[材料でみる株価]の記事一覧
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記事一覧 (01/14)プレサンスコーポがストップ高買い気配、オープンハウスによるTOBに賛同の意、買い一色
記事一覧 (01/14)石油資源開発が再び出直る、CO2地下貯留に政府補助と伝えられ注目し直される
記事一覧 (01/14)日本製鉄は堅調に始まる、米USスチール買収に同国の同業も名乗り出る可能性が伝えられ3日ぶり反発基調
記事一覧 (01/10)Sansanは前後場とも次第高、法人向け名刺管理サービス「12年連続シェアNo1」などに注目集まる
記事一覧 (01/10)セブン&アイHDが後場、堅調相場に転換、投資会社アポロの買収参加観測が出て注目再燃
記事一覧 (01/10)フライトソリューションズが再び急伸、マイナンバーカード機能に関する報道に急反応の見方
記事一覧 (01/09)AnyMind Groupが再び出直る、ヘルスケア&ディープテック企業のベトナム展開を包括支援、期待強まる
記事一覧 (01/09)レナサイエンスはストップ高買い気配、脱毛症の臨床試験でミノキシジルを上回る結果など開示し期待強まる
記事一覧 (01/09)T&Gニーズは5か月ぶり1000円台に進む、配当方針を変更、今3月期末配当を20円増の30円に
記事一覧 (01/09)サワイグループHDが急反発、インフルエンザ後発薬、流行拡大で製造追いつかずとされ注目集まる
記事一覧 (01/08)川本産業は一時ストップ高のあと売買交錯、「ヒトメタニューモウイルス感染症」に急反応
記事一覧 (01/08)ファンデリーが3日連続大幅高、きょうは制限値幅(ストップ高幅)の臨時拡大も好感
記事一覧 (01/08)建設技術研究所が出直り強める、「港湾耐震化、税優遇全国に」など好感、株式分割後で買いやすさも
記事一覧 (01/08)三井金属が次第高、キャリア付極薄銅箔の生産体制増強など好感、データセンターなどへの用途が増加
記事一覧 (01/08)キオクシアHDが上場来の高値を更新、最先端メモリーを米社が採用とされ期待強まる
記事一覧 (01/08)千葉興銀が高値を更新、筆頭株主に「アリアケ・マスター・ファンド」、思惑買い
記事一覧 (01/07)マルマエが戻り高値を更新、「グリーンパートナー」東京エレクの上げが突出し連動高の期待
記事一覧 (01/07)エイトレッドが一段と出直る、生成AIを最大限に活用したAI受託開発を提供、期待と注目が再燃
記事一覧 (01/07)マーケットエンタープライズは2週間ぶりに高値を更新、リユースプラットフォーム「おいくら」など好調で値動きも追撃買い妙味
記事一覧 (01/07)日本製鉄は続落模様、USスチール買収にトランプ氏も疑義と伝わり様子見姿勢
2025年01月14日

プレサンスコーポがストップ高買い気配、オープンハウスによるTOBに賛同の意、買い一色

■TOB価格は1株2390円、すでに筆頭株主、完全子会社めざす

 プレサンスコーポレーション<3254>(東証スタンダード)は1月14日、買い気配のままストップ高の2357円(400円高、20%高)に達し、午前11時にかけてもまだ始値がつかないまま急伸相場となっている。前取引日・10日の夕方、オープンハウスG(オープンハウスグループ)<3288>(東証プライム)がプレサンスコーポ株式に対する公開買付(TOB)を発表。プレサンスコーポも賛同の意見表明を発表し、買い一色となった。TOB価格は1株2390円。完全子会社を目的とする。TOB成立後、プレサンスコーポ株式は上場廃止になる見込み。オープンハウスGの株価も高い。

 プレサンスコーポの1位株主はオープンハウスGで、オープンハウスGは戸建て住宅事業に加えてマンション志向の強い単身者、2人世帯を対象としたマンションの開発・分譲にも取り組んでいる。中期計画に基づき、この分野の許可・拡大も進めると見られている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:12 | 材料でみる株価

