル、コチ、コインバトール、ティルバナンタプーラム、ティルチラーパッリ、プネ、ルックノウ、ヴァラナシ、ゴアなど)をはじめとしたインド国内全域に豊富なネットワークを構築することが可能になった。2024年冬ダイヤから開始する。

 また、空飛ぶクルマ事業の合弁会社「Soracle」は、住友商事50%、JAL50%の出資比率で2024年6月3日設立。電動垂直離着陸機(eVTOL)を日本で運航する。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:47 | 材料でみる株価

ネオジャパンが高値に接近、AI活用ン新サービスに期待強まり株式消却も買い材料に

■消却は発行済株式総数の5%規模の株式を7月31日付(予定)で実施

 ネオジャパン<3921>(東証プライム)は6月4日、再び上値を追って始まり、取引開始後は6%高の1566円(84円高)まで上げ、今年4月につけた年初来の高値1567円に迫っている。3日付で、新サービスとして「AIの活用で顧客対応の効率と品質を向上させるカスタマーコミュニケーションハブ『NEOPORT』の提供を開始」と発表し、注目されている上、7月31日付で株式の消却を行うと5月30日に開示しており、買い材料視されている。

 消却は、3月に自社株買いで取得した株式85万株(取得前の自己株式を除く発行済株式総数の5.73%)を2024年7月31日(消却予定日)に行う。この分だけ株式価値の向上が図られる。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:23 | 材料でみる株価
2024年06月03日

ムーンバットが出直り強める、梅雨入り控え「同社史上最小」(全長11.7センチ)の傘などに期待集まる

■今期の業績予想は慎重だが雨や暑さ次第で上振れる期待が

 ムーンバット<8115>(東証スタンダード)は6月3日、前後場ともジリ高基調となり、13時30分にかけて5%高の848円(42円高)まで上げて出直りを強めている。日傘や雨傘などを手掛けるため株価的にも動意を強めやすい季節に入り、直近は折り畳むと全長11.7センチで開くと約80cmになる「ムーンバット史上最小」(同社ホームページ)の6段折りたたみ傘『ミラクルテック』などの新製品に期待して注目する動きがあるようだ。

 株価は5月14日の3月決算発表を境に水準を一段下げてもみ合っている。今期・2025年3月期の連結業績予想を営業利益3.5%増、親会社株主に帰属する当期純利益35.8%減などとしたためモノ足りなさがあったようだが、前期は「雨傘を含めたレイングッズの展開、販売が好調に推移」(決算短信より)し、「猛暑の影響によりパラソルマーケットが活況」「一部ブランドを中心にインバウンド消費の取り込みにも成功」としており、こうした展開はこの梅雨や夏も起こり得る可能性が高いとみられている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:11 | 材料でみる株価

ジオコードは後場再びストップ高、AIを活用した『名刺管理機能』やアイズとの業務提携に期待膨らむ

■名刺の写真などをアップロードすることでAIが情報を自動登録

 ジオコード<7357>(東証スタンダード)は6月3日、朝の取引開始後に続いて後場寄り後も再びストップ高の718円(100円高、16%高)で売買され、急伸商状となって約3ヵ月ぶりに700円台を回復している。Webマーケティングととクラウドセールステックを展開し、同日付で営業支援ツールの新機能として「AIを活用した『名刺管理機能』をリリース」と発表し、買い材料視されている。また、5月31日にクチコミマーケティングのプラットフォーム「トラミー」などのマッチングプラットフォーム事業を展開するアイズ<5242>(東証グロース)との業務提携を発表しており、こちらへの期待も強いようだ。

 発表によると、「AIを活用した『名刺管理機能』」は、ジオコードが開発・提供するクラウド営業支援・顧客管理ツール「ネクストSFA」の新機能として6月3日にリリースした。多くの時間と労力を要する名刺管理のデータ入力作業を、名刺の写真やスクリーンショットなどの画像を「ネクスト SFA」にアップロードすることでAIが文字データを認識し、社名、部署名、役職、氏名、電話番号、メールアドレスなどの企業情報が自動で登録される機能。名刺画像もデータとして保存されるため、企業のロゴやコーポレートカラーなどの視覚的な情報としても活用できるという。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:36 | 材料でみる株価

リヒトラブは後場も急伸のまま活況高、株主優待制度の導入を好感、上場維持基準は完全達成

■100株以上の株主に一律で新製品または限定製品3000円相当分

 リヒトラブ<7975>(東証スタンダード)は6月3日の後場、23%高の1296円(246円高)で始まり、朝方の1349円(299円高)に続いて急伸したまま売買され活況高となっている。前取引日の15時に株主優待制度の導入を発表し、毎年2月末日現在で100株以上を保有する株主を対象に2025年2月28日現在の株主から実施するとし、好感されている。

 発表によると、優待品は「当社新製品または株主様向け限定製品3000円相当分」。保有株数や保有期間名などの条件設定はなく、一律で100株以上を保有する株主に贈呈する。同社は、また、東証スタンダード市場の上場維持基準への完全適合を5月20日付で発表済み。唯一未達だった「流通株式時価総額」についても基準を達成と発表しており、買い安心感がある中での優待発表となり、買いの勢いが増す形になった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:52 | 材料でみる株価

グリッドが急伸、北海道電力と火力・水力最適化に関するAIエンジンを開発とし注目集中

■まず火力で1か月あたり約6億円の費用削減効果を確認

 グリッド<5582>(東証グロース)は6月3日、午前11時頃から急伸して一気にストップ高の2865円(500円高、21%高)まで上げ、前取引日の年初来安値から急反発となっている。「北海道電力と火力・水力需給計画最適化システム『ReNom Power』のAIエンジンを開発」と発表しており、買い材料として注目されている。25年春頃の本格導入を目指す。

 発表によると、北海道電力<9509>(東証プライム)では、脱炭素社会の実現および発電コストの低減に向けて、水力発電を有効活用することにより、火力発電所の稼働を抑制して化石燃料の消費量が最小となるよう需給計画を策定している。同電力は、14水系53箇所と、日本国内でも多くの水力発電所を保有しているため、日々の需給計画の策定において膨大な時間を要している。2022年9月から同AIエンジン開発に着手し、このうち、火力発電の需給計画最適化システムについては、24年3月に運用を開始し、燃料消費量削減により1か月あたり約6億円の費用削減効果が得られることを確認している。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:34 | 材料でみる株価