石油資源開発が再び出直る、CO2地下貯留に政府補助と伝えられ注目し直される

■CO2の地中圧入実証プロジェクトに参加、貯留の実用化めざす

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は1月14日、反発相場となり、1182円(45円高)まで上げた後も1170円前後で売買され、再び出直る相場となっている。掘削技術を応用してCO2を地中に圧入し、長期間とどまらせる方法の確立に向け、政府から受託した圧入実証試験などを行う日本CCS調査株式会社(JCCS)に筆頭株主として参加。14日は、「CO2地下貯留、費用補助」日本経済新聞1月14日付朝刊)と伝えられ、あらためて注目し直される相場となっている。

 CCSは、「工場や発電所などで発生するCO2を大気に排出する前に回収して地中に圧入し、長期間とどまらせる技術」(同社ホームページより)。「実用化には、CO2の圧入に適した地層の調査や、圧入するための坑井、そして長期かつ安定的に貯留するための技術や知見の確立が必要」。JCCSは、政府の実証プロジェクトとして北海道苫小牧沖海底下へのCO2大規模圧入の実証試験などを受託している。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:27 | 材料でみる株価

日本製鉄は堅調に始まる、米USスチール買収に同国の同業も名乗り出る可能性が伝えられ3日ぶり反発基調

■買収を取り止めた方が好材料になるとの見方が存在する展開に

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は1月14日、3050.0円(7.0円高)で始まったあと一進一退だが、大引けも堅調なら3取引日ぶりに反発する相場となっている。米USスチール買収(M&A)が「難航」する中で、米国の鉄鋼大手クリーブランド・クリフスも買収に名乗り出る可能性が伝えられ、推移が注目されている。「USスチールが一時10.2%高 米同業による買収観測で」(日経電子版1月14日朝)と伝えられた。

 報道によると、「クリーブランド・クリフスがライバル大手のニューコアと提携し、USスチールを買収する可能性があると米CNBCが13日に報じた」(同)。日本製鉄の買収案による買付価格は1株当たり55ドルだったが、クリフスは1株あたり30ドル台後半ですべて現金で買収する可能性があるとし、買収後に、USスチール傘下の電炉工場をニューコアに売却することを検討しているという。株価を見る限り、株式市場には、買収を取り止めた方が好材料になるとの見方が存在する展開になっている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:22 | 材料でみる株価
2025年01月10日

Sansanは前後場とも次第高、法人向け名刺管理サービス「12年連続シェアNo1」などに注目集まる

■シード・プランニング調べで売上シェアは84.1%に達したと10日発表

 Sansan<4443>(東証プライム)は1月10日、前後場とも次第高となり、15時にかけて12%高の2460円(261円高)まで上げ、急激な出直りとなっている。同日午前、法人向け名刺管理サービスで12年連続シェアNo.1となり、契約件数1万件を突破し売上シェアは84.1%に達したことを発表し、注目が集まった。

 発表によると、市場調査などを行う株式会社シード・プランニングが実施した法人向け有料名刺管理サービスの市場動向調査において、営業DXサービス「Sansan」の売上シェアが84.1%となり、12年連続となるシェアNo.1を獲得した。契約件数は2024年に1万件を突破した。直近では生成AIを活用した「Sansan Labs」の開発やユーザーコミュニティーの強化にも力をいれており、企業における営業DXの導入・推進を後押ししている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:29 | 材料でみる株価

セブン&アイHDが後場、堅調相場に転換、投資会社アポロの買収参加観測が出て注目再燃

■米アポロ・グローバル・マネジメント、創業家側に立つ形で買収に参加と伝えられる

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は1月10日、13時前から上値を追い始め、一時7%高の2550.0円(175.5円高)まで上げて前場の軟調相場から一転、堅調相場に転じている。昼12時50分にかけて、「セブンMBOに米アポロが出資を検討、最大1.5兆円規模−関係者」(ブルームバーグニュース1月10日昼12時43分)と伝えられ、買い材料視された。カナダのコンビニ会社などからの買収提案に対し新たな買い手が登場する可能性が出てきたため、注目が再燃した。

 報道によると、米アポロはプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントで、「セブンの創業家が5000億円、伊藤忠は1兆円超の株式(エクイティー)出資し、アポロは優先株で最大1兆5000億円、その他にファンドなども優先株で参加する方向で調整を進めている」(同)とされた。セブン&アイHDの株価は10日午前、第3四半期決算の大幅減益が要因となって値下がりしていたが、前引けにかけては次第に持ち直して一時小高くなっていた。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:26 | 材料でみる株価

フライトソリューションズが再び急伸、マイナンバーカード機能に関する報道に急反応の見方

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■本人確認サービスなどで先行、新株予約権の「行使促進相場」も

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は1月10日、再び急伸相場となり、21%高の184円(32円高)まで上げた後も180円前後で売買されている。12月中旬、「iPhoneへのマイナンバーカード機能搭載に向け本人確認サービスを強化」と発表するなど、マイナンバーカードに関する応用技術開発で先行しており、10日、「マイナ保険証移行で医療DX参入の波」(日経電子版1月10日早朝)と伝えられたことなどを受けて注目が再燃したとの見方が出ている。

 同社は2024年9月に第9回新株予約権を発行しており、株式市場では、いわゆる「権利行使促進相場」が意識されて株価が動意づきやすくなっているとの見方がある。このため動意づくと値動きが大きくなる傾向があるようで、動くだけで投機的な買いが入り、値動きが増幅されることもあるようだ。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:39 | 材料でみる株価
2025年01月09日

AnyMind Groupが再び出直る、ヘルスケア&ディープテック企業のベトナム展開を包括支援、期待強まる

■生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」など活用

 AnyMind Group(エニーマインドグループ)<5027>(東証グロース)は1は9日、再び出直りを強め、6%高の1107円(63円高)まで上げた後も堅調に売買され、約1か月ぶりに1100円台を回復している。同日午前、エイジングケア製品を開発しているヘルスケア&ディープテックカンパニーである株式会社NIL(読み:エヌアイエル、代表取締役社長・CEO佐藤正晃)との間で、これまでのタイとマレーシアに加え、ベトナムへの展開も包括的に支援することなどを発表し、買い材料視されている。

 発表によると、NIL社は、最新のナノ粒子化技術と天然由来の生理活性物質を組み合わせて、エイジングケア製品を開発しているヘルスケア&ディープテックカンパニー。2024年5月より、AnyMindGroupの支援のもと、タイとマレーシアにてブランドオフィシャルストアを立ち上げ、本格的に海外展開を開始した。AnyMindGroupは海外展開に関わる業務を包括的に支援しており、生成AIライブコマースプラットフォーム「AnyLive」を活用し、近年東南アジアで活用が進んでいるライブコマースも実施している。今回、タイとマレーシアに加え、ベトナムへの展開も支援することとなった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:18 | 材料でみる株価

レナサイエンスはストップ高買い気配、脱毛症の臨床試験でミノキシジルを上回る結果など開示し期待強まる

■2026年3月期に20万米ドルのマイルストーンを受領する予定

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は1月9日の前場、買い気配のままストップ高の382円(80円高、26%高)で推移し、午前11時を過ぎても値がつかないまま急伸相場となった。午前8時30分に男性型脱毛症および加齢性脱毛症を対象とする外用薬候補ET−02(RS5441)の米エイリオン社における第1相臨床試験結果についてのリリースを発表し、買い材料視されている。「ミノキシジルよりも多くの非軟毛の成長を示した」「26年3月期に(中略)20万米ドルのマイルストーンを受領する予定」などとしたため、注目集中となった。

 発表によると、ET−02(RS5441)の第1相臨床試験結果では、同じ実験移植モデルを用いた標準治療薬ミノキシジル(N=103)による発毛率の4倍高いという結果が得られた。2026年3月期に第2相試験における最初の患者登録が行われた際に20万米ドルのマイルストーンを受領する予定で、本マイルストーンは全額、26年3月期の売り上げとして計上される見込みとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:31 | 材料でみる株価

T&Gニーズは5か月ぶり1000円台に進む、配当方針を変更、今3月期末配当を20円増の30円に

■株主資本配当率(DOE)」を指標として採用

 T&Gニーズ(テイクアンドギヴ・ニーズ)<4331>(東証プライム)は1月9日、一段と出直って始まり、1040円(79円高)をつけたあとも堅調で2024年8月以来の1000円台に進んでいる。8日の15時30分に「配当方針の変更(DOE指標導入)」と「期末配当予想の修正(増配)」について発表し、好感されている。2025年3月期の期末配当は1株あたり前回予想比20円増の30円の予定とした。

 発表によると、強固な財務基盤を維持しつつ、継続的な配当を行う方針を更に明確にするため、この期より「株主資本配当率(DOE)」を指標として採用することとした。具体的には、DOE3.0%以上を目安に、配当金額を決定する。これにより、年間配当金は同20円増の1株40円(前期比でも20円の増配)の予定とした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:24 | 材料でみる株価

サワイグループHDが急反発、インフルエンザ後発薬、流行拡大で製造追いつかずとされ注目集まる

■供給一時停止のため商機を逃す形だが株価材料としてインパクトが

 サワイグループHD(サワイグループホールディングス)<4887>(東証プライム)は1月9日、急反発で始まり、取引開始後は6%高の2250.0円(124.5円高)まで上げ、約2週間ぶりに戻り高値を更新している。沢井製薬でインフルエンザ薬の「タミフル」後発医薬品がインフルエンザ流行拡大のため製造が追いつかず供給を一時停止と伝えられ、注目されている。

 「沢井製薬『タミフル』後発医薬品の供給を一時停止、インフルエンザ流行拡大で製造追いつかず」(TBSニュース1月9日06:46)などと伝えられ、需要の強さが認識された。供給を一時停止とあって商機を逃す形だが、株価材料としては注目度の強いニュースになっている。「タミフル後発薬のカプセルと水に混ぜて飲むドライシロップ型の供給を一時停止した。カプセルは2月上旬、ドライシロップは1月下旬に供給を再開する予定」(日本経済新聞1月9日付朝刊)という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:25 | 材料でみる株価
2025年01月08日

川本産業は一時ストップ高のあと売買交錯、「ヒトメタニューモウイルス感染症」に急反応

■WHO(世界保健機関)の発表を受け値幅狙いの買い殺到

 川本産業<3604>(東証スタンダード)は1月8日、急伸一段高となり、前場一時ストップ高の954円(150円高)まで上げた後も900円台で売買され、2024年8月以来の900円台に進んでいる。マスク素材などの医療用衛生材料の大手で、発熱や咳(せき)などの症状をともなう「ヒトメタニューモウイルス感染症」が中国で確認されたとWHO(世界保健機関)が1月7日付で発表したことや、国内でのインフルエンザの流行拡大などが買い材料視されている。中国の旧正月の休暇(春節)は1月28日から2月4日までとされており、訪日観光客の増加が見込まれることも意識されているようだ。

 同社株のほか中京医薬品<4558>(東証スタンダード)アゼアス<3161>(東証スタンダード)重松製作所<7980>(東証スタンダード)なども一時急伸商状となった。これらの銘柄は新型コロナが流行し始めた2020年初に急騰したことがあり、投機妙味が強いイメージがある。値幅狙いの買いが殺到したようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:47 | 材料でみる株価

ファンデリーが3日連続大幅高、きょうは制限値幅(ストップ高幅)の臨時拡大も好感

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■株主優待の導入、ファン株主2万人構想など好感され買い殺到

 ファンデリー<3137>(東証グロース)は1月8日、一段高となり、46%高の555円(175円高)まで上げた後も活況高のまま488円で前引けとなった。株主優待の導入に続き、ファン株主2万人構想の発表などを受けて昨7日まで2日連続ストップ高。8日は、東証が同社株式の制限値幅の臨時拡大(上限のみ)を発表したことを受けて一段と買いが増加した。

 制限値幅の臨時拡大は今日8日のみで、通常は80円高までのところを320円高まで許容した。「ファン株主2万人構想」は1月6日に発表。24年9月末現在の株主数は2241名のため、株主数を一挙に9倍まで拡大する構想となり、期待が高揚している。(HC)

【関連記事情報】2025年01月08日
ファンデリーは急伸、株主優待制度導入やファン株主2万人構想を好感、25年3月期は増収増益予想
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:31 | 材料でみる株価

建設技術研究所が出直り強める、「港湾耐震化、税優遇全国に」など好感、株式分割後で買いやすさも

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■25年1月1日を効力発生日として1株を2株の割合で分割

 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は1月8日、次第高となり、4%高に迫る2561円(89円高)まで上げて出直りを強めている。日本で最初の建設コンサルタント会社で、国土強靭化・河川流域防災などの大がかりな案件を手がける。8日は、「港湾耐震化、税優遇全国に、政府、25年度にも、気候変動に対応」(日本経済新聞1月8日付朝刊)と伝えられ、連想買いが増加したとの見方が出ている。

 報道によると、これまで南海トラフ地震などで大きな揺れや津波が想定される地域に限っていた特例措置の対象地域を全国に広げるという。「25年1月に開会する通常国会に港湾法の改正法案を提出することを目指す」(同)。同社の事業にとって追い風になると見られている。

 また、同社は2025年1月1日を効力発生日として、普通株式を1対2の割合で分割した。最低投資金額が下がり投資しやすくなっていることも寄与しているようだ。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:17 | 材料でみる株価

三井金属が次第高、キャリア付極薄銅箔の生産体制増強など好感、データセンターなどへの用途が増加

■1か月半ぶりに5000円台を回復

 三井金属<5706>(東証プライム)(1990年から呼称を三井金属に統一)は1月8日、次第高となり、午前10時40分にかけて8%高の5015円(379円高)まで上げ、約1か月半ぶりに5000円台を回復している。7日付で、「キャリア付極薄銅箔『MicroThin』生産体制の増強計画」と「『機能性液体事業化推進部』の設置について」の2件のリリースを発表しており、買い材料視されている。

 発表によると、生産体制を増強するキャリア付極薄銅箔「MicroThin」は、主に半導体パッケージ基板やスマートフォン用HDIプリント基板に使用されており、半導体パッケージ基板ではデータセンターや車載向けメモリー基板用途が増加している。また光モジュールや超高速インフラ用多層基板、超高速通信用フレキシブル基板などの新規用途への採用拡大により需要が伸長していくものと考えているとした。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:53 | 材料でみる株価

キオクシアHDが上場来の高値を更新、最先端メモリーを米社が採用とされ期待強まる

■昨年12月17日に株式を上場、旧・東芝メモリ

 キオクシアHD(キオクシアホールディングス)<285A>(東証プライム)は1月8日、続伸一段高となり、10%高に迫る2000円(174円高)まで上げて約3週間ぶりに上場来の高値を更新し、午前10時を過ぎても1960円前後で売買されている。旧・東芝メモリで、2024年12月17日に株式を上場。「米ピュア・ストレージ、キオクシアの最先端メモリー調達」(日経電子版1月6日午前)と伝えられたあたりから続伸相場となり、上場来の高値に進んだ。

 ピュア・ストレージは、「米GAFAなどに向け、長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーだけで構成された記憶装置によるデータ保存サービスを提供している」(同)とされ、「同サービスで新たに、キオクシアが四日市工場(三重県四日市市)で生産を始める記憶容量を1チップ当たり256ギガ(ギガは10億)バイトに高めた最先端メモリーを使う」という。使用されるメモリーは、キオクシアHDが「年内に生産を始める最先端メモリー」(同)になると伝えられた。(HC)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 10:22 | 材料でみる株価

千葉興銀が高値を更新、筆頭株主に「アリアケ・マスター・ファンド」、思惑買い

■地銀などの株式を取得しているファンドとされ推移に注目強まる

 千葉興業銀行<8337>(東証プライム)は1月8日、続伸基調で始まり、取引開始後は1514円(49円高)まで上げて約2週間ぶりに高値を更新、減資を考慮すると2008年以来の高嶺水準に進んでいる。7日午前、筆頭株主の異動について発表し、「アリアケ・マスター・ファンド(Ariake Master Fund)」(所在地ケイマン諸島)が筆頭株主になったとし、買い材料視されている。同ファンドの保有割合は、議決権割合でこれまでの9.64%(2024年9月30日現在、第2位株主)から19.93%(25年1月6日現在、第1位株主)になったとした。

 これまで第1位株主だったみずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)の株式会社みずほ銀行は第2位株主になった。アリアケ・マスター・ファンドは、ありあけキャピタル株式会社(東京都中央区)系の投資ファンドとされ、「ありあけキャピタルは、ゴールドマンサックス出身の田中克典氏が代表を務め、ファンドを通じて地銀などの株式を取得している」(ロイターニュースより)という。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 09:48 | 材料でみる株価
2025年01月07日

マルマエが戻り高値を更新、「グリーンパートナー」東京エレクの上げが突出し連動高の期待

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■第1四半期の売上高71%増加など業績好調なため買い安心感

 マルマエ<6264>(東証プライム)は1月7日の後場一段高となり、14時過ぎに9%高の1780円(147円高)をつけて2日ぶりに戻り高値を更新している。半導体製造装置やFPD(フラットパネル・ディスプレイ)製造装置の心臓部に当る真空パーツの開発製造などを行い、2024年12月27日に発表した第1四半期決算(24年9〜11月/連結)の大幅増益を受けて株価は翌30日に急伸。年明け初日は一服だったが、7日はNY株式市場での半導体株高を受けて一気に昨年末の急伸を上回る上げ相場となっている。

 第1四半期決算(24年9〜11月/連結)は売上高71%増加など業績好調だった。7日の活況高は米半導体株高が好感されたとの見方だが、同社は24年10月に東京エレクトロン<8035>(東証プライム)の「グリーンパートナー」に2年連続で認定されたと発表しており、その東京エレクトロン株が7日は13時過ぎに12%高まで上げ、日本の半導体関連株の中でも突出した上げ相場となっている。このためマルマエに対する注目度も格別のものになったとの見方がある。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:04 | 材料でみる株価

エイトレッドが一段と出直る、生成AIを最大限に活用したAI受託開発を提供、期待と注目が再燃

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■ソフトクリエイト開発のAI開発プラットフォームを用いシステム開発を高い水準で実現

 エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は1月7日、一段と出直る相場となり、1533円(22円高)をつけたあとも堅調に売買されている。同日午前、「生成AIを最大限に活用したAI受託開発を提供」と発表し、注目が強まった。

 発表によると、同社の持株会社ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)傘下のソフトクリエイトが開発したAI開発プラットフォーム「Safe AI Insights(セーフ エーアイ インサイツ)」を用いて、エイトレッドが開発した国内ワークフロー市場シェアNo.1製品のワークフローシステム「AgileWorks」及び「X−point Cloud」のSI開発を提供する。

 今回、「AgileWorks」「X−point Cloud」の帳票作成、回付作成、周辺システム連携等の開発に最大限AIを活用し、システム開発を高い水準で実現するSI開発を提供する。そのほか、AI開発プラットフォーム「Safe AI Insights」を活用したSI開発を可能としている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:21 | 材料でみる株価

マーケットエンタープライズは2週間ぶりに高値を更新、リユースプラットフォーム「おいくら」など好調で値動きも追撃買い妙味

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■「おいくら」サービスを導入した自治体は12月下旬で全国214に

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は1月7日、再び一段高となり、9%高の1549円(127円高)まで上げて約2週間ぶりに昨年来の高値を更新しながら活況高となっている。ネット型リユース事業で不要品の再活用を支援し、「高く売れるドットコム」や「おいくら」などのサイトを運営、モバイル通信事業なども展開。12月中旬に発表した株主優待制度の拡充を契機に株価は急騰し、その後の調整が浅いため、今期最高益見通しの業績への期待を背景に追撃買い妙味が高まったとの見方が出ている。

 リユースプラットフォーム「おいくら」は、不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。全国の自治体が、転居などにともなう不要品の減量やSDGsへの取組等を目的に「おいくら」を活用する事例が増えており、12月25日に連携をスタートした沖縄県島尻郡南風原町(赤嶺正之町長)により、「おいくら」サービスを導入した自治体は全国で214にのぼった。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 13:57 | 材料でみる株価

日本製鉄は続落模様、USスチール買収にトランプ氏も疑義と伝わり様子見姿勢

■会社側は7日午前に会見を開いたが株価の反応は今ひとつ

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は1月7日、小高く始まったあと次第に値を消し、一時3091.0円(67.0円安)まで軟化して2日続落模様となっている。米USスチール買収を巡り、トランプ次期米大統領が6日、「『関税によってより高収益で価値ある企業になるのに、なぜ売却したいのだろうか』と述べた」(時事ドットコム1月6日23時)と伝えられ、様子見姿勢が漂う感触になった。バイデン大統領は年初早々に買収中止命令を出したと伝えられたため、新旧の両大統領を「敵」に回す格好になった。

 日本製鉄は1月6日午前8時30分と夜9時に各々USスチール買収に関する「開示事項の経過」を発表し、7日は午前9時過ぎから橋本英二会長ほかが会見を行った。しかし、株価の反応は今ひとつとなっており、株式市場関係者からは、「トランプ発言によって一段と波が荒くなった」といった受け止め方が出ている。(HC)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 11:28 | 材料でみる株